JPH07314288A - スピンドルユニットにおけるスピンドルの変位検出装置 - Google Patents

スピンドルユニットにおけるスピンドルの変位検出装置

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JPH07314288A
JPH07314288A JP11551294A JP11551294A JPH07314288A JP H07314288 A JPH07314288 A JP H07314288A JP 11551294 A JP11551294 A JP 11551294A JP 11551294 A JP11551294 A JP 11551294A JP H07314288 A JPH07314288 A JP H07314288A
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JP
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spindle
displacement
coil
radial
conical surface
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JP11551294A
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Okikazu Kuwabara
沖和 桑原
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Seiko Seiki KK
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Seiko Seiki KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スピンドルのラジアルおよびアキシャルの両
方向の変位を検出可能なスピンドルユニットにおけるス
ピンドルの変位検出装置を提供する。 【構成】 スピンドル50Aの外周面に沿って円錐形状
面2aを形成し、この円錐形状面2aに対向してラジア
ル方向およびアキシャル方向の両方向のスピンドルの変
位を検出可能な変位検出手段56a、56b、3a、3
b等を配置する。これらの変位検出手段56a、56
b、3a、3b等は、例えばコイルにより構成され、コ
イルとスピンドルの円錐形状面2aとのギャップの変化
に応じて、コイルのインダクタンスが変化する。このイ
ンダクタンスの変化に基づいてスピンドルのラジアルお
よびアキシャル方向の変位を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スピンドルユニットに
おけるスピンドルの変位検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の内面研削盤用のスピンドルユニッ
トの中には、モータのロータに機械式軸受けにより支え
られたスピンドルを取付け、このスピンドルの先端部に
砥石を固定したスピンドルユニットと呼称されるタイプ
のものがある。
【0003】なお、この明細書において「機械式軸受
け」の用語は、磁気軸受等の電磁気的な力によってスピ
ンドルを支える電気式軸受けを除く全ての軸受けを総称
するものとし、気体や油等による流体軸受け、ボールベ
アリング等のころがり軸受け、すべり軸受け等の各種軸
受けが含まれる。
【0004】図7及び図8は、このようなタイプの内面
研削盤用スピンドルユニットIGの一例の横断面図およ
びVIII-VIII 線に沿う断面図である。図7及び図8に示
すように、内面研削盤用スピンドルユニットIGは、ボ
ールベアリング51a〜51cにより回転自在に保持さ
れるスピンドル50を備えている。スピンドル50は、
ロータ部50aに螺入された砥石軸クイル部50cとに
より構成されている。スピンドル50は、ボールベアリ
ング51b、51c間に配置されたモータ55により回
転駆動される。砥石軸クイル部50cの左端には砥石5
3が取り付けられ、スピンドル50の回転によって被加
工物54が研削される。
【0005】スピンドル50のターゲットの近傍には、
スピンドル50のラジアル方向変位を検出する第1〜第
4コイル56a、56b、57a、57bが配設されて
いる。そして、図8に示すように、第1及び第2コイル
56a、56bは、ターゲットの外周に沿って垂直方向
に配置されてY軸方向の変位を検出し、第3及び第4コ
イル57a、57bは、Y軸に対して90度をなす水平
方向に配置されてX軸方向の変位を検出する。
【0006】また、第1〜第4コイル56a、56b、
57a、57bは、同一材料で構成され、スピンドル5
0の軸心から略同一距離に配置されている。そして、ス
ピンドル50のラジアル方向の変位量を第1〜第4コイ
ル56a、56b、57a、57bにより検出し、その
検出値に基づいて研削力の制御等を行っていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、研削を行う場
合に、スピンドル50は、熱変化や潤滑関係等に影響さ
れるため、ラジアル方向の変位ばかりではなく、アキシ
ャル方向にも変位してしまうことがある。
【0008】そのため、例えば、本来なら図9(a)に
示すように、砥石53aの外周面と同一形状の溝60a
が被研削材54に形成されるべきであるにも拘らず、図
9(b)に示すように、アキシャル方向に不正確な研削
がなされ、不良の溝60bが形成されることがあった。
かかる不正確な研削は、スピンドルのアキシャル方向の
変位を正確に検出し、その検出値に基づいてスピンドル
の位置制御を行うようにすれば、防止することが可能で
ある。
【0009】そこで、本発明の目的は、スピンドルのラ
ジアル方向の変位のみならず、アキシャル方向の変位を
も検出することが可能なスピンドルユニットにおけるス
ピンドルの変位検出装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、先端部に加工具を取付け可能であり、モータにより
回転駆動されるスピンドルと、このスピンドルを回転可
能に支持する軸受とを備えたスピンドルユニットにおい
て、前記スピンドルの外周面に沿って形成された円錐形
状面と、この円錐形状面に対向して、前記スピンドルの
ラジアル方向の変位を検出するラジアル方向変位検出手
段と、アキシャル方向の変位を検出するアキシャル方向
変位検出手段、とをスピンドルユニットにおけるスピン
ドルの変位検出装置に具備させて前記目的を達成する。
【0011】請求項2記載の発明では、先端部に加工具
を取付け可能であり、モータにより回転駆動されるスピ
ンドルと、このスピンドルを回転可能に支持する機械式
軸受けとを備えたスピンドルユニットにおいて、前記ス
ピンドルの外周面に沿って配置されたラジアル方向の変
位を検出するラジアル方向変位検出手段と、前記スピン
ドルのアキシャル方向変位箇所に対向配置されたアキシ
ャル方向変位検出手段、とをスピンドルユニットにおけ
るスピンドルの変位検出装置に具備させて前記目的を達
成する。
【0012】請求項3記載の発明では、先端部に加工具
を取付け可能であり、モータにより回転駆動されるスピ
ンドルと、このスピンドルを回転可能に支持する機械式
軸受けとを備えたスピンドルユニットにおいて、前記ス
ピンドルの外周面に沿って形成された円錐形状面と、こ
の円錐形状面に対向して、前記スピンドルのラジアル方
向の変位を検出するラジアル方向変位検出手段と、アキ
シャル方向の変位を検出するアキシャル方向変位検出手
段、とをスピンドルユニットにおけるスピンドルの変位
検出装置に具備させて前記目的を達成する。
【0013】
【作用】請求項1記載のスピンドルユニットにおけるス
ピンドルの変位検出装置では、スピンドルに形成された
円錐形状面に対向して、ラジアル方向変位検出手段を配
置し、スピンドルのラジアル方向の変位を求める。
【0014】また、円錐形状面に対向してアキシャル方
向変位検出手段を配置し、スピンドルのアキシャル方向
の変位を求める。請求項2記載のスピンドルユニットに
おけるスピンドルの変位検出装置では、軸受は機械式軸
受けからなっている。そして、スピンドルの外周面に沿
って配置されたラジアル方向変位検出手段が、スピンド
ルのラジアル方向の変位を求める。
【0015】また、アキシャル方向変位箇所に配置され
たアキシャル方向変位検出手段が、スピンドルのアキシ
ャル方向の変位を求める。請求項3記載のスピンドルユ
ニットにおけるスピンドルの変位検出装置では、軸受が
機械式軸受けであり、その他は請求項1記載の発明と同
様に動作する。
【0016】
【実施例】以下、本発明のスピンドルユニットにおける
スピンドルの変位検出装置の実施例を図1ないし図6を
参照して詳細に説明する。なお、既に説明した部分には
同一符号を付し、重複記載を省略する。
【0017】第1実施例 本実施例は、スピンドルのラジアルおよびアキシャルの
両方向の変位を、スピンドルの外周面に沿って略同一平
面上に配置した変位検出手段で検出する場合である。
【0018】図1ないし図3に示すように、短いスピン
ドル部1の左端面には、砥石軸クイル部2の右端面が固
定され、砥石クイル部2の右端部の外周面に沿って円錐
形状面2aが形成されている。砥石軸クイル部2の左端
部には「加工具」である砥石53が固定されている。
【0019】円錐形状面2aの外周には図示しない積層
電磁鋼板で構成されたターゲットが取り付けられ、この
ターゲットの近傍には、「ラジアル方向変位検出手段」
をなす第1〜第4コイル56a、56b、57a、57
bに加えて、「アキシャル方向変位検出手段」をなす第
5〜第8コイル3a、3b、4a、4bが配置されてい
る(図2参照)。
【0020】第5コイル3aは、第1と第3コイル56
a、57aに対してそれぞれ45度をなす位置に配置さ
れ、同様に第6コイル3bは、第2と第4コイル56
b、57bに対してそれぞれ45度をなす位置に配置さ
れ、第7コイル4aは、第1と第4コイル56a、57
bに対してそれぞれ45度をなす位置に配置され、第8
コイル4bは、第2と第3コイル56b、57aに対し
てそれぞれ45度をなす位置に配置されている。
【0021】また、図3(a)に示すように、第1と第
2コイル56a、56bのそれぞれの一端は高周波電源
5aを介して接続され、高周波電源5aはアースされて
いる。第1と第2コイル56a、56bのそれぞれの他
端は互いに接続され、その接続点は出力端子7aに接続
されている。そして、第1コイル56aと円錐形状面2
aとのギャップG1と、第2コイル56bと円錐形状面
2aとのギャップG2との間隔が等しくない場合には、
アースと出力端子7a間に交流出力信号S1が出力し、
ギャップG1とギャップG2とが等しい場合には、アー
スと出力端子7a間には交流出力信号S1は出力しな
い。
【0022】なお、第3と第4コイル57a、57bも
前述と同様の電気回路に構成されている。また、図3
(b)に示すように、第5コイル3aの一端は高周波電
源5bを介して基準となるインダクタンスを有する第1
ダミーコイル6aの一端に接続され、高周波電源5bは
アースされている。第5コイル3aの他端とダミーコイ
ル6aの他端とは互いに接続され、その接続点は出力端
子7bに接続されている。
【0023】同様に、第6コイル3bの一端は高周波電
源5cを介して第2ダミーコイル6bの一端に接続さ
れ、高周波電源5cはアースされている。第6コイル3
bの他端と第2ダミーコイル6bの他端とは互いに接続
され、その接続点は出力端子7cに接続されている。
【0024】なお、第7と第8コイル4a、4bも前述
と同様の電気回路に構成されている。次に、このように
構成された第1実施例の動作を、図4および図5を参照
しつつ説明する。スピンドル50Aが、ラジアル・アキシャル両方向に
変位していない場合(基準位置の場合)(図4(a)、
図5参照) この場合は、図4(a)に示すように、第1コイル56
aとスピンドル50Aの円錐形状面2aとがなすギャッ
プG1と、第2コイル56bと円錐形状面2aとがなす
ギャップG2とが等しくなる(G1=G2)。従って、
第1と第2コイル56a、56bのインダクタンスの差
が変化しないので、交流信号S1の出力は「0」Vとな
る。
【0025】同様に、第3と第4コイル57a、57b
のインダクタンスの差も変化しないので、交流信号の出
力(図示せず)も「0」Vとなる。また、第5コイル3
aと第1ダミーコイル6aとのインダクタンスの差も変
化しない。同様に、第6コイル3b〜第8コイル4bに
それぞれ対応する各ダミーコイルとのインダクタンスの
差も変化しないので、それぞれの交流出力信号は「0」
Vとなる。スピンドル50Aが、ラジアル方向にのみ変位した場
合(図4(b)の符号Y1および図5参照) この場合は、例えば、図4(b)に示すように、第1コ
イル56aと円錐形状面2aとがなすギャップG3と、
第2コイル56bと円錐形状面2aとがなすギャップG
4とを比較するとギャップG4の方が大きい(G4>G
3)。従って、この場合は、第1と第2コイル56a、
56bのインダクタンスの差が変化するので、差動トラ
ンス型センサのバランスが崩れ、交流信号S1として出
力する。この出力信号の大きさに基づいてスピンドルの
ラジアル方向の変位量を演算すればよい。スピンドル50Aが、アキシャル方向にのみ変位した
場合(図4(c)の符号X1および図5参照) この場合は、図4(c)に示すように、アキシャル方向
のみに変位するので、第1と第2コイル56a、56b
のインダクタンスの差、および第3と第4コイル57
a、57bのインダクタンスの差は、変化しない。
【0026】また、第5コイル3aと円錐形状面2aと
がなすギャップG5と、第6コイル3bと円錐形状面2
aとがなすギャップG6とは等しくなる(G5=G
6)。従って、第5と第6コイル3a、3bのそれぞれ
のインダクタンスは等しい。しかし、スピンドル50A
が基準位置(図4(a)参照)にある場合のインダクタ
ンスとは異なる。従って、図3(b)に示したダミーコ
イル6aと第5コイル3aのインダクタンスの差が生じ
るので、交流信号S2が出力する。この出力信号に基づ
いて変位量を演算することができる。スピンドル50Aが、ラジアルおよびアキシャの両
方向に変位した場合(図4(d)の符号X・Y1および
図5参照) この場合は、図4(d)に示すように、第5コイル3a
と円錐形状面2aとの間にはギャップG7が形成され、
第6コイル3bと円錐形状面2aとの間にはギャップG
8が形成される。これらのギャップにより第5コイル3
aと第6コイル3bのそれぞれのインダクタンスは、ス
ピンドル50Aが基準位置(図4(a)参照)にある場
合のインダクタンスとは異なる。従って、図3(b)に
示したダミーコイル6aと第5コイル3aのインダクタ
ンスの差が生じるので、交流信号S2が出力する。
【0027】以上をまとめたものが図5であるが、この
図5から明らかなように、スピンドル50Aがラジアル
およびアキシャルのいずれの方向に変位しても、変位方
向と変位量を検出することができる。すなわち、スピン
ドル50Aに形成された円錐形状面2aに対して、スピ
ンドル50Aの軸方向に略直角な同一平面上に変位を検
出する変位検出手段56a〜57b、3a、3b等を配
置し、その出力に対して適宜の演算処理を行えば、スピ
ンドル50Aがいずれの方向に変位しても、その変位量
を求めることができる。
【0028】なお、本実施例では第1と第2ダミーコイ
ル3a、3bからなる一対のダミーコイルと、第3と第
4のダミーコイル4a、4bからなる一対のダミーコイ
ルとの、合計二対のダミーコイルを使用した場合を説明
した。しかし、図5から明らかなように、スピンドルの
アキシャル両方向の変位に対するダミーコイルに基づく
出力信号は、各ダミーコイルの対ごとに全く同様に出力
される。従って、例えば、第1と第2のダミーコイル3
a、3bの一対のダミーコイルだけでも、本実施例と同
様に全てのアキシャル方向に対するスピンドルの変位量
を求めることができる。
【0029】また、本実施例では差動トランス型センサ
を用いる場合を説明したが、例えばホール素子変位セン
サを用いてもよい。更に、本実施例では軸受としてボー
ルベアリングを使用した場合について説明したが、磁気
軸受等の電磁気的な力による電気式軸受けや、流体軸
受、すべり軸受等の機械式軸受に対しても本発明を適用
できるのは勿論である。
【0030】第2実施例 本実施例は、機械式軸受けにおいて、スピンドルの外周
面に対向した位置と、ロータの後端面に対向した位置と
にそれぞれ変位検出手段を配置し、スピンドルのラジア
ル・アキシャル両方向の変位を検出するようにした場合
である。
【0031】図6に示すように、ロータ部50aの後端
面に対向して第9コイル8が配置されている。この第9
コイル8は、図示しないダミーコイルと高周波電源とに
接続されて差動トランス型センサが構成され、交流出力
信号が検出可能なようになっている(図3(b)参
照)。
【0032】次に、第2実施例の動作を説明する。スピ
ンドル50がアキシャル方向に変位すると、ロータ部5
0aの後端面と第9コイル8との間隔が変化するので、
第9コイル8のインダクタンスが変化する。従って、図
示しないダミーコイルとのインダクタンスの差が生じる
ので、交流出力信号が変化し、この変化に基づいてスピ
ンドルのアキシャル方向の変位量を求める。
【0033】なお、ラジアル方向の変位量は、従来と同
様に第1〜第4コイル56a〜57bのインダクタンス
の変化に基づいて求めればよい。また、本実施例では、
ロータ部50aの後端面に対向してコイル8を配置した
が、スピンドル50の外周面の適宜の位置にフランジを
突設し、このフランジに対向してコイル8を配置しても
よい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、スピンドルの外周面に沿って円錐形状面を形
成し、この円錐形状面に対向してラジアルおよびアキシ
ャル方向の変位検出手段を設けたので、ラジアル方向お
よびアキシャル方向の変位を検出することができる。ま
た、スピンドルユニットの軸方向の長さを短くすること
ができる。
【0035】請求項2記載の発明によれば、軸受として
ボールベアリングを使用した場合に、ラジアル方向とア
キシャル方向のそれぞれの変位を検出する変位検出手段
を設けたので、スピンドルを機械式軸受けで支持したス
ピンドルユニットのラジアルおよびアキシャル方向の変
位を確実に検出することができる。
【0036】請求項3記載の発明によれば、軸受として
機械式軸受けを使用した場合に、スピンドルの外周面に
沿って円錐形状面を形成し、この円錐形状面に対向して
ラジアルおよびアキシャル方向の変位検出手段を設けた
ので、ラジアルおよびアキシャル方向の変位を検出する
ことができる。また、スピンドルユニットの軸方向の長
さを短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の断面図である。
【図2】図1のII-II 線に沿う断面図である。
【図3】スピンドルの円錐形状面に対向配置したコイル
およびその回路を模式的に示す図であって、(a)は一
対のコイルのインダクタンスの差に基づく出力信号を発
生させる場合、(b)はコイルとダミーコイルとを一対
としてそのインダクタンスの差に基づく出力信号を発生
させる場合である。
【図4】図1に示すスピンドルの円錐形状面とコイルと
の相対的な位置関係を説明する図であって、(a)はス
ピンドルが基準位置にある場合、(b)はスピンドルが
ラジアル方向に変位した場合、(c)はスピンドルがア
キシャル方向に変位した場合、(d)はスピンドルがラ
ジアルおよびアキシャルの両方向に変位した場合の、そ
れぞれの図である。
【図5】図4に示したスピンドルの変位に対応したイン
ダクタンスの差の有無、および交流出力信号の有無を示
す一覧表である。
【図6】本発明の第2実施例の断面図である。
【図7】従来のスピンドルユニットの断面図である。
【図8】図7におけるVIII-VIII 線に沿う断面図であ
る。
【図9】従来の内面研削盤による不都合を説明する図で
ある。
【符号の説明】
1 スピンドル部 2 スピンドルの砥石軸クイル部 2a スピンドルの円錐形状面 3a 第5コイル(アキシャル方向変位検出手段) 3b 第6コイル(アキシャル方向変位検出手段) 4a 第7コイル(アキシャル方向変位検出手段) 4b 第8コイル(アキシャル方向変位検出手段) 5a〜5c 高周波電源 6a、6b ダミーコイル(アキシャル方向変位検出
手段) 50A スピンドル 50a ロータ部 51a〜51c ボールベアリング(軸受) 53 砥石(加工具) 55 モータ 56a 第1コイル(ラジアル方向変位検出手段) 56b 第2コイル(ラジアル方向変位検出手段) 57a 第3コイル(ラジアル方向変位検出手段) 57b 第4コイル(ラジアル方向変位検出手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部に加工具を取付け可能であり、モ
    ータにより回転駆動されるスピンドルと、このスピンド
    ルを回転可能に支持する軸受とを備えたスピンドルユニ
    ットにおいて、 前記スピンドルの外周面に沿って形成された円錐形状面
    と、 この円錐形状面に対向して、前記スピンドルのラジアル
    方向の変位を検出するラジアル方向変位検出手段と、ア
    キシャル方向の変位を検出するアキシャル方向変位検出
    手段とを備えたことを特徴とするスピンドルユニットに
    おけるスピンドルの変位検出装置。
  2. 【請求項2】 先端部に加工具を取付け可能であり、モ
    ータにより回転駆動されるスピンドルと、このスピンド
    ルを回転可能に支持する機械式軸受けを備えたスピンド
    ルユニットにおいて、 前記スピンドルの外周面に沿って配置されたラジアル方
    向の変位を検出するラジアル方向変位検出手段と、 前記スピンドルのアキシャル方向変位箇所に対向配置さ
    れたアキシャル方向変位検出手段とを備えたことを特徴
    とするスピンドルユニットにおけるスピンドルの変位検
    出装置。
  3. 【請求項3】 先端部に加工具を取付け可能であり、モ
    ータにより回転駆動されるスピンドルと、このスピンド
    ルを回転可能に支持する機械式軸受けとを備えたスピン
    ドルユニットにおいて、 前記スピンドルの外周面に沿って形成された円錐形状面
    と、 この円錐形状面に対向して、前記スピンドルのラジアル
    方向の変位を検出するラジアル方向変位検出手段と、ア
    キシャル方向の変位を検出するアキシャル方向変位検出
    手段とを備えたことを特徴とするスピンドルユニットに
    おけるスピンドルの変位検出装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009061571A (ja) * 2007-09-10 2009-03-26 Ntn Corp 工作機械主軸用スピンドル装置
WO2011108831A3 (ko) * 2010-03-02 2012-01-12 주식회사 디엔엠 테크놀로지 변위 센서 및 이를 이용한 자기 베어링 시스템
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