JPH07314163A - 溶接装置 - Google Patents

溶接装置

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JPH07314163A
JPH07314163A JP6115374A JP11537494A JPH07314163A JP H07314163 A JPH07314163 A JP H07314163A JP 6115374 A JP6115374 A JP 6115374A JP 11537494 A JP11537494 A JP 11537494A JP H07314163 A JPH07314163 A JP H07314163A
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JP
Japan
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welded
filler wire
wire
guide nozzle
wire guide
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Application number
JP6115374A
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English (en)
Inventor
Shigeru Adachi
茂 安達
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH07314163A publication Critical patent/JPH07314163A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/20Bonding
    • B23K26/21Bonding by welding
    • B23K26/211Bonding by welding with interposition of special material to facilitate connection of the parts

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィラワイヤが安定して供給ができるように
する。 【構成】 支持部材26のV字形状の溝部でフィラワイ
ヤ17の2点を支持し、フィラワイヤ17と当接した押
圧部材27を介して弾性部材28でフィラワイヤ17を
支持部材26に押圧する。これによって、フィラワイヤ
17が支持部材26に密着するので、フィラワイヤ17
を安定して溶接部に供給できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、フィラワイヤを使用
する溶接装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11及び図12は、例えば特開昭63
−52787号公報に示された従来のレーザビーム溶接
装置の斜視図である。図13及び図14はそれぞれ図1
1及び図12の動作状態を示す説明図である。図15は
図11の光路系の説明図である。
【0003】図11〜図15において、1はベース、2
及び3は前部及び後部クランプ装置でベース1上に前後
に所定の間隔をおいて設けられている。4はシャー装置
で、両クランプ装置2及び3の間を進退する。5はバッ
クバー装置で、両クランプ装置2及び3の間を左右方向
から進退する。6は上部ベッドで、後部クランプ装置3
の上部に取り付けられている。7及び8は溶接キャリッ
ジ装置で、上記ベッド6の上を左右方向すなわち両スト
リップの端面方向及び前後方向並びに両ストリップ端面
間を垂直方向に加工ヘッド9を移動させる。
【0004】10は伝送管で、レーザ発振器11で発生
したレーザビームを伝送する。12は先行ストリップか
らなる被溶接部材、13は後行ストリップからなる被溶
接部材、矢印Aは各被溶接部材12及び13の送行方向
を示す。14はミラーで、レーザビームの光路を変更す
る。15は加工ヘッド9の内部に取り付けられている集
光光学装置で、例えば集光レンズまたは集光ミラーを使
用する。16はレーザビームである。
【0005】図16は例えば実開昭63−29687号
公報あるいは特開平3−27886号公報に示された従
来のレーザビーム装置の要部を示す構成図である。図1
6において、17はフィラワイヤ、18はフィラワイヤ
17が巻き付けられたドラム、19はフィラワイヤ17
の巻きぐせを取るためのワイヤストレーナ、20はフィ
ラワイヤ17を溶接部へ供給するためのピンチローラ、
21はワイヤガイドノズルで、フィラワイヤ17を溶接
部へ供給する案内である。
【0006】図17はフィラワイヤガイドノズル21の
断面図である。図17において、穴21aは円形状でフ
ィラワイヤ17の直径より0.1mm程度大きくしてあ
る。例えば、フィラワイヤの直径が0.9mmの場合、
穴径を1.0mmとする。
【0007】次に動作を説明する。鉄鋼プロセスライン
においては、ストリップが酸洗い、メッキ、熱処理など
の連続処理が行われている場合は、被溶接部材であるス
トリップが図11の矢印Aの方向に走行している。そし
て、被溶接部材が送られて終端にくると、先行の被溶接
部材12が図13に示すようにシャー装置4の刃幅4a
内に導かれて停止する。この状態になると、後行の被溶
接部材13が先端部をシャー装置4の刃幅4a内に送り
込まれて止まる。そして、図11及び図13に示すよう
に、バックバー装置5が後退し、シャー装置4が前進し
て前部クランプ装置2と後部クランプ装置3との間に位
置する。
【0008】次いで、両クランプ装置2及び3で被溶接
部材12及び13を保持した後、シャー装置4の上部シ
ャー刃が下降して溶接に必要な精度で、両被溶接部材1
2及び13の対向する端部を切断する。引き続いて、図
12及び図14に示すようにシャー装置4が後退し、バ
ックバー装置5が前進して前部クランプ装置2と後部ク
ランプ装置3との間に位置する。次いで、前部クランプ
装置2を後部クランプ装置3の側へシャー装置4の刃幅
4a分だけ移動させて、先行の被溶接部材12の切断面
と後行の被溶接部材13の切断面とを突き合わせる。次
いで、突き合わされた両被溶接部材12及び13の突き
合わせ部の上に加工ヘッド9がくるように、溶接キャリ
ッジ装置8を前後方向、すなわち、両被溶接部材12及
び13の端面に対して直角方向に移動させてセットす
る。
【0009】このようにして溶接準備が整ったならば、
伝送管10を介して図11に示すように、レーザ発振器
11で発生されたレーザビーム16をミラー14により
方向を変え、かつ集光光学装置15により両被溶接部材
12及び13の突き合わせ部の上へ集光させて溶接を開
始する。突き合わされた両被溶接部材12及び13の隙
間を埋めるために、図示されていないモータでピンチロ
ール20を回転させ、フィラワイヤ17をフィラワイヤ
ガイドノズル21を通して溶接部へ供給しながら溶接キ
ャリッジ装置7を左右方向、すなわち両被溶接部材12
及び13の端面方向に移動させることによって、両被溶
接部材12及び13を連続して溶接する。
【0010】なお、フィラワイヤ17は、ドラム18に
巻き付けられているために巻きぐせが発生しているの
で、ドラム18とピンチロール20との間に配置したワ
イヤストレーナ19で巻きぐせを矯正する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来のレーザビーム溶
接装置は以上のように構成されているので、ワイヤスト
レーナ19でフィラワイヤ17のドラム18の巻きぐせ
を完全な直線にするのが難しい。したがって、図18に
示すようにレーザビーム16の集光光学装置15のスポ
ット位置からフィラワイヤ17がずれた場合には、フィ
ラワイヤ17が溶け残るので、溶接不良が発生するとい
う問題点があった。
【0012】また、先行の被溶接部材12と後行の被溶
接部材13との板厚が異なる場合には、フィラワイヤ1
7が薄板側へ逃げやすいため、フィラワイヤ17が溶け
残るという溶接不良が発生するという問題点があった。
【0013】さらに、図19の例えば実開昭62−41
474号公報に示された電気溶接用ガイドノズル21の
ように、フィラワイヤ17をフィラワイヤ17に当接し
た押圧部材22を介してばね23でガイドノズル21に
押圧することが提案されている。しかし、ばね23で押
圧された部分のフィラワイヤ17はガイドノズル21に
当接するが、ガイドノズル21の穴が円形状のため、こ
れをレーザビーム溶接装置に適用すると、弾性変形して
先端がレーザビーム16スポット位置からずれる。した
がって、フィラワイヤ17が溶け残るので、溶接不良が
発生するという問題点があった。
【0014】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、フィラワイヤが安定して供給で
きる溶接装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に係る溶接装置
の請求項1は、第1の被溶接部材と第2の被溶接部材と
の突き合わせ部に沿って移動し、移動方向に所定の角度
で傾斜するようにワイヤガイドノズルで支持した断面が
円形状のフィラワイヤを両被溶接部材の突き合わせ部に
供給し、フィラワイヤに加工ヘッドから熱源を照射して
両被溶接部材間を溶接する溶接装置において、ワイヤガ
イドノズルをフィラワイヤの直径を通る線に対して一方
の円弧部でフィラワイヤの2点が当接する溝部を有する
支持部材と、フィラワイヤと当接する押圧部材と、この
押圧部材と支持部材との間に配置され押圧部材を介して
フィラワイヤを支持部材に押圧する弾性部材とで構成し
たものである。
【0016】請求項2は、第1の被溶接部材と第2の被
溶接部材との突き合わせ部に沿って移動し、移動方向に
所定の角度で傾斜するようにワイヤガイドノズルで支持
した断面が円形状のフィラワイヤを両被溶接部材の突き
合わせ部に供給し、フィラワイヤに加工ヘッドから熱源
を照射して両被溶接部材間を溶接する溶接装置におい
て、ワイヤガイドノズルを支持してワイヤガイドノズル
の移動方向に対して直角方向に左右交互に移動させる移
動手段を設けたものである。
【0017】請求項3は、請求項2において、移動手段
はワイヤガイドノズルを保持した保持体と、この保持体
と加工ノズルとの間に取り付けられワイヤガイドノズル
の移動方向に対して直交する方向に移動できるように保
持体を支持した直線軸受と、保持体と加工ノズルとの間
に直線軸受の支持方向に送りができるように取り付けら
れた送りねじと、この送りねじを駆動する駆動手段と、
両被溶接部材の突き合わせ部に沿ってワイヤガイドノズ
ルが一方側と他方側とに交互に移動するように駆動手段
を所定の周期で正転と反転とを繰り返すように制御する
制御手段とで構成されているものである。
【0018】請求項4は、第1の被溶接部材と、この第
1の被溶接部材より板厚が薄い第2の被溶接部材との突
き合わせ部に沿って移動し、移動方向に所定の角度で傾
斜するようにワイヤガイドノズルで支持した断面が円形
状のフィラワイヤを両被溶接部材の突き合わせ部に供給
し、フィラワイヤに加工ヘッドから熱源を照射して両被
溶接部材間を溶接する溶接装置において、フィラワイヤ
が両被溶接部材の板厚の段差部の第1の被溶接部材の板
厚面に沿うようにワイヤガイドノズルを制御する移動手
段を設けたものである。
【0019】請求項5は、請求項4において、移動手段
はワイヤガイドノズルを保持した保持体と、この保持体
と加工ノズルとの間に取り付けられワイヤガイドノズル
の移動方向に対して直交する方向に移動できるように保
持体を支持した直線軸受と、保持体と加工ノズルとの間
に直線軸受の支持方向に送りができるように取り付けら
れた送りねじと、この送りねじを駆動する駆動手段と、
両被溶接部材の突き合わせ部に沿ってワイヤガイドノズ
ルが移動するように駆動手段を制御する制御手段とで構
成されているものである。
【0020】請求項6は、第1の被溶接部材と、この第
1の被溶接部材より板厚が薄い第2の被溶接部材との突
き合わせ部に沿って移動し、移動方向に所定の角度で傾
斜するようにワイヤガイドノズルで支持した断面が円形
状のフィラワイヤを両被溶接部材の突き合わせ部に供給
し、フィラワイヤに加工ヘッドから熱源を照射して両被
溶接部材間を溶接する溶接装置において、ワイヤガイド
ノズルを加工ヘッドを中心にして回動し、フィラワイヤ
が両被溶接部材の板厚の段差部の第1の被溶接部材の板
厚面に沿うようにワイヤガイドノズルを制御する移動手
段を設けたものである。
【0021】請求項7は、請求項6において、移動手段
は加工ヘッドの中心軸を中心にして回転可能な回転体
と、この回転体に固着されてワイヤガイドノズルを保持
した保持体と、回転体を回転駆動させる駆動手段と、こ
の駆動手段の回転を制御する制御手段とで構成されてい
るものである。
【0022】請求項8は、請求項4から請求項7のいず
れかにおいて、フィラワイヤの先端を第1の被溶接部材
の板厚面に沿わせてワイヤガイドノズルを第2の被溶接
部材側へ20度から90度の角度に配置するように構成
したものである。
【0023】請求項9は、請求項2から請求項8のいず
れかにおいて、ワイヤガイドノズルはフィラワイヤの直
径を通る線に対して一方の円弧部でフィラワイヤの2点
が当接する溝部を有する支持部材と、フィラワイヤと当
接する押圧部材と、この押圧部材と支持部材との間に配
置され押圧部材を介してフィラワイヤを支持部材に押圧
する弾性部材とで構成されているものである。
【0024】請求項10は、請求項1又は請求項9にお
いて、溝部はV字形状に形成されているものである。
【0025】請求項11は、請求項1、請求項9又は請
求項10において、フィラワイヤの2点が水平線上で支
持部材と当接し、垂直線上で押圧部材がフィラワイヤと
当接するようにしたものである。
【0026】請求項12は、請求項1又は請求項9から
請求項11のいずれかにおいて、弾性部材をばねにした
ものである。
【0027】請求項13は、請求項2から請求項8のい
ずれかにおいて、ワイヤガイドノズルはフィラワイヤの
直径を通る線のフィラワイヤの両側でフィラワイヤが滑
走できる第1の幅とし、この第1の幅の方向に対して垂
直方向の第2の幅が第1の幅より大きい溝部でフィラワ
イヤを支持するようにしたものである。
【0028】
【作用】この発明における溶接装置の請求項1は、支持
部材の溝部でフィラワイヤの2点を支持し、押圧部材を
介して弾性部材でフィラワイヤを支持部材に押圧するこ
とにより、ワイヤガイドノズルとフィラワイヤとの隙間
がないので、フィラワイヤを安定して供給でき、フィラ
ワイヤの溶け残りを防止できる。
【0029】請求項2は、ワイヤガイドノズルを支持し
てワイヤガイドノズルの移動方向に対して直角方向に左
右交互に移動させる移動手段を設けたことにより、フィ
ラワイヤへの熱源の照射がよくなるので、フィラワイヤ
の溶け残りを防止できる。
【0030】請求項3は、請求項2の移動手段がワイヤ
ガイドノズルを保持した保持体を直線軸受で支持し、保
持体を送りねじを介して駆動手段で正転と反転とを繰り
返すことにより、ワイヤガイドノズルを左右交互に移動
させるので、請求項2における作用の他に、構成が簡易
化される。
【0031】請求項4は、フィラワイヤが両被溶接部材
の板厚の段差部の第1の被溶接部材の板厚面に沿うよう
にワイヤガイドノズルを制御することにより、フィラワ
イヤの供給が安定化でき、フィラワイヤの溶け残りが防
止できる。
【0032】請求項5は、請求項4の移動手段がワイヤ
ガイドノズルを保持した保持体を直線軸受で支持し、保
持体を送りねじを介して駆動手段で駆動してワイヤガイ
ドノズルが両被溶接部材の突き合わせ部に沿って移動す
るように制御することにより、フィラワイヤの供給が安
定化でき、フィラワイヤの溶け残りが防止できる。
【0033】請求項6は、ワイヤガイドノズルを加工ヘ
ッドを中心にして回動し、フィラワイヤが両被溶接部材
の板厚の段差部の第1の被溶接部材の板厚面に沿うよう
にワイヤガイドノズルを制御することにより、フィラワ
イヤの供給が安定化でき、フィラワイヤの溶け残りが防
止できる。
【0034】請求項7は、請求項6の移動手段が加工ヘ
ッドを中心にして回転する回転体でノズルを保持し、回
転体を回転駆動する駆動手段を制御手段で制御すること
により、請求項6の作用の他に、構成が簡易化される。
【0035】請求項8は、請求項4から請求項7のいず
れかのフィラワイヤの先端を第1の被溶接部材の板厚面
に沿わせてワイヤガイドノズルを第2の被溶接部材側へ
20度から90度の角度に配置したことにより、フィラ
ワイヤが薄板側へ逃げるのを抑制できるので、フィラワ
イヤの供給が安定化でき、フィラワイヤの溶け残りが防
止できる。
【0036】請求項9は、請求項2から請求項8のいず
れかのワイヤガイドノズルを、支持部の溝部にフィラワ
イヤの直径を通る線に対してフィラワイヤの一方の円弧
部の2点が当接し、フィラワイヤと当接した押圧部材を
介して弾性部材でフィラワイヤを支持部材に押圧するよ
うに構成したことにより、ワイヤガイドノズルとフィラ
ワイヤとの隙間がないので、フィラワイヤを安定して供
給でき、フィラワイヤの溶け残りが防止できる。
【0037】請求項10は、請求項1又は請求項9のワ
イヤガイドノズルの溝部をV字形状にしたことにより、
フィラワイヤが溝部と2点で当接するので、フィラワイ
ヤを安定して供給できる。
【0038】請求項11は、請求項1、請求項9又は請
求項10において、フィラワイヤの2点が水平線上で支
持部材と当接し、垂直線上で押圧部材がフィラワイヤと
当接するように構成したことにより、フィラワイヤを安
定して供給できる。
【0039】請求項12は、請求項1又は請求項9から
請求項11のいずれかにおいて、弾性部材をばねにした
ことにより、フィラワイヤを安定して供給できる。
【0040】請求項13は、請求項2から請求項8のい
ずれかのワイヤガイドノズルをフィラワイヤの直径を通
る線のフィラワイヤの両側でフィラワイヤが滑走できる
第1の幅とし、第1の幅の方向に対して垂直方向の第2
の幅が第1の幅より大きい溝部でフィラワイヤを支持す
るように構成したことにより、フィラワイヤを安定して
供給できる。
【0041】
【実施例】
実施例1.以下、実施例1について説明する。図1は発
明の要部を示す構成図である。図2は図1のII−II
線の断面図である。図1及び図2において、5、9、1
2、13、15〜20は従来のものと同様である。
【0042】24はフィラワイヤ17の2点が図示の水
平線上で当接するように形成したV字形状の溝部24a
を有する本体で、フィラワイヤ17の直径を通る線に対
して図2の図示下方でフィラワイヤ17が溝部24aに
当接する。25は断面が凹字形状の押さえ板で、本体2
4と固着される。なお、本体24と押さえ板25とで支
持部材26が構成されている。27は押圧部材で、図2
の図示の垂直線上でフィラワイヤ17と当接する。28
は押圧部材27と押さえ板25との間に配置された弾性
部材で、押圧部材27を介してフィラワイヤ17を本体
24に押圧する。なお、26〜28でワイヤガイドノズ
ル29を構成している。
【0043】なお、弾性部材28はコイルばね、板ば
ね、ゴム等の他に弾性を有するものが適用できる。ま
た、一般にドラム18、ワイヤストレーナ19、ピンチ
ローラ20及びワイヤガイドノズル29は一体で支持さ
れるが、ワイヤガイドノズル29を分離して支持するこ
ともできる。
【0044】次に動作について説明する。図1及び図2
において、ドラム18に巻かれたフィラワイヤ17がワ
イヤストレーナ19を通してピンチローラ20によって
ワイヤガイドノズル29から溶接部へ供給される。フィ
ラワイヤ17がワイヤガイドノズル29を通過すると
き、押圧部材27で溝部24aに押し付けられるので、
フィラワイヤ17の巻きぐせが矯正されて直線状にな
る。
【0045】そのため、図3に示すようにフィラワイヤ
17に多少の巻きぐせが残っていても、レーザビーム1
6がフィラワイヤ17に照射されるので、フィラワイヤ
17の溶け残りが発生することなく、安定した溶接がで
きる。また、フィラワイヤ17の直径が異なるものに対
しても、弾性部材28の弾性力の範囲内で柔軟に対応で
きる。
【0046】実施例2.図4は実施例2の要部を示す断
面図である。図4において、30はフィラワイヤ17の
2点が図示の水平線上で当接するように形成した図示上
方に拡開した溝部30aを有する本体で、フィラワイヤ
17の直径を通る線に対して図示下方でフィラワイヤ1
7が溝部30aに当接する。押さえ板25と本体30と
で支持部材26aが構成されている。また、26a、2
7、28でワイヤガイドノズル31が構成されている。
なお、溝部30aの形状は、U字形状、2次曲線形状、
小判形状等のように上方が拡開した形状であれば、実施
例1と同様の効果が期待される。
【0047】実施例3.図5は実施例3の要部を示す構
成図である。図6は図5のVI−VI線からみた側面図
である。図5及び図6において、32は保持体で、ドラ
ム18、ワイヤストレーナ19、ピンチローラ20及び
ワイヤガイドノズル26が装着されている。33は保持
体32と加工ノズル9との間に取り付けられた直線軸受
で、ワイヤガイドノズル29が移動する両被溶接部材1
2及び13の溶接線の方向と直交する方向に保持体32
が移動できるように保持している。
【0048】34は保持体32と加工ノズル9との間に
取り付けられた送りねじで、直線軸受33で支持された
保持体32を移動させる。35は送りねじ34を駆動す
る駆動手段で、モータである。36は駆動手段35を正
転と反転とを繰り返し制御する制御手段で、両被溶接部
材12及び13の突き合わせ部の溶接線に沿ってフィラ
ワイヤ17が両被溶接部材12及び13の各側に交互に
移動するようにフィラワイヤガイド29を移動させる。
なお、32〜36で移動手段37を構成している。
【0049】上記構成において、両被溶接部材12及び
13の板厚が同じである場合、溶接時に両被溶接部材1
2及び13の突き合わせ部である溶接線に沿ってワイヤ
ガイドノズル29を移動させるとともに、制御手段36
が駆動手段35を高サイクルで正転と反転とを繰り返し
制御する。これによって、送りねじ34を介して直線軸
受33に取り付けられたワイヤガイドノズル29を両被
溶接部材12及び13の突き合わせ部の溶接線に対して
直角方向に高サイクルで両被溶接部材12及び13の一
方側と他方側とに交互に移動させる。
【0050】このように、フィラワイヤ17を両被溶接
部材12及び13の一方側と他方側とに交互に移動させ
ることによって、固定されたレーザビーム16とフィラ
ワイヤ17とのずれがあったとしても、フィラワイヤ1
7が移動されるのでレーザビーム16が照射されて溶け
残りがなくなり、安定した溶接が得られる。なお、一般
にレーザビームを振動させることが採用されているが、
被溶接部材への溶融池が増えるため入熱量が多く必要と
なり、溶接速度が遅くなる。
【0051】実施例4.図7は実施例4の要部を示す側
面図である。図7は先行の被溶接部材12より後行の被
溶接部材13の板厚が薄い場合を示すもので、構成は実
施例3と同じである。
【0052】図7において、移動手段37の駆動手段3
5でワイヤガイドノズル29を後行の薄板の被溶接部材
13側へ移動して、両被溶接部材12及び13の板厚の
差で形成された段差部の被溶接部材12の切断面である
板厚面側にフィラワイヤ17が沿うように制御手段36
で制御する。これによって、フィラワイヤ17が両被溶
接部材12及び13の段差部に沿って移動し、安定した
供給ができるので、フィラワイヤ17の溶け残りが防止
できる。
【0053】実施例5.図8は実施例5の要部を示す構
成図である。図8において、38は軸受で、加工ヘッド
9と同心状に加工ヘッド9に固着されている。39aは
軸受38で支持されたギヤー、39bはギヤー39aと
噛み合ったギヤーである。なお、39a、39bで回転
体40を構成している。41はギヤー39bと連結され
たモータからなる駆動手段、42は制御手段で、駆動手
段41を駆動制御する。なお、38、39a、39b、
41、42で移動手段43を構成している。
【0054】上記構成において、両被溶接部材12及び
13の板厚が異なる場合、制御手段42で駆動手段41
のモータを回転制御して、ワイヤガイドノズル29を薄
板の被溶接部材13側へ移動して、両被溶接部材12及
び13の板厚の差で形成された段差部の被溶接部材12
の切断面である板厚面側にフィラワイヤ17が沿うよう
にする。これによって、フィラワイヤ17が両被溶接部
材12及び13の段差部に沿って移動し、安定した供給
ができるので、フィラワイヤ17の溶け残りが防止でき
る。
【0055】実施例6.図9は実施例6の要部を示す平
面図である。他の構成は実施例5の図8と同じものであ
る。被溶接部材13の板厚が被溶接部材12より薄い場
合に、駆動手段42を回転制御して図9に示すようにワ
イヤガイドノズル26を薄板の被溶接部材13側へθ=
20゜〜90゜の範囲で回転させる。この状態でフィラ
ワイヤ17が被溶接部材12の板厚面側に沿うように移
動させながらレーザビーム16をフィラワイヤ17に照
射する。
【0056】この場合に、両被溶接部材12及び13の
突き合わせ部からレーザビーム16の集光点16aまで
の距離Lを縮めることができるので、安定した溶接がで
きる。なお、フィラワイヤ17が両被溶接部材12及び
13の突き合わせ部と平行、すなわちθ=0゜としたと
きに対して、ワイヤガイドノズル29を回転させて角度
をθ=20゜にすれば距離Lが6%短くなり、θ=90
゜のときに距離Lが100%短くなる。
【0057】実施例7.上記実施例4では両被溶接部材
12及び13の板厚が異なる場合に、厚板の被溶接部材
12の板厚面側にフィラワイヤ17が沿うようにワイヤ
ガイドノズル29を制御するものについて説明したが、
実施例6と同様にワイヤガイドノズル29の角度をθ=
20゜〜90゜の範囲で回転させることによって、実施
例6と同様の効果が期待される。
【0058】実施例8.図10は実施例8の要部の断面
図である。他の構成は実施例1の図1、実施例3の図5
及び実施例5の図8と同じである。図10において、4
4はワイヤガイドノズルで、フィラワイヤ17の両側で
フィラワイヤ17が滑走できる幅W1とし、幅W1に対し
て垂直方向の幅W2が幅W1より大きい溝部44aが形成
されている。
【0059】上記構成によれば、フィラワイヤ17の水
平方向が溝部44aの壁面で動きが規制され、垂直方向
のみに動き得る。したがって、フィラワイヤ17の巻き
ぐせが残っていても垂直(上下)方向の動きのずれのみ
となる。フィラワイヤ17が水平方向にずれるとレーザ
ビームの吸収量に大きな影響が出る。しかし、フィラワ
イヤ17が垂直(上下)方向にずれた場合には、レーザ
ビームの集光強度には影響するが、レーザビームの照射
強度を大きくすれば吸収量に影響しないため、フィラワ
イヤ17が溶け残るのを防止できる。
【0060】
【発明の効果】以上のように、請求項1によれば、支持
部材の溝部でフィラワイヤの2点を支持し、押圧部材を
介して弾性部材でフィラワイヤを支持部材に押圧するこ
とにより、ワイヤガイドノズルとフィラワイヤとの隙間
がないので、フィラワイヤを安定して供給でき、フィラ
ワイヤの溶け残りを防止できる。
【0061】請求項2は、ワイヤガイドノズルを支持し
てワイヤガイドノズルの移動方向に対して直角方向に左
右交互に移動させる移動手段を設けたことにより、フィ
ラワイヤへの熱源の照射がよくなるので、フィラワイヤ
の溶け残りを防止できる。
【0062】請求項3は、請求項2の移動手段がワイヤ
ガイドノズルを保持した保持体を直線軸受で支持し、保
持体を送りねじを介して駆動手段で正転と反転とを繰り
返すことにより、ワイヤガイドノズルを左右交互に移動
させるので、請求項2における作用の他に、構成が簡易
化される。
【0063】請求項4は、フィラワイヤが両被溶接部材
の板厚の段差部の第1の被溶接部材の板厚面に沿うよう
にワイヤガイドノズルを制御することにより、フィラワ
イヤの供給が安定化でき、フィラワイヤの溶け残りが防
止できる。
【0064】請求項5は、請求項4の移動手段がワイヤ
ガイドノズルを保持した保持体を直線軸受で支持し、保
持体を送りねじを介して駆動手段で駆動してワイヤガイ
ドノズルが両被溶接部材の突き合わせ部に沿って移動す
るように制御することにより、フィラワイヤの供給が安
定化でき、フィラワイヤの溶け残りが防止できる。
【0065】請求項6は、ワイヤガイドノズルを加工ヘ
ッドを中心にして回動し、フィラワイヤが両被溶接部材
の板厚の段差部の第1の被溶接部材の板厚面に沿うよう
にワイヤガイドノズルを制御することにより、フィラワ
イヤの供給が安定化でき、フィラワイヤの溶け残りが防
止できる。
【0066】請求項7は、請求項6の移動手段が加工ヘ
ッドを中心にして回転する回転体でノズルを保持し、回
転体を回転駆動する駆動手段を制御手段で制御すること
により、請求項6の作用の他に、構成が簡易化される。
【0067】請求項8は、請求項4から請求項7のいず
れかのフィラワイヤの先端を第1の被溶接部材の板厚面
に沿わせてワイヤガイドノズルを第2の被溶接部材側へ
20度から90度の角度に配置したことにより、フィラ
ワイヤが薄板側へ逃げるのを抑制できるので、フィラワ
イヤの供給が安定化でき、フィラワイヤの溶け残りが防
止できる。
【0068】請求項9は、請求項2から請求項8のいず
れかのワイヤガイドノズルを、支持部の溝部にフィラワ
イヤの直径を通る線に対してフィラワイヤの一方の円弧
部の2点が当接し、フィラワイヤと当接した押圧部材を
介して弾性部材でフィラワイヤを支持部材に押圧するよ
うに構成したことにより、ワイヤガイドノズルとフィラ
ワイヤとの隙間がないので、フィラワイヤを安定して供
給でき、フィラワイヤの溶け残りが防止できる。
【0069】請求項10は、請求項1又は請求項9のワ
イヤガイドノズルの溝部をV字形状にしたことにより、
フィラワイヤが溝部と2点で当接するので、フィラワイ
ヤを安定して供給できる。
【0070】請求項11は、請求項1、請求項9又は請
求項10において、フィラワイヤの2点が水平線上で支
持部材と当接し、垂直線上で押圧部材がフィラワイヤと
当接するように構成したことにより、フィラワイヤを安
定して供給できる。
【0071】請求項12は、請求項1又は請求項9から
請求項11のいずれかにおいて、弾性部材をばねにした
ことにより、フィラワイヤを安定して供給できる。
【0072】請求項13は、請求項2から請求項8のい
ずれかのワイヤガイドノズルをフィラワイヤの直径を通
る線のフィラワイヤの両側でフィラワイヤが滑走できる
第1の幅とし、第1の幅の方向に対して垂直方向の第2
の幅が第1の幅より大きい溝部でフィラワイヤを支持す
るように構成したことにより、フィラワイヤを安定して
供給できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1の構成図である。
【図2】 図1のII−II線の断面図である。
【図3】 図1におけるフィラワイヤの巻きぐせとレー
ザビームとの関係を示す説明図である。
【図4】 実施例2の要部を示す断面図である。
【図5】 実施例3の構成図である。
【図6】 図5のVI−VI線からみた側面図である。
【図7】 実施例4の要部を示す側面図である。
【図8】 実施例5の構成図である。
【図9】 実施例6の要部を示す平面図である。
【図10】 実施例8の要部を示す断面図である。
【図11】 従来のレーザビーム溶接装置の動作状態を
示す斜視図である。
【図12】 図11の動作状態を示す斜視図である。
【図13】 図11の動作状態を示す説明図である。
【図14】 図11の動作状態を示す説明図である。
【図15】 図11の光路系を示す説明図である。
【図16】 従来のレーザビーム溶接装置の要部を示す
構成図である。
【図17】 図16のXVII−XVII線の断面図で
ある。
【図18】 図16のフィラワイヤの状態を示す説明図
である。
【図19】 従来の電気溶接用ガイドノズルを示す断面
図である。
【符号の説明】
9 加工ヘッド、12,13 被溶接部材、24a,2
6a,44a 溝部、26,26a 支持部材、27
押圧部材、28 弾性部材、29,31,44 ワイヤ
ガイドノズル、32 保持体、33 直線軸受、34
送りねじ、35,41 駆動手段、36,42 制御手
段、37,43 移動手段、40 回転体。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の被溶接部材と第2の被溶接部材と
    の突き合わせ部に沿って移動し、移動方向に所定の角度
    で傾斜するようにワイヤガイドノズルで支持した断面が
    円形状のフィラワイヤを上記両被溶接部材の突き合わせ
    部に供給し、上記フィラワイヤに加工ヘッドから熱源を
    照射して上記両被溶接部材間を溶接する溶接装置におい
    て、上記ワイヤガイドノズルを上記フィラワイヤの直径
    を通る線に対して一方の円弧部で上記フィラワイヤの2
    点が当接する溝部を有する支持部材と、上記フィラワイ
    ヤと当接する押圧部材と、この押圧部材と上記支持部材
    との間に配置され上記押圧部材を介して上記フィラワイ
    ヤを上記支持部材に押圧する弾性部材とで構成したこと
    を特徴とする溶接装置。
  2. 【請求項2】 第1の被溶接部材と第2の被溶接部材と
    の突き合わせ部に沿って移動し、移動方向に所定の角度
    で傾斜するようにワイヤガイドノズルで支持した断面が
    円形状のフィラワイヤを上記両被溶接部材の突き合わせ
    部に供給し、上記フィラワイヤに加工ヘッドから熱源を
    照射して上記両被溶接部材間を溶接する溶接装置におい
    て、上記ワイヤガイドノズルを支持して上記ワイヤガイ
    ドノズルの移動方向に対して直角方向に左右交互に移動
    させる移動手段を設けたことを特徴とする溶接装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、移動手段はワイヤガ
    イドノズルを保持した保持体と、この保持体と上記加工
    ノズルとの間に取り付けられ上記ワイヤガイドノズルの
    移動方向に対して直交する方向に移動できるように上記
    保持体を支持した直線軸受と、上記保持体と上記加工ノ
    ズルとの間に上記直線軸受の支持方向に送りができるよ
    うに取り付けられた送りねじと、この送りねじを駆動す
    る駆動手段と、上記両被溶接部材の突き合わせ部に沿っ
    て上記ワイヤガイドノズルが一方側と他方側とに交互に
    移動するように上記駆動手段を所定の周期で正転と反転
    とを繰り返すように制御する制御手段とで構成されてい
    ることを特徴とする溶接装置。
  4. 【請求項4】 第1の被溶接部材と、この第1の被溶接
    部材より板厚が薄い第2の被溶接部材との突き合わせ部
    に沿って移動し、移動方向に所定の角度で傾斜するよう
    にワイヤガイドノズルで支持した断面が円形状のフィラ
    ワイヤを上記両被溶接部材の突き合わせ部に供給し、上
    記フィラワイヤに加工ヘッドから熱源を照射して上記両
    被溶接部材間を溶接する溶接装置において、上記フィラ
    ワイヤが上記両被溶接部材の板厚の段差部の上記第1の
    被溶接部材の板厚面に沿うように上記ワイヤガイドノズ
    ルを制御する移動手段を設けたことを特徴とする溶接装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、移動手段はワイヤガ
    イドノズルを保持した保持体と、この保持体と上記加工
    ノズルとの間に取り付けられ上記ワイヤガイドノズルの
    移動方向に対して直交する方向に移動できるように上記
    保持体を支持した直線軸受と、上記保持体と上記加工ノ
    ズルとの間に上記直線軸受の支持方向に送りができるよ
    うに取り付けられた送りねじと、この送りねじを駆動す
    る駆動手段と、上記両被溶接部材の突き合わせ部に沿っ
    て上記ワイヤガイドノズルが移動するように上記駆動手
    段を制御する制御手段とで構成されていることを特徴と
    する溶接装置。
  6. 【請求項6】 第1の被溶接部材と、この第1の被溶接
    部材より板厚が薄い第2の被溶接部材との突き合わせ部
    に沿って移動し、移動方向に所定の角度で傾斜するよう
    にワイヤガイドノズルで支持した断面が円形状のフィラ
    ワイヤを上記両被溶接部材の突き合わせ部に供給し、上
    記フィラワイヤに加工ヘッドから熱源を照射して上記両
    被溶接部材間を溶接する溶接装置において、上記ワイヤ
    ガイドノズルを上記加工ヘッドを中心にして回動し、上
    記フィラワイヤが上記両被溶接部材の板厚の段差部の上
    記第1の被溶接部材の板厚面に沿うように上記ワイヤガ
    イドノズルを制御する移動手段を設けたことを特徴とす
    る溶接装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、移動手段は加工ヘッ
    ドの中心軸を中心にして回転可能な回転体と、この回転
    体に固着されて上記ワイヤガイドノズルを保持した保持
    体と、上記回転体を回転駆動させる駆動手段と、この駆
    動手段の回転を制御する制御手段とで構成されているこ
    とを特徴とする溶接装置。
  8. 【請求項8】 請求項4から請求項7のいずれかにおい
    て、フィラワイヤの先端を第1の被溶接部材の板厚面に
    沿わせてワイヤガイドノズルを第2の被溶接部材側へ2
    0度から90度の角度に配置するように構成したことを
    特徴とする溶接装置。
  9. 【請求項9】 請求項2から請求項8のいずれかにおい
    て、ワイヤガイドノズルは上記フィラワイヤの直径を通
    る線に対して一方の円弧部で上記フィラワイヤの2点が
    当接する溝部を有する支持部材と、上記フィラワイヤと
    当接する押圧部材と、この押圧部材と上記支持部材との
    間に配置され上記押圧部材を介して上記フィラワイヤを
    上記支持部材に押圧する弾性部材とで構成されているこ
    とを特徴とする溶接装置。
  10. 【請求項10】 請求項1又は請求項9において、溝部
    はV字形状に形成されていることを特徴とする溶接装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項1、請求項9又は請求項10に
    おいて、フィラワイヤの2点が水平線上で支持部材と当
    接し、垂直線上で押圧部材が上記フィラワイヤと当接す
    るようにしたことを特徴とする溶接装置。
  12. 【請求項12】 請求項1又は請求項9から請求項11
    のいずれかにおいて、弾性部材はばねであることを特徴
    とする溶接装置。
  13. 【請求項13】 請求項2から請求項8のいずれかにお
    いて、上記ワイヤガイドノズルは上記フィラワイヤの直
    径を通る線の上記フィラワイヤの両側で上記フィラワイ
    ヤが滑走できる第1の幅とし、この第1の幅の方向に対
    して垂直方向の第2の幅が上記第1の幅より大きい溝部
    で上記フィラワイヤを支持するようにしたことを特徴と
    する溶接装置。
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