JPH0731361Y2 - 磁気ヘッド - Google Patents
磁気ヘッドInfo
- Publication number
- JPH0731361Y2 JPH0731361Y2 JP4429092U JP4429092U JPH0731361Y2 JP H0731361 Y2 JPH0731361 Y2 JP H0731361Y2 JP 4429092 U JP4429092 U JP 4429092U JP 4429092 U JP4429092 U JP 4429092U JP H0731361 Y2 JPH0731361 Y2 JP H0731361Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- head
- magnetic head
- recording
- peripheral surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は磁気ヘッド、特に単一の
ヘッドに複数の磁化手段を備えた磁気ヘッドに関する。
ヘッドに複数の磁化手段を備えた磁気ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】磁気テープやフロッピーディスク等の磁
化可能媒体に対して記録を行なうには磁気ヘッドを使用
する。従来の磁気ヘッドは磁芯とこれに巻いたコイルと
から成る単体で構成してある。近年、垂直磁化方式等の
開発やフロッピーディスク等の発展のため記録密度の高
い磁気記録が要求されている。例えば、一般のフロッピ
ーディスクにおいては記録トラックの間隔は1/48イ
ンチ(約0.529mm)と極めて小さい。従来の磁気ヘ
ッドでフロッピーディスクに磁気記録を行なう場合は、
リードスクリューによる送り装置により磁気ヘッドをデ
ィスク半径方向へ動かして所望の記録トラック上に磁気
ヘッドを位置決めしていた。
化可能媒体に対して記録を行なうには磁気ヘッドを使用
する。従来の磁気ヘッドは磁芯とこれに巻いたコイルと
から成る単体で構成してある。近年、垂直磁化方式等の
開発やフロッピーディスク等の発展のため記録密度の高
い磁気記録が要求されている。例えば、一般のフロッピ
ーディスクにおいては記録トラックの間隔は1/48イ
ンチ(約0.529mm)と極めて小さい。従来の磁気ヘ
ッドでフロッピーディスクに磁気記録を行なう場合は、
リードスクリューによる送り装置により磁気ヘッドをデ
ィスク半径方向へ動かして所望の記録トラック上に磁気
ヘッドを位置決めしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、リードスクリ
ューによる製造上の誤差や磁気ヘッドの取付け調整誤差
及び極狭なトラック間隔のため、記録トラックに対する
ヘッドの位置決めにおいていわゆる「オフ・トラック」
現象が生じ易く精確な磁気記録に問題があり、また磁気
ヘッドのバウンド現象が生じるという問題もあった。
ューによる製造上の誤差や磁気ヘッドの取付け調整誤差
及び極狭なトラック間隔のため、記録トラックに対する
ヘッドの位置決めにおいていわゆる「オフ・トラック」
現象が生じ易く精確な磁気記録に問題があり、また磁気
ヘッドのバウンド現象が生じるという問題もあった。
【0004】本考案は上述の如き従来の諸欠点を排除し
た簡単な構造の磁気ヘッドを提供することを目的とす
る。
た簡単な構造の磁気ヘッドを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、周面に
一連の環状グルーブを有する磁性体のヘッド本体と、各
グルーブ間の各周面にそれぞれ接続した磁性材と、1以
上の磁気発生手段と、隣接する任意の1対の磁性材に磁
気発生手段を磁気的に接続する手段とを備えて成る磁気
ヘッドが提供される。
一連の環状グルーブを有する磁性体のヘッド本体と、各
グルーブ間の各周面にそれぞれ接続した磁性材と、1以
上の磁気発生手段と、隣接する任意の1対の磁性材に磁
気発生手段を磁気的に接続する手段とを備えて成る磁気
ヘッドが提供される。
【0006】
【実施例】図を用いて説明すると、本考案の磁気ヘッド
10(図1)は円柱状の磁性本体11を有し、その外周
面には所定の間隔で複数個の環状のグルーブ12が設け
てある。各グルーブ12間の本体周面13には対応する
磁性材14が接続してある。固定ヘッドの場合は、本体
周面13に磁性材14を固着すればよいし、回転ヘッド
の場合は接触ブラシ等(図示せず)により周面13と磁
性材14とを接続するとよい。
10(図1)は円柱状の磁性本体11を有し、その外周
面には所定の間隔で複数個の環状のグルーブ12が設け
てある。各グルーブ12間の本体周面13には対応する
磁性材14が接続してある。固定ヘッドの場合は、本体
周面13に磁性材14を固着すればよいし、回転ヘッド
の場合は接触ブラシ等(図示せず)により周面13と磁
性材14とを接続するとよい。
【0007】各磁性材14は、既知のスイッチング回路
15により、磁気発生手段16に磁気的に接続してあ
る。磁気発生手段16は磁芯17とこれに巻いてあり電
流源18に接続したコイル19とから成る既知の型式の
ものでよい。スイッチング回路15は磁芯17の磁極端
子21,22を任意の隣接する一対の磁性材14に磁気
的に接続するものであり、例えばパルスカウンタの制御
によるアナログ式スイッチング回路でよい。
15により、磁気発生手段16に磁気的に接続してあ
る。磁気発生手段16は磁芯17とこれに巻いてあり電
流源18に接続したコイル19とから成る既知の型式の
ものでよい。スイッチング回路15は磁芯17の磁極端
子21,22を任意の隣接する一対の磁性材14に磁気
的に接続するものであり、例えばパルスカウンタの制御
によるアナログ式スイッチング回路でよい。
【0008】図2には本考案の別の実施例に係る磁気ヘ
ッド20を示す。この実施例の場合も各グルーブ12間
の本体周面13は対応する磁性材14に接続されている
が、スイッチング回路15の代りに、スライド式の磁気
発生手段16を用いる。即ち、一端を本体周面13に接
続した磁性材14の他端を、グルーブの間隔よりも充分
ひろげた間隔で支持体23に保持させ、普通のリードス
クリュー等の送り装置24で磁気発生装置16を支持体
23上で左右に滑動させることにより、磁気発生装置1
6を隣接する任意の一対の磁性材14に接続させる。こ
の場合の利点は、記録すべきトラックの密度が高くこれ
に対応してグルーブの間隔を極狭にしても支持体23上
の磁性材端子の間隔が広いからリードスクリュー等の誤
差があってもオフ・トラックの心配がまったくないこと
である。
ッド20を示す。この実施例の場合も各グルーブ12間
の本体周面13は対応する磁性材14に接続されている
が、スイッチング回路15の代りに、スライド式の磁気
発生手段16を用いる。即ち、一端を本体周面13に接
続した磁性材14の他端を、グルーブの間隔よりも充分
ひろげた間隔で支持体23に保持させ、普通のリードス
クリュー等の送り装置24で磁気発生装置16を支持体
23上で左右に滑動させることにより、磁気発生装置1
6を隣接する任意の一対の磁性材14に接続させる。こ
の場合の利点は、記録すべきトラックの密度が高くこれ
に対応してグルーブの間隔を極狭にしても支持体23上
の磁性材端子の間隔が広いからリードスクリュー等の誤
差があってもオフ・トラックの心配がまったくないこと
である。
【0009】磁気ヘッド10の本体11は、図3に示す
ように、中心コア25のまわりに、複数個の磁性リング
26を等間隔に嵌込んで形成してもよい。この場合、リ
ング26間にできるギャップ27が環状グルーブ12に
相当し、リング外周面28が本体周面13に相当する。
また、図には示さないが、ヘッド本体11を円筒体で形
成し、その周面にグルーブ12を設けてもよい。
ように、中心コア25のまわりに、複数個の磁性リング
26を等間隔に嵌込んで形成してもよい。この場合、リ
ング26間にできるギャップ27が環状グルーブ12に
相当し、リング外周面28が本体周面13に相当する。
また、図には示さないが、ヘッド本体11を円筒体で形
成し、その周面にグルーブ12を設けてもよい。
【0010】次に、図4及び5に示す実施例に係る磁気
ヘッド30を用いてフロッピーディスクに対し記録を行
なう動作を説明する。図4及び5の磁気ヘッド30は磁
性体のさい頭円すい形状のヘッド本体31を有し、その
周面には、図1のものと同様に、フロッピーディスク4
0上の記録トラック41の数に対応して環状グループ3
2が設けてあり、各グルーブ間の本体周面33は対応す
る磁性材14、スイッチング回路15を介して図1のも
のと同様に磁気発生手段16に接続されている(図4及
び5にはスイッチング回路、磁気発生手段は図示しな
い)。磁気ヘッド30はフロッピーディスク40に近接
して位置決めされ適当に静止保持される。例えば、フロ
ッピーディスクの記録トラック41a(図4)に対し記
録再生を行なう場合、このトラック41aに対応するグ
ルーブ32aの両隣りの本体周面33a,33bに接続
した一対の磁性材14a,14bをスイッチング回路1
5(図1)により磁気発生手段16に接続する。する
と、グルーブ32aの両側に対向磁極(N,S極)が発
生して磁気ヘッド部を構成し、このようにしてトラック
41aの磁気記録・再生が行なわれる。次に、記録トラ
ック41bに対し記録再生を行なう場合は、スイッチン
グ回路15を適当に切換えてトラック41bに対応する
グルーブ32bの両隣りの本体周面に接続した一対の磁
性材14d,14eを磁気発生手段16に磁気的に接続
すれば、トラック41bに対し記録再生を行なうことが
できる。このようにして、任意の記録トラック41に対
してこれに対応する環状グルーブ32の両隣りの本体周
面を磁気的に附勢することにより、そのトラックに対す
る記録を行なうことができる。一旦位置決めした磁気ヘ
ッド30はトラック41の記録毎にフロッピーディスク
の半径方向へ動かす必要がないから、オフ・トラックの
心配はまったくない。フロッピーディスクと磁気ヘッド
とを接触させて記録を行なう場合はヘッド30を自軸3
4のまわりで回転可能にすると共に、ディスク40上の
記録トラック41の回転周速度に適合するようにヘッド
30の円すい中心角を適当に選べばよい。
ヘッド30を用いてフロッピーディスクに対し記録を行
なう動作を説明する。図4及び5の磁気ヘッド30は磁
性体のさい頭円すい形状のヘッド本体31を有し、その
周面には、図1のものと同様に、フロッピーディスク4
0上の記録トラック41の数に対応して環状グループ3
2が設けてあり、各グルーブ間の本体周面33は対応す
る磁性材14、スイッチング回路15を介して図1のも
のと同様に磁気発生手段16に接続されている(図4及
び5にはスイッチング回路、磁気発生手段は図示しな
い)。磁気ヘッド30はフロッピーディスク40に近接
して位置決めされ適当に静止保持される。例えば、フロ
ッピーディスクの記録トラック41a(図4)に対し記
録再生を行なう場合、このトラック41aに対応するグ
ルーブ32aの両隣りの本体周面33a,33bに接続
した一対の磁性材14a,14bをスイッチング回路1
5(図1)により磁気発生手段16に接続する。する
と、グルーブ32aの両側に対向磁極(N,S極)が発
生して磁気ヘッド部を構成し、このようにしてトラック
41aの磁気記録・再生が行なわれる。次に、記録トラ
ック41bに対し記録再生を行なう場合は、スイッチン
グ回路15を適当に切換えてトラック41bに対応する
グルーブ32bの両隣りの本体周面に接続した一対の磁
性材14d,14eを磁気発生手段16に磁気的に接続
すれば、トラック41bに対し記録再生を行なうことが
できる。このようにして、任意の記録トラック41に対
してこれに対応する環状グルーブ32の両隣りの本体周
面を磁気的に附勢することにより、そのトラックに対す
る記録を行なうことができる。一旦位置決めした磁気ヘ
ッド30はトラック41の記録毎にフロッピーディスク
の半径方向へ動かす必要がないから、オフ・トラックの
心配はまったくない。フロッピーディスクと磁気ヘッド
とを接触させて記録を行なう場合はヘッド30を自軸3
4のまわりで回転可能にすると共に、ディスク40上の
記録トラック41の回転周速度に適合するようにヘッド
30の円すい中心角を適当に選べばよい。
【0011】本発明の磁気ヘッドはフロッピーディスク
のみならず任意の磁気テープに対し記録再生を行なうこ
とが可能であることはいうまでもない。
のみならず任意の磁気テープに対し記録再生を行なうこ
とが可能であることはいうまでもない。
【0012】
【考案の効果】本考案の磁気ヘッドはオフ・トラックの
危険をまったく伴なわずに、トラック密度の高い記録媒
体に対しても容易に記録を行なうことができるので、垂
直磁化方式の遂行には最適である。
危険をまったく伴なわずに、トラック密度の高い記録媒
体に対しても容易に記録を行なうことができるので、垂
直磁化方式の遂行には最適である。
【図1】本考案の第1実施例に係る磁気ヘッドを示す
図。
図。
【図2】本考案の第2実施例に係る磁気ヘッドを示す部
分断面図。
分断面図。
【図3】本考案の第3実施例に係る磁気ヘッドのヘッド
本体の部分断面図。
本体の部分断面図。
【図4】本考案の第4実施例に係る磁気ヘッドのヘッド
本体部分を示す図。
本体部分を示す図。
【図5】本考案の第4実施例の磁気ヘッド及びこれによ
り記録されるフロッピーディスクの関係を示す概略平面
図。
り記録されるフロッピーディスクの関係を示す概略平面
図。
10,20,30:磁気ヘッド、11:ヘッド本体、1
2:環状グルーブ、13:本体周面、14:磁性材、1
5:スイッチング回路、16:磁気発生手段。
2:環状グルーブ、13:本体周面、14:磁性材、1
5:スイッチング回路、16:磁気発生手段。
Claims (1)
- 【請求項1】 磁性本体から成る回転可能なヘッドであ
って周辺に所定間隔をおいて設けた複数の環状溝を有し
ているヘッドと、隣接する2つの溝間に位置づけられた
周辺面に接触している複数の磁性材と、1つ又はそれ以
上の磁気発生手段と、2つの隣接する対をなしている磁
性材を磁気発生手段へ選択的かつ磁気的に接続している
手段と、から成り、磁気発生手段へ接続された2つの隣
接する周辺面の夫々が該2つの周辺面部分の対向部分に
夫々反対の極を提供している磁気ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4429092U JPH0731361Y2 (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | 磁気ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4429092U JPH0731361Y2 (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | 磁気ヘッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0684506U JPH0684506U (ja) | 1994-12-02 |
JPH0731361Y2 true JPH0731361Y2 (ja) | 1995-07-19 |
Family
ID=12687379
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4429092U Expired - Lifetime JPH0731361Y2 (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | 磁気ヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0731361Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-06-25 JP JP4429092U patent/JPH0731361Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0684506U (ja) | 1994-12-02 |
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