JPH07313293A - 車両用シートにおける背部支持装置 - Google Patents

車両用シートにおける背部支持装置

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JPH07313293A
JPH07313293A JP11151194A JP11151194A JPH07313293A JP H07313293 A JPH07313293 A JP H07313293A JP 11151194 A JP11151194 A JP 11151194A JP 11151194 A JP11151194 A JP 11151194A JP H07313293 A JPH07313293 A JP H07313293A
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JP
Japan
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air
support device
seat
airbags
differed
Prior art date
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Pending
Application number
JP11151194A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Maki
博史 牧
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Araco Co Ltd
Original Assignee
Araco Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07313293A publication Critical patent/JPH07313293A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】車両用シートの着座者に対して違和感を与え
ず、かつ背部によくフィットする背部支持装置を提供す
る。 【構成】シートバックのバックフレームに組付けられて
同シートバックとともに着座者の背部を支持する背部支
持装置であり、バックフレームの左右の幅方向の中央部
にて前後に重合して配設された複数のエアバック21〜
23と、各エアバック21〜23に対してエアの給排を
行うエアポンプ24と、エアポンプ24と各エアバツク
21〜23の連通路にそれぞれ配設されエアポンプ24
の駆動時に選択的に開かれる開閉バルブ25a〜25c
とを備え、各エアバッグ21〜23の上下方向の長さを
異なる長さに構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ランバーサポート、ペ
ルビスサポート等、車両用シートにおける背部支持装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用シートにおける背部支持装置は、
一般にはランバーサポートとしてよく知られている。当
該ランバーサポートは、刊行物「自動車工学便覧第6
編、第1−25頁(昭和58年9月30日自動車技術会
発行)」に示されているように、バックフレームに基端
部を前後方向に回動可能に支持されたトーションバース
プリングと、同トーションバースプリングの先端部に組
付けられた押圧板と、トーションバースプリングを回動
させる駆動モータを備えた構成となっている。当該ラン
バーサポートにおいては、必要により駆動モータを正転
させることによりトーションバースプリングを前方に回
動させて、押圧板を前進させることにより着座者の背部
を押圧し、また駆動モータを逆転させることによりトー
ションバースプリングを後方に回動させて、押圧板を後
退させることにより着座者の背部に対する押圧を解消す
るように機能するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、当該ランバ
ーサポートにおいては、押圧板がシートバックを構成す
るバックパッドの左右の幅方向の中央部にのみ存在して
いるため、トーションバースプリングを前方へ回動して
押圧板を前進させた場合には、押圧板が当接するバック
パッドの部位のみが前方へ膨出して着座者に対して違和
感を与えるとともに、着座者の背部に対してシートバッ
クの全面がフィットしずらく、着座者によってはかえっ
て疲労を感じる場合もある。特に、車両用シートの着座
者のなかには体形が異なる者、例えば背の丸みが異なる
者が多くいることから、これらの各着座者に対してシー
トバックをフィットさせることは不可能にちかい。従っ
て、本発明の目的は、従来の押圧板に換えて複数のエア
バックを使用することにより、上記した各問題を解決す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両用シート
を構成するシートバックのバックフレームに組付けられ
て同シートバックとともに着座者の背部を支持する背部
支持装置であり、前記バックフレームの左右の幅方向の
中央部にて前後に重合して配設された複数のエアバック
と、これら各エアバックに対してエアの給排を行うエア
ポンプと、同エアポンプと前記各エアバツクの連通路に
それぞれ配設され前記エアポンプの駆動時に選択的に開
かれる開閉バルブとを備え、前記各エアバッグの上下方
向の長さを異なる長さに構成されていることを特徴とす
るものである。
【0005】
【発明の作用・効果】かかる構成の背部支持装置におい
ては、各エアバッグに対するエアの給排を制御してそれ
らの膨張、収縮を調整することにより、着座者の背部の
支持強さ、弾力性等を調整することができるが、これら
のエアバックは前後に重合されて配設されているととも
に、上下方向の長さが互いに異なる長さに構成されてい
るため、各エアバッグの膨張、収縮量を調整することに
よりシートバックにおける上下方向の各部位の膨出量を
異ならせることができて、従来の押圧板のごときバック
パッドの略中央部のみを膨出および後退させて着座者に
対して違和感を与えるようなことがないとともに、シー
トバックを異なる体形の着座者の背部にフィットさせて
着座者の疲労感を解消させることができる。
【0006】
【実施例】以下本発明の一実施例に係る背部支持装置を
図面に基づいて説明するに、図1には本発明に係る背部
支持装置を装備した車両用シートが示されており、また
図2には当該車両用シートを構成するシートバックを分
解した斜視図が示されている。当該車両用シートにおい
ては、シートバック10aと、シートクッション10b
と、ヘッドレスト10cを備えている。シートバック1
0aはその下部にてシートクッション10bの後部にリ
クライニング機構を介して前後方向へ回動可能に組付け
られており、またヘッドレスト10cはシートバック1
0aの頂部に上下方向に位置調節可能に組付けられてい
る。
【0007】シートバック10aは図2、図5および図
6に示すように、バックフレーム11、バックパッド1
2、バックボード13およびバックカバー14にて構成
されていて、バックフレーム11に対してバックボード
13を後部に配設するとともに、バックパッド12を前
部に配設した状態で、バックカバー14にて全体を被覆
されて構成されている。
【0008】バックフレーム11は図2に示すように、
パイプにて形成された枠体11aと、複数のSバネ11
bと、複数のパッド受ワイヤ11cとからなり、各Sバ
ネ11bはその上下各端部を枠体11aの上下各枠部に
固定されて上下方向に張設されている。各パッド受ワイ
ヤ11cは枠体11aの枠部に溶接されているもので、
前方に配置されたバックパッド12を各Sバネ11bと
ともに受承している。当該バックフレーム11には、本
発明の一例に係る背部支持装置20が配設されている。
背部支持装置20は図1〜図7に示すように、3個のエ
アバッグ21,22,23と、エアポンプ24と、3個
の電磁バルブ25a,25b,25cと、制御回路26
とにより構成されている。
【0009】エアバッグ21〜23は高さを異にする同
一の幅のもので、第1エアバッグ21、第2エアバッグ
22および第3エアバッグ23の順に3層に重合されて
固定され、前側から背の高い順に互に位置している。こ
れら各エアバッグ21〜23においては、図2および図
3(a)に示すように、最長の第1エアバッグ21の上
下両端部にてバックフレーム11の枠体11aに掛止し
たスプリング27aに掛止されていて、各Sバネ11b
の前側に位置している。エアポンプ24はポンプ本体2
4aと電動モータ24bからなるもので、図2および図
3(b)に示すように、ブラケット27bを介して枠体
11aの左下端部に固定されている。また、各電磁バル
ブ25a〜25cはボックス25dに収容された状態
で、図2および図3(c)に示すように、ブラケット2
7cを介して枠体11aの右下端部に固定されている。
エアポンプ24、各電磁バルブ25a〜25c、および
各エアバッグ21〜23は各ホースにて互いに連結され
ている。
【0010】制御回路26は図7に示すように、各電磁
リレー26a,26bおよび各スイッチ26c,26
d,26eを備えている。各スイッチ26c〜26eは
シーソー型の手動操作自動復帰型の常開接点式のもの
で、シートクッション10bの側部に配置されており、
各電磁バルブ25a〜25cおよび各電磁リレー26
a,26bに対する通電を制御する。また、各電磁リレ
ー26a,26bはエアポンプ24の駆動モータ24b
に対する通電を制御する。各スイッチ26c〜26eは
各電磁バルブ25a〜25cにそれぞれ対応するもの
で、各スイッチ26c〜26eの非操作時には各電磁バ
ルブ25a〜25cは非通電状態にあるとともに、各電
磁リレー26a,26bおよび駆動モータ24bも非通
電状態にある。
【0011】当該制御回路26において、各スイッチ2
6c〜26eの非操作時には、各電磁バルブ25a〜2
5cが閉鎖しているとともに、エアポンプ24は非駆動
状態にある。この状態で各スイッチ26c〜26eの第
1操作部26c1〜26e1をそれぞれ押動操作すると、
各電磁バルブ25a〜25cはソレノイドに通電されて
開放され、かつ第1電磁リレー26aがそのコイルに通
電されて閉じてエアポンプ24の駆動モータ24bに通
電し、エアポンプ24を正方向に回転して各電磁バルブ
25a〜25cを通して各エアバッグ21〜23にエア
を供給する。この状態で各スイッチ26c〜26eの押
動操作を解除すると、各スイッチ26c〜26eは自動
復帰して各通電を停止させて、上記動作が停止される。
また、この状態で、各スイッチ26c〜26eの第2操
作部26c2〜26e2をそれぞれ押動操作すると、各電
磁バルブ25a〜25cはソレノイドに通電されて開放
され、かつ第2電磁リレー26bがそのコイルに通電さ
れて閉じて駆動モータ24bに通電し、エアポンプ24
を逆方向に回転して各電磁バルブ25a〜25cを通し
て各エアバッグ21〜23内のエアを排出する。この状
態で各スイッチ26c〜26eの押動操作を解除する
と、各スイッチ26c〜26eは自動復帰して各通電を
停止させて、上記動作が停止される。
【0012】かかる構成の背部支持装置20を装備した
車両用シートにおいては、制御回路26を構成する各ス
イッチ26c〜26eの押動操作により、各エアバッグ
21〜23に対するエアの給排を制御して各エアバッグ
21〜23の膨張、収縮、およびこれらの程度を独立的
に調整することができる。各エアバッグ21〜23の少
なくとも1個を膨張させた場合には、バックパッド10
bの当接部位を前方へ膨出して変形させるとともに、膨
張したエアバッグ21〜23を収縮させた場合には、当
接するバックパッド10bの部位は後方へ後退して膨出
に起因する変形を元の状態に復帰させる。
【0013】このように、当該背部支持装置20におい
ては、各エアバッグ21〜23に対するエアの給排を制
御してそれらの膨張、収縮を調整することにより、着座
者の背部の支持強さ、弾力性等を調整することができる
が、これらのエアバック21〜23は前後に重合されて
配設されているとともに、上下方向の長さが互いに異な
る長さに構成されているため、各エアバッグ21〜23
の膨出量を調整することによりシートバック10aにお
ける上下方向の各部位の膨出量を異ならせることができ
て、従来の押圧板のごときバックパッドの略中央部のみ
を膨出および後退させて着座者に対して違和感を与える
ようなことがないとともに、シートバック10aを異な
る体形の着座者の背部にフィットさせて着座者の疲労感
を解消させることができる。
【0014】例えば、背の丸みの少ない体形の着座者M
の場合には図5に示すように、第2エアバッグ22およ
び第3エアバッグ23を膨張させることにより、シート
バック10aを背部にフィットさせることができ、また
背の丸みが大きい着座者mの場合には図6に示すよう
に、第1エアバッグ21および第2エアバッグ22を膨
張させることにより、シートバック10aを背部にフィ
ットさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る背部支持装置を装備し
た車両用シートの斜視図である。
【図2】同車両用シートを構成するシートバックの分解
斜視図である。
【図3】同バックフレームにおけるa−a線切断面図
(a)、b−b線切断面図(b)、c−c線切断面図
(c)である。
【図4】同背部支持装置を構成するエアバッグの斜視図
(a)、および同エアバッグのb−b線切断面図(b)
である。
【図5】同背部支持装置の一例の作動状態を示すシート
バックの縦断側面図である。
【図6】同背部支持装置の他の一例の作動状態を示すシ
ートバックの縦断側面図である。
【図7】同背部支持装置を構成する制御回路の回路図で
ある。
【符号の説明】
10a…シートバック、10b…シートクッション、1
0c…ヘッドレスト、11…バックフレーム、11a…
枠体、12…バックパッド、13…バックボード、14
…バックカバー、20…背部支持装置、21,22,2
3…エアバッグ、24…エアポンプ、25a,25b,
25c…電磁バルブ、26…制御回路、26a,26b
…電磁リレー、26c,26d,26e…スイッチ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両用シートを構成するシートバックのバ
    ックフレームに組付けられて同シートバックとともに着
    座者の背部を支持する背部支持装置であり、前記バック
    フレームの左右の幅方向の中央部にて前後に重合して配
    設された複数のエアバックと、これら各エアバックに対
    してエアの給排を行うエアポンプと、同エアポンプと前
    記各エアバツクの連通路にそれぞれ配設され前記エアポ
    ンプの駆動時に選択的に開かれる開閉バルブとを備え、
    前記各エアバッグの上下方向の長さを異なる長さに構成
    されていることを特徴とする車両用シートにおける背部
    支持装置。
JP11151194A 1994-05-25 1994-05-25 車両用シートにおける背部支持装置 Pending JPH07313293A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1526031A2 (en) 2003-10-21 2005-04-27 TS Tech Co., Ltd Vehicle seat with system for facilitating relieving of fatigue of person sitting on the seat
WO2007094492A1 (ja) 2006-02-13 2007-08-23 Ts Tech Co., Ltd. 疲労軽減機能付自動車用シート
JP2010076641A (ja) * 2008-09-26 2010-04-08 Toyoda Gosei Co Ltd エアバッグ装置

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Effective date: 20040511

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