JPH0731292A - 底付き連続集合鉢体とその製造方法 - Google Patents

底付き連続集合鉢体とその製造方法

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JPH0731292A
JPH0731292A JP5201262A JP20126293A JPH0731292A JP H0731292 A JPH0731292 A JP H0731292A JP 5201262 A JP5201262 A JP 5201262A JP 20126293 A JP20126293 A JP 20126293A JP H0731292 A JPH0731292 A JP H0731292A
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Akiyoshi Masuda
昭芳 増田
Masashi Tanimura
正志 谷村
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Nippon Beet Sugar Manufacturing Co Ltd
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PURANTEKU NITSUTEN KK
Nippon Beet Sugar Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 薄膜から形成された口径を大とした鉢体によ
る鉢苗にあって、移植作業等に際して土抜けの起こらな
い構造の底付き鉢を提供する。 【構成】 一端から連続引き出し可能な集合鉢体Pを構
成する個々の六角柱状の鉢1の下部に、列方向に交差し
て対向する側壁a、dの下部にそれぞれ延長する1対の
方形状Bの互いの貼着で形成す第1の部分底6と、隣接
する側壁b、cとe、fの下部にそれぞれ延長する1対
の三角形状A間および1対の三角形状C間の互いの貼着
で形成す第2の部分底7と第3の部分底8の重合で形成
する底部5を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は植物の育苗、移植に用
いることのできる、特に展開により底を形成する六角柱
状の連続された集合鉢体とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、紙のような薄膜あるいはカ−
トンのような素材で構成され、展開により底部を形成す
る鉢体或は箱体が知られ、例えば特公昭48-1126 号公
報、特開平4-36122 号公報、アメリカ特許2,702,154 明
細書、アメリカ特許4,266,716 明細書、イギリス特許34
5、682 明細書には、いずれも長方形あるいは略長方形に
裁断された薄紙あるいはカ−トンを一定に形状に成形
し、接着剤を用いて組み立てられた常時は折畳まれてい
て展開により底部を形成する四角柱状の容器が開示さ
れ、また特開昭50-121040 号公報および特開平2-190121
号公報には特に展開により底部を形成する六角柱の鉢体
或は箱体を開示し、特開昭50-121040 号公報には、鉢体
の底辺より上位に底を形成するように予め型とられた型
紙により製造する六角柱状の底を有する鉢体が、特開平
2-190121号公報には、平面形状が六角柱状の鉢体の互い
に相対向する3対の側壁のいずれか1対の側壁間に、こ
の両側壁の下部延長部で形成する部分底を有する底つき
鉢体がそれぞれ開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来知られる展
開により底部を形成する鉢体にあって特公昭48-1126 号
公報、特開平4-36122 号公報、アメリカ特許2,702,154
明細書、アメリカ特許4,266,716 明細書およびイギリス
特許345、682 明細書の開示する鉢体は、いずれも展開形
状が四角柱状を呈する底付き鉢体に関するもので、この
発明の六角柱状の鉢体に関係しない。従って、特公昭48
-1126 号公報、アメリカ特許2,702,154 明細書、アメリ
カ特許4,266,716 明細書、イギリス特許345、682 明細書
の開示する鉢体は、この発明の鉢体を教えない 一方、
特開昭50-121040 号公報および特開平2-190121号公報が
開示する鉢体は六角柱状を呈する底付き鉢体に関する
が、特開昭50-121040 号公報にあっては複雑な折畳み工
程を経ること、および底の形成が底部と鉢体側壁を接続
する複数の折れ片の外側方向に折る折目と内側方向に折
る折り目の組み合わせによってのみなされているため、
展開時の底の形成に安定性を欠くきらいがあり、実用化
にはなお解決しなければならない問題を残し、また複雑
な折畳み工程を経るため、量産化においてなお問題を残
し、特開平2-190121号公報にあっては、展開により形成
する底部は相対するいずれか一対の鉢体側壁間にのみ渡
って帯状の部分底となるため、鉢体の口径が十分に大き
な場合には、使用する培土によってはなお鉢体からの培
土抜けの現象が生じる問題を残している。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、鉢の口径を
十分に大とした場合であっても、育苗移植の作業に際し
て土抜けの起こらない、展開により底部を形成する六角
柱状の鉢体を得んと鋭意研究した結果なされたものであ
り、第1の発明は、紙または紙のような薄膜からなり、
一端から連続する列状引き出し可能な多列配置として集
合されている個々の六角柱状鉢体の下部に、鉢体の列方
向に位置して対向する1対の側壁下部にそれぞれ延長す
る方形状の延長部の相互貼着で形成する第1の部分底
と、残る他の2対の側壁下部にそれぞれ延長する三角形
状の延長部の隣接間の相互貼着で形成する第2および第
3の部分底との重合でなる底部を有することを特徴とす
るものであり、第2の発明は、上記第1の発明にあっ
て、側壁下部にそれぞれ延長する方形状の延長部の形状
が、少なくとも1辺を側壁幅とする方形状であることを
特徴とするものであり、また第3の発明は上記第1の発
明にあって、側壁下部にそれぞれ延長する三角形状の延
長部の形状が、少なくとも1辺を側壁幅とする三角形状
であることを特徴とするものである。
【0005】さらに第4〜第7の発明は上記第1〜第3
の発明の底付き連続集合鉢体の製造方法に係り、第4の
発明は2つの工程の組み合わせからなることを特徴と
し、その第1工程は、所定幅の紙または紙のような第1
の薄膜を連続的に引き出し、薄膜上に引き出し方向に先
端より順次後方に向けて単位長さnの区分R、3nの区
分S、区分R−区分S の反復、区分Rの順となる単位
区間Tを設定し、次いで単位区間Tの薄膜に引出し方向
の左右のいずれか一側の側縁から前記単位長n内側に引
出し方向に平行して折れ目付設線Lを設定し、各区分S
の折れ目付設線Lの外側となる画部に薄膜の引出し方向
から後方に向けて順次単位長nを1辺とする第1の三角
形状A、単位長nを1辺とする方形状B、単位長nを1
辺とする第2の三角形状Cを設定し、さらに第1の三角
形状Aの薄膜の引出し方向前方の辺には外付けとなる糊
代Dを、第2の三角形状Cの引き出し方向後方の辺には
同様に外付けとなる糊代Eを、そして前記方形状Bの下
縁と下縁からおよそ(1−0.5√3)n内側位置で囲
まれ折れ目付設線Lに平行する区分に糊代Fを設定し、
このような単位区間T内の第1及び第2の三角形状A、
C、方形状B、糊代D、E、Fの設定を続く薄膜に所望
の回数反復し、反復する単位区間T内の区分R及び糊代
D、E、Fのそれぞれに耐水性接着剤を塗布し、これに
別に引き出す第1の薄膜に同じ幅で第1の薄膜に同じか
類似の第2の薄膜を両側縁を揃えて重層貼着して連続す
る複合帯体を形成するものであり、第2の工程は、第1
の工程で形成した連続する複合帯体に前記折れ目付設線
Lに一致して折れ目を加工し、さらに各区分Rについて
は折れ目付設線Lに一致して、各区分Sの第1の三角形
状Aについては糊代Dの外縁と糊代を持たない辺に一致
して、方形状Bについては糊代Fの外縁と糊代を持たな
い2辺に一致して、第2の三角形状Cについては糊代F
の外縁と糊代を持たない辺に一致してそれぞれ当該部を
切断し、各区分Rの薄膜の引き出し方向の中間またはほ
ぼ中間位置に薄膜の引き出し方向に交差してこの部分の
分離を容易とする分離線を加工し、各単位区間T内の最
終に位置する区分Rの前端線を折り返し線として複合帯
体の表裏交互に水溶性接着剤を全面または部分的に塗布
し、この場合に前記折り返し線に続く最初の区分Rと前
記折れ目付設線Lの下部に位置する前記第1及び第2の
三角形状A、Cと方形状Bの水溶性接着剤の塗布を除
き、順次折り返し線から左右交互の蛇行状に折り曲げて
多層配列とし、全体を押圧により貼着することを特徴と
するものである。
【0006】第5の発明は、上記第4の発明において、
第2工程が、第1工程で形成した連続する複合帯体に前
記折れ目付設線Lに一致して折れ目を加工し、前記折れ
目付設線Lの外側となる画部の前記各区分Rと隣接する
区分Sとの境界となる部位を切断し、各区分Sの第1の
三角形状Aについては糊代Dの内縁と糊代を持たない斜
辺に一致して、方形状Bについては薄膜の引き出し方向
に交差する方向の2辺に一致して、第2の三角形状Cに
ついては糊代Fの内縁と糊代を持たない斜辺に一致して
それぞれ当該部位に折れ目を加工し、各区分Rの薄膜の
引き出し方向の中間またはほぼ中間位置に薄膜の引き出
し方向に交差してこの部分の分離を容易とする分離線を
加工し、反復する各単位区間T内の最終に位置する区分
Rの前端線を折り返し線として複合帯体の表裏交互に水
溶性接着剤を全面または部分的に塗布し、この場合に前
記折り返し線に続く最初の区分Rと前記折れ目付設線L
の外側となる区分の水溶性接着剤の塗布を除き、順次折
り返し線から左右交互の蛇行状に折り曲げて多層配列と
し、全体を押圧により貼着することを特徴とするもので
あり、第6の発明は、上記第4の発明の第1の工程にお
いて、各区分Sに設定する第1の三角形状Aと第2の三
角形状Cのそれぞれ糊代D、Eを持つ斜辺を他の斜辺よ
りも短辺とし、また方形状Bの側縁に当たる辺を折れ目
付設線Lに一致する辺よりも短辺としたことを特徴とす
るものである。
【0007】第7の発明は、上記第5の発明の第1の工
程において、各区分Sに設定する第1の三角形状Aと第
2の三角形状Cのそれぞれ糊代D、Eを持つ斜辺を他の
斜辺よりも短辺とし、また方形状Bの側縁に当たる辺を
折れ目付設線Lに一致する辺よりも短辺としたことを特
徴とするものであり、かように構成したことにより、口
径の大きな鉢とした場合にも鉢からの培養土の抜け落ち
が解消され上記課題が解決できたものである。
【0008】以下、図面を参照しながら作用を含めてこ
の発明を詳細に説明する。図3は、この発明の底付き連
続集合鉢体を説明する展開時の平面視を示し、集合鉢体
Pを形成する個々の鉢1は連結片2により互いに列状に
連結されてユニットU−1、U−2、U−3、・・・ を形
成し、これらのユニットU−1、U−2、U−3、・・・
がさらに接続片3を介して多列に並列され、各列間が水
溶性接着剤4によって互いに貼着されている。上記の集
合鉢体Pを形成する個々の鉢1は下部に底部5を有し、
この底部5は、図1に模式図的に示すように、鉢1の側
壁a、b、c、d、e、fのうち前記ユニットU−1、
U−2、U−3、・・・ の配列方向に位置して対向する1
対の側壁a、dのそれぞれの下部に延長する方形状Bの
相互貼着で形成する第1の部分底6、と側壁b、cの下
部にそれぞれ延長する三角形状Aの相互貼着で形成する
第2の部分底7および側壁e、fの下部にそれぞれ延長
する三角形状Cの相互貼着で形成する第3の部分底8と
からなり、これら3種の部分底6、7および8は図1の
I−I視を示す図2に見られるように、第2および第3
の部分底7、8が第1の部分底6の下面に折重なるよう
に重合して、実質的に閉じた底部を形成する。この場
合、後記するように、部分底を形成する第1、第2の三
角形状A、Cと方形状Bを形づくる各辺の長さにおい
て、鉢の側壁下部に接続する辺長さは側壁幅とされるこ
とから、これら第1、第2の三角形状A、Cと方形状B
を形づくる各辺の少なくとも1辺は側壁幅とされる。
【0009】上記の底付き連続集合鉢体の構成は以上の
如くであり、次に、この発明の底付き連続集合鉢体の製
造方法について説明する。なお、以下の例は説明を簡単
にするために図3に示す底付き連続集合鉢体にあって各
列の鉢の数を2個とした場合であるが、これに限定され
るものではない。
【0010】この発明の底付き連続集合鉢体の製造に用
いる薄膜としては、針葉樹、広葉樹の樹木から調製され
た木材パルプをはじめ、ボロパルプ、故紙パルプ、バガ
スパルプ等通常の製紙用天然パルプの単独、あるいは、
これら天然パルプにポリビニ−ルアルコ−ル、ポリプロ
ピレン、ポリエチレン、ポリオレフイン、ポリエステ
ル、ポリアミド、ポリアクリロニトリルおよびポリ塩化
ビニル等の合成繊維を混合した紙料から抄造された天然
パルプ紙や合成紙、あるいはこれら天然紙や合成紙を湿
潤強化した紙、あるいは天然パルプ紙、合成紙を適当に
選択した耐腐性薬剤で耐腐処理した紙等を挙げることが
できる。
【0011】上に挙げた薄膜群の中から適当に選ばれた
薄膜を巻き取ったロ−ル(図示しない)から広幅の第1
の薄膜9を矢印方向に引き出し、この薄膜9の上に以下
の設定を行なう。まず、図4に示すように上記鉢1の側
壁の1つ、例えば側壁aの列方向の長さ(側壁幅に相当
する)を単位長nとして、薄膜9の引き出し方向(以下
特に断わらない限り単に「引き出し方向」という)に先
端から順次後方に向けて、単位長nの1倍となる区分
R、3倍となる区分S、1倍となる区分R、3倍となる
区分S、1倍となる区分Rの5区分をとり、この区間を
単位区間Tとして、この5区分を有する単位区間Tを以
後引き続く薄膜9上に所望の回数連続的に反復設定す
る。
【0012】次いで、引き出し方向左右両側のいずれか
1側(図では右側)に側縁10から前記単位長n内側の
位置に引き出し方向に平行して折れ目付設線Lを設定
し、図4に示すように各区分Sの前記折れ目付設線Lの
外側(引き出し方向右側)となる画部11に引き出し方
向に対して後向きに単位長nを一辺とする第1の三角形
状A、単位長nを一辺とする方形状B、単位長nを一辺
とする第2の三角形状Cをこの順に設定し、さらに第1
の三角形状Aの引き出し方向に前向きとなる辺12には
外付けとなる糊代Dを、第2の三角形状Cの引き出し方
向に後向きとなる辺13には同じく外付けとなる糊代E
を、そして方形状Bの前記側縁10に一致する下辺14
と前記折れ目付設線Lの下方およそ(1−0.5√3)
nの位置(鉢1の開口部短径Mのおよそ1/2に相当す
る)で前記折れ目付設線Lに平行して引かれる線15と
により囲まれる部分に糊代Fを設定し、第1の三角形状
Aと第2の三角形状Cのそれぞれ他の辺16、17には
糊代を設けることなく、これらの糊代D、E、Fと各区
分Rの前記折れ目付設線Lの内側部分に図5のように適
宜選択した耐水性接着剤18を塗布する。
【0013】このように耐水性接着剤18を塗布した第
1の薄膜9に、図示しない別のロ−ルに巻き取った第1
の薄膜9に同じか或は類似の同一幅の第2の薄膜19を
両側を揃えて合せ、押圧貼着して連続する複合帯体20
を形成し、この複合帯体20に図6のように、前記折れ
目付設線Lに一致して折れ曲がりを容易とするミシン
目、不連続な切れ目或は押し溝等による折れ目21(以
下単に「折れ目」という)を加工し、引き続き各区分R
については折れ目付設線Lに一致して、各区分Sの第1
の三角形状Aについては糊代Dの外縁と糊代を持たない
辺16に一致して、方形状Bについては下辺14と糊代
を持たない2辺22、23に一致して、第2の三角形状
Cについては糊代を持たない辺17と糊代Fの外縁とに
一致してそれぞれこの一致部位を切断し、各区分Rの引
き出し方向の中間またはほぼ中間位置に引き出し方向に
交差してこの部分の分離を容易とする不連続な切れ目に
よる分離線24を加工して連続する成形複合帯体25を
形成し、各単位区間T内の最終に位置する区分Rの前端
線を折り返し線26として図7に模式図的に示すように
成形複合帯体25の表裏交互に水溶性接着剤4を全面ま
たは部分的に塗布し、この場合に前記折り返し線26に
続く最初の区分Rと前記折れ目付設線Lの外側となる画
部11に位置する前記第1及び第2の三角形状A、Cと
方形状Bの水溶性接着剤4の塗布を除き、順次左右交互
の蛇行状に折り曲げて多層配列として全体を押圧貼着す
ると、各列間で区分Sの部分が互いに1/3ピッチ宛ず
れた配置で水溶性接着剤4で貼着されることになる。
【0014】これを要すれば乾燥後、図7に示す成形複
合帯体25の折畳み体を図面の上下方向に引いて拡張展
開していくと、各列間で一方列の区分Sの薄膜9と、隣
接する他方の列の区分Sの薄膜19と相互にS/3幅宛
引き合い、その結果各列の区分Sは次第に六角柱状の鉢
を形成していき、これに伴って、前記区分Sの前記折れ
目付設線Lの外側となる画部11に成形されている斜辺
の一方12、13のそれぞれが相互に貼着されている第
1及び第2の三角形状A、Cの片と下辺15が相互に貼
着されている方形状Bの片のそれぞれが接続する鉢側壁
に引かれて前記折れ目21を介して、鉢の下部に向けて
の屈曲が強制され、鉢が完全な六角柱状を形成したとき
に、殆ど直角に屈曲して底部を形成し、前記区間Tの中
間と最終に位置する区分Rが連結片2を、また区間の最
初に位置する区分Rが接続片3を形成して図1に示す構
成のこの発明の底付き連続集合鉢体Pを与える。
【0015】この発明は上記の如くであるが、この発明
の範ちゅうにおいて種々の変形が可能であり、以下これ
について説明する。
【0016】第1の変形例は、上記連続する複合帯体2
0の形成において、図8に示すように、各区分Sの折れ
目付設線Lの外側となる画部11に設定する第1の三角
形状Aと第2の三角形状Cおよび方形状Bの形状を底部
5の形成機能を変えず、また底部5の強度を弱めること
のない範囲で設計変更したもので、前記第1の三角形状
Aと第2の三角形状Cのそれぞれ糊代D、Fを外付けす
る辺12、13を傾斜角(角度60°)を変えないで、
その長さをそれぞれ(0.8±0.05)nの範囲内で
短縮した辺27、28とし、この短縮に対応して糊代を
外付けしない辺16、17の長さを、それぞれ辺29、
30とし、さらに、方形状Bの前記辺14の長さをおよ
そ0.8nと短縮した長さ31とし、これに対応して前
記他の2辺22、23を垂直方向に対した僅かに傾斜し
た辺32、33に変形した方形状としたもので、以下複
合帯体20の形成を含めて前記と同様に処理するもので
ある。この例にあっては、底付き連続集合鉢体Pへの展
開にあたり、第1の底6、第2の底7及び第3の底8の
重複による底部5の形成がより容易となる。
【0017】変形例の他の例は、上記変形例を含めて、
前記連続する複合帯体20から成形複合帯体25を形成
するにおいて、図9に示すように、薄膜9、19の重合
貼着で形成した前記連続する複合帯体20に、前記と同
様に折れ目付設線Lに一致して折れ目21を加工し、折
れ目付設線Lの外側となる画部11の各区分Rと隣接す
る区分Sとの境界となる部位34を切断し、各区分Sの
第1の三角形状Aについては前記糊代Dの内縁35と糊
代を持たない斜辺16(29)に一致して、方形状Bに
ついては糊代Fの内縁37と辺22(32)及び23
(33)に一致して、第2の三角形状Cについては糊代
Eの内縁36と糊代を持たない斜辺17(30)に一致
して、それぞれ当該部位に上記同様の折れ目を加工して
前記同様に連続する成形複合帯体25を形成し、以下分
離線24の加工を含めて前記と同様に処理するものであ
る。この例の場合には、第1の三角形状A、第2の三角
形状Cおよび方形状Bの外に残片を残すが、其の後の処
理および押圧貼着により形成した多層配列の底付き連続
集合鉢体への展開にあたり支障はなく、底付き連続集合
鉢体の育苗に際しての利用にも支障を来さない。
【0018】この発明は上記のように構成され、この発
明が与える底付き連続集合鉢体は、使用に当たっては従
来の底部のない鉢集合体と全く同様に取り扱うことがで
き、また、従来知られる例えば特開平2-190121号公報に
開示される部分底を持った底付き鉢にあって、口径を大
きくした場合起りがちであった育苗移植作業中の鉢から
の土抜けが完全に防止される。以下実施例によりこの発
明をより具体的に説明する。
【0019】
【実施例】
実施例−1 第1の薄膜として、8−オキシキノリン銅系殺菌剤を2
重量%添加した米坪が70g/m2 で幅が140mmの帯
状未晒クラフト紙(以下UKP帯紙という)を連続して
引き出し、このUKP帯紙上にUKP帯紙の引き出し方
向(以下単に「引き出し方向」という)の先端より順
次、引き出し方向に交差して40、120、40、12
0、40mmの幅となる5区分を1サイクルとして区間設
定し、次いでこの1サイクルとなる設定区間について、
引き出し方向右側縁の左方40mmの位置に、引き出し方
向に平行して折れ目付設線Lを設定し、前記1サイクル
となる設定区間内の各120mm区分の前記折れ目付設線
と前記右側縁とにより囲まれる前記折れ目付設線Lの外
側となる画部に、1辺長さを40mmとする第1の三角形
状、方形状および第2の三角形状を引き出し方向後方に
向け順次設定し、かつこの場合に第1の三角形状、方形
状および第2の三角形状のそれぞれの1辺を前記折れ目
付設線上に一致させ、第1の三角形状の引き出し方向の
斜辺の外側にはこの斜辺に平行する幅5mmの糊代を、方
形状の引き出し方向の右側部には前記右側縁に一致する
辺に平行して内側となる幅5mmの糊代を、そして第2の
三角形状の引き出し方向後方の斜辺の外側にはこの斜辺
に平行して幅5mmの糊代をそれぞれ設定する。
【0020】次いで、前記1サイクルとなる設定区間内
で前記折れ目付設線Lの引き出し方向右側の画部を除く
前記40mmの各区分と、前記第1の三角形状、方形状お
よび第2の三角形状の糊代にそれぞれ耐水性接着剤(酢
酸ビニルエマルジョン)を塗布する。
【0021】次いで、上記1サイクル区間内に施した形
状設定、糊代の設定、および耐水性接着剤の塗布の3つ
の処理を、続くUKP帯紙に連続して14回反復し、図
5に示す態様の加工UKP帯紙を作成し、この加工UK
P帯紙に、別に用意した第1の薄膜に同じ素材、幅およ
び仕様の第2の薄膜を連続的に引き出し、第1の薄膜に
両側を揃えて重合貼着して連続する複合帯体を作成す
る。
【0022】次いで、上記連続する複合帯体に、前記折
れ目付設線Lに一致させてカット:タイ=2.5mm:
2.5mmの比の不連続な切れ目からなる折れ目を加工
し、前記40mmの各区分については前記折れ目付設線L
に一致させてこの部位を切断し、また前記120mmの各
区分については前記第1、第2の二つの三角形状のそれ
ぞれに設定した糊代の外郭と糊代のない斜辺に一致させ
て、そしてまた方形状の引き出し方向に交差する方向の
2辺に一致させて、それぞれこの部位を切断し、更に前
記40mmの各区分の引き出し方向中間位置には引き出し
方向に交差してカット:タイ=30mm:3mmの比の不連
続な切れ目からなる分離線を付与し、前記1サイクルと
なる設定区間内の末端に位置する40mmの区分の引き出
し方向前端を折り返し線(図6において線26で示す)
とし、前記折れ目付設線Lの引き出し方向右側の画部に
設定した二つの三角形状と一つの方形状の部分及び前記
折り返し線に続く40mmの区分を除き、かように加工し
た成形複合帯体の表裏交互に引き出し方向に平行する7
mm幅の水溶性接着剤(ポリビニルアルコ−ル)の線の3
本を幅方向に略々均等に分散させて塗布し、図7に示す
ように前記折り返し線で左右交互の蛇行状に折畳み全体
を押圧貼着し、室温放置による乾燥後、図7の折畳みの
方向に反対となる上下方向に引き全体を展開すると、1
辺が40mm、高さが100mm 、対角径が80mmの六角柱状
で、図2に示すように方形状の2片の貼着で形成する1
つの部分底(7)と、三角形状の2片の貼着で形成する
2つの部分底(8)、(9)の重複で形成する底部を持
った底付き鉢の28個が、図1に示す鉢の巣様に集合し
たこの発明の底付き連続集合鉢体を得た。
【0023】上記で得た底付き連続集合鉢を用いて常法
によりトマトを45日間育苗し、分離線から個々の鉢苗
に分割して移植したところ、鉢苗の取り扱いに際しての
培土の脱落は全く認めらず、移植後の苗の生育も順調に
推移した。
【0024】実施例−2 実施例1と同様にして作成した連続する複合帯体に、前
記折れ目付設線Lに一致させてカット:タイ=2.5m
m:2.5mmの不連続な切れ目からなる折れ目を加工
し、前記120mmの各区分については折れ目付設線Lの
外側となる画部の各40mm区分と隣接する120mm 区分と
の境界となる部位を切断し、各120mm 区分に設定した第
1、第2の三角形状についてはそれぞれ糊代の内縁と糊
代を持たない斜辺に一致して、また方形状について引き
出し方向に交差する方向の2辺に一致してそれぞれ当該
部位に上記同様の不連続な切れ目からなる折れ目を加工
して前記同様に連続する成形複合帯体を形成し、以下実
施例1と同様に処理して室温放置による乾燥後、図7で
上下方向に引き全体を展開すると、1辺が40mm、高さ
が100mm 、対角径が80mmの六角柱状で、図2に示すよ
うに方形状の2片の貼着で形成する1つの部分底(7)
と、三角形状の2片の貼着で形成する2つの部分底
(8)、(9)の重合で形成する残片を伴った底部を持
ったこの発明の底付き連続集合鉢体を得た。
【0025】実施例−3 第1の薄膜として、8−オキシキノリン銅系殺菌剤を2
重量%添加した米坪が70g/m2 で幅が140mmの帯
状未晒クラフト紙(以下UKP帯紙という)を連続して
引き出し、このUKP帯紙上にUKP帯紙の引き出し方
向の先端より順次、引き出し方向に交差して40、12
0、40、120、40mmの幅となる5区分を1サイク
ルとして区間設定し、次いでこの1サイクルとなる設定
区間について、引き出し方向右側縁の左方40mmの位置
に、引き出し方向に平行して折れ目付設線Lを設定し、
前記1サイクルとなる設定区間内の各120mm区分の前
記折れ目付設線と前記右側縁とにより囲まれる画部に、
前記実施例1にて設定した1辺を40mmとする第1の三
角形状の形状に代えて、この第1の三角形状の引き出し
方向の斜辺をその傾斜角を変えないで、その長さを34
mmとし、この34mm長さの先端と、前記120mm区分の
前記折れ目付設線Lの3等分点の引き出し方向最初の点
とを結んだ線を他の斜辺として変形した三角形状を設定
し、同じく前記実施例1にて設定した1辺を40mmとす
る方形状の形状に代えて、前記引き出し方向右側縁に一
致する辺を32mmとし、この32mmの線の引き出し方向
の端部と前記3等分点の前記最初の点を、そして32mm
の線の引き出し方向の後方の端部と前記3等分点の引き
出し方向第2の点をそれぞれ結んで変形した方形状を設
定し、同じく実施例1にて設定した1辺を40mmとする
第2の三角形状の形状に代えて、この第2の三角形状の
引き出し方向の後方となる斜辺をその傾斜角を変えない
で、その長さを34mmとし、この34mm長さの先端と、
前記120mm区分の前記折れ目付設線Lの3等分点の引
き出し方向第2の点を結んだ線を他の斜辺として変形し
た三角形状を設定し、第1と第2の三角形状のそれぞれ
34mmの線の外側および方形状の前記32mmの辺の内側
には実施例1と同様に、これらの辺に平行して幅5mmの
糊代をそれぞれ設定し、以下実施例1の要領で処理して
展開により、1辺が40mm、高さが100mm 、対角径が8
0mmの六角柱状で、図2に示すように方形状の2片の貼
着で形成する1つの部分底(7)と、三角形状の2片の
貼着で形成する2つの部分底(8)、(9)の重複で形
成する底部を持った底付き鉢の28個が、図1に示す鉢
の巣様に集合したこの発明の底付き連続集合鉢体を得
た。
【0026】実施例−4 第1の薄膜として、8−オキシキノリン銅系殺菌剤を2
重量%添加した米坪が70g/m2 で幅が140mmの帯
状未晒クラフト紙(以下UKP帯紙という)を連続して
引き出し、このUKP帯紙上にUKP帯紙の引き出し方
向の先端より順次、引き出し方向に交差して40、12
0、40、120、40mmの幅となる5区分を1サイク
ルとして区間設定し、次いでこの1サイクルとなる設定
区間について、引き出し方向右側縁の左方40mmの位置
に、引き出し方向に平行して折れ目付設線Lを設定し、
前記1サイクルとなる設定区間内の各120mm区分の前
記折れ目付設線と前記右側縁とにより囲まれる画部に、
前記実施例1にて設定した1辺を40mmとする第1の三
角形状の形状に代えて、この第1の三角形状の引き出し
方向の斜辺をその傾斜角を変えないで、その長さを34
mmとし、この34mm長さの先端と、前記120mm区分の
前記折れ目付設線Lの3等分点の引き出し方向最初の点
とを結んだ線を他の斜辺として変形した三角形状を設定
し、同じく前記実施例1にて設定した1辺を40mmとす
る方形状の形状に代えて、前記引き出し方向右側縁に一
致する辺を32mmとし、この32mmの線の引き出し方向
の端部と前記3等分点の前記最初の点を、そして32mm
の線の引き出し方向の後方の端部と前記3等分点の引き
出し方向第2の点をそれぞれ結んで変形した方形状を設
定し、同じく実施例1にて設定した1辺を40mmとする
第2の三角形状の形状に代えて、この第2の三角形状の
引き出し方向の後方となる斜辺をその傾斜角を変えない
で、その長さを34mmとし、この34mm長さの先端と、
前記120mm区分の前記折れ目付設線Lの3等分点の引
き出し方向第2の点を結んだ線を他の斜辺として変形し
た三角形状を設定し、第1と第2の三角形状のそれぞれ
32mmの線の外側および方形状の前記32mmの辺の内側
には実施例1と同様に、これらの辺に平行して幅5mmの
糊代をそれぞれ設定し、以下実施例1と同様に処理して
連続する複合帯体を作成し、次いで、実施例2の要領で
処理して連続する成形複合帯体を形成し、以後実施例1
の要領で同様に処理して展開により、1辺が40mm、高
さが100mm 、対角径が80mmの六角柱状で、図2に示す
ように方形状の2片の貼着で形成する1つの部分底
(7)と、三角形状の2片の貼着で形成する2つの部分
底(8)、(9)の複合で形成する残片を伴った底部を
持ったこの発明の底付き連続集合鉢体を得た。
【0027】
【発明の効果】この発明の底付き連続鉢集合体によると
きは、予め設定した形状に切断した例えば方形状の紙片
を用いることなく、連続して繰り出す薄膜に順次加工を
施して行くことにより、底付き連続集合鉢体を得ること
ができ、底部の形成のための複雑な形状片、複雑な折畳
みを不要とし、扁平な折畳み体を展開すると、展開に伴
って自然的に底部を形成するので、連続一貫製造による
生産性を高め、製造を簡単化して量産を可能とする。そ
して、この発明の底付き連続鉢集合体を用いて植物を育
苗移植するときには、従来の無蓋、無底の紙または紙の
ような薄膜で作られた鉢体を使用する際にみられた鉢体
からの土抜け現象が完全に解消し、土壌条件に左右され
ずに良好な作業をすることが可能となり、さらに底部の
形成は第1、第2および第3の3種の部分底の重合によ
りなされているので、育苗後鉢体をつけたままで移植し
ても、苗の根はこれらの部分底の間隙を通して容易に鉢
外に伸張するので苗の生育には何等の支障をも与えない
ので実用性に富み、植物の育苗移植に用いて営農に大き
く貢献できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 底付き連続集合鉢体を構成する個々の鉢体の
斜視図である。
【図2】 図1のI−I視側面図である。
【図3】 底付き連続集合鉢体の展開時の平面図であ
る。
【図4】 第1の薄膜上に単位区間T、区分R、S、そ
れぞれの1辺に糊代を付した第1および第2の三角形
状、および糊代を付した方形状の設定の状態を説明する
一部平面図である。
【図5】 薄膜上に設定した区分R、第1および第2の
三角形状および方形状の糊代に耐水性接着剤を塗布する
状態を説明する平面図である。
【図6】 複合帯体から、成形複合帯体を形成する1例
を説明する平面図である。
【図7】複合帯体の表裏交互に水溶性接着剤を塗布し、
多層配列となるように折り返し線より左右交互の蛇行状
に折り曲げる様子を模式図的に説明する側面図である。
【図8】この発明の変形の第1例を説明し、第1の薄膜
上に変形された第1および第2の三角形状、および方形
状を設定する状態を説明する平面図である。
【図9】この発明の変形の第2の例を説明し、形成され
た複合帯体に他の切断および折れ目加工を施す状態を説
明する平面図である。
【符号の説明】
1 鉢 a、b、c、d、e、f
鉢側壁 2 連結片 n
単位長さ 3 接続片 A
第1の三角形状 4 水溶性接着剤 B
方形状 5 底部 C
第2の三角形状 6 第1の部分底 D、E、F
糊代 7 第2の部分底 L
折れ目付設線 8 第3の部分底 P
集合鉢体 9、19 薄膜 R、S
区分 18 耐水性接着剤 T
単位区間 20 複合帯体 U−1、U−2、U−3
・・・ ユニット 21 折れ目 24 分離線 25 成形複合帯体 26 折り返し線

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙または紙のような薄膜からなり、一端
    から連続する列状引き出し可能な多列配置として集合さ
    れている個々の六角柱状鉢体の下部に、鉢体の列方向に
    位置して対向する1対の側壁下部にそれぞれ延長する方
    形状の延長部の相互貼着で形成する第1の部分底と、残
    る他の2対の側壁下部にそれぞれ延長する三角形状の延
    長部の隣接間の相互貼着で形成する第2および第3の部
    分底との重合でなる底部を有することを特徴とする底付
    き連続集合鉢体。
  2. 【請求項2】 側壁下部にそれぞれ延長する方形状の延
    長部の形状が、少なくとも1辺を側壁幅とする方形状で
    あることを特徴とする請求項1記載の底付き連続集合鉢
    体。
  3. 【請求項3】 側壁下部にそれぞれ延長する三角形状の
    延長部の形状が、少なくとも1辺を側壁幅とする三角形
    状であることを特徴とする請求項1記載の底付き連続集
    合鉢体。
  4. 【請求項4】 以下の第1工程、第2工程からなること
    を特徴とする底付き連続集合鉢体の製造方法。 第1工程:所定幅の紙または紙のような第1の薄膜を連
    続的に引き出し、薄膜上に引き出し方向の先端より順次
    後方に向けて単位長nの区分R、3nの区分S、区分R
    −区分Sの反復、区分Rの順となる単位区間Tを設定
    し、次いで単位区間Tの薄膜に引出し方向の左右のいず
    れか一側の側縁から前記単位長n内側に引出し方向に平
    行して折れ目付設線Lを設定し、各区分Sの折れ目付設
    線Lの外側となる画部に、薄膜の引出し方向から後方に
    向けて順次単位長nを1辺とする第1の三角形状A、方
    形状B、第2の三角形状Cを設定し、さらに第1の三角
    形状Aの薄膜の引出し方向前方の斜辺には外付けとなる
    糊代Dを、第2の三角形状Cの引き出し方向後方の斜辺
    には同様に外付けとなる糊代Eを、そして前記方形状B
    の下縁と下縁からおよそ(1−0.5√3)n内側位置
    で囲まれ折れ目付設線Lに平行する区分に糊代Fを設定
    し、このような単位区間T内の第1及び第2の三角形状
    A、C、方形状B、糊代D、E、Fの設定を続く薄膜に
    所望の回数反復し、反復する単位区間T内の各区分Rの
    折れ目付設線Lの外側を除く部分及び糊代D、E、Fの
    それぞれに耐水性接着剤を塗布し、これに別に引き出す
    第1の薄膜に同じ幅で第1の薄膜に同じか類似の第2の
    薄膜を両側縁を揃えて重合貼着して連続する複合帯体を
    形成する第1工程。 第2工程:第1工程で形成した連続する複合帯体に、前
    記折れ目付設線Lに一致して折れ目を加工し、さらに各
    区分Rについては折れ目付設線Lに一致して、各区分S
    の第1の三角形状Aについては糊代Dの外縁と糊代を持
    たない斜辺に一致して、方形状Bについては薄膜の引き
    出し方向に交差する方向となる2辺に一致して、第2の
    三角形状Cについては糊代Fの外縁と糊代を持たない斜
    辺に一致してそれぞれ当該部位を切断し、各区分Rの薄
    膜の引き出し方向の中間またはほぼ中間位置に薄膜の引
    き出し方向に交差してこの部分の分離を容易とする分離
    線を加工し、反復する各単位区間T内の最終に位置する
    区分Rの前端線を折り返し線として複合帯体の表裏交互
    に水溶性接着剤を全面または部分的に塗布し、この場合
    に前記折り返し線に続く最初の区分Rと前記折れ目付設
    線Lの外側に位置する前記第1及び第2の三角形状A、
    Cと方形状Bの水溶性接着剤の塗布を除き、順次折り返
    し線から左右交互の蛇行状に折り曲げて多層配列とし、
    全体を押圧により貼着する第2工程。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の底付き連続集合鉢体の製
    造方法において、第2工程が、第1工程で形成した連続
    する複合帯体に前記折れ目付設線Lに一致して折れ目を
    加工し、前記折れ目付設線Lの外側となる画部の前記各
    区分Rと隣接する区分Sとの境界となる部位を切断し、
    各区分Sの第1の三角形状Aについては糊代Dの内縁と
    糊代を持たない斜辺に一致して、方形状Bについては薄
    膜の引き出し方向に交差する方向となる2辺に一致し
    て、第2の三角形状Cについては折れ目付設線Lに一致
    する1辺を除き糊代Fの内縁と糊代を持たない斜辺に一
    致してそれぞれ当該部位に折れ目を付与し、各区分Rの
    薄膜の引き出し方向の中間またはほぼ中間位置に薄膜の
    引き出し方向に交差してこの部分の分離を容易とする分
    離線を加工し、反復する各単位区間T内の最終に位置す
    る区分Rの前端線を折り返し線として複合帯体の表裏交
    互に水溶性接着剤を全面または部分的に塗布し、この場
    合に前記折り返し線に続く最初の区分Rと前記折れ目付
    設線Lの外側となる区分の水溶性接着剤の塗布を除き、
    順次折り返し線から左右交互の蛇行状に折り曲げて多層
    配列とし、全体を押圧により貼着することを特徴とする
    請求項4記載の底付き連続集合鉢体の製造方法。
  6. 【請求項6】請求項4記載の底付き連続集合鉢体の製造
    方法において、第1工程が、各区分Sに設定する第1の
    三角形状Aと第2の三角形状Cのそれぞれ糊代D、Eを
    持つ斜辺を他の斜辺よりも短辺とし、方形状Bの側縁に
    当たる辺を折れ目付設線Lに一致する辺よりも短辺とし
    たことを特徴とする請求項4記載の底付き連続集合鉢体
    の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の底付き連続集合鉢体の製
    造方法において、第1工程が、各区分Sに設定する第1
    の三角形状Aと第2の三角形状Cのそれぞれ糊代D、E
    を持つ斜辺を他の斜辺よりも短辺とし、方形状Bの側縁
    に当たる辺を折れ目付設線Lに一致する辺よりも短辺と
    したことを特徴とする請求項5記載の底付き連続集合鉢
    体の製造方法。
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