JPH07312885A - 超電導アクチュエータ - Google Patents

超電導アクチュエータ

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JPH07312885A
JPH07312885A JP10098794A JP10098794A JPH07312885A JP H07312885 A JPH07312885 A JP H07312885A JP 10098794 A JP10098794 A JP 10098794A JP 10098794 A JP10098794 A JP 10098794A JP H07312885 A JPH07312885 A JP H07312885A
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JP
Japan
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superconductor
magnetic
cores
magnetic flux
rotor
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Withdrawn
Application number
JP10098794A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Kuroda
潔 黒田
Takeshi Sakurai
健 桜井
Kiichi Komada
紀一 駒田
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
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Publication of JPH07312885A publication Critical patent/JPH07312885A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C32/00Bearings not otherwise provided for
    • F16C32/04Bearings not otherwise provided for using magnetic or electric supporting means
    • F16C32/0406Magnetic bearings
    • F16C32/0408Passive magnetic bearings
    • F16C32/0436Passive magnetic bearings with a conductor on one part movable with respect to a magnetic field, e.g. a body of copper on one part and a permanent magnet on the other part
    • F16C32/0438Passive magnetic bearings with a conductor on one part movable with respect to a magnetic field, e.g. a body of copper on one part and a permanent magnet on the other part with a superconducting body, e.g. a body made of high temperature superconducting material such as YBaCuO

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 可動体の部品点数が少なく、移動中の可動体
の負荷を軽減し、かつ可動体とステータ部の位置関係を
制限しない。ドーナツ状の超電導体を用いて回転中の無
駄なエネルギ消費をなくし、かつ磁束の拡がりを抑え
る。線状に配置した複数の磁心に沿って可動体を移動可
能にする。 【構成】 可動体であるロータ部11とステータ部12
を備えた超電導アクチュエータ10に関し、ステータ部
は環状に配置された複数の磁心18とこれらの磁心18
に巻かれた励磁コイル19とにより構成され、ロータ部
は磁束ピン止め可能な、望ましくはドーナツ状の第1超
電導体16を含みかつ複数の磁心に対向しながら回転可
能に設けられる。磁心18に第1超電導体16と同一材
料からなる磁束ピン止め可能な第2超電導体23が第1
超電導体に対向して設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は超電導モータ、超電導リ
ニアアクチュエータ等に代表される超電導アクチュエー
タに関する。更に詳しくは、可動体及びステータ部の磁
心にそれぞれ超電導体を有する超電導アクチュエータに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、超電導アクチュエータとして、図
16に示すように可動体としてのロータ部1とこのロー
タ部1の下方に設けられたステータ部2を備えた超電導
モータが IEEE TRANSACTION ON MAGNETICS(Vol.27, N
o.2, March (1991),2244)に開示されている。ロータ部
1は回転軸3が中心に固着された非磁性体からなる円板
状のロータ本体4と、このロータ本体4の回転軸3の周
囲に設けられた8個の円柱状の軟磁性体5とこれらの軟
磁性体5のそれぞれに嵌入された8個の環状の超電導体
6とを有する。またステータ部2は軟磁性体5がロータ
本体4とともに回転する軌跡に対向して固定円板7の上
に環状に配置された24個の磁心8と、これらの磁心8
に巻かれた3組の励磁コイル9a,9b,9cと、ロー
タ部1の回転軸3の下端を受ける軸受7aとを有する。
励磁コイル9a,9b,9cは、連続した3個の磁心8
を1ブロックとして8個のブロック間をそれぞれジグザ
グに通って図示しない電源端子につながっている。励磁
コイル9bは励磁コイル9aより磁心を1つずらして励
磁コイル9aと同様に巻かれ、励磁コイル9cは励磁コ
イル9bより更に磁心を1つずらして励磁コイル9aと
同様に巻かれる。
【0003】ロータ部1の回転軸3の下端をステータ部
2の軸受7aに挿入し、超電導体6を臨界温度以下に冷
却する。この状態で、先ずステータ部2の励磁コイル9
a,9b,9cにそれぞれ同一方向に直流電流を流して
24個の磁心8に磁場を発生させると、この磁場が軟磁
性体5を貫いて超電導体6の内部に永久電流を発生させ
る。次いで励磁コイル9a〜9cに流していた直流電流
を切ると、超電導体6の永久電流によりロータ部1の軟
磁性体5に磁場が発生する。次に励磁コイル9a〜9c
に再度直流電流を流す。このとき同一方向に流していた
3組の励磁コイルのうち1組のコイルには他の2組のコ
イルと逆方向に直流電流を流す。これにより磁心8には
3組のコイルに同一方向の直流電流を流した場合とは違
った変則的な磁場が磁心毎に生じ、この磁場と超電導体
6の永久電流により生じた軟磁性体5の磁場との斥力に
よりロータ部1がステータ部2から浮上し、しかも変則
的な磁場の発生により、ロータ部1は回転軸3を中心に
回転する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の超
電導アクチュエータでは、可動体であるロータ部に8個
の重い軟磁性体を用いるため、部品点数が多いばかり
か、回転負荷を増大させている。また図17に示すよう
に軟磁性体5に磁場を発生させたときには、軟磁性体5
の全半径方向に磁束Φの回路が存在するため、軟磁性体
5の下部ではこれらの磁束Φが磁心8の上面より拡がっ
てしまい、軟磁性体5の磁束Φを有効に利用できない。
更にロータ部の磁場とステータ部の磁場との斥力がロー
タ部の回転駆動力であるため、ロータ部をステータ部の
下方に設けると、重力によりロータ部はステータ部と離
反してしまう問題点があった。
【0005】本発明の目的は、可動体の部品点数が少な
く、移動中の可動体の負荷を軽減し、かつ可動体とステ
ータ部の位置関係に制限のない超電導アクチュエータを
提供することにある。
【0006】本発明の別の目的は、ドーナツ状の超電導
体を用いて磁心の磁場を発生する面積より超電導体の面
積を広げることにより、可動体であるロータ部の回転中
の無駄なエネルギ消費をなくし、かつ磁束の拡がりを抑
える超電導アクチュエータを提供することにある。
【0007】本発明の更に別の目的は、線状に配置した
複数の磁心に沿って可動体を移動することができる超電
導アクチュエータを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1及び図4に示すよう
に、本発明の第1超電導アクチュエータ10は環状に配
置された複数の磁心18とこれらの磁心18に巻かれた
励磁コイル19とにより構成されたステータ部12と、
磁束ピン止め可能な第1超電導体16を含みかつ複数の
磁心に対向しながら回転可能に設けられた可動体である
ロータ部11とを備え、その磁心18に第1超電導体1
6と同一材料からなる磁束ピン止め可能な第2超電導体
23が第1超電導体16に対向して設けられる。
【0009】図14及び図15に示すように、本発明の
第2超電導アクチュエータ40は線状に配置された複数
の磁心48とこれらの磁心に巻かれた励磁コイル49と
を有するステータ部42と、磁束ピン止め可能な第1超
電導体46を含みかつ複数の磁心48に対向しながら線
状に配置された磁心48に沿って移動可能に設けられた
可動体41とを備え、その磁心48に第1超電導体と同
一材料からなる磁束ピン止め可能な第2超電導体53が
第1超電導体46に対向して設けられる。
【0010】図1及び図15に示すように、超電導体1
6,46の着磁方向と逆向きにピン止めされた磁束を打
ち消すためにこの着磁方向と同方向の磁場を発生するソ
レノイド15,45を超電導体16の周囲に間隔をあけ
て、又は可動体46の移動経路に沿って設けることが好
ましい。これはピン止めされた磁束が打ち消された超電
導体部分にはマイスナ効果が現れ、励磁コイル19,4
9から発生する磁場に対する斥力が高まり、回転速度又
は走行速度が増加するためである。このことを超電導体
16を代表して図2及び図3により具体的に説明する。
図2(a)に示すような磁束ピン止め可能な超電導体1
6の上面に図2(b)に示すように一定の距離Dをあけ
て2つの約3,300Oeの永久磁石21,21を置
き、超電導体16を着磁すると、超電導体16に着磁部
16aが生じ、図2(c)に示すように磁石21,21
を除いても超電導体16のピン止め効果により超電導体
上面の着磁部16aには着磁方向に750Oeの磁束Φ
1を生じる。一方、超電導体上面の着磁部の間の非着磁
部16bには着磁方向と逆向きの200Oeの磁束Φ2
を生じる。図2(d)は超電導体16の着磁部16aと
その間の非着磁部16bの各上面部分の着磁の様子をグ
ラフ化したものである。超電導体16の長さ方向はグラ
フの横軸に対応する。図3(a)に示すようにこの超電
導体16に逆方向の磁束Φ2を打ち消す程度の例えば永
久磁石22を置き、磁場を再度かけた後、図3(b)に
示すように磁石22を除くと、図3(c)に示すように
非着磁部16bの上面部分は完全反磁性を示し、マイス
ナ効果を奏するようになる。
【0011】
【作用】図1及び図5(a)に示す超電導体16及び2
3を臨界温度以下に冷却した状態で、先ずステータ部1
2の複数の励磁コイル19に同一方向に直流電流を流し
て環状に配置された複数の磁心18全てに同一方向の磁
場を発生させると、図8(a),図8(b)及び図5
(b)に示すようにこの磁場により超電導体16の下面
の着磁部には磁束Φ1が、また超電導体23の上面には
磁束Φ4がそれぞれピン止めされる。このとき超電導体
16の下面の着磁部間の非着磁部には着磁磁場と逆方向
に磁束Φ2がピン止めされる。磁束Φ1及びΦ4の各ピン
止め方向は同一であって、超電導体16及び23の持つ
マイスナ効果もあり、超電導体16と超電導体23は引
力及び斥力によりつりあいを示し、可動体であるロータ
部11はステータ部12から浮上して保持される。次い
で励磁コイル19に流していた直流電流を切って、図1
に示すソレノイド15によりこの磁束Φ2を打ち消す磁
場を一時的にかければ、図9(a),図9(b)及び図
5(b)に示すように磁束Φ2が消磁し、超電導体16
の下面部分には磁束Φ1のみが、また超電導体23の上
面部分には磁束Φ4がピン止めされるようになる。説明
を簡単にするために、図9では超電導体23及び磁束Φ
4を省いている。次に複数のコイル19に電流を流すこ
とにより、好ましくは複数の磁心18を3の倍数にし、
3個の磁心を1ブロックとしてこのブロック毎のコイル
19に3相交流電流を流すことにより、図5(c)に示
すようにステータ部12に回転磁場Rを発生させる。こ
こでステータ部12の超電導体23にはマイスナ効果が
あり、回転磁場Rは超電導体23には侵入できないが、
初めにピン止めされた磁束Φ1及びΦ4の斥力及び引力に
よりロータ部11は浮上した状態で、超電導体23を除
く磁心18の部分に発生した回転磁場Rにより回転す
る。
【0012】超電導体16を図4に示すドーナツ状に形
成すれば、図10に示すように超電導体16の周縁の半
径方向において磁束Φ3が閉回路を構成するけれども、
超電導体16のその他の部分においては磁束は閉回路を
構成しない。特に超電導体16の周方向の着磁部間の非
着磁部は完全反磁性を示すマイスナ効果のため、磁場排
斥効果を生じ、その領域には超電導体に着磁した磁束Φ
1を吸収する磁束は入り込めない。図10において、1
6bは非着磁部を示す。この結果、図17に示した従来
の超電導アクチュエータの超電導体6が磁束の漏れが多
かったものが、図4に示すドーナツ状の超電導体16を
用いれば、超電導体の磁束の漏れを軽減でき、励磁コイ
ル19の磁場により超電導体16に生じるピン止めされ
た磁束を有効利用してロータ部11の回転力を増加させ
ることができる。また、超電導体16の磁束ピン止め効
果のために、超電導体の着磁部はそれ自体が磁石として
振る舞い、この着磁部と磁心とは磁心に生じた磁極に応
じて斥力のみならず互いに引力を生じるため、例えロー
タ部11をステータ部12の下方に配置してもロータ部
11は落下しない。これにより例えばロータ部11の中
心に回転軸13を設けておけば、この回転軸13を所望
の方向に制限なく設けることができ、かつ回転軸13か
ら回転力を取出すことができる。更に、図14に示すよ
うに第2超電導体53を有する磁心48を複数個線状に
配置し、磁心48に可動体41を載せて、励磁コイル4
9に上記と同様に電流を流せば、可動体41を磁心48
に沿って移動させることができる。
【0013】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳し
く説明する。 <実施例1>図1、図4〜図6に示すように、この例で
は超電導体16は磁束ピン止め可能なYBa2Cu3
7-xからなり、ドーナツ状をなし、その内周部分には非
磁性体であるアルミニウムからなる円板状のロータ本体
14が固着される。超電導体16は外径が0.05m〜
0.2m、外径:内径:厚み=1:0.5〜0.7:
0.08〜0.12の寸法を有する。このロータ本体1
4の中心には回転軸13が固着され、超電導体16の外
周部分にはロータ本体14と同じ材質の環状フレーム1
4aが固着される。回転軸13はロータ本体14の下面
からは突出せず、上面からのみ突出する。回転軸13、
ロータ本体14、超電導体16及びフレーム14aによ
り可動体であるロータ部11が構成される。
【0014】ロータ部11の下方にはステータ部12が
配置される。ステータ部12は基台となる円板17と、
この円板17上に環状にかつ櫛歯状に固着された24個
の磁心18と、これらの磁心18に巻かれた励磁コイル
19とを有する。円板17の周縁には取付孔17aが設
けられる。24個の磁心18は軟磁性体からなり、それ
ぞれの中心部には超電導体16と同一材料からなる磁束
ピン止め可能な円柱状の超電導体23が磁心18を貫通
するように埋込まれる。埋込まれた超電導体23の上面
は超電導体16の下面に対向する(図5)。これらの磁
心18は超電導体16に対向して円板17に固着され
る。具体的には超電導体16の外周が磁心18の外周
に、また超電導体16の内周が磁心18の内周にそれぞ
れ相対するように配置される。磁心18に巻かれる励磁
コイル19は、3相交流を流せるように3組のコイル1
9a,19b及び19cにより構成される。コイル19
aは24個の磁心のうち2個おきに8個の磁心にそれぞ
れ多数回巻かれ、コイル19bはコイル19aを巻いた
磁心より1つずらした8個の磁心にそれぞれ多数回巻か
れ、コイル19cはコイル19bを巻いた磁心より更に
1つずらした8個の磁心にそれぞれ多数回巻かれる。図
1及び図4に示すように、回転軸13が24個の磁心1
8の環状中心になるように、ロータ部11をステータ部
12の上に配置する。この状態で環状フレーム14aの
外周に間隔をあけてソレノイド15が設けられる。図4
にはソレノイド15は省略してある。
【0015】このような構成の超電導モータ10を超電
導体16及び23の臨界温度以下に冷却する。例えば、
図1に示すフレーム14aと超電導体16とロータ本体
14で形成される凹部11aに液体窒素を満たし、磁心
18の周囲を液体窒素で冷やす。この状態で励磁コイル
19a〜19c全てに同一方向に直流電流を流し、全て
の磁心18に図7に示すように磁場を発生させ、その磁
場でロータ部11の冷却された超電導体16及びステー
タ部12の超電導体23にそれぞれ磁束をピン止めさせ
る。図8(a),図8(b)及び図5(b)に示すよう
にピン止め効果により、超電導体16の下面の着磁部に
750Oeの磁束Φ1が発生する一方、超電導体16の
下面の着磁部間の非着磁部には着磁方向と逆向きに20
0Oeの磁束Φ2が発生する。超電導体23の上面には
1,300eの磁束Φ4が発生する。磁束Φ1及びΦ4
各ピン止め方向は同一であって、超電導体16と超電導
体23は引力及び斥力によりつりあいを示し、ロータ部
11は浮上して保持される。ここで、図1に示すソレノ
イド15に電流を流してこの磁束Φ2を打ち消す磁場を
超電導体16の着磁方向と同方向にかける。これによ
り、実際に超電導体16の下面にピン止めされている磁
束の超電導体の各部分における状況は図9(a),図9
(b)及び図5(b)に示すようになる。
【0016】次いで、コイル19a〜19cに流してい
た直流電流を切った後、コイル19a〜19cに3相交
流電流を流し、櫛歯状の24個の磁心18に回転磁場を
生じさせる。この状況を図11及び図12に基づいて説
明する。図6、図7及び図12では磁心18及びコイル
19の配置及び各磁場の発生状況を分かり易くするため
に、便宜的にロータ部11をステータ部12から上方に
浮かせた状態を示す。また図12ではコイルを省略して
いる。
【0017】図11の上部に24個の磁心のうち9個の
磁心18a〜18iと各磁心に巻かれたコイル19a、
19b及び19cを示す。前述したようにコイル19a
は磁心18a、18d及び18gに巻かれ、コイル19
bは磁心18b、18e及び18hに巻かれ、コイル1
9cは磁心18c、18f及び18iに巻かれる。コイ
ル19aには3相交流電流のうちU−相が、コイル19
bにはV−相が、コイル19cにはW−相がそれぞれ流
れる。U−相、V−相及びW−相は互いに120度位相
を異にする。図11のこれらのコイル19a〜19c及
び磁心18a〜18iの下方にはこれらのコイル及び磁
心によって生じる磁場のタイムチャートを磁心に対応さ
せて示す。タイムチャートのそれぞれの波形のたて軸は
磁場を、よこ軸は磁心の位置をそれぞれ示す。このタイ
ムチャートの波形(a)は図12(a)に、波形(b)
は図12(b)にそれぞれ対応する。
【0018】図9(a)の磁束Φ1に示される超電導体
16のピーク磁場(750Oe)は本来N極とS極の両
磁極が一体となって超電導体16にピン止めされた磁束
を意味するが、説明を簡単にするために、このピーク磁
場、即ち図9(b)に示す超電導体16の下面の各着磁
部の磁極の上向きを例えばN極とし、図11の波形
(a)に示すコイル19aが巻かれる磁心18a,18
d,18gにS極が生じると仮定すると、コイル19b
が巻かれる磁心18b,18e,18h及びコイル19
cが巻かれる磁心18c,18f,18iはN極にな
る。従って、図12(a)の状態では磁心18a,18
d,18gとこれらに対向する超電導体16とは引力
(図12(a)の実線矢印及び図9(b)参照)を生
じ、それ以外の磁心18b,18c,18e,18f,
18h及び18iと対向する超電導体16とは斥力(図
12(a)の破線矢印及び図9(b)参照)を生じる。
時間の経過により、図11の波形(b)に示すコイル1
9cが巻かれる磁心18c,18f,18iにN極が生
じ、それ以外の磁心にS極が生じると、図12(b)に
示すように磁心18c,18f,18iとこれらに対向
する超電導体16とは斥力(図12(b)の破線矢印)
を生じ、それ以外の磁心と対向する超電導体16とは引
力(図12(b)の実線矢印)を生じる。図11の符号
Pの破線に示すように、時間の経過とともに引力を生じ
る磁心の位置が変化するため、図12(b)に示すよう
にロータ部11は矢印の方向に回転する。この例ではス
テータ部12に生じた回転磁場と超電導体16にピン止
めされた磁束の斥力及び引力によりロータ部11はステ
ータ部12から浮上した状態で約380rpmの回転数
で回転する。
【0019】<実施例2>磁心の数を9個にした以外
は、実施例1と同様にロータ部及びステータ部を構成し
た。この超電導モータは実施例1と比して同じ電源周波
数で回転数が約2.6倍増加した。
【0020】<実施例3>磁心の数を48個にした以外
は、実施例1と同様にロータ部及びステータ部を構成し
た。この超電導モータは実施例1と比して同じ電源周波
数で回転数が約半分に減少した。
【0021】<実施例4>図13に示すロータ部31を
用いた以外は実施例1と同一のステータ部(図示せず)
を用いて、実施例1と同様にしてロータ部31を回転さ
せた。このロータ部31は円板状のロータ本体34とこ
のロータ本体と一体的に設けられた環状フレーム34a
とロータ本体34の中心に貫通して設けられた回転軸3
3を備える。この例では超電導体36は小円板状に形成
され、ロータ本体34の軸33の周囲にあけられた8個
の円形の貫通孔34bにそれぞれ丁度埋め込まれる。実
施例1のドーナツ状の超電導体16と異なって、ロータ
本体34の周方向にも磁束の漏れがみられたため、この
ロータ部31を用いた超電導モータは実施例と比して同
じ電源周波数で回転トルクが約半分に減少した。
【0022】<実施例5>図14及び図15に示すよう
に、この例では超電導アクチュエータ40は、線状に配
置された複数の磁心48とこれらの磁心に巻かれた励磁
コイル49とを有するステータ部42と、磁束ピン止め
可能な超電導体46からなる可動体41とを備える。可
動体41、即ち超電導体46は実施例1の超電導体16
と同一材料により直方体に形成され、複数の磁心48に
対向しながらこれらの磁心48の配列方向に移動可能に
設けられる。複数の磁心48は軟磁性体からなり、それ
ぞれの中心部には超電導体46と同一材料からなる磁束
ピン止め可能な円柱状の超電導体53が磁心48を貫通
するように埋込まれる。図15に示すように、埋込まれ
た超電導体53の上面は超電導体46の下面に対向す
る。複数の磁心48は櫛歯状に直線的に設けられ、可動
体41である超電導体46の幅は磁心48の幅に一致す
る。磁心48に巻かれる励磁コイル49は、3相交流を
流せるように実施例1と同様に3組のコイルにより構成
される。また可動体41の移動経路である磁心48に沿
ってソレノイド45が設けられる。
【0023】このような構成の超電導アクチュエータ4
0では、超電導体46及び53を臨界温度以下に冷却し
た状態で、先ずステータ部42の複数の励磁コイル49
に同一方向に直流電流を流して直線状に配置された複数
の磁心48全てに同一方向の磁場を発生させると、図示
しないがこの磁場により超電導体46の下面の着磁部及
び超電導体53の上面に磁束がそれぞれピン止めされ
る。このとき超電導体46の下面の着磁部間の非着磁部
には着磁磁場と逆方向に磁束がピン止めされる。超電導
体46及び53の磁束の各ピン止め方向は同一であっ
て、超電導体46及び53の持つマイスナ効果もあり、
超電導体46と超電導体53は引力及び斥力によりつり
あいを示し、可動体41はステータ部42から浮上して
保持される。
【0024】次いで励磁コイル49に流していた直流電
流を切って、図15に示すソレノイド45により超電導
体46の下面の着磁部間の非着磁部に生じた着磁磁場と
逆方向の磁束を打ち消す磁場を一時的にかければ、この
磁束が消磁し、超電導体46の下面の着磁部及び超電導
体53の上面にのみ磁束がそれぞれピン止めされる。次
に複数のコイル49に3相交流電流を流すと、実施例1
と同じ原理により櫛歯状の複数の磁心18に可動体41
をリニア方向に駆動する磁場が生じる。この例ではステ
ータ部42に生じた駆動磁場と超電導体46にピン止め
された磁束の斥力及び引力により可動体41はステータ
部42から浮上した状態で約60m/分の速度で走行す
る。
【0025】なお、上記例では超電導体として、YBa
2Cu37-xからなる超電導体を挙げたが、磁束ピン止
め可能な超電導体であれば、これに限るものではない。
また、ロータ本体の材質としてアルミニウムを挙げた
が、ロータ本体にはアルミニウム合金の他、マグネシウ
ム、ベリリウム、チタンなどの非磁性体の低比重金属の
単体又は合金を用いることもでき、またロータ本体を超
電導体で形成してもよい。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の超電導アク
チュエータは、図16に示した従来のものに比べて、磁
束ピン止め効果を利用するために可動体であるロータ部
に重い軟磁性体を使う必要がなく、また超電導体を環状
に加工する必要もない。ロータ本体、環状フレーム及び
回転軸に軽金属を用いれば、ロータ部の重量を従来のも
のより約55%軽減できる。これにより部品点数を僅か
にしてロータ部の軽量化をはかることができ、同時にロ
ータ部の回転力を増加させることができる。本発明のロ
ータ部の超電導体はステータ部の磁心に対して引力と斥
力が働くため、ロータ部とステータ部の位置関係に制限
がなくなる。特に、超電導体をドーナツ状にすることに
より、磁場の引力と斥力の働く有効な面積が広くなり、
回転中の無駄なエネルギ消費をなくし、かつ磁束の拡が
りを抑えて大幅に回転力を向上することができる。
【0027】また磁心に第2の超電導体を設けることに
より、励磁コイルに直流電流を流した後で、可動体がス
テータ部より浮上して保持される。これにより図1では
回転軸を軸受で支える必要がなくなり、回転抵抗のない
状態で可動体であるロータ部を回転させることができ
る。また図14に示すように可動体を磁心の配列方向に
移動できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の超電導アクチュエータの中央縦断面
図。
【図2】(a)その超電導体の初期状態の断面図。 (b)その超電導体の上面に磁石を配置して磁場をかけ
ている状態を示す断面図。 (c)その着磁した超電導体の断面図。 (d)その超電導体の着磁上面の磁束を示す図。
【図3】(a)図2(c)の超電導体の着磁方向と逆向
きに生じた磁束を打ち消すために磁石を配置して磁場を
かけている状態を示す断面図。 (b)その磁束が打ち消された超電導体の断面図。 (c)その超電導体の着磁上面の磁束を示す図。
【図4】本発明実施例の超電導アクチュエータのロータ
部及びステータ部の分解斜視図。
【図5】(a)磁心を励磁する前のロータ部及びステー
タ部の断面図。 (b)励磁コイルに直流電流を流した状態のロータ部及
びステータ部の断面図。 (c)励磁コイルに3相交流電流を流した状態のロータ
部及びステータ部の断面図。
【図6】そのロータ部及びステータ部を組合せた斜視
図。
【図7】そのロータ部の超電導体の初期着磁状態を示す
斜視図。
【図8】(a)その超電導体下面に最初に磁場をかけた
ときの着磁下面の磁束を示す図。 (b)その超電導体下面に最初に磁場をかけたときの磁
心とコイルと超電導体の展開断面図。
【図9】(a)図8の超電導体の着磁方向と逆向きに生
じた磁束が打ち消された着磁下面の磁束を示す図。 (b)その逆方向に生じた磁束を打ち消すときの磁心と
コイルと超電導体の展開断面図。
【図10】その超電導体の周縁に生じた磁束を示す図。
【図11】その励磁コイルを巻いた磁心に生じる磁場を
展開して示すタイムチャート。
【図12】そのステータ部に回転磁場が生じる状況を示
すロータ部及びステータ部の斜視図。
【図13】別の実施例の超電導アクチュエータのロータ
部の斜視図。
【図14】更に別の実施例の超電導アクチュエータの斜
視図。
【図15】図14に示す超電導アクチュエータの中央縦
断面図。
【図16】従来例の超電導アクチュエータのロータ部及
びステータ部の斜視図。
【図17】その超電導体に生じた磁束を示す図。
【符号の説明】
10,40 超電導アクチュエータ 11,31 ロータ部(可動体) 12,42 ステータ部 13,33 回転軸 15,45 ソレノイド 16,46 第1超電導体 18,48 磁心 19,49 励磁コイル 23,53 第2超電導体 41 可動体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状又は線状に配置された複数の磁心(1
    8,48)と前記磁心(18,48)に巻かれた励磁コイル(19,49)
    とにより構成されたステータ部(12,42)と、 磁束ピン止め可能な第1超電導体(16,46)を含みかつ前
    記複数の磁心(18,48)に対向しながら回転可能に又は線
    状に配置された磁心(48)に沿って移動可能に設けられた
    可動体(11,41)とを備えた超電導アクチュエータ(10,40)
    であって、 前記磁心(18,48)に前記第1超電導体(16,46)と同一材料
    からなる磁束ピン止め可能な第2超電導体(23,53)が前
    記第1超電導体(16,46)に対向して設けられたことを特
    徴とする超電導アクチュエータ。
  2. 【請求項2】 第1超電導体(16,46)の着磁方向と逆向
    きにピン止めされた磁束(Φ2)を打ち消すために前記着
    磁方向と同方向の磁場を発生するソレノイド(15,45)が
    前記可動体(11)の周囲に間隔をあけて又は前記可動体(4
    1)の移動経路に沿って設けられた請求項1記載の超電導
    アクチュエータ。
  3. 【請求項3】 第1超電導体(16)がドーナツ状に形成さ
    れ、前記超電導体(16)に対向して環状に複数の磁心(18)
    を配置し、前記環状の磁心(18)は前記超電導体(16)の外
    周及び内周に相応する外周及び内周を有する請求項1記
    載の超電導アクチュエータ。
  4. 【請求項4】 磁心(18,48)が3の整数倍環状に配置さ
    れ、前記3の整数倍の磁心に3組の励磁コイル(19a,19
    b,19c,49)が磁心毎に複数回巻かれ、かつ前記3組の励
    磁コイルに3相交流電流を流すように構成された請求項
    1記載の超電導アクチュエータ。
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