JPS63121460A - 高効率ブラシレスモ−タ - Google Patents

高効率ブラシレスモ−タ

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JPS63121460A
JPS63121460A JP26399286A JP26399286A JPS63121460A JP S63121460 A JPS63121460 A JP S63121460A JP 26399286 A JP26399286 A JP 26399286A JP 26399286 A JP26399286 A JP 26399286A JP S63121460 A JPS63121460 A JP S63121460A
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JP
Japan
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phase
toroidal
magnetic
yoke
rotor
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JP26399286A
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English (en)
Inventor
Takeshi Hatanaka
武史 畑中
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HAITEKU KENKYUSHO KK
Original Assignee
HAITEKU KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明はブラシレスモータに関し、さらに詳しくは、
アキシャルエアーギャップ型の高効率ブラシレスモータ
に関する。
最近における各種機器の小形軽量化、高性能化の進展に
伴ない、アキシャルエアギャップ型のフラットモータが
提案されている。情報機器やOA(オフィスオートメー
ション)機器においてステッピングモータとして利用さ
れている従来のフラットモータは、ステータヨーク上に
多数のQmJコイルを平面上に配置してステータを構成
し、ディスクロータに多数のマグネットを平面上に配置
したロータをステータに対向させ、駆動コイルをマグネ
ットとステータヨークとでサンドインチした構造となっ
ている。FA(ファクトリオートメーション)機器にお
いてサーボモータとして利用されているフラットモータ
はプリントモータとして良く知られている。このプリン
トモータは、ステータの平面上に多数の永久磁石をN極
とS極とが交互になるように配置し、この永久磁石にア
マチュア巻線を備えたディスクロータを対向させ、コミ
ュテータとブラシを介してアマチュア巻線に駆動電流を
供給する構造となっている。これら2つの型式のフラッ
トモータに共通する欠点は磁気回路においてロータとス
テータヨーク間に磁気コイルまたはアマチュア巻線があ
るためにエアーギャップが必然的に大きくなって磁気抵
抗が大きいことである。さらに各コイルまたはアマチュ
ア巻線の対象磁場が分散されていて、これらコイル又は
巻線の対象磁場領域が大きくなり、同一磁極に対する磁
束密度が低いために電磁エネルギー変換効率が低い欠点
がある。そのためモータの効率が悪く、より一層の小形
軽量化・高性能化が困難である。この問題を解決すべく
、高級希土類磁石をロータマグネットに採用することが
提案されているが、モータの特殊な構造上、ロータとス
テータヨークとのエアーギャップそのものを小さくでき
ないために、モータの効率が改善されず、かえって製造
コストが高くなる要因となっている。しかも、各コイル
またはアマチュア巻線の対象磁場が分散されているため
に、モータ周辺への磁気漏れが大きく、とくに磁気記録
を行なうフロッピィディスクドライブ装置や高密度磁気
記録を必要とする精密測定機器において多大な悪影響を
与えていた。プリントモータにいたっては前述の欠点の
他に、ロータにアマチュア巻線を設けているためにロー
タの全体重量が大きくなって、ロータイナーシャが増加
し、その結果。
パワーレートが小さくなって、高速応答ができず、安定
性に欠けるという欠点がある。さらにプリントモータで
は1機械的な摺動、摩耗部があるために信頼性が低く、
定期的な保守点検の必要があるだけでなく、火花、ノイ
ズが発生するために使用環境条件に大きな制約があった
。機械的整流作用による高速領域における過負荷耐量に
も限界があった。これを解決するために、円周方向に2
つの円弧状コイルを間隔を置いて配置して各コイルの中
央部と側部に延びるヨーク上に磁極歯を形成してステー
タを構成し、軸方向に磁化された薄い円板状のマグネッ
トでできたロータのマグネット部分を軸方向においてエ
アギャップを介して磁極歯に対向させた構造のステッピ
ングモータが提案されている。このモータにおいて、ヨ
ークは円周方向に間隔を設けて配置された複数の薄板か
らなっているために、隣接するヨーク薄板間には磁気抵
抗の大きなエアギャップが多量に存在している。
したがって、コイルの発生磁束は部分的にのみヨークに
集中されるため、磁束密度が高くなり得ず、その分モー
タの効率が悪くなる。さらに、ヨークは磁路断面積の小
さな複数の薄板からなっているために個々のヨーク薄板
の磁気抵抗が大きり、シたがって総磁束が少なくなって
モータの出力トルクが低い、しかも、ロータには円板状
のマグネットが組み込まれているために、高速回転には
適さず、振動、衝撃、高温等の環境条件の場所では使用
できず、さらには、経年変化によりモータの特性が劣化
するという欠点があった。
〔発明の目的〕
そこでこの発明の目的は高効率で小形軽量化、高性能化
が可能で信頼性の高いブラシレスモータを提供すること
にある。
この発明の他の目的は高効率で超薄型化が可能なブラシ
レスモータを提供することにある。
この発明の他の目的は磁気漏れや電磁ノイズの少ないブ
ラシレスモータを提供することにある。
この発明の他の目的は構造が簡単で、組立が容易であり
、小容量機から大容量機まで実用可能な低コストのブラ
シレスモータを提供することにある。
この発明の他の目的はロータのイナーシャを小さくでき
、パワデンシティ(kw/kg)とパワーレート(kw
/s)が著しく改善されたブラシレスモータを提供する
ことにある。
この発明の他の目的はエアギャップを小さくでき、起動
トルクが高くて、スルーイング特性に優れた。とくに、
ステッピングモータやサーボモータに適したブラシレス
モータを提供することにある。
この発明の他の目的は高速領域における過負荷耐量と振
動、Wt撃などの耐環境性に優れ、使用環境条件を選ば
ないブラシレスモータを提供することを目的とする。
この発明の他の目的は汎用の交流モータとしても利用可
能な低コストで長寿命であり、しかも高効率であるブラ
シレスモータを提供することにある。
〔発明の構成〕
本発明のブラシレスモータはステータにおいて複数の異
なる曲率半径領域に複数相のトロイダル駆動コイルを配
置し、前記複数相のトロイダル駆動コイルの各々の内側
と外側にそれぞれ軸方向に延びる磁束集中用のトロイダ
ル・イナーヨークおよびトロイダル・アウターヨークを
配置し、前記イナーヨークとアウターヨークの前面に予
じめ定められた第1の位相関係で円弧状磁極を形成し、
前記イナーヨークとアウターヨークの円弧状磁極間の空
隙に磁気遮断リングを配置し、予じめ定められた第2の
位相関係で複数の円弧状磁極をロータディスクに形成し
、前記ロータディスクの各々の円弧状磁極を各相におい
て前記イナーヨークの円弧状磁極と前記アウターヨーク
の円弧状磁極に対してエアーギャップを介して対向させ
たことを特徴とする。
〔実施例〕
この発明によるブラシレスモータの好ましい第1実施例
を第1〜3図に基づいて説明する。第1.2図において
、3相ブラシレスモータ10はフレーム12と、フレー
ム12のマウント部12aのラジアル面に固定された半
径方向に延びる円板状の高透磁率の材料からなるステー
タ14と、このステータに固着されたハウジング16と
を備える。フレーム12はベアリングホルダーとして作
用し、−例として、フレーム12の両端にベアリング1
8.20を支持する1回転軸またはスピンドル22がベ
アリング18.20により回転可能に支持され、回転軸
22の下方端部にネジ24を介してロータディスク26
が固定される。ステータ14の平面上には第1相〜第3
相のトロイダル駆動コイル28,30.32が回転軸2
2と同心的に配置される。
トロイダル駆動コイル28,30.32の内周と外周に
は磁束を集中させるための軸方向に延びるトロイダル・
イナーヨーク34,38.42とトロイダル・アウター
ヨーク36,40.44がそれぞれ配置される。イナー
ヨーク、34,38.42およびアウターヨーク36,
40.44の背面はステータ14に接合剤その他適当な
手段(図示せず)を介してそれぞれ固着される。イナー
ヨーク34,38,42.およびアウターヨーク36.
40.44の前面にはそれぞれ円弧状磁極34P、38
P、42P。
36P、40P、44Pが形成されている。円弧状磁極
34P、36Pはそれぞれ第1相のN極、siを構成す
る1円弧状磁極38P、40Pはそれぞれ第2相のS極
、N極を構成する0円弧状磁極42P、44Pは第3相
のN極、S極を構成する。
円弧状磁極34P、38P、42P、36P、40P、
44Pの端部には低パーミアンス部をなすカット部34
C,38G、42G、36C。
40Cがそれぞれ形成されている。これらカット部34
G、38C,42G、36C,40Gは予じめ定められ
た位相関係で、すなわち、半径方向において整列するよ
うに配置される。しかしながら、第1相のカット部34
G、36C,第2相のカット部38G、40Gおよび第
3相のカット部42C,44Cは位相が互いに120a
づつずれるように配置しても良い、このように、ステー
タのトロイダル駆動コイルが多相からなる場合に、各相
の円弧状磁極の中心は半径方向に整列しても良いし、あ
るいは360” /n (n=相数)づつずれるように
配置しても良い、トロイダル・ヨーク34〜44はいず
れも軟鉄、ケイ素鋼板等の高透磁率の材料から形成され
る。
第1相〜第3相の円弧状磁極34F、36P、38F、
40P、42P。
44Pには半径方向に延びる複数の細いスリット34S
、36S、38S。
40S、425,445がそれぞれ形成されている。こ
れは、トロイダル駆動コイルのオン、オフ時の変動磁束
による磁気表皮効果で有効に電磁力に寄与する強磁束密
度部分がきわめて狭い面積となって磁気抵抗が増して総
磁束の減少をきたし、モータの出力トルクが低下するの
を防ぐためである。これらスリットによって変動磁束に
対する反磁界の作用である渦電流を効果的に抑えるので
各相のトロイダル・イナーヨークとトロイダル・アウタ
ーヨークのそれぞれの磁極面の広い部分にわたって強磁
束部分を全体に均一に分布させる効果がある。さらに1
円弧状磁極のスリット部分はロータ26の回転につれて
磁界の強さや磁束密度の変化量を大きく変えるのでモー
タの出力増大に著しい効果がある。
第1相のアウターヨーク36とハウジング16の間には
磁気漏れを遮断するための銅またはアルミ等の導電体か
らなるトロイダル磁気遮断部材46が配置される。磁気
遮断部材46の背面はステータ14に固定され、その前
面は好ましくは隣接するトロイダル・ヨーク34.36
の磁極面34P、36Pにそろえられる。第1相のイナ
ーヨーク34Fと第2相のアウターヨーク40との間、
および第2相のイナーヨーク38と第3相のアウターヨ
ーク44との間にはトロイダル磁気遮断部材48.50
がそれぞれ配置され、隣接した磁極間の磁気漏れを効果
的に防止している。
第1〜3相トロイダル駆動コイル28,30.32の前
面には導電性の磁気連路リング52,54.56が配置
される。磁気遮断リング52゜54.56はそれぞれ第
1相の円弧状磁極34P、36F、第2相の円弧状磁極
38P、40P、および第3相の円弧状磁極42P、4
4F間の径方向の空隙に位置して磁極相互間の磁気漏れ
を防止することによりモータの効率アップを図っている
。とくに、モータが小形化されたときに、各相の磁極間
どうしの磁気漏れを効果的に防ぐのでモータの効率が高
くなる。
さらに、これら磁気遮断リングはトロイダル駆動コイル
28,30.32のオン、オフに伴なう電磁波ノイズの
モータの外側への放射を効果的に防止する役目をもつ、
磁気遮断リング52,54.56はそれぞれイナー・プ
ロジェクション52a、54a、56aおよびアウター
・プロジェクション52b、54b、56bをそれぞれ
備える。イナー・プロジェクション52a、54a、5
6aはイナーヨーク34,38.42のカット部34C
,38G、42C内に突出し、一方、アウター・プロジ
ェクション52b、54b、56bはアウターヨーク3
6,40.44のカット部36G、40G、44C内に
突出する。このように、第1相〜第3相のトロイダル・
ヨーク34〜44の円弧状磁極34P〜44Fの端部の
カット部34C〜44Cはすべて導電性の磁気遮断リン
グ52〜56により密閉されるので、空気中の磁気漏れ
が完全に防止されてトロイダル駆動コイル28〜32の
発生磁束は各相の円弧状磁極のみを介してロータとステ
ータの対向磁極面間により多く集中して、最大の電磁エ
ネルギーが得られる。
したがって、電磁エネルギー変換効率が高く、省エネル
ギーとなる。さらに、各相のトロイダル・コイルの発生
磁束をトロイダル・ヨークに集中させる構造としたため
、ロータとステータの磁極間のギャップ長を50〜10
0μmの値まで少なくすることが可能となって、磁気回
路の磁気抵抗を大幅に少なくしてより一層の小形軽量化
を図ることができる。
第3図において、ロータ26は軟鉄またはケイ素鋼板等
の高透磁率材料で形成されたロータディスク60からな
るものとして示されている。ロータディスク60の中央
部にネジ24の通過孔62を備える。ロータディスク6
0は第1〜第3の曲率半径領域にそれぞれ第1相、第2
相、ならびに第3相の円弧状磁極64,66.68を備
える。これら第1〜3相用の円弧状磁極64.66.6
8はロータディスク60の第1〜第3の曲率半径領域に
それぞれ低パーミアンスを有するカットアウト64G、
66G。
68Cを互いに120° (多相の場合には360” 
/n、n=相数)づつ位相をずらしてそれぞれ単純に加
工することにより形成される。カットアウト64C,6
6C:、68Cの幅は第1相〜第3相のトロイダル・ヨ
ークのカット部34C,36C,38G、40G、42
G、44Gの幅とそれぞれ等しくなるように選択される
。さらに、カットアウト64G、66C。
68Gの内径と外径はステータの第1相〜第3相のそれ
ぞれのイナーヨークの内径とアウターヨークの外径とほ
ぼ等しくなるように選択される。
第1相、第2相および第3相の円弧状磁極64,66.
68は半径方向に延びる複数の細いスリット64S、6
6S、68Sを孟れぞれ備える。
これらスリット64S、66S、68Sの各々はステー
タの円弧状磁極のスリット34S、36S、383,4
03,428,44Sの巾と同一の巾をもつように加工
される。第3図において、スリット663と688とは
同一延長線上に一体的に形成されているが、それぞれの
円弧状磁極内に独立して形成しても良い、スリット64
8,66S、68Sは円弧状磁極64.66.68内に
おいて半径方向に磁束が通過する際に生ずる渦電流を抑
えて、強磁束密度部分を円弧状磁極64,66.68の
全体にわたって均一に分布させることにより、磁気抵抗
を減少させて有効磁束を増大させる効果がある。しかも
1円弧状磁極64,66.68の渦電流を抑えることに
より、モータの中速域あるいは高速域におけるトルク特
性の落ち込みから生ずる不安定現象や共振現象を効果的
に防止することができるため。
低速域から高速域に至るまで安定したトルク特性が得ら
れる。さらに、ステータの円弧状磁極のスリットと相ま
って、ロータディスク60が回転するにつれて、ステー
タとロータの対向磁極面間の磁界の強さや磁束密度の変
化量を大きく変えさせることによりモータの出力トルク
の著しい増大を図ることができる。ブラシレスモータを
さらに小形軽量化したいときは。
図示してはいないが、ロータディスク60の第1相及び
第2相円弧状磁極に半径方向に極性の異なる永久磁石を
組み合わせても良い。
上72構成において、第1相トロイダル駆動コイル28
を励磁すると、コイル28により発生した磁束はステー
タ14.トロイダル・イナーヨーク34、トロイダル・
アウターヨーク36とにより集中され、円弧状磁極34
P、36PはそれぞれN[およびS極として励磁される
。このとき、第1図に示す如<、N極の円弧状磁極34
Pから出た磁束がロータ26の円弧状磁極64を径方向
に通過してS極の円弧状磁極36Fに入り、ロータの円
弧状磁極64を吸引する。したがって、円弧状磁極64
のカットアウト64Gが第1相のイナーヨーク34およ
びアウターヨーク36のカット部34G、36Gに一致
した安定点でロータ26は静止する。ロータ26の第1
相円弧状磁極64がステータの第1相円弧状磁極34P
、36P上を移動するとき、前述した如くステータとロ
ータとの対向磁w4面間の磁界の強さや磁束密度の変化
量がスリットによって大きく変わるため、スリットの数
に応じてトルクを著しく増大できる。しかも、ステータ
の各相の磁極間にはそれぞれ磁気遮断リング52〜56
が配置されているために、ステータの磁極間の磁気漏れ
は完全に遮断され、磁束は目的とする磁場にのみ集中さ
せられて、ロータ26に大きな電磁エネルギーが作用す
る。つぎに、トロイダル駆動コイル28がターン・オフ
されて、第2相トロイダル駆動コイル30がターン・オ
ンされると、第2相の円弧状磁極38P。
40PがそれぞれS極、N極に励磁されて、ロータ26
の円弧状H&極66を吸引する。このとき、ロータ26
の円弧状磁極6Gのカットアウト66Cは時計方向に移
動するため、ロータ26は時計方向に120#回転する
さらに、第2相トロイダル駆動コイル30がターン・オ
フされて、第3相トロイダル駆動コイル32がターン・
オンされると、ロータ26の円弧状磁極68が時計方向
に吸引されて、ロータ26は時計方向に120°回転す
る。このように第1相〜第3相駆動コイル28〜32を
順次■→■→■のシーケンスで励磁することにより、ロ
ータ26は時計方向に回転する。
ロータ26の反時計方向回転は第1相〜第3相の駆動コ
イルをI→■→■→■→■→■のシーケンスで励磁する
ことにより得られる。
第4〜6図に本発明による3相ブラシレスモータの第2
実施例を示し、第1実施例と同一部品には同一符号を用
い、類似の部品には第1実施例の符号にアポストロフィ
 (′)を付けて説明する。第2実施例は第1実施例に
対してつぎの3つの点において異なる。
第1点は第1相トロイダル駆動コイル28のトロイダル
・イナーヨーク34′およびトロイダル・アウターヨー
ク36′が180″′位相がずれた一対のカット部34
C’ 、36C″により分離された対称的な一対の円弧
状磁極34F’ 、36P’ をそれぞれ備えているこ
とである。同様に、第2相トロイダル駆動コイル30の
トロイダル・イナーヨーク38′およびトロイダル・ア
ウターヨーク40’ が1808位相がずれた一対のカ
ット部38G’ 、40G’により分離された対称的な
一対の円弧状磁極38P″、40P’ をそれぞれ備え
る。第3相トロイダル駆動コイル32のトロイダル・イ
ナーヨーク42′およびトロイダル・アウターヨーク4
4’は180°位相がずれた一対のカット部42G’ 
、44G’ により分離された対称的な円弧状磁極42
F’ 、44P’ をそれぞtL備える。一対のカット
部34G’ 、36G’ 、38G’ 、40C’ 、
42G’ 、44C’の各々はロータ軸22の中心に対
して対称的に配置され、一対の円弧状磁極34P’ 、
36P’ 、38F’ 、40P’ 、42F’ 、4
4P’は各々に対してそれぞれ180°位置がずれて配
置される。
第2点はロータディスク60’の第1相円弧状磁極64
′が一対の対称的なカットアウト64C′により2極に
分割され、さらに第2相円弧状磁極66′が一対の対称
的なカットアウト66G’ により2極に分割されて。
さらに第3相円弧状磁極68′が一対の対称的なカット
アウト68C′により分割されたいわゆる6極構造をな
していることである。第1相〜第3相の一対の円弧状磁
[64’ 、66’ 、68’は互いに120m位相角
がずれるように配置さhる。なお、ロータディスク60
’ のスリット648′、66S’ 、68S’はステ
ータの円弧状磁極のスリットに対して一定のスキュー角
をなすように傾斜して形成され、ロータ26’の滑らか
な回転を得るようにしている。
上記構成において、第1実施例ではI−1l−1l−の
シーケンスで第1相〜第3相のトロイダル駆動コイル2
8〜30を励磁したときに時計方向に120°歩進じな
がら回転したのに対し、第2実施例では同じシーケンス
で第1相〜第3相のトロイダル駆動コイル28〜30を
励磁したときに、ロータ26′は反時計方向に60@づ
つ歩進しながら回転する。
第1実施例および第2実施例のブラシレスモータはステ
ッピングモータとして利用するときは1相励磁または2
相励磁により駆動しても良い1本発明のブラシレスモー
タに適当なエンコーダまたはレゾルバを接続して。
サーボモータとして利用できる。なお、第1相〜第3相
トロイダル駆動コイルを交流mgに接続して、汎用の交
流モータとして利用することもてき上記実施例において
、ステータ14上に各相のトロイダル・ヨークを配置し
た例を述べたが、各相においてトロイダル・イナーヨー
クとトロイダル・アウターヨークの背面に個別のリング
状バンクヨークを直接接続してワンセットとしてもよい
、また、各相のセットを直接回路基板上に配置しても良
い。
上記実施例において、ロータは高透磁率のディスクから
なるものとして説明したが、ロータは非磁性材料のディ
スクに高透磁率材料または永久磁石からなる円弧状磁極
を埋め込んだ構造としても良い、また、ロータディスク
の軸方向の厚みを変えて、ステータに対面した凸部によ
り円弧状磁極を構成し、凹部をカットアウトの代わりに
低パーミアンス部としても良い。
なお、ロータの円弧状磁極は永久磁石により構成しても
良い。
〔効果〕
以上より明らかなように、本発明のブラシレスモータで
は、各相においてトロイダル駆動フィルにより発生した
磁束をトロイダル・ヨークに集中させることにより各コ
イルの対象磁場領域を小さくして同一磁極に対する磁束
密度を著しく高めると同時にロータディスクの磁極を直
接トロイダル・ヨークの磁極に対向させる構造としたた
め、エアギャップ長を100〜50μmのミニマム値に
まで組み立てることが可能となり、磁気回路における磁
気抵抗を著しく少なくして総磁束を増大させるて極めて
強大な出力トルクが得られる。その結果、モータ効率が
著しく向上してブラシレスモータのより一層の小形軽量
化と高性能化が図れる。とくに、ブラシレスモータを小
形軽量化する場合に各相の円弧状磁極間の距離が小さく
なっても、各相の磁極間に磁気遮断リングを配置したた
め駆動コイルの発生磁束は円弧状磁極間で空気中に漏洩
せず、磁束はすべてステータとロータの対向磁極面間に
より多く集中するため、最大の電磁エネルギーが得られ
る。したがって、電磁エネルギー変換効率が高く、極め
て大きな省エネルギー効果が得ら九る。さらに、各相の
トロイダル駆動コイルの断面中4辺が良熱伝導体である
ステータ、トロイダル・イナーヨーク、トロイダル・ア
ウターヨーク及び磁気遮断リングを介して、ハウジング
にまでコイルの熱が伝達するため、コイルの熱放散が極
めて効率的であり、モータの過負荷耐量が著しく増加す
る。しかも、各相のトロイダル駆動コイルの発生磁束は
ステータ、トロイダル・イナーヨークおよびトロイダル
・アウターヨークにより集中され、小さなエアギャップ
を介してロータディスクと閉磁路を形成するため、モー
タからの漏れ磁束を著しく減らすことができ、駆動コイ
ルから周辺への磁気漏れも効果的に防ぐことができる。
さらに、ロータディスクとステータのトロイダル・ヨー
クに磁気通路と平行に多数のスリットを形成したために
、変動磁束による磁気反作用を効果的に防止して磁気回
路における有効断面積を増大させ、磁気抵抗を減少させ
ることによって総磁束を著しく増大させることができる
。各相のトロイダル駆動コイルの円弧状磁極とロータの
円弧状磁極とにスリットを形成しであるため、ロータの
回転につれて、ステータとロータとの対向磁極面間の磁
界の強さや磁束密度の変化量が平坦な磁極面の場合に比
べて著しく増大し、モータの出力トルクが極めて大きく
なる。したがって、高速応答が可能で、従来にない小形
軽量で高性能なブラシレスモータが実現される。さらに
、ロータディスクは大面積のカット部を備えているため
、ロータディスクの全体重量が著しく軽減され、ロータ
イナーシャが極めて少なく、しかも、回転トルクが大き
いために、高速応答、精密位置決めが可能であり、また
、スルーイング特性が優れる。なお、ロータディスクが
ソリッドであり、ブラシ5コミユテータがないので、高
速回転で使用できる。しかも、ステータおよびロータデ
ィスクは回答高価な永久磁石を使用することなく、安い
原材料を使用可能とし、さらにステータ、ロータディス
ク、励磁コイルの4ff造を極めて簡略化したため、精
密加工が容易で安価に製造可能とし、著しくコストを低
減することができる。なお、本発明のモータは構造簡単
で頑丈なため、高速大出力用に適し、高頻度の加減速運
転に耐え高温、低温の耐環境性に優れ、しかも連続使用
による運転性能の劣化がなく、長寿命である。
本発明は一例として3相ブラシレスモータに適用した例
を示したが、本発明の基本概念は3相モータに限定され
ず2相、あるいは4相以上にも適用できることは云うま
でもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による3相ブラシレスモータ
の断面図、第2図は第1図の■−■線からみた断面図、
第3図は第1図のロータの平面図、第4図は本発明の3
相ブラシレスモータの第2実施例の断面図、第5図は第
4図の■−■線からみた断面図、第6図は第4IJIJ
のロータの平面図をそれぞれ示す。 12・・・・・・・・・フレーム    14・・・・
・・・・・ステータ16・・・・・・・・・ハウジング
   26・・・・・・・・・ロータ28.30,32
・・・・・・・・・トロイダル駆動コイル34.38.
42・・・・・・・・・トロイダル・イナーヨーク36
.40.44・・・・・・・・・トロイダル・アウター
ヨーク34F、34F’ 、36P、36P’・・・・
・・・・・第1相円弧状磁極38P、38F’ 、40
P、40P’・・・・・・・・・第2相円弧状磁極42
P、42P’ 、44P、44F’・・・・・・・・・
第3相円弧状磁極52.54.56・・・・・・・・・
磁気連路リング特許出願人 株式会社 ハイテク研究所
為3閏

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)複数の異なる曲率半径領域に配置された複数相の
    トロイダル駆動コイルと、前記複数相のトロイダル駆動
    コイルの各々の内側と外側においてそれぞれ軸方向に延
    びる磁束集中用のトロイダル・イナーヨークおよびトロ
    イダル・アウターヨークと、前記イナーヨークとアウタ
    ーヨークの前面に予じめ定められた第1の位相関係で形
    成された円弧状磁極と、前記イナーヨークとアウターヨ
    ークの円弧状磁極間の空隙に配置された磁気遮断リング
    とを備えたステータと、予じめ定められた第2の位相関
    係で形成された複数の円弧状磁極を備えたロータディス
    クからなり、前記ロータディスクの各々の円弧状磁極を
    各相において前記イナーヨークの円弧状磁極と前記アウ
    ターヨークの円弧状磁極に対してエアーギャップを介し
    て対向させたことを特徴とするブラシレスモータ。
  2. (2)前記イナーヨークおよび前記アウターヨークが前
    記円弧状磁極に隣接して少くとも1つのカット部を備え
    、前記磁気遮断リングが前記カット部を覆うプロジェク
    ションを備えたことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載のブラシレスモータ。
JP26399286A 1986-11-07 1986-11-07 高効率ブラシレスモ−タ Pending JPS63121460A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6552460B2 (en) 2001-03-08 2003-04-22 Motile, Inc. Brushless electro-mechanical machine
US6930433B2 (en) 2003-04-16 2005-08-16 Apex Drives Laboratories, Inc. Brushless electro-mechanical device
US7863784B2 (en) 2005-08-15 2011-01-04 Apex Drive Laboratories, Inc Axial flux permanent magnet machines

Citations (1)

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JPS57202866A (en) * 1981-06-04 1982-12-11 Yoshiteru Takahashi Axially flat type motor

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