JPH07312880A - マイクロアクチュエータとマイクロピックアップと情報記憶装置 - Google Patents

マイクロアクチュエータとマイクロピックアップと情報記憶装置

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JPH07312880A
JPH07312880A JP10107594A JP10107594A JPH07312880A JP H07312880 A JPH07312880 A JP H07312880A JP 10107594 A JP10107594 A JP 10107594A JP 10107594 A JP10107594 A JP 10107594A JP H07312880 A JPH07312880 A JP H07312880A
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JP
Japan
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movable plate
moving plate
voltage
probe
electrode
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JP10107594A
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Michihito Ueda
路人 上田
Tatsuo Ito
達男 伊藤
Kazuo Yokoyama
和夫 横山
Shinichi Mizuguchi
信一 水口
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高密度記録に使用される情報記憶装置のマイ
クロピックアップの探針の位置決めを行うマイクロアク
チュエータにおいて、印加電圧の制御が容易で、さらに
位置決めに要する時間も短縮化したマイクロアクチュエ
ータを提供することを目的とする。 【構成】 多角形の移動板2と、移動板2を弾性支持し
かつ移動板2の内側で基板上に固定端を有する梁7a〜
7cと、移動板2の各辺に平行またはある角度をもたせ
て配置され、移動板2が静電力で吸着する電極8a〜8
gと、電極8a〜8gに選択的に電圧を印加する電圧印
加手段(図示せず)とからなる。 【効果】 容易な印加電圧制御で、高速に所定の回転角
を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エッチングやリソグラ
フィなどのIC製造方法によって作製されるマイクロア
クチュエータと、マイクロポジショナとして走査プロー
ブ顕微鏡のマルチプローブヘッドや情報記憶装置のピッ
クアップヘッドに用いることのできるピックアップ装置
と、そのピックアップ装置を用いた超高密度記録可能な
情報記憶装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、マイクロアクチュエータは単なる
研究としての興味の対象から、現存する装置及びその部
品の代替として、さらにはその微小領域で微小距離動作
できるという利点を積極的に生かす目的で、種々の製品
に応用する研究が為されてきている。中でも、走査プロ
ーブ顕微鏡により超高密度の記録を行う際のピックアッ
プとしての応用は、情報記憶装置が大容量化の一途をた
どる一方で装置の小型化が要求される中、その実現は一
段と切望されてきている。
【0003】以下に従来のマイクロアクチュエータにつ
いて説明する。従来例としては、特開平6ー38561
号公報(特願平4−183349号)に示されているマ
イクロアクチュエータが挙げられる。図6はこのマイク
ロアクチュエータを模式的に表す平面図を示すものであ
る。
【0004】図6において、101はアンカーである。
102a〜102cは螺旋状の梁である。103は移動
板であり、移動板103はリング部107と、アーム部
110からなっている。104a〜104iは移動板1
03の周囲に円周状に設けられた9個の電極であり、こ
れらの電極104a〜104iには図示しない電圧印加
手段によりそれぞれ配線が為されており、任意に選択し
て電圧を印加することができる。移動板103は、その
周囲に約120度間隔で配置された同一形状の3本の梁
102a〜102cにより、電極104a〜104iと
同芯に設けたアンカー101に支持されている。これら
の梁102a〜102cは幅数μm程度の螺旋形状をな
し、円周状の電極104a〜104iの中心に対して点
対称に配置されている。
【0005】電極104a〜104iの内径は移動板1
03の外径よりも数μm程度大きく設定されている。1
05は基板である。なお、移動板103は梁102a〜
102c及びアンカー101を介し、リング部107と
基板105の間の基板105表面に設けられた図示しな
い円形のシールド層に対して、常に電気的な導通を得る
ように構成され、さらにシールド層は図示しない配線に
より接地されている。また、電極104a〜104iの
内周には絶縁膜106が設けられ、移動板103と直接
電気的な接触をしないように構成されている。111は
探針であり、図示しない記録媒体上への記録ピットの形
成及びその読み出しを行なう。
【0006】以上のように構成されたマイクロアクチュ
エータについて、以下、その動作について説明する。図
7は従来のマイクロアクチュエータの動作を説明する図
である。図7において、まず、電極104a及び104
bに同電圧を印加し励起すると、移動板103のリング
部107はこれらの電極に静電気的に吸引され、図7に
示すようにOA方向に絶縁膜106に接触するまで移動
する。この時移動板103の位置規制部108が電極1
06の案内部109と当接し、また、リング部107外
周が電極104a及び104bと密着することにより、
移動板103は所定の位置に案内され、確実に初期化さ
れる。同時に、アーム部110先端に設けた探針111
は図に示した112aの位置に案内される。
【0007】次に、励起する電極の組を1電極分だけず
らすと、リング部107は励起された2つの電極に吸引
されながら矢印X方向に公転する。この時、リング部1
07は電極104a〜104iに対して転がり接触しな
がら移動するため、その外周と電極104a〜104i
の内周との長さの差の分だけ自転することになる。そし
て、自転方向は公転方向とは逆の、矢印Y方向となっ
て、探針111は112bの位置へ移動する。
【0008】同様にして、励起する電極の組を1電極分
だけ順次ずらしていくことにより、リング部107をス
テップ状に回転駆動させ、探針の位置を112a〜11
2hに位置決めすることができる。さらにこの従来例に
おいては、電極104a〜104iのピッチ角を所定の
角度に設定しておくことで、探針111の位置決めを等
ピッチで行えるようにしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、移動板を回転させるために電圧を印加する
電極を順次切り替える必要があったため、電圧制御が複
雑となり、回転速度も制御速度に律速されてしまうとい
う問題点を有していた。
【0010】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、制御が容易で、且つ高速位置決めが可能なマイクロ
アクチュエータとマイクロピックアップと情報記憶装置
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、第1の発明のマイクロアクチュエータは、基板上に
設けられた外周が多角形の移動板と、前記移動板を前記
移動板の内周の内側で弾性支持しかつ前記移動板の内周
の内側で基板上に固定端を有する梁と、前記移動板の外
側に前記移動板の各辺毎に配置された電極と、前記電極
に選択的に電圧を印加する電圧印加手段とを備えた構成
を有している。
【0012】また、第2の発明のマイクロピックアップ
は基板上に設けられた外周が多角形の移動板と、前記移
動板の少なくとも1つ以上の辺に一体的に備えられたア
ームと、前記移動板を前記移動板の内周の内側で弾性支
持しかつ前記移動板の内周の内側で基板上に固定端を有
する梁と、前記移動板の外側に前記移動板の各辺毎に配
置された電極と、前記電極に選択的に電圧を印加する電
圧印加手段と、前記アーム先端に備えられた探針とから
成る構成を有している。
【0013】さらに、第3の発明の情報記憶装置は、基
板上に設けられた外周が多角形の移動板と、前記移動板
の少なくとも1つ以上の辺に一体的に備えられたアーム
と、前記移動板を前記移動板の内周の内側で弾性支持し
かつ前記移動板の内周の内側で基板上に固定端を有する
梁と、前記移動板の外側に前記移動板の各辺毎に配置さ
れた電極と、前記電極に選択的に電圧を印加する電圧印
加手段と、前記アーム先端に配置された探針とを備えた
ことを特徴とするマイクロピックアップと、前記探針に
近接して配置されたディスク状回転記録媒体と、前記デ
ィスク状回転記録媒体を回転させる回転手段とからなる
構成を有している。
【0014】
【作用】この構成によって第1の発明のマイクロアクチ
ュエータは、電圧を印加する電極を選択することで移動
板の回転角度を決定することができる。また、第2の発
明のマイクロピックアップは、電圧を印加する電極を選
択することでアーム部先端の探針の位置を決定すること
ができる。
【0015】また、第3の発明の情報記憶装置は、ディ
スク状回転記録媒体上の第2の発明のマイクロピックア
ップにより位置決めされた位置に、円周状のピット列と
して情報の記録・再生を行うことができるようになる。
【0016】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0017】(実施例1)図1、図2は本発明の一実施
例におけるマイクロピックアップのそれぞれ上面図及び
断面図であり、それぞれの図において同一部には同一番
号を賦してある。
【0018】図1、図2において、1は基板であり、本
実施例では、シリコンウェハーを1μm熱酸化し、シリ
コン窒化膜を1μm積層したものであり、サイズは縦2
00μm、横1000μmである。2は移動板であって
2.5μm厚の多結晶シリコンからなっている。移動板
2は多角形部3及びアーム部4からなっている。多角形
部3は、本実施例では正八角形の形状にしており、その
対辺の距離は130μmである。5はシールド電極であ
り、図示しない配線により接地されている。6はアンカ
ーであり、下のシールド電極5上に形成され、これと電
気的に導通している。
【0019】7a〜7cは移動板支持梁であり、本実施
例では螺旋状をしており、アンカー6を固定端とし移動
板2を弾性支持する一方、移動板2とアンカー6を接続
する配線としての機能を兼ねている。8a〜8gは、電
極であり、図示しない配線を通じて図示しない電圧制御
回路へ接続されている。電極8a〜8gと多角形部3と
の最短距離は3μmである。9は多角形部3の各辺に設
けられた突起であり、10は突起9に対応する溝であ
る。これらの突起9と溝10は移動板多角形部3と電極
8a〜8gが静電力で吸着するときのずれを防ぐもので
ある。11は探針であり、記録ピットの形成及び読み出
しを行う。本実施例の場合、探針11とアンカー6の中
心との距離は882μmとしている。
【0020】12は信号電極であり、探針11と記録・
再生の信号を伝達する。13a、13b、14aは電極
であり、電極14aのアーム部4基板1側側面にも同様
に電極14bが配置されている。15a,15bは圧電
薄膜であり、その間にアーム部4を挟んだバイモルフ構
造としている。周知の如くピエゾ素子は電界の方向に応
じて伸長または収縮する性質を持つため、アーム部4を
接地した状態に保持しておき、電極13a、13b、1
4a、14bに正負の電圧を適当に印加することによ
り、圧電薄膜15aおよび15bに与えられる電界を制
御してアーム部4のバイモルフ形成部を自由に伸縮、変
形させ、しかも圧電薄膜がきわめて高い分解能を持つこ
とから、その先端の探針11を精密に駆動して、試料の
走査をすることができる。16は絶縁層であり本実施例
では多結晶シリコン熱酸化膜とシリコン窒化膜から構成
されており、移動板2の多角形部3が電極8a〜8gに
静電力により吸着した時に電気的に導通してしまわない
ようにしている。本実施例では、絶縁層の厚みは0.5
μmとしている。
【0021】以上のように構成されたマイクロアクチュ
エータについて、図3を用いてその動作を説明する。図
3は電極8eに電圧を印加したときのマイクロピックア
ップの動作時の様子を示したものであり、図3におい
て、図1、図2と同一物には同一の番号を賦記し説明を
省略する。17a〜17gは、電極8a〜8gに電圧を
印加したときの探針位置である。
【0022】電極8eに電圧を印加すると、多角形部3
は静電力により電極側8eへ引き付けられ、最終的には
図3に示すような電極8eに吸着された状態となる。こ
の時のアーム部4先端の探針11の位置は、吸着される
多角形部3の辺の、電圧を印加していないときの位置
(以下原点位置と記述)と電極8a〜8gに吸着してい
るときの位置の最短距離及び電極8a〜8gと多角形部
3が原点位置にあるときの辺とがなす角度により決定さ
れる。
【0023】そこで、本実施例では14.3μmおきに
探針11を位置決めさせるために電極8a〜8gは多角
形部各辺に対して、それぞれ反時計回りを正として−
2.1度、−1.4度、−0.7度、0.0度、0.9
度、2.6度、3.1度の角度をつけてある。結局、探
針11は電極8a〜8gに電圧を印加すると、それぞれ
探針位置17a〜17gへ14.3μmおきに位置決め
される。その後、アーム部4の電極13a、13b、1
4a、14bに電圧を印加することで探針位置を、さら
に位置決めされた位置から±7.15μmの微小距離ス
キャンさせる。本発明ではこの14.3μm幅を190
分割し約75nmごとに記録ピット列を形成している。
【0024】この様な構造にすることで、探針位置は電
圧を印加する電極を選択することで一義的に決定するこ
とができ、しかも従来のように電圧を切り替えて移動板
を回転させる必要がなくなるためその制御は極めて容易
となり、また探針の位置決めに必要とされる時間も短縮
される。
【0025】以上のように本実施例によれば、アンカー
と、そこに固定端を有する螺旋状の梁に支持された八角
形の移動板と、移動板の7つの辺に対して所定の角度を
つけて配置された電極を設けることにより、電圧を印加
する電極を選択するだけで、アーム部先端の探針の位置
を14.3μmおきに正確に位置決めすることができる
ため、電極を順次切り替える必要がなくなり、電圧印加
の制御が容易となり、しかも位置決めに要する時間も短
縮され高速位置決めが実現される。
【0026】(実施例2)以下本発明の一実施例の情報
記憶装置について図面を参照しながら説明する。図4は
本発明の一実施例の情報記憶装置の斜視図である。
【0027】図4において、18はディスク状の記録媒
体であり、例えば導電性支持体上に二硫化モリブデンの
薄膜を形成した構成になっている。本実施例では、導電
性支持体として単結晶Siを用い、その直径は約10m
mである。19は回転機構であり、記録媒体18は、例
えばサーボモータ等で構成された回転機構19のシャフ
トに連結されており、所定速度で回転される。
【0028】20はピックアップ装置であり、ピックア
ップ装置20は記録媒体18と回転機構19の間におい
て、記録媒体18の記録面に対して所定距離を隔てて設
けられている。21は筐体であり、記録媒体18、回転
機構19、ピックアップ装置20等は筐体21の内部に
設けられており、回転機構19は筐体21の底面に固定
されている。22はピクアップ装置支持部であり、筐体
21の壁面に固定されている。
【0029】次に、図5にピックアップ装置20の構成
の概略を示す。図5において、23は第1の実施例で記
述した、マイクロピックアップである。図5に示すよう
に、マイクロピックアップ23を複数個並べた列を2列
に配置している。なお、本実施例ではマイクロピックア
ップを50個並べたものを2列に配置しているが、図に
はその一部のみを示している。各マイクロピックアップ
23の探針移動可能距離が100μmで、各マイクロピ
ックアップの縦の長さが200μmであることから、こ
のような配置にすることで隙間なく記録媒体18に記録
を行なうことができる。24は回路であり、各マイクロ
ピックアップの動作の制御、及びマイクロピックアップ
から得られる信号の処理を実行する。25は基板であ
り、本実施例では単結晶シリコンである。
【0030】以上のように構成された情報記憶装置の動
作を以下説明する。まず、回転機構19により記録媒体
18が回転される。次に、回路24に接続された図示し
ない配線を通じて、情報の読み出しまたは書き込みの命
令が入力されると、命令に応じて回路24によりマイク
ロピックアップ23が駆動される。まず、動作させるマ
イクロピックアップ23のいずれかが選択され、次に選
択されたマイクロピックアップ23の探針11の位置が
電極8a〜8gのいずれかに電圧を印加することで決定
される。このように、探針を14.3μmおきに位置決
めした後、回路24により、電極13a,13b,14
a,14bに適宜電圧が印加され、アーム部4は記録媒
体18側へ湾曲し、探針11は記録媒体18に接触また
は接近する。
【0031】本実施例の場合、探針11と記録媒体18
間に流れるトンネル電流を検出し、これを一定とするよ
うに電極13a,13b,14a,14bに印加する電
圧を回路24により適当に制御させることで、常に回転
記録媒体18と探針11の距離が一定になるようにして
いる。さらに、電極13a,13b,14a,14bに
印加する電圧を変化させ、アーム部4を記録媒体18の
直径と平行な方向に探針を微小距離スキャンさせ、記録
媒体18の希望する場所へ探針11が移動され、情報の
読み出しまたは書き込みが行なわれる。
【0032】情報の読み出しは、本実施例では表面の凹
凸の検出により行なわれ、読み出された信号は信号電極
12を通して再び回路24へ送り返され、2値化処理さ
れた後、図示しない配線から外部へ出力される。また、
情報の書き込みは、本実施例では探針に電圧を印加する
ことで記録媒体18上に円周状のピット列として微小な
穴を形成させることで行なっている。
【0033】以上のように実施例1に示したマイクロピ
ックアップを複数個並列に配置し、さらに駆動制御及び
信号処理を行う回路を同一基板上に形成したピックアッ
プ装置をディスク状の回転記録媒体に接近させて配置す
ることにより、小型・大容量の記憶装置を実現できる。
特に、マイクロピックアップの探針の位置決めが簡略化
されたことで、高速な位置決めが可能となり、さらにマ
イクロピックアップの動作を制御する回路も簡略化する
ことができる。
【0034】なお、実施例1において、多角形部3に突
起9を、電極8a〜8gに溝10を設けたが、これを逆
にして、多角形部に溝、電極に突起を設ける構成にして
もよい。また、突起9、溝10の形状は、本実施例では
三角形形状をなしているが、これを、例えば半円形状や
半楕円形状や長方形形状としてもよい。また、多角形部
3を正多角形としたが、電極8a〜8gの配置を正多角
形状にし、多角形部3の各辺に必要な傾斜をつける構成
にしてもよい。
【0035】また、実施例2において、記録・再生時に
1つのマイクロピックアップのみを動作させたが、同時
に複数のマイクロピックアップを動作させてもよい。ま
た、記録媒体として二硫化モリブデンの薄膜を用いた
が、これをエピタキシャル成長させた金や、二セレン化
タンブステン、HOPG(高配向性グラファイト)等の
薄膜を用いてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上のように第1の発明のマイクロアク
チュエータは、電圧を印加する電極を選択することで移
動板の回転角度を正確に決定することができる。
【0037】また、第2の発明のマイクロピックアップ
は、電圧を印加する電極を選択することでアーム部先端
の探針の位置を決定することができ、電圧の印加制御が
容易で、しかも高速に位置決めが可能となる。
【0038】また、第3の発明の情報記憶装置は、ディ
スク状回転記録媒体上の第2の発明のマイクロピックア
ップにより位置決めされた位置に、円周状のピット列と
して情報の記録・再生を行うことができるようになり、
制御が容易で、小型で大容量の記憶装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるマイクロピック
アップの平面図
【図2】同実施例における断面図
【図3】同実施例の動作を示す図
【図4】本発明の第2の実施例における情報記憶装置の
斜視図
【図5】同実施例におけるピックアップ装置の平面図
【図6】従来のマイクロアクチュエータの平面図
【図7】同従来例の動作を示す図
【符号の説明】
1 基板 2 移動板 3 多角形部 4 アーム部 5 シールド層 6 アンカー 7a〜7c 梁 8a〜8g 電極 9 突起 10 溝 11 探針 12 信号電極 13a,13b,14a,14b 電極 15a,15b 圧電薄膜 16 絶縁層 17a〜17g 探針位置 18 ディスク状の記録媒体 19 回転機構 20 ピックアップ装置 21 筐体 22 ピックアップ装置支持部 23 マイクロピックアップ 24 回路 25 基板
フロントページの続き (72)発明者 水口 信一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に設けられた外周が多角形の移動板
    と、前記移動板を前記移動板の内周の内側で弾性支持し
    かつ前記移動板の内周の内側で前記基板上に固定端を有
    する梁と、前記移動板の外側に前記移動板の各辺毎に配
    置された電極と、前記電極に選択的に電圧を印加する電
    圧印加手段とを備えたことを特徴とするマイクロアクチ
    ュエータ。
  2. 【請求項2】電極と多角形の移動板の各辺の、どちらか
    一方に設けられた突起と、他方に前記突起が嵌入される
    溝とを備えた請求項1記載のマイクロアクチュエータ。
  3. 【請求項3】外周が多角形の移動板の少なくとも1つ以
    上の辺にアームを一体的に備えた請求項1記載のマイク
    ロアクチュエータ。
  4. 【請求項4】基板上に設けられた外周が多角形の移動板
    と、前記移動板の少なくとも1つ以上の辺に一体的に備
    えられたアームと、前記移動板を前記移動板の内周の内
    側で弾性支持しかつ前記移動板の内周の内側で前記基板
    上に固定端を有する梁と、前記移動板の外側に前記移動
    板の各辺毎に配置された電極と、前記電極に選択的に電
    圧を印加する電圧印加手段と、前記アーム先端に配置さ
    れた探針とを備えたことを特徴とするマイクロピックア
    ップ。
  5. 【請求項5】基板上に設けられた外周が多角形の移動板
    と、前記移動板の少なくとも1つ以上の辺に一体的に備
    えられたアームと、前記移動板を前記移動板の内周の内
    側で弾性支持しかつ前記移動板の内周の内側で基板上に
    固定端を有する梁と、前記移動板の外側に前記移動板の
    各辺毎に配置された電極と、前記電極に選択的に電圧を
    印加する電圧印加手段と、前記アーム先端に配置された
    探針とを備えたことを特徴とするマイクロピックアップ
    と、前記探針に近接して配置されたディスク状回転記録
    媒体と、前記ディスク状回転記録媒体を回転させる回転
    手段とを備えたことを特徴とする情報記憶装置。
JP10107594A 1994-05-16 1994-05-16 マイクロアクチュエータとマイクロピックアップと情報記憶装置 Pending JPH07312880A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1058238A2 (en) * 1999-06-02 2000-12-06 SAMSUNG ELECTRONICS Co. Ltd. Head suspension assembly of disk drive

Cited By (3)

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