JPH07312620A - 伝送回路 - Google Patents

伝送回路

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Publication number
JPH07312620A
JPH07312620A JP10137894A JP10137894A JPH07312620A JP H07312620 A JPH07312620 A JP H07312620A JP 10137894 A JP10137894 A JP 10137894A JP 10137894 A JP10137894 A JP 10137894A JP H07312620 A JPH07312620 A JP H07312620A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
circuit
transmission
pulse transformer
pulse
Prior art date
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Pending
Application number
JP10137894A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Tanimoto
竜矢 谷本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH07312620A publication Critical patent/JPH07312620A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パルストランスを用いた信号伝送において、
伝送信号の振幅とパルス幅の積が使用するパルストラン
スのET積よりも大きい場合、伝送信号の波形歪を抑え
て信号を伝送することが可能な信号伝送回路を得る。 【構成】 パルストランスの一次側に、伝送信号を変調
するためのパルス列(クロック列)を発生する変調信号
発生器および変調信号発生器からの出力信号にゲーティ
ングをほどこすゲーティング回路を付加する。またトラ
ンスの二次側には、整流回路および伝送後の波形整形を
行う平滑化回路を付加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ディジタル信号を電
気的に絶縁して伝送するための信号伝送回路に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】ディジタル信号を電気的に絶縁して伝送
するには、パルストランスが一般的に用いられている。
パルストランスを使用した従来の信号伝送回路の構成を
図5に示す。図において、1は伝送信号入力端子、2は
電流増幅回路、3は信号を伝送するパルストランス、4
は伝送後の信号を出力する伝送信号出力端子である。
【0003】パルストランスを使用した従来の信号伝送
回路は上記のように構成され、例えば伝送しようとする
信号を伝送信号入力端子1に入力し、伝送信号の電流を
電流増幅回路2で増幅し、パルストランス3で信号の電
圧を昇圧あるいは降圧した後、トランスの出力信号を伝
送信号出力端子4から取り出す。電源系統の異なる2つ
の筺体間で両者を絶縁して信号の伝送を行う必要がある
場合に、図5に示す回路が一般的に用いられている。
【0004】信号の伝送にパルストランスを使用した場
合、直流を伝送することができない、伝送可能な信号の
パルス幅に制限がある、などの制約が加わる。トランス
は、入力電流の変化によって出力電圧を誘起するもので
あるから原理的に直流を伝えることはできない。
【0005】パルストランスの伝達できるパルスの条件
はET積で表わされる。ET積は、伝送信号の電圧とパ
ルス幅の積で定義される。伝送信号の電圧をA(V)、
パルス幅をτ(μs)とした場合、A×τ(V・μs)
の値が使用するパルストランスのET積より小さければ
(ET積>A・τ)、パルストランス出力段での信号の
波形歪は小さく正常な信号伝送を行うことが可能であ
る。しかしながら、ET積<A・τの場合は伝送後の波
形歪は大きくなり、正常な信号の伝送を行うことができ
なくなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなパルスト
ランスによる従来の信号伝送回路では、伝送信号の電圧
とパルス幅の積が使用するパルストランスのET積より
大きい場合、原理的に信号を伝送することは不可能であ
り、伝送信号の電圧が一定である場合、電圧とパルス幅
の積がET積よりも大きくなるようなパルス幅の広い信
号を伝送することができないという問題点があった。
【0007】この発明はかかる課題を解決するためにな
されたものであり、電圧が一定で様々なパルス幅を有す
る信号を、比較的波形歪の小さいまま伝送することので
きる回路を得ることを目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の実施例1によ
る信号伝送回路においては、伝送信号を変調して等価的
に幅の狭いパルス列を発生させ、変調後のパルス列をパ
ルストランスで伝送し、伝送後のパルス列を整流回路で
整流し、最後に平滑化回路で波形整形を行う機能を付加
したものである。
【0009】また、この発明の実施例2では上記信号伝
送回路において、整流後の信号のリップル率を低減する
ために伝送信号に変調をかける変調信号に対して位相の
ずれた変調信号を発生させ、通常の変調信号と位相のず
れた複数の変調信号を用いて伝送信号に別々に変調をか
ける機能を付加したものである。
【0010】
【作用】上記のように構成された信号伝送回路では、伝
送信号のパルス幅が広い場合でも変調信号により短パル
ス列に変換されるため、伝送信号の振幅とパルス幅の積
はみかけ上小さくなる。
【0011】また、互いに位相のずれた複数の信号用い
て伝送信号に変調をかけることにより整流後のリップル
率は低減される。
【0012】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の実施例1を示す構成図であ
り、1〜4は従来のパルストランスを用いた信号伝送回
路と全く同一のものである。5は伝送信号に変調をかけ
るための変調信号を発生する変調信号発生器、6は変調
信号発生器の出力信号に対して伝送信号のパルス幅分だ
けゲーティングをかけるゲーティング回路、7はパルス
トランス出力段の信号に整流を行う整流回路、8は整流
後の信号のリップル率を低減するために波形整形を行う
平滑化回路である。
【0013】前記のように構成された信号伝送回路で
は、変調信号発生器5により発生された変調信号である
短パルス列(クロック列)に対して、伝送信号入力端子
1から入力された伝送信号を用いてゲーティング回路6
によりゲーティングを行う。上記の操作により、パルス
幅の広い伝送信号は等価的にクロック列に変換される。
この後は従来のパルストランスを用いた信号伝送回路と
同様に電流増幅回路2で増幅を行い、パルストランス3
で信号を伝送する。パルストランス出力段ではダイオー
ド・ブリッジ回路などの整流回路7により整流をし、最
後に整流後のリップル率を低減するために平滑化回路8
を用いて波形整形を行う。以上の一連の操作の概念図を
図3に示す。上記の信号伝送回路を用いることより、パ
ルストランスによる信号伝送においてもパルス幅の広い
信号を伝送することが可能となる。
【0014】実施例2.図2はこの発明の実施例2を示
した構成図である。図において1〜8は実施例1で示し
た信号伝送回路と全く同一のものである。9は変調信号
発生器の出力信号であるクロック列の位相をシフトさせ
る位相シフト回路である。
【0015】実施例1では、伝送信号に対して変調信号
発生器から出力されるクロック列により変調をかけて信
号の伝送を行ったが、この実施例2では伝送信号を変調
するパルス列を複数用意しそれぞれ別々に伝送信号に変
調をかけ、電流増幅、信号伝送、整流を行い最後に各々
の信号を合成する。図2によれば平滑化回路の出力は、
通常の変調信号により変調された伝送信号と位相のずれ
た変調信号により変調された伝送信号の合成となること
から図1の伝送回路と比較して波形伝送後のリップルを
より低減することが可能となる。実施例2による信号伝
送の概念図を図5に示す。ただし、図2および図5は、
2種類の変調信号を用いた場合である。
【0016】
【発明の効果】この発明は以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0017】すなわち実施例1によれば伝送信号に対し
てクロック列により変調をかけて等価的にクロック列に
変換して信号伝送を行うので、パルス幅の広い信号でも
パルストランスを用いて伝送することができる。
【0018】また、実施例2によれば通常の変調信号と
位相のずれた変調信号により伝送信号に別々に変調をほ
どこすので平滑化後の信号はリップル率の低減された信
号となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施例2を示すブロック図である。
【図3】この発明の実施例1において伝送信号の流れを
表わす概念図である。
【図4】この発明の実施例2において伝送信号の流れを
表わす概念図である。
【図5】パルストランスを用いた従来の信号伝送回路で
ある。
【符号の説明】
1 伝送信号入力端子 2 電流増幅回路 3 パルストランス 4 伝送信号出力端子 5 変調信号発生器 6 ゲーティング回路 7 整流回路 8 平滑化回路 9 位相シフト回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送信号を入力する伝送信号入力端子
    と、伝送信号に変調をほどこす信号を発生する変調信号
    発生器と、変調信号発生器の出力信号に対して伝送信号
    のパルス幅分だけゲーティングをかけるゲーティング回
    路と、ゲーティング回路の出力信号の電流を増幅する電
    流増幅回路と、電流増幅後の信号を伝送するためのパル
    ストランスと、パルストランスの出力信号に対して整流
    操作をほどこす整流回路と、伝送後の信号の波形歪を整
    形する平滑化回路と、平滑化後の信号を出力する伝送信
    号出力端子とを有することを特徴とする信号伝送回路。
  2. 【請求項2】 伝送信号を入力する伝送信号入力端子
    と、伝送信号に変調をほどこす信号を発生する変調信号
    発生器と、変調信号発生器の出力信号の位相をシフトす
    る位相シフト回路と、変調信号発生器の出力信号あるい
    は位相シフト回路の出力信号に対して伝送信号のパルス
    幅分だけゲーティングをかけるゲーティング回路と、ゲ
    ーティング回路の出力信号の電流を増幅する電流増幅回
    路と、電流増幅後の信号を伝送するためのパルストラン
    スと、パルストランスの出力信号に対して整流操作をほ
    どこす整流回路と、伝送後の信号の波形歪を整形する平
    滑化回路と、平滑化後の信号を出力する伝送信号出力端
    子を有することを特徴とした信号伝送回路。
JP10137894A 1994-05-16 1994-05-16 伝送回路 Pending JPH07312620A (ja)

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JP10137894A JPH07312620A (ja) 1994-05-16 1994-05-16 伝送回路

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JPH07312620A true JPH07312620A (ja) 1995-11-28

Family

ID=14299138

Family Applications (1)

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JP10137894A Pending JPH07312620A (ja) 1994-05-16 1994-05-16 伝送回路

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JP (1) JPH07312620A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011061553A (ja) * 2009-09-10 2011-03-24 Toyota Motor Corp トランス通信回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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