JPH0823241A - 電力増幅器 - Google Patents

電力増幅器

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JPH0823241A
JPH0823241A JP6156880A JP15688094A JPH0823241A JP H0823241 A JPH0823241 A JP H0823241A JP 6156880 A JP6156880 A JP 6156880A JP 15688094 A JP15688094 A JP 15688094A JP H0823241 A JPH0823241 A JP H0823241A
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JP
Japan
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voltage
winding
pulse
signal
output
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Pending
Application number
JP6156880A
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English (en)
Inventor
Kazuya Iwata
和也 岩田
Masahiko Hatanaka
正彦 畠中
Katsuyoshi Fujii
克芳 藤井
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低輻射ノイズで、電力変換効率の高い電力増
幅器を提供することを目的とする。 【構成】 入力端子102と103間に印加された交流電圧は
整流平滑器104で直流電圧に変換された後、インバータ1
07で正弦波状の電圧波形を持つパルス交流電圧に変換さ
れ、高周波トランス110の中点を接地した2次側の巻き
線の両端から半波整流器114および115を介してスイッチ
118に供給される。2値状態変調器117は、制御器113が
発生するクロックに同期して、入力端子116から入力さ
れる入力信号をサンプリングしパルス信号に変換する。
スイッチ118は、2値状態変調器117の出力に応じてオン
・オフする。したがって、パルス交流電圧は2値状態変
調器117の出力で変調される。フィルタ119は、スイッチ
118の出力信号の帯域を制限し、電力増幅された入力信
号に復調する。そして、出力端子120を介して負荷121に
供給する。このような動作をする電力増幅器の構成とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音響機器においてスピ
ーカ等の負荷を駆動する電力増幅器に関する。
【0002】
【従来の技術】音響機器における電力増幅器は、直流電
源から与えられる直流電圧を入力信号に基づき変調し、
入力信号に相似な波形を負荷であるスピーカに供給する
ものが通常である。このような電力増幅器において、電
力損失を極力小さくし電力変換効率を向上したものが開
発されており、直流電源にはスイッチングレギュレー
タ、電力増幅器にはD級電力増幅器が存在することは公
知である。
【0003】ところで、上記スイッチングレギュレータ
とD級電力増幅器の組み合わせでは、電力交換効率は向
上できるが、回路規模が大きくなる、コストがかかる等
の問題点がある。
【0004】そこで、従来より特開昭57−87218
号公報に記載されているような負荷駆動回路があった。
以下に、従来の負荷駆動回路について説明する。
【0005】図11は従来の負荷駆動回路を示すもので
ある。構成要素として1101は、商用交流電源から供
給される交流電圧を整流平滑して直流電圧に変換する整
流平滑器1102と、整流平滑器1102で生成した直
流電圧を交流電圧に変換するインバータ1103と、イ
ンバータ1103を制御する制御器1104よりなり、
パルス状の交流電圧を発生するパルス電圧発生器であ
る。1105は、アナログ入力信号に応じたパルス幅を
有するパルス幅変調信号を生成する変調信号発生器11
06と、変調信号発生器1106の出力にしたがいパル
ス電圧発生器1101の出力信号のパルス幅を変調する
スイッチ1107から成るパルス幅変調器、1108は
パルス幅変調器1105の出力を積分するフィルタであ
る。
【0006】図12は従来の負荷駆動装置の動作を説明
する説明図である。図13は従来の負荷駆動装置の動作
を説明する説明図である。以下、図11〜図13を用い
て、全体の動作を説明する。
【0007】図11において、商用交流電源の交流電圧
21がパルス電圧発生器1101に供給されている。パ
ルス電圧発生器1101において、交流電圧V21は整流
器D 1 および平滑コンデンサC1 から成る整流平滑器1
102で直流電圧V22に変換される。そして、直流電圧
22はインバータ1103に供給される。
【0008】ところで、インバータ1103において、
高周波トランスT1 の1次巻き線L 1 の両端にはトラン
ジスタQ1 およびQ2 のエミッタが直列接続されてい
る。そして、トランジスタQ1 ,Q2 のエミッタ共通接
続点と1次巻き線L1 の中点間に直流電圧V22が供給さ
れている。また、トランジスタQ1 ,Q2 の各々のベー
スには制御器1104の出力が供給される。制御器11
04は、たとえば所定周波数の方形波信号とその反転信
号とを発生する発振器からなり、トランジスタQ 1 ,Q
2 の各々のベースに逆相の方形波信号を供給することに
よってトランジスタQ1 ,Q2 を交互にオン・オフして
いる。
【0009】したがって、トランジスタQ1 ,Q2 のオ
ン・オフ動作によりトランスT1 の1次側の電流が断続
される。これにより、直流電圧V22は1次巻き線L1
2次巻き線L2 の巻き線比に応じた電圧値を持つ方形波
状の交流電圧V23として2次巻き線L2 の両端間に生じ
る。パルス状の交流電圧V23がパルス電圧発生器100
1の出力信号である。
【0010】次に、アナログ入力信号vi はパルス幅変
調器1105に入力される。そして、変調信号発生器1
106でパルス信号に変更される。この動作を図12お
よび図13を用いて説明する。
【0011】図12および図13において、(a)はパ
ルス電圧発生器1101より出力される交流電圧V23
(b)は入力信号vi および三角波信号S、(c)は変
調信号発生器1106の出力、(d)はパルス幅変調器
1105の出力、(e)はフィルタ1108の出力のそ
れぞれの波形である。
【0012】まず、入力信号vi が無信号の場合につい
て図12を用いて説明する。図12の(a)に示すよう
にパルス交流電圧V23は、正負に振れる電圧値が同じで
デューティー比が50%のパルス状の交流電圧である。
また、変調信号発生器1106は図12の(b)に示す
ような三角波信号Sを発生し、入力信号vi をサンプリ
ングする。変調信号発生器1006の出力は図12の
(c)に示すような入力信号vi の信号レベルに対応し
たパルス幅を持つパルス幅信号となる。スイッチ110
7は変調信号発生器1106の出力に応じて開閉する、
すなわち変調信号発生器1106の出力で交流電圧V23
のパルス幅を変調するため、フィルタ1108には図1
2の(d)に示すような波形が入力される。フィルタ1
108は、図11に示すようにコイルL3 ,L4 、コン
デンサC2 ,C3 からなるローパスフィルタであり、パ
ルス幅変調器1105の出力を積分して図12の(e)
に示すような波形を得る。図13の(d)において、正
負のパルス幅が等しいためフィルタ1108の出力はゼ
ロとなる。
【0013】次に、入力信号vi が図13の(b)に示
すような波形の場合の動作を図13を用いて説明する。
変調信号発生器1106は、入力信号vi と三角波信号
Sと比較し、入力信号vi の振幅値が三角波信号Sの振
幅値より大きければ正のパルス、小さければ負のパルス
を発生する。それを示したのが図13の(c)であり、
パルス幅変調器1105の出力は図13の(d)とな
る。この信号をフィルタ1108で積分すると図13の
(e)となり、入力信号vi が電力増幅され、負荷RL
を駆動する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、パルス交流電圧の周波数と変調信号発生器
1106内のパルス幅変調手段のサンプリングクロック
である三角波信号とを同期する構成でないため、入力信
号がゼロであっても出力信号が発生する(変調信号発生
器1106が正負のパルスを交互に出力しているにもか
かわらず、スイッチ1107からは変調信号発生器11
06の出力に対応しない信号が出力される)オフセット
電圧の発生するという問題点と、入力信号が存在する場
合、変調信号発生器1106の信号に対応したパルスが
フィルタ1108に入力できないため(変調信号発生器
1106が正のパルスを出力したにもかかわらず、スイ
ッチ1107からは負の電源電圧が出力される)波形歪
の発生が生じると言う問題点を有していた。
【0015】また、パルス交流電圧の発生を制御する制
御器1104がデューティー比50%の所定の周波数の
クロック信号しか発生しないため、入力交流電圧の変動
や、トランスT1 、スイッチ1107およびフィルタ1
108の持つインピーダンスや負荷のインピーダンスに
より生じる電圧変動に対応することができない。そのた
めパルス交流電圧の電圧値が変動し、出力波形に波形歪
が発生すると言う問題点を有していた。
【0016】さらに、パルス交流電圧の電圧波形が矩形
波であるため多くの高調波成分を発生すると言う問題点
と、パルス交流電圧の周波数とパルス幅変調手段のサン
プリングクロックの周波数が同一で、かつ、同期がとれ
ていないため、パルス交流電圧が発生する高調波成分に
変調信号発生器1106が出力するパルスの持つ高調波
が加算されて外部に輻射すると言う問題点を有してい
た。
【0017】加えて、フィルタ1108が高周波トラン
スT1 の2次側のコイルの両端に接続されているため、
フィルタ1108で低周波信号に復調された信号が高周
波トランスT1 の2次側に流れる。しかし、高周波トラ
ンスT1 は低周波信号を充分に通す能力がないため、負
荷に供給される信号波形が大幅に歪むと言う問題点を有
していた。
【0018】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、高調波成分の発生を少なくして、不要輻射ノイズの
発生を減少させることを可能とすることと、また、電力
損失の発生を少なくすることを可能とすることと、ま
た、波形歪の発生を少なくすることを可能とすること
と、また、入力交流電圧の変動を除去して出力信号の波
形歪の発生を減少させることを可能とすることと、ま
た、高周波トランスのインピーダンスによる電圧降下
(入力信号、負荷インピーダンス等により変調されてい
る)を除去して、出力信号の波形歪の発生を減少させる
ことを可能とすることと、さらに、フィルタで復調され
た負荷に供給する低周波信号を高周波トランスの2次側
に流さない構成として出力信号の波形歪の発生を減少さ
せることを可能とすることとを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の電力増幅器は、入力信号を2値信号に変換す
る2値状態変調手段と、2値状態変調手段のサンプリン
グクロックに同期し、かつ、正弦波状の電圧波形を持つ
パルス交流電圧を発生するパルス電圧発生手段と、パル
ス交流電圧を2値状態変調手段の出力に基づきオンオフ
するスイッチと、スイッチでオンオフ制御されたパルス
交流電圧の周波数帯域を制限するフィルタとを備えた構
成を持つ。
【0020】また、本発明の電力増幅器は、上記パルス
電圧発生手段中にある高周波トランスの1次側の巻き線
に発生する電圧の電圧値が一定になるような構成を持
つ。さらに、本発明の電力増幅器は、上記パルス電圧発
生手段中にある高周波トランスの2次側に発生するパル
ス状の交流電圧の電圧値が一定になるような構成を持
つ。
【0021】
【作用】本発明は上記した構成により、以下のような作
用をする。すなわち、2値状態変調手段は入力されたオ
ーディオ信号を2値信号に変換する。パルス電圧発生手
段は直流電源から供給される直流電圧を2値状態変調手
段のサンプリングクロックに同期し、かつ、正弦波状の
電圧波形を持つパルス交流電圧に変換する。スイッチは
2値状態変調手段の出力信号に基づきパルス交流電圧を
オンオフし、2値化された入力信号に応じて変調された
パルス交流電圧を出力する。フィルタは変調されたパル
ス交流電圧の周波数帯域を制限し、オーディオ信号に復
調する。そして、電力増幅したオーディオ信号を負荷に
供給する。
【0022】また、本発明は上記した構成により、以下
のような作用をする。すなわち、2値状態変調手段は入
力されたオーディオ信号を2値信号に変換する。パルス
電圧発生手段は直流電源から供給される直流電圧を2値
状態変調手段のサンプリングクロックに同期し、かつ、
正弦波状の電圧波形を持つと同時に直流電源から供給さ
れる直流電圧の変動の影響を除去したパルス交流電圧に
変換する。スイッチは2値状態変調手段の出力信号に基
づきパルス交流電圧をオンオフし、2値化された入力信
号に応じて変調されたパルス交流電圧を出力する。フィ
ルタは変調されたパルス交流電圧の周波数帯域を制限
し、オーディオ信号に復調する。そして、電力増幅した
オーディオ信号を負荷に供給する。
【0023】さらに、本発明は上記した構成により、以
下のような作用をする。すなわち、2値状態変調手段は
入力されたオーディオ信号を2値信号に変換する。パル
ス電圧発生手段は直流電源から供給される直流電圧を2
値状態変調手段のサンプリングクロックに同期し、か
つ、正弦波状の電圧波形を持つと同時に直流電源から供
給される直流電圧の変動や負荷の変動による影響を除去
したパルス交流電圧に変換する。スイッチは2値状態変
調手段の出力信号に基づきパルス交流電圧をオンオフ
し、2値化された入力信号に応じて変調されたパルス交
流電圧を出力する。フィルタは変調されたパルス交流電
圧の周波数帯域を制限し、オーディオ信号に復調する。
そして、電力増幅したオーディオ信号を負荷に供給す
る。
【0024】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。図1は本発明の第1の実施例の電
力増幅器のブロック図を示す。図1において、構成要素
として101は正弦波状の電圧波形を持つパルス交流電
圧を発生するパルス電圧発生器、102,103はパル
ス電圧発生器101の入力端子、104は交流電圧を直
流電圧に変換する整流平滑器、105は全波整流器、1
06はコンデンサ、107は直流電圧をパルス交流電圧
に変換するインバータ、108,109はトランジス
タ、110は高周波トランス、111,112はコンデ
ンサ、113はトランジスタ108,109を制御する
制御器、114,115はパルス電圧発生器101の出
力を半波整流する半波整流器、116は入力信号を入力
する入力端子、117は入力信号を2値信号に変換する
2値状態変調器、118は2値状態変調器117の出力
に応じて開閉するスイッチ、119はスイッチ118の
出力信号から必要な帯域を通過させるフィルタ、120
は出力端子、121は負荷である。
【0025】図2は、本発明の第1の実施例における2
値状態変調器117とスイッチ118の具体的な回路の
一例であり、201は入力端子116から入力される入
力信号とスイッチ118の出力信号を加算する加算器、
202は加算器201の出力信号を積分する積分器、2
03は積分器202の出力信号の極性を判別するコンパ
レータ、204はサンプリングクロックを発生するクロ
ック発生器、205はコンパレータ203の出力信号を
クロック発生器204の出力クロックに基づきラッチす
るD型フリップフロップ、206はD型フリップフロッ
プ205の出力信号を増幅するドライバ、207,20
8はドライバ206の出力に基づきオン・オフするトラ
ンジスタである。
【0026】図3は本発明の第1の実施例におけるパル
ス電圧発生器101の動作説明図であり、(a)はトラ
ンジスタ109のベース制御信号、(b)はトランジス
タ108のベース制御信号、(c)はコンデンサ11
1,112が接続されていない場合の高周波トランス1
10の1次側に印加される電圧の波形、(d)はコンデ
ンサ111,112が接続された場合の高周波トランス
110の1次側に印加される電圧の波形、(e)はクロ
ック発生器204が発生するサンプリングクロックであ
る。
【0027】図4,図5は本発明の第1の実施例におけ
る電力増幅器の動作説明図であり、同図において、
(a)は半波整流器114の出力信号、(b)は半波整
流器115の出力信号、(c)は入力端子116に供給
される入力信号、(d)はクロック発生器204の出力
信号、(e)は2値状態変調器117の出力信号、
(f)はスイッチ118の出力信号、(g)はフィルタ
119の出力信号である。
【0028】前記各構成要素よりなる本発明の第1の実
施例の電力増幅器について、以下その動作について説明
する。本発明の第1の実施例の電力増幅器は、パルス電
圧発生器101、2値状態変調器117、スイッチ11
8およびフィルタ119で構成されている。パルス電圧
発生器101は商用交流電源から供給される交流電圧を
パルス交流電圧に変換する。一方、2値状態変調器11
7は入力信号を2値信号に変調する。そして、スイッチ
118は2値状態変調器117の出力に基づき開閉し、
パルス交流電圧を変調する。そして、フィルタ119は
変調されたパルス交流電圧を帯域制限して電力増幅され
たオーディオ信号を復調する。そして、出力端子120
に接続された負荷121に供給する。
【0029】以下に各部の動作を詳細に説明する。パル
ス電圧発生器101は、入力端子102,103と全波
整流器105およびコンデンサ106から成る整流平滑
器104と、トランジスタ108,109と高周波トラ
ンス110とコンデンサ111,112および制御器1
13から成るインバータ107とで構成されている。
【0030】入力端子102と103間には、商用交流
電源から供給される交流電圧V1 が供給される。供給さ
れた交流電圧V1 は、整流平滑器104で直流電圧V2
に変換される。すなわち、全波整流器105で全波整流
されたのちコンデンサ106で平滑される。
【0031】次に、直流電圧V2 は、インバータ107
でパルス交流電圧V3 ,V4 およびV5 に変換される。
ここでは、インバータ107の構成をプッシュプル方式
として説明する。
【0032】まず、コンデンサ111,112が接続さ
れていない場合を説明する。制御器113は図3の
(a)および(b)に示す制御信号を出力し、トランジ
スタ108,109を制御する。制御は以下に示す4つ
のステップからなる。
【0033】第1のステップは、トランジスタ108が
オフ、トランジスタ109がオンの状態の場合である。
トランジスタ109がオンすると電流は、「コンデンサ
106の+端子→高周波トランス110の端子2→端子
1→トランジスタ109→コンデンサ106の−端子」
と言う経路で流れる。このとき、高周波トランス110
の端子電位は端子2が+、端子1が−の、電圧V2 が印
加される。ここで、高周波トランス110の端子2は中
間タップであるため、端子−間と端子−間のト
ランスの巻線数は同一である。そのため、端子−間
にも同じ電圧V 2 が誘起し、電位は端子が−、端子
が+となる。したがって、端子−間には、電位は端
子が−、端子が+の電圧2V2 が発生する。
【0034】第2のステップは、トランジスタ108,
109双方ともオフ状態の場合である。高周波トランス
110への電流が遮断されるため、高周波トランス11
0には電圧が印加されない。
【0035】第3のステップは、トランジスタ108が
オン、109がオフの状態の場合である。このとき電流
は、「コンデンサ106の+端子→高周波トランス11
0の端子→端子→トランジスタ108→コンデンサ
106の−端子」と言う経路で流れる。その結果、高周
波トランス110の端子電位は端子が+、端子が−
の電圧V2 が印加される。さらに、端子−間にも同
じ電圧V2 が誘起し、電位は端子が−、端子が+と
なる。したがって、端子−間には、電位は端子が
+、端子が−の電圧2V2 が発生する。
【0036】第4のステップは、トランジスタ108,
109双方ともオフの状態の場合である。高周波トラン
ス110への電流が遮断され、電圧が印加されない。以
上を波形で示すと、図3の(c)となる。
【0037】次に、コンデンサ111,112が接続さ
れている場合を説明する。コンデンサが接続されていな
い上記との差は、トランジスタ108,109双方がオ
フしているときである。上記第2のステップを例にとっ
て説明する。第1ステップにおいて、高周波トランス1
10には電流が流れている。ところで、高周波トランス
110は理想変成器でないため、1次側の巻き線に自己
インダクタンスが存在する。そのため、トランスに電流
が流れると、この自己インダクタンスにエネルギー(ト
ランスの自己インダクタンスをL、流れる電流をIとす
ると、蓄積される磁気エネルギーEは、E=LI2 /2
となる。)が蓄積される。そして、第2ステップにおい
て、トランジスタがオフすると、電流経路が遮断される
ため、高周波トランス110の持つ自己インダクタンス
と高周波トランス110に並列接続されたコンデンサ1
11,112との間で、並列共振が自己インダクタンス
に蓄積された磁気エネルギーにより開始する。すなわ
ち、図3の(d)に示すように、電圧波形は+2V2
ら正弦波状に−2V2 まで変化する。このまま、共振状
態を放置すると、電圧波形は再び+方向に上昇する。そ
こで、第3ステップにおいて、共振により電圧が−2V
2 に達したときにトランジスタ108をオンする。する
と、電圧値は−2V2 のまま維持される。また、電圧値
が共振によりほぼ−2V2 に達してからトランジスタ1
08をオンするため、トランジスタ108にかかる電圧
が非常に小さくなり、トランジスタの電力損失が小さく
なる。
【0038】すなわち、トランジスタ108,109双
方がオフする時間を、上記した並列共振の共振周期の半
周期に設定すると、共振による電圧波形が最大限に利用
できる。
【0039】以上のように、高周波トランス110にコ
ンデンサ111,112を並列接続することにより、高
周波トランス110の1次側に印加される電圧は、波形
が正弦波状となるため高調波成分が少くなり、そのた
め、不要輻射ノイズの発生が少ない。
【0040】また、高周波トランス110の自己インダ
クタンスと並列接続されたコンデンサ111,112と
の間の電圧共振の共振波形を利用して、電圧共振により
電圧波形を一方の電位から他方の電位に変化させた後に
トランジスタ108,109をオンするため、オン時に
トランジスタ108,109にかかる電圧が小さくな
り、トランジスタ108,109の損失が小さくなる。
【0041】次に、高周波トランス110の1次側に印
加された電圧は、2次側に伝達される。ここで、2次側
巻線の中間タップを接地すると、2次側には1次側と2
次側の巻線数の比に比例した1次側巻き線に発生したパ
ルス交流電圧V3 に相似な互いに逆相で合同なパルス交
流電圧V4 およびV5 が発生する。これらのパルス交流
電圧V4 およびV5 は、それぞれ半波整流器114およ
び115で半波整流される。これらの波形は、それぞれ
図4または図5の(a)および(b)に示してある。
【0042】一方、入力端子116に供給された入力信
号vi は、2値状態変調器117で2値信号に変調され
る。そして、スイッチ118は2値状態変調器117の
出力に基づいて開閉する。そのため、スイッチ118に
供給された半波整流器114,115で半波整流された
パルス交流電圧は、2値状態変調器117の出力により
変調される。
【0043】ここで、2値状態変調器117およびスイ
ッチ118の動作を具体的な回路例の図2を用いて説明
する。ここでは、2値状態変調器としてパルス密度変調
を例としており、全体でデルタシグマ変調型のアナログ
/ディジタル変換器を構成している。
【0044】まず、加算器201は、入力端子116か
ら入力された入力信号vi とスイッチ118の出力信号
(トランジスタ207のソースとトランジスタ208の
ドレインの接続点の電圧)との差を算出する。積分器2
02は、加算器201の出力を積分する。次に、コンパ
レータ203は、積分器202の出力信号の極性を判別
する。そして、D型フリップフロップ205は、クロッ
ク発生器204が発生するサンプリングクロックの立ち
上がりエッジに基づきコンパレータ203の出力をサン
プリングする。D型フリップフロップ205の出力は、
入力信号vi をクロック発生器204の発生するサンプ
リングクロックでサンプルしたパルス密度変調信号であ
る。
【0045】ここで、上述のサンプリングクロックとイ
ンバータ107の動作タイミングの関係について説明す
る。すなわち、クロック発生器204が発生するサンプ
リングクロックは制御器113に入力される。制御器1
13は、入力したサンプリングクロックに基づきトラン
ジスタ108,109のベース制御信号を出力する。こ
こで、サンプリング周期をts 、トランジスタ109の
オン時間をt1 、トランジスタ108のオン時間を
2 、高周波トランスの1次側巻き線が持つ自己インダ
クタンスとコンデンサ111,112間で発生する電圧
共振の共振周期をtq とすると、ts =t 1 +t2 +t
q が成立する。また、本発明の第1の実施例ではt1
2 としている。そして、図3の(e)に示すようにト
ランジスタ108のベース制御信号の立ち上がりエッジ
が、サンプリングクロックの立ち上がりエッジに同期す
る構成となっている。
【0046】次に、ドライバ206は、トランジスタ2
07および208を相補的に駆動できるようにD型フリ
ップフロップ205の出力信号を増幅する。そして、ト
ランジスタ207および208はドライバ206の出力
にしたがって相補的にオン・オフの動作を行う。
【0047】フィルタ119は、たとえばコイルとコン
デンサで構成される梯子型のローパスフィルタである。
そして、オーディオ帯域の信号を通過させるようにコイ
ルおよびびコンデンサの定数を設定している。
【0048】次に、2値状態変調器117、スイッチ1
18およびフィルタ119の動作を説明する。まず、入
力信号vi が無信号のときの動作を図4を用いて説明す
る。 図4において、(a)および(b)は、それぞれ
半波整流器114および115が供給する互いに逆相の
パルス交流電圧である。(c)が入力信号vi 、(d)
がサンプリングクロックの波形である。入力信号vi
2値状態変調器117でパルス密度変調すると波形
(e)となる。次に、スイッチ118は、2値状態変調
器117の出力に基づきパルス交流電圧(a),(b)
をパルス密度変調すると波形(f)となる。波形(f)
において、正のパルスと負のパルスは互いの数が等し
く、面積も等しいため、フィルタ119で処理すると出
力は波形(g)に示すように無信号となる。
【0049】次に、入力信号vi が無信号でない場合の
動作を図5を用いて説明する。図5において、波形
(c)のような入力信号vi が入力されると2値状態変
調器117の出力波形は、波形(e)となる。波形
(e)に基づきスイッチ118を駆動すると、パルス交
流電圧(a),(b)はパルス密度変調され波形(f)
となる。この波形(f)をフィルタ119で処理する
と、波形(g)のように入力信号vi に相似な電力増幅
された信号が得られる。
【0050】ここで、クロック発生器204の発生する
サンプリングクロックの立ち上がりエッジと、トランジ
スタ108のベース制御信号の立ち上がりエッジは同期
している。そして、2値状態変調器117内のD型フリ
ップフロップはサンプリングクロックの立ち上がりエッ
ジで動作するため、スイッチ118は、トランジスタ1
08のベース制御信号の立ち上がりエッジに同期して開
閉する。ところで、トランジスタ108のベース制御電
圧信号の立ち上がりエッジのタイミング、すなわち、ス
イッチ118の開閉動作を開始するタイミングにおい
て、スイッチ118に印加されるパルス交流電圧の電圧
値は、ゼロである。そのため、スイッチ118では電力
損失が発生しない。また、スイッチ118から出力され
る信号はパルス電圧発生器101で発生された正弦波状
の電圧波形を持つパルス信号であるため、高調波成分が
少ない。その結果、不要輻射ノイズの発生が少ない。
【0051】以上のように、本発明の第1の実施例で
は、サンプリングクロックに同期した正弦波状の電圧波
形を持つパルス交流電圧を2値化した入力信号で変調す
るため、高調波成分の発生が少ない。また、スイッチン
グ素子に印加される電圧をゼロにした状態でスイッチン
グ動作を行うため、電力損失の発生が少ない。そのた
め、不要輻射ノイズの発生の少ない電力変換効率の高い
電力増幅器を構成している。
【0052】なお、本発明の第1の実施例において、イ
ンバータ107の構成をプッシュプル方式としたが、ハ
ーフブリッジ方式としても同様の効果が得られることは
言うまでもない。
【0053】図6は本発明の第2の実施例の電力増幅器
のブロック図を示す。図6において、構成要素として6
01は正弦波状の電圧波形を持つパルス交流電圧を発生
するパルス電圧発生器、602,603はパルス電圧発
生器601の入力端子、604は交流電圧を直流電圧に
変換する整流平滑器、605は全波整流器、606はコ
ンデンサ、607は直流電圧をパルス交流電圧に変換す
るインバータ、608,609はトランジスタ、610
は高周波トランス、611,612はコンデンサ、61
3はトランジスタ608,609を制御する制御器、6
14は抵抗器、615はツエナーダイオード、616,
617は抵抗器、618はコンデンサ、619は半波整
流器、620,621はパルス電圧発生器601の出力
を半波整流する半波整流器、622は入力信号を入力す
る入力端子、623は入力信号を2値信号に変換する2
値状態変調器、624は2値状態変調器623の出力に
応じて開閉するスイッチ、625はスイッチ624の出
力信号から必要な帯域を通過させるフィルタ、626は
出力端子、627は負荷である。
【0054】図7は、本発明の第2に実施例における制
御器613の動作説明図であり、同図において、
(a),(d)はトランジスタ609のベース制御信
号、(b),(e)はトランジスタ608のベース制御
信号、(c),(f)はサンプリングクロック、(g)
は高周波トランス610の1次側に印加される電圧の波
形図である。
【0055】図8,図9は本発明の第2の実施例の電力
増幅器の動作説明図であり、同図において、(a)は整
流平滑器604の出力信号、(b)は半波整流器620
の出力信号、(c)は半波整流器621の出力信号、
(d)は入力端子622に供給される入力信号、(e)
はクロック発生器204の出力信号、(f)は2値状態
変調器623の出力信号、(g)はスイッチ624の出
力信号、(h)はフィルタ625の出力信号である。
【0056】前記各構成要素よりなる本発明の第2の実
施例の電力増幅器について、以下その動作について説明
する。本発明の第2の実施例の電力増幅器は、パルス電
圧発生器601、2値状態変調器623、スイッチ62
4およびフィルタ625で構成されている。パルス電圧
発生器601は商用交流電源から供給される交流電圧を
パルス交流電圧に変換する。一方、2値状態変調器62
3は入力信号を2値信号に変調する。そして、スイッチ
624は2値状態変調器623の出力に基づき開閉し、
パルス交流電圧を変調する。そして、フィルタ625は
変調されたパルス交流電圧を帯域制限して電力増幅され
たオーディオ信号を復調する。そして、オーディオ信号
を出力端子626に接続された負荷627に供給する。
【0057】以下に各部の動作の詳細について説明す
る。パルス電圧発生器601は、入力端子602,60
3と全波整流器605およびコンデンサ606から成る
整流平滑器604と、トランジスタ608,609と高
周波トランス610とコンデンサ611,612と、基
準直流電圧を発生する抵抗器614とツエナーダイオー
ド615と、高周波トランスの1次側に印加されるパル
ス交流電圧を分圧する抵抗器616,617と、分圧し
たパルス交流電圧を整流平滑する半波整流器619とコ
ンデンサ618および制御器613から成るインバータ
607とで構成されている。
【0058】図6において、入力端子602および60
3、全波整流器605、コンデンサ606、トランジス
タ608,609、高周波トランス610、コンデンサ
611,612は、図1における入力端子102および
103、全波整流器105、コンデンサ106、トラン
ジスタ108,109、高周波トランス110、コンデ
ンサ11,112と全く同一の動作をする。
【0059】まず、入力端子602と603間に供給し
た商用交流電源から供給される交流電圧V6 は、整流平
滑器604で直流電圧V7 に変換される。次に、直流電
圧V7 は、インバータ607でパルス交流電圧V8 ,V
9 およびV10に変換される。すなわち、制御器613
は、交流電圧V6 が変動しない、つまり、直流電圧V7
が変動しなければ、図7の(a),(b)に示したトラ
ンジスタ608,609のベース制御信号を発生する。
トランジスタ608,609は、制御器613の出力信
号に基づきオン・オフする。これに伴い高周波トランス
610の1次側巻き線には、断続的に直流電圧V7 が供
給され、1次側巻き線の両端には図7の(d)に示した
正弦波状の電圧波形を持つパルス交流電圧V8が発生す
る。したがって、中点が接地された高周波トランス61
0の2次側巻き線には、1次側巻き線と2次側巻き線の
巻き線比に比例した1次側巻き線に発生したパルス交流
電圧V8 に相似な互いに逆相で合同なパルス交流電圧V
9 およびV10が発生する。
【0060】一方、抵抗器614とツエナーダイオード
615は、直流電圧V7 から基準となる一定な電圧値を
持つ直流電圧V11を発生する。また、抵抗器616,6
17は高周波トランス610の1次側に発生したパルス
交流電圧を分圧する。そして、半波整流器619とコン
デンサ618は分圧したパルス交流電圧を整流平滑す
る。これにより、高周波トランス610の1次側に発生
したパルス交流電圧に比例した直流電圧V12が生成され
る。
【0061】上記のように発生させた直流電圧V11,V
12は、制御器613に入力される。そして、制御器61
3は、入力された直流電圧V12が所定の電圧値を持つ基
準電圧V11であるかを判断する。
【0062】交流電圧V6 が一定であれば、直流電圧V
12も一定であり、基準電圧V11に等しい。ところが、交
流電圧V6 が変動すると、直流電圧V7 、パルス交流電
圧V 8 ,V9 ,V10および直流電圧V12も変動する。そ
のため、直流電圧V12は、基準電圧V11と異なる。
【0063】しかし、制御器613は、直流電圧V12
基準電圧V11が等しくなるようにトランジスタ608,
609のオン時間を制御する。これを図7を用いて説明
する。
【0064】トランジスタ608のオン時間をt1 、ト
ランジスタ609のオン時間をt2、高周波トランス6
10の1次側巻き線が持つ自己インダクタンスとコンデ
ンサ611,612間で発生する電圧共振の共振周期を
q とすると、ts =t1 +t2 +tq が成立する。こ
こで、波形歪が発生しないように入力信号を2値信号に
変調するにはサンプリング周期ts を一定にする必要が
ある。また、高調波成分が発生しないように、高周波ト
ランス610の1次側に印加する電圧値を一方の電位か
ら他方の電位に変化させるのに電圧共振の電圧変化を利
用し、パルス交流電圧の電圧波形を正弦波状にしてい
る。そのため、トランジスタ608,609の双方がオ
フする時間はto は共振周期の2分の1にする必要があ
る。したがって、t1 +t2 =ts−2×to =ts
q =一定となるように制御する必要がある。まず、交
流電圧V6 が一定の場合を考える。図7の(a)は、ト
ランジスタ609のベース制御信号、(b)はトランジ
スタ608のベース制御信号、(c)サンプリングクロ
ックである。ここでは、トランジスタ608のベース制
御信号の立ち下がりエッジはサンプリングクロックの立
ち上がりエッジに同期している。したがって、交流電圧
6 が一定であるため、トランジスタ608とトランジ
スタ609のオン時間を同一にすれば良い。
【0065】次に、直流電圧V12と基準電圧V11の電圧
値が異なる場合を考える。図7の(d)は、トランジス
タ609のベース制御信号、(e)はトランジスタ60
8のベース制御信号、(f)はサンプリングクロックで
ある。
【0066】まず、直流電圧V12<基準電圧V11の場
合、トランジスタ609のオン時間t 1 が長くなるよう
に制御すれば良い。しかし、t1 +t2 =一定であるた
め、t 1 を長くした分t2 は短くなる。また、直流電圧
12>基準電圧V11の場合、トランジスタ609のオン
時間t1 が短くなるように制御すれば良い。しかし、t
1 +t2 =一定であるため、t1 を短くした分t2 は長
くなる。
【0067】しかし、このようにトランジスタを制御す
ると、図7の(g)に示すようにパルス交流電圧は上下
非対象な電圧波形となる。ところが、パルス電圧発生器
601の出力は半波整流器620,621で整流され
る。整流は半波整流のため整流したした電圧は、トラン
ジスタ609がオンしたときの電圧であり、トランジス
タ608がオンしたときの電圧は出力には現れない。し
たがって、直流電圧V12=基準電圧V11になるようにト
ランジスタ609のオン時間t1 のみを制御し、トラン
ジスタ608のオン時間t2 は、t1 +t2 =一定とな
るように制御すれば良い。
【0068】次に、図6における入力端子622と、2
値状態変調器623と、スイッチ624と、フィルタ6
25は、図1における入力端子116と、2値状態変調
器117と、スイッチ118と、フィルタ119と全く
同一の動作を行う。
【0069】ただし、クロック発生器204(図2)の
出力するサンプリングクロックの立ち上がりエッジと、
制御器613の出力するトランジスタ608のベース制
御信号の立ち下がりエッジが同期している。
【0070】入力端子622に供給された入力信号vi
は、2値状態変調器623でパルス信号に変換される。
次に、スイッチ624は、半波整流器620および62
1から供給されるパルス交流電圧を2値状態変調器62
3の出力に基づき変調する。
【0071】交流電圧V6 が変動したときの本発明の第
2の実施例の動作について図8および図9を用いて説明
する。ここでは、図8または図9の(d)に示す入力信
号v i が入力されたときの動作である。
【0072】図8は、制御器613が直流電圧V12と基
準電圧V11と一致するように制御していない場合を示
す。交流電圧V6 が変動することにより直流電圧V7
図8の(a)のように変化したとする。ここで、破線は
交流電圧V6 が変化しないときの電圧値Vddo とする。
直流電圧V7 が図8の(a)のように変化することによ
り、半波整流器620および621の出力電圧は、それ
ぞれ図8の(b)および(c)のようになる。すなわ
ち、電圧値が直流電圧V7 の変化にしたがって変化てい
る。一方、図8の(d)に示す入力電圧vi は、2値状
態変調器623において、パルス密度変調され、図8の
(f)に示すパルス信号に変換される。このパルス信号
により、スイッチ624をオン・オフすると図8の
(g)に示す波形が得られる。これを、フィルタ625
で帯域制限し、オーディオ信号に復調すると、図8の
(h)に実線で示す波形となる。図8の(h)に入力信
号viが理想的に増幅されたときの波形を一点鎖線で示
し、実線と鎖線の差の部分にハッチングを入れている。
すなわち、図8は、交流電圧V6 の電圧値が変化すると
波形歪が発生することを示している。
【0073】図9は、制御器613が直流電圧V12と基
準電圧V11と一致するように制御する場合を示す。図9
の(a)は交流電圧V6 の変動を示す。ここで、破線は
交流電圧V6 が変化しないときの電圧値Vddo とする。
制御器613の働きにより、半波整流器620および6
21の出力電圧はそれぞれ図9の(b)および(c)の
ようになる。これを図8と同様に、図9の(d)に示す
入力電圧vi が、2値状態変調器623に入力されたと
きの出力波形が図9の(g)である。これを、フィルタ
625で帯域制限し、オーディオ信号に復調したものが
図9の(h)であり、図9の(d)と相似形であり波形
歪が発生していない。
【0074】以上のように、本発明の第2の実施例で
は、サンプリングクロックに同期した正弦波状の電圧波
形を持つパルス交流電圧を2値化した入力信号で変調た
め、高調波成分の発生が少ない。また、スイッチング素
子に印加される電圧をゼロにした状態でスイッチング動
作を行うため、電力損失の発生が少ない。さらに、高周
波トランスの1次側の巻き線に発生するパルス交流電圧
の電圧値を安定化することにより商用交流電源の電圧値
が変動しても波形歪が発生しない、不要輻射ノイズの発
生の少ない電力変換効率の高い電力増幅器を構成してい
る。
【0075】図10は本発明の第3の実施例の電力増幅
器のブロック図を示す。図10において、構成要素とし
て1001は正弦波状の電圧波形を持つパルス交流電圧
を発生するパルス電圧発生器、1002,1003はパ
ルス電圧発生器1001の入力端子、1004は交流電
圧を直流電圧に変換する整流平滑器、1005は全波整
流器、1006はコンデンサ、1007は直流電圧をパ
ルス交流電圧に変換するインバータ、1008,100
9はトランジスタ、1010は高周波トランス、101
1,1012はコンデンサ、1013はトランジスタ1
008,1009を制御する制御器、1014は半波整
流器、1015はコンデンサ、1016は抵抗器、10
17はツエナーダイオード、1018,1019は抵抗
器、1020,1021はパルス電圧発生器1001の
出力を半波整流する半波整流器、1022は入力信号を
入力する入力端子、1023は入力信号を2値信号に変
換する2値状態変調器、1024は2値状態変調器10
23の出力に応じて開閉するスイッチ、1025はスイ
ッチ1024の出力信号から必要な帯域を通過させるフ
ィルタ、1026は出力端子、1027は負荷である。
【0076】上記の構成要素よりなる本発明の第3の実
施例の電力増幅器について、以下その動作について説明
する。本発明の第3の実施例の電力増幅器は、パルス電
圧発生器1001、2値状態変調器1023、スイッチ
1024およびフィルタ1025で構成されている。パ
ルス電圧発生器1001は商用交流電源から供給される
交流電圧をパルス交流電圧に変換する。一方、2値状態
変調器1023は入力信号を2値信号に変換する。そし
て、スイッチ1024は2値状態変調器1023の出力
に基づき開閉し、パルス交流電圧を変調する。そして、
フィルタ1025は変調されたパルス交流電圧を帯域制
限して電力増幅されたオーディオ信号を復調し、出力端
子1026に接続された負荷1027にオーディオ信号
を供給する。
【0077】以下に各部の動作の詳細について説明す
る。パルス電圧発生器1001は、入力端子1002,
1003と全波整流器1005およびコンデンサ100
6から成る整流平滑器1004と、トランジスタ100
8,1009と高周波トランス1010とコンデンサ1
011,1012と、高周波トランス1010の2次側
に発生するパルス交流電圧を半波整流および平滑する半
波整流器1014とコンデンサ1015と、基準直流電
圧を発生させる抵抗器1016とツエナーダイオード1
017と、コンデンサ1015の両端に発生する直流電
圧を分圧する抵抗器1018,1019とから成るイン
バータ1007とで構成されている。
【0078】図10において、入力端子1002および
1003、全波整流器1005、コンデンサ1006、
トランジスタ1008,1009、高周波トランス10
10、コンデンサ1011,1012は図1における入
力端子102および103、全波整流器105、コンデ
ンサ106、トランジスタ108,109、高周波トラ
ンス110、コンデンサ11,112と全く同一の動作
をする。
【0079】まず、入力端子1002と1003間に供
給した商用交流電源から供給される交流電圧V14は、整
流平滑器1004で直流電圧V15に変換される。次に、
直流電圧V15は、インバータ1007でパルス状の交流
電圧V16,V17およびV18に変換される。すなわち、制
御器1013は、交流電圧V14が変動しないつまり、直
流電圧V15が変動しなければ、図3の(a),(b)に
示したものと同時にトランジスタ1008,1009の
ベース制御信号を発生する。トランジスタ1008,1
009は、制御器1013の出力クロックに基づきオン
・オフする。これに伴い高周波トランス1010の1次
側巻き線には、断続的に直流電圧V15が供給され、1次
側巻き線の両端には図3の(d)に示したものと同時に
正弦波状の電圧波形を持つパルス交流電圧V16が発生す
る。したがって、中点が接地された高周波トランス10
10の2次側巻き線には、1次側巻き線と2次側巻き線
の巻き線比に比例した1次側巻き線に発生したパルス交
流電圧V16に相似な互いに逆相で合同なパルス交流電圧
17およびV18が発生する。
【0080】一方、入力信号vi に楽音信号を用いた場
合、振幅が急峻に大きくなる等の振幅レベルの時間変動
が発生する。また、スピーカを負荷とした場合負荷のイ
ンピーダンスが周波数特性を持っている。これらに伴い
負荷1027に供給される電流が変化する。しかも、高
周波トランス1010の巻き線はインピーダンスを持
つ。そのため、高周波トランス1010の巻き線で電圧
降下が生じる。そのため、負荷1027には入力信号v
i に対応した電流が供給できなくなり、波形歪が発生す
る。
【0081】そこで、高周波トランス1010の2次側
に発生したパルス交流電圧V18を半波整流器1014が
整流し、コンデンサ1015がこれを平滑し、抵抗器1
018,1019で分割した直流電圧V19に変換する。
また、抵抗器1016とツエナーダイオード1017で
所定の電圧を持つ基準電圧V20を発生させる。そして、
制御器1013は、直流電圧V19が基準電圧V20である
かを判断する。
【0082】今、パルス交流電圧V18が一定であれば、
直流電圧V19も一定であり、基準電圧V20に等しい。と
ころが、パルス交流電圧V18が変動すると、直流電圧V
19も変動する。そのため、直流電圧V19は、基準電圧V
20と異なる。しかし、制御器1013は、直流電圧V19
基準電圧V20が等しくなるように、トランジスタ100
8,1009のオン時間を変化させる。制御器1013
の動作は、本発明の第2の実施例における制御器613
と全く同一の動作を行う。すなわち、直流電圧V19>基
準電圧V20であればトランジスタ1009がオンの期間
を少なくし、直流電圧V19<基準電圧V20の場合はトラ
ンジスタ1009がオンの時間が長くなるようなベース
制御信号を出力する。高周波トランス1010の2次側
に発生したパルス交流電圧V17およびV18は、それぞれ
半波整流器1020および1021で半波整流される。
そして、スイッチ1024に供給される。
【0083】次に、図10における入力端子1022
と、2値状態変調器1023と、スイッチ1024と、
フィルタ1025は、図1における入力端子116と、
2値状態変調器117と、スイッチ118と、フィルタ
119と全く同一の動作を行う。
【0084】ただし、クロック発生器204の発生する
サンプリングクロックの立ち上がりエッジと制御器10
13の出力するトランジスタ1008のベース制御信号
の立ち下がりエッジは同期している。
【0085】入力端子1022に供給された入力信号v
i は、2値状態変調器1023でパルス信号に変換され
る。次に、スイッチ1024は、半波整流器1020お
よび1021から供給されるパルス交流電圧を2値状態
変調器1023の出力に基づき変調する。
【0086】たとえば、交流電圧V14が変動したときの
本発明の第3の実施例の動作について図8および図9を
用いて説明する。ここでは、図8または図9の(d)に
示す入力信号vi が入力されたときの動作である。交流
電圧V14が変動することにより、高周波トランスの2次
側の電圧V17,V18も変動する。
【0087】図8は、制御器1013が直流電圧V19
基準電圧V20とが一致するように制御しない場合を示
す。パルス交流電圧V18が変動することにより半波整流
器1020および1021の出力がそれぞれ図8の
(b),(c)のように変化したとする。すなわち、電
圧値がパルス交流電圧V17の変化にしたがって変化てい
る。一方、図8の(d)に示す入力電圧vi は、2値状
態変調器1023において、パルス密度変調され、図8
の(f)に示すパルス信号に変換される。このパルス信
号により、スイッチ1024をオン・オフすると図8の
(g)に示す波形が得られる。これを、フィルタ102
5で帯域制限し、オーディオ信号に復調すると、図8の
(h)に実線で示す波形となる。図8の(h)に入力信
号viが理想的に増幅されたときの波形を一点鎖線で示
し、実線と鎖線の差の部分にハッチングを入れている。
すなわち、図8は、パルス交流電圧V18の電圧値が変化
すると波形歪が発生することを示している。
【0088】図9は、制御器1013が直流電圧V19
基準電圧V20と一致するように制御器1013の出力ク
ロックのデューティー比を制御する場合を示す。図8と
同様にパルス交流電圧V18が変化すると、半波整流器1
020および1021の出力はそれぞれ図8の(b),
(c)のように変化する。しかし、制御器1013の働
きにより、半波整流器1020および1021の出力電
圧はそれぞれ図9の(b)および(c)のようになる。
すなわち、パルス交流電圧V18の電圧値が一定に成るよ
うにパルス幅が変化していることがわかる。これを図8
と同様に、図9の(d)に示す入力電圧vi が、2値状
態変調器1023に入力されたときの出力波形が図9の
(g)である。これを、フィルタ1025で帯域制限
し、オーディオ信号に復調したものが図9の(h)であ
り、図9の(d)と相似形であり波形歪が発生していな
い。さらに、上記説明では、交流電圧V14が変動した場
合を例にとって説明したが、負荷変動により高周波トラ
ンス1010の2次側巻き線に発生する電圧単体が変化
した場合も同様に制御される。
【0089】以上のように、本発明の第3の実施例で
は、サンプリングクロックに同期した正弦波状の電圧波
形を持つパルス交流電圧を2値化した入力信号で変調す
るため、高調波成分の発生が少ない。また、スイッチン
グ素子に印加される電圧をゼロにした状態でスイッチン
グ動作を行うため、電力損失の発生が少ない。さらに、
高周波トランスの2次側の巻き線に発生するパルス交流
電圧の電圧値を安定化することにより、商用交流電源の
電圧値の変動や高周波トランスの巻き線インピーダンス
による電圧降下が生じても波形歪が発生しなく、不要輻
射ノイズの発生の少ない電力変換効率の高い電力増幅器
を構成している。
【0090】
【発明の効果】以上の各実施例の説明より明らかなよう
に、本発明はサンプリングクロックに同期した正弦波状
の電圧波形を持つパルス交流電圧を2値化した入力信号
で変調するため、高調波成分の発生が少ない。その結
果、不要輻射ノイズの発生を減少させることを可能とす
る効果が得られる。
【0091】また、スイッチング素子に印加される電圧
をゼロにした状態でスイッチング動作を行うため、電力
損失の発生を少なくすることを可能とする効果が得られ
る。また、高周波トランスの1次側に印加する電圧値が
一定になるようにパルス電圧発生器を制御することで、
入力交流電圧の変動を除去することができる。そのた
め、出力信号の波形歪の発生を減少させることを可能と
する効果が得られる。
【0092】また、高周波トランスの2次側に発生する
電圧の電圧値を一定になるようにパルス電圧発生器を制
御することで高周波トランスのインピーダンスによる電
圧降下(入力信号、負荷インピーダンス等により変調さ
れている)を除去できるため、出力信号の波形歪の発生
を減少させることを可能とする効果が得られる。
【0093】さらに、高周波トランスの2次側の巻き線
の中点を接地し、巻き線の両端に半波整流器を介してス
イッチング素子に接続することで、フィルタで復調され
た負荷に供給する低周波信号を高周波トランスの2次側
に流さない構成が実現できる。その結果、出力信号の波
形歪の発生を減少させることを可能とする効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の電力増幅器の構成を示
すブロック図
【図2】同第1の実施例における2値状態高調器とスイ
ッチの具体的な構成を示すブロック図
【図3】同第1の実施例の動作を説明する動作説明図
【図4】同第1の実施例の動作を説明する動作説明図
【図5】同第1の実施例の動作を説明する動作説明図
【図6】本発明の第2の実施例の電力増幅器の構成を示
すブロック図
【図7】同第2の実施例の動作を説明する動作説明図
【図8】同第2の実施例の動作を説明する動作説明図
【図9】同第2の実施例の動作を説明する動作説明図
【図10】本発明の第3の実施例の電力増幅器の構成を
示すブロック図
【図11】従来の負荷駆動装置の構成を示すブロック図
【図12】同従来例の動作を説明する動作説明図
【図13】同従来例の動作を説明する動作説明図
【符号の説明】
101 パルス電圧発生器 102,103,116 入力端子 104 整流平滑器 105 全波整流器 106,111,112 コンデンサ 107 インバータ 108,109 トランジスタ 110 高周波トランス 113 制御器 114,115 半波整流器 117 2値状態変調器 118 スイッチ 119 フィルタ 120 出力端子 121 負荷

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号を2値信号に変換する2値状態
    変調手段と、 前記2値状態変調手段のサンプリングクロックに同期
    し、かつ、正弦波状の電圧波形を持つパルス交流電圧を
    発生するパルス電圧発生手段と、 前記パルス電圧発生手段の出力信号であるパルス交流電
    圧を前記2値状態変調手段の出力信号に応じてオンオフ
    するスイッチと、 前記スイッチでオンオフ制御されたパルス交流電圧の周
    波数帯域を制限し音声帯域の信号を通過させるフィルタ
    とを備えたことを特徴とする電力増幅器。
  2. 【請求項2】 パルス電圧発生手段は、1次側に巻き線
    1、2次側に巻き線2を備えた高周波トランスと、 前記巻き線1の持つ自己インダクタンスと所定の周波数
    で共振する前記巻き線1の両端に接続されたコンデンサ
    と、 直流電源から供給される直流電圧を前記巻き線1に印加
    するオンオフ制御可能なスイッチング素子を含むスイッ
    チング手段と、 前記スイッチング手段のスイッチング素子を2値状態変
    調手段のサンプリングクロックに同期して間欠的にオン
    する制御手段とを備え、 前記スイッチング素子がオフしている期間は前記巻き線
    1の持つ自己インダクタンスと前記コンデンサによる共
    振電圧を利用することで、前記巻き線2に前記サンプリ
    ングクロックに同期しかつ正弦波状の電圧波形を持つパ
    ルス交流電圧を発生させることを特徴とする請求項1記
    載の電力増幅器。
  3. 【請求項3】 パルス電圧発生手段は、1次側に巻き線
    1、2次側に巻き線2を備えた高周波トランスと、 前記巻き線1の持つ自己インダクタンスと所定の周波数
    で共振する前記巻き線1の両端に接続されたコンデンサ
    と、 直流電源から供給される直流電圧を前記巻き線1に印加
    するオンオフ制御可能なスイッチング素子を含むスイッ
    チング手段と、 前記スイッチング手段のスイッチング素子を2値状態変
    調手段のサンプリングクロックに同期して間欠的にオン
    する制御手段と、 所定の電圧値を持つ基準直流電圧を生成する基準信号発
    生手段と、 前記巻き線1に発生する交流電圧を整流平滑する平滑手
    段とを備え、 前記制御手段は、前記基準信号発生手段の発生する基準
    直流電圧の電圧値と前記平滑手段の出力する直流電圧の
    電圧値とが等しくなるように前記スイッチング手段のス
    イッチング素子のオン時間を制御することで前記直流電
    圧を前記巻き線1に印加し、 前記スイッチング素子がオフしている期間は前記巻き線
    1の持つ自己インダクタンスと前記コンデンサによる共
    振電圧を利用することで、前記巻き線2に前記サンプリ
    ングクロックに同期しかつ正弦波状の電圧波形を持つパ
    ルス交流電圧を発生させることを特徴とする請求項1記
    載の電力増幅器。
  4. 【請求項4】 パルス電圧発生手段は、1次側に巻き線
    1、2次側に巻き線2を備えた高周波トランスと、 前記巻き線1の持つ自己インダクタンスと所定の周波数
    で共振する前記巻き線1の両端に接続されたコンデンサ
    と、 直流電源から供給される直流電圧を前記巻き線1に印加
    するオンオフ制御可能なスイッチング素子を含むスイッ
    チング手段と、 前記スイッチング手段のスイッチング素子を2値状態変
    調手段のサンプリングクロックに同期して間欠的にオン
    する制御手段と、 所定の電圧値を持つ基準直流電圧を生成する基準信号発
    生手段と、 前記巻き線2に発生する交流電圧を整流平滑する平滑手
    段とを備え、 前記制御手段は、前記基準信号発生手段の発生する基準
    直流電圧の電圧値と前記平滑手段の出力する直流電圧の
    電圧値とが等しくなるように前記スイッチング手段のス
    イッチング素子のオン時間を制御することで前記直流電
    圧を前記巻き線1に印加し、 前記スイッチング素子がオフしている期間は前記巻き線
    1の持つ自己インダクタンスと前記コンデンサによる共
    振電圧を利用することで、前記巻き線2に前記サンプリ
    ングクロックに同期しかつ正弦波状の電圧波形を持つパ
    ルス交流電圧を発生させることを特徴とする請求項1記
    載の電力増幅器。
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