JP2772187B2 - 電源回路 - Google Patents
電源回路Info
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- JP2772187B2 JP2772187B2 JP35433991A JP35433991A JP2772187B2 JP 2772187 B2 JP2772187 B2 JP 2772187B2 JP 35433991 A JP35433991 A JP 35433991A JP 35433991 A JP35433991 A JP 35433991A JP 2772187 B2 JP2772187 B2 JP 2772187B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- choke coil
- switch elements
- transformer
- circuit
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- Dc-Dc Converters (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電源回路に関し、特にプ
ッシュプル型スイッチング動作を行うDC−DCコンバ
ータに関する。
ッシュプル型スイッチング動作を行うDC−DCコンバ
ータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の電源回路は、図3に一例を
示すように、入力電圧源1が入力されるチョークコイル
2と、転流回路3と、パルス幅変調(PWM)されたプ
ッシュプル信号を出力する制御回路12と、この制御信
号で動作するスイッチ素子4,5と、変圧用のトランス
8と、整流回路9,10と、平滑回路11から構成され
る。この電源回路では、制御回路12から出力されるP
WM信号のデューティを適宜に設定することで、スイッ
チ素子4,5のオン時間を制御し、トランス8の2次側
の出力電圧を制御することができる。
示すように、入力電圧源1が入力されるチョークコイル
2と、転流回路3と、パルス幅変調(PWM)されたプ
ッシュプル信号を出力する制御回路12と、この制御信
号で動作するスイッチ素子4,5と、変圧用のトランス
8と、整流回路9,10と、平滑回路11から構成され
る。この電源回路では、制御回路12から出力されるP
WM信号のデューティを適宜に設定することで、スイッ
チ素子4,5のオン時間を制御し、トランス8の2次側
の出力電圧を制御することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この電
源回路では、スイッチ素子4,5をPWM制御を行って
いるために、2つのスイッチ素子が同時にオフする期間
が存在する。このようにスイッチ素子4,5が同時にオ
フ状態となった時には、チョークコイル2に蓄えられた
エネルギは転流回路3を通り入力電圧源1へ帰還され
る。このため、この期間には出力側へエネルギが伝達さ
れなくなり、出力リップル電圧が大きくなる。したがっ
て、これを抑制するために、平滑回路11が大型化して
しまうという問題がある。
源回路では、スイッチ素子4,5をPWM制御を行って
いるために、2つのスイッチ素子が同時にオフする期間
が存在する。このようにスイッチ素子4,5が同時にオ
フ状態となった時には、チョークコイル2に蓄えられた
エネルギは転流回路3を通り入力電圧源1へ帰還され
る。このため、この期間には出力側へエネルギが伝達さ
れなくなり、出力リップル電圧が大きくなる。したがっ
て、これを抑制するために、平滑回路11が大型化して
しまうという問題がある。
【0004】又、この場合転流回路3を平滑回路11へ
接続し、出力側へ放出することも可能であるが、転流回
路を出力側へ接続するためには、入出力間の絶縁耐圧を
とる必要があるため、高圧電源回路に用いる場合、チョ
ークコイル2が大型化してしまうという問題がある。本
発明の目的は、小型化を可能にした電源回路を提供する
ことにある。
接続し、出力側へ放出することも可能であるが、転流回
路を出力側へ接続するためには、入出力間の絶縁耐圧を
とる必要があるため、高圧電源回路に用いる場合、チョ
ークコイル2が大型化してしまうという問題がある。本
発明の目的は、小型化を可能にした電源回路を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の電源回路は、P
WM変調されたプッシュプル信号でスイッチ素子をオン
・オフ制御するDC−DCコンバータの変圧用トランス
の1次側に第2の巻線と、一対の第2のスイッチ素子を
設け、これら第2のスイッチ素子をプッシュプル信号と
夫々同期された逆位相の50%デューティ制御信号により
オン・オフ制御するように構成する。この場合、チョー
クコイルの2次側に第2の巻線を接続し、一対のスイッ
チ素子がプッシュプル信号により共にオフされたとき
に、チョークコイルに貯えられたエネルギを第2の巻線
及び第2のスイッチ素子を通してトランスの2次側に伝
送可能とする
WM変調されたプッシュプル信号でスイッチ素子をオン
・オフ制御するDC−DCコンバータの変圧用トランス
の1次側に第2の巻線と、一対の第2のスイッチ素子を
設け、これら第2のスイッチ素子をプッシュプル信号と
夫々同期された逆位相の50%デューティ制御信号により
オン・オフ制御するように構成する。この場合、チョー
クコイルの2次側に第2の巻線を接続し、一対のスイッ
チ素子がプッシュプル信号により共にオフされたとき
に、チョークコイルに貯えられたエネルギを第2の巻線
及び第2のスイッチ素子を通してトランスの2次側に伝
送可能とする
【0006】
【作用】PWM変調されたプッシュプル信号によってス
イッチ素子が共にオフされたときに、50%デューティ制
御信号によって第2のスイッチ素子をオン状態に保ち、
チョークコイルに蓄えられたエネルギを第2のスイッチ
素子及び第2の巻線を通してトランスの2次側に伝達
し、エネルギ伝達の休止期間を解消する。
イッチ素子が共にオフされたときに、50%デューティ制
御信号によって第2のスイッチ素子をオン状態に保ち、
チョークコイルに蓄えられたエネルギを第2のスイッチ
素子及び第2の巻線を通してトランスの2次側に伝達
し、エネルギ伝達の休止期間を解消する。
【0007】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例の回路図である。同図にお
いて、2はチョークコイル、3は転流回路、9,10は
整流回路、11は平滑回路であり、図2の構成と同じで
ある。ここで、トランス8の一次側にはパルス幅制御
(PWM)用巻線8aと、50%デューティ用巻線8bが
設けられており、特に50%デューティ用巻線8bはチョ
ークコイル2の2次側へ接続されている。又、PWM用
巻線8aにはスイッチ素子4,5を接続し、50%デュー
ティ用巻線8bにはスイッチ素子6,7を接続し、これ
らを制御回路12から出力される制御信号a〜dによっ
て駆動するように構成する。
る。図1は本発明の一実施例の回路図である。同図にお
いて、2はチョークコイル、3は転流回路、9,10は
整流回路、11は平滑回路であり、図2の構成と同じで
ある。ここで、トランス8の一次側にはパルス幅制御
(PWM)用巻線8aと、50%デューティ用巻線8bが
設けられており、特に50%デューティ用巻線8bはチョ
ークコイル2の2次側へ接続されている。又、PWM用
巻線8aにはスイッチ素子4,5を接続し、50%デュー
ティ用巻線8bにはスイッチ素子6,7を接続し、これ
らを制御回路12から出力される制御信号a〜dによっ
て駆動するように構成する。
【0008】図2に示すように、制御信号a〜dのう
ち、スイッチ素子4,5に供給されるPWM信号a,b
はこれまでと同様に適宜のデューティに設定され、50%
デューティ信号c,dは互いに逆位相の50%のデューテ
ィに設定される。又、PWM信号aと50%デューティ信
号cの立ち上がりと、PWM信号bと50%デューティ信
号dの立ち上がりは夫々一致しており、これによりスイ
ッチ素子4とスイッチ素子6のターンオンは同期し、ス
イッチ素子5とスイッチ素子7のターンオンも同期す
る。
ち、スイッチ素子4,5に供給されるPWM信号a,b
はこれまでと同様に適宜のデューティに設定され、50%
デューティ信号c,dは互いに逆位相の50%のデューテ
ィに設定される。又、PWM信号aと50%デューティ信
号cの立ち上がりと、PWM信号bと50%デューティ信
号dの立ち上がりは夫々一致しており、これによりスイ
ッチ素子4とスイッチ素子6のターンオンは同期し、ス
イッチ素子5とスイッチ素子7のターンオンも同期す
る。
【0009】この構成によれば、スイッチ素子4がオン
している時、入力電圧源1から供給されるエネルギは、
チョークコイル2を通り、トランス8のPWM用巻線8
a及び50%デューティ用巻線8bの各1次巻線から2次
巻線8c、スイッチ素子4を流れ出力側へ伝送される。
スイッチ素子4がオフすると、先程まで流れていた電流
によってチョークコイル2に蓄えられたエネルギは、転
流回路3から50%デューティ用巻線8bを経て、スイッ
チ素子6を流れ、出力側へ供線される。スイッチ素子6
がターンオフすると同時にスイッチ素子5,7がターン
オンし、同様のエネルギ伝達が行われる。したがって、
出力側から見た場合、エネルギ伝達の行われない休止期
間がないため、整流回路9,10及び平滑回路11を通
って得られたリップル電圧は休止期間のある回路に較べ
小さなものとなり、平滑回路11を大型化することなく
出力特性が改善される。
している時、入力電圧源1から供給されるエネルギは、
チョークコイル2を通り、トランス8のPWM用巻線8
a及び50%デューティ用巻線8bの各1次巻線から2次
巻線8c、スイッチ素子4を流れ出力側へ伝送される。
スイッチ素子4がオフすると、先程まで流れていた電流
によってチョークコイル2に蓄えられたエネルギは、転
流回路3から50%デューティ用巻線8bを経て、スイッ
チ素子6を流れ、出力側へ供線される。スイッチ素子6
がターンオフすると同時にスイッチ素子5,7がターン
オンし、同様のエネルギ伝達が行われる。したがって、
出力側から見た場合、エネルギ伝達の行われない休止期
間がないため、整流回路9,10及び平滑回路11を通
って得られたリップル電圧は休止期間のある回路に較べ
小さなものとなり、平滑回路11を大型化することなく
出力特性が改善される。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、トランス
に第2の巻線及び第2のスイッチ素子を設け、この第2
のスイッチ素子をプッシュプル信号と同期された50%デ
ューティ信号によりスイッチング動作を行うことで、チ
ョークコイルに蓄えられたエネルギをトランスの第2の
巻線を介して出力側へ伝達することが可能となり、エネ
ルギ伝達の休止期間が存在しなくなり、平滑回路やチョ
ークコイルの大型化を回避し、電源回路の小型化を図る
ことができるという効果を有する。
に第2の巻線及び第2のスイッチ素子を設け、この第2
のスイッチ素子をプッシュプル信号と同期された50%デ
ューティ信号によりスイッチング動作を行うことで、チ
ョークコイルに蓄えられたエネルギをトランスの第2の
巻線を介して出力側へ伝達することが可能となり、エネ
ルギ伝達の休止期間が存在しなくなり、平滑回路やチョ
ークコイルの大型化を回避し、電源回路の小型化を図る
ことができるという効果を有する。
【図1】本発明の電源回路の一実施例の回路図である。
【図2】制御回路から出力させる制御用信号の波形図で
ある。
ある。
【図3】従来の電源回路の一例の回路図である。
1 入力電圧源 2 チョークコイル 4,5 スイッチ素子 6,7 第2のスイッチ素子 8 トランス 8a PWM用巻線 8b 50%デューティ用巻線 9,10 整流回路 11 平滑回路
Claims (2)
- 【請求項1】 変圧用トランスの1次側にチョークコイ
ルと、パルス幅変調されたプッシュプル信号によりオン
・オフ動作される一対のスイッチ素子を備えるDC−D
Cコンバータにおいて、前記トランスの1次側に第2の
巻線と、この巻線に接続される一対の第2のスイッチ素
子を設け、これら第2のスイッチ素子を前記プッシュプ
ル信号と夫々同期された逆位相の50%デューティ制御信
号によりオン・オフ制御するように構成したことを特徴
とする電源回路。 - 【請求項2】 チョークコイルの2次側に第2の巻線を
接続し、一対のスイッチ素子がプッシュプル信号により
共にオフされたときに、チョークコイルに貯えられたエ
ネルギを第2の巻線及び第2のスイッチ素子を通してト
ランスの2次側に伝達可能とする請求項1の電源回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35433991A JP2772187B2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 電源回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35433991A JP2772187B2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 電源回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05176535A JPH05176535A (ja) | 1993-07-13 |
JP2772187B2 true JP2772187B2 (ja) | 1998-07-02 |
Family
ID=18436888
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35433991A Expired - Lifetime JP2772187B2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 電源回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2772187B2 (ja) |
-
1991
- 1991-12-20 JP JP35433991A patent/JP2772187B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05176535A (ja) | 1993-07-13 |
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