JPH0731227U - 携帯用集塵丸鋸の集塵ケース - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案の目的は、集塵ケースを冷却して集塵
ケースの変形等を防止し、集塵丸鋸の作業性を向上する
ことである。 【構成】 集塵ケース１の側部に水槽５を設けて、切断
時に発生した高温の切粉４によって高温になる集塵ケー
ス１の冷却を図った。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は携帯用集塵丸鋸の集塵ケースに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の携帯用集塵丸鋸を図３、図４に示す。鋼材等の金属を切断した時に発生 する切粉４を収納する集塵ケース１を備えた集塵丸鋸がある。該集塵丸鋸では、 ハウジング６に内蔵した図示しないモータにより回転駆動される回転刃物２で切 断した際に発生する切粉４を、回転刃物２の回転力により矢印Ｃ方向に吹き上げ て、集塵ケース１へ蓄積する。該集塵ケース１は、蓄積された切粉４の量がわか るように透明なプラスチック等の樹脂により形成されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の集塵ケース１は、鋼材等の金属を切断する時に発生する高温の切粉４の 熱により高温となるため、耐熱温度の高い樹脂により形成されているが、その耐 熱温度にも限度があり、切断量が多いと集塵ケース１が溶けて変形してしまう。 また、集塵ケース１が高温になるため、作業者が直接接触できず作業性が悪い等 の問題があった。 本考案の目的は、上記問題点を解決し、透明な樹脂製集塵ケースが切断時の切 粉によって変形するのを防止し、作業性を向上させることである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的は、集塵ケースに冷却用の水を入れる水槽を配設することにより達成 される。

【０００５】

【作用】

上記のように構成された集塵ケースでは、水槽内の水により集塵ケースを冷却 する。また水槽内の水及び集塵ケースは透明であるため、集塵ケース内に蓄積さ れた切粉の量が従来通り一目で確認することができる。

【０００６】

【実施例】

本考案の一実施例を図１、図２を用いて説明する。ハウジング６に内蔵したモ ータにより駆動される回転刃物２で金属を切断した際に発生した高温の切粉４は 、回転刃物２の回転力により集塵ケース１の中に搬送され蓄積される。前記集塵 ケース１の内側部には、空洞が設けられており、該空洞に水を満たし集塵ケース １下部の空洞に蓋を接着固定することにより水槽５は構成される。またレバー３ は集塵ケース１の取付け取外しをするためのものである。

【０００７】 このように構成された集塵ケース１では、水槽５内の水により集塵ケース１が 冷却され、集塵ケース１が高温になることを防止する。

【０００８】

【考案の効果】

本考案によれば、携帯用集塵丸鋸の集塵ケース側部に配設した水槽水を入れる ことにより、該水槽の水により集塵ケースが冷却され高温になることを防止でき るので、樹脂製のケースでも変形することがなくなると共に、作業中に作業者が 集塵ケースを直接接触できるようになり、作業性が向上する。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の一実施例を示す図２のＡ−Ａ線断面
図。

【図２】 本考案の一実施例を示す正面図。

【図３】 従来の一例を示す図４のＢ−Ｂ線断面図。

【図４】 従来の一例を示す正面図。

【符号の説明】

１は集塵ケース、２は回転刃物、３はレバー、４は切
粉、５は水槽、６はハウジングである。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 駆動用のモータを内蔵するハウジング
   と、モータによって駆動される回転刃物と、該回転刃物
   の側部に配設した透明樹脂性の集塵ケースを備えた携帯
   用集塵丸鋸において、 前記集塵ケースの外側部に冷却用の水を入れる水槽を設
   けたことを特徴とする携帯用集塵丸鋸の集塵ケース。