JPH0731168B2 - プロセス液体クロマトグラフ - Google Patents

プロセス液体クロマトグラフ

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JPH0731168B2
JPH0731168B2 JP2255516A JP25551690A JPH0731168B2 JP H0731168 B2 JPH0731168 B2 JP H0731168B2 JP 2255516 A JP2255516 A JP 2255516A JP 25551690 A JP25551690 A JP 25551690A JP H0731168 B2 JPH0731168 B2 JP H0731168B2
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JP
Japan
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sample
sampling
loop
sampling valve
liquid chromatograph
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幸昭 片山
雅巳 四方
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Shimadzu Corp
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Shimadzu Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は化学工業のプロセスラインなどに接続され、プ
ロセス側からオンラインで試料をサンプリングして分析
することのできるプロセス液体クロマトグラフに関する
ものである。
(従来の技術) プロセス液体クロマトグラフを実現しようとすれば、プ
ロセス側から試料をサンプリングするサンプリング部
と、サンプリングした試料を液体クロマトグラフで分析
するのに適当な濃度で、かつ試料濃度と検出値との間に
直線関係の得られる濃度範囲にまで希釈する前処理部と
が必要である。そのようなサンプリング部及び前処理部
を分析部としての高速液体クロマトグラフと一体化して
プロセスラインに接続したプロセス分析クロマトグラフ
を考えると、第2図に示されるような系が考えられる。
第2図で、2はプロセスラインであり、サンプリングバ
ルブ4を介してサンプリングポンプ6が接続されてい
る。前処理部ではサンプリングポンプ6から送られる試
料を希釈液12で希釈するためにミキサー8が設けられて
いる。10は希釈液をミキサー8に送る希釈ポンプであ
る。ミキサー8で希釈された試料をサンプリングするた
めに計量ループ14を備えたサンプリングバルブ16が設け
られている。サンプリングバルブ16は六方切換え弁式で
あり、計量ループ14に採取した試料を六方切換え弁16の
切換えにより分析部の高速液体クロマトグラフに導入す
る。18は六方切換え弁16を経て溶離液20を供給する溶離
液ポンプ、22はカラム、24は検出器である。26は検出器
24の検出信号を記録する記録計である。
なお、28は洗浄液30を供給してサンプリングポンプ6、
ミキサー8及びサンプリングバルブ16を洗浄するための
洗浄ポンプである。
(発明が解決しようとする課題) ミキサー8における希釈率は10〜100倍程度を要するの
が一般的である。第2図のようなプロセス液体クロマト
グラフを考えた場合、希釈率はサンプリングポンプ6に
よる送液量と希釈ポンプ10による希釈液の流量の比で決
まり、またサンプリングバルブ16の計量ループ14の容量
は小さくしなければならない要請から、サンプリング部
での流量を大きくすることができるない。その結果、サ
ンプリング部での遅れ時間が長くなり、試料の代表性を
満足できなくなる。また、サンプリング部での流路のパ
イプが細くなることにより、パイプの目詰まりが起こり
やすくなる。
プロセスライン2を流れる測定試料が常温で固体になる
場合、サンプリングポンプ6を高温に保持して作動させ
ることは実用上難しい。サンプリングポンプ6は計量ポ
ンプで、精度の高い流量設定ができる分析用ポンプであ
り、加熱できないからである。
プロセス液体クロマトグラフで実用上満足のいく性能を
もつものは得られておらず、まだ一般にはオフライン方
式でプロセスラインからサンプリングした試料を別に設
けた希釈部で希釈した後に分析部である液体クロマトグ
ラフに導入する方法が採用されている。
本発明はオンライン方式とするとともに、サンプリング
遅れを小さくし、パイプの目詰まりも防ぐことのできる
プロセス液体クロマトグラフを提供することを目的とす
るものである。
本発明はまた、常温で固体になる試料もサンプリングす
ることのできるプロセス液体クロマトグラフを提供する
ことを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は分析部としての液体クロマトグラフと、プロセ
ス側から試料を採取し希釈して分析部へ導入する試料当
接部とを備えている。試料導入部はプロセス側と接続さ
れ第1の計量ループに試料を採取した後にその計量ルー
プ中の試料を取り出す第1のサンプリングバルブを含む
第1のサンプリング部、第2の計量ループに試料を採取
した後にその計量ループ中の試料を分析部へ導入する第
2のサンプリングバルブを含む第2のサンプリング部、
及び第1のサンプリングバルブと第2のサンプリングバ
ルブとを接続する流路に第1のサンプリングバルブから
取り出された試料を希釈液と混合する混合部を備え、第
1のサンプリングバルブの計量ループ、及びプロセス側
と接続される流路は第2のサンプリングバルブの計量ル
ープよりも太く設定されている。
常温で固体である試料を扱うためには、第1のサンプリ
ング部及び混合部を、所定の温度に加熱できる恒温槽に
収納すればよい。
(実施例) 第1図は一実施例を表わす。第2図中の部分と同じ部分
には同一の記号を付す。
36は第1のサンプリングバルブであり、第1計量ループ
38を備えた六方切換え弁である。試料が流れるプロセス
ライン2と六方切換え弁36の間は流路34,40と六方切換
え弁36の破線の流路の間で循環流路を構成するように接
続されている。流路34には送液ポンプ32が設けられてい
る。
六方切換え弁36には試料を希釈液12と混合するミキサー
8が接続されている。10は希釈液12を六方切換え弁36を
介してミキサー8へ送る希釈ポンプである。
16は分析部である高速液体クロマトグラフに接続された
第2のサンプリング部を構成する六方切換え弁であり、
第2計量ループ14を備えている。この六方切換え弁16お
よび高速液体クロマトグラフの構成は第2図に示された
ものと同じであり、18は溶離液ポンプ、20は溶離液、22
はカラム、24は検出器、26は記録計である。
送液ポンプ32、第1六方切換え弁36、ミキサー8及び第
2六方切換え弁16を含む部分は試料導入部を構成してい
る。
送液ポンプ32、六方切換え弁36及び計量ループ38を通し
て試料が流されたとき、試料の代表性が満足されるよう
な十分大きな流量で試料が循環できるように、流路34,4
0及び計量ループ38は径の太いものが使用されている。
第1計量ループ38の内径は例えば1mm以上である。これ
に対し、第2六方切換え弁16に接続されている第2計量
ループ14は分析に適するように細く設定されており、そ
の内径は0.5mm以下、例えば0.1mm程度である。
本実施例ではさらに、送液ポンプ32及びそれが設けられ
ている流路34とプロセスライン2につながる他方の流路
40は、常温で固体であるが例えば150℃では液体状にな
るような試料でも扱うことができるように、150℃温度
に保温できるようになっている。送液ポンプ32は流量設
定が不要で、送液のみの働きがあればよく、加熱しても
差支えのない産業機器用ポンプとすることができる。ま
た、六方切換え弁36と第1計量ループ38及びミキサー8
が例えば150℃程度の高温に維持できるように、スチー
ムヒータ44を備えた恒温槽42中に収納されている。
46は六方切換え弁16,36やポンプ10.18,32などの動作を
制御するシーケンサである。
次に、本実施例の動作について説明する。
プロセスライン2を流れる試料が常温で液体状のもので
ある場合は、送液ポンプ32、流路34,40を加熱する必要
はなく、恒温槽42も加熱する必要はない。
六方切換え弁36が実際の状態に設定され、送液ポンフ32
が作動しているとき、プロセスライン2からの試料は流
路34、計量ループ38及び流路40を通って循環している。
シーケンス46のプログラムされた信号で、六方切換え弁
36が60度回転させられて破線で示される流路に切り換え
られると、計量ループ38で採取された試料は希釈ポンプ
10で送液される希釈液12とともにミキサー8に入り、混
合され、希釈される。十分混合されながら第2六方切換
え弁16の実戦の流路に従って計量ループ14を通り、ドレ
インに流れる。所定の希釈度になるタイミングでシーケ
ンサ46からの信号で第2六方切換え弁16が60度回転させ
られて破線の流路に切り換えられると、第2計量ループ
14で採取された希釈後の試料が溶離液ポンプ18で送液さ
れる溶離液20とともにカラム22に押し出され、試料はカ
ラム22で単成分に分離され、検出器24で濃度に比例した
電子信号に変換され、記録計26上にクロマトグラフが表
示される。
プロセスライン2を流れる試料が常温で固体に固まる試
料である場合には、送液ポンプ32、流路34,40の加熱手
段と、恒温槽42のスチームヒータ44が作動させられる。
試料はミキサー8で希釈液と混合されて希釈されるまで
は固化しない程度の高温に保たれる。ミキサー8で希釈
された後は、試料は常温でも固体化しないので、第2六
方切換え弁16以降は常温としてもよい。
なお、プロセスラインにオンラインセンサとして設置で
きるようにするためには、電気系は全て防爆構造とする
必要がある。
(発明の効果) 本発明では液体クロマトグラフに試料を導入する分析用
サンプリングバルブと、プロセス側から試料を採取する
サンプリングバルブとを個別に設けるとともに、両サン
プリングバルブは計量ループで試料を採取する形式のも
のとするとともに、両サンプリングバルブ間に希釈液で
試料を希釈する混合部を設けたので、分析部側のサンプ
リングバルブの計量ループを細くして容量を小さくする
とともに、プロセス側のサンプリングバルブの計量ルー
プを太くすることができるので、プロセス側の計量ルー
プには試料の代表性を満足する流量の試料を流すことが
できる。また、プロセス側のサンプリング部ではパイプ
を太くすることができるので目詰まりを防ぐことができ
る。
本発明では希釈度はプロセス側のサンプリングバルブの
計量ループの容量と混合部の容量の比で決まるので、希
釈度を広い範囲で設定することができ、検出器の直線性
が保たれる範囲で測定範囲を任意に選んで使用すること
ができる。
検出器の直線域の範囲で試料をできるだけ希釈して分析
することができるようになるので、液体クロマトグラフ
のカラムの寿命を延ばすことができる。
プロセス側のサンプリング部を加熱することにより、常
温で固体化する試料でもオンライン分析を行なうことが
できるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は一実施例を示す流路図、第2図はプロセス液体
クロマトグラフとして考えられるものを示す流路図であ
る。 2……プロセスライン、8……ミキサー、10……希釈ポ
ンプ、12……希釈液、14……第2計量ループ、16……第
2六方切り換え弁、18……溶離液ポンプ、20……溶離
液、22……カラム、24……検出器、32……送液ポンプ、
34,40……流路、36……第1六方切り換え弁、38……第
1計量ループ、42……恒温槽、44……スチームヒータ、
46……シーケンサ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分析部としての液体クロマトグラフと、プ
    ロセス側から試料を採取し希釈して分析部へ導入する試
    料導入部とを備え、試料導入部にはプロセス側と接続さ
    れ第1の計量ループに試料を採取した後にその計量ルー
    プ中の試料を取り出す第1のサンプリングバルブを含む
    第1のサンプリング部、第2の計量ループに試料を採取
    した後にその計量ループ中の試料を分析部へ導入する第
    2のサンプリングバルブを含む第2のサンプリング部、
    及び第1のサンプリングバルブと第2のサンプリングバ
    ルブとを接続する流路に第1のサンプリングバルブから
    取り出された試料を希釈液と混合する混合部が設けら
    れ、第1のサンプリングバルブの計量ループ、及びプロ
    セス側と接続される流路は第2のサンプリングバルブの
    計量ループよりも太く設定されており、第1のサンプリ
    ング部及び混合部は所定の温度に加熱できる恒温槽に収
    納されていることを特徴とするプロセス液体クロマトグ
    ラフ。
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