JPH0731164Y2 - 磁気圧式酸素分析計 - Google Patents

磁気圧式酸素分析計

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JPH0731164Y2
JPH0731164Y2 JP5145889U JP5145889U JPH0731164Y2 JP H0731164 Y2 JPH0731164 Y2 JP H0731164Y2 JP 5145889 U JP5145889 U JP 5145889U JP 5145889 U JP5145889 U JP 5145889U JP H0731164 Y2 JPH0731164 Y2 JP H0731164Y2
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JP
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隆雄 今木
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Horiba Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、磁気圧式酸素分析計、特に、界面圧力差方式
の磁気圧式酸素分析計の改良に関する。
〔従来の技術〕
この種の磁気圧式酸素分析計として、例えば実公昭59−
2522号公報に示されるものがあり、第3図に示すように
構成されている。
すなわち、第3図において、1は非磁性材料よりなる壁
に囲まれた測定室で、その内部には適宜の間隔をおいて
2組の測定極2,3が設けられている。これらの測定極2,3
はそれぞれ適宜の間隔をおいて対向配置された2つの磁
極片2A,2B、3A,3Bよりなる。そして、図示してないが、
各組の測定極2,3における対向する磁極片2A,2B、3A,3B
は継鉄によって磁気的閉ループを構成するようにしてあ
るとともに、前記継鉄にはそれぞれコイルが巻設してあ
って、両コイルを交互に通電することにより測定極2,3
を交互に励磁し、磁極片2A,2B間、磁極片3A,3B間に磁界
が交互に生ずるようにしてある。また、前記測定極2,3
のそれぞれ一方の磁極片2A,3Bには測定室1に臨む開口
4,5が形成してある。
6,7は互いに独立した圧力伝達路で、それぞれの一端側
は前記開口4,5に連なり、他端側はコンデンサマイクロ
フォン検出器8の可動隔膜9によって仕切られた検出室
10,11と連通させてある。そして、検出室10,11にはそれ
ぞれ定流量調整12,13を備えた比較ガス導入管14,15が接
続してあり、さらに、これら比較ガス導入管14,15には
図外の比較ガス源に接続された比較ガス供給管16が接続
してあって、所定の比較ガスRGが検出室10,11および圧
力伝達路6,7を介して開口4,5から測定室1内に導入され
るようにしてある。
17は前記可動隔膜9に対向するようにして一方の検出室
11内に設けられる固定極、18はプリアンプ、19は狭帯域
増幅器、20は表示部である。
21,22は測定室1の左右両端に開設された測定ガス導入
口で、これら測定ガス導入口21,22にはそれぞれ定流量
調整装置23,24を備えた測定ガス導入管25,26が接続して
あり、さらに、これら測定ガス導入管25,26には図外の
測定ガス源に接続された測定ガス供給管27が接続してあ
って、所定の測定ガスSGを測定室1に導入するようにし
てある。そして、測定室1のほぼ中央にはガス排出口28
が開設してあって、室内のガス(測定ガスSGと比較ガス
RGとが混ざりあったもの)Gが排出されるようにしてあ
る。29はこのガス排出口28に連なるガス排出路である。
而して、前記測定極2,3を、第4図に示すように、交互
に励磁している状態において、測定ガス導入口21,22か
ら酸素を含んだ測定ガスSGを測定室1内に導入するとと
もに、開口4,5から純粋窒素などの比較ガスRGを導入す
ると、磁極片2A,2B間,磁極片3A,3B間には、測定ガスSG
および比較ガスRGのそれぞれの磁化率の差に比例した界
面圧力が交互に発生する。この界面圧力は圧力伝達路6,
7を経てコンデンサマイクロフォン検出器8の検出室10,
11に伝達され、可動隔膜9を押圧しこれを変位させる。
この結果、前記界面圧力は可動隔膜9と固定極17との間
の静電容量の変化として固定極17から出力され、所定の
増幅および変換処理を経た後、表示部20において酸素濃
度として表示されるのである。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、ある反応槽内において例えば植物が同化作用
を行っているとき、反応槽に供給されるガス(測定ガ
ス)における酸素濃度が、反応槽への供給前と通過後に
おいてどのように変化しているか、つまり、反応槽前後
における測定ガスにおける酸素濃度の差を知りたい場合
がある。
このような場合、前記従来構成の磁気圧式酸素分析計に
よれば、これを2台用いて反応槽の前後における測定
ガスをそれぞれ測定して2つの測定値の差をとるか、あ
るいは、前記磁気圧式酸素分析計を1台だけ用い、こ
の磁気圧式酸素分析計に対する測定ガスの供給を定期的
に切り替えて測定し、前後の測定値の差をとる必要があ
る。
しかしながら、上記植物の同化作用などにおける酸素濃
度の変化は極めて僅かであり、従って、上記の手段で
は、2台の磁気圧式酸素分析計の測定特性の差やドリフ
ト誤差を無視することができないといった問題がある。
また、上記の手段では、測定に時間がかかり、いわゆ
る応答性に問題がある。
これに対して、上記第3図に示す磁気圧式酸素分析計を
用い、比較ガスRGに代えて測定ガスSGを流すことが考え
られる。
しかしながら、このようにした場合、コンデンサマイク
ロフォン検出器8の検出室10,11内に測定ガスSGが流れ
ることになり、測定ガスSGとしてはコンデンサマイクロ
フォン検出器8内部の構成部材を化学的に侵さないもの
に限定される。そして、比較ガスRGと測定ガスSGのそれ
ぞれの流量はコンデンサマイクロフォン検出器8の特性
から大きく異なることがあり、この場合、応答性に問題
がある。
本考案は、上述の事柄に留意してなされたもので、その
目的とするところは、上述の問題点を悉く解決して、3
つの測定ガスにおける酸素濃度差を1台で連続的に測定
することができる磁気圧式酸素分析計を提供することに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、本考案に係る磁気圧式酸素
分析計は、2組の測定極の磁極片間に相異なる2つの測
定ガスが同時に流れるようにするとともに、前記2組の
測定極を互いに等しい周波数で同時にオンオフするよう
にして励磁することにより、前記2つの測定ガスにおけ
る酸素濃度の差を測定できるようにしてある。
〔作用〕
上記構成によれば、コンデンサマイクロフォン検出器か
らは、相異なる2つの測定ガスそれぞれにおける酸素濃
度の差に対応した信号が出力され、従って、2つの測定
ガスにおける酸素濃度の差を1台の磁気圧式酸素分析計
によって連続的に測定することができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を、第1図および第2図を参照し
ながら説明する。
第1図は本考案に係る磁気圧式酸素分析計の一例を示
す。この図において、第3図における符号と同一の符号
は同一物または相当物を示す。
さて、この第1図において、31,32は測定ガス供給管
(以下、第1の測定ガス供給管31,第2の測定ガス供給
管32と云う)で、これらの測定ガス供給管31,32は、第
3図に示す従来の磁気圧式酸素分析計における測定ガス
供給管25,26と異なり、互いに独立している。例えば第
1の測定ガス供給管31は植物の同化作用が行われる反応
槽の直ぐ上流側のガス流路に接続してあり、また、第2
の測定ガス供給管32は前記反応槽の直ぐ下流側のガス流
路に接続してあって、互いに異なる2つの測定ガスS
G1,SG2(以下、第1の測定ガスSG1,第2の測定ガスSG
2と云う)が流れるようにしてあり、第1の測定ガスSG1
は測定極2(以下、第1の測定極2と云う)の磁極片2
A,2B間を、また、第2の測定ガスSG2は測定極3(以
下、第2の測定極3と云う)の磁極片3A,3B間をそれぞ
れ流れるようにしてある。33,34は測定ガス供給管31,32
にそれぞれ介装された定流量調整装置である。
そして、前記第1の測定極2,第2の測定極3の励磁は、
第2図に示すように、互いに等しい周波数で同時にオン
オフするようにして行われる。
次に、このように構成された磁気圧式酸素分析計の動作
について、第2図をも参照しながら説明する。
測定室1内に、第1の測定ガスSG1,第2の測定ガスSG2
と比較ガスRGとを導入し、その状態において、第1の測
定極2および第2の測定極3を、第2図に示すように、
互いに等しい周波数で同時にオンオフしながら励磁する
と、コンデンサマイクロフォン検出器8からは、第1の
測定ガスSG1中に含まれる酸素の濃度と第2の測定ガスS
G2中に含まれる酸素の濃度との差に比例した出力信号S
が出力される。
そして、前記出力信号Sは、プリアンプ18および狭帯域
増幅器19において所定の処理が施された後、表示部20に
送られて、アナログ的あるいはディジタル的に表示され
る。これによって、第1の測定ガスSG1中に含まれる酸
素の濃度と第2の測定ガスSG2中に含まれる酸素の濃度
との差を知ることができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、1台の磁気圧式
酸素分析計によって、2つの測定ガスにおける酸素濃度
の差を連続的に測定することができるので、各種反応な
どの前後における酸素濃度の差を的確に知ることができ
る。そして、従来のように、2台の磁気圧式酸素分析計
を用いるものではないから、分析計の測定特定の差やド
リフト誤差が生じたりすることがなく、正確に測定する
ことができるとともに、磁気圧式酸素分析計を2台も用
意する必要がないから、設備費用が低減される。
また、1台の磁気圧式酸素分析計を切り替えて測定を行
う従来技術と異なり、測定時間が大幅に短縮され、応答
性が向上する。さらに、比較ガスに代えて測定ガスを流
すようにした場合と異なり、測定ガスが限定されるとい
った不都合がなく、また、応答性もよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る磁気圧式酸素分析計の一例を示す
構成図、第2図はその動作説明図である。 第3図は従来例を示す磁気圧式酸素分析計の構成図、第
4図はその動作説明図である。 1…測定室、2,3…測定極、2A,2B,3A,3B…磁極片、6,7
…圧力伝達路、8…コンデンサマイクロフォン検出器、
9…可動隔膜、10,11…検出室、17…固定電極、SG1,SG
2…測定ガス、RG…比較ガス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】測定室内にそれぞれ適宜の間隔をおいて対
    向配置された2つの磁極片からなる2組の測定極を適宜
    の間隔をおいて設け、前記磁極片間に測定ガスと比較ガ
    スとを流し、前記測定極を励磁して測定極間に磁界を発
    生させたとき前記ガスにおける磁化率の差に基づいて発
    生する界面圧力を圧力伝達路を介してコンデンサマイク
    ロフォン検出器の可動隔膜によって仕切られた2つの検
    出室に導入して、前記可動隔膜と固定電極との間の静電
    容量の変化に基づいて測定ガスにおける酸素濃度を検出
    するようにした磁気圧式酸素分析計において、前記2組
    の測定極の磁極片間に相異なる2つの測定ガスが同時に
    流れるようにするとともに、前記2組の測定極を互いに
    等しい周波数で同時にオンオフするようにして励磁する
    ことにより、前記2つの測定ガスにおける酸素濃度の差
    を測定できるようにしたことを特徴とする磁気圧式酸素
    分析計。
JP5145889U 1989-04-29 1989-04-29 磁気圧式酸素分析計 Expired - Lifetime JPH0731164Y2 (ja)

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JP5145889U JPH0731164Y2 (ja) 1989-04-29 1989-04-29 磁気圧式酸素分析計

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JPH02141852U JPH02141852U (ja) 1990-11-29
JPH0731164Y2 true JPH0731164Y2 (ja) 1995-07-19

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JP5145889U Expired - Lifetime JPH0731164Y2 (ja) 1989-04-29 1989-04-29 磁気圧式酸素分析計

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007218736A (ja) * 2006-02-16 2007-08-30 Yokogawa Electric Corp 磁気式酸素計

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007218736A (ja) * 2006-02-16 2007-08-30 Yokogawa Electric Corp 磁気式酸素計

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JPH02141852U (ja) 1990-11-29

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