JPH0731127A - リニア直流モータ - Google Patents

リニア直流モータ

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Publication number
JPH0731127A
JPH0731127A JP17460993A JP17460993A JPH0731127A JP H0731127 A JPH0731127 A JP H0731127A JP 17460993 A JP17460993 A JP 17460993A JP 17460993 A JP17460993 A JP 17460993A JP H0731127 A JPH0731127 A JP H0731127A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
permanent magnet
mover
stator core
stator
air gap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17460993A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeo Kusunoki
成夫 楠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP17460993A priority Critical patent/JPH0731127A/ja
Publication of JPH0731127A publication Critical patent/JPH0731127A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リニア直流モータにおいて、可動子に作用す
る推力の変動を防止する。 【構成】 可動子15に永久磁石17を固定子鉄心12
と対向するように取り付ける。そして、この永久磁石1
7の両側部分を円弧面状17aに形成し、エアギャップ
Gが永久磁石17の両側部分において両端に向かって次
第に大きくなるように構成する。この結果、エアギャッ
プGにおける永久磁石17の磁束密度分布が正弦波形に
近くなるので、可動子15に作用する推力が変動するこ
とを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエアギャップの磁束密度
が正弦波状となるようにしたリニア直流モータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のリニア直流モータは、図4の
(a)に示すように、固定子鉄心1に形成された多数の
スロット2にコイル3を収納した固定子4と、ヨーク5
に複数個の永久磁石6を固定した可動子7とから構成さ
れており、コイル3に順次通電することにより、可動子
7が直線的に移動するように構成されている。この場
合、永久磁石6は両端間の全体が同一の厚さに形成され
て固定子鉄心1と対向する面が平坦面となるように構成
され、従って永久磁石6と固定子鉄心1との間のエアギ
ャップGは可動子7の移動方向に沿って均等にされてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記構成で
は、永久磁石6と固定子鉄心1との間のエアギャップG
が可動子7の移動方向に均等になっているため、エアギ
ャップGにおける永久磁石5の磁束密度分布は、図4の
(b)に示すように矩形状となる。このため、永久磁石
6の両端で磁束密度が急激に減少することとなり、可動
子7の推力変動が大きくなるという問題があった。この
推力変動は可動子7の振動となり、特に物品の搬送装置
の駆動源として使用する場合、その振動は致命的な問題
となる。
【0004】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、固定子と可動子との間のエアギャップ
における永久磁石の磁束密度分布を正弦波形に近付ける
ことができ、可動子の推力変動を極力防止できるリニア
直流モータを提供するにことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のリニア直流モー
タは、固定子鉄心のスロットにコイルを収納した固定子
と、永久磁石を備えた可動子とからなり、前記固定子に
形成される移動磁界と前記永久磁石との間に作用する磁
気力により、前記可動子を直線的に移動させるようにし
たものにおいて、前記永久磁石と固定子鉄心との間のエ
アギャップが前記可動子の移動方向両側部分において永
久磁石の両端に向かって次第に大きくなるように、該永
久磁石の固定子鉄心と対向する面の両側部分を傾斜状に
形成したことを特徴とするものである。この場合、永久
磁石の前記固定子と対向する面のうち、可動子の移動方
向両側は円弧面状に形成することが好ましい。
【0006】
【作用】永久磁石の両側が傾斜面状に形成されているか
ら、永久磁石と固定子との間のエアギャップは永久磁石
の両側部分において両端に向かって次第に大きくなる。
このため、固定子と可動子との間のエアギャップにおけ
る永久磁石の磁束密度分布は正弦波形に近くなる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1に基づいて説
明するに、同図の(a)において、固定子11の固定子
鉄心12は平形に形成されており、この平形の固定子鉄
心12の上面の磁極面には多数のスロット13が形成さ
れている。そして、スロット13にコイル14が巻装さ
れており、このコイル14に順次通電することにより、
固定子鉄心12の磁極面に移動磁界が発生する。
【0008】一方、図示しないレールに直線移動可能に
支持された可動子15には平形のヨーク板16が設けら
れ、このヨーク板16に複数個の永久磁石17が所定の
間隔をもって取着されている。そして、コイル14に順
次通電することにより固定子鉄心12に移動磁界が発生
すると、可動子15がその移動磁界と永久磁石17との
間に作用する磁気吸引力、磁気反発力により水力を受け
て直線的に移動するようになっている。
【0009】さて、前記永久磁石17において、固定子
鉄心12の磁極面と対向する下面のうち、矢印Aで示す
可動子15の移動方向両側部分は両端に向かって斜め上
方に傾く傾斜状、この実施例では円弧面状17a,17
aとなるように形成されており、この結果、永久磁石1
7と固定子鉄心12との間のエアギャップGは永久磁石
17の中央部分は均一で、両側部分が両端方向に向かっ
て次第に大きくなるように形成される。
【0010】このように構成したリニア直流モータで
は、図1の(b)に示すように、エアギャップGにおけ
る永久磁石17の磁束密度分布は正弦波形に近似するよ
うになり、永久磁石17の両端付近での急激な磁束密度
の低下がなくなる。従って、可動子15に作用する推力
に変動をなくすことができる。
【0011】図2は本発明の他の実施例を示すもので、
前記一実施例との相違は、該一実施例が平形のリニア直
流モータであるのに対し、本実施例が円筒形のリニア直
流モータとして構成したところにある。
【0012】すなわち、固定子18の固定子鉄心19は
円筒状に形成され、その円筒状内面たる磁極面には多数
のスロット20が形成されている。そして、そのスロッ
ト20にはコイル21が巻装されている。一方、可動子
22は軸23に複数個の円筒状の永久磁石24を所定の
間隔をもって取着して構成され、軸23は図示しない軸
受により矢印B方向に移動可能に支持されている。
【0013】ここで、永久磁石24の軸方向両側部分は
円弧面状24a24aに形成され、固定子鉄心19の磁
極面との間のエアギャップGが中央部分は均一で、両側
部分が両端方向に向かって次第に大きくなるように形成
される。従って、エアギャップGにおける永久磁石24
の磁束密度分布は前記一実施例の場合と同様に正弦波形
に近似するようになり、可動子22に作用する推力の変
動をなくすことができる。
【0014】なお、上述した各実施例では、永久磁石1
7,24の両端部分を円弧面状17a,24aに形成し
たが、これは図3に示すように永久磁石25の両側部分
を傾斜面状25a,25aに形成しても良い。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明のリニア直流
モータによれば、エアギャップにおける永久磁石の磁束
密度分布を正弦波形に近似させることができ、可動子に
作用する推力の変動を極力防止できるという優れた効果
を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、(a)は部分
的な縦断側面図、(b)は磁束密度分布図である。
【図2】本発明の他の実施例を示すもので、(a)は正
面図、(b)は一部除去して示す斜視図、(c)は縦断
側面図である。
【図3】本発明の更に異なる他の実施例を示す要部の縦
断側面図
【図4】従来例を示す図1相当図
【符号の説明】
11は固定子、12は固定子鉄心、13はスロット、1
4はコイル、15は可動子、17は永久磁石、18は固
定子、19は固定子鉄心、20はスロット、21はコイ
ル、22は可動子、24,25は永久磁石である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定子鉄心のスロットにコイルを収納し
    た固定子と、永久磁石を備えた可動子とからなり、前記
    固定子に形成される移動磁界と前記永久磁石との間に作
    用する磁気力により、前記可動子を直線的に移動させる
    ようにしたものにおいて、前記永久磁石と固定子鉄心と
    の間のエアギャップが前記可動子の移動方向両側部分に
    おいて永久磁石の両端に向かって次第に大きくなるよう
    に、該永久磁石の固定子鉄心と対向する面の両側部分を
    傾斜状に形成したことを特徴とするリニア直流モータ。
  2. 【請求項2】 永久磁石の前記固定子と対向する面の両
    側部分は円弧面状に形成されていることを特徴とする請
    求項1記載のリニア直流モータ。
JP17460993A 1993-07-15 1993-07-15 リニア直流モータ Pending JPH0731127A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17460993A JPH0731127A (ja) 1993-07-15 1993-07-15 リニア直流モータ

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JP17460993A JPH0731127A (ja) 1993-07-15 1993-07-15 リニア直流モータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0731127A true JPH0731127A (ja) 1995-01-31

Family

ID=15981584

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17460993A Pending JPH0731127A (ja) 1993-07-15 1993-07-15 リニア直流モータ

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JP (1) JPH0731127A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100434068B1 (ko) * 2001-06-25 2004-06-04 엘지전자 주식회사 영구자석형 리니어모터
EP3364532A1 (de) * 2017-02-15 2018-08-22 Rausch und Pausch GmbH Linearaktuator

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100434068B1 (ko) * 2001-06-25 2004-06-04 엘지전자 주식회사 영구자석형 리니어모터
EP3364532A1 (de) * 2017-02-15 2018-08-22 Rausch und Pausch GmbH Linearaktuator
US10707004B2 (en) 2017-02-15 2020-07-07 Rapa Automotive Gmbh & Co. Kg Linear actuator

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