JPH07311259A - フィードスルー信号消去回路 - Google Patents

フィードスルー信号消去回路

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JPH07311259A
JPH07311259A JP12983494A JP12983494A JPH07311259A JP H07311259 A JPH07311259 A JP H07311259A JP 12983494 A JP12983494 A JP 12983494A JP 12983494 A JP12983494 A JP 12983494A JP H07311259 A JPH07311259 A JP H07311259A
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JP
Japan
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signal
phase
output
feedthrough
pass filter
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Application number
JP12983494A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Matsuno
達夫 松野
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Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィードスルー信号の消去にRF参照信号を
用いずに行う構成とし、小型安価で調整の容易なフィー
ドスルー信号消去回路を提供する。 【構成】 フィードスルー信号を位相検波すると正極性
の矩形波か負極性の矩形波になるという事実および位相
検波した信号の絶対値をとると直流成分となることを利
用し、ハイパスフィルタを用いてこれを除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、符号化CWレーダ装置
において、フィードスルー信号の影響を軽減するフィー
ドスルー信号消去回路に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように符号化CWレーダ装置は、
擬似ランダム符号によりスペクトラム拡散した信号で送
受信を行うレーダ装置であるが、CW波を使用している
関係上、受信アンテナへ送信アンテナからの送信電波が
直接回り込むフィードスルー信号があり、このフィード
スルー信号の強度は、目標からの反射信号強度に比して
非常に高いレベルであるので、このフィードスルー信号
を含むレーダ受信信号をそのまま受信処理系に入力させ
ると、受信機が飽和状態となり、あるいは焼損する等の
危険性がある。
【0003】従って符号化CWレーダ装置では、受信ア
ンテナで受信した信号から直接フィードスルー信号を除
去するフィードスルー信号消去回路を受信アンテナの出
力段に設け、後段の受信処理系には目標からの反射信号
成分のみが入力するように構成して問題解決を図ってい
る。
【0004】図4は、このような従来のフィードスルー
信号消去回路を備えた符号化CWレーダ装置の構成を示
すブロック図である。図4において、5は符号発生器で
あり、この符号発生器5からの擬似ランダム符号を用い
て、0/π変調器6で2相変調した連続波が、送信アン
テナ2から送信されるが、送信信号の一部が参照信号と
してフィードスルー抑圧回路3に与えられる。
【0005】フィードスルー抑圧回路3では、参照信号
とフィードスルー信号との合成信号を検出し、検出した
信号が最小になるように参照信号の大きさを加減し、こ
のようにして調整した加算結果をミキサ7へ出力する。
従ってミキサ7には、フィードスルー信号の抑圧された
受信信号を入力させることができ、飽和することなく入
力信号について増幅・周波数変換等の信号処理が行える
ことになる。ローカル発振器8は送信部と受信部とで共
通に使用しており、送信部ではCOHO(cohere
nt oscillator)の出力周波数を、ローカ
ル発振器8の周波数を用いてミキサ9で周波数変換して
送信搬送波としており、従ってフィードスルー抑圧回路
3から出力される搬送波周波数は、ミキサ7によりCO
HO13の出力周波数に等しい周波数の中間周波数とな
る。
【0006】この中間周波数の信号が、第1の位相検波
器10と第2の位相検波器11で位相検波される。すな
わち第1の位相検波器10では、COHO13の出力周
波数の0度の位相で位相検波され、第2の位相検波器1
1では、COHO13の出力周波数の90度の位相で位
相検波される。なお、信号処理器14,指示器15の動
作はよく知られており、また本願発明と直接関係はない
のでその説明を省略する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来のフ
ィードスルー信号消去回路では、受信信号中のフィード
スルー信号を除去するために参照信号を使用している
が、フィードスルー信号を有効に消去するためには、参
照信号の振幅と位相とをフィードスルー信号の振幅と位
相とに一致させる必要がある。ところが、フィードスル
ー信号には送信アンテナから直接入るものの他に、近傍
の反射物からの反射波もあり、これらはそれぞれ位相が
異なるので、多数の異なる信号の位相と振幅とを有する
フィードスルー信号に参照信号の位相と振幅とを合成し
て一致させることは容易でなく、フィードスルー信号の
遅延時間に応じた参照信号の遅延回路および位相と振幅
とを調節するための回路が多数必要となり、その設計が
容易でなく、また、これらはRFの回路であり小型化が
困難なため従来の装置ではフィードスルー信号の充分な
消去が行えていない。
【0008】本発明はかかる問題点を解決するためにな
されたものであり、符号化CWレーダ装置において送信
アンテナから直接受信アンテナに回り込む信号の除去が
充分にでき、且つクラッタの除去が可能なフィードスル
ー信号消去回路を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のフィードスルー
信号消去回路は、フィードスルー信号を位相検波すると
正極性の矩形波か負極性の矩形波になるという事実およ
び位相検波した信号の絶対値をとると直流成分となるこ
とを利用し、ハイパスフィルタを用いてこれを除去する
こととした。その際、検出すべきエコー信号も絶対値表
示となるので、フィードスルー信号成分が除去された後
で、もとの正負の極性に変換することとした。
【0010】すなわち、本発明のフィードスルー信号消
去回路は、受信アンテナで受信された信号をCWレーダ
波の搬送波周波数の0度位相の電圧で位相検波する第1
の検波器と、該搬送波周波数の90度位相の電圧で位相
検波する第2の位相検波器と、第1および第2の位相検
波器のそれぞれの出力の振幅の絶対値を出力する第1お
よび第2の復調器と、この第1および第2の復調器から
の出力に含まれる低い周波数成分を除去するために挿入
される第1および第2のハイパスフィルタと、第1のハ
イパスフィルタの出力と上記第1の位相検波器の出力と
の乗算結果を出力する第1の変調器および第2のハイパ
スフィルタの出力と上記第2の位相検波器の出力との乗
算結果を出力する第2の変調器とを備えることによって
上述の問題を解決した。
【0011】この第1および第2の変調器の出力は、従
来の装置の第1および第2の位相検波器の出力に相当す
るので、それ以後の処理は従来のものと同様である。
【0012】
【作用】本発明では、フィードスルー信号の消去を参照
信号を用いないで受信信号を直接位相検波することによ
りビデオ帯域に変換し、ビデオ帯で受信信号の絶対値を
とることによりこれをDC成分に変換し、ハイパスフィ
ルタを通してフィードスルー信号の消去を行う。そして
フィードスルー信号の消去を行った後、充分増幅するこ
とで目標からの反射信号を検出することとした。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の一実施例であるフィードスルー信
号消去回路を備えた符号化CWレーダ装置の構成を示す
ブロック図である。図1において、図4と同一符号は同
一又は相当部分を示し、符号17,18,19,20が
フィードスルー信号消去回路を構成する。受信アンテナ
1から入力するフィードスルー信号と目標からの反射信
号とは、プリアンプ16で位相検波器10,11が飽和
しないレベルまで増幅され、位相検波器10,11で位
相検波され、ビデオ帯域の信号に変換される。ビデオ帯
域に変換された信号は、復調器17,18で復調される
が、この復調器では、図2に示すように、絶対値化する
ことにより、復調された信号をDC成分に変換する。
【0014】従って復調器17,18からの出力は、D
C成分の上に目標からの信号が重なった信号となり、ハ
イパスフィルタ19,20を通すことにより、DC成分
が除去され、フィードスルー信号が消去される。ところ
で復調器17,18では、フィードスルー信号を絶対値
化する際に検出すべき目標からの反射信号も同時に絶対
値化されてしまうので、これをもとの正負極性に戻さな
ければならない。この動作は変調器21,22で、フィ
ルタ19,20の出力と位相検波器10,11の出力と
の乗算により行われる。
【0015】すなわち位相検波器10,11からの出力
には、フィードスルー信号が大きな出力で含まれるが、
フィルタ19,20の出力はこの(時間的)位置では0
であるから乗算することによりフィードスルー信号が消
去され、また、フィルタ19,20からの出力には目標
からの反射信号に対し常に正極性の信号が出力されてい
るが、これに対応する位相検波器10,11からの出力
は、正または負の極性であるので、乗算結果は正または
負の符号が付けられ、図4の従来の位相検波器10,1
1の出力に相当する目標からの反射信号成分だけとな
る。そして、目標の反射信号成分だけとなった信号は、
増幅器23,24で充分増幅され、信号処理器14のA
D変換器の入力レベルまで増幅されれば、信号処理器で
復調することが可能となる。
【0016】図3は、本発明の他の実施例を示すブロッ
ク図であり、図において、図1,図4と同一符号は同一
または相当部分を示す。図1の受信アンテナ1からの出
力の周波数変換が可能であれば、中間周波数において上
述の実施例のように位相検波することもできる。従って
本実施例ではミキサ7で中間周波数に変換した後で、位
相検波してフィードスルー信号を抑圧する構成としたも
のである。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明のフィードス
ルー信号消去回路は、ビデオ信号帯域での抑圧処理を行
うので、RFのフィードスルー信号の抑圧に比べ、回路
設計が容易で使用する部品も小型安価なものとなり、且
つその調整も容易で高価な測定器を必要としない等の効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を説明するためのブロック図
である。
【図2】図1に示す復調器10,11の入出力を示す波
形図である。
【図3】本発明の他の実施例を説明するためのブロック
図である。
【図4】従来のフィードスルー信号消去回路の一例を説
明するためのブロック図である。
【符号の説明】
1 受信アンテナ 7 ミキサ 8 ローカル発振器 10,11 位相検波器 13 COHO 17,18 復調器 19,20 ハイパスフィルタ 21,22 変調器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 擬似ランダム符号による変調でスペクト
    ラムを拡散した信号を使用する符号化CWレーダ装置の
    送信アンテナから受信アンテナに直接回り込むフィード
    スルー信号の影響を軽減するために設けられるフィード
    スルー信号消去回路において、 上記受信アンテナで受信された信号を上記CWレーダ波
    の搬送波周波数の0度位相の電圧で位相検波する第1の
    検波器と、 該搬送波周波数の90度位相の電圧で位相検波する第2
    の位相検波器と、 上記第1および第2の位相検波器のそれぞれの出力の振
    幅の絶対値を出力する第1の復調器および第2の復調器
    と、 この第1および第2の復調器に含まれる低い周波数成分
    を除去するために挿入される第1のハイパスフィルタお
    よび第2のハイパスフィルタと、 第1のハイパスフィルタの出力と上記第1の位相検波器
    の出力との乗算結果を出力する第1の変調器および第2
    のハイパスフィルタの出力と上記第2の位相検波器の出
    力との乗算結果を出力する第2の変調器とを備えたこと
    を特徴とするフィードスルー信号消去回路。
  2. 【請求項2】 擬似ランダム符号による変調でスペクト
    ラムを拡散した信号を使用する符号化CWレーダ装置の
    送信アンテナから受信アンテナに直接回り込むフィード
    スルー信号の影響を軽減するために設けられるフィード
    スルー信号消去回路において、 送信回路と受信回路に共通のローカル発振器を有し、C
    OHO(cohe−rent oscillator)
    の出力周波数を上記共通のローカル発振器の周波数と混
    合してCWレーダ波の搬送波周波数を生成する場合、 上記受信アンテナで受信された信号を上記共通のローカ
    ル発振器の発振周波数により中間周波数に変換するミキ
    サと、 このミキサの出力を上記COHOの出力周波数の0度位
    相の電圧で位相検波する第1の検波器と、 該出力波周波数の90度位相の電圧で位相検波する第2
    の位相検波器と、 上記第1および第2の位相検波器のそれぞれの出力の振
    幅の絶対値を出力する第1の復調器および第2の復調器
    と、 この第1および第2の復調器に含まれる低い周波数成分
    を除去するために挿入される第1のハイパスフィルタお
    よび第2のハイパスフィルタと、 第1のハイパスフィルタの出力と上記第1の位相検波器
    の出力との乗算結果を出力する第1の変調器および第2
    のハイパスフィルタの出力と上記第2の位相検波器の出
    力との乗算結果を出力する第2の変調器とを備えたこと
    を特徴とするフィードスルー信号消去回路。
JP12983494A 1994-05-20 1994-05-20 フィードスルー信号消去回路 Pending JPH07311259A (ja)

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JP12983494A JPH07311259A (ja) 1994-05-20 1994-05-20 フィードスルー信号消去回路

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JP (1) JPH07311259A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2004095059A1 (ja) * 2003-04-22 2006-07-13 株式会社島精機製作所 人体形状測定方法とその装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2004095059A1 (ja) * 2003-04-22 2006-07-13 株式会社島精機製作所 人体形状測定方法とその装置

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