JPH07311169A - 環境測定装置 - Google Patents

環境測定装置

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JPH07311169A
JPH07311169A JP7066128A JP6612895A JPH07311169A JP H07311169 A JPH07311169 A JP H07311169A JP 7066128 A JP7066128 A JP 7066128A JP 6612895 A JP6612895 A JP 6612895A JP H07311169 A JPH07311169 A JP H07311169A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 温度や湿度などの環境状態を測定する環境測
定装置において、測定可能範囲が広く、コストダウンが
可能で、また高性能,高精度が得られるようにする。 【構成】 環境によって抵抗値が変化する検知素子とし
て、温度によって抵抗値が変化するサーミスタ103と
湿度によって抵抗値が変化する湿度センサ104を設
け、湿度センサ104と直列にコンデンサ114,11
5を接続する。そして、湿度センサ104を通してコン
デンサ115を充電した時の出力から該湿度センサ10
4の抵抗値に応じた環境(湿度)の検知信号を得る検知
手段113を設ける。また、湿度センサ104に抵抗1
16,117を通して所定の発振出力を印加する発振回
路110,111と切換スイッチ112を設け、湿度セ
ンサ104の抵抗値に応じて該湿度センサ104に印加
する発振出力の周波数を切換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電子写真方式を
用いた複写機,プリンタ等の画像形成装置において、使
用環境状態を検知するための環境測定装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図18は温度や湿度などの環境状態を検
知する従来の環境測定装置の回路構成図である。同図に
おいて、101は各部に電源(+9V,−9V)を供給
する電源発生回路、102は温度センサであるサーミス
タ103と湿度センサ104を有したセンサユニット、
105,106及び109はオペアンプ(演算増幅
器)、107は整流用の直線検波回路、108は平滑用
の積分回路、110は湿度センサ104に抵抗(抵抗値
R11)116を通して所定周波数,振幅のパルスを印
加する発振回路、113はオペアンプ106,109、
直線検波回路107及び積分回路108から成る環境状
態の検知手段である。また、114,115は容量C1
1,C12のコンデンサである。
【0003】上記のような測定装置においては、電源発
生回路101の端子P1,P2にフローティング電源を
入力させて±9Vの電源を作り、装置内の各部に供給す
る。また、所定の周波数(例えば1kHz)、振幅(例
えば3Vpp)を持つ発振出力を発振回路110から抵
抗116及び容量C11のコンデンサ114を介して湿
度センサ104に供給し、そのセンサ出力を容量C12
のコンデンサ115を介して高入力インピーダンスのオ
ペアンプ106で増幅し、このオペアンプ106の出力
を直線検波回路107で整流した後、積分回路108で
平滑してオペアンプ109により出力インピーダンスを
下げ、端子P4から直流出力信号を得るようにしてい
る。よって、湿度センサ104の抵抗値が環境によって
変化すると、それに対応した直流出力信号を得ることが
可能になる。
【0004】図19に他の従来例を示す。図中、1〜1
1,61,70,71はアナログスイッチであり、湿度
センサ23に方形波の信号を印加したり、湿度センサ2
3を基準電源22に接続したり、またコンデンサ12,
68,69に湿度センサ23を接続したりするためのス
イッチである。13〜16は2入力のANDゲートで、
アナログスイッチ6,8,9,11の切替えタイミング
制御のために用いられる。21,22は基準電源であ
り、固定電圧となっている。
【0005】55は湿度センサ23の抵抗測定時に用い
るコンパレータ17の比較基準電圧を与えるD/A変換
器であり、制御手段20によって信号線45に制御信号
が送られるとデジタルデータが切替わる。
【0006】19はカウント手段で、そのカウント結果
を用いて演算手段18で湿度を演算できるようになって
いる。26,27,28はインバータ回路であり、その
入力信号に反転して出力する素子である。以上の構成要
素は以下のように接続されている。
【0007】すなわち、片端子が接地されたコンデンサ
12,68,69の他端はそれぞれアナログスイッチ
1,2,70の一端に接続され、アナログスイッチ1,
2,70の他端は信号線31に接続され、この信号線3
1を通じてコンパレータ17のプラス信号入力端子、他
端が接地された203のアナログスイッチ3の信号入力
端子、及び207のアナログスイッチ7の一方の信号入
力端子が接続されている。またD/A変換器55のアナ
ログ信号出力端子は、信号線40を通してコンパレータ
17のマイナス信号入力端子に接続されている。
【0008】一方の信号入力端子が接地されたアナログ
スイッチ8の他方の信号入力端子は、それぞれアナログ
スイッチ6,7の一方の信号入力端子と湿度センサ23
の一端子に接続され、同様に一方の信号入力端子が接地
されたアナログスイッチ11の他方の信号入力端子は、
それぞれアナログスイッチ9,10の一方の信号入力端
子と湿度センサ23の他の一端子に接続されている。ア
ナログスイッチ6,9の他方の信号入力端子は、共に信
号線48を通してマイナス端子が接地されている電源2
1のプラス端子に接続され、アナログスイッチ10の他
方の信号入力端子は信号線46を通してマイナス端子が
接地されている電源22のプラス端子に接続されてい
る。
【0009】アナログスイッチ1,2,70のコントロ
ール端子は、信号線37を通して制御手段20の制御信
号出力端子に接続されている。また、アナログスイッチ
7,10のコントロール端子は、共に信号線33を通し
てインバータ28の出力端子に接続されている。
【0010】アナログスイッチ6,8,9,11のコン
トロール端子は、それぞれ2入力のANDゲート13〜
16の出力端子に接続されており、それらのANDゲー
ト13〜16の一方の入力端子は信号線32を通して制
御手段20の制御信号出力端子に接続されている。AN
Dゲート13,14の他方の信号入力端子は、共に信号
線54を通して制御手段20の制御信号出力端子に接続
されている。同様に、ANDゲート15,16の他方の
信号入力端子は、信号線54′を通して制御手段20の
制御信号出力端子に接続されている。また、信号線32
は2入力ANDゲート64の1入力端子とインバータ2
6の入力端子に接続されている。26,27,28は3
つで1種のディレー要素として構成されたインバータ
で、インバータ26の信号出力端子がインバータ27の
信号入力端子に接続され、インバータ27の信号出力端
子がインバータ28の信号入力端子に接続されている。
コンパレータ17の信号出力端子は、信号線41を通し
てカウント手段19の信号入力端子に接続されている。
【0011】制御手段20とカウント手段19は、双方
向信号線44で接続されている。また、カウント手段1
9は信号線43を通して演算手段18に演算情報を出力
する。また、演算手段18は信号線42を通して制御手
段20の制御信号出力端子に接続されている。また、信
号線62は2入力ANDゲート64の一方の信号入力端
子に接続されており、ANDゲート64の出力端子はア
ナログスイッチ3のコントロール端子に接続されてい
る。
【0012】次に、図20のフローチャートにより動作
について説明する。
【0013】非湿度測定時には、制御手段20は信号線
54,54′に逆相のデューティー50%の方形波を出
力すると同時に、信号線32に“H”の信号を出力して
ANDゲート13〜16をアクティブにし、また信号線
62に“H”の信号を出力してアナログスイッチ3をオ
ンとし、信号線31の電位をGND電位に固定する。ま
た信号線60を“L”とする。この状態は、信号線54
に“H”、信号線54′に“L”が出力されている時は
アナログスイッチ6,11がオンとなり、アナログスイ
ッチ8,9がオフとなる。同様に信号線54に“L”、
信号線54′に“H”が出力されている時はアナログス
イッチ6,11がオフとなり、アナログスイッチ8,9
がオンとなる。そして、信号線33も“L”となるた
め、アナログスイッチ7,10がオフとなっている。こ
の状態で湿度センサ23には、図8に示す電源21の電
圧の倍の振幅を有したデューティー50%、所定周波数
のパルス(方形波)が印加される(S701)。
【0014】次に湿度を測定する測定手順について説明
する。
【0015】制御手段20は非湿度測定状態の時、D/
A変換器55のデジタル入力端子に標準比較基準デジタ
ルデータを設定しておく。同時に信号線37に信号を出
力し、アナログスイッチ1をオン状態とし、アナログス
イッチ2,7をオフ状態とし、中湿度域を測定するのに
最適な容量C2のコンデンサ68を信号線31に接続し
て容量C2を設定しておく(S702)。
【0016】この時、コンデンサ68の容量C2は予め
その目的にあった値、例えば6800PF程度としてお
く。またコンデンサ12の容量C1は高湿度域測定に適
した値、例えば、0.68μF程度、コンデンサ69の
容量C3は低湿度域測定に適した値、例えば33PFと
しておく。また、抵抗29,30,72の値は、C1,
C2,C3との時定数を合せるためにそれぞれ±1%以
下の精度で1KΩ,100KΩ,10MΩとしておく。
【0017】制御手段20は、まずこの状態で信号線3
2,60,62に“H”の信号を送出し、またアナログ
スイッチ5をオンとする。その後、信号線62に“L”
を送出し、抵抗30と容量C2を直列に接続する。これ
によって、基準電源22が抵抗30を通じて容量C2の
充電を開始する。その際、制御手段20は信号線32に
“L”を出力する直前に信号線44に“H”を出力し、
予めカウント手段19をリセットしておくことはもちろ
んのことである。
【0018】そして、信号線62が“L”になった瞬間
にカウント手段19は信号線32の“L”レベルを検出
し、カウントを開始する(カウント手段19はタイムベ
ースも当然含まれている)。信号線31の電位がD/A
変換器55の比較基準デジタルデータによるアナログ出
力値に相当する比較基準電位に達すると、コンパレータ
17の出力が“L”から“H”に反転し、カウント手段
19はその反転タイミングを検出するとカウントを停止
し、そのカウント値を信号線43に出力する。演算手段
18は、使用している充電用コンデンサの容量、抵抗の
値より求まる充電時間の理論値に対して、D/A変換器
55がコンパレータ17のマイナス入力端子に与えてい
る基準電位の補正を実行した後、制御手段20に信号を
出力し、D/A変換器55の出力データを変更する(S
703)。
【0019】その後、信号線62を“L”から“H”と
し、信号線32の信号レベルを“L”とし、その結果A
NDゲート13〜16は全てオフ状態となり、その出力
が“L”となる。そして、206,208,209,2
11のアナログスイッチ6,8,9,11は全てオフ状
態となる。同時にアナログスイッチ3がオフとなり、信
号線31はフローティング状態になる。
【0020】そして、次のタイミングでインバータ26
〜28を経て信号線33が“H”となり、アナログスイ
ッチ7,10がオンとなり、基準電源22が湿度センサ
23を通じて容量C2の充電を開始する。
【0021】また、制御手段20は信号線32に“L”
を出力する直前に信号線44に“H”を出力し、予めカ
ウント手段19をリセットしておくのは上記と同様であ
る。
【0022】そして、信号線32が“L”になった瞬間
にカウント手段19は信号線32の“L”レベルを検出
してカウントを開始する(S704)。信号線31の電
位がD/A変換器55の比較基準デジタルデータによる
アナログ出力値に相当する比較基準電位に達すると(S
705)、コンパレータ17の出力が“L”から“H”
に反転し、カウント手段19はその反転タイミングを検
出するとカウントを停止し(S706)、そのカウント
値を信号線43に出力する。演算手段18は、使用して
いる充電用コンデンサの容量、コンパレータ17の比較
基準電位、予め測定した測定環境温度を信号線43を通
じて制御手段20より読み込み、信号線43のデータを
以下の条件を持って演算するか、あるいはチャートによ
る比較反転等の手段により相対湿度、絶対温度を求める
ように動作する。そして、上記の環境測定を所定の回数
繰返し行い、相対湿度、絶対温度の平均値を求めるよう
に動作する。
【0023】なお、カウント手段19でのカウント値が
ある一定のレベルに達せぬ時には、制御手段20は信号
線44でその情報を受取り、一旦非湿度測定時の動作に
戻り、所定の緩和時間を待って再度湿度測定を実施す
る。
【0024】その際、アナログスイッチ2をオンし、容
量C1が信号線31に接続するようにして上記の湿度測
定を繰返す(S707,S712,S713)。
【0025】また、カウント手段19でのカウント値が
ある一定のレベル以上の時には、制御手段20は信号線
44でその情報を受取り、一旦非湿度測定時の動作に戻
り、所定の緩和時間を待って再度湿度測定を実施する。
【0026】その際は、アナログスイッチ70をオン
し、容量C3が信号線31に接続するようにして上記の
湿度測定を繰返す。この時、上記の容量を変更して再測
定する前に、コンパレータ17のマイナス入力端子に基
準電位を与えているD/A変換器55のデータを上述の
補正方法で補正完了としておく(S708,S714,
S715)。
【0027】なお、湿度センサ23の抵抗値は、 R=t/(C×1n(1/(1−Vref/Va))) R :湿度センサ23の抵抗値 C :コンデンサ12,68,69の容量 Vref:D/A変換器55の設定基準電圧 Va :基準電源22の基準電圧 t :Cへの0VからVrefまでの充電時間 となる。演算手段18は、このRの抵抗値におけるt値
と相対湿度の変換マップを持ち、比較手段により求める
(S709〜SS711)。
【0028】また、図21は他の従来例の回路構成を示
したものである。この回路は、前述の図19の回路にお
いて抵抗29,30,72とこれに接続されたアナログ
スイッチ4,5,71を略したものであるが、このよう
な回路においても同様に環境湿度を測定することができ
る。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の環境測定装置にあっては、装置内に具備し
ている浮遊容量、特に湿度センサに接続されている配線
容量の影響により、低湿度域(湿度センサの抵抗値が数
百MΩとなる環境範囲)では出力のダイナミックレンジ
が取れず、結果として測定可能範囲を広げることが困難
であるという問題点があった。
【0030】また、アナログスイッチの入力端子に約1
0PFの浮遊容量が無条件に付いているので、湿度セン
サの抵抗値が数GΩになる環境条件においてアナログス
イッチが10個以上容量に接続されると、容量値が大き
くなることによって同様に測定範囲が狭まるという問題
点も存在していた。
【0031】さらに従来では、湿度センサが過度に直流
電圧を印加すると性能が劣化するということから、1回
測定終了ごとに湿度センサの劣下を緩和させる非測定時
間を一定時間設定して再度湿度測定を実施することもあ
るが、前回測定時間が湿度センサが高抵抗化して例えば
100ms以上の時間であったとすると、該緩和時間は
10秒以上設定しないと湿度センサは初期の性能に復帰
しないということが本発明者の実験によってわかり、環
境測定回数を重ねるごとに湿度センサが劣化し、装置自
体の長期に渡る性能の維持が困難であるという問題点が
あった。
【0032】また、湿度センサが低抵抗化する環境条件
(高湿度域)においては、比較器のプラス信号入力端子
の電位が測定開始後すぐに充電容量に接続されるアナロ
グスイッチのオン抵抗と湿度センサの抵抗との抵抗分割
により若干上がるので、カウント手段で計測した容量の
充電時間が理論値より短いものとなってしまい、結果と
して装置の出力が実際の相対湿度よりも高い相対湿度に
対応したものとなり、高精度が得られないという問題点
があった。
【0033】本発明は、上記のような問題点に着目して
なされたもので、環境の測定可能範囲が広く、またコス
トダウンが可能で、高性能,高精度が得られる環境測定
装置を提供することを目的としている。
【0034】
【課題を解決するための手段】本発明の環境測定装置
は、次のように構成したものである。
【0035】(1)環境の変化に応じて抵抗値が変化す
る素子と、前記素子に接続された抵抗と、前記素子と前
記抵抗の両端に所定周波数の矩形波を供給する矩形波発
生手段と、前記素子と前記抵抗の間の電圧を検出するこ
とにより環境のレベルを測定する測定手段とを有し、前
記矩形波発生手段は、第1の周波数の矩形波及び前記第
1の周波数よりも低い周波数の第2の周波数の矩形波を
選択的に供給するようにした。
【0036】(2)上記(1)の装置において、前記矩
形波発生手段は、前記素子が高抵抗値の場合に前記第2
の周波数の矩形波を供給するようにした。
【0037】(3)上記(1)の装置において、前記矩
形波発生手段は、前記素子及び前記抵抗を含む回路の浮
遊容量が影響する場合に前記第2の周波数の矩形波を供
給するようにした。
【0038】(4)上記(1)の装置において、前記素
子は、湿度の変化に応じて抵抗値が変化するようにし
た。
【0039】(5)上記(1)の装置において、前記矩
形波発生手段は、前記第1の周波数の矩形波を発生する
手段と前記第2の周波数の矩形波を発生する手段を含む
ようにした。
【0040】(6)上記(1)の装置において、前記抵
抗は、前記素子が低い抵抗値の場合に低い抵抗値とな
り、前記素子が高い抵抗値の場合に高い抵抗値となるよ
うにした。
【0041】(7)上記(6)の装置において、前記抵
抗は、低い抵抗値の抵抗と高い抵抗値の抵抗を含むよう
にした。
【0042】(8)上記(1)の装置において、前記測
定手段の測定結果に応じて画像形成装置を制御する制御
手段を有するようにした。
【0043】(9)環境によって抵抗値が変化する検知
素子と、この検知素子と直列に接続されるコンデンサ
と、このコンデンサを前記検知素子を通して充電した時
の出力から該検知素子の抵抗値に応じた環境状態の検知
信号を得る検知手段とを備え、環境状態の測定範囲を少
なくとも3分割し、各範囲に対してそれぞれ前記検知素
子と直列に接続されるコンデンサの容量補正を行うため
の基準抵抗を設け、且つその基準抵抗のうち少なくとも
二つの基準抵抗を共用とした。
【0044】(10)環境によって抵抗値が変化する検
知素子と、この検知素子に抵抗を通して発振出力を印加
する発振回路と、前記検知素子と直列に接続されるコン
デンサと、このコンデンサを前記検知素子を通して充電
した時の出力から該検知素子の抵抗値に応じた環境状態
の検知信号を得る検知手段と、前記検知素子の抵抗値に
応じて該検知素子に印加する前記発振出力の周波数及び
前記抵抗の値を切換える切換手段とを備えた。
【0045】(11)環境によって抵抗値が変化する検
知素子と、この検知素子と直列に接続されるコンデンサ
と、このコンデンサを前記検知素子を通して充電した時
の出力から該検知素子の抵抗値に応じた環境状態の検知
信号を得る検知手段とを備え、環境状態の測定範囲を少
なくとも3分割し、各範囲に対してそれぞれ前記検知素
子と直列に接続されるコンデンサを設けた。
【0046】(12)上記(11)の装置において、検
知素子が高抵抗値となる環境状態を測定する際に使用さ
れるコンデンサは該検知素子に常に直列に接続されてい
るようにした。
【0047】(13)環境によって抵抗値が変化する検
知素子と、この検知素子と直列に接続されるコンデンサ
と、このコンデンサを前記検知素子を通して充電した時
の充電時間を計測して該検知素子の抵抗値に応じた環境
状態の検知信号を得る検知手段とを備え、前記コンデン
サの充電時間に応じて次回測定までの繰返し測定のイン
ターバル時間を可変させるようにした。
【0048】(14)環境によって抵抗値が変化する検
知素子と、この検知素子と直列に接続されるコンデンサ
と、このコンデンサを前記検知素子を通して充電した時
の充電時間を計測して該検知素子の抵抗値に応じた環境
状態の検知信号を得る検知手段とを備え、環境状態の測
定範囲を少なくとも3分割し、各範囲に対してそれぞれ
前記検知素子と接続されるコンデンサを設け、該検知素
子が低抵抗値となる環境状態を測定する時に前記コンデ
ンサの充電時間を計測する計測手段に予めオフセット計
測値を与えて補正するようにした。
【0049】(15)環境によって抵抗値が変化する検
知素子と、この検知素子と直列に接続されるコンデンサ
と、このコンデンサを前記検知素子を通して設定電圧に
なるまで充電した時の充電時間を計測して該検知素子の
抵抗値に応じた環境状態の検知信号を得る検知手段とを
備え、環境状態の測定範囲を少なくとも3分割し、各範
囲に対してそれぞれ前記検知素子と接続されるコンデン
サを設け、該検知素子が低抵抗値となる環境状態を測定
する時に前記コンデンサの設定電圧に予めオフセット電
圧を与えて補正するようにした。
【0050】(16)環境によって抵抗値が変化する検
知素子と、この検知素子と直列に接続されるコンデンサ
と、このコンデンサを前記検知素子を通して充電した時
の充電時間を計測して該検知素子の抵抗値に応じた環境
状態の検知信号を得る検知手段とを備え、環境状態の測
定範囲を少なくとも3分割し、各範囲に対してそれぞれ
前記検知素子と接続されるコンデンサを設け、該検知素
子が低抵抗値となる環境状態を測定する時に前記コンデ
ンサの充電時間の計測値に所定の補正値を与える制御手
段を備えた。
【0051】
【作用】本発明によれば、例えば低湿度域(湿度センサ
の抵抗値が数百MΩとなる環境範囲)では装置内の浮遊
容量の影響を軽減するために湿度センサに印加するパル
ス周波数を低くし、出力のダイナミックレンジを広げる
ことができる。
【0052】また、3種類の補正用基準抵抗のうちの2
種類を一つにまとめて、例えば高湿度域を測定する容量
を補正するための補正基準抵抗を、中湿度域を測定する
ための容量を補正する補正基準抵抗とすることによっ
て、それに伴うアナログスイッチも減らすことが可能と
なり、コストダウンを計ることができる。
【0053】また本発明によれば、例えば湿度センサが
高抵抗になる範囲で測定する時にアナログスイッチによ
って切換えていた容量を装置に具備しているアナログス
イッチと装置内の基板間に存在する容量として測定範囲
を広げ、且つコストダウンを計ることができる。また、
高精度測定の必要性がある場合には、アナログスイッチ
によって切換えていた容量を湿度センサと直接直列に接
続、及び装置内の比較器の入力端子の近傍に接続して浮
遊容量の影響を軽減させ、且つコストダウンを計ること
ができる。
【0054】また本発明によれば、例えば1回湿度測定
を終了した後の湿度センサの緩和時間を前回測定時間の
長短によって可変設定することによって、測定回数を重
ねても湿度センサは劣化することなく、装置自体の長期
に渡る性能の維持を可能とすることができる。
【0055】また本発明によれば、例えば湿度センサが
低抵抗化する測定範囲(高湿度域)においては、初回に
計測した時間に補正を施すため次回測定する前にダウン
カウンタ等の別のカウント手段に該初回計測時間に応じ
た値を設定し、二つのカウント手段を同時にスタートさ
せることによって、ダウンカウンタに設定したオフセッ
ト計測時間を与える。また、装置のコストダウンを計る
目的として該カウント手段にオフセット計測時間を与え
る代りに比較器のマイナス信号入力端子に与えられる基
準電圧に該初回計測時間に応じたオフセット電圧を与え
る。さらに、測定時間の短縮を計る目的とし、初回計測
時間に対して中央演算処理装置等の制御手段で所定の演
算によって求められる補正時間を与えることによって、
比較器のプラス信号入力端子電位のオフセットを解消す
ることが可能となる。
【0056】
【実施例】図1は本発明の第1実施例の環境測定装置の
回路構成図である。電源回路101は本環境測定装置の
各部に+9Vまたは−9Vの電源を供給する。センサユ
ニット102は温度の変化によって抵抗値が変化する素
子であるサーミスタ103と湿度の変化に応じて抵抗値
が変化する素子である湿度センサ104を含む。サーミ
スタ103には抵抗118を介して+9Vが印加され、
このサーミスタ103と抵抗118の間のB点の電圧が
オペアンプ105により増幅されて、A/Dコンバータ
を内蔵したCPU120に入力される。そして、CPU
120はオペアンプ105からの信号に基づいてサーミ
スタ103の抵抗値を測定し、サーミスタ103の周囲
の温度を検出する。
【0057】湿度センサ104には抵抗116または抵
抗117及びコンデンサ114を介して、発振回路11
0または発振回路111から3Vの電圧が印加される。
スイッチ112は発振回路110,111のいずれか一
方を選択し、また抵抗116,117のいずれか一方を
選択する。またこのスイッチ112はCPU120によ
って制御される。発振回路110は図2の(a)に示す
ような振幅0〜3V、周波数1KHzの矩形波の電圧を
印加し、発振回路111は図2の(d)に示すような振
幅0〜3V、周波数100Hzの矩形波の電圧を印加す
る。この矩形波を湿度センサ104に印加する理由は、
湿度センサ104に長時間直流電圧を印加すると湿度セ
ンサ104が壊れてしまうためである。抵抗116は数
百KΩであり、抵抗117は数十MΩである。
【0058】湿度センサ104と抵抗116または11
7との間のA点の電圧はコンデンサ115を介してオペ
アンプ106に入力される。コンデンサ115とオペア
ンプ106の間の電圧波形は、図3の(a)に示すよう
に0Vを中心とする矩形波になる。この波形はオペアン
プ106で増幅されて、図3の(b)のようになる。そ
してこの波形は検波回路107により整流されて、図3
の(c)のようになる。この整流された波形は積分回路
108に入力され、この積分回路108から図3の
(d)に示すような積分値を示す信号が出力される。こ
の信号はオペアンプ109により増幅されてCPU12
0に入力される。CPU120はオペアンプ109から
の信号に基づいて湿度センサ104の抵抗値を測定し、
湿度センサ104の周囲の湿度を検知する。そしてCP
U120は、検出した温度,湿度に基づいて不図示の画
像形成装置の各部を制御する。
【0059】図4はCPU120の湿度測定に関する制
御フローチャートである。まず、スイッチ112を発振
回路110,抵抗116側へ切り換え(ステップS
1)、オペアンプ109からの信号に基づいて湿度を測
定する(ステップS2)。そして、湿度センサ104の
抵抗値が数KΩ〜数MΩ(中高湿度域)であるか、数十
MΩ〜数百MΩ(低湿度域)であるか判定する。このと
き、ステップS2でA点の電圧が非常に高い場合は低湿
度域である(ステップS3)。
【0060】ステップS3で中高湿度域と判定した場合
は、ステップS2で測定した測定結果に基づいて画像形
成装置の各部を制御する(ステップS4)。ステップS
2で低湿度域と判定した場合は、スイッチ112を発振
回路111,抵抗117側へ切り換え(ステップS
5)、オペアンプ109からの信号に基づいて湿度を測
定する(ステップS6)。そして、ステップS4に進
み、ステップS6で測定した測定結果に基づいて画像形
成装置の各部を制御する。
【0061】上述したように、低湿度域では、中高湿度
域のときの発振回路110の周波数よりも低い周波数の
発振回路111を選択し、中高湿度域のときの抵抗11
6よりも高い抵抗値の抵抗117を選択している。発振
回路をこのように選択する理由は、次の通りである。す
なわち、中高湿度域ではA点の電圧波形が図2の(b)
のようになるのに対し、低湿度域では湿度センサ104
の抵抗値が数十MΩ〜数百MΩになり、回路基板上の配
線容量などの浮遊容量の影響を受けやすくなって、A点
の電圧波形が図2の(c)のようになってしまう。図2
の(b)と(c)を比較してわかるように、図2の
(c)ではA点の電圧が本来の分圧された電圧に達する
前に発振回路からの印加電圧が0Vになってしまうた
め、このような電圧を積分回路で積分しても正確な測定
ができない。そこで発振回路から図2の(d)のような
波形の電圧を印加することにより、A点の電圧波形が図
2の(e)に示すように本来の分圧された電圧に達する
ので、正確な測定ができる。抵抗を上述のように選択す
る理由は、湿度センサ104の抵抗値が数KΩ〜数MΩ
(中高湿度域)のときには数百KΩの抵抗との間の分圧
電圧を測定し、数十MΩ〜数百MΩのときには数十MΩ
の抵抗との間の分圧電圧を測定することにより、湿度セ
ンサ104の抵抗特性に応じた正確な測定を行うためで
ある。
【0062】図5は本発明の第2実施例を示す回路構成
図であり、図19と同一符号は同一構成部分を示してい
る。同図において、1〜11及び61は各回路の径路を
切り換えるアナログスイッチで、非測定時には湿度に応
じて抵抗値が変化する湿度センサ23(図1の湿度セン
サ104に相当)の両端を他の回路から切り離し、基準
電源21からの基準直流電圧を一定時間毎に反転した矩
形波の信号を印加したり、その状態で比較用の基準抵抗
30,72を通してコンデンサ12,68,69を充電
させるように回路を切り換えたり、そのコンデンサ1
2,68,69に蓄積された電荷を放電させたりする。
また測定時には、湿度センサ23の一端を異なる基準直
流電圧を発生する基準電源22に接続するとともに、他
端を容量C1,C2,C3のコンデンサ12,68,6
9に接続し、スイッチ7がオフの時は基準抵抗30,7
2をコンデンサ12,68,69に接続する。
【0063】13〜16は2入力のANDゲートで、ア
ナログスイッチ6,8,9,11の切換タイミング制御
のため用いられている。21,22は上述の基準電源で
あり、固定電圧となっている。55は湿度センサ23の
抵抗測定時に用いるコンパレータ17の比較基準電圧
(しきい値電圧)を与えるD/A変換(デジタル−アナ
ログ変換)器で、各手段を逐次判断する制御手段20
(図1の検知手段113に相当)から信号線45に制御
信号が送られると、出力デジタルデータが切換わる。
【0064】19はコンデンサ12,68,69の充電
時間を計測するカウント手段で、このカウント手段19
の計測結果から湿度センサ23の周囲の湿度を演算手段
18で演算できるようになっている。26,27,28
はインバータ回路で、その入力信号を反転して出力する
素子から構成されている。そして、以上の構成要素は、
ここでは次のように接続されている。
【0065】すなわち、片端子が接地されたコンデンサ
12,68,69の他端は、それぞれアナログスイッチ
1,2,70の一端に接続され、このアナログスイッチ
1,2,70の他端が信号線31に接続され、更にこの
信号線31を通してコンパレータ17の+信号入力端
子、他端が接地されたアナログスイッチ3の信号入力端
子、及びアナログスイッチ7の一方の信号入力端子に接
続されている。
【0066】また、アナログスイッチ5,71の一方の
信号入力端子は、それぞれ他端が接地されている基準抵
抗30,72の一端に接続されている。また、アナログ
スイッチ61の制御端子は、信号線60を通じて制御手
段20に接続されている。
【0067】上記D/A変換器55のアナログ信号出力
端子は、信号線40を通してコンパレータ17の−信号
入力端子に接続されている。また、一方の信号入力端子
が接地されているアナログスイッチ8の他方の信号入力
端子は、それぞれアナログスイッチ6,7の一方の信号
入力端子と湿度センサ23の一端子に接続され、同様に
一方の信号入力端子が接地されているアナログスイッチ
11の他方の信号入力端子は、それぞれアナログスイッ
チ9,10の一方の信号入力端子と湿度センサ23の他
の一端子に接続されている。そして、アナログスイッチ
6,9の他方の信号入力端子は、共に信号線48を通し
てマイナス端子が接地されている基準電源21の+端子
に接続され、アナログスイッチ10の他方の信号入力端
子は、信号線46を通してマイナス端子が接地されてい
る基準電源22の+端子に接続されている。
【0068】アナログスイッチ1の制御端子は、信号線
37を通して制御手段20の制御信号出力端子に接続さ
れている。また、信号線34がアナログスイッチ5,7
1の制御端子に接続されている。アナログスイッチ7,
10の制御端子は、共に信号線33を通してインバータ
28の出力端子に接続されている。また、アナログスイ
ッチ6,8,9,11の制御端子は、それぞれ2入力の
ANDゲート13〜16の出力端子に接続されている。
同様に、ANDゲート15,16の他方の信号入力端子
は信号線54′を通して制御手段20の制御信号出力端
子に接続されている。
【0069】また信号線32は2入力ANDゲート64
の一方の入力端子とインバータ26の入力端子に接続さ
れている。インバータ26,27,28は三つで一種の
ディレー要素として構成されたインバータで、インバー
タ26の信号出力端子がインバータ27の信号入力端子
に接続され、インバータ27の信号出力端子がインバー
タ28の信号入力端子に接続されている。またコンパレ
ータ17の信号出力端子は、信号線41を通してカウン
ト手段19の信号入力端子に接続されている。
【0070】上記カウント手段19及び制御手段20
は、双方向信号線44で接続されており、カウント手段
19は信号線43を通して演算手段18に演算情報を出
力するようになっている。また演算手段18は、信号線
42を通して制御手段20の制御信号出力端子に接続さ
れている。また、カウント手段19の制御信号出力端子
は信号線32に接続され、2入力ANDゲート64の一
方の信号入力端子は信号線62に接続されている。そし
て、ANDゲート64の出力端子がアナログスイッチ3
のコントロール端子に接続されている。
【0071】また、アナログスイッチ5,71と基準抵
抗30,72はそれぞれ信号線39,73により接続さ
れ、アナログスイッチ6,9は共に基準電源21と信号
線48により接続されている。また、アナログスイッチ
6,7,8と湿度センサ23の一端は共に信号線49で
接続され、アナログスイッチ9,10,11と湿度セン
サ23の他端は共に信号線47で接続されている。更
に、ANDゲート13〜16の出力端子は、それぞれ信
号線50〜53により、アナログスイッチ6,11,
9,8と接続されている。
【0072】なお、上記コンパレータ17は、充電用の
コンデンサ12,68,69の端子電圧を設定により変
更可能な基準電源(D/A変換器55)で設定されたし
きい値電圧と比較し、カウント手段19は、コンデンサ
12,68,69の端子電圧が計測開始時点から設定さ
れたしきい値電圧に達するまでの充電時間、つまり計測
開始時点からコンパレータ17の出力信号が変化するま
での時間を測定する。そして、その測定結果から湿度セ
ンサ23の周囲の湿度を演算手段18で求めるようにな
っている。
【0073】図6は上記第2実施例の測定動作を示すフ
ローチャートであり、各ステップS101〜S115の
処理内容は図20のステップS701〜S715の処理
内容と同様である。したがって、ここでは本実施例の特
徴となる部分について述べる。
【0074】従来では、容量C2は中湿度域測定に適し
た値6800PF程度、容量C1は高湿度域測定に適し
た値0.68μF程度、容量C3は低湿度域測定に適し
た値33PFとし、また、抵抗29,30,72の値は
C1,C2,C3との時定数を合せるためにそれぞれ±
1%以下の精度で1KΩ,100KΩ,10MΩとして
いた。この条件である所定の電圧レベル(例えば0.2
V)がコンパレータ17のマイナス端子に与えられて、
所定の基準電源22の電圧(例えば1V)が各抵抗に与
えられている場合、各容量が充電される時間が100μ
Sとなるように設定されている。そして、湿度センサ2
3で各容量を充電する前に充電を実施し、上記100μ
Sを基準としてそのずれ分を補正するためにD/A変換
器55のデジタルデータを変更させていた。
【0075】しかし本実施例においては、3種類の基準
抵抗のうち一つの基準抵抗を削除し(例えば1KΩ、も
しくは100KΩ)、その対となる補正対象容量は2オ
ーダー上の基準抵抗を以て充電時間10mSを基準とし
て、D/A変換器55のデジタルデータを変更するよう
にしている。
【0076】すなわち、環境状態として湿度の測定範囲
を少なくとも3分割し、各範囲に対してそれぞれコンデ
ンサの容量補正を行うための基準抵抗を設け、且つその
うち少なくとも二つの基準抵抗を共用としている。した
がって、それに伴うアナログスイッチも減らすことがで
き、コストダウンが可能となる。
【0077】図7は本発明の第3実施例の回路構成図で
ある。本実施例は、湿度センサ23が高抵抗となる環境
状態を測定するための容量(C3)は該装置に具備され
た容量(浮遊容量)としたものである。
【0078】また、図8は図7の湿度センサ23に印加
されるパルス波形図、図9は本実施例の測定動作を示す
フローチャートである。
【0079】図9のフローチャートにおいて、ステップ
S201〜S209は図6のステップS101〜S10
9の処理に対応し、ステップS210,S211及びス
テップS212,S213は同ステップS112,S1
13及びステップS114,S115に対応しているの
で、説明は省略する。
【0080】従来では、アナログスイッチと装置の基板
との間に約10PFの容量が無条件に付いているので、
湿度センサ23の抵抗値が数GΩになる環境条件におい
てアナログスイッチが10個以上容量に接続されると、
容量値が大きくなることによって測定範囲が狭まるとい
った問題点が存在していたが、本実施例のようにアナロ
グスイッチと装置の基板との間の容量のみを用いて、湿
度センサ23の抵抗値が数GΩになる環境条件において
充放電を行うことによって、環境状態の測定可能範囲が
広がり、コストダウンが計れる。
【0081】図10は本発明の第4実施例の回路構成図
である。本実施例は、上述の第3実施例で低湿度域にお
いてより高精度測定を行おうとするものであり、湿度セ
ンサ23が高抵抗となる環境条件を測定するための容量
(C3)は常に湿度センサ23に接続されているように
したものである。
【0082】図7の実施例において低湿度域を測定する
ための装置内に具備するアナログスイッチと基板との間
に存在する容量(C3)は、測定条件によって変化する
場合がある。そこで、その容量の変動による誤差を減少
するために、本実施例では信号線31に容量(C3)が
接続され、またアナログスイッチを介して湿度センサ2
3と直列に接続するのではなく、直接湿度センサ23に
直列に接続するようにしている。なお、容量(C3)は
例えば100PF程度としておく。
【0083】このように、アナログスイッチによって切
換えていた容量を湿度センサ23と直接直列に接続した
り、装置内の比較器(コンパレータ17)の入力端子の
近傍に接続することにより、アナログスイッチの容量変
動の影響を軽減させ、且つコストダウンを計ることがで
きる。
【0084】図11は本発明の第5実施例を示す回路構
成図である。本実施例は、コンデンサ12,68,69
の充電時間に応じて次回測定までの繰返し測定のインタ
ーバル時間を可変させるようにしたものであり、具体的
にはダウンカウンタ80を設けて制御を行っている。
【0085】上記ダウンカウンタ80は、信号線81を
通して制御手段20の湿度センサ緩和時間設定データ出
力ポート、信号線82を通して緩和時間カウント開始信
号出力端子、信号線83を通して湿度センサ緩和時間終
了検出端子にそれぞれ接続されている。
【0086】図12は本第5実施例の測定動作を示すフ
ローチャートである。このフローチャートのステップS
301〜S315の処理は図6のステップS101〜S
111と同じであるので省略するが、カウント手段19
のカウント値がある一定のレベル(例えば100μS)
に達せぬ時、またはある範囲内(例えば100μS〜1
0mS)の時には、制御手段20は信号線44でその情
報を受取り、一旦非湿度測定時の動作に戻り、所定の緩
和時間(例えば2S)をカウントする設定データをダウ
ンカウンタ80に信号線81を通して出力し(S31
2)、信号線82を通してカウントダウンをスタートさ
せる。その後、設定緩和時間が終了すると(S31
3)、信号線83を通して制御手段20が湿度センサ緩
和時間終了を検知し、その後容量C1を選択してD/A
データを補正し(S314)、再度湿度測定を実施す
る。
【0087】その際、カウント手段19のカウント値が
ある一定のレベル(例えば100μS)に達せぬ時は、
アナログスイッチ2をオンして容量C1を信号線31に
接続し、ある範囲内(例えば100μS〜10mS)の
時には、アナログスイッチ1をオンして容量C2を信号
線31に接続するようにして、上記の湿度測定を繰返
す。
【0088】また、カウント手段19のカウント値があ
る一定のレベル以上(例えば10mS)の時には、本実
施例の特徴となるところであるが、制御手段20は信号
線44でその情報を受取り、一旦非湿度測定時の動作に
戻り、所定の緩和時間(例えば10S)をカウントする
設定データをダウンカウンタ80に信号線81を通して
出力し(S315)、信号線82を通してカウントダウ
ンをスタートさせる。その後、設定緩和時間が終了する
と(S316)、信号線83を通して制御手段20が湿
度センサ緩和時間終了を検知し、その後容量C3を選択
してD/Aデータを補正し(S317)、再度湿度測定
を実施する。
【0089】その際、アナログスイッチ70をオンして
容量C3を信号線31に接続し、上記の湿度測定を繰返
す。この時、上記の要領を変更して再測定する前にコン
パレータ17のマイナス入力端子に基準電位を与えてい
るD/A変換器のデータを前述の補正方法で補正してお
く(S318,S319)。
【0090】ここで、上述の実施例において、各環境測
定間の湿度センサ緩和時間をカウント手段19のデータ
に合せて1次的に可変とさせることができる。
【0091】T=αTx+β (T:湿度センサ緩和時間設定データ、Tx:カウント
手段19のデータ、α,β:定数) つまり、前回環境測定時のカウント手段19のデータが
小さい時には湿度センサ緩和時間を短く、カウント手段
19のデータが大きい時には湿度センサ緩和時間を長く
することによって、環境測定時間自体の短縮が可能とな
り、同時に環境測定回数を重ねても湿度センサは劣化す
ることなく、装置自体の長期に渡る性能の維持を可能に
することができる。
【0092】従来では、湿度センサ23が過度に直流電
圧を印加すると性能が劣化するということから、1回測
定終了ごとに湿度センサ23の劣化を緩和させる非測定
時間を一定時間設定して再度湿度測定を実施していた
が、前回測定時間が湿度センサ23が高抵抗化し例えば
100mS以上の時間であったとすると、該緩和時間は
10秒以上設定しないと湿度センサ23は初期の性能に
復帰しないという本発明者の実験よって、環境測定回数
を重ねるごとに湿度センサ23が劣化し、環境測定装置
自体の長期に渡る性能の維持が不可能であった。しかし
ながら、本実施例では、1回湿度測定終了後の湿度セン
サ緩和時間を前回測定時間の長短によって可変設定する
ことによって、環境測定回数を重ねても湿度センサ23
は劣化することなく、環境測定装置自体の長期に渡る性
能の維持が可能となる。
【0093】図13は本発明の第6実施例を示す回路構
成図である。本実施例は、湿度センサ23が低抵抗値と
なる環境状態(湿度)を測定する時に、コンデンサの充
電時間を計測する計測手段であるカウント手段に予めオ
フセット計測値を与えて補正するようにしたものであ
り、図14にその測定動作を示す。また図15に図13
のコンパレータ17の+側入力端子の電圧波形を示す。
【0094】図14のフローチャートにおいて、ステッ
プS401〜S411の処理は図6のステップS101
〜S111の処理と同様であり、ここでは本実施例の特
徴となる補正動作について述べる。
【0095】高湿度条件(湿度センサ23が低抵抗化す
る環境条件)では、アナログスイッチ2がオンとなって
容量C1を湿度センサ23で充電させる状態となってい
る。
【0096】まず、アナログスイッチ2,3をオンさせ
て容量C1を放電させ、コンパレータ17の+入力端子
をGND電位にする。そして、アナログスイッチ3をオ
フ、アナログスイッチ61,4をオンにし、基準抵抗2
9を介して容量C1を充電し、そこからコンパレータ1
7の出力が反転するまでの時間をカウント手段19で計
測する。そして、その充電時間と理論値の時間とを比較
し、D/A変換器55のデジタルデータを補正する(S
412,S418)。
【0097】その後、アナログスイッチ4,61をオ
フ、信号線32,62を“L”にして、湿度センサ23
を通して容量C1を充電し、その充電時間を計測する
(S413〜S415)。この測定開始直前には、湿度
センサ23とアナログスイッチ2のオン抵抗の抵抗分割
によってコンパレータ17の+入力端子の電位が図15
に示すように若干上昇する。
【0098】そこで、このコンパレータ17の+入力端
子のオフセット電位を解消するために、上記手段により
充電時間を計測した後、その値に応じたカウント手段1
9のオフセット計測値を制御手段20で求め、ダウンカ
ウンタ80に設定する(S416)。そして、カウント
手段19,ダウンカウンタ80を同時にスタートさせ
(S417)、ダウンカウンタ80から制御手段20に
カウント終了信号が出力されると、制御手段20はカウ
ント手段19にカウント停止信号を与え、これによりカ
ウント手段19にオフセット計測値を与えることが可能
となる。
【0099】よって、再度湿度測定時の補正が可能とな
る。次に、前述の制御手段20で求められるオフセット
計測値の計算方法について述べる。
【0100】基準電源21をVin、容量C1の両端電
圧をVc、コンパレータ17の+入力端子に入力される
電圧をVout、湿度センサ23の抵抗値をR、アナロ
グスイッチ2のオン抵抗をRz、実測充電時間をt’、
理論充電時間をt、容量C1の容量値をCとすると、 Vc =Vin*(1−e-t'/((R+Rz)C)) Vout =(Vin−Vc )*Rz /(R+Rz )+Vc Vout ={Vin−Vin(1−e-t/(R+Rz)C))}*Rz
/(R+Rz)+Vc よって実測充電時間は、Vout=Vref(コンパレ
ータ17の−入力端子電圧)とすると、次式のように求
められる。
【0101】 t’=C(R+Rz) *1n{(Rz/(R+Rz))*(Vin/(Vin−Vref))} …… ここで、理論充電時間tは t=CR1n(Vin/(Vin−Vref) …… Vin/(Vin−Vref)=Yとすると t−t’=C(Rin((R+Rz)/R)−YRz1n(R/(R+Rz))) …… 上記式は、高湿度条件で湿度センサ23が4KΩ〜1
0KΩの範囲では直線近似が可能であることを示してい
る。
【0102】 よって、t’=f(R) −−−−−> R=g(t’) (f,gはある1次関数) また、式は、湿度センサ23が4KΩ〜10KΩの範
囲では直線近似が可能であることを示しているので、 t−t’(オフセット計測値)=f(g(t’)) となり、オフセット計測値をt’の1次関数として表現
できる。
【0103】また、図16は本発明の第7実施例による
測定動作を示すフローチャートである。なお、この場合
の回路構成は図5と同じであるので省略する。また、図
16のフローチャートにおけるステップS501〜S5
16の処理は、図14のステップS401〜S416の
処理と同じであり、ステップS517の処理はステップ
S418の処理と同じである。
【0104】本実施例の特徴としては、前述のカウント
手段19に予めオフセット計測値を与える代りに、D/
A変換器55のデジタルデータに予めオフセット電圧を
与えて、測定開始直前に発生する湿度センサ23とアナ
ログスイッチ2のオン抵抗の抵抗分割によってコンパレ
ータ17の+入力端子の電位が若干上昇する現象を解消
しようとするものである。
【0105】前述の,式より、 Vref =Vin(1−e-t/CR ) …… Vrer'=Vin(1−e-t/C(R+Rz)+Rz /(R+Rz)e-t/C(R+Rz)) また、,式よりD/A変換器55のデジタルデータ
に与えるオフセット電圧(Vref’−Vref)は Vref'−Vref ≒Rz /(R+Rz)*Vin*e-t/C(R+Rz) …… 上記式は湿度センサ23が4KΩ〜10KΩの範囲で
は直線近似が可能であることを示している。
【0106】さらに、上述の第6実施例より、R=g
(t’) Vref'−Vref (オフセット電圧)=q(g(t’))
(qはある1次関数) となり、D/A変換器55のオフセット電圧t’の1次
関数として表現できる。
【0107】また、図17は本発明の第8実施例による
測定動作を示すフローチャートである。このフローチャ
ートにおいて、各ステップS601〜S608の処理は
図6のステップS101〜S108の処理と同じであ
り、また、ステップS611〜S613はステップS1
09〜S111、ステップS614,S615はステッ
プS112,S113、ステップS616,S617は
ステップS114,S115とそれぞれ対応している。
【0108】本実施例の特徴としては、前述のカウント
手段19に予めオフセット計測値を与える方法や、D/
A変換器55のデジタルデータに予めオフセット電圧を
与えるといった補正方法の代りに、実測充電時間にCP
U等の制御手段20において補正充電時間を演算して加
え、測定開始直前に発生する湿度センサ23とアナログ
スイッチ2のオン抵抗の抵抗分割によってコンパレータ
17の+入力端子の電位が若干上昇する現象を解消しよ
うとするものである(S609,S610)。
【0109】上記補正充電時間は、前述の式より、V
in/(Vin−Vref)=Yとすると t−t’=C(R1n((R+Rz)/R)−YRz1n
(R/(R+Rz))) である。
【0110】従来では、前述のように湿度センサ23が
低抵抗化する環境条件(高湿度域)においては、コンパ
レータ17のプラス信号入力端子の電位が測定開始後す
ぐに充電容量に接続されるアナログスイッチのオン抵抗
と湿度センサ23との抵抗分割により若干上がるので、
カウント手段19で計測した容量の充電時間が理論値よ
り短いものとなってしまい、結果として検知出力が実際
の相対湿度よりも高い相対湿度に対応したものとなり、
装置自身の精度の面で問題点が存在していた。
【0111】しかし、上述の実施例では、湿度センサ2
3が低抵抗化する条件(高湿度域)においては、初回に
計測した時間に補正を施すため次回測定する前にダウン
カウンタ等の別のカウント手段に該初回計測時間に応じ
た値を設定し、二つのカウント手段を同時にスタートさ
せることによって、ダウンカウンタに設定したオフセッ
ト計測時間を与えている。また、装置のコストダウンを
計る目的として、カウント手段にオフセット計測時間を
与える代りにコンパレータのマイナス信号入力端子に与
えられる基準電圧に初回計測時間に応じたオフセット電
圧を与えている。さらに、環境測定時間の短縮を計る目
的として、初回計測時間に対して中央演算処理装置等の
制御手段で所定の演算によって求められる補正時間を与
えることによって、コンパレータのプラス信号入力端子
電位のオフセットを解消することが可能となる。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
環境の測定可能範囲が広くなり、コストダウンが可能
で、高性能,高精度が得られるという効果がある。
【0113】また、浮遊容量の影響を軽減させることが
でき、長期にわたる性能の維持が可能となり、オフセッ
トも解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の回路構成図
【図2】 図1の回路の各部の波形を示す図
【図3】 図1の回路の各部の波形を示す図
【図4】 図1のCPU120の制御フローチャート
【図5】 本発明の第2実施例の回路構成図
【図6】 第2実施例の測定動作を示すフローチャート
【図7】 本発明の第3実施例の回路構成図
【図8】 図7の湿度センサに印加されるパルス波形図
【図9】 第3実施例の測定動作を示すフローチャート
【図10】 本発明の第4実施例の回路構成図
【図11】 本発明の第5実施例の回路構成図
【図12】 第5実施例の測定動作を示すフローチャー
【図13】 本発明の第6実施例の回路構成図
【図14】 第6実施例の測定動作を示すフローチャー
【図15】 図13のコンパレータの+側入力端子の電
圧波形図
【図16】 第7実施例の測定動作を示すフローチャー
【図17】 第8実施例の測定動作を示すフローチャー
【図18】 従来例の回路構成図
【図19】 他の従来例の回路構成図
【図20】 図19の回路の動作を示すフローチャート
【図21】 他の従来例の回路構成図
【符号の説明】
12,68,39 コンデンサ 17 コンパレータ 18 演算手段 19 カウント手段 20 制御手段 21,22 基準電源 23 湿度センサ(検知素子) 29,30,72 基準抵抗 80 ダウンカウンタ 103 サーミスタ(検知素子) 104 湿度センサ(検知素子) 110,111 発振回路 112 切換スイッチ(切換手段) 113 検知手段 114,115 コンデンサ 116,117 抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 21/00 530

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環境の変化に応じて抵抗値が変化する素
    子と、前記素子に接続された抵抗と、前記素子と前記抵
    抗の両端に所定周波数の矩形波を供給する矩形波発生手
    段と、前記素子と前記抵抗の間の電圧を検出することに
    より環境のレベルを測定する測定手段とを有し、前記矩
    形波発生手段は、第1の周波数の矩形波及び前記第1の
    周波数よりも低い周波数の第2の周波数の矩形波を選択
    的に供給することを特徴とする環境測定装置。
  2. 【請求項2】 前記矩形波発生手段は、前記素子が高抵
    抗値の場合に前記第2の周波数の矩形波を供給すること
    を特徴とする請求項1記載の環境測定装置。
  3. 【請求項3】 前記矩形波発生手段は、前記素子及び前
    記抵抗を含む回路の浮遊容量が影響する場合に前記第2
    の周波数の矩形波を供給することを特徴とする請求項1
    記載の環境測定装置。
  4. 【請求項4】 前記素子は、湿度の変化に応じて抵抗値
    が変化することを特徴とする請求項1記載の環境測定装
    置。
  5. 【請求項5】 前記矩形波発生手段は、前記第1の周波
    数の矩形波を発生する手段と前記第2の周波数の矩形波
    を発生する手段を含むことを特徴とする請求項1記載の
    環境測定装置。
  6. 【請求項6】 前記抵抗は、前記素子が低い抵抗値の場
    合に低い抵抗値となり、前記素子が高い抵抗値の場合に
    高い抵抗値となることを特徴とする請求項1記載の環境
    測定装置。
  7. 【請求項7】 前記抵抗は、低い抵抗値の抵抗と高い抵
    抗値の抵抗を含むことを特徴とする請求項6記載の環境
    測定装置。
  8. 【請求項8】 前記測定手段の測定結果に応じて画像形
    成装置を制御する制御手段を有することを特徴とする請
    求項1記載の環境測定装置。
  9. 【請求項9】 環境によって抵抗値が変化する検知素子
    と、この検知素子と直列に接続されるコンデンサと、こ
    のコンデンサを前記検知素子を通して充電した時の出力
    から該検知素子の抵抗値に応じた環境状態の検知信号を
    得る検知手段とを備え、環境状態の測定範囲を少なくと
    も3分割し、各範囲に対してそれぞれ前記検知素子と直
    列に接続されるコンデンサの容量補正を行うための基準
    抵抗を設け、且つその基準抵抗のうち少なくとも二つの
    基準抵抗を共用としたことを特徴とする環境測定装置。
  10. 【請求項10】 環境によって抵抗値が変化する検知素
    子と、この検知素子に抵抗を通して発振出力を印加する
    発振回路と、前記検知素子と直列に接続されるコンデン
    サと、このコンデンサを前記検知素子を通して充電した
    時の出力から該検知素子の抵抗値に応じた環境状態の検
    知信号を得る検知手段と、前記検知素子の抵抗値に応じ
    て該検知素子に印加する前記発振出力の周波数及び前記
    抵抗の値を切換える切換手段とを備えたことを特徴とす
    る環境測定装置。
  11. 【請求項11】 環境によって抵抗値が変化する検知素
    子と、この検知素子と直列に接続されるコンデンサと、
    このコンデンサを前記検知素子を通して充電した時の出
    力から該検知素子の抵抗値に応じた環境状態の検知信号
    を得る検知手段とを備え、環境状態の測定範囲を少なく
    とも3分割し、各範囲に対してそれぞれ前記検知素子と
    直列に接続されるコンデンサを設けたことを特徴とする
    環境測定装置。
  12. 【請求項12】 検知素子が高抵抗値となる環境状態を
    測定する際に使用されるコンデンサは該検知素子に常に
    直列に接続されていることを特徴とする請求項11記載
    の環境測定装置。
  13. 【請求項13】 環境によって抵抗値が変化する検知素
    子と、この検知素子と直列に接続されるコンデンサと、
    このコンデンサを前記検知素子を通して充電した時の充
    電時間を計測して該検知素子の抵抗値に応じた環境状態
    の検知信号を得る検知手段とを備え、前記コンデンサの
    充電時間に応じて次回測定までの繰返し測定のインター
    バル時間を可変させることを特徴とする環境測定装置。
  14. 【請求項14】 環境によって抵抗値が変化する検知素
    子と、この検知素子と直列に接続されるコンデンサと、
    このコンデンサを前記検知素子を通して充電した時の充
    電時間を計測して該検知素子の抵抗値に応じた環境状態
    の検知信号を得る検知手段とを備え、環境状態の測定範
    囲を少なくとも3分割し、各範囲に対してそれぞれ前記
    検知素子と接続されるコンデンサを設け、該検知素子が
    低抵抗値となる環境状態を測定する時に前記コンデンサ
    の充電時間を計測する計測手段に予めオフセット計測値
    を与えて補正することを特徴とする環境測定装置。
  15. 【請求項15】 環境によって抵抗値が変化する検知素
    子と、この検知素子と直列に接続されるコンデンサと、
    このコンデンサを前記検知素子を通して設定電圧になる
    まで充電した時の充電時間を計測して該検知素子の抵抗
    値に応じた環境状態の検知信号を得る検知手段とを備
    え、環境状態の測定範囲を少なくとも3分割し、各範囲
    に対してそれぞれ前記検知素子と接続されるコンデンサ
    を設け、該検知素子が低抵抗値となる環境状態を測定す
    る時に前記コンデンサの設定電圧に予めオフセット電圧
    を与えて補正することを特徴とする環境測定装置。
  16. 【請求項16】 環境によって抵抗値が変化する検知素
    子と、この検知素子と直列に接続されるコンデンサと、
    このコンデンサを前記検知素子を通して充電した時の充
    電時間を計測して該検知素子の抵抗値に応じた環境状態
    の検知信号を得る検知手段とを備え、環境状態の測定範
    囲を少なくとも3分割し、各範囲に対してそれぞれ前記
    検知素子と接続されるコンデンサを設け、該検知素子が
    低抵抗値となる環境状態を測定する時に前記コンデンサ
    の充電時間の計測値に所定の補正値を与える制御手段を
    備えたことを特徴とする環境測定装置。
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