JPH07310894A - ディスク式スチ―ムトラップ - Google Patents
ディスク式スチ―ムトラップInfo
- Publication number
- JPH07310894A JPH07310894A JP12433994A JP12433994A JPH07310894A JP H07310894 A JPH07310894 A JP H07310894A JP 12433994 A JP12433994 A JP 12433994A JP 12433994 A JP12433994 A JP 12433994A JP H07310894 A JPH07310894 A JP H07310894A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- condensed water
- outlet
- annular groove
- valve disc
- pressure chamber
- Prior art date
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- Details Of Valves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 多量の復水を排出できる多量用のディスク式
スチ―ムトラップを提供する。 【構成】 入口４と出口５を有する本体１に蓋体２を固
着して内部に変圧室３を形成する。変圧室の中心に開口
する噴出孔６を設けて入口と変圧室を連通する。噴出孔
の外周囲に開口する環状溝８を設けて、噴出孔と環状溝
の間に内輪弁座９を、環状溝の外周囲に外輪弁座１０を
形成し、環状溝の終端を直接出口に連通する。内輪弁座
と外輪弁座からなる弁座面に対して離着座する円板状の
弁ディスク１１を変圧室に配置する。弁ディスクの弁座
側面中央に凸所１２を設ける。
スチ―ムトラップを提供する。 【構成】 入口４と出口５を有する本体１に蓋体２を固
着して内部に変圧室３を形成する。変圧室の中心に開口
する噴出孔６を設けて入口と変圧室を連通する。噴出孔
の外周囲に開口する環状溝８を設けて、噴出孔と環状溝
の間に内輪弁座９を、環状溝の外周囲に外輪弁座１０を
形成し、環状溝の終端を直接出口に連通する。内輪弁座
と外輪弁座からなる弁座面に対して離着座する円板状の
弁ディスク１１を変圧室に配置する。弁ディスクの弁座
側面中央に凸所１２を設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、変圧室すなわち熱力学
的蒸気室の圧力変化に応じて開閉動作を行う弁ディスク
を用いて、各種蒸気使用機器や蒸気配管で発生する復水
を自動的に排出するディスク式スチ―ムトラップに関
し、特に多量の復水を排出できる多量用のディスク式ス
チ―ムトラップ関する。
的蒸気室の圧力変化に応じて開閉動作を行う弁ディスク
を用いて、各種蒸気使用機器や蒸気配管で発生する復水
を自動的に排出するディスク式スチ―ムトラップに関
し、特に多量の復水を排出できる多量用のディスク式ス
チ―ムトラップ関する。
【０００２】
【従来の技術】ディスク式スチ―ムトラップの基本的構
成は、入口と出口を有する本体に蓋体を固着して内部に
変圧室を形成し、変圧室の中心に開口する噴出孔を設け
て入口と変圧室を連通せしめ、噴出孔の外周囲に開口す
る環状溝を設けて、噴出孔と環状溝の間に内輪弁座を、
環状溝の外周囲に外輪弁座を形成し、環状溝から単一の
排出孔を設けて変圧室を環状溝と排出孔を通して出口に
連通せしめ、内輪弁座と外輪弁座からなる弁座面に対し
て離着座する平坦円板状の弁ディスクを変圧室に配置し
たものであり、弁ディスクが変圧室すなわち熱力学的蒸
気室の圧力変化に応じて自力的に弁座面に離着座して復
水を自動的に排出するものである。
成は、入口と出口を有する本体に蓋体を固着して内部に
変圧室を形成し、変圧室の中心に開口する噴出孔を設け
て入口と変圧室を連通せしめ、噴出孔の外周囲に開口す
る環状溝を設けて、噴出孔と環状溝の間に内輪弁座を、
環状溝の外周囲に外輪弁座を形成し、環状溝から単一の
排出孔を設けて変圧室を環状溝と排出孔を通して出口に
連通せしめ、内輪弁座と外輪弁座からなる弁座面に対し
て離着座する平坦円板状の弁ディスクを変圧室に配置し
たものであり、弁ディスクが変圧室すなわち熱力学的蒸
気室の圧力変化に応じて自力的に弁座面に離着座して復
水を自動的に排出するものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のディスク式
スチ―ムトラップは、環状溝と出口が環状溝の通路断面
積よりも小さな排出孔を介して連通しているために、流
路が絞られて排出能力が小さく、多量の復水排出には適
さない問題点があった。従って本発明の技術的課題は、
多量の復水を排出できる多量用のディスク式スチ―ムト
ラップを提供することである。
スチ―ムトラップは、環状溝と出口が環状溝の通路断面
積よりも小さな排出孔を介して連通しているために、流
路が絞られて排出能力が小さく、多量の復水排出には適
さない問題点があった。従って本発明の技術的課題は、
多量の復水を排出できる多量用のディスク式スチ―ムト
ラップを提供することである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために講じた本発明の技術的手段は、入口と出口を
有する本体に蓋体を固着して内部に変圧室を形成し、変
圧室の中心に開口する噴出孔を設けて入口と変圧室を連
通せしめ、噴出孔の外周囲に開口する環状溝を設けて、
噴出孔と環状溝の間に内輪弁座を、環状溝の外周囲に外
輪弁座を形成し、内輪弁座と外輪弁座からなる弁座面に
対して離着座する円板状の弁ディスクを変圧室に配置し
たものにおいて、環状溝の終端を直接出口に連通せしめ
ると共に、弁ディスクの弁座側面中央に凸所を設けたこ
とを特徴とするものである。
するために講じた本発明の技術的手段は、入口と出口を
有する本体に蓋体を固着して内部に変圧室を形成し、変
圧室の中心に開口する噴出孔を設けて入口と変圧室を連
通せしめ、噴出孔の外周囲に開口する環状溝を設けて、
噴出孔と環状溝の間に内輪弁座を、環状溝の外周囲に外
輪弁座を形成し、内輪弁座と外輪弁座からなる弁座面に
対して離着座する円板状の弁ディスクを変圧室に配置し
たものにおいて、環状溝の終端を直接出口に連通せしめ
ると共に、弁ディスクの弁座側面中央に凸所を設けたこ
とを特徴とするものである。
【０００５】
【作用】上記の技術的手段の作用は下記の通りである。
環状溝の終端を直接出口に連通せしめたことにより、環
状溝から出口に連なる流路を絞ることがない。これによ
って噴出孔から流出する復水は環状溝から出口へ滑かに
流下でき、排出容量が大きくなる。ここで、噴出孔から
流出する復水が出口へ滑かに流下すると、変圧室の圧力
上昇に支障を来たす危険があるが、弁ディスクの弁座側
面中央に凸所を設けたことにより、噴出孔から流出する
復水の一部が、弁ディスクの弁座側面中央に設けた凸所
の周面に沿って、その外側の弁ディスク下面から側面へ
流れやすくなり、従って、従来と同様に変圧室の圧力変
化は良好に行なわれることとなる。
環状溝の終端を直接出口に連通せしめたことにより、環
状溝から出口に連なる流路を絞ることがない。これによ
って噴出孔から流出する復水は環状溝から出口へ滑かに
流下でき、排出容量が大きくなる。ここで、噴出孔から
流出する復水が出口へ滑かに流下すると、変圧室の圧力
上昇に支障を来たす危険があるが、弁ディスクの弁座側
面中央に凸所を設けたことにより、噴出孔から流出する
復水の一部が、弁ディスクの弁座側面中央に設けた凸所
の周面に沿って、その外側の弁ディスク下面から側面へ
流れやすくなり、従って、従来と同様に変圧室の圧力変
化は良好に行なわれることとなる。
【０００６】
【実施例】上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説
明する（図１参照）。本体１に蓋体２をねじ結合して内
部に変圧室３を形成する。本体１に入口４と出口５をほ
ぼ同一軸上に形成する。本体１に変圧室３の中心に開口
する噴出孔６を開け、噴出孔６を介して入口４と変圧室
３を連通せしめる。入口４と噴出孔６の間の流路にはス
クリ―ン７を配置する。噴出孔６の外周囲に環状溝８を
設けて、噴出孔６と環状溝８の間に環状の内輪弁座９を
形成し、環状溝８の外周囲に環状の外輪弁座１０を形成
する。内輪弁座９と外輪弁座１０は同心円状で同一平面
に形成する。環状溝８の終端を直接出口５に連結し、環
状溝８のみを介して変圧室３と出口５を連通せしめる。
内輪弁座９と外輪弁座１０の上面の弁座面に離着座して
開閉弁を行う円板状の弁ディスク１１を変圧室３内に自
由状態で配置する。弁ディスク１１の弁座側面中央にほ
ぼ半球状の凸所１２を設ける。
明する（図１参照）。本体１に蓋体２をねじ結合して内
部に変圧室３を形成する。本体１に入口４と出口５をほ
ぼ同一軸上に形成する。本体１に変圧室３の中心に開口
する噴出孔６を開け、噴出孔６を介して入口４と変圧室
３を連通せしめる。入口４と噴出孔６の間の流路にはス
クリ―ン７を配置する。噴出孔６の外周囲に環状溝８を
設けて、噴出孔６と環状溝８の間に環状の内輪弁座９を
形成し、環状溝８の外周囲に環状の外輪弁座１０を形成
する。内輪弁座９と外輪弁座１０は同心円状で同一平面
に形成する。環状溝８の終端を直接出口５に連結し、環
状溝８のみを介して変圧室３と出口５を連通せしめる。
内輪弁座９と外輪弁座１０の上面の弁座面に離着座して
開閉弁を行う円板状の弁ディスク１１を変圧室３内に自
由状態で配置する。弁ディスク１１の弁座側面中央にほ
ぼ半球状の凸所１２を設ける。
【０００７】次に作用を説明する。変圧室３内に蒸気が
滞留していない場合、噴出孔６を介して弁ディスク１１
に作用する入口４側の流体圧力により、弁ディスク１１
は内外輪弁座９，１０から離座して低温復水を環状溝８
を介して出口５へ排出する。ここで、環状溝８の終端が
直接出口５に連通し流路が絞られていないので、多量の
復水が素早く排出される。弁ディスク１１の下面中央に
凸所１２を設け、復水の一部が凸所の周面に沿って、弁
ディスク１１の下面から側面へ流れやすくしているの
で、入口４から高温の復水が流入し始めると、高温復水
の一部が素早く変圧室３に流れただちに再蒸発して充満
する。また高温復水は弁ディスク１１の下面を高速で流
下するので、弁ディスク１１下面が静圧低下を来たし、
これによって、弁ディスク１１は内外輪弁座９，１０に
着座する。変圧室３内の蒸気が放熱等により凝縮し圧力
が低下してくると、弁ディスク１１は開弁する。
滞留していない場合、噴出孔６を介して弁ディスク１１
に作用する入口４側の流体圧力により、弁ディスク１１
は内外輪弁座９，１０から離座して低温復水を環状溝８
を介して出口５へ排出する。ここで、環状溝８の終端が
直接出口５に連通し流路が絞られていないので、多量の
復水が素早く排出される。弁ディスク１１の下面中央に
凸所１２を設け、復水の一部が凸所の周面に沿って、弁
ディスク１１の下面から側面へ流れやすくしているの
で、入口４から高温の復水が流入し始めると、高温復水
の一部が素早く変圧室３に流れただちに再蒸発して充満
する。また高温復水は弁ディスク１１の下面を高速で流
下するので、弁ディスク１１下面が静圧低下を来たし、
これによって、弁ディスク１１は内外輪弁座９，１０に
着座する。変圧室３内の蒸気が放熱等により凝縮し圧力
が低下してくると、弁ディスク１１は開弁する。
【０００８】
【発明の効果】上記のように本発明によれば、復水が絞
られることなく滑かに出口へ流下できるので、復水が多
量に発生する箇所に用いても、復水を滞留させずに素早
く排出できる。従って、蒸気使用装置を破損させたり、
ウォ―タハンマを発生させる危険がない。
られることなく滑かに出口へ流下できるので、復水が多
量に発生する箇所に用いても、復水を滞留させずに素早
く排出できる。従って、蒸気使用装置を破損させたり、
ウォ―タハンマを発生させる危険がない。
【図１】本発明のディスク式スチ―ムトラップの実施例
の断面図である。
の断面図である。
１ 本体 ２ 蓋体 ３ 変圧室 ４ 入口 ５ 出口 ６ 噴出孔 ８ 環状溝 ９ 内輪弁座 １０ 外輪弁座 １１ 弁ディスク １２ 凸所
Claims (1)
- 【請求項１】 入口と出口を有する本体に蓋体を固着し
て内部に変圧室を形成し、変圧室の中心に開口する噴出
孔を設けて入口と変圧室を連通せしめ、噴出孔の外周囲
に開口する環状溝を設けて、噴出孔と環状溝の間に内輪
弁座を、環状溝の外周囲に外輪弁座を形成し、内輪弁座
と外輪弁座からなる弁座面に対して離着座する円板状の
弁ディスクを変圧室に配置したものにおいて、環状溝の
終端を直接出口に連通せしめると共に、弁ディスクの弁
座側面中央に凸所を設けたことを特徴とするディスク式
スチ―ムトラップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12433994A JP3423779B2 (ja) | 1994-05-14 | 1994-05-14 | ディスク式スチ―ムトラップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12433994A JP3423779B2 (ja) | 1994-05-14 | 1994-05-14 | ディスク式スチ―ムトラップ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07310894A true JPH07310894A (ja) | 1995-11-28 |
| JP3423779B2 JP3423779B2 (ja) | 2003-07-07 |
Family
ID=14882912
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12433994A Expired - Fee Related JP3423779B2 (ja) | 1994-05-14 | 1994-05-14 | ディスク式スチ―ムトラップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3423779B2 (ja) |
-
1994
- 1994-05-14 JP JP12433994A patent/JP3423779B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3423779B2 (ja) | 2003-07-07 |
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