JPH07310567A - 自動車用内燃機関の燃料遮断制御装置 - Google Patents

自動車用内燃機関の燃料遮断制御装置

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JPH07310567A
JPH07310567A JP10276594A JP10276594A JPH07310567A JP H07310567 A JPH07310567 A JP H07310567A JP 10276594 A JP10276594 A JP 10276594A JP 10276594 A JP10276594 A JP 10276594A JP H07310567 A JPH07310567 A JP H07310567A
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JP
Japan
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fuel
fuel cutoff
turning
vehicle
internal combustion
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JP10276594A
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English (en)
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Shinsuke Higashikura
伸介 東倉
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Nissan Motor Co Ltd
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  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車用内燃機関の燃料遮断制御を行う際
に、旋回走行中に運転者の意図に沿わないタイミングで
車両に急な挙動変化が発生しないようにする。 【構成】 フューエルカット式エンジン4は、エンジン
コントローラ1により燃料遮断条件を満足する減速時に
燃料遮断が行われる。基本的にはこの燃料遮断は、燃料
遮断条件が満足された後、エンジンコントローラ1によ
り設定されたディレィ時間後に行われる。各種運転状態
が燃料遮断条件を満足しているか否かを、センサ群から
の信号に基づいてエンジンコントローラ1によって判断
する。燃料遮断条件が満足されると、車両が旋回走行中
であるか否かを左車輪速センサ2及び3の信号に基づい
てエンジンコントローラ1により判断する。旋回走行中
であると判断された場合、エンジンコントローラ1によ
りフューエルカット式エンジン4の燃料遮断のディレィ
を禁止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車用内燃機関の減速
時における燃料制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車用内燃機関の燃料遮断制御
装置では、減速時の燃費の向上を目的として減速時に燃
料遮断を行うものがある。このような燃料遮断は、内燃
機関の運転状態に応じて条件判定を行い、スロットル全
閉などの所定の条件を満足するときに実行される。とこ
ろで燃料遮断状態に移行する際は、車両に対する駆動ト
ルクの急変が生じ、乗員に対して不快なショックを与え
る場合がある。そして、スロットル全閉と同時に燃料遮
断状態になると駆動トルクの変化量も大きくなり、した
がってショックも更に大きくなる。
【0003】このようなショックを低減するために例え
ば特開昭57-32023号公報では、燃料を遮断する所定の条
件が満足されてから実際に燃料遮断を実行するまでにデ
ィレィ時間を設定し、減速時の駆動トルクの変化を大き
く二度に分け、乗員に対するショックを低減する方法を
提案している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の燃
料制御では、燃料遮断のディレィ時間の選定に対して旋
回走行中の状態は考慮されていない。このために例えば
後述する図4及び図6に示すように、運転者が転舵角θ
1 を与えた旋回走行中にアクセルを戻し、スロットル開
度THが瞬時t1 に全閉となることにより、燃料を遮断
する所定の条件が満たされると一点鎖線により示す燃料
噴射量の経時変化から明らかなように、運転者のアクセ
ル戻し操作タイミングt1 より遅れて所定のディレィ時
間が経過した瞬時t2 に燃料遮断が実行される。したが
って車両に発生する減速力は一点鎖線で示す駆動トルク
の経時変化から明らかなように、燃料遮断と同時に大き
くなる。その結果旋回走行中に車両に発生するヨーレー
トが一点鎖線で示すように運転者のアクセル釈放タイミ
ングt1 に遅れた瞬時t2 に急激に大きくなり、いわゆ
るタックインが発生する。このために旋回走行中に運転
者の意図に沿わないタイミングで車両に急な挙動変化が
発生し、運転者及び乗員に対して違和感を与える。その
理由は、アクセルオフ直後の車両の挙動変化は運転者の
アクセル動作に直結しているために運転者がその挙動変
化を十分に予測できるが、上記のようなタックインを運
転者が予測するのは困難だからである。
【0005】本発明の目的は、旋回走行中に運転者の意
図に沿わないタイミングで車両に急な挙動変化すなわち
タックインが発生するおそれの少ない自動車用内燃機関
の燃料遮断制御装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的のために第1発
明の燃料遮断制御装置は、図1(a)に概念を示すよう
に、内燃機関の各種運転状態に応じた燃料遮断条件の判
定を行い、燃料遮断条件を満足する減速時に燃料遮断を
行う燃料遮断制御手段と、前記所定の条件を満足した後
実際に燃料遮断を行うまでの遅延時間を設定するディレ
ィ手段とを具える自動車用内燃機関の燃料遮断制御装置
において、車両が旋回走行中であることを検出する旋回
走行検出手段と、この旋回走行検出手段によって車両が
旋回走行中であることが検出された場合に前記ディレィ
手段による遅延時間の設定を禁止するディレィ制御禁止
手段とを具えることを特徴とするものである。
【0007】また、第2発明の燃料遮断制御装置は、図
1(b)に概念を示すように、内燃機関の各種運転状態
に応じた燃料遮断条件の判定を行い、燃料遮断条件を満
足する減速時に燃料遮断を行う燃料遮断制御手段と、前
記燃料遮断条件を満足した後実際に燃料遮断を行うまで
の遅延時間を設定するディレィ手段とを具える自動車用
内燃機関の燃料遮断制御装置において、車両が旋回走行
中であることを検出する旋回走行検出手段と、この旋回
走行検出手段によって車両が旋回走行中であることが検
出された場合に燃料遮断を禁止する燃料遮断制御禁止手
段とを設けたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】第1発明による自動車用内燃機関の燃料遮断制
御装置においては、燃料遮断制御手段が内燃機関の各種
運転状態に応じた条件の判定を行い、燃料遮断条件を満
足する減速時に内燃機関への燃料を遮断する。そして基
本的にはこの燃料遮断は、燃料遮断条件が満足された後
ディレィ手段により設定されたディレィ時間後に行う。
【0009】ところで車両が旋回走行中であると旋回走
行検出手段によって検出された場合、ディレィ制御禁止
手段は、上記ディレィ手段によるディレィ時間の設定を
禁止する。したがって旋回走行中にはディレィ手段によ
るディレィ時間の設定がないことから、運転者のアクセ
ル戻し操作タイミングに調時して燃料遮断が実行される
こととなる。その結果、旋回走行中の燃料遮断を伴う前
記したタックインが運転者のアクセル操作に連動して発
生することとなり、このタックインが運転者のアクセル
操作より遅れて発生するといった従来装置の問題を解消
することができる。
【0010】第2発明による自動車用内燃機関の燃料制
御遮断装置においては、燃料遮断制御手段が内燃機関の
各種運転状態に応じた条件の判定を行い、燃料遮断条件
を満足する減速時に内燃機関への燃料を遮断する。そし
て基本的にはこの燃料遮断は、燃料遮断条件が満足され
た後ディレィ手段により設定されたディレィ時間後に行
う。
【0011】ところで車両が旋回走行中であると旋回走
行検出手段によって検出された場合、燃料遮断制御禁止
手段は上記燃料遮断制御手段による燃料遮断を禁止す
る。したがって旋回走行中には燃料遮断制御手段による
燃料遮断がないことから前記したタックインが発生する
ことがなく、このタックインが運転者のアクセル操作よ
り遅れて発生するといった従来装置の問題を解消するこ
とができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。図2は、内燃機関制御系統の概略構成図であ
る。図2に示す内燃機関制御系統はエンジンコントロー
ラ1を具え、このエンジンコントローラ1は例えば横加
速度センサ(図示せず)、転舵角センサ(図示せず)、
左右輪の回転周速の差から旋回を判断する左及び右車輪
速センサ2及び3等の信号から車両の旋回を判断する。
また、この内燃制御系統はエンジンコントローラ1の他
に、フューエルカット式エンジン4と、ロックアップ式
自動変速機5とを具える。
【0013】エンジン4は、アクセルペダル6の踏み込
みにより開度を増大させるスロットルバルブ(図示せ
ず)を具え、その開度及びエンジン回転数に応じた量の
空気をエアクリーナ7を経て吸い込む。エンジン4は気
筒ごとに設けた燃料噴射弁8及び点火装置9も具え、こ
れら燃料噴射弁8及び点火装置9をエンジンコントロー
ラ1によって制御する。これら燃料噴射弁8及び点火装
置9を制御するためにエンジンコントローラ1には、エ
ンジン吸気量Qを検出する吸入空気量センサ10からの
信号、アクセルペダル6の釈放時にオンされるアイドル
スイッチ11からの信号I及びエンジン回転数を検出す
るエンジン回転数センサ12からの信号Nを入力する。
【0014】エンジンコントローラ1は、これらの入力
情報を基にエンジン4の運転に調時して、燃料噴射弁8
から所定気筒に所定量の燃料を噴射したり、惰性走行中
にこの燃料供給を遮断する燃料遮断を行い、合わせてエ
ンジンコントローラ1は上記入力情報を基にエンジン4
の運転に調時して、点火装置9を介して所定の気筒の点
火栓を所定のタイミングで点火させる。このようにして
エンジン4は所定通りに運転され、また後述する減速走
行中は所定通りに燃料遮断される。
【0015】エンジン4からの回転動力はトルクコンバ
ータ13を介して自動変速機5に伝達される。このトル
クコンバータ13を詳細には図示しなかったが、ロック
アップ式とする。すなわち、トルクコンバータ13のト
ルク増大機能やトルク変動吸収機能が不要な運転領域
(ロックアップ領域)でトルクコンバータ13は、入出
力要素が直結されたロックアップ状態にされ、それ以外
でトルクコンバータ13はこのロックアップを解除され
たコンバータ状態にされるものとする。自動変速機5
は、このようなトルクコンバータ13を経て入力された
エンジン動力を選択変速段に対応するギア比変速し、駆
動車輪14に伝達する。
【0016】また本例では、スロットル開度センサ15
からの信号TH及び車速Vを検出する車速センサ16か
らの信号をエンジンコントローラ1に入力する。
【0017】以下、自動車用内燃機関の燃料制御装置の
動作を説明する。図3は、旋回走行中に燃料遮断のディ
レィを禁止する本発明による自動車用燃料機関の燃料遮
断制御装置の制御ルーチンのフローチャートである。こ
のルーチンは例えば10msecごとに実行される。
【0018】まずステップ30において、センサ群から
の信号に基づいて各種運転状態が燃料遮断条件を満足し
ているか否かを上記第1及び2発明の燃料遮断制御手段
により判断する。この判断は例えば特開昭57-32023号公
報に記載されているように、アイドルスイッチ11がオ
フからオンに変化し、かつ、エンジン回転数が予め設定
した設定値na よりも大であることを燃料遮断を行うべ
き減速走行として設定し、エンジンが前記条件を満足し
て運転されているのか否かを判断する。燃料遮断条件が
満足されていない場合、燃料噴射状態であることを後に
判別するためにステップ31においてフラグF/ONに
1をセットし、ステップ32において燃料噴射弁8(図
2)の燃料噴射を実行し、この制御ルーチンを終了す
る。
【0019】ステップ30において燃料遮断条件が満足
されていると判断された場合、ステップ33においてフ
ラグF/ONが1か否かを判断する。フラグF/ONが
1であると判断された場合ステップ34においてフラグ
F/ONに0をセットし、ステップ35において車両が
旋回走行中であるか否かを、上記横加速度センサ、転蛇
角センサ、左右輪の回転周速の差から旋回を判断する左
及び右車輪速センサ2及び3(図2)等の信号に基づい
て上記第1、2及び3発明の旋回走行検出手段により判
断する。旋回走行中であると判断された場合、ステップ
36において上記第1、2及び3発明のディレィ手段へ
のディレィ時間の設定を、上記第1、2及び3発明のデ
ィレィ制御禁止手段によって禁止する。旋回走行中でな
いと判断された場合、ステップ37において上記ディレ
ィ手段に所定のディレィ時間(本例では500mse
c)を設定する。
【0020】ステップ33においてフラグF/ONが1
でないと判断された場合、ステップ36においてディレ
ィ制御が禁止された場合及びステップ37においてディ
レィ時間が設定された場合、ステップ38において上記
ディレィ手段のディレィを開始する。ステップ39にお
いてディレィ手段のディレィ時間がゼロ未満すなわち所
定のディレィ時間が経過したか否かを判断する。ディレ
ィ時間経過中であれば上述したステップ32において燃
料噴射を実行し、この制御ルーチンを終了する。ディレ
ィ時間が経過していれば、ステップ40において上記燃
料遮断制御手段によって燃料遮断を実行し、この制御ル
ーチンを終了する。
【0021】上述したように図3の制御ルーチンによれ
ば、燃料遮断条件が満足される場合に上記旋回走行検出
手段により車両が旋回走行中であることが検出される
と、上記ディレィ制御禁止手段によってディレィ時間の
設定が禁止され、したがって旋回走行中に燃料遮断条件
が満たされる場合にはディレィなしに燃料遮断が実行さ
れる。
【0022】図4は、ディレィ時間を設定する従来の制
御及び図3のフローチャートの制御による転舵角θ1
スロットル開度TH、燃料噴射量、駆動軸トルク及びヨ
ーレートの時間変化を示す。縦軸は転舵角θ1 、スロッ
トル開度TH、燃料噴射量、駆動軸トルク及びヨーレー
トをそれぞれ示し、縦軸は時間を示す。また、実線は図
3のフローチャートによる制御を、一点鎖線はディレィ
時間を設定する従来の制御をそれぞれ示す。図4におい
て、燃料遮断条件は、図5のフローチャートで後述する
ようにスロットル開度THが全閉になることにより満足
される。
【0023】燃料噴射量、駆動軸トルク及びヨーレート
の時間変化から分かるように、図3のフローチャートに
よる制御では燃料遮断条件満足時のみ、すなわち運転者
が意図する瞬時t1 のみに車両の挙動変化が生じてい
る。燃料遮断条件が満足されるアクセルオフ直後の車両
の挙動は、運転者のアクセル操作に連動したものである
ので、運転者は十分にその挙動変化の発生を予測でき、
したがってこの挙動の修正は運転者にとって比較的容易
に行うことができる。
【0024】それに対してディレィ時間を設定する従来
の制御では、運転者がアクセルペダルを戻しスロットル
開度THが全閉になる瞬時t1 から遅れて、すなわち運
転者が意図しない瞬時t2 で車両に急な挙動変化が生じ
ているのが分かる。
【0025】したがって図3のフローチャートによる制
御では、旋回走行中に運転者の意図に沿わない瞬時t2
で車両に急な挙動変化が発生しなくなる。また、燃料噴
射量の時間変化から分かるように、ディレィ時間を設定
する従来の制御に比べて燃料遮断による燃費が向上す
る。
【0026】図5は、旋回走行中に燃料遮断を禁止する
本発明による自動車用燃料機関の燃料遮断制御装置の制
御ルーチンのフローチャートである。このルーチンも例
えば10msecごとに実行される。
【0027】この制御ルーチンは、ステップ35におい
て旋回走行中か否かを検出し、旋回走行中であると判断
された場合ステップ31においてフラグF/ONに1を
セットし、ステップ32において燃料噴射を実行してこ
の制御ルーチンを終了する。したがって、車両が旋回走
行中であると判断された場合、ディレィ制御が禁止され
るとともに、上記第2発明の燃料遮断制御禁止手段によ
り燃料遮断制御が禁止される。他の動作は図4の制御ル
ーチンと同様である。
【0028】図6は、ディレィ時間を設定する従来の制
御及び図5のフローチャートの制御による転舵角θ1
スロットル開度TH、燃料噴射量、駆動軸トルク及びヨ
ーレートの時間変化を示す。実線は図5のフローチャー
トの制御を、一点鎖線はディレィ時間を設定する従来の
制御をそれぞれ示す。図6においても燃料遮断条件はス
ロットル開度THが全閉になることにより満足される。
【0029】燃料噴射量、駆動軸トルク及びヨーレート
の時間変化から分かるように、図5のフローチャートに
よる制御では車両の挙動が運転者が意図する瞬時t1
おいてもほとんど発生しない。それに対してディレィ時
間を設定する従来の制御では、運転者がアクセルペダル
を戻しスロットル開度THが全閉になる瞬時t1 から遅
れて、すなわち運転者が意図しない瞬時t2 で車両に急
な挙動変化が生じているのが判る。したがって図5のフ
ローチャートによる制御では、旋回走行中に急な挙動変
化がほとんど発生しなくなる。
【0030】なお、燃料遮断制御は、上述した車両の減
速時に加えて、エンジンが過回転することを防止すべく
エンジン回転数が設定回転数以上の時を以て行ったり、
車両が高速走行するのを防止すべく車両が設定車速以上
の時を以て行ってもよいが、これらはタックインが生じ
うる車両の減速走行状況ではないため、エンジン回転数
や車速が前記設定値を超えれば旋回の有無にかかわらず
従来同様に燃料遮断を行えばよい。また、各実施例では
自動変速機付車両を例示したが、手動変速機付車両でも
よいことはいうまでもない。
【0031】
【発明の効果】上述したように第1発明の自動車用内燃
機関の燃料制御装置によれば、車両が旋回走行中である
と旋回走行検出手段によって検出された場合、ディレィ
制御禁止手段は上記ディレィ手段によるディレィ時間の
設定を禁止する。したがって旋回走行中にはディレィ手
段によるディレィ時間の設定がないことから、運転者の
アクセル戻し操作タイミングに調時して燃料遮断が実行
され、その結果、旋回走行中の燃料遮断を伴う前記した
タックインが運転者のアクセル操作に連動して発生する
こととなり、このタックインが運転者のアクセル操作よ
り遅れて発生するといった従来装置の問題を解消するこ
とができる。さらに、ディレィ時間を設定する従来の制
御に比べて燃料遮断による燃費が向上する。
【0032】第2発明による自動車用内燃機関の燃料制
御遮断装置によれば、車両が旋回走行中であると旋回走
行検出手段によって検出された場合、燃料遮断制御禁止
手段は燃料遮断制御手段による燃料遮断を禁止する。し
たがって旋回走行中には燃料遮断制御手段による燃料遮
断がないことから、前記したタックインがほとんど発生
することがなく、このタックインが運転者のアクセル操
作より遅れて発生するといった従来装置の問題を解消す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は第1発明による自動車用内燃機関の燃
料遮断制御装置の概念図であり、(b)は第2発明によ
る自動車用内燃機関の燃料遮断制御装置の概念図であ
る。
【図2】本発明による自動車用内燃機関の燃料遮断制御
装置を用いた内燃機関制御系統の概略構成図である。
【図3】旋回走行中に燃料遮断のディレィを禁止する第
1発明による自動車用燃料機関の燃料遮断制御装置の制
御ルーチンのフローチャートである。
【図4】ディレィ時間を設定する従来の制御及び図3の
フローチャートの制御による転舵角θ1 、スロットル開
度TH、燃料噴射量、駆動軸トルク及びヨーレートの時
間変化を示す。
【図5】旋回走行中に燃料遮断を禁止する第2発明によ
る自動車用燃料機関の燃料遮断制御装置の制御ルーチン
のフローチャートである。
【図6】ディレィ時間を設定する従来の制御及び図5の
フローチャートの制御による転舵角θ1 、スロットル開
度TH、燃料噴射量、駆動軸トルク及びヨーレートの時
間変化を示す。
【符号の説明】
1 エンジンコントローラ 2 左車輪速センサ 3 右車輪速センサ 4 フューエルカット式エンジン 5 ロックアップ式自動変速機 6 アクセルペダル 7 エアクリーナ 8 燃料噴射弁 9 点火装置 10 吸入空気量センサ 11 アイドルスイッチ 12 エンジン回転数センサ 13 トルクコンバータ 14 駆動車輪 15 スロットル開度センサ 16 車速センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の各種運転状態に応じた燃料遮
    断条件の判定を行い、燃料遮断条件を満足する減速時に
    燃料遮断を行う燃料遮断制御手段と、前記燃料遮断条件
    を満足した後実際に燃料遮断を行うまでの遅延時間を設
    定するディレィ手段とを具える自動車用内燃機関の燃料
    遮断制御装置において、 車両が旋回走行中であることを検出する旋回走行検出手
    段と、 この旋回走行検出手段によって車両が旋回走行中である
    ことが検出された場合に前記ディレィ手段による遅延時
    間の設定を禁止するディレィ制御禁止手段とを設けたこ
    とを特徴とする自動車用内燃機関の燃料制御装置。
  2. 【請求項2】 内燃機関の各種運転状態に応じた燃料遮
    断条件の判定を行い、燃料遮断条件を満足する減速時に
    燃料遮断を行う燃料遮断制御手段と、前記燃料遮断条件
    を満足した後実際に燃料遮断を行うまでの遅延時間を設
    定するディレィ手段とを具える自動車用内燃機関の燃料
    遮断制御装置において、 車両が旋回走行中であることを検出する旋回走行検出手
    段と、 この旋回走行検出手段によって車両が旋回走行中である
    ことが検出された場合に燃料遮断を禁止する燃料遮断制
    御禁止手段とを設けたことを特徴とする自動車用内燃機
    関の燃料遮断制御装置。
JP10276594A 1994-05-17 1994-05-17 自動車用内燃機関の燃料遮断制御装置 Pending JPH07310567A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004050878A (ja) * 2002-07-17 2004-02-19 Toyota Motor Corp 内燃機関の制御装置および方法

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JP2004050878A (ja) * 2002-07-17 2004-02-19 Toyota Motor Corp 内燃機関の制御装置および方法

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