JPH07309923A - 低フォギング性難燃ポリウレタンフォームの製造方法 - Google Patents

低フォギング性難燃ポリウレタンフォームの製造方法

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Publication number
JPH07309923A
JPH07309923A JP6100915A JP10091594A JPH07309923A JP H07309923 A JPH07309923 A JP H07309923A JP 6100915 A JP6100915 A JP 6100915A JP 10091594 A JP10091594 A JP 10091594A JP H07309923 A JPH07309923 A JP H07309923A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyurethane foam
amine catalyst
flame
polyol
fogging
Prior art date
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Pending
Application number
JP6100915A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Morioka
俊行 森岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOYO KUORITEI ONE KK
Original Assignee
TOYO KUORITEI ONE KK
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Publication date
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Publication of JPH07309923A publication Critical patent/JPH07309923A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、車両内でのフォギング現象を抑制
できることを主要な目的とする。 【構成】ポリオール,有機イソシアネート,発泡剤,ア
ミン触媒,錫触媒,整泡剤,難燃剤、あるいはこれらに
更に顔料,充填剤を混合攪拌してポリウレタンフォーム
を製造する方法において、前記ポリオールのうちメラミ
ンが分子中に組み込まれたメラミンポリオールを3〜2
5重量部使用するとともに、前記アミン触媒として分子
中に水酸基を持つアミン触媒を使用し、かつ前記難燃剤
として縮合燐酸エステル系を使用することを特徴とする
低フォギング性難燃ポリウレタンフォームの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は低フォギング性難燃ポ
リウレタンフォームの製造方法に関し、特に自動車等の
車両用シートに用いられるポリウレタンフォームの製法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車等の車両用シートにポ
リウレタンフォーム(モールド品,スラブ品)が使用さ
れている。しかし、従来のポリウレタンフォームにおい
ては、自動車等の室内において使用時にシートクッショ
ンやヘッドレス等を構成する材質から室内環境その他の
原因でガス等が発生し、フロント,リヤー,ドアーガラ
スの一部又は全部の内面が曇ったり,白色になる、いわ
ゆるフォギング現象がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明はこうした事
情を考慮してなされたもので、自動車等の室内において
使用時にシートクッションやヘッドレス等を構成する材
質に起因してガス等が発生するのを回避してフォギング
現象を抑制しえる低フォギング性難燃ポリウレタンフォ
ームの製造方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、ポリオー
ル,有機イソシアネート,発泡剤,アミン触媒,錫触
媒,整泡剤,難燃剤、あるいはこれらに更に顔料,充填
剤を混合攪拌してポリウレタンフォームを製造する方法
において、前記ポリオールのうちメラミンが分子中に組
み込まれたメラミンポリオールを3〜25重量部使用す
るとともに、前記アミン触媒として分子中に水酸基を持
つアミン触媒を使用し、かつ前記難燃剤として縮合燐酸
エステル系を使用することを特徴とする低フォギング性
難燃ポリウレタンフォームの製造方法である。
【0005】この発明において、前記ポリオールとして
は、例えば官能基数が2〜6(好ましくは2〜4),分
子量300〜15000(好ましくは600〜500
0)のポリエーテルポリオール,ポリエステルポリオー
ルが挙げられる。
【0006】この発明において、前記有機イソシアネー
トとしては、トリレンジイソシアネート,4−4´ジフ
ェニルメタンジイソシアネート等通常のものが使用でき
る。この発明において、アミン触媒としては分子中に活
性水酸基を持ったアミン触媒を使用する。アミン触媒の
具体例としては、例えば下記「化1」で表わされる
(株)東ソー製の商品名HX−4Wあるいは下記「化
2」で表わされる(株)東ソー製の商品名HPが挙げら
れる。
【0007】
【化1】
【0008】
【化2】 上記「化1」,「化2」から明らかのように、末端に活
性水酸基(OH基)をもっているため、ウレタン結合を
生成させる点は同じであるが、最終的にイソシアネート
のNCO基と反応し高分子としてウレタンフォーム分子
中に入る。このため、初期のアミン触媒としては残ら
ず、フォギングを発生することがない。
【0009】この発明において、難燃剤として縮合燐酸
エステル系を使用するのは、フォギング現象の原因の一
つと見られる塩素等のハロゲン元素を回避するためであ
る。この発明においては、前記ポリオールのうち、メラ
ミンが分子中に組み込まれたメラミンポリオールを3〜
25重量部使用することが必要である。これは、ポリウ
レタンフォームに難燃性を一層持たせ、物性の低下を防
止するためである。ここで、前記ポリオールの配合量を
上記のように限定したのは、3重量部未満では十分な難
燃性が得られず、25重量部を越えた場合は規格以上の
難燃性を持たせる必要がないからである。
【0010】
【作用】この発明においては、アミン触媒として末端に
活性水酸基(OH基)をもつアミン触媒を用いることに
より、最終的にイソシアネートのNCO基と反応し高分
子としてウレタンフォーム分子中に入る。このため、初
期のアミン触媒としては残らず、フォギング現象を大幅
に抑制できる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の一実施例について説明す
る。 分子量3000,3官能のポリオキシエチレンポリエーテルポリオール …90重量部 メラミンポリオール(商品名:M−950、旭硝子(株)製)…10重量部 H2 O(発泡剤) …4.0重量部 スターナスオクトエート(錫触媒) …0.3重量部 縮合燐酸エステル …5.0重量部 シリコーン油 …1.0重量部 アミン触媒(商品名:HX−4W、(株)東ソー製) …0.3重量部 アミン触媒(商品名:HP、(株)東ソー製) …0.3重量部 トリレンジイソシアネート …47.0重量部 上記配合処方にてポリウレタンフォームモールドの自動
車用クッションを製造した。
【0012】上記実施例によれば、アミン触媒として
は、上記「化1」で表わされる(株)東ソー製の商品名
HX−4Wあるいは上記「化2」で表わされる(株)東
ソー製の商品名HPを用いる。しかるに、これらのアミ
ン触媒は、末端に活性水酸基(OH基)をもっているた
め、ウレタン結合を生成させる点は同じであるが、最終
的にイソシアネートのNCO基と反応し高分子としてウ
レタンフォーム分子中に入る。このため、初期のアミン
触媒としては残らず、フォギング現象を大幅に抑制でき
る。また、ポリオールのうちメラミンポリオールを10
重量部使用するため、フォギング現象の抑制を一層持た
せることができ、物性の低下を防止できる。
【0013】事実、JISI法にてフォギングを試験し
たところ、従来品が18%であるのに対し、本製品は5
〜6%で、約1/3に減少したことが確認できた。これ
により、本発明が従来と比べ優れていることが明らかと
なった。
【0014】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
自動車等の室内において使用時にシートクッションやヘ
ッドレス等を構成する材質に起因してガス等が発生する
のを回避してフォギング現象を抑制でき、低フォギング
性難燃ポリウレタンフォームの製造方法を提供できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 75/04 NGD //(C08G 18/08 101:00)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリオール,有機イソシアネート,発泡
    剤,アミン触媒,錫触媒,整泡剤,難燃剤、あるいはこ
    れらに更に顔料,充填剤を混合攪拌してポリウレタンフ
    ォームを製造する方法において、 前記ポリオールのうちメラミンが分子中に組み込まれた
    メラミンポリオールを3〜25重量部使用するととも
    に、前記アミン触媒として分子中に水酸基を持つアミン
    触媒を使用し、かつ前記難燃剤として縮合燐酸エステル
    系を使用することを特徴とする低フォギング性難燃ポリ
    ウレタンフォームの製造方法。
JP6100915A 1994-05-16 1994-05-16 低フォギング性難燃ポリウレタンフォームの製造方法 Pending JPH07309923A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008168567A (ja) * 2007-01-15 2008-07-24 Furukawa Electric Co Ltd:The 積層板
JP2010043262A (ja) * 2008-08-16 2010-02-25 Lanxess Deutschland Gmbh 低スコーチレベルの、ハロゲンを含まない難燃性ポリウレタン発泡体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008168567A (ja) * 2007-01-15 2008-07-24 Furukawa Electric Co Ltd:The 積層板
JP2010043262A (ja) * 2008-08-16 2010-02-25 Lanxess Deutschland Gmbh 低スコーチレベルの、ハロゲンを含まない難燃性ポリウレタン発泡体

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