JPH0641269A - 難燃性硬質ポリウレタンフォーム、その製造用組成物、及びフォームの製造方法 - Google Patents
難燃性硬質ポリウレタンフォーム、その製造用組成物、及びフォームの製造方法Info
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- JPH0641269A JPH0641269A JP5079418A JP7941893A JPH0641269A JP H0641269 A JPH0641269 A JP H0641269A JP 5079418 A JP5079418 A JP 5079418A JP 7941893 A JP7941893 A JP 7941893A JP H0641269 A JPH0641269 A JP H0641269A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】本発明は、エチレングリコールの存在下で、ハ
ロゲン化ポリエーテル−ポリオール、並びに、1,1−
ジクロロ−1−フルオロエタン及び1,1,1−トリフ
ルオロ−2,2−ジクロロエタンから選択された少なく
とも一種の発泡剤を使用して製造された難燃性硬質ポリ
ウレタンフォームに関する。また、本発明は、それらの
製造用組成物、及びそれらの製造方法に関する。 【効果】本発明の硬質フォームは、改良された耐火性及
び改良された寸法安定性を示す。
ロゲン化ポリエーテル−ポリオール、並びに、1,1−
ジクロロ−1−フルオロエタン及び1,1,1−トリフ
ルオロ−2,2−ジクロロエタンから選択された少なく
とも一種の発泡剤を使用して製造された難燃性硬質ポリ
ウレタンフォームに関する。また、本発明は、それらの
製造用組成物、及びそれらの製造方法に関する。 【効果】本発明の硬質フォームは、改良された耐火性及
び改良された寸法安定性を示す。
Description
【0001】本発明は、難燃性硬質ポリウレタンフォー
ム、その製造用組成物、及びこれらのポリウレタンフォ
ーム(以下、“PUR”という用語で示す。)の製造方
法に関し、さらに詳細には、難燃性硬質ポリウレタンフ
ォーム、並びに、ハロゲン化ポリエーテル−ポリオール
及び発泡剤としての水素含有クロロフッ素化炭化水素
(以下、“HFA”という用語で示す。)を基礎とする
それらの製造用組成物に関する。有機ポリイソシアネー
トとの反応による難燃性硬質PURフォームの製造にハ
ロゲン化ポリエーテル−ポリオールを使用することは周
知である。さらに、例えば、最も広く使用されている発
泡剤であるトリクロロフルオロメタンのような完全にハ
ロゲン化されたクロロフルオロアルカン型の通常の発泡
剤は、現在では、オゾン層に悪影響を及ぼすことが危惧
されていることも公知である。この理由から、完全にハ
ロゲン化されたクロロフルオロアルカン型の通常の発泡
剤を、そのオゾン破壊ポテンシャル(ODP)が著しく
低いHFAで置き換えることが益々求められている。こ
れらの中で、1,1−ジクロロ−1−フルオロエタン
(HFA−141b)及び1,1,1−トリフルオロ−
2,2−ジクロロエタン(HFA−123)は、硬質P
URフォームの製造に使用できる発泡剤として登場した
が、それらの使用には、いくつかの不利な点があり、そ
の例としては、それらを含有して製造されたPURフォ
ームの耐火性及び寸法安定性が減少することである。燐
酸化添加剤(phosphorated additive)及び発泡剤として
のトリクロロフルオロメタンの存在下で、(フランス標
準NF-P 92-501)外部放射試験でM1 と評価されたハロゲ
ン化ポリエーテル−ポリオールを使用して製造された硬
質PURフォームは、前記の発泡剤をHFA−141b
又はHFA−123に置き換え、他の全ては同じにした
とき、同じ試験でM2 としか評価されない程度の耐火性
の減少が起こりえる。
ム、その製造用組成物、及びこれらのポリウレタンフォ
ーム(以下、“PUR”という用語で示す。)の製造方
法に関し、さらに詳細には、難燃性硬質ポリウレタンフ
ォーム、並びに、ハロゲン化ポリエーテル−ポリオール
及び発泡剤としての水素含有クロロフッ素化炭化水素
(以下、“HFA”という用語で示す。)を基礎とする
それらの製造用組成物に関する。有機ポリイソシアネー
トとの反応による難燃性硬質PURフォームの製造にハ
ロゲン化ポリエーテル−ポリオールを使用することは周
知である。さらに、例えば、最も広く使用されている発
泡剤であるトリクロロフルオロメタンのような完全にハ
ロゲン化されたクロロフルオロアルカン型の通常の発泡
剤は、現在では、オゾン層に悪影響を及ぼすことが危惧
されていることも公知である。この理由から、完全にハ
ロゲン化されたクロロフルオロアルカン型の通常の発泡
剤を、そのオゾン破壊ポテンシャル(ODP)が著しく
低いHFAで置き換えることが益々求められている。こ
れらの中で、1,1−ジクロロ−1−フルオロエタン
(HFA−141b)及び1,1,1−トリフルオロ−
2,2−ジクロロエタン(HFA−123)は、硬質P
URフォームの製造に使用できる発泡剤として登場した
が、それらの使用には、いくつかの不利な点があり、そ
の例としては、それらを含有して製造されたPURフォ
ームの耐火性及び寸法安定性が減少することである。燐
酸化添加剤(phosphorated additive)及び発泡剤として
のトリクロロフルオロメタンの存在下で、(フランス標
準NF-P 92-501)外部放射試験でM1 と評価されたハロゲ
ン化ポリエーテル−ポリオールを使用して製造された硬
質PURフォームは、前記の発泡剤をHFA−141b
又はHFA−123に置き換え、他の全ては同じにした
とき、同じ試験でM2 としか評価されない程度の耐火性
の減少が起こりえる。
【0002】本発明の目的は、ハロゲン化ポリエーテル
−ポリオール及びHFA型の発泡剤を使用して製造さ
れ、改良された難燃性レベル及び改良された寸法安定性
を示す難燃性硬質PURフォームを提供することであ
る。本発明は、また、発泡剤としてHFAを含む難燃性
硬質PURフォームの製造用組成物、及び難燃性硬質P
URフォームの製造方法に関する。この目的のために、
本発明は、エチレングリコールの存在下で、ハロゲン化
ポリエーテル−ポリオール、並びに、1,1−ジクロロ
−1−フルオロエタン(HFA−141b)及び1,
1,1−トリフルオロ−2,2−ジクロロエタン(HF
A−123)から選択された少なくとも一種の発泡剤を
使用して製造された難燃性硬質PURフォームに関す
る。また、本発明は、必須の成分として、少なくとも一
種のハロゲン化ポリエーテル−ポリオール、1,1−ジ
クロロ−1−フルオロエタン(HFA−141b)及び
1,1,1−トリフルオロ−2,2−ジクロロエタン
(HFA−123)から選択された少なくとも一種の発
泡剤、及びエチレングリコールを含むことを特徴とす
る、難燃性硬質PURフォームの製造用組成物(“プレ
ミックス”)に関する。
−ポリオール及びHFA型の発泡剤を使用して製造さ
れ、改良された難燃性レベル及び改良された寸法安定性
を示す難燃性硬質PURフォームを提供することであ
る。本発明は、また、発泡剤としてHFAを含む難燃性
硬質PURフォームの製造用組成物、及び難燃性硬質P
URフォームの製造方法に関する。この目的のために、
本発明は、エチレングリコールの存在下で、ハロゲン化
ポリエーテル−ポリオール、並びに、1,1−ジクロロ
−1−フルオロエタン(HFA−141b)及び1,
1,1−トリフルオロ−2,2−ジクロロエタン(HF
A−123)から選択された少なくとも一種の発泡剤を
使用して製造された難燃性硬質PURフォームに関す
る。また、本発明は、必須の成分として、少なくとも一
種のハロゲン化ポリエーテル−ポリオール、1,1−ジ
クロロ−1−フルオロエタン(HFA−141b)及び
1,1,1−トリフルオロ−2,2−ジクロロエタン
(HFA−123)から選択された少なくとも一種の発
泡剤、及びエチレングリコールを含むことを特徴とす
る、難燃性硬質PURフォームの製造用組成物(“プレ
ミックス”)に関する。
【0003】さらにまた、本発明は、1,1−ジクロロ
−1−フルオロエタン(HFA−141b)及び1,
1,1−トリフルオロ−2,2−ジクロロエタン(HF
A−123)から選択された水素含有クロロフッ素化炭
化水素を含む発泡剤、及びエチレングリコールの存在下
で、ハロゲン化ポリエーテル−ポリオールを有機ポリイ
ソシアネートと反応させる難燃性硬質PURフォームの
製造方法に関する。本発明の目的のために、ハロゲン化
ポリエーテル−ポリオールとは、本質的にアルケンオキ
シドの付加生成物からなり、少なくともその一部がハロ
ゲン化アルケンオキシド(例えば、エピクロロヒドリ
ン、エピブロモヒドリン、例えば、エチレングリコー
ル、グリセロール、グリセロールのモノハロヒドリン、
ジブロモネオペンチルグリコール、及び2,3−ジブロ
モ−1,4−ブテンジオールのような随意にハロゲン化
した開始単量体ポリオール(initiating monomeric pol
yol)と3,3−ジハロプロペン及び3,3,3−トリハ
ロプロペンとの酸化物、及びそのようなハロゲン化ポリ
エーテル−ポリオールの混合物)からなる、塩素化、臭
素化、又はクロロ臭素化したハロゲン化ポリエーテル−
ポリオールを示すものとする。この型のハロゲン化ポリ
エーテル−ポリオールは、本質的には脂肪族性であり、
例えば、1973年4月25日のベルギー特許798,674 号又は
1974年10月22日の821,314 号、及び1986年10月20日のヨ
ーロッパ特許0,211,586 号に記載されており、これらは
全て、出願人のために本明細書に参考として引用され
る。上記のハロゲン化ポリエーテル−ポリオールは、本
発明のPURフォームの(及びこれらのフォームを製造
するための組成物の)必須成分の一つを構成するが、こ
れは、所望の難燃性レベルに依存して、そのようなハロ
ゲン化ポリエーテル−ポリオールの非ハロゲン化ポリエ
ーテル−ポリオールとの混合物の使用を排除するもので
はない。従って、本発明に関連して使用されるような
“ハロゲン化ポリエーテル−ポリオール”という概念
は、また、非ハロゲン化ポリエーテル−ポリオールとの
混合物と同様にハロゲン化ポリエーテル−ポリオールを
含むものである。そのようなポリエーテル−ポリオール
の混合物は、一般には、少なくとも30重量%のハロゲ
ン化ポリエーテル−ポリオール、好ましくは、少なくと
も50重量%、より好ましくは少なくとも70重量%の
ハロゲン化ポリエーテル−ポリオールを含む。
−1−フルオロエタン(HFA−141b)及び1,
1,1−トリフルオロ−2,2−ジクロロエタン(HF
A−123)から選択された水素含有クロロフッ素化炭
化水素を含む発泡剤、及びエチレングリコールの存在下
で、ハロゲン化ポリエーテル−ポリオールを有機ポリイ
ソシアネートと反応させる難燃性硬質PURフォームの
製造方法に関する。本発明の目的のために、ハロゲン化
ポリエーテル−ポリオールとは、本質的にアルケンオキ
シドの付加生成物からなり、少なくともその一部がハロ
ゲン化アルケンオキシド(例えば、エピクロロヒドリ
ン、エピブロモヒドリン、例えば、エチレングリコー
ル、グリセロール、グリセロールのモノハロヒドリン、
ジブロモネオペンチルグリコール、及び2,3−ジブロ
モ−1,4−ブテンジオールのような随意にハロゲン化
した開始単量体ポリオール(initiating monomeric pol
yol)と3,3−ジハロプロペン及び3,3,3−トリハ
ロプロペンとの酸化物、及びそのようなハロゲン化ポリ
エーテル−ポリオールの混合物)からなる、塩素化、臭
素化、又はクロロ臭素化したハロゲン化ポリエーテル−
ポリオールを示すものとする。この型のハロゲン化ポリ
エーテル−ポリオールは、本質的には脂肪族性であり、
例えば、1973年4月25日のベルギー特許798,674 号又は
1974年10月22日の821,314 号、及び1986年10月20日のヨ
ーロッパ特許0,211,586 号に記載されており、これらは
全て、出願人のために本明細書に参考として引用され
る。上記のハロゲン化ポリエーテル−ポリオールは、本
発明のPURフォームの(及びこれらのフォームを製造
するための組成物の)必須成分の一つを構成するが、こ
れは、所望の難燃性レベルに依存して、そのようなハロ
ゲン化ポリエーテル−ポリオールの非ハロゲン化ポリエ
ーテル−ポリオールとの混合物の使用を排除するもので
はない。従って、本発明に関連して使用されるような
“ハロゲン化ポリエーテル−ポリオール”という概念
は、また、非ハロゲン化ポリエーテル−ポリオールとの
混合物と同様にハロゲン化ポリエーテル−ポリオールを
含むものである。そのようなポリエーテル−ポリオール
の混合物は、一般には、少なくとも30重量%のハロゲ
ン化ポリエーテル−ポリオール、好ましくは、少なくと
も50重量%、より好ましくは少なくとも70重量%の
ハロゲン化ポリエーテル−ポリオールを含む。
【0004】本発明で使用される、上で定義したような
ハロゲン化ポリエーテル−ポリオールの平均ヒドロキシ
ルインデックス(mean hydroxyl index)及び平均官能価
(mean functionality) は通常、硬質PURフォームを
製造するために選択される値である。この場合、使用さ
れるポリエーテル−ポリオール(及びその混合物)の平
均ヒドロキシルインデックスは少なくとも250mg KOH/g
に等しく、その平均官能価は少なくとも3.0 に等しいで
あろう。好ましくは、その平均ヒドロキシルインデック
スが約300 〜500 mg KOH/g の範囲にあるハロゲン化ポ
リエーテル−ポリオール及びそれを含有する混合物が使
用されるであろう。その官能価は、もちろん、製造に使
用される開始単量体ポリオールの官能価に依存するであ
ろう。一般には、ポリエーテル−ポリオールの平均官能
価は8を越えず、好ましくは、4を越えない。本発明
は、エチレングリコールの存在下で、上に定義したよう
なハロゲン化ポリエーテル−ポリオール、並びに、HF
A−141b及びHFA−123から選択される少なく
とも一種の発泡剤を使用して製造された硬質PURフォ
ームが著しく改良された耐火性及び著しく改良された寸
法安定性を示すことを見出したことに起因する。エチレ
ングリコールを使用することによって生じた全く予測で
きなかった結果は、硬質PURフォームの難燃性の改良
にある。本当に、同じイソシアネートインデックス(す
なわち、全ヒドロキシル官能基とイソシアネート官能基
間のモル比)を有しても、より多量の有機ポリイソシア
ネートと共にエチレングリコールを使用すると、硬質P
URフォームの製造に使用する組成物中の難燃性ハロゲ
ン化ポリエーテル−ポリオールの含有率が全体として減
少する。さらに、本発明の驚くべき効果は、グリセロー
ル、そのヒドロキシルインデックスが実質的にエチレン
グリコールのそれと同じである脂肪族ポリオールのよう
な他の脂肪族ポリオールの使用が、製造されたPURフ
ォームの難燃性に有益な効果をもたらさない事実にあ
る。
ハロゲン化ポリエーテル−ポリオールの平均ヒドロキシ
ルインデックス(mean hydroxyl index)及び平均官能価
(mean functionality) は通常、硬質PURフォームを
製造するために選択される値である。この場合、使用さ
れるポリエーテル−ポリオール(及びその混合物)の平
均ヒドロキシルインデックスは少なくとも250mg KOH/g
に等しく、その平均官能価は少なくとも3.0 に等しいで
あろう。好ましくは、その平均ヒドロキシルインデック
スが約300 〜500 mg KOH/g の範囲にあるハロゲン化ポ
リエーテル−ポリオール及びそれを含有する混合物が使
用されるであろう。その官能価は、もちろん、製造に使
用される開始単量体ポリオールの官能価に依存するであ
ろう。一般には、ポリエーテル−ポリオールの平均官能
価は8を越えず、好ましくは、4を越えない。本発明
は、エチレングリコールの存在下で、上に定義したよう
なハロゲン化ポリエーテル−ポリオール、並びに、HF
A−141b及びHFA−123から選択される少なく
とも一種の発泡剤を使用して製造された硬質PURフォ
ームが著しく改良された耐火性及び著しく改良された寸
法安定性を示すことを見出したことに起因する。エチレ
ングリコールを使用することによって生じた全く予測で
きなかった結果は、硬質PURフォームの難燃性の改良
にある。本当に、同じイソシアネートインデックス(す
なわち、全ヒドロキシル官能基とイソシアネート官能基
間のモル比)を有しても、より多量の有機ポリイソシア
ネートと共にエチレングリコールを使用すると、硬質P
URフォームの製造に使用する組成物中の難燃性ハロゲ
ン化ポリエーテル−ポリオールの含有率が全体として減
少する。さらに、本発明の驚くべき効果は、グリセロー
ル、そのヒドロキシルインデックスが実質的にエチレン
グリコールのそれと同じである脂肪族ポリオールのよう
な他の脂肪族ポリオールの使用が、製造されたPURフ
ォームの難燃性に有益な効果をもたらさない事実にあ
る。
【0005】本発明の硬質PURフォーム中(その製造
用組成物中)に存在するエチレングリコールの量は、特
に臨界的ではない。ポリエーテル−ポリオール100重
量部当たり0.5部程度の量のエチレングリコールは、す
でに一般に硬質PURフォームの耐火性及び線形歪み
(収縮)に測定可能な有効な効果をもたらしている。そ
れにもかかわらず、(全量で)100重量部のポリエー
テル−ポリオール当たり少なくとも約1部、より特別に
は少なくとも約1.5部の使用が好ましい。ある範囲内
で、エチレングリコール含有率を増加させると結果がさ
らに改善される。しかし、ポリエーテル−ポリオール1
00重量部当たり約6.5部の装填量はない。一般に、装
填量は、ポリエーテル−ポリオール100重量部当たり
約5部、より特別には約4部を越えない。本発明のPU
Rフォームを製造するために使用される発泡剤HFA−
141b及びHFA−123は単独でも、混合物として
も、あるいは通常の発泡剤との混合物としても使用でき
る。それにもかかわらず、すべての発泡剤はHFA−1
41b及び/又はHFA−123からなることが好まし
い。好ましくは、本発明の硬質PURフォームの製造に
使用されるすべての発泡剤はHFA−141bからな
る。
用組成物中)に存在するエチレングリコールの量は、特
に臨界的ではない。ポリエーテル−ポリオール100重
量部当たり0.5部程度の量のエチレングリコールは、す
でに一般に硬質PURフォームの耐火性及び線形歪み
(収縮)に測定可能な有効な効果をもたらしている。そ
れにもかかわらず、(全量で)100重量部のポリエー
テル−ポリオール当たり少なくとも約1部、より特別に
は少なくとも約1.5部の使用が好ましい。ある範囲内
で、エチレングリコール含有率を増加させると結果がさ
らに改善される。しかし、ポリエーテル−ポリオール1
00重量部当たり約6.5部の装填量はない。一般に、装
填量は、ポリエーテル−ポリオール100重量部当たり
約5部、より特別には約4部を越えない。本発明のPU
Rフォームを製造するために使用される発泡剤HFA−
141b及びHFA−123は単独でも、混合物として
も、あるいは通常の発泡剤との混合物としても使用でき
る。それにもかかわらず、すべての発泡剤はHFA−1
41b及び/又はHFA−123からなることが好まし
い。好ましくは、本発明の硬質PURフォームの製造に
使用されるすべての発泡剤はHFA−141bからな
る。
【0006】使用する発泡剤の量は、もちろん、フォー
ムの所望の密度に依存する。一案として、発泡剤は、一
般に、ポリエーテル−ポリオール100重量部当たり約
10〜35部の濃度で、特に、ポリエーテル−ポリオー
ル100重量部当たり約15〜30部の濃度で使用する
(並びに、PURフォーム中及びその製造用組成物中に
存在する。)。上記の量で発泡剤(又は発泡剤の混合
物)を使用すると、密閉金型中の硬質PURフォームの
見掛密度は、一般に約20〜60 kg/m3、特に、約30
〜40 kg/m3となる。本発明の好ましい態様によれば、
硬質PURフォームは、燐酸化有機化合物(phosphorat
ed organic compound)の存在下で製造される。燐酸化有
機化合物、一般には随意のハロゲン化燐酸エステル又は
ホスホネートを含有させることにより、硬質PURフォ
ームの難燃性が改良されることは周知である。難燃性レ
ベルにおいてハロゲン化ポリエーテル−ポリオールと協
同して作用するこれらの燐酸化添加物の使用は、(標準
NF-P 92-501 に従った)外部放射試験のクラスM1 のよ
うな最も高い難燃性レベルを達成するために、一般に推
奨される。それにもかかわらず、それらは、硬質PUR
フォームに可塑化効果をもたらし、この理由からその機
械的性質及び特にその寸法安定性が減少するという周知
の欠点を示す。燐酸化有機化合物の存在下で、ハロゲン
化ポリエーテル−ポリオール、並びに、HFA−141
b及び/又はHFA−123発泡剤を使用してPURフ
ォームを製造する際にエチレングリコールを使用するこ
とは、それによって、その難燃性に悪影響を及ぼすこと
なく硬質PURフォームの機械的性質に及ぼす望ましく
ない効果(これは燐酸化添加剤の存在とリンクしてい
る。)を中和できるという点で、特に有利である。
ムの所望の密度に依存する。一案として、発泡剤は、一
般に、ポリエーテル−ポリオール100重量部当たり約
10〜35部の濃度で、特に、ポリエーテル−ポリオー
ル100重量部当たり約15〜30部の濃度で使用する
(並びに、PURフォーム中及びその製造用組成物中に
存在する。)。上記の量で発泡剤(又は発泡剤の混合
物)を使用すると、密閉金型中の硬質PURフォームの
見掛密度は、一般に約20〜60 kg/m3、特に、約30
〜40 kg/m3となる。本発明の好ましい態様によれば、
硬質PURフォームは、燐酸化有機化合物(phosphorat
ed organic compound)の存在下で製造される。燐酸化有
機化合物、一般には随意のハロゲン化燐酸エステル又は
ホスホネートを含有させることにより、硬質PURフォ
ームの難燃性が改良されることは周知である。難燃性レ
ベルにおいてハロゲン化ポリエーテル−ポリオールと協
同して作用するこれらの燐酸化添加物の使用は、(標準
NF-P 92-501 に従った)外部放射試験のクラスM1 のよ
うな最も高い難燃性レベルを達成するために、一般に推
奨される。それにもかかわらず、それらは、硬質PUR
フォームに可塑化効果をもたらし、この理由からその機
械的性質及び特にその寸法安定性が減少するという周知
の欠点を示す。燐酸化有機化合物の存在下で、ハロゲン
化ポリエーテル−ポリオール、並びに、HFA−141
b及び/又はHFA−123発泡剤を使用してPURフ
ォームを製造する際にエチレングリコールを使用するこ
とは、それによって、その難燃性に悪影響を及ぼすこと
なく硬質PURフォームの機械的性質に及ぼす望ましく
ない効果(これは燐酸化添加剤の存在とリンクしてい
る。)を中和できるという点で、特に有利である。
【0007】本発明の好ましい硬質PURフォームの
(及びその製造用組成物の)製造に使用することができ
る燐酸化有機化合物の限定されない例としては、トリエ
チルホスフェート(TEP)、トリス(クロロプロピ
ル)ホスフェート(TCPP)、又は、例えばジメチル
ホスホネートのようなホスホネートのような有機ホスフ
ェートをあげてもよい。本発明の硬質PURフォーム中
(及びその製造用組成物中)に存在するこれらの燐酸化
添加剤の量は、所望の難燃性効果に依存してある範囲内
で変化させることができる。一案として、この量は、ポ
リエーテル−ポリオール100重量部当たりのリンで表
して、約0.5〜6部の間で変化させることができる。一
般には、ポリエーテル−ポリオール100重量部当たり
のリンで表して、約5部の含有率を越えると有効でな
い。好ましくは、本発明の硬質PURフォーム(及びそ
の製造用組成物)は、ポリエーテル−ポリオール100
重量部当たりのリンで表して、約0.8〜4.9部、より特
別には約0.8〜3部に相当する量の燐酸化有機化合物を
含有する。エチレングリコールと燐酸化有機添加剤が同
時に存在すると、耐火性レベルに協同効果がもたらされ
る。従って、定義したようなハロゲン化ポリエーテル−
ポリオール、HFA−141b及びHFA−123から
選択される少なくとも一種の発泡剤、エチレングリコー
ル、及び、適当であれば、燐酸化有機化合物は、本発明
の難燃性硬質PURフォーム及びその製造用組成物の特
有で必須の成分を構成する。ポリエーテル−ポリオール
を使用してPURフォームを製造するためには、ポリエ
ーテル−ポリオールを有機ポリイソシアネートと反応さ
せることは自明である。
(及びその製造用組成物の)製造に使用することができ
る燐酸化有機化合物の限定されない例としては、トリエ
チルホスフェート(TEP)、トリス(クロロプロピ
ル)ホスフェート(TCPP)、又は、例えばジメチル
ホスホネートのようなホスホネートのような有機ホスフ
ェートをあげてもよい。本発明の硬質PURフォーム中
(及びその製造用組成物中)に存在するこれらの燐酸化
添加剤の量は、所望の難燃性効果に依存してある範囲内
で変化させることができる。一案として、この量は、ポ
リエーテル−ポリオール100重量部当たりのリンで表
して、約0.5〜6部の間で変化させることができる。一
般には、ポリエーテル−ポリオール100重量部当たり
のリンで表して、約5部の含有率を越えると有効でな
い。好ましくは、本発明の硬質PURフォーム(及びそ
の製造用組成物)は、ポリエーテル−ポリオール100
重量部当たりのリンで表して、約0.8〜4.9部、より特
別には約0.8〜3部に相当する量の燐酸化有機化合物を
含有する。エチレングリコールと燐酸化有機添加剤が同
時に存在すると、耐火性レベルに協同効果がもたらされ
る。従って、定義したようなハロゲン化ポリエーテル−
ポリオール、HFA−141b及びHFA−123から
選択される少なくとも一種の発泡剤、エチレングリコー
ル、及び、適当であれば、燐酸化有機化合物は、本発明
の難燃性硬質PURフォーム及びその製造用組成物の特
有で必須の成分を構成する。ポリエーテル−ポリオール
を使用してPURフォームを製造するためには、ポリエ
ーテル−ポリオールを有機ポリイソシアネートと反応さ
せることは自明である。
【0008】この目的のために、本発明は、発泡剤が、
1,1−ジクロロ−1−フルオロエタン(HFA−14
1b)及び1,1,1−トリフルオロ−2,2−ジクロ
ロエタン(HFA−123)から選択される水素含有ク
ロロフッ素化炭化水素を含み、反応がエチレングリコー
ルの存在下で行われることを特徴とする、発泡剤の存在
下で、ハロゲン化ポリエーテル−ポリオールを有機ポリ
イソシアネートと反応させる難燃性硬質PURフォーム
の製造方法に関する。硬質PURフォームの製造に通常
使用されるあらゆる公知の有機ポリイソシアネートを本
発明の方法に使用することができる。使用することがで
きるポリイソシアネートの限定されない例としては、純
粋な又は部分的に重合した状態のメチレンビス(4−フ
ェニルイソシアネート)、純粋な又は部分的に重合した
状態のトリレンジイソシアネート、及び1,5−ナフタ
レンジイソシアネートをあげてもよい。PURの製造に
必要な有機ポリイソシアネートの理論量は、全ヒドロキ
シルインデックス、すなわち、配合物に存在するポリエ
ーテル−ポリオール、エチレングリコール、及び、適当
であれば、水のヒドロキシルインデックスに依存して、
公知の方法で計算される。フォームの熱変形に対する抵
抗性を改良する目的で、わずかに過剰のポリイソシアネ
ート、例えば、少なくとも105のインデックスの使用
が有利である。一般に、イソシアネートインデックスは
150を越えず、好ましくは、約105〜120であ
る。
1,1−ジクロロ−1−フルオロエタン(HFA−14
1b)及び1,1,1−トリフルオロ−2,2−ジクロ
ロエタン(HFA−123)から選択される水素含有ク
ロロフッ素化炭化水素を含み、反応がエチレングリコー
ルの存在下で行われることを特徴とする、発泡剤の存在
下で、ハロゲン化ポリエーテル−ポリオールを有機ポリ
イソシアネートと反応させる難燃性硬質PURフォーム
の製造方法に関する。硬質PURフォームの製造に通常
使用されるあらゆる公知の有機ポリイソシアネートを本
発明の方法に使用することができる。使用することがで
きるポリイソシアネートの限定されない例としては、純
粋な又は部分的に重合した状態のメチレンビス(4−フ
ェニルイソシアネート)、純粋な又は部分的に重合した
状態のトリレンジイソシアネート、及び1,5−ナフタ
レンジイソシアネートをあげてもよい。PURの製造に
必要な有機ポリイソシアネートの理論量は、全ヒドロキ
シルインデックス、すなわち、配合物に存在するポリエ
ーテル−ポリオール、エチレングリコール、及び、適当
であれば、水のヒドロキシルインデックスに依存して、
公知の方法で計算される。フォームの熱変形に対する抵
抗性を改良する目的で、わずかに過剰のポリイソシアネ
ート、例えば、少なくとも105のインデックスの使用
が有利である。一般に、イソシアネートインデックスは
150を越えず、好ましくは、約105〜120であ
る。
【0009】本発明の難燃性硬質PURフォームの製造
方法に使用する上記の必須成分(それは、ハロゲン化ポ
リエーテル−ポリオール、有機ポリイソシアネート、H
FA−141b及びHFA−123から選択される少な
くとも一種の発泡剤、エチレングリコール、適当であれ
ば、燐酸化有機化合物である。)の他に、反応混合物
は、もちろん、PURフォームの製造のためのあらゆる
通常の成分、すなわち一種又は多数の触媒、随意の水、
表面活性及び/又は安定剤、充填剤、顔料等を含有す
る。
方法に使用する上記の必須成分(それは、ハロゲン化ポ
リエーテル−ポリオール、有機ポリイソシアネート、H
FA−141b及びHFA−123から選択される少な
くとも一種の発泡剤、エチレングリコール、適当であれ
ば、燐酸化有機化合物である。)の他に、反応混合物
は、もちろん、PURフォームの製造のためのあらゆる
通常の成分、すなわち一種又は多数の触媒、随意の水、
表面活性及び/又は安定剤、充填剤、顔料等を含有す
る。
【0010】触媒は、この目的のために使用するものと
して知られているいかなる触媒であってもよいが、特
に、N,N−ジメチルベンジルアミン、トリエチレンジ
アミン、トリエチルアミン又はジメチルアミノエタノー
ルのような第三アミン、及びそれらのアンチモン、錫、
及び鉄の塩であってよい。触媒の量は、ある範囲までは
変化させることができる。ポリエーテル−ポリオールに
対して0.5〜4重量%のオーダーの触媒が、一般に使用
される。表面活性剤(これは、気泡構造の改良に貢献す
る。)は、ポリエーテル−ポリオールに対して、一般に
約0.2〜2重量%の濃度で存在する。本発明の硬質PU
Rフォームは、“ワンショット”として知られている一
工程法、プレミックス、プレポリマー、又は半プレポリ
マーを使用する方法、又は“起泡”として知られている
予備発泡法のようないかなる通常のフォーム形成法によ
り製造することができる。好ましい方法は、プレミック
スを使用する方法であり、そこでは、必須成分として、
ポリエーテル−ポリオール及び発泡剤を含む組成物が使
用され、PURフォームの製造時に有機ポリイソシアネ
ートのみをこの組成物(一般に“プレミックス”と呼
ぶ。)と反応させる。上記の必須成分の他に、これらの
組成物は、プレミックスの通常のあらゆる成分、すなわ
ち、上記したような、またさらに、当業者に周知の触
媒、適当であれば、水、表面活性又は安定剤、顔料、充
填剤等を含有する。
して知られているいかなる触媒であってもよいが、特
に、N,N−ジメチルベンジルアミン、トリエチレンジ
アミン、トリエチルアミン又はジメチルアミノエタノー
ルのような第三アミン、及びそれらのアンチモン、錫、
及び鉄の塩であってよい。触媒の量は、ある範囲までは
変化させることができる。ポリエーテル−ポリオールに
対して0.5〜4重量%のオーダーの触媒が、一般に使用
される。表面活性剤(これは、気泡構造の改良に貢献す
る。)は、ポリエーテル−ポリオールに対して、一般に
約0.2〜2重量%の濃度で存在する。本発明の硬質PU
Rフォームは、“ワンショット”として知られている一
工程法、プレミックス、プレポリマー、又は半プレポリ
マーを使用する方法、又は“起泡”として知られている
予備発泡法のようないかなる通常のフォーム形成法によ
り製造することができる。好ましい方法は、プレミック
スを使用する方法であり、そこでは、必須成分として、
ポリエーテル−ポリオール及び発泡剤を含む組成物が使
用され、PURフォームの製造時に有機ポリイソシアネ
ートのみをこの組成物(一般に“プレミックス”と呼
ぶ。)と反応させる。上記の必須成分の他に、これらの
組成物は、プレミックスの通常のあらゆる成分、すなわ
ち、上記したような、またさらに、当業者に周知の触
媒、適当であれば、水、表面活性又は安定剤、顔料、充
填剤等を含有する。
【0011】必須成分として、少なくとも一種のハロゲ
ン化ポリエーテル−ポリオール、1,1−ジクロロ−1
−フルオロエタン及び1,1,1−トリフルオロ−2,
2−ジクロロエタンから選択された少なくとも一種の発
泡剤、及びエチレングリコール、及び、適当であれば、
燐酸化有機化合物を含む本発明の組成物は、プレミック
ス法で本発明の硬質PURフォームを製造するのに特に
適している。本発明の難燃性硬質PURフォームを、耐
火性が望まれる性質、あるいは必須の性質ですらある硬
質PURフォームが使用されるあらゆる通常の分野、例
えば、建築、家具、及び断熱材に使用することができ
る。以下の実施例は、本発明の説明のためのものであ
る。すべての実施例は、110のインデックスを有する
粗メチレンビス(4−フェニル−イソシアネート)(粗
MDI)からなる有機ポリイソシアネートと反応させた
HFA−141b及びHFA−123から選択された発
泡剤を含むハロゲン化ポリエーテル−ポリオールを基礎
とするプレミックス(組成物)から製造された難燃性硬
質PURフォームを例示する。すべての実施例におい
て、触媒は第三アミン(N,N−ジメチレンベンジルア
ミン)である。実施例で使用した全配合は添付の表1〜
4に示す。
ン化ポリエーテル−ポリオール、1,1−ジクロロ−1
−フルオロエタン及び1,1,1−トリフルオロ−2,
2−ジクロロエタンから選択された少なくとも一種の発
泡剤、及びエチレングリコール、及び、適当であれば、
燐酸化有機化合物を含む本発明の組成物は、プレミック
ス法で本発明の硬質PURフォームを製造するのに特に
適している。本発明の難燃性硬質PURフォームを、耐
火性が望まれる性質、あるいは必須の性質ですらある硬
質PURフォームが使用されるあらゆる通常の分野、例
えば、建築、家具、及び断熱材に使用することができ
る。以下の実施例は、本発明の説明のためのものであ
る。すべての実施例は、110のインデックスを有する
粗メチレンビス(4−フェニル−イソシアネート)(粗
MDI)からなる有機ポリイソシアネートと反応させた
HFA−141b及びHFA−123から選択された発
泡剤を含むハロゲン化ポリエーテル−ポリオールを基礎
とするプレミックス(組成物)から製造された難燃性硬
質PURフォームを例示する。すべての実施例におい
て、触媒は第三アミン(N,N−ジメチレンベンジルア
ミン)である。実施例で使用した全配合は添付の表1〜
4に示す。
【0012】硬質PURフォームは、以下の一般的な手
順に従って手で作製した。ポリエーテル−ポリオール、
表面活性剤(シリコーン)、水、及び発泡剤を、連続的
に混合容器に導入する。最初の攪拌の後、触媒を添加す
る。ポリイソシアネートをその後、完全に均質なプレミ
ックスに添加する。得られた混合物をすぐに攪拌し、そ
の後、フォームの発泡と熟成が行われる金型に流す。密
閉金型中の全体的な見掛密度(AD)、大気に暴露しな
がらの1月間の貯蔵の後で切断前の線形歪み、ISO 標準
2796に従った寸法安定性、最後に、フランス標準NF-P 9
2-501 に従った外部放射試験による分類について、上記
のように作製した硬質PURフォームのブロックを評価
した。
順に従って手で作製した。ポリエーテル−ポリオール、
表面活性剤(シリコーン)、水、及び発泡剤を、連続的
に混合容器に導入する。最初の攪拌の後、触媒を添加す
る。ポリイソシアネートをその後、完全に均質なプレミ
ックスに添加する。得られた混合物をすぐに攪拌し、そ
の後、フォームの発泡と熟成が行われる金型に流す。密
閉金型中の全体的な見掛密度(AD)、大気に暴露しな
がらの1月間の貯蔵の後で切断前の線形歪み、ISO 標準
2796に従った寸法安定性、最後に、フランス標準NF-P 9
2-501 に従った外部放射試験による分類について、上記
のように作製した硬質PURフォームのブロックを評価
した。
【0013】
〔実施例1〜3〕(表1参照) 実施例1〜3においては、クロロ臭素化ポリエーテル−
ポリオール(Ixol( 登録商標)B350の商標で市販されて
いる。)を使用した。その主な特性は、 −ヒドロキシルインデックス 353 mg KOH/g −当量 159 −平均官能価 3 −塩素含有率 約7.3重量% −臭素含有率 約 34.2重量% 本発明に従った、実施例1及び2は、Ixol( 登録商標)
B350ポリエーテル−ポリオール100重量部当たり2部
のエチレングリコール(EG)を含有するプレミックス
(組成物)から作製された硬質PURフォームを例示す
る。比較のために挙げられている実施例3Rのプレミッ
クスは、エチレングリコールを含有しない。実施例1に
おいては、発泡剤はHFA−123であった。実施例2
及び3Rにおいては、発泡剤はHFA−141bであっ
た。本発明に従った実施例1及び2で作製した硬質PU
Rフォームは外部放射試験でM1 に分類されたが、実施
例3Rに従って(エチレングリコール不存在下で)作製
したフォームは同じ試験でM2 に分類された。また、実
施例1及び2に従って作製したフォームは、1月間の貯
蔵後の線形歪み(収縮)については、エチレングリコー
ルの不存在下で作製したフォーム(実施例3R、比較
用)のそれより小さくないにしても同じであり、寸法安
定性については、エチレングリコールの不存在下で作製
したフォーム(実施例3R、比較用)のそれより大きか
った。
ポリオール(Ixol( 登録商標)B350の商標で市販されて
いる。)を使用した。その主な特性は、 −ヒドロキシルインデックス 353 mg KOH/g −当量 159 −平均官能価 3 −塩素含有率 約7.3重量% −臭素含有率 約 34.2重量% 本発明に従った、実施例1及び2は、Ixol( 登録商標)
B350ポリエーテル−ポリオール100重量部当たり2部
のエチレングリコール(EG)を含有するプレミックス
(組成物)から作製された硬質PURフォームを例示す
る。比較のために挙げられている実施例3Rのプレミッ
クスは、エチレングリコールを含有しない。実施例1に
おいては、発泡剤はHFA−123であった。実施例2
及び3Rにおいては、発泡剤はHFA−141bであっ
た。本発明に従った実施例1及び2で作製した硬質PU
Rフォームは外部放射試験でM1 に分類されたが、実施
例3Rに従って(エチレングリコール不存在下で)作製
したフォームは同じ試験でM2 に分類された。また、実
施例1及び2に従って作製したフォームは、1月間の貯
蔵後の線形歪み(収縮)については、エチレングリコー
ルの不存在下で作製したフォーム(実施例3R、比較
用)のそれより小さくないにしても同じであり、寸法安
定性については、エチレングリコールの不存在下で作製
したフォーム(実施例3R、比較用)のそれより大きか
った。
【0014】〔実施例4〜15〕実施例4〜15におい
ては、燐酸化希釈剤を含有するクロロ臭素化ポリエーテ
ル−ポリオール(Ixol( 登録商標)B251の商標で市販さ
れている。)を使用した。その主な特性は、 −ヒドロキシルインデックス 330 mg KOH/g −当量 170 −平均官能価 3 −塩素含有率 約6.8重量% −臭素含有率 約32重量% −リン含有率 約1.1重量%
ては、燐酸化希釈剤を含有するクロロ臭素化ポリエーテ
ル−ポリオール(Ixol( 登録商標)B251の商標で市販さ
れている。)を使用した。その主な特性は、 −ヒドロキシルインデックス 330 mg KOH/g −当量 170 −平均官能価 3 −塩素含有率 約6.8重量% −臭素含有率 約32重量% −リン含有率 約1.1重量%
【0015】〔実施例4〜8〕(表2参照) 実施例4〜8においては、発泡剤はHFA−123であ
った。本発明に従った実施例6及び7は、Ixol( 登録商
標)B251ポリエーテル−ポリオール(すでに燐酸化希釈
剤を含有している。)100重量部当たり10部のトリ
エチルホスフェート(TEP)、及び、それぞれ2及び
4部のエチレングリコール(EG)を含有するプレミッ
クスから作製された硬質PURフォームを例示する。比
較のために挙げられている実施例4Rは、TEP及びエ
チレングリコールを含有しないプレミックスに関する。
比較のために挙げられている実施例5Rは、10部のT
EPを含有するがエチレングリコールは含有しないプレ
ミックスに関する。比較のために挙げられている実施例
8Rは、10部のTEP及び4部のグリセロールを含有
するプレミックスに関する。実施例4Rで作製した硬質
PURフォーム(表2参照)は外部放射試験でM2に分
類され、0.5%の収縮を示した。実施例5Rで作製し
た、燐酸化添加剤(TEP)リッチなプレミックスから
のフォームは、外部放射試験でM1 に分類されたが、フ
ォームの収縮は2%に上昇した。本発明に従って実施例
6で(2部のEGの存在下で)作製したフォームは、外
部放射試験でM1 に分類され、収縮は0.9%に低下し
た。本発明に従って実施例7で(4部のEGの存在下
で)作製したフォームは、なお外部放射試験でM1 に分
類され、収縮は0.6%に低下した。これは、燐酸化希釈
剤が著しく少ないプレミックスから作製され、外部放射
試験でM2 に分類されたフォーム(実施例4R)のそれ
の大きさと同じオーダーの大きさであり、さらに、同じ
含有量の燐酸化添加剤を含有するプレミックスを使用し
て作製され、M1 に分類されたフォーム(実施例5R)
より著しく小さい。最後に、実施例8Rは、4部のグリ
セロールをプレミックスに添加すると、他をすべて同じ
にしても、外部放射試験でM2 に分類され、その収縮が
同じ量のエチレングリコールを使用して作製したフォー
ムのそれよりも大きいフォームが作製されることを証明
した。
った。本発明に従った実施例6及び7は、Ixol( 登録商
標)B251ポリエーテル−ポリオール(すでに燐酸化希釈
剤を含有している。)100重量部当たり10部のトリ
エチルホスフェート(TEP)、及び、それぞれ2及び
4部のエチレングリコール(EG)を含有するプレミッ
クスから作製された硬質PURフォームを例示する。比
較のために挙げられている実施例4Rは、TEP及びエ
チレングリコールを含有しないプレミックスに関する。
比較のために挙げられている実施例5Rは、10部のT
EPを含有するがエチレングリコールは含有しないプレ
ミックスに関する。比較のために挙げられている実施例
8Rは、10部のTEP及び4部のグリセロールを含有
するプレミックスに関する。実施例4Rで作製した硬質
PURフォーム(表2参照)は外部放射試験でM2に分
類され、0.5%の収縮を示した。実施例5Rで作製し
た、燐酸化添加剤(TEP)リッチなプレミックスから
のフォームは、外部放射試験でM1 に分類されたが、フ
ォームの収縮は2%に上昇した。本発明に従って実施例
6で(2部のEGの存在下で)作製したフォームは、外
部放射試験でM1 に分類され、収縮は0.9%に低下し
た。本発明に従って実施例7で(4部のEGの存在下
で)作製したフォームは、なお外部放射試験でM1 に分
類され、収縮は0.6%に低下した。これは、燐酸化希釈
剤が著しく少ないプレミックスから作製され、外部放射
試験でM2 に分類されたフォーム(実施例4R)のそれ
の大きさと同じオーダーの大きさであり、さらに、同じ
含有量の燐酸化添加剤を含有するプレミックスを使用し
て作製され、M1 に分類されたフォーム(実施例5R)
より著しく小さい。最後に、実施例8Rは、4部のグリ
セロールをプレミックスに添加すると、他をすべて同じ
にしても、外部放射試験でM2 に分類され、その収縮が
同じ量のエチレングリコールを使用して作製したフォー
ムのそれよりも大きいフォームが作製されることを証明
した。
【0016】〔実施例9R〜11〕(表3参照) 実施例9R〜11においては、発泡剤はHFA−141
bであった。本発明に従った実施例11は、Ixol( 登録
商標)B251ポリエーテル−ポリオール100重量部当た
り10部のトリエチルホスフェート(TEP)及び4部
のエチレングリコール(EG)を含有するプレミックス
から作製された硬質PURフォームを例示する。比較の
ために挙げられている実施例9Rは、TEP及びエチレ
ングリコールを含有しないプレミックスに関する。比較
のために挙げられている実施例10Rは、10部のTE
Pを含有するがエチレングリコールは含有しないプレミ
ックスに関する。実施例9Rで作製した硬質PURフォ
ーム(表3参照)は外部放射試験でM2に分類され、0.
4%の収縮を示した。実施例10Rで作製した、燐酸化
添加剤(TEP)リッチなプレミックスからのフォーム
は、外部放射試験でM1 に分類されたが、フォームの収
縮は1.5%に上昇した。本発明に従って実施例11で
(4部のEGの存在下で)作製したフォームは、外部放
射試験でM1 に分類され、収縮は0.4%に低下した。こ
れは、燐酸化添加剤が著しく少ないプレミックスから作
製され、M2 に分類されたフォーム(実施例9R)のそ
れと等しく、さらに、同じ量の燐酸化添加剤を含有する
(しかし、エチレングリコールは含有しない)プレミッ
クスから作製され、M1 に分類されたフォーム(実施例
10R)より著しく小さい。
bであった。本発明に従った実施例11は、Ixol( 登録
商標)B251ポリエーテル−ポリオール100重量部当た
り10部のトリエチルホスフェート(TEP)及び4部
のエチレングリコール(EG)を含有するプレミックス
から作製された硬質PURフォームを例示する。比較の
ために挙げられている実施例9Rは、TEP及びエチレ
ングリコールを含有しないプレミックスに関する。比較
のために挙げられている実施例10Rは、10部のTE
Pを含有するがエチレングリコールは含有しないプレミ
ックスに関する。実施例9Rで作製した硬質PURフォ
ーム(表3参照)は外部放射試験でM2に分類され、0.
4%の収縮を示した。実施例10Rで作製した、燐酸化
添加剤(TEP)リッチなプレミックスからのフォーム
は、外部放射試験でM1 に分類されたが、フォームの収
縮は1.5%に上昇した。本発明に従って実施例11で
(4部のEGの存在下で)作製したフォームは、外部放
射試験でM1 に分類され、収縮は0.4%に低下した。こ
れは、燐酸化添加剤が著しく少ないプレミックスから作
製され、M2 に分類されたフォーム(実施例9R)のそ
れと等しく、さらに、同じ量の燐酸化添加剤を含有する
(しかし、エチレングリコールは含有しない)プレミッ
クスから作製され、M1 に分類されたフォーム(実施例
10R)より著しく小さい。
【0017】〔実施例12R〜15〕(表4参照) 本発明に従った実施例14及び15は、Ixol( 登録商
標)B251ポリエーテル−ポリオール100重量部当たり
10部のトリス(クロロプロピル)ホスフェート(TC
PP)、及び、それぞれ2及び4部のエチレングリコー
ル(EG)を含有するプレミックスから作製された硬質
PURフォームを例示する。比較のために挙げられてい
る実施例12Rは、10部のTCPPを含有するがエチ
レングリコールは含有しないプレミックスに関する。比
較のために挙げられている実施例13Rは、10部のT
CPP及び4部のグリセロールを含有するプレミックス
に関する。実施例12Rで作製した硬質PURフォーム
は外部放射試験でM2 に分類され、1.6%の収縮を示し
た。実施例13Rで作製した、実施例14及び15のプ
レミックスと同じ含有率の燐酸化添加剤を含有するが、
4部のグリセロールを含有するプレミックスからのフォ
ームは、外部放射試験でM2 に分類されたが、その収縮
は4部のEGを使用して作製したフォーム(実施例1
5)のそれよりも大きく、また、たった2部のEGを使
用して作製したフォーム(実施例14)と同じオーダー
の大きさであった。
標)B251ポリエーテル−ポリオール100重量部当たり
10部のトリス(クロロプロピル)ホスフェート(TC
PP)、及び、それぞれ2及び4部のエチレングリコー
ル(EG)を含有するプレミックスから作製された硬質
PURフォームを例示する。比較のために挙げられてい
る実施例12Rは、10部のTCPPを含有するがエチ
レングリコールは含有しないプレミックスに関する。比
較のために挙げられている実施例13Rは、10部のT
CPP及び4部のグリセロールを含有するプレミックス
に関する。実施例12Rで作製した硬質PURフォーム
は外部放射試験でM2 に分類され、1.6%の収縮を示し
た。実施例13Rで作製した、実施例14及び15のプ
レミックスと同じ含有率の燐酸化添加剤を含有するが、
4部のグリセロールを含有するプレミックスからのフォ
ームは、外部放射試験でM2 に分類されたが、その収縮
は4部のEGを使用して作製したフォーム(実施例1
5)のそれよりも大きく、また、たった2部のEGを使
用して作製したフォーム(実施例14)と同じオーダー
の大きさであった。
【表1】 表 1 実施例の番号 1 2 3R ───────────────────────────────────プレミックスの組成 , 重量部 Ixol(登録商標)B350 100 100 100 ポリエーテル−ポリオール エチレングリコール 2 2 − シリコーン 2 2 2 水 1 1 1 HFA−123 27 − − HFA−141b − 22 23 触媒 2 2 2.2 ─────────────────────────────────── MDI,イソシアネートインデックス110 110.5 120.5 110.5 ───────────────────────────────────PUR フォームの評価 クリーム時間,s 41 43 43 ワイヤ時間,s 97 102 104 AD,kg/m3 36 35.6 35.2 線型歪,% 0.2 0.1 0.2 (収縮) 寸法安定性 (ISO 2796) 100℃で7日後,% 2.25 1 2 70℃、90%RHで7日後,% 2 1 2.5 -30℃で7日後,% -1.25 0 -2.5 外部放射試験による分類 M1 M1 M2 (NF−P 92-501)
【表2】 表 2 実施例の番号 4R 5R 6 7 8R ──────────────────────────────────プレミックスの組成 * , 重量部 Ixol(登録商標)B251 100 100 100 100 100 ポリエーテル−ポリオール TEP − 10 10 10 10 エチレングリコール − − 2 4 − グリセロール − − − − 4 シリコーン 2 2 2 2 2 水 1 1 1 1 1 HFA−123 28 29 30 30 30 触媒 2 2.2 2.2 2.2 2.2* リン含有率, 1.1 3.44 3.4 3.4 3.4 ポリエーテル−ポリオール 100部当りの部 ─────────────────────────────────── MDI,イソシアネート 104.3 104.3 113.9 123.6 123.7 インデックス110 ───────────────────────────────────PUR フォームの評価 クリーム時間,s 44 43 45 46 47 ワイヤ時間,s 108 103 106 102 113 AD,kg/m3 36 35.4 36 36.2 36.2 線型歪,% 0.5 2 0.9 0.6 1.2 (収縮) 寸法安定性 (ISO 2796) 100℃で7日後,% 3 4.75 3 2 2.5 70℃、90%RHで7日後,% 3 5.25 4 2 3.5 -30℃で7日後,% 0 0 0 0 0 外部放射試験による分類 M2 M1 M1 M1 M2 (NF−P 92-501)
【表3】 表 3 実施例の番号 9R 10R 11 ───────────────────────────────────プレミックスの組成 * , 重量部 Ixol(登録商標)B251 100 100 100 ポリエーテル−ポリオール TEP − 10 10 エチレングリコール − − 4 シリコーン 2 2 2 水 1 1 1 HFA−141b 23 22 24 触媒 2 2 2.2* リン含有率, 1.1 3.4 3.4 ポリエーテル−ポリオール 100部当りの部 ─────────────────────────────────── MDI,イソシアネートインデックス110 104.3 104.3 123.6 ───────────────────────────────────PUR フォームの評価 クリーム時間,s 45 43 48 ワイヤ時間,s 110 107 103 AD,kg/m3 35.7 36.2 35.3 線型歪,% 0.4 1.5 0.4 (収縮) 寸法安定性 (ISO 2796) 100℃で7日後,% 2.5 4.5 2 70℃、90%RHで7日後,% 2 4.5 1 -30℃で7日後,% 0 0 0 外部放射試験による分類 M2 M1 M1 (NF−P 92-501)
【表4】 表 4 実施例の番号 12R 13R 14 15 ───────────────────────────────────プレミックスの組成 * , 重量部 Ixol(登録商標)B251 100 100 100 100 ポリエーテル−ポリオール TCPP 10 10 10 10 エチレングリコール − − 2 4 グリセロール − 4 − − シリコーン 2 2 2 2 水 1 1 1 1 HFA−141b 22 24 23 24 触媒 2.2 2.2 2.2 2.2* リン含有率, 2.1 2.1 2.1 2.1 ポリエーテル−ポリオール 100部当りの部 ─────────────────────────────────── MDI,イソシアネート 104.3 123.7 113.9 123.4 インデックス110 ───────────────────────────────────PUR フォームの評価 クリーム時間,s 42 45 40 42 ワイヤ時間,s 95 102 90 93 AD,kg/m3 36.1 36 35.6 36.2 線型歪,% 1.6 0.9 1 0.7 (収縮) 寸法安定性 (ISO 2796) 100℃で7日後,% 2.5 1.25 2.25 1.5 70℃、90%RHで7日後,% 2.25 1.25 2 1.25 -30℃で7日後,% 0 0 0 0 外部放射試験による分類 M2 M2 M1 M2 (NF−P 92-501)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08G 101:00) C08L 75:04
Claims (18)
- 【請求項1】 エチレングリコールの存在下で、ハロゲ
ン化ポリエーテル−ポリオール、並びに、1,1−ジク
ロロ−1−フルオロエタン及び1,1,1−トリフルオ
ロ−2,2−ジクロロエタンから選択された少なくとも
一種の発泡剤を使用して製造された難燃性硬質ポリウレ
タンフォーム。 - 【請求項2】 ハロゲン化ポリエーテル−ポリオール1
00重量部当たり少なくとも0.5部の濃度で存在するエ
チレングリコールの存在下で製造することを特徴とす
る、請求項1記載の難燃性硬質ポリウレタンフォーム。 - 【請求項3】 ハロゲン化ポリエーテル−ポリオール1
00重量部当たり多くとも6.5部の濃度で存在するエチ
レングリコールの存在下で製造することを特徴とする、
請求項1記載の難燃性硬質ポリウレタンフォーム。 - 【請求項4】 リン酸エステル及びホスホネートから選
択された燐酸化有機化合物の存在下で製造することを特
徴とする、請求項1記載の難燃性硬質ポリウレタンフォ
ーム。 - 【請求項5】 ハロゲン化ポリエーテル−ポリオール1
00重量部当たりのリンで表わして、約0.5〜6部の濃
度で存在する燐酸化有機化合物の存在下で製造すること
を特徴とする、請求項4記載の難燃性硬質ポリウレタン
フォーム。 - 【請求項6】 発泡剤が1,1−ジクロロ−1−フルオ
ロエタンからなることを特徴とする、請求項1〜5のい
ずれか1項記載の難燃性硬質ポリウレタンフォーム。 - 【請求項7】 必須成分として、少なくとも一種のハロ
ゲン化ポリエーテル−ポリオール、1,1−ジクロロ−
1−フルオロエタン及び1,1,1−トリフルオロ−
2,2−ジクロロエタンから選択された少なくとも一種
の発泡剤、及びエチレングリコールを含むことを特徴と
する、難燃性硬質ポリウレタンフォームの製造用組成
物。 - 【請求項8】 ハロゲン化ポリエーテル−ポリオール1
00重量部当たり少なくとも0.5部の濃度でエチレング
リコールが存在することを特徴とする、請求項7記載の
組成物。 - 【請求項9】 ハロゲン化ポリエーテル−ポリオール1
00重量部当たり多くとも6.5部の濃度でエチレングリ
コールが存在することを特徴とする、請求項7記載の組
成物。 - 【請求項10】 リン酸エステル及びホスホネートから
選択された燐酸化有機化合物をさらに含むことを特徴と
する、請求項7記載の組成物。 - 【請求項11】 ハロゲン化ポリエーテル−ポリオール
100重量部当たりのリンで表わして、約0.5〜6部の
濃度で燐酸化有機化合物が存在することを特徴とする、
請求項10記載の組成物。 - 【請求項12】 発泡剤が1,1−ジクロロ−1−フル
オロエタンからなることを特徴とする、請求項7〜11
のいずれか1項記載の組成物。 - 【請求項13】 発泡剤が1,1−ジクロロ−1−フル
オロエタン及び1,1,1−トリフルオロ−2,2−ジ
クロロエタンから選択された水素含有クロロフッ素化炭
化水素を含み、反応がエチレングリコールの存在下で行
われることを特徴とする、発泡剤の存在下で、ハロゲン
化ポリエーテル−ポリオールを有機ポリイソシアネート
と反応させる難燃性硬質ポリウレタンフォームの製造方
法。 - 【請求項14】 ハロゲン化ポリエーテル−ポリオール
100重量部当たり少なくとも0.5部の濃度でエチレン
グリコールを使用することを特徴とする、請求項13記
載の方法。 - 【請求項15】 ハロゲン化ポリエーテル−ポリオール
100重量部当たり多くとも6.5部の濃度でエチレング
リコールが存在することを特徴とする、請求項13記載
の方法。 - 【請求項16】 リン酸エステル及びホスホネートから
選択された燐酸化有機化合物の存在下で反応を行うこと
を特徴とする、請求項13記載の方法。 - 【請求項17】 ハロゲン化ポリエーテル−ポリオール
100重量部当たりのリンで表わして、約0.5〜6部の
濃度で燐酸化有機化合物を使用することを特徴とする、
請求項16記載の方法。 - 【請求項18】 発泡剤が1,1−ジクロロ−1−フル
オロエタンからなることを特徴とする、請求項13〜1
7のいずれか1項記載の方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
BE09200316 | 1992-04-07 | ||
BE9200316A BE1005728A3 (fr) | 1992-04-07 | 1992-04-07 | Mousses de polyurethanes rigides ignifuges, compositions destinees a leur fabrication et procede pour la fabrication des mousses. |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=3886215
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---|---|---|---|
JP5079418A Pending JPH0641269A (ja) | 1992-04-07 | 1993-04-06 | 難燃性硬質ポリウレタンフォーム、その製造用組成物、及びフォームの製造方法 |
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EP (1) | EP0565163B1 (ja) |
JP (1) | JPH0641269A (ja) |
BE (1) | BE1005728A3 (ja) |
CA (1) | CA2093547A1 (ja) |
DE (1) | DE69305210T2 (ja) |
ES (1) | ES2094995T3 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2020063439A (ja) * | 2018-10-16 | 2020-04-23 | 株式会社エフコンサルタント | 硬化性組成物 |
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DE19702762A1 (de) * | 1997-01-27 | 1998-07-30 | Joachim Gluske Fa | Brandhemmender Polyurethanschaum |
IL175339A0 (en) * | 2006-05-01 | 2007-07-24 | Bromine Compounds Ltd | Flame retardant composition |
WO2018081139A1 (en) * | 2016-10-25 | 2018-05-03 | Ele' Corporation | Low-viscosity phosphate polyols |
CN110066375B (zh) * | 2019-05-08 | 2021-11-12 | 陕西特种橡胶制品有限公司 | 新燃料运输容器填充硬质聚氨酯泡沫材料及制备方法 |
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1992
- 1992-04-07 BE BE9200316A patent/BE1005728A3/fr not_active IP Right Cessation
-
1993
- 1993-03-25 EP EP93200855A patent/EP0565163B1/fr not_active Expired - Lifetime
- 1993-03-25 ES ES93200855T patent/ES2094995T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1993-03-25 DE DE69305210T patent/DE69305210T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1993-04-02 US US08/042,409 patent/US5264463A/en not_active Expired - Fee Related
- 1993-04-06 JP JP5079418A patent/JPH0641269A/ja active Pending
- 1993-04-06 CA CA002093547A patent/CA2093547A1/fr not_active Abandoned
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BE1005728A3 (fr) | 1993-12-28 |
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ES2094995T3 (es) | 1997-02-01 |
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EP0565163B1 (fr) | 1996-10-09 |
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