JPH0730967Y2 - 合成樹脂製シリンダ - Google Patents

合成樹脂製シリンダ

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JPH0730967Y2
JPH0730967Y2 JP1988025796U JP2579688U JPH0730967Y2 JP H0730967 Y2 JPH0730967 Y2 JP H0730967Y2 JP 1988025796 U JP1988025796 U JP 1988025796U JP 2579688 U JP2579688 U JP 2579688U JP H0730967 Y2 JPH0730967 Y2 JP H0730967Y2
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JP
Japan
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mounting plate
cover
cylinder
mounting
synthetic resin
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JP1988025796U
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輝正 竹内
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CKD Corp
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CKD Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、流体圧で駆動される合成樹脂製シリンダに関
し、とくにシリンダ本体と取付板とのゆるみを防止する
ものである。
[従来の技術] シリンダチューブ、カバー、ピストン等の主要部が合成
樹脂製からなるシリンダは、軽量で、耐腐蝕性に秀れて
いるために食品、化学薬品機械、装置等に用いられてい
る。第5図は、合成樹脂製シリンダの従来の取付装置を
示したもので、1はシリンダチューブ、2および3はカ
バーで合成樹脂製である。5はシリンダチューブ1内に
軸方向に摺動自在に嵌入された図示されていないピスト
ンが一端に固着されたピストンロッドであり、合成樹脂
製またはステンレス鋼等の金属製である。シリンダチュ
ーブ1はカバー2および3に金属製のタイロッドRによ
って一体的に組付けられる。6はロッド側のカバー2に
取付けられた取付板であり、一部破断図で示したよう
に、カバー2側のタイロッドRの突出したねじ部にナッ
ト締めされてシリンダに取付けられている。樹脂製シリ
ンダの取付板は上記のタイロッドで取付ける構造の他
に、取付板をカバーと一体的に成形した構造のものもあ
る。
[考案が解決しようとする問題点] 合成樹脂製部材にねじを形成して部材間をねじ締めによ
り結合する場合、とくにシリンダの取付板のように比較
的大きな負荷が掛るものでは、ねじ部にクリープによる
ゆるみが生じ実用上問題であった。従来の金属製のタイ
ロッドにより取付けるものでは、機械的強度の問題は解
決したものの樹脂製シリンダの耐蝕性および軽量の点で
問題があり、とくに小型のシリンダでは金属製のタイロ
ッドを用いることはさらに不利である。したがって、小
型の合成樹脂製シリンダでは取付板をカバーと一体に成
形してタイロッドを使用しないものが実用化されている
が、取付状態に応じた多数のカバーを用意せねばなら
ず、取付板だけを交換できない問題があった。
本考案の技術的課題は、従来の合成樹脂製シリンダにお
ける上記の問題を解消し、合成樹脂部材間のねじ結合に
おいて、取付板のゆるみを防止可能にすることにある。
[問題点を解決するための手段] 本考案はこのような問題点を解決する手段として、シリ
ンダ1と、軸方向に設けられた取付筒部を有するカバー
2と、該カバーの取付筒部が嵌入される円孔を有する取
付板6と、および、前記カバーの取付筒部に螺着されて
該取付板を該カバーに固定する締め付けナット7とを備
え、前記シリンダ1と前記カバー2と前記取付板6、な
らびに、前記締め付けナット7のいずれもが合成樹脂材
料からなる合成樹脂製シリンダにおいて、前記カバーの
取付筒部21には、前記取付板の円孔内に形成された凸条
62を案内する凹溝23が軸方向に形成され、かつ、取付板
がカバーに当接した位置において該凹溝と連通して取付
板の凸条と係合して軸方向の動きを止める凹溝24が円周
方向に形成されるとともに、前記合成樹脂製締め付けナ
ットと該取付板には夫々互いに当接する部分に離脱防止
のための円形凸部を有する係止部a、bが設けられてい
る合成樹脂製シリンダを提供する。
[作用] 合成樹脂製取付板6の円孔内に形成された凸条62を合成
樹脂製カバーの取付筒部21の凹溝23に整合して前記取付
板6を取付筒部21にカバーに当接するように嵌入する。
次に該取付板6を円周方向に回転させることにより、凸
条62が取付筒部21の円周方向に形成された凹溝24と係合
して、取付板6は軸方向の動きが止められる。この状態
で合成樹脂製締め付けナット7を取付筒部21に螺着す
る。取付板6が該締め付けナット7によってカバーに固
定されるときに、取付板6と締め付けナット7とは係止
部a、bにより相互に離脱せぬように結合される。締め
付け時にねじ部にクリープが生じても、取付板6は凸条
62と取付筒部21の凹溝24と係合と、さらに締め付けナッ
ト7との係止により、軸方向の動きが二重に防止されて
取付板6のカバーに対するゆるみが起きない。
[実施例] 次に本考案による合成樹脂製シリンダが実際上どのよう
に具体化されるかを実施例で説明する。第1図は本考案
による合成樹脂製シリンダを示す断面図、第2図はその
正面図、第3図は第1図のA部の拡大図であり、締め付
けナットと取付板とに夫々設けられた係止部を示すもの
であり、第4図は取付板と取付筒部が形成されたカバー
の斜視図である。
1はシリンダチューブであり、両端にカバー2および3
が結合されている。4はピストンで、シリンダチューブ
1内に軸方向に摺動可能に嵌入されており、ピストンロ
ッド5の一端に固定されている。ピストンロッド5はス
テンレス鋼等の金属であるがその他の部品は合成樹脂製
である。機械的強度が小さくてもよい用途に対しては勿
論、ピストンロッド5も合成樹脂製にしてもよい。この
ような合成樹脂製シリンダは、耐蝕性に秀れ、駆動流体
も圧縮空気の他、低圧油や水を用いることができ、金属
製のシリンダでは腐蝕する雰囲気や錆が生じる屋外にも
使用でき、かつ軽量である。
21はカバー2に軸方向に突出して形成された取付筒部で
あり、その外周にはねじ22が設けられている。図示例で
は、取付板がロッド側のカバー2に設けられているが、
ヘッド側のカバー3に取付板を設ける場合には、ヘッド
側のカバー3に形成される。6は合成樹脂製の取付板で
あり、第4図のように取付筒部21が嵌入される円孔61が
形成されておりこの円孔内には、軸方向に凸条62が対象
位置に2箇所設けられている。23は取付板6の円孔61内
の凸条62と嵌合して案内するために、取付筒部21に軸方
向に形成された凹溝である。取付筒部21のカバー側の円
周部には、取付板6がカバー2に当接した位置において
凹溝23と連通して取付板6の凸条62と係合して取付板6
の軸方向の動きを止める凹溝24が円周方向に形成されて
いる。
7は取付筒部21とねじ結合により取付板6をカバー2に
固定する円筒形の合成樹脂製締め付けナットであり、取
付板6と当接する端面には円形凸部71が設けられてい
る。一方、取付板6には締め付けナット7の円形凸部71
と嵌合する円形凹部63が形成されており、第3図のよう
に円形凸部71の外端部の外径は円形凹部の外端部の内径
より若干大きくなっており係止部a及びbを形成してい
る。本実施例では締め付けナット7に円形凸部を取付板
6に円形凹部を設けてあるが、逆に締め付けナット7に
円形凹部を、取付板に円形凸部を設けてもよい。第3図
は締め付けナット7の円形凸部を取付板6の円形凹部に
押込んで係止部a、bにより離脱防止されて結合した状
態を示している。64は取付板6に設けた取付孔である。
次に取付板6をシリンダのカバーにどのように取付ける
かについて順に説明する。
まず、取付板6の円孔61に形成された凸条62をカバー2
の取付筒部21の凹溝23に整合して取付板6を取付筒部21
にカバー2に当接するよう嵌め入れる。
次に取付板6またはシリンダを円周方向に回転させる。
取付板の凸条62が取付筒部21の円周方向に形成された凹
溝24と係合して取付板6は軸方向の動きが止められる。
この状態で、締め付けナット7を取付筒部21に螺着す
る。取付板6がカバー2に押し付けられてねじ締めされ
る時に、締め付けナット7の円形凸部の係止部aが取付
板6の円形凹部の係止部b内に合成樹脂の弾性変形によ
り圧入し、ねじ締めが終わった時点で、係止部aとbは
元の形状に戻って互いに噛み合った状態で結合される。
取付板6は、凸条62と取付筒部21の凹溝24との係合とま
た、上記の係止部bと締め付けナット7の係止部aとの
結合によって、締め付け時に、ねじにクリープが生じて
もカバー2との固定はゆるみが起きることがなく確実に
取付けることができる。
[考案の効果] 以上のように本考案によれば、取付筒部21に設けられた
凹溝24と取付板6の凸条とが係合し、さらに締め付けナ
ット7と取付板6とは夫々に設けられた係止部a、bに
より、取付板6は軸方向の動きが確実に防止できるため
に、合成樹脂同志の部品間の取付けにおいて、ねじ結合
によるクリープが生じてもゆるみが起きないので、取付
板をシリンダに確実に、かつ簡単に取付けることが可能
となる。また、取りはずしも容易であるので、取付場所
に応じた取付板を用意しておけば取付板だけの交換がで
きる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による合成樹脂製シリンダの取付装置の
断面図、第2図はその正面図、第3図は第1図のA部拡
大図、第4図は取付板と取付筒部が形成されたカバーの
斜視図、第5図は合成樹脂製シリンダの従来の取付装置
を示したものである。 2……カバー、21……取付筒部 22……ねじ、23……凹溝 24……凹溝、6……取付板 61……円孔、62……凸条 7……締め付けナット、a……係止部 b……係止部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダと、軸方向に突出して形成され外
    周にねじが設けられた取付筒部を有するカバーと、該カ
    バーの取付筒部が嵌入される円孔を有する取付板と、お
    よび、前記カバーの取付筒部に螺着されて該取付板を該
    カバーに固定する締め付けナットとを備え、前記シリン
    ダと前記カバーと前記取付板、ならびに、前記締め付け
    ナットのいずれもが合成樹脂材料よりなる合成樹脂製シ
    リンダにおいて、 前記カバーの取付筒部には、前記取付板の円孔内に形成
    された凸条を案内する凹溝が軸方向に形成され、かつ、
    取付板がカバーに当接した位置において該凹溝と連通し
    て取付板の凸条と係合して軸方向の動きを止める凹溝が
    円周方向に形成されるとともに、前記合成樹脂製締め付
    けナットと該取付板には夫々互いに当接する部分に離脱
    防止のための円形凸部を有する係止部が設けられている
    ことを特徴とする合成樹脂製シリンダ。
JP1988025796U 1988-02-26 1988-02-26 合成樹脂製シリンダ Expired - Lifetime JPH0730967Y2 (ja)

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