JPH07309577A - クレーン用テレビモニタ装置 - Google Patents

クレーン用テレビモニタ装置

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JPH07309577A
JPH07309577A JP6102618A JP10261894A JPH07309577A JP H07309577 A JPH07309577 A JP H07309577A JP 6102618 A JP6102618 A JP 6102618A JP 10261894 A JP10261894 A JP 10261894A JP H07309577 A JPH07309577 A JP H07309577A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
line
sight
television
monitor
operator
Prior art date
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Pending
Application number
JP6102618A
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English (en)
Inventor
Takashi Sano
敬 佐野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Obayashi Corp filed Critical Obayashi Corp
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Publication of JPH07309577A publication Critical patent/JPH07309577A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オペレータのモニタテレビ画面を追う目線に
応じて、その注目画像の方向に実際のテレビカメラを自
動的に追尾させ、注目画像を常時画面中央に補正できる
ようにしたクレーン用テレビモニタ装置を提供する。 【構成】 クレーンブーム1の先端にワイヤ2´を介し
て吊下され、方向制御装置5を介して取付けたテレビカ
メラ6と、クレーンオペレータ室4内に配置され、テレ
ビカメラ6の映像を受像するモニタテレビと、該モニタ
テレビに近接配置され、テレビ画面に対するオペレータ
の視線方向を検出する検出装置8と、検出装置8の検出
内容を解析する三次元動画像解析システム9と、動画像
解析システム9の解析内容に基づき前記方向制御装置5
を駆動して前記視線方向と対応する位置に前記テレビカ
メラ6を追尾させる駆動制御装置10とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モニタテレビの画面上
においてクレーン作業用オペレータの見たい方向にカメ
ラの撮像方向を自動的に追尾できるようにしたクレーン
用テレビモニタ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在ではタワークレーンのブーム先端に
テレビカメラを取り付けておき、この画像をクレーンオ
ペレータ室に設置したモニタテレビに受像している。オ
ペレータ操作は、このモニタテレビ画面を見ることによ
る間接的な目視判断及び無線による指示の双方に基づき
行なわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、テレビ
カメラは玉掛け場所から遥かに上方に位置しているた
め、画像が小さく、遠近感が掴みにくかった。また、こ
のためにカメラにズーム機構を設け、遠隔操作により画
面を拡大するようにもできるが、画面を拡大すると目的
物が画面から外れやすく、反って見にくくなる欠点があ
り、特に振れやすいフックや吊荷は画面から外れ、目的
画像をしばしば失う結果となる。このためモニタテレビ
は単なる参考程度であり、現在では操作はほとんど無線
からの指示のみにより行なわれており、操作性や安全性
の点で改善が求められていた。
【0004】本発明は以上の問題を解決するものであっ
て、その目的は、オペレータのモニタテレビ画面を追う
目線に応じて、その注目画像の方向に実際のテレビカメ
ラが自動的に追尾するようにし、注目画像を常時画面中
央に補正できるようにしたクレーン用テレビモニタ装置
を提供するものである。
【0005】また、本発明はオペレータが注視した部分
を自動的にズームアップできるようすることを他の目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、吊荷及び玉掛け作業位置に向けて方向制
御装置を介して任意の位置に取付けたテレビカメラと、
クレーンオペレータ室内に配置され、前記テレビカメラ
の映像を受像するモニタテレビと、該モニタテレビに近
接配置され、テレビ画面に対するオペレータの視線方向
を検出する検出手段と、該検出手段の検出内容を解析す
る三次元動画像解析システムと、該動画像解析システム
の解析内容に基づき前記方向制御装置を駆動して前記視
線方向と対応する位置に前記テレビカメラを追尾させる
駆動制御手段とを備えたことを特徴とするものである
(請求項1)。
【0007】また、この発明にあっては、前記テレビカ
メラに内蔵されたズーム機構が、前記視線方向検出手段
がオペレータの視線の停止を検出するとズームアップ
し、視線の動きを検出すると元に戻るように前記視線方
向検出手段に連動させることができる(請求項2)。
【0008】
【作用】以上の構成によれば、オペレータがテレビ画面
中の注目する画像を凝視するとオペレータの視線はその
注目画像が静止している場合には一定となる。また、注
目画像が画面から外れようとすると視線は移動する。こ
の視線及びその移動方向は検出手段によって検出され、
三次元動画像解析システムにより画面上における移動方
向が演算される。この結果に基づき制御手段を介して方
向制御装置は実際の注目画像の移動方向に向けて変位駆
動され、視線方向と対応する撮像位置に前記テレビカメ
ラを追尾させ、注目画像をテレビ画面内に保持する。
【0009】また、請求項2の構成を採用した場合に
は、オペレータの視線が定まらない内はより広い撮像範
囲とし、注目画像に向けてオペレータの視線が停止する
とズームアップにより、その画像のみを大きく写しだ
し、他に視線が移ることで再度広い撮像範囲に戻る。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて詳細に
説明する。図1は本発明に係るクレーン装置の全体の概
要を示すものであり、1はブーム、2はブーム1の先端
より降可能に繰り出される吊下ワイヤ、3はワイヤ2の
下端に設けたクレーンフック、4はブーム1の基部に配
置されたオペレータ室である。
【0011】またブーム1の先端には吊り下げワイヤ2
と連動して一定間隔を保ってワイヤ2´に吊下され、方
向制御装置5を介して方向変更可能なテレビカメラ6が
設けられ、その撮像方向を前記フック3あるいはこれに
掛止される吊荷に向けている。 方向制御装置5はテレ
ビカメラ6を前後及び左右に傾動させて撮像方向を調整
するものである。また、テレビカメラ6はズーム機能を
備え、撮像した吊荷及び作業員などの映像を、オペレー
タ室4に配置されたモニタテレビ7にその画像情報を伝
送している。
【0012】なお、無線伝送の場合には周波数帯域が指
向性の強い帯域に制限されるので、その受信アンテナは
ブーム1の先端部に設けておくことが望ましい。
【0013】図2は前記モニタテレビ7を含むモニタ装
置の電気的構成を示すもので、モニタテレビ7の上部に
はオペレータの視線Aを検出するCCDカメラ8a,8
c,及び赤外線投光器8bを備えた視線検出装置8と、
これに接続した三次元動画像処理システム9と、この画
像処理システム9に接続した駆動制御手段10を備え、
この制御手段10の出力状態に応じて方向制御装置5が
前後左右方向に揺動し、テレビカメラ6の撮像方向を変
更できるようにしている。
【0014】また、モニタテレビ7の近傍には前記テレ
ビカメラ6のズーム機構に接続されたリモートコントロ
ーラ11が配置され、オペレータの適宜操作によりテレ
ビカメラ6のズーム操作を可能としている。
【0015】前記視線検出装置8は、被検眼の角膜反射
と水晶体反射の相対的位置関係から求める方式や、角膜
反射と瞳孔との相対的位置関係から求める方式、あるい
は特開平2−193642号公報に示すように光電セン
サー上の光束位置から被検眼の乳頭の位置を求めて視線
の動きを自動的に検出する方式などがある。
【0016】視線検出装置8によって検出された値及び
モニタテレビ7の画像情報は三次元動画像解析システム
9に入力される。
【0017】この画像解析システム9は図3に示すよう
に、視線方向とモニタテレビ7の画面とを重畳させ、視
線Aがモニタテレビ7の画面上のx,y座標中のどこに
位置するかを演算するとともに、その移動方向を演算す
る。
【0018】例えば、図3(a)に示すようにオペレー
タの視線Aがテレビ画面中央に見える吊荷wに集中して
いるときにはこの座標(x0 ,y0 )を演算し、この座
標を基準位置とする。
【0019】この状態から図3(b)に示すように振れ
等によって吊荷wが移動してモニタ画面から外れようと
し、かつこの移動に伴ない視線Aが(x1 ,y1 )に移
動すると、(x0 −x1 ,y0 −y1 )を演算し、この
値に応じた制御指令を駆動制御手段10に出力する。こ
の制御手段10は画面に応じた実際の移動量で前記方向
制御装置5をx,y方向に揺動させる結果、テレビカメ
ラ6は吊荷wの方向を追尾し、再び吊荷wの画面は図3
(a)に示すように、視線Aの基準位置である座標(x
0 ,y0 )に戻ることになる。
【0020】なお、オペレータの視線Aが図3(c)に
示すように、画面中央の吊荷wから左下に見える玉掛け
作業員Mに変更した場合には、その座標(x2 ,y2 )
を演算するとともに、(x0 −x2 ,y0 −y2 )を演
算し、この値に応じた制御指令を駆動制御手段10に出
力し、方向制御装置5をx,y(前後左右)方向に揺動
させる結果、図3(d)に示すようにテレビカメラ6は
玉掛け作業員M側を追尾し、テレビ画面は視線Aの基準
位置である座標(x0 ,y0 )に玉掛け作業員Mを位置
させる。
【0021】したがってオペレータは視線の移動を行な
いながら、常時見たい画像を中央に補正することができ
ることになるのである。
【0022】なお、前記実施例ではカメラ6のズーム操
作はリモートコントロ―ラ11の手動操作によって行な
うようにしたが、動画像解析システム9中に視線Aの位
置を常時時間でモニタしておき、その停止時間によって
ズーム機構を進退動作すべく連繋することもできる。
【0023】例えば、視線Aが動いているとき、すなわ
ち、図3(b),(c)の場合には前記動画像解析シス
テム9はズーム機構を原点位置に停止すべく指令し、こ
の結果広い部分が視野となる。
【0024】この状態から、視線Aが一点に停止する、
すなわち、図3(a),(d)の状態になると、自動的
にテレビカメラ6はズームアップされ、見たい画像のみ
順次モニタテレビ7の画面一杯に大きく広がることにな
る。またこの状態から視線が動くと、ズーム機構が順次
原点位置に後退することにより、再度視野が広がること
になる。
【0025】なお、実施例ではカメラ6をクレーンブー
ム1の先端に吊下してあるが、吊荷及び玉掛け作業位置
を撮像できるのならどの位置に配置しても良い。
【0026】
【発明の効果】以上実施例によって詳細に説明したよう
に本発明にかかるクレーン用モニタテレビ装置にあって
は、オペレータがテレビ画面中の注目する画像を凝視す
るとオペレータの視線はその注目画像が静止している場
合には一定となり、注目画像が画面から外れようとする
と視線は移動し、この視線及びその移動方向は検出手段
によって検出され、三次元動画像解析システムにより画
面上における移動方向が演算される。この結果に基づき
制御手段を介して方向制御装置は実際の注目画像の移動
方向に向けて変位駆動され、視線方向と対応する撮像位
置に前記テレビカメラを追尾させ、注目画像をテレビ画
面内に保持するようになっているので、オペレータの操
作によらず注目画像を常時画面上に見ることができる利
点がある。
【0027】またこの発明では、オペレータの視線が定
まらない内はより広い撮像範囲とし、注目画像に向けて
オペレータの視線が停止するとズームアップにより、そ
の画像のみを大きく写しだし、他に視線が移ることで再
び広い撮像範囲に戻るようにもできるので、このような
場合には手動によるズームアップ操作も必要がなくな
り、さらに便利になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るクレーン装置の全体の概要を示す
説明図である。
【図2】同システムにおけるモニタテレビ装置の電気的
構成を示すブロック図である。
【図3】(a)〜(d)は同装置における制御方法の説
明図である。
【符号の説明】 1 クレーンブーム 4 オペレータ室 5 方向制御装置 6 テレビカメラ 7 モニタテレビ 8 視線検出装置(手段) 9 三次元動画像解析システム 10 駆動制御装置(手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吊荷及び玉掛け作業位置に向けて方向制
    御装置を介して任意の位置に取付けたテレビカメラと、
    クレーンオペレータ室内に配置され、前記テレビカメラ
    の映像を受像するモニタテレビと、該モニタテレビに近
    接配置され、テレビ画面に対するオペレータの視線方向
    を検出する検出手段と、該検出手段の検出内容を解析す
    る三次元動画像解析システムと、該動画像解析システム
    の解析内容に基づき前記方向制御装置を駆動して前記視
    線方向と対応する位置に前記テレビカメラを追尾させる
    駆動制御手段とを備えたことを特徴とするクレーン用テ
    レビモニタ装置。
  2. 【請求項2】 前記テレビカメラに内蔵されたズーム機
    構が、前記視線方向検出手段がオペレータの視線の停止
    を検出するとズームアップし、視線の動きを検出すると
    元に戻るように前記視線方向検出手段に連動させたこと
    を特徴とする請求項1記載のクレーン用テレビモニタ装
    置。
JP6102618A 1994-05-17 1994-05-17 クレーン用テレビモニタ装置 Pending JPH07309577A (ja)

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