JPH07309534A - スピンドルドライブ式巻取機の糸条切替装置 - Google Patents

スピンドルドライブ式巻取機の糸条切替装置

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Publication number
JPH07309534A
JPH07309534A JP10049794A JP10049794A JPH07309534A JP H07309534 A JPH07309534 A JP H07309534A JP 10049794 A JP10049794 A JP 10049794A JP 10049794 A JP10049794 A JP 10049794A JP H07309534 A JPH07309534 A JP H07309534A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bobbin
thread
yarn
winding
friction roller
Prior art date
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Pending
Application number
JP10049794A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Wada
文雄 和田
Yoshimutsu Shimizu
悌睦 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP10049794A priority Critical patent/JPH07309534A/ja
Publication of JPH07309534A publication Critical patent/JPH07309534A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 糸尻をスリット溝に把持させることなく自動
巻き替えを行うことができるスピンドルドライブ式巻取
機の糸条切替装置を提供する。 【構成】 フリクションローラ5と圧接した状態でボビ
ン4が満巻になると、ターレット2が回転して満巻ボビ
ンに対する糸条の巻き取りが続けられている状態で、空
のボビン4がフリクションローラ5に圧接する。この状
態で巻付ガイド9が回転して、空ボビン上を通って満巻
状態のボビンに至る糸条と干渉し、同糸条を空ボビン上
を周回するように変位させる。その結果、糸条6は空ボ
ビン4に巻き付きながらフリクションローラ5と空ボビ
ン間を通るが、その際、フリクションローラ5表面のボ
ビン4と対向する幅の中間部は糸条が引っ付き難い梨地
仕上げとされているため、糸条はフリクションローラに
引っ付くことなく空ボビン上を周回して、自動巻き替え
を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ターレットを回転させ
てのスピンドルの交換と、スピンドルが交換された後に
糸条の巻き付きを満巻ボビンから空ボビンに切り替え
て、糸条を連続的に巻き取るようにしたスピンドルドラ
イブ式巻取機の糸条切替装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のスピンドルドライブ式巻取機の糸
条切替装置としては、特公平2−23467号公報に記
載された発明がある。この装置の主要部を図4及び図5
により説明すると、図4、図5はスピンドルドライブ式
巻取機の糸条切替装置の斜視図及び要部説明図である。
図において101,102はスピンドル(又はボビンホ
ルダ)で、これにボビンB(本例では4コップ式)が嵌
着される。スピンドル101,102はターレット(又
はターレットアーム)103に水平方向に支持され、こ
れを保持する支軸(図示せず)を、モータ104で駆動
して回転することによって糸切り替えが行えるようにさ
れている。スピンドル101,102は180度の間隔
で支持され、その後端はモータ105,106と連結さ
れ、同モータ105,106を駆動することによって個
々のスピンドルを回転することができるようにしてい
る。
【0003】スピンドル101,102の上方位置に
は、スピンドル101,102と接触して摩擦駆動され
るコンタクトローラ107が設けられている。コンタク
トローラ107は糸条巻き取り時にスピンドル101,
102(ボビン)に接し、その接圧を所定に保持し、或
いはスピンドル101,102の回転数を制御するもの
で、図に示すようにカバー108によって囲まれてい
る。またコンタクトローラ107と対面する位置にほぼ
平行して糸条を綾振るトラバースガイド109を有する
トラバースボックス110が配設されている。このトラ
バースボックス110には、前記トラバースガイド10
9の上方位置にトラバースガイド109に把持されて綾
振られる糸条を、コンタクトローラ107側に押し出
し、トラバースガイド109から糸条を外す板条の糸外
しガイド111が設けられ、図示しない流体圧シリンダ
を作動し、糸外しガイド111を回動することによって
糸外しを行うようにされている。糸外しガイド111と
対面するカバー108側には同糸外しガイド111と対
応して、L字状のバンチガイド112がコンタクトロー
ラ107の軸方向に移動可能に配設されている。このバ
ンチガイド112は、糸外しガイド111の作業にあた
ってトラバースガイド109から外された糸条が導入さ
れるV字状のガイド溝が各ボビンBに対応して設けられ
ており、糸掛け時、満巻パッケージP上にバンチ巻きを
形成した後、空ボビンB′上にバンチ巻きを形成し、次
いでコンタクトローラ107の軸方向に移動し、トラン
スファーテイルを形成して元の位置に戻る如くされてい
る。
【0004】コンタクトローラ107(カバー108)
及びトラバースボックス110はその後端部を2つの直
立軸113に沿って上下動可能に支持されたスライドブ
ロック114に連結され、巻き取りに応じてパッケージ
に所定の接圧を付与する如くなされている。またターレ
ット103の側方の機枠(機台)には、糸条切り替え時
にスライドブロック114の下降を一時的に停止させる
エアシリンダ115が取付けられており、そのプランジ
ャー116は、ターレット開始と同時に上方に一定長突
出してスライドブロック114の下降を一時的に停止さ
せ、前記バンチガイド112が元の位置に復帰すると、
プランジャー116を引っ込んで元の位置い戻るように
されている。なお、スライドブロック114を一時停止
させる位置は図5に示す如く、満巻パッケージPと空ボ
ビンB′との中心を結ぶ直線が鉛直方向となる時、コン
タクトローラ107と空ボビンB′の隙間がlmmとなる
ように設定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記従来装置
では、ターレット103が回動していくとパッケージP
に連なる糸条Yは、予め増速された空ボビンB′の外周
面に接触した後、スピンドルが軸方向に外方に向かって
移動すると共に、空ボビンB′に刻設した糸条捕捉用の
スリット溝に係合し、これに捕捉されるものの、巻き取
り途上にスピンドルを軸方向に移動させられない等、糸
条の流れを一定に保持した連続巻き取りを行うことがで
きず、その分だけ生産性が低下する欠点があった。そこ
で本発明の目的は、糸尻をスリット溝に把持させること
なく、自動巻き替えを行うことができるスピンドルドラ
イブ式巻取機の糸条切替装置を提供しようとするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、ター
レットに外部動力により積極駆動可能に複数本取付けら
れたスピンドルと、同スピンドルの1本に挿着されたセ
ロハン巻きボビンと接触回転するフリクションローラ
と、糸条を同フリクションローラの軸心に沿って往復動
させて、前記ボビンに巻き取るトラバース装置とのそれ
ぞれを備えたスピンドルドライブ式巻取機において、満
巻状態でのターレットの回転により空ボビンのスピンド
ルが巻取位置にセットされた際に、空ボビン上を通って
満巻状態のボビンに至る糸条と干渉して、同糸条が空ボ
ビン上を周回するように変位させる巻付ガイドを設け、
かつ前記フリクションローラ表面のボビンと対向する幅
の両端部を鏡面仕上げとし、中間部を糸条が引っ付き難
い梨地仕上げとするもので、これを課題解決のための手
段とするものである。
【0007】
【作用】前記のように構成されたスピンドルドライブ式
巻取機の糸条切替装置において、フリクションローラと
圧接した状態でボビンが満巻になると、ターレットが回
転して満巻ボビンに対する糸条の巻き取りが続けられて
いる状態で、空のボビンがフリクションローラに圧接す
る。この状態で巻付ガイドの、例えばアームが回転し
て、空ボビン上を通って満巻状態のボビンに至る糸条と
干渉し、同糸条を空ボビン上を周回するように変位させ
る。その結果、糸条は空ボビンに巻き付きながらフリク
ションローラと空ボビン間を通るが、その際、フリクシ
ョンローラ表面のボビンと対向する幅の中間部は糸条が
引っ付き難い梨地仕上げとされているため、糸条はフリ
クションローラに引っ付くことなく空ボビン上を周回し
て、自動巻き替えを行うことができる。
【0008】
【実施例】以下本発明を図面の実施例について説明する
と、図1は本発明の実施例を示すスピンドルドライブ式
巻取機の概略正面図、図2は同側面図である。図におい
てスピンドルドライブ式巻取機1のターレット2には、
モータ等の外部動力により積極駆動可能に複数本のスピ
ンドル3が取付けられ、直上の巻き取り位置に位置した
スピンドル3に挿着されたセロハン巻きボビン4と接触
回転するフリクションローラ5と対向する位置には、糸
条6をフリクションローラ5の軸心に沿って往復動させ
て前記ボビン4に巻き取るトラバース装置7が取付けら
れている。更にこのスピンドルドライブ式巻取機1に
は、満巻状態でのターレット2の回転により空ボビン4
のスピンドル3が巻取位置にセットされた際に、空ボビ
ン4上を通って満巻状態のボビン8に至る糸条6と干渉
して、糸条6が空ボビン4上を周回するように変位させ
る巻付ガイド9、即ち、軸10を中心に一定角度回転す
るアーム状の巻付ガイド9が取付けられ、かつフリクシ
ョンローラ5表面のボビン4と対向する幅の両端部は、
巻き形状を良くするための鏡面仕上げ11が施され、フ
リクションローラ5表面のボビン4と対向する幅の中間
部は、糸状6が引っ付き難い梨地仕上げ12が施されて
いる(鏡面仕上げ部は梨地仕上げ部よりも摩擦係数は大
きく設定される)。
【0009】このように構成されたスピンドルドライブ
式巻取機1の糸条切替装置13において、フリクション
ローラ5を圧接した状態でボビン4が満巻になってター
レット2が180度回転すると、図3の(a)に示すよ
うに、満巻ボビン8に対する糸条6の巻き取りが続けら
れている状態で、空のボビン4がフリクションローラ5
に圧接する。この状態でアーム状巻付ガイド9が図3の
(b),(c)に示すように回転し、空ボビン4上を通
って満巻状態のボビン8に至る糸条6と干渉して、同糸
条6を空ボビン4上を周回するように変位させる。その
結果、糸条6は図3(d)に示すように、空ボビン4に
巻き付きながらフリクションローラ5と空ボビン4間を
通るが、その際、フリクションローラ5表面のボビン4
と対向する幅の中間部は、糸条6が引っ付き難い梨地仕
上げとされているため、セロハンの巻付けられたボビン
の表面の方がフリクションローラ5の梨地仕上げより摩
擦係数が大きいことから、糸条6はフリクションローラ
5に引っ付くことなく空ボビン4上を周回して、空ボビ
ン4とボビン8間で糸条6の張力が大きくなり、20で
示す部分で引きちぎられ自動巻き替えを行うことができ
る。なお、通常の巻取り状態では糸条6は、トラバース
装置7によって綾振りする場合、ボビン4の両端部にお
いて、糸条6がフリクションローラ5の梨地仕上げ12
から鏡面仕上げ11へ移動する際、鏡面仕上げ11によ
ってブレーキがかけられる状態となってオーバーランす
ることがないため、ボビン4に巻き取られるボビン形状
が極めて良好となる。またアーム状巻付ガイド9をセク
タギヤ、カム等の機構を追加することにより巻付ガイド
9の動作速度を高速化することもできる。
【0010】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く本発明によれ
ば、糸条をフリクションローラに引っ付かせることなく
空ボビン上を周回させて、自動巻き替えを確実に行わせ
ることができる等の優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例のスピンドルドライブ式巻取
機の概略本正面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1の実施例における動作説明図である。
【図4】従来のスピンドルドライブ式巻取機の斜視図で
ある。
【図5】図4の要部説明図である。
【符号の説明】
1 スピンドルドライブ式巻取機 2 ターレット 3 スピンドル 4 ボビン 5 フリクションローラ 6 糸条 7 トラバース装置 8 満巻状態のボビン 9 巻付ガイド 10 軸 11 鏡面仕上げ 12 梨地仕上げ 13 糸条切り替え装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ターレットに外部動力により積極駆動可
    能に複数本取付けられたスピンドルと、同スピンドルの
    1本に挿着されたセロハン巻きボビンと接触回転するフ
    リクションローラと、糸条を同フリクションローラの軸
    心に沿って往復動させて前記ボビンに巻き取るトラバー
    ス装置とのそれぞれを備えたスピンドルドライブ式巻取
    機において、満巻状態でのターレットの回転により空ボ
    ビンのスピンドルが巻取位置にセットされた際に、空ボ
    ビン上を通って満巻状態のボビンに至る糸条と干渉して
    同糸条が空ボビン上を周回するように変位させる巻付ガ
    イドを設け、かつ前記フリクションローラ表面のボビン
    と対向する幅の両端部を鏡面仕上げとし中間部を糸条が
    引っ付き難い梨地仕上げとすることを特徴とするスピン
    ドルドライブ式巻取機の糸条切替装置。
JP10049794A 1994-05-16 1994-05-16 スピンドルドライブ式巻取機の糸条切替装置 Pending JPH07309534A (ja)

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JP10049794A JPH07309534A (ja) 1994-05-16 1994-05-16 スピンドルドライブ式巻取機の糸条切替装置

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JP10049794A JPH07309534A (ja) 1994-05-16 1994-05-16 スピンドルドライブ式巻取機の糸条切替装置

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Publication Number Publication Date
JPH07309534A true JPH07309534A (ja) 1995-11-28

Family

ID=14275574

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JP10049794A Pending JPH07309534A (ja) 1994-05-16 1994-05-16 スピンドルドライブ式巻取機の糸条切替装置

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JP (1) JPH07309534A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105540330A (zh) * 2016-01-27 2016-05-04 江苏天明机械集团有限公司 氨纶粗旦丝卷绕机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105540330A (zh) * 2016-01-27 2016-05-04 江苏天明机械集团有限公司 氨纶粗旦丝卷绕机

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030107