JPH07309336A - 液垂れ防止口栓及び液垂れ防止容器 - Google Patents
液垂れ防止口栓及び液垂れ防止容器Info
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- JPH07309336A JPH07309336A JP6098414A JP9841494A JPH07309336A JP H07309336 A JPH07309336 A JP H07309336A JP 6098414 A JP6098414 A JP 6098414A JP 9841494 A JP9841494 A JP 9841494A JP H07309336 A JPH07309336 A JP H07309336A
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- Japan
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D5/00—Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper
- B65D5/42—Details of containers or of foldable or erectable container blanks
- B65D5/72—Contents-dispensing means
- B65D5/74—Spouts
- B65D5/746—Spouts formed separately from the container
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Cartons (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】液垂れしない容器を得るにあたり、口栓として
の必要最低限の構成のみでよく、容器本体の構成も従来
と変わらない必要最低限の構成で効果が得られる液垂れ
防止容器を提供すること。 【構成】破断可能な薄肉部9aにより注出口9を形成
し、プルリング10を設けた頂壁8の、注出口より外側
の位置に注出筒11を立設し、周縁に外筒12とフラン
ジ部13を設けた口栓であって、頂壁8の注出筒より外
側に油吸収材14を一体化させたもの。あるいは、屋根
部23を切妻屋根型に形成し頂部を貼り合わせ開口部2
2に口栓27を装着した紙製液体用容器であって、屋根
部の正面板24上に、口栓27の下半分を囲むようにし
て凹字状に接着すると共に、胴部の正面板26上の上端
近傍にも接着したもの。
の必要最低限の構成のみでよく、容器本体の構成も従来
と変わらない必要最低限の構成で効果が得られる液垂れ
防止容器を提供すること。 【構成】破断可能な薄肉部9aにより注出口9を形成
し、プルリング10を設けた頂壁8の、注出口より外側
の位置に注出筒11を立設し、周縁に外筒12とフラン
ジ部13を設けた口栓であって、頂壁8の注出筒より外
側に油吸収材14を一体化させたもの。あるいは、屋根
部23を切妻屋根型に形成し頂部を貼り合わせ開口部2
2に口栓27を装着した紙製液体用容器であって、屋根
部の正面板24上に、口栓27の下半分を囲むようにし
て凹字状に接着すると共に、胴部の正面板26上の上端
近傍にも接着したもの。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油性の液体内容物を収
容する容器に関するもので、特に口栓に油性の液体内容
物を吸収する機能を付与して口栓からの液垂れを防止す
るか、あるいは容器本体に液垂れした油性の液体内容物
を吸収する機能を付与した、液垂れ防止容器である。
容する容器に関するもので、特に口栓に油性の液体内容
物を吸収する機能を付与して口栓からの液垂れを防止す
るか、あるいは容器本体に液垂れした油性の液体内容物
を吸収する機能を付与した、液垂れ防止容器である。
【0002】
【従来の技術】従来、油性の液体、例えば食用油を収容
する容器としてはプラスチックボトルや缶が多用され、
最近では内袋を有する紙製液体容器等も使用されている
が、いずれも注出時に発生する口栓からの液垂れが容器
本体や周囲を汚す原因となり問題となっている。そこで
液垂れしない口栓の開発が行われており、特開昭60−
2453号には、図4に示すように注出筒41の下部外
周に液体溜り部42を設け、液体溜りから軸方向に延び
るガイドフィン43を形成した口栓が開示されている。
この口栓によれば、繰り返し注出作業を行うにつれて注
出筒41の外側を伝って落ちた液体を液体溜り部42に
貯留し、これを溢れさせることなく注出時に注出筒41
から流出する液体と合流させて排出することによって容
器の汚れを防止するというものである。
する容器としてはプラスチックボトルや缶が多用され、
最近では内袋を有する紙製液体容器等も使用されている
が、いずれも注出時に発生する口栓からの液垂れが容器
本体や周囲を汚す原因となり問題となっている。そこで
液垂れしない口栓の開発が行われており、特開昭60−
2453号には、図4に示すように注出筒41の下部外
周に液体溜り部42を設け、液体溜りから軸方向に延び
るガイドフィン43を形成した口栓が開示されている。
この口栓によれば、繰り返し注出作業を行うにつれて注
出筒41の外側を伝って落ちた液体を液体溜り部42に
貯留し、これを溢れさせることなく注出時に注出筒41
から流出する液体と合流させて排出することによって容
器の汚れを防止するというものである。
【0003】しかし、このような口栓は形状が複雑であ
り、成形コストが高くなるという問題がある。
り、成形コストが高くなるという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は液垂
れしない容器を得るにあたり、口栓としての必要最低限
の構成のみでよく、容器本体の構成も従来と変わらない
必要最低限の構成で効果が得られる液垂れ防止容器を提
供することを課題とする。
れしない容器を得るにあたり、口栓としての必要最低限
の構成のみでよく、容器本体の構成も従来と変わらない
必要最低限の構成で効果が得られる液垂れ防止容器を提
供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1の本発明は、容器本体の開口部を塞ぐ頂壁に注
出口を設けた口栓において、前記頂壁上に油吸収材を付
帯させたことを特徴とする液垂れ防止口栓である。
に、第1の本発明は、容器本体の開口部を塞ぐ頂壁に注
出口を設けた口栓において、前記頂壁上に油吸収材を付
帯させたことを特徴とする液垂れ防止口栓である。
【0006】第2の本発明は、破断可能な薄肉部により
注出口を形成し、薄肉部の近傍から上方に起立するプル
リングを設けた頂壁の、前記注出口より外側の位置に注
出筒を立設し、周縁にキャップを装着するための外筒を
立設した口栓において、前記頂壁の注出筒より外側の位
置に油吸収材を付帯させたことを特徴とする液垂れ防止
口栓である。
注出口を形成し、薄肉部の近傍から上方に起立するプル
リングを設けた頂壁の、前記注出口より外側の位置に注
出筒を立設し、周縁にキャップを装着するための外筒を
立設した口栓において、前記頂壁の注出筒より外側の位
置に油吸収材を付帯させたことを特徴とする液垂れ防止
口栓である。
【0007】第3の本発明は、容器本体の開口部の近傍
の位置に、油吸収材を付帯させたことを特徴とする液垂
れ防止容器である。
の位置に、油吸収材を付帯させたことを特徴とする液垂
れ防止容器である。
【0008】第4の本発明は、容器本体が、屋根部を切
妻屋根型に形成し、頂部を貼り合わせて密封した紙製液
体用容器であり、屋根部の正面板に開口部が形成され、
この開口部に口栓が装着され、前記正面板上に、少なく
とも前記口栓の下半分を囲むようにして凹字状に油吸収
材を付帯させたことを特徴とする液垂れ防止容器であ
る。
妻屋根型に形成し、頂部を貼り合わせて密封した紙製液
体用容器であり、屋根部の正面板に開口部が形成され、
この開口部に口栓が装着され、前記正面板上に、少なく
とも前記口栓の下半分を囲むようにして凹字状に油吸収
材を付帯させたことを特徴とする液垂れ防止容器であ
る。
【0009】
【作用】第1の本発明によれば、容器本体の開口部を塞
ぐ頂壁に注出口を設けた口栓に油吸収材が付帯されてい
るので、注出時に注出口から漏れた液体が油吸収材に吸
収されて固化し、液漏れを防止できる。
ぐ頂壁に注出口を設けた口栓に油吸収材が付帯されてい
るので、注出時に注出口から漏れた液体が油吸収材に吸
収されて固化し、液漏れを防止できる。
【0010】第2の本発明によれば、プルリングを引き
上げることにより薄肉部を破断し注出口を開口し、注出
筒から内容液を注出することができる。そして頂壁の注
出筒より外側の位置に油吸収材が付帯されているので、
油性の液体を注出したときに注出筒の外側を伝って落ち
た液体が頂壁に溜まると、油吸収材がこれを吸収して固
化し液漏れを防止できる。
上げることにより薄肉部を破断し注出口を開口し、注出
筒から内容液を注出することができる。そして頂壁の注
出筒より外側の位置に油吸収材が付帯されているので、
油性の液体を注出したときに注出筒の外側を伝って落ち
た液体が頂壁に溜まると、油吸収材がこれを吸収して固
化し液漏れを防止できる。
【0011】第3の本発明によれば、容器本体の開口部
の近傍の位置に、油吸収材が付帯されているので、油性
の液体を注出したときに、容器の開口部から流出した液
体が油吸収材に吸収され固化するので、容器の下方へ汚
れが広がるのを防止することができる。
の近傍の位置に、油吸収材が付帯されているので、油性
の液体を注出したときに、容器の開口部から流出した液
体が油吸収材に吸収され固化するので、容器の下方へ汚
れが広がるのを防止することができる。
【0012】第4の本発明によれば、容器本体が、屋根
部を切妻屋根型に形成し、頂部を貼り合わせて密封した
紙製液体用容器であり、屋根部の正面板に開口部が形成
され、この開口部に口栓が装着され、正面板上に、少な
くとも口栓の下半分を囲むようにして凹字状に油吸収材
を付帯させた容器本体の開口部の近傍の位置に、油吸収
材が付帯されているので、油性の液体を注出したとき
に、口栓から液漏れした液体が油吸収材に吸収され固化
するので、容器の下方へ汚れが広がるのを防止すること
ができる。
部を切妻屋根型に形成し、頂部を貼り合わせて密封した
紙製液体用容器であり、屋根部の正面板に開口部が形成
され、この開口部に口栓が装着され、正面板上に、少な
くとも口栓の下半分を囲むようにして凹字状に油吸収材
を付帯させた容器本体の開口部の近傍の位置に、油吸収
材が付帯されているので、油性の液体を注出したとき
に、口栓から液漏れした液体が油吸収材に吸収され固化
するので、容器の下方へ汚れが広がるのを防止すること
ができる。
【0013】
【実施例】本発明の口栓及びキャップはポリエチレン、
ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂を射出成形することに
より製造することができる。また容器本体としては紙製
液体容器の他に、プラスチックボトルや缶を使用するこ
とも可能である。そして油吸収材としてフランスCdF
Chimie社製のNORSOREX(商品名)を使
用した。このNORSOREX(商品名)は、多孔性の
粉末であり、石油系の油と極めて高い相溶性を持ち水に
不溶であるという性質を有している。そして油に粉末状
のNORSOREX(商品名)を加えると、まず急速に
油を内部に吸収し室温/重油の条件下で約15分でブロ
ック状になるという実験例がある。そしてこのNORS
OREX(商品名)は、スポンジゴムに匹敵する柔らか
いゴム製品を容易に成形することができ、またSBRや
EPDMやIR等の他のゴムのコンパウンドに、10〜
20%ブレンドすることによってコンパウンド全体の未
加硫時の強度(グリーン強度)を向上させるという特性
をも有している。
ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂を射出成形することに
より製造することができる。また容器本体としては紙製
液体容器の他に、プラスチックボトルや缶を使用するこ
とも可能である。そして油吸収材としてフランスCdF
Chimie社製のNORSOREX(商品名)を使
用した。このNORSOREX(商品名)は、多孔性の
粉末であり、石油系の油と極めて高い相溶性を持ち水に
不溶であるという性質を有している。そして油に粉末状
のNORSOREX(商品名)を加えると、まず急速に
油を内部に吸収し室温/重油の条件下で約15分でブロ
ック状になるという実験例がある。そしてこのNORS
OREX(商品名)は、スポンジゴムに匹敵する柔らか
いゴム製品を容易に成形することができ、またSBRや
EPDMやIR等の他のゴムのコンパウンドに、10〜
20%ブレンドすることによってコンパウンド全体の未
加硫時の強度(グリーン強度)を向上させるという特性
をも有している。
【0014】<第1実施例>本実施例は、紙製液体用容
器1の開口部2に口栓7を装着し、この口栓7の上に螺
子式キャップ15を螺合させたものである。以下、図1
〜図2を用いて詳細に説明する。本実施例では口栓7は
注出口9を容易に開口できるように、比較的柔らかい低
密度ポリエチレンを使用し、螺子式キャップ15は、比
較的固いポリプロピレンを着色して使用した。収容した
液体は食用油である。
器1の開口部2に口栓7を装着し、この口栓7の上に螺
子式キャップ15を螺合させたものである。以下、図1
〜図2を用いて詳細に説明する。本実施例では口栓7は
注出口9を容易に開口できるように、比較的柔らかい低
密度ポリエチレンを使用し、螺子式キャップ15は、比
較的固いポリプロピレンを着色して使用した。収容した
液体は食用油である。
【0015】紙製液体用容器1は、図1に示すように屋
根部3を切妻屋根型に形成し、頂部を貼り合わせて密封
したものである。屋根部の正面板4には円形の開口部2
が形成され、ここに口栓7が内側から装着されている。
根部3を切妻屋根型に形成し、頂部を貼り合わせて密封
したものである。屋根部の正面板4には円形の開口部2
が形成され、ここに口栓7が内側から装着されている。
【0016】口栓7は、図2に示すように破断可能な薄
肉部9aにより注出口9を形成し、薄肉部9aの近傍か
ら上方に起立するプルリング10を設けた頂壁8の、注
出口より外側の位置に注出筒11を立設し、周縁にキャ
ップを装着するための外筒12を立設し、この外筒の外
側に容器本体に装着するためのフランジ部13を設けた
ものである。
肉部9aにより注出口9を形成し、薄肉部9aの近傍か
ら上方に起立するプルリング10を設けた頂壁8の、注
出口より外側の位置に注出筒11を立設し、周縁にキャ
ップを装着するための外筒12を立設し、この外筒の外
側に容器本体に装着するためのフランジ部13を設けた
ものである。
【0017】そしてこの頂壁8の注出筒より外側に油吸
収材14を一体化させてある。この一体化の方法として
は、予めNORSOREX(商品名)を用いてシート成
形もしくは射出成形により板状のパーツを成形し、これ
を口栓の射出成形金型内に配置して口栓の成形と同時に
一体化した。従って油吸収材14と頂壁8とが面一とな
り、液残りが生じないという利点がある。なお油吸収材
と口栓とを別々に成形しておき接着剤によって一体化す
る方法もある。
収材14を一体化させてある。この一体化の方法として
は、予めNORSOREX(商品名)を用いてシート成
形もしくは射出成形により板状のパーツを成形し、これ
を口栓の射出成形金型内に配置して口栓の成形と同時に
一体化した。従って油吸収材14と頂壁8とが面一とな
り、液残りが生じないという利点がある。なお油吸収材
と口栓とを別々に成形しておき接着剤によって一体化す
る方法もある。
【0018】注出時には螺子式キャップ15を取り外
し、プルリング10を引き上げて口栓7の注出口9を開
口し、容器を傾けて注出筒11から食用油を注出する。
注出が終了し容器を正立状態に戻すと、注出筒11の内
側に付着した食用油は注出口を通って容器内へ回収さ
れ、注出筒11の外側に付着した食用油は頂壁8の注出
筒より外側部分に留まり、油吸収材14に吸収されて約
15分程で固化した。よって液漏れを防ぎ、紙製液体用
容器を汚すのを防止することができた。本実施例によれ
ば、口栓の頂壁8に油吸収材14が付帯されているので
容器本体の形状を問わず、あらゆる形状の容器本体に適
用可能であるという利点がある。
し、プルリング10を引き上げて口栓7の注出口9を開
口し、容器を傾けて注出筒11から食用油を注出する。
注出が終了し容器を正立状態に戻すと、注出筒11の内
側に付着した食用油は注出口を通って容器内へ回収さ
れ、注出筒11の外側に付着した食用油は頂壁8の注出
筒より外側部分に留まり、油吸収材14に吸収されて約
15分程で固化した。よって液漏れを防ぎ、紙製液体用
容器を汚すのを防止することができた。本実施例によれ
ば、口栓の頂壁8に油吸収材14が付帯されているので
容器本体の形状を問わず、あらゆる形状の容器本体に適
用可能であるという利点がある。
【0019】<第2実施例>本実施例も、上記第1実施
例と同様に紙製液体用容器21の開口部22に口栓を装
着し、この口栓の上に螺子式キャップを螺合させたもの
であるが、油吸収材を容器に付帯させた例である。以
下、図3を用いて詳細に説明する。口栓及び螺子式キャ
ップは、上記第1実施例と同じ材料によって作製し、収
容する液体として食用油を使用した。
例と同様に紙製液体用容器21の開口部22に口栓を装
着し、この口栓の上に螺子式キャップを螺合させたもの
であるが、油吸収材を容器に付帯させた例である。以
下、図3を用いて詳細に説明する。口栓及び螺子式キャ
ップは、上記第1実施例と同じ材料によって作製し、収
容する液体として食用油を使用した。
【0020】紙製液体用容器は、図3に示すように屋根
部23を切妻屋根型に形成し、頂部を貼り合わせて密封
したものである。屋根部の正面板24には円形の開口部
22が形成され、ここに口栓27が内側から装着されて
いる。
部23を切妻屋根型に形成し、頂部を貼り合わせて密封
したものである。屋根部の正面板24には円形の開口部
22が形成され、ここに口栓27が内側から装着されて
いる。
【0021】そして油吸収材としてNORSOREX
(商品名)をシート成形あるいは射出成形によって予め
板状に成形したものを用意し、この口栓付き紙製液体用
容器の屋根部の正面板24上に、口栓27の下半分を囲
むようにして凹字状に接着すると共に、胴部の正面板2
6上の、上端近傍にも接着した。
(商品名)をシート成形あるいは射出成形によって予め
板状に成形したものを用意し、この口栓付き紙製液体用
容器の屋根部の正面板24上に、口栓27の下半分を囲
むようにして凹字状に接着すると共に、胴部の正面板2
6上の、上端近傍にも接着した。
【0022】口栓27は、第1実施例と同様の構成のも
のを使用したもので、頂壁に油吸収材を付帯させない点
を除いて同一なので、同一の符号を使用することで図面
による説明を省略する。なお、本実施例では紙製液体用
容器に油吸収材34が付帯されているので、口栓の形状
は何ら制限されるものではない。
のを使用したもので、頂壁に油吸収材を付帯させない点
を除いて同一なので、同一の符号を使用することで図面
による説明を省略する。なお、本実施例では紙製液体用
容器に油吸収材34が付帯されているので、口栓の形状
は何ら制限されるものではない。
【0023】注出時には螺子式キャップ15を取り外
し、プルリングを引き上げて口栓27の注出口9を開口
し、容器を傾けて注出筒11から食用油を注出する。注
出が終了し容器を正立状態に戻すと、注出筒11の内側
に付着した食用油は注出口9を通って容器内へ回収さ
れ、注出筒11の外側に付着した食用油は繰り返し注出
を行ううちに、頂壁8や外筒12を伝わって紙製液体容
器の屋根部の正面板24の下方及び胴部の正面板26に
まで到達したが、油吸収材34に吸収され約15分程で
固化した。よって容器の他の部分へ汚れが広がるのを防
止することができた。
し、プルリングを引き上げて口栓27の注出口9を開口
し、容器を傾けて注出筒11から食用油を注出する。注
出が終了し容器を正立状態に戻すと、注出筒11の内側
に付着した食用油は注出口9を通って容器内へ回収さ
れ、注出筒11の外側に付着した食用油は繰り返し注出
を行ううちに、頂壁8や外筒12を伝わって紙製液体容
器の屋根部の正面板24の下方及び胴部の正面板26に
まで到達したが、油吸収材34に吸収され約15分程で
固化した。よって容器の他の部分へ汚れが広がるのを防
止することができた。
【0024】
【発明の効果】第1の本発明によれば、容器本体の開口
部を塞ぐ頂壁に注出口を設けた口栓に油吸収材が付帯さ
れているので、注出時に注出口から漏れた液体が油吸収
材に吸収されて固化し、液漏れを防止できる。よって容
器本体の形状を問わず広い用途に適用できる利点があ
る。
部を塞ぐ頂壁に注出口を設けた口栓に油吸収材が付帯さ
れているので、注出時に注出口から漏れた液体が油吸収
材に吸収されて固化し、液漏れを防止できる。よって容
器本体の形状を問わず広い用途に適用できる利点があ
る。
【0025】第2の本発明によれば、頂壁の注出筒より
外側の位置に油吸収材が付帯されているので、油性の液
体を注出したときに注出筒の外側を伝って落ちた液体が
頂壁に溜まると、油吸収材がこれを吸収して固化し、液
漏れをできる。よって使用時まで注出口を閉鎖しておけ
るのでバージン性があり、また注出筒により的確に注出
できると共に、容器本体の形状を問わず広い用途に適用
できるという利点がある。
外側の位置に油吸収材が付帯されているので、油性の液
体を注出したときに注出筒の外側を伝って落ちた液体が
頂壁に溜まると、油吸収材がこれを吸収して固化し、液
漏れをできる。よって使用時まで注出口を閉鎖しておけ
るのでバージン性があり、また注出筒により的確に注出
できると共に、容器本体の形状を問わず広い用途に適用
できるという利点がある。
【0026】第3の本発明によれば、容器本体の開口部
の近傍の位置に、油吸収材が付帯されているので、油性
の液体を注出したときに、容器の開口部から流出した液
体が油吸収材に吸収され固化するので、容器の下方へ汚
れが広がるのを防止することができる。よって口栓の形
状を問わないという利点がある。
の近傍の位置に、油吸収材が付帯されているので、油性
の液体を注出したときに、容器の開口部から流出した液
体が油吸収材に吸収され固化するので、容器の下方へ汚
れが広がるのを防止することができる。よって口栓の形
状を問わないという利点がある。
【0027】第4の本発明によれば、容器本体が、屋根
部を切妻屋根型に形成し、頂部を貼り合わせて密封した
紙製液体用容器であり、屋根部の正面板に開口部が形成
され、この開口部に口栓が装着され、正面板上に、少な
くとも口栓の下半分を囲むようにして凹字状に油吸収材
を付帯させた容器本体の開口部の近傍の位置に、油吸収
材が付帯されているので、油性の液体を注出したとき
に、口栓から液漏れした液体が確実に油吸収材に吸収さ
れ固化するので、容器の下方へ汚れが広がるのを防止す
ることができる。
部を切妻屋根型に形成し、頂部を貼り合わせて密封した
紙製液体用容器であり、屋根部の正面板に開口部が形成
され、この開口部に口栓が装着され、正面板上に、少な
くとも口栓の下半分を囲むようにして凹字状に油吸収材
を付帯させた容器本体の開口部の近傍の位置に、油吸収
材が付帯されているので、油性の液体を注出したとき
に、口栓から液漏れした液体が確実に油吸収材に吸収さ
れ固化するので、容器の下方へ汚れが広がるのを防止す
ることができる。
【図1】第1実施例を示す斜視図である。
【図2】第1実施例の口栓の断面斜視図である。
【図3】第2実施例を示す斜視図である。
【図4】従来例を示す断面正面図である。
1…紙製液体用容器 2…開口部 3…屋根部 4…屋根部の正面板 5…胴部 6…胴部の正面板 7…口栓 8…頂壁 9…注出口 9a…薄肉部 10…プルリング 11…注出筒 12…外筒 13…フランジ部 14…油吸収材 15…螺子式キャップ
Claims (4)
- 【請求項1】容器本体の開口部を塞ぐ頂壁に注出口を設
けた口栓において、前記頂壁上に油吸収材を付帯させた
ことを特徴とする液垂れ防止口栓。 - 【請求項2】破断可能な薄肉部により注出口を形成し、
薄肉部の近傍から上方に起立するプルリングを設けた頂
壁の、前記注出口より外側の位置に注出筒を立設し、周
縁にキャップを装着するための外筒を立設した口栓にお
いて、前記頂壁の注出筒より外側の位置に油吸収材を付
帯させたことを特徴とする液垂れ防止口栓。 - 【請求項3】容器本体の開口部の近傍の位置に、油吸収
材を付帯させたことを特徴とする液垂れ防止容器。 - 【請求項4】容器本体が、屋根部を切妻屋根型に形成
し、頂部を貼り合わせて密封した紙製液体用容器であ
り、屋根部の正面板に開口部が形成され、この開口部に
口栓が装着され、前記正面板上に、少なくとも前記口栓
の下半分を囲むようにして凹字状に油吸収材を付帯させ
たことを特徴とする液垂れ防止容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09841494A JP3412254B2 (ja) | 1994-05-12 | 1994-05-12 | 液垂れ防止容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09841494A JP3412254B2 (ja) | 1994-05-12 | 1994-05-12 | 液垂れ防止容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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---|---|---|---|---|
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-
1994
- 1994-05-12 JP JP09841494A patent/JP3412254B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2007534564A (ja) * | 2004-04-26 | 2007-11-29 | ドリエッセン,マールテン,ウィレム | 折り目とフック及びそれ以上のアクセサリを伴うファスナとを具備する偏平に折り畳まれた防水カートン |
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