JP3412254B2 - 液垂れ防止容器 - Google Patents

液垂れ防止容器

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JP3412254B2
JP3412254B2 JP09841494A JP9841494A JP3412254B2 JP 3412254 B2 JP3412254 B2 JP 3412254B2 JP 09841494 A JP09841494 A JP 09841494A JP 9841494 A JP9841494 A JP 9841494A JP 3412254 B2 JP3412254 B2 JP 3412254B2
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忠祐 小嶋
秀幸 長岡
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D5/00Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper
    • B65D5/42Details of containers or of foldable or erectable container blanks
    • B65D5/72Contents-dispensing means
    • B65D5/74Spouts
    • B65D5/746Spouts formed separately from the container

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Cartons (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、油性の液体内容物を収
容する容器に関するもので、特に口栓に油性の液体内容
物を吸収する機能を付与して口栓からの液垂れを防止す
るか、あるいは容器本体に液垂れした油性の液体内容物
を吸収する機能を付与した、液垂れ防止容器である。 【0002】 【従来の技術】従来、油性の液体、例えば食用油を収容
する容器としてはプラスチックボトルや缶が多用され、
最近では内袋を有する紙製液体容器等も使用されている
が、いずれも注出時に発生する口栓からの液垂れが容器
本体や周囲を汚す原因となり問題となっている。そこで
液垂れしない口栓の開発が行われており、特開昭60−
2453号には、図4に示すように注出筒41の下部外
周に液体溜り部42を設け、液体溜りから軸方向に延び
るガイドフィン43を形成した口栓が開示されている。
この口栓によれば、繰り返し注出作業を行うにつれて注
出筒41の外側を伝って落ちた液体を液体溜り部42に
貯留し、これを溢れさせることなく注出時に注出筒41
から流出する液体と合流させて排出することによって容
器の汚れを防止するというものである。 【0003】しかし、このような口栓は形状が複雑であ
り、成形コストが高くなるという問題がある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は液垂
れしない容器を得るにあたり、口栓としての必要最低限
の構成のみでよく、容器本体の構成も従来と変わらない
必要最低限の構成で効果が得られる液垂れ防止容器を提
供することを課題とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、容器本体が、屋根部を切妻屋根型に形成
し、頂部を貼り合わせて密封した紙製液体用容器であ
り、屋根部の正面板に開口部が形成され、この開口部に
口栓が装着され、前記正面板上に、少なくとも前記口栓
の下半分を囲むようにして凹字状に油吸収材を付帯させ
たことを特徴とする液垂れ防止容器である。 【0006】 【0007】 【0008】 【0009】 【作用】本発明によれば、屋根部を切妻屋根型に形成
し、頂部を貼り合わせて密封した紙製液体用容器の屋根
部の正面板に開口部が形成され、この開口部に口栓が装
着され、前記正面板上に、少なくとも前記口栓の下半分
を囲むようにして凹字状に油吸収材が付帯されているの
で、容器を傾けて油性の液体を注出したとき、口栓から
流出した液体が、口栓下側の油吸収材に吸収され固化す
るので、容器の下方へ汚れが拡がるのを防止することが
できる。 【0010】 【0011】 【0012】 【0013】 【実施例】本発明の口栓及びキャップはポリエチレン、
ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂を射出成形することに
より製造することができる。また容器本体としては紙製
液体容器の他に、プラスチックボトルや缶を使用するこ
とも可能である。そして油吸収材としてフランスCdF
Chimie社製のNORSOREX(商品名)を使
用した。このNORSOREX(商品名)は、多孔性の
粉末であり、石油系の油と極めて高い相溶性を持ち水に
不溶であるという性質を有している。そして油に粉末状
のNORSOREX(商品名)を加えると、まず急速に
油を内部に吸収し室温/重油の条件下で約15分でブロ
ック状になるという実験例がある。そしてこのNORS
OREX(商品名)は、スポンジゴムに匹敵する柔らか
いゴム製品を容易に成形することができ、またSBRや
EPDMやIR等の他のゴムのコンパウンドに、10〜
20%ブレンドすることによってコンパウンド全体の未
加硫時の強度(グリーン強度)を向上させるという特性
をも有している。 【0014】<第1実施例>本実施例は、紙製液体用容
器1の開口部2に口栓7を装着し、この口栓7の上に螺
子式キャップ15を螺合させたものである。以下、図1
〜図2を用いて詳細に説明する。本実施例では口栓7は
注出口9を容易に開口できるように、比較的柔らかい低
密度ポリエチレンを使用し、螺子式キャップ15は、比
較的固いポリプロピレンを着色して使用した。収容した
液体は食用油である。 【0015】紙製液体用容器1は、図1に示すように屋
根部3を切妻屋根型に形成し、頂部を貼り合わせて密封
したものである。屋根部の正面板4には円形の開口部2
が形成され、ここに口栓7が内側から装着されている。 【0016】口栓7は、図2に示すように破断可能な薄
肉部9aにより注出口9を形成し、薄肉部9aの近傍か
ら上方に起立するプルリング10を設けた頂壁8の、注
出口より外側の位置に注出筒11を立設し、周縁にキャ
ップを装着するための外筒12を立設し、この外筒の外
側に容器本体に装着するためのフランジ部13を設けた
ものである。 【0017】そしてこの頂壁8の注出筒より外側に油吸
収材14を一体化させてある。この一体化の方法として
は、予めNORSOREX(商品名)を用いてシート成
形もしくは射出成形により板状のパーツを成形し、これ
を口栓の射出成形金型内に配置して口栓の成形と同時に
一体化した。従って油吸収材14と頂壁8とが面一とな
り、液残りが生じないという利点がある。なお油吸収材
と口栓とを別々に成形しておき接着剤によって一体化す
る方法もある。 【0018】注出時には螺子式キャップ15を取り外
し、プルリング10を引き上げて口栓7の注出口9を開
口し、容器を傾けて注出筒11から食用油を注出する。
注出が終了し容器を正立状態に戻すと、注出筒11の内
側に付着した食用油は注出口を通って容器内へ回収さ
れ、注出筒11の外側に付着した食用油は頂壁8の注出
筒より外側部分に留まり、油吸収材14に吸収されて約
15分程で固化した。よって液漏れを防ぎ、紙製液体用
容器を汚すのを防止することができた。本実施例によれ
ば、口栓の頂壁8に油吸収材14が付帯されているので
容器本体の形状を問わず、あらゆる形状の容器本体に適
用可能であるという利点がある。 【0019】<第2実施例>本実施例も、上記第1実施
例と同様に紙製液体用容器21の開口部22に口栓を装
着し、この口栓の上に螺子式キャップを螺合させたもの
であるが、油吸収材を容器に付帯させた例である。以
下、図3を用いて詳細に説明する。口栓及び螺子式キャ
ップは、上記第1実施例と同じ材料によって作製し、収
容する液体として食用油を使用した。 【0020】紙製液体用容器は、図3に示すように屋根
部23を切妻屋根型に形成し、頂部を貼り合わせて密封
したものである。屋根部の正面板24には円形の開口部
22が形成され、ここに口栓27が内側から装着されて
いる。 【0021】そして油吸収材としてNORSOREX
(商品名)をシート成形あるいは射出成形によって予め
板状に成形したものを用意し、この口栓付き紙製液体用
容器の屋根部の正面板24上に、口栓27の下半分を囲
むようにして凹字状に接着すると共に、胴部の正面板2
6上の、上端近傍にも接着した。 【0022】口栓27は、第1実施例と同様の構成のも
のを使用したもので、頂壁に油吸収材を付帯させない点
を除いて同一なので、同一の符号を使用することで図面
による説明を省略する。なお、本実施例では紙製液体用
容器に油吸収材34が付帯されているので、口栓の形状
は何ら制限されるものではない。 【0023】注出時には螺子式キャップ15を取り外
し、プルリングを引き上げて口栓27の注出口9を開口
し、容器を傾けて注出筒11から食用油を注出する。注
出が終了し容器を正立状態に戻すと、注出筒11の内側
に付着した食用油は注出口9を通って容器内へ回収さ
れ、注出筒11の外側に付着した食用油は繰り返し注出
を行ううちに、頂壁8や外筒12を伝わって紙製液体容
器の屋根部の正面板24の下方及び胴部の正面板26に
まで到達したが、油吸収材34に吸収され約15分程で
固化した。よって容器の他の部分へ汚れが広がるのを防
止することができた。 【0024】 【発明の効果】本発明によれば、屋根部を切妻屋根型に
形成し、頂部を貼り合わせて密封した紙製液体用容器の
屋根部の正面板に開口部が形成され、この開口部に口栓
が装着され、前記正面板上に、少なくとも前記口栓の下
半分を囲むようにして凹字状に油吸収材が付帯されてい
るので、油性の液体を注出したときに、口栓から液漏れ
した液体が確実に油吸収材に吸収され固化するので、容
器の下方へ汚れが拡がるのを防止することができる。 【0025】 【0026】 【0027】
【図面の簡単な説明】 【図1】第1実施例を示す斜視図である。 【図2】第1実施例の口栓の断面斜視図である。 【図3】第2実施例を示す斜視図である。 【図4】従来例を示す断面正面図である。 【符号の説明】 1…紙製液体用容器 2…開口部 3…屋根部 4…屋根部の正面板 5…胴部 6…胴部の正面板 7…口栓 8…頂壁 9…注出口 9a…薄肉部 10…プルリング 11…注出筒 12…外筒 13…フランジ部 14…油吸収材 15…螺子式キャップ

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】容器本体が、屋根部を切妻屋根型に形成
    し、頂部を貼り合わせて密封した紙製液体用容器であ
    り、屋根部の正面板に開口部が形成され、この開口部に
    口栓が装着され、前記正面板上に、少なくとも前記口栓
    の下半分を囲むようにして凹字状に油吸収材を付帯させ
    たことを特徴とする液垂れ防止容器。
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KR102482736B1 (ko) 2014-07-30 2022-12-30 도판 인사츠 가부시키가이샤 주출구 마개 및 포장 용기
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