JPH07309211A - 車両用ワイパのための電気制御装置 - Google Patents
車両用ワイパのための電気制御装置Info
- Publication number
- JPH07309211A JPH07309211A JP6103607A JP10360794A JPH07309211A JP H07309211 A JPH07309211 A JP H07309211A JP 6103607 A JP6103607 A JP 6103607A JP 10360794 A JP10360794 A JP 10360794A JP H07309211 A JPH07309211 A JP H07309211A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wiper
- rainfall
- speed
- electric motor
- amount
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【目的】 雨量に応じてワイパの動作速度を自動制御し
て、ドライバによるワイパの動作速度の切り換え操作の
煩わしさをなくす。 【構成】 雨量センサ20、ブリッジ回路31、差動増
幅器32、カウンタ33、低周波発振器35、D/A変
換器36及びピークホールド回路37により雨量が検出
され、ピークホールド回路37から雨量に比例した電圧
が出力される。比較器41、三角波発振器42及びドラ
イブ回路43はデューティ比制御によって前記出力電圧
に比例した電流をワイパ駆動用の電動モータ13に流
す。電動モータ13は前記電圧に比例した速度で回転し
て、ワイパを雨量に比例した速度で動作させる。
て、ドライバによるワイパの動作速度の切り換え操作の
煩わしさをなくす。 【構成】 雨量センサ20、ブリッジ回路31、差動増
幅器32、カウンタ33、低周波発振器35、D/A変
換器36及びピークホールド回路37により雨量が検出
され、ピークホールド回路37から雨量に比例した電圧
が出力される。比較器41、三角波発振器42及びドラ
イブ回路43はデューティ比制御によって前記出力電圧
に比例した電流をワイパ駆動用の電動モータ13に流
す。電動モータ13は前記電圧に比例した速度で回転し
て、ワイパを雨量に比例した速度で動作させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動モータの回転速度
に比例した速度で動作する車両用ワイパのための電気制
御装置に関する。
に比例した速度で動作する車両用ワイパのための電気制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置は、ドライバによっ
て切り換え操作される操作子の状態に応じて車両用ワイ
パを駆動するための電動モータの回転速度を制御して、
同ワイパの動作速度を切り換え制御するようにしてい
た。
て切り換え操作される操作子の状態に応じて車両用ワイ
パを駆動するための電動モータの回転速度を制御して、
同ワイパの動作速度を切り換え制御するようにしてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の装
置にあっては、ドライバが雨量を判断して操作子を操作
する必要があるので、ドライバにとって同操作子の操作
が煩わしかった。また、雨が止んだときには、ドライバ
がワイパの作動を停止させることを忘れてしまうことも
あった。さらに、操作子の切り換え段数も限られている
ので、雨量に対する適切なワイパの動作速度を設定する
ことができなかった。
置にあっては、ドライバが雨量を判断して操作子を操作
する必要があるので、ドライバにとって同操作子の操作
が煩わしかった。また、雨が止んだときには、ドライバ
がワイパの作動を停止させることを忘れてしまうことも
あった。さらに、操作子の切り換え段数も限られている
ので、雨量に対する適切なワイパの動作速度を設定する
ことができなかった。
【0004】本発明は上記問題に対処するためになされ
たもので、その目的は、雨量に応じて自動的に車両用ワ
イパの動作速度を制御することにより、ドライバによる
操作の煩わしさ及びワイパ停止のための操作忘れをなく
すとともに、同ワイパの動作速度が自動的に適切な速度
に設定されるようにした車両用ワイパのための電気制御
装置を提供することにある。
たもので、その目的は、雨量に応じて自動的に車両用ワ
イパの動作速度を制御することにより、ドライバによる
操作の煩わしさ及びワイパ停止のための操作忘れをなく
すとともに、同ワイパの動作速度が自動的に適切な速度
に設定されるようにした車両用ワイパのための電気制御
装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の構成上の特徴は、車体に組み込まれて雨量
を検出する雨量検出手段と、前記検出された雨量が多く
なるにしたがって車両用ワイパを駆動するための電動モ
ータの回転速度を増加させるモータ制御手段とを設けた
ことにある。
に、本発明の構成上の特徴は、車体に組み込まれて雨量
を検出する雨量検出手段と、前記検出された雨量が多く
なるにしたがって車両用ワイパを駆動するための電動モ
ータの回転速度を増加させるモータ制御手段とを設けた
ことにある。
【0006】
【発明の作用・効果】上記のように構成した本発明にお
いては、雨量検出手段が雨量を検出し、モータ制御手段
が前記検出された雨量が多くなるにしたがって電動モー
タの回転速度を増加させるので、車両用ワイパは自動的
に雨量に応じた速度で動作するようになる。したがっ
て、本発明によれば、ドライバは雨量に応じてワイパの
動作速度を切り換え操作する必要がなくなるとともに、
雨が止んだときにも同ワイパの作動停止のための操作を
する必要がなくなって、ドライバによるワイパ操作の煩
わしさをなくした上で、ワイパの動作速度が自動的に適
切な速度に設定される。
いては、雨量検出手段が雨量を検出し、モータ制御手段
が前記検出された雨量が多くなるにしたがって電動モー
タの回転速度を増加させるので、車両用ワイパは自動的
に雨量に応じた速度で動作するようになる。したがっ
て、本発明によれば、ドライバは雨量に応じてワイパの
動作速度を切り換え操作する必要がなくなるとともに、
雨が止んだときにも同ワイパの作動停止のための操作を
する必要がなくなって、ドライバによるワイパ操作の煩
わしさをなくした上で、ワイパの動作速度が自動的に適
切な速度に設定される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
すると、図2は本発明に係る車両用ワイパ装置を概略的
に示している。このワイパ装置は、フロントガラス11
の前面に配設されたワイパ12,12を有している。ワ
イパ12,12はそれらの下端部にて連結機構(図示し
ない)を介して電動モータ13に接続されている。電動
モータ13はその回転速度に比例した速度でワイパ1
2,12を作動させるもので、回転速度は制御ボックス
14に内蔵された電気制御回路により制御されるように
なっている。この制御ボックス14には車体BDの屋根
上面に固着した雨量センサ20からリード線21,22
が導かれていて、同リード線21,22を介して雨量セ
ンサ20からの検出信号が前記電気制御回路に入力され
ている。
すると、図2は本発明に係る車両用ワイパ装置を概略的
に示している。このワイパ装置は、フロントガラス11
の前面に配設されたワイパ12,12を有している。ワ
イパ12,12はそれらの下端部にて連結機構(図示し
ない)を介して電動モータ13に接続されている。電動
モータ13はその回転速度に比例した速度でワイパ1
2,12を作動させるもので、回転速度は制御ボックス
14に内蔵された電気制御回路により制御されるように
なっている。この制御ボックス14には車体BDの屋根
上面に固着した雨量センサ20からリード線21,22
が導かれていて、同リード線21,22を介して雨量セ
ンサ20からの検出信号が前記電気制御回路に入力され
ている。
【0008】雨量センサ20は、図3,4に示すよう
に、長方形状の平板で構成された基盤23と、同基盤2
3上に相対向して添着されるとともにリード線21,2
2にそれぞれ接続された一対の櫛歯状電極24,25と
を備えている。基盤23は非水性(水を弾く性質)を有
する合成樹脂で形成され、同基盤23上に落下した雨は
水滴になって車両走行に伴い後方へ転がっていくように
なっている。櫛歯状電極24,25はそれぞれ導電性の
金属薄膜(例えば銅薄膜)で形成されていて、前記水滴
の通過を各櫛歯対間の導通により櫛歯数分だけ検知す
る。なお、本実施例では雨量センサ20を車体BDの屋
根の上面に設けるようにしたが、図2に2点鎖線で示す
ように、ボンネット上面又はフロントガラス11の下端
部に設けるようにしてもよい。
に、長方形状の平板で構成された基盤23と、同基盤2
3上に相対向して添着されるとともにリード線21,2
2にそれぞれ接続された一対の櫛歯状電極24,25と
を備えている。基盤23は非水性(水を弾く性質)を有
する合成樹脂で形成され、同基盤23上に落下した雨は
水滴になって車両走行に伴い後方へ転がっていくように
なっている。櫛歯状電極24,25はそれぞれ導電性の
金属薄膜(例えば銅薄膜)で形成されていて、前記水滴
の通過を各櫛歯対間の導通により櫛歯数分だけ検知す
る。なお、本実施例では雨量センサ20を車体BDの屋
根の上面に設けるようにしたが、図2に2点鎖線で示す
ように、ボンネット上面又はフロントガラス11の下端
部に設けるようにしてもよい。
【0009】次に、制御ボックス14内に収容されてい
る電気制御回路について説明する。この電気制御回路
は、図1に示すように、雨量センサ20と3個の抵抗r
1,r2,r3からなるブリッジ回路31を備えている。ブリ
ッジ回路31の隣合わない一方の組の各頂点間には電圧
+Vが付与されており、隣合わない他方の組の各頂点は
差動増幅器32を構成するオペアンプOP1 の反転入力
(−)及び非反転入力(+)にそれぞれ接続されている。こ
の差動増幅器32は雨量センサ20の水滴検知毎にパル
ス信号を出力するもので、その出力端子はカウンタ33
のクロック入力端子CKに接続されている。カウンタ33
のリセット入力端子Rには微分器34を介して低周波発
振器35が接続されている。
る電気制御回路について説明する。この電気制御回路
は、図1に示すように、雨量センサ20と3個の抵抗r
1,r2,r3からなるブリッジ回路31を備えている。ブリ
ッジ回路31の隣合わない一方の組の各頂点間には電圧
+Vが付与されており、隣合わない他方の組の各頂点は
差動増幅器32を構成するオペアンプOP1 の反転入力
(−)及び非反転入力(+)にそれぞれ接続されている。こ
の差動増幅器32は雨量センサ20の水滴検知毎にパル
ス信号を出力するもので、その出力端子はカウンタ33
のクロック入力端子CKに接続されている。カウンタ33
のリセット入力端子Rには微分器34を介して低周波発
振器35が接続されている。
【0010】低周波発振器35は前記差動増幅器32か
らのパルス信号の入力頻度に比べて極めて大きな周期を
有する矩形波信号を発生するものであり、また微分器3
4は前記矩形波信号を立ち上がり微分して同矩形波信号
のリーディングエッジ毎にパルス信号を出力するもので
ある。したがって、カウンタ33はこの矩形波信号の周
期に対応してリセットされ、次にリセットされるまでの
差動増幅器32からのパルス信号をカウントするように
機能する。
らのパルス信号の入力頻度に比べて極めて大きな周期を
有する矩形波信号を発生するものであり、また微分器3
4は前記矩形波信号を立ち上がり微分して同矩形波信号
のリーディングエッジ毎にパルス信号を出力するもので
ある。したがって、カウンタ33はこの矩形波信号の周
期に対応してリセットされ、次にリセットされるまでの
差動増幅器32からのパルス信号をカウントするように
機能する。
【0011】カウンタ33の出力はディジタル−アナロ
グ変換器(D/A変換器)36に接続され、同変換器3
6はカウンタ33のカウント値をディジタル−アナログ
変換して同変換したアナログ電圧をピークホールド回路
37に供給する。ピークホールド回路37はオペアンプ
OP2,OP3、ダイオードD1、コンデンサC1及び抵抗r4から
なり、D/A変換器36からアナログ電圧のピーク値を
カウンタ33のリセット間隔より若干長い時間だけホー
ルドする。
グ変換器(D/A変換器)36に接続され、同変換器3
6はカウンタ33のカウント値をディジタル−アナログ
変換して同変換したアナログ電圧をピークホールド回路
37に供給する。ピークホールド回路37はオペアンプ
OP2,OP3、ダイオードD1、コンデンサC1及び抵抗r4から
なり、D/A変換器36からアナログ電圧のピーク値を
カウンタ33のリセット間隔より若干長い時間だけホー
ルドする。
【0012】ピークホールド回路37の出力は抵抗r5を
介して比較器41の正側入力(+)に接続され、同比較器
41の負側入力(−)には三角波発振器42が抵抗r6を介
して接続されている。三角波発振器42は「0」ボルト
から所定電圧まで三角波状に変化する低周波の三角波信
号を発生するものである。比較器41の出力は抵抗r7を
介してダーリントン接続したトランジスタTr1,Tr2の一
段目のトランジスタTr1のベースに接続されている。こ
れらのトランジスタTr1,Tr2 は供給される制御信号のデ
ューティ比に応じた回転速度で電動モータ13の回転を
制御するドライブ回路43を構成するもので、両トラン
ジスタTr1,Tr2 のコレクタと電圧源+Vとの間に電動モ
ータ13を介装させている。一段目のトランジスタTr1
のベースには電圧源+Vと接地との間に直列接続した抵
抗r8及びダイオードD2からなるバイアス回路が接続され
るとともに、2段目のトランジスタTr2のエミッタは接
地されている。電動モータ13の両端には還流ダイオー
ドD3が接続されている。
介して比較器41の正側入力(+)に接続され、同比較器
41の負側入力(−)には三角波発振器42が抵抗r6を介
して接続されている。三角波発振器42は「0」ボルト
から所定電圧まで三角波状に変化する低周波の三角波信
号を発生するものである。比較器41の出力は抵抗r7を
介してダーリントン接続したトランジスタTr1,Tr2の一
段目のトランジスタTr1のベースに接続されている。こ
れらのトランジスタTr1,Tr2 は供給される制御信号のデ
ューティ比に応じた回転速度で電動モータ13の回転を
制御するドライブ回路43を構成するもので、両トラン
ジスタTr1,Tr2 のコレクタと電圧源+Vとの間に電動モ
ータ13を介装させている。一段目のトランジスタTr1
のベースには電圧源+Vと接地との間に直列接続した抵
抗r8及びダイオードD2からなるバイアス回路が接続され
るとともに、2段目のトランジスタTr2のエミッタは接
地されている。電動モータ13の両端には還流ダイオー
ドD3が接続されている。
【0013】上記のように構成した実施例の動作を説明
すると、車両走行中に雨が降っていなければ、雨量セン
サ20の両櫛波状電極24,25間は開放されているの
で、差動増幅器32のオペアンプOP1 の反転入力(−)に
は非反転入力(+)よりも高い電圧が供給される。差動増
幅器32はその出力を低電圧に維持してカウンタ33の
出力値は「0」に維持されるので、D/A変換器36に
てディジタル−アナログ変換されるとともにピークホー
ルド回路37にホールドされる電圧は「0」ボルトを示
す。したがって、比較器41は低電圧(0ボルト)を出
力し、ドライブ回路43のトランジスタTr1,Tr2 はオフ
状態を保つので、電動モータ13には電流が流れない。
その結果、ワイパ12,12は停止されたままである。
すると、車両走行中に雨が降っていなければ、雨量セン
サ20の両櫛波状電極24,25間は開放されているの
で、差動増幅器32のオペアンプOP1 の反転入力(−)に
は非反転入力(+)よりも高い電圧が供給される。差動増
幅器32はその出力を低電圧に維持してカウンタ33の
出力値は「0」に維持されるので、D/A変換器36に
てディジタル−アナログ変換されるとともにピークホー
ルド回路37にホールドされる電圧は「0」ボルトを示
す。したがって、比較器41は低電圧(0ボルト)を出
力し、ドライブ回路43のトランジスタTr1,Tr2 はオフ
状態を保つので、電動モータ13には電流が流れない。
その結果、ワイパ12,12は停止されたままである。
【0014】一方、雨が降っている状態では、雨量セン
サ20に落ちた雨粒は水滴になって基盤23上を車両後
方に転がっていくので、この水滴により櫛歯状電極2
4,25間は一粒の水滴当り櫛歯数に等しい回数だけ導
通する。この導通時には、ブリッジ回路31から差動増
幅器32のオペアンプOP1 の反転入力(−)には非反転入
力(+)よりも低い電圧が供給されるので、同増幅器32
は雨量に比例した頻度のパルス信号をカウンタ33のク
ロック入力端子CKに出力する。一方、カウンタ33は低
周波発振器35の各周期毎にリセットされているので、
各周期間に到来した前記パルス信号の数をカウントして
同カウント値を出力する。このカウント値はD/A変換
器36にてアナログ値に変換されて同アナログ値の最大
値がピークホールド回路37にて前記リセット周期より
若干長い時間だけホールドされるので、同ピークホール
ド回路37の出力電圧値は雨量を表すことになる。
サ20に落ちた雨粒は水滴になって基盤23上を車両後
方に転がっていくので、この水滴により櫛歯状電極2
4,25間は一粒の水滴当り櫛歯数に等しい回数だけ導
通する。この導通時には、ブリッジ回路31から差動増
幅器32のオペアンプOP1 の反転入力(−)には非反転入
力(+)よりも低い電圧が供給されるので、同増幅器32
は雨量に比例した頻度のパルス信号をカウンタ33のク
ロック入力端子CKに出力する。一方、カウンタ33は低
周波発振器35の各周期毎にリセットされているので、
各周期間に到来した前記パルス信号の数をカウントして
同カウント値を出力する。このカウント値はD/A変換
器36にてアナログ値に変換されて同アナログ値の最大
値がピークホールド回路37にて前記リセット周期より
若干長い時間だけホールドされるので、同ピークホール
ド回路37の出力電圧値は雨量を表すことになる。
【0015】そして、比較器41はこの雨量を表す電圧
値と三角波信号の各瞬時値を比較して出力するので、比
較器41は雨量に比例したデューティ比のパルス列信号
をドライブ回路43に出力する。すなわち、比較器41
は、雨量が大きくなるにしたがって高い電圧に維持され
る時間の長いパルス信号をドライブ回路43に出力す
る。ドライブ回路43のトランジスタTr1,Tr2 は高い電
圧の到来時にオンするので、電動モータ13には雨量に
比例した大きさの電流が流れる。したがって、電動モー
タ13の回転速度は雨量に比例して増加し、ワイパ1
2,12の動作速度は電動モータ13の回転速度に比例
するので、ワイパ12,12の動作速度は雨量に比例し
て自動的かつ連続的に変化する。
値と三角波信号の各瞬時値を比較して出力するので、比
較器41は雨量に比例したデューティ比のパルス列信号
をドライブ回路43に出力する。すなわち、比較器41
は、雨量が大きくなるにしたがって高い電圧に維持され
る時間の長いパルス信号をドライブ回路43に出力す
る。ドライブ回路43のトランジスタTr1,Tr2 は高い電
圧の到来時にオンするので、電動モータ13には雨量に
比例した大きさの電流が流れる。したがって、電動モー
タ13の回転速度は雨量に比例して増加し、ワイパ1
2,12の動作速度は電動モータ13の回転速度に比例
するので、ワイパ12,12の動作速度は雨量に比例し
て自動的かつ連続的に変化する。
【0016】上記作動説明からも解るように、上記実施
例によれば、雨量センサ20、ブリッジ回路31、差動
増幅器32、カウンタ33、低周波発振器35、D/A
変換器36及びピークホールド回路37(雨量検出手
段)が雨量を検出し、比較器41、三角波発振器42及
びドライブ回路43(モータ制御手段)が前記検出され
た雨量が多くなるにしたがって電動モータの回転速度を
増加させるので、車両用ワイパ12,12は自動的かつ
連続的に雨量に応じた速度で動作するようになる。した
がって、ドライバは雨量に応じてワイパ12,12の動
作速度を切り換え操作する必要がなくなり、ドライバに
よるワイパ12,12の切り換え操作の煩わしさをなく
した上で、ワイパ12,12の動作速度を自動的に適切
な速度に設定できる。また、雨が止んだときにも同ワイ
パ12,12の作動停止操作をする必要がなくなって、
ドライバによるワイパ12,12の停止操作忘れを未然
に防止できる。また、上記実施例では雨量センサ20と
同センサ20からの信号を受けて雨量を計測する回路3
1〜37とで雨量を検出するようにし、この雨量センサ
20は櫛歯状電極24,25で構成した簡単なものであ
るので、雨量の検出を簡単にできるという効果も奏す
る。
例によれば、雨量センサ20、ブリッジ回路31、差動
増幅器32、カウンタ33、低周波発振器35、D/A
変換器36及びピークホールド回路37(雨量検出手
段)が雨量を検出し、比較器41、三角波発振器42及
びドライブ回路43(モータ制御手段)が前記検出され
た雨量が多くなるにしたがって電動モータの回転速度を
増加させるので、車両用ワイパ12,12は自動的かつ
連続的に雨量に応じた速度で動作するようになる。した
がって、ドライバは雨量に応じてワイパ12,12の動
作速度を切り換え操作する必要がなくなり、ドライバに
よるワイパ12,12の切り換え操作の煩わしさをなく
した上で、ワイパ12,12の動作速度を自動的に適切
な速度に設定できる。また、雨が止んだときにも同ワイ
パ12,12の作動停止操作をする必要がなくなって、
ドライバによるワイパ12,12の停止操作忘れを未然
に防止できる。また、上記実施例では雨量センサ20と
同センサ20からの信号を受けて雨量を計測する回路3
1〜37とで雨量を検出するようにし、この雨量センサ
20は櫛歯状電極24,25で構成した簡単なものであ
るので、雨量の検出を簡単にできるという効果も奏す
る。
【0017】なお、上記実施例においては、雨量センサ
20を雨が直接当たる車体BDの外部に設けた例につい
て説明したが、同雨量センサ20を図5,6に示すよう
な雨量センサ50に変形するようにしてもよい。この変
形例に係る雨量センサ50はフロントガラス11と車体
のボンネットの間の隙間下方に複数の容器51〜53を
備えている。この複数の容器51〜53には、カウルア
ウタ54とカウルインナ55に固定された通路部材56
を介して前記隙間から入り込む雨粒が導かれるようにな
っている。各容器51〜53の底には一体的に細管51
a〜53aが設けられており、同細管51a〜53aは
容器51〜53内に溜っている水を水滴にして下方に落
とす。細管51a〜53aの下方には基盤57が斜めに
して車体BDに固定されており、同基盤57上には一対
の櫛歯状電極58,59が相対向して設けられている。
基盤57及び櫛歯状電極58,59は、両櫛歯状電極5
8,59の対向方向側の長さを長くした点を除き、上記
実施例の基盤23及び櫛歯状電極24,25と同一であ
る。
20を雨が直接当たる車体BDの外部に設けた例につい
て説明したが、同雨量センサ20を図5,6に示すよう
な雨量センサ50に変形するようにしてもよい。この変
形例に係る雨量センサ50はフロントガラス11と車体
のボンネットの間の隙間下方に複数の容器51〜53を
備えている。この複数の容器51〜53には、カウルア
ウタ54とカウルインナ55に固定された通路部材56
を介して前記隙間から入り込む雨粒が導かれるようにな
っている。各容器51〜53の底には一体的に細管51
a〜53aが設けられており、同細管51a〜53aは
容器51〜53内に溜っている水を水滴にして下方に落
とす。細管51a〜53aの下方には基盤57が斜めに
して車体BDに固定されており、同基盤57上には一対
の櫛歯状電極58,59が相対向して設けられている。
基盤57及び櫛歯状電極58,59は、両櫛歯状電極5
8,59の対向方向側の長さを長くした点を除き、上記
実施例の基盤23及び櫛歯状電極24,25と同一であ
る。
【0018】この変形例にかかる雨量センサ50によれ
ば、複数の容器51〜53に一旦貯められた雨がふたた
び水滴に変換されて基盤57上に落とされる。したがっ
て、この変換された水滴の大きさは細管51a〜53a
の作用により常に一定となる。したがって、同変形例に
よれば、雨量の検出精度が上記実施例に比べて高くな
る。なお、これらの容器51〜53の数並び基盤57の
数及び大きさは雨量との関係で適宜決めることができ
る。
ば、複数の容器51〜53に一旦貯められた雨がふたた
び水滴に変換されて基盤57上に落とされる。したがっ
て、この変換された水滴の大きさは細管51a〜53a
の作用により常に一定となる。したがって、同変形例に
よれば、雨量の検出精度が上記実施例に比べて高くな
る。なお、これらの容器51〜53の数並び基盤57の
数及び大きさは雨量との関係で適宜決めることができ
る。
【図1】 本発明の一実施例を示す電気制御回路図であ
る。
る。
【図2】 本発明の一実施例を表す車両用ワイパ装置の
概略図である。
概略図である。
【図3】 図2の雨量センサの詳細斜視図である。
【図4】 同雨量センサの断面図である。
【図5】 変形例に係る雨量センサの概略を示す側断面
図である。
図である。
【図6】 同雨量センサの正面図である。
BD…車体、12…ワイパ、13…電動モータ、14…
制御ボックス 、20,50…雨量センサ、31…ブリ
ッジ回路、32…差動増幅器、33…カウンタ、35…
低周波発振器、36…D/A変換器、37…ピークホー
ルド回路、41…比較器、42…三角波発振器、43…
ドライブ回路。
制御ボックス 、20,50…雨量センサ、31…ブリ
ッジ回路、32…差動増幅器、33…カウンタ、35…
低周波発振器、36…D/A変換器、37…ピークホー
ルド回路、41…比較器、42…三角波発振器、43…
ドライブ回路。
Claims (1)
- 【請求項1】 電動モータの回転速度に比例した速度で
動作する車両用ワイパのための電気制御装置において、
車体に組み込まれて雨量を検出する雨量検出手段と、前
記検出された雨量が多くなるにしたがって電動モータの
回転速度を増加させるモータ制御手段とを設けたことを
特徴とする車両用ワイパのための電気制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6103607A JPH07309211A (ja) | 1994-05-18 | 1994-05-18 | 車両用ワイパのための電気制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6103607A JPH07309211A (ja) | 1994-05-18 | 1994-05-18 | 車両用ワイパのための電気制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07309211A true JPH07309211A (ja) | 1995-11-28 |
Family
ID=14358466
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6103607A Pending JPH07309211A (ja) | 1994-05-18 | 1994-05-18 | 車両用ワイパのための電気制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07309211A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008021809A2 (en) * | 2006-08-14 | 2008-02-21 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Multi-layer windshield moisture detector |
JP2020037392A (ja) * | 2018-09-03 | 2020-03-12 | バイドゥ オンライン ネットワーク テクノロジー (ベイジン) カンパニー リミテッド | 車両用撮像装置及び車両 |
-
1994
- 1994-05-18 JP JP6103607A patent/JPH07309211A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008021809A2 (en) * | 2006-08-14 | 2008-02-21 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Multi-layer windshield moisture detector |
WO2008021809A3 (en) * | 2006-08-14 | 2008-05-08 | Ppg Ind Ohio Inc | Multi-layer windshield moisture detector |
JP2020037392A (ja) * | 2018-09-03 | 2020-03-12 | バイドゥ オンライン ネットワーク テクノロジー (ベイジン) カンパニー リミテッド | 車両用撮像装置及び車両 |
US11192527B2 (en) | 2018-09-03 | 2021-12-07 | Baidu Online Network Technology (Beijing) Co., Ltd. | Camera for a vehicle including a wiping member |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
DE4033332C2 (de) | Scheibenwischervorrichtung | |
US4389603A (en) | Windshield wiper system for an automotive vehicle | |
FR2428278A1 (fr) | Dispositif de servo-commande numerique | |
US5539289A (en) | Ultrasonic detection device, notably for an automatically controlled windscreen cleaning system | |
JPH07309211A (ja) | 車両用ワイパのための電気制御装置 | |
JPH0331617B2 (ja) | ||
DE4312590A1 (de) | Optoelektronische Einrichtung für Klarsichtscheiben zum Erkennen der Benetzung und Verschmutzungen und zur automatischen Betätigung von Warn- und/oder Reinigungsanlagen | |
US4869581A (en) | Deflector to clean debris from automotive rearview mirrors | |
JPS5914563A (ja) | ワイパ−装置 | |
KR20000023243A (ko) | 자동차용 윈드실드 와이퍼 | |
JP2782343B2 (ja) | オートワイパ装置 | |
JPH0998591A (ja) | モータ制御装置 | |
JPS629464B2 (ja) | ||
JPS6341327B2 (ja) | ||
JPH04303057A (ja) | ワイパ装置 | |
JPH0519260Y2 (ja) | ||
JPH0315411Y2 (ja) | ||
JPS62187636A (ja) | 速度感応押圧可変ワイパ−制御装置 | |
JPS61129558A (ja) | オ−トワイパ用雨センサ | |
JP3107710B2 (ja) | 車速感応型間欠ワイパー装置 | |
JPH0118446Y2 (ja) | ||
JPH081946Y2 (ja) | スライドルーフ制御装置 | |
KR890003998Y1 (ko) | 자동차 윈도우 브러쉬 자동 작동장치 | |
JPS5851491B2 (ja) | ワイパ−の自動駆動装置 | |
JPS62194958A (ja) | 自動ワイパ駆動装置 |