JPH0730875U - 乳幼児用バスタブ - Google Patents

乳幼児用バスタブ

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JPH0730875U
JPH0730875U JP6876993U JP6876993U JPH0730875U JP H0730875 U JPH0730875 U JP H0730875U JP 6876993 U JP6876993 U JP 6876993U JP 6876993 U JP6876993 U JP 6876993U JP H0730875 U JPH0730875 U JP H0730875U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 幼児用の第1タブ内に乳児用の第2タブを取
付られ、後者の水位調整が簡単に行え、また多用途で、
移動に便利な乳児児用バスタブを提供する。 【構成】 底面にローラーを設けた第1タブの一端に連
通するみぞと滑りみぞを設け、第2タブの壁面に複数の
貫通穴を設けて底面を支持板上に結合し、この支持板の
片側に上記滑りみぞに嵌める位置決め棒を設け、この位
置決め棒の片側に位置決め穴を設け、制御棒を上記みぞ
内にピボットで連結し、制御棒の揺動と弾性制動部品の
作用の下で、制御棒の末端と上記位置決め穴間でロック
およびロック解除の制御を行う。また、第1タブに取り
付けられる覆いを設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、一種の乳幼児用バスタブに関し、特に乳児用と幼児用の二つのバス タブを設け、その水位調整が行え、また多用途であり、また安全に沐浴させるこ とができる乳幼児用バスタブに関する。
【0002】
【従来の技術】
乳幼児用品の使用にあたっては、その機動性が広く重要視されているが、一般 の乳幼児の沐浴用具に関しては、依然として大型の盥や充気体の盆体が多く使用 されている。これらは、盆面が比較的大きくかつ高度は浅いものが多いため、乳 児を沐浴させるときには水位を迅速に調整して適当な高さとする有効な手段がな く絶えず水を追加、あるいは減らして水量を調節する必要があった。また、乳児 を沐浴させる過程で、石鹸を塗ったり体の水を拭き取ったりするときは、乳児を 抱き取ってから盆を倒して水を除き、再び盆内に戻すなど、何度も乳児を抱き上 げたり、水を交換しなければならないなど、不便であった。また乳児を抱き上げ る時に滑って落としたりして危険であった。さらに、従来の乳幼児用の沐浴用具 はただ沐浴という単一の効能しか持たず、その使用範囲は限られており、盆体が 大きすぎるために屋外に運搬して使用するには不便で、機動性がなかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の主な課題は、2〜5歳の幼児用の第1タブと、この第1タブ内に随時 取り付けられ、また第1タブ内にて高度調整が行える0〜2歳の乳児用の第2タ ブとから構成する乳幼児用バスタブを提供することである。
【0004】 本考案のもう一つの課題は、第1タブ内の水を完全に排水し、乳児用のベッド としても使用できることであり、このとき第1タブの頂面の大きさに合わせて例 えば蚊帳のような覆いを取り付けられるようにし、第2タブ内に乳児を寝かせる 際の覆いおよび保護機能を持たせることである。
【0005】 本考案のさらにもう一つの課題は、移動が簡単で、屋内外での使用に便利なこ とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
第1タブは、2〜5歳の幼児の体型に応じた大きさに設け、その一側端の適当 な位置に連通するみぞと滑りみぞを設ける。また、第2タブは、0〜2歳の乳児 の体型に応じた大きさに設け、その表面に複数の貫通穴を設け、この第2タブの 底面を支持板上に結合し、この支持板の片側に位置決め棒を設け、かつこの位置 決め棒の片側表面には等間隔で複数の斜めの位置決め穴を設ける。さらに、末端 に上記位置決め穴の大きさと形状に対応する鉤状のロック部を設けた制御棒を設 ける。この制御棒を上記みぞに挿入してピボットで上記みぞ内に連結し、また弾 性制動部品でこの制御棒とこのみぞの一壁面とを連結する。また、支持板の位置 決め棒を上記滑りみぞに設ける。制御棒のピボットを中心とした揺動および弾性 制動部品の作用の下で、制御棒の末端と位置決め棒の位置決め穴間でロックおよ びロック解除の制御を行う。
【0007】 また、第1タブの外部には穴座およびフックを設け、この穴座に対応する突起 とフックに対応するリングを設けた覆いを別に設けて、この覆いで、第1タブの 頂端を覆い、それにより第1タブ内の第2タブを覆う。
【0008】 さらに、第1タブの底端両側には複数のローラーを設ける。
【0009】
【作用】
制御棒のピボットを中心とした運動および弾性制動部品の作用の下で、制御棒 の末端と位置決め棒の位置決め穴間でロックおよびロック解除の制御を行い、支 持板の高さを調整することで、その上の第2タブの高さを第1タブ内で調整でき る。同時に第2タブの貫通穴により、第1タブ内の水を第2タブ内に引き込むこ とができ、第2タブの水位を第1タブの満水位か、あるいは無水状態に随時調整 できる。
【0010】 また、覆いの突起を第1タブの穴座に挿入し、リングをフックに掛けることで 、本考案を乳児用のベッドとして使用する際の覆いとする。
【0011】 また、屋外での使用に際しても、第1タブの底端両側に設けたローラーにより 、簡単に移動が行える。
【0012】
【実施例】
図1、2に示されるように、本考案の乳幼児用バスタブは、主に、第1タブ( 10)と第2タブ(20)を設ける。そのうち、第1タブ(10)は2〜5歳の 幼児の体型に適応する大きさで、その内部側面に突出する段(101)を設けて 幼児が座ることができる。また、この第1タブ(10)の底面の適当な位置には 、排水口(102)を設け、栓の開閉により、貯水と排水を行う。かつ第1タブ (10)の外壁の両側には穴座(103)を、両端部には、フック(104)を 設け、底端両側には複数のローラー(105)を設け、このローラー(105) により第1タブ(10)を室内、室外に移動できる。また第1タブ(10)の一 方の端部の端面上に、内から外に、互いに連通する滑りみぞ(11)とみぞ(1 2)を設け、これら滑りみぞ(11)とみぞ(12)の深さは第2タブ(20) の調整下降範囲により決定する。かつ滑りみぞ(11)は、第1タブ(10)の 内部と連通する。また、みぞ(12)の内壁両側にはピボット穴(121)を、 内壁の一端にはネジ穴(122)を設ける。
【0013】 この他、第2タブ(20)は、2歳以下の乳児の体型に適応する大きさであり 、その一端面は傾斜させて設ける。これは、乳児を沐浴させるときに、自然な仰 臥姿勢をとらせるためである。且つ第2タブ(20)の周辺には等間隔で複数の 貫通穴(201)を設ける。さらに径をこの穴(201)の径に、長さを第2タ ブ(20)の幅に設けたU形保護棒(21)を設け、このU形保護棒(21)の 両端を鉤状に折り曲げ、第2タブ(20)の適当な位置の穴(201)をロック する。このU形保護棒(21)は、乳児を第2タブ(20)内で仰臥させるとき 、その保護と安全な位置に保つ働きがある。別に、支持板(30)を設けるが、 これは、第2タブ(20)の底面の大きさに合わせて設け、この支持板(30) の一端には前記滑りみぞ(11)と組み合わせる位置決め棒(31)を設け、こ れにより支持板(30)を第1タブ(10)の滑りみぞ(11)にロックして結 合させることができる。かつ位置決め棒(31)の一つの側面上には等間隔で複 数の斜めの位置決め穴(311)を設ける。また制御棒(40)は第1タブ(1 0)のみぞ(12)の形状および大きさに合わせて設け、その末端には上記位置 決め穴(311)に対応する形状の鉤状のロック部(403)を設け、両側の適 当な位置には軸穴(401)を設け、ピボット(40A)をこの軸穴(401) に通してみぞ(12)中のピボット穴(121)に連結する。また制御棒(40 )の一端の端面上にはネジ穴(402)を設ける。
【0014】 このほか、バネあるいはその他の弾性部品の弾性制動部品(50)を設け、そ の両端をそれぞれネジ(50A)およびネジ(50B)で制御棒(40)のネジ 穴(402)とみぞ(12)のネジ穴(122)にねじ込む。よって制御棒(4 0)は弾性制動部品(50)により引っ張られ、また弾性により復帰するスィン グアーム構造を成す。ならびに制御棒(40)の末端が支持板(30)の位置決 め棒(31)の異なる位置の位置決め穴(311)をロックするため、随意に支 持板(30)の第1タブ(10)内における高さを調整でき、これにより、第2 タブ(20)の高さを調整できる。
【0015】 さらに、本考案では、覆い(60)を設けている。これは蚊帳あるいは通風性 に富む網状の材質で形成し、その中央に半円状の主フレーム(61)を設け、こ の主フレーム(61)の両末端に内向きに突出し第1タブ(10)外周に設けた 穴座(103)に対応する突起(611)を設ける。および、この覆い(60) の両端部にはそれぞれ第1タブ(10)両端部のフック(104)と組み合わせ るリング(62)を設け、覆い(60)を第1タブ(10)の頂端に安定して結 合することができる。以上が本考案の乳幼児用バスタブの構造である。
【0016】 図3に示されるのは、本考案の断面図である(同時に図1、2も参照)。本考 案の乳幼児用バスタブを沐浴させるときは、第2タブ(20)を設置しないとき は、単純に幼児用のバスタブとして使用できる。このとき段(101)に幼児が 座って安定姿勢を取ることができる。
【0017】 また、図1、2に示される構造の第2タブ(20)を第1タブ(10)に取り 付けて使用するときは、この第2タブ(20)を乳児用として使用できる。すな わち、乳児を第2タブ(20)内に寝かせ、U形保護棒(21)により第2タブ (20)内における乳児の安全な位置を保持し、ならびに制御棒(40)と支持 板(30)の位置決め棒(31)間の制御および相対的なロック動作により、随 意に第2タブ(20)の第1タブ(10)内における高さを調整することができ る。さらに、第2タブ(20)の貫通穴(201)は、第1タブ(10)内に溜 めた水を第2タブ(20)内に引くことができるため、同時に第2タブ(20) の水位の調整も行える。
【0018】
【考案の効果】
本考案は、2〜5歳の幼児用の第1タブと、この第1タブ内に随時取り付けら れ、また第1タブ内にて高度調整が行える0〜2歳の乳児用の第2タブとから構 成する乳幼児用バスタブであり、乳児期、幼児期の子供が共に使用できる。
【0019】 また、本考案は、第1タブに第2タブを取り付けて、第2タブ内で乳児を沐浴 させられ、適当な水位調整が迅速に行える。さらに、沐浴中の乳児に石鹸を塗っ たり、その体を拭いたりするときは、直接第2タブの高さを第1タブに溜めた水 の水面の高さ以上に設けることで、第2タブ内の水が自動的に除かれ、乳児を抱 き上げたり水をくみ出す必要がなく、安全で、便利である。
【0020】 このほか、本考案は、第1タブに第2タブを取り付け、水を入れずに乳児用の ベッドとして使用することができ、その際、覆いにより乳児を保護してもよく、 多機能である。
【0021】 また第1タブの底部に設けたローラーにより、本考宏の活動および使用範囲が 室内、室外を問わず広がる。本考案は、このように多用途を有し、また従来の乳 児用の沐浴器具の使用上の欠点を解決した、実用的な考案である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の立体分解図である。
【図2】本考案の一部を切り取った立体分解図である。
【図3】本考案の断面図である。
【符号の説明】
(10)第1タブ (101)段 (102)排水
口 (103)穴座 (104)フック (105)ローラー (11)滑り
みぞ (111)溜水槽との連通部分 (12)みぞ (12
1)ピボット穴 (13)水溜槽 (122)ネジ穴 (123)滑り
みぞとの連通部分 (20)第2タブ (201)穴 (21)U形保
護棒 (211)鉤状部 (30)支持板 (31)位置決
め棒 (311)位置決め穴 (40)制御棒 (40
1)軸穴 (402)ネジ穴 (403)鉤状のロック部 (4
0A)ピボット (50)弾性制動部品 (50A)ネジ (50B)ネ
ジ (60)覆い (61)主フレーム (611)突
起 (62)リング (90)バスタブ

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主に、第1タブ、一個以上の第2タブ、
    一個以上の支持板、一本以上の制御棒、一個以上の弾性
    制動部品からなる乳幼児用バスタブであり、 (イ)上記第1タブは、2〜5歳の幼児の体型に適応す
    る大きさで、そのこの第1タブの内側面には幼児が座る
    ための突出する段を設け、底面の適当な位置には、排水
    口を設け、外壁の両側には穴座を、両端部には、フック
    を設け、第1タブの一端の端面上に、互いに連通する内
    側の滑りみぞと外側のみぞを上から下に設け、これら滑
    りみぞとみぞの深さは第2タブの調整下降範囲により決
    定し、この滑りみぞは、第1タブの内部と連通し、外側
    のみぞの両壁にはピボット穴を、壁の一端にはネジ穴を
    設ける。 (ロ)上記第2タブは、0〜2歳の乳児の体型に適応す
    る大きさで、その一端面は乳幼児を沐浴させるときに、
    自然な仰臥姿勢をとらせることができるよう傾斜させて
    設け、この第2タブの周囲の壁には等間隔で複数の貫通
    穴を設ける。 (ハ)上記支持板は、上記第2タブの底面の大きさに設
    け、その一端には前記滑りみぞに嵌める位置決め棒を設
    け、これにより支持板を第1タブの滑りみぞにロックし
    て結合させることができ、かつこの位置決め棒の一つの
    側面上には等間隔で複数の斜めの位置決め穴を設ける。 (ニ)上記制御棒は、上記第1タブの一端に設けた内側
    のみぞの形状および大きさに対応するよう設け、その末
    端には上記位置決め穴に対応する形状の鉤状のロック部
    を設け、両側の適当な位置には軸穴を設け、ピボットを
    この軸穴に通して上記みぞに設けたピボット穴に連結
    し、制御棒の一端の端面上にはネジ穴を設ける。 (ホ)上記弾性制動部品は、その両端をそれぞれネジで
    上記制御棒のネジ穴と上記第1タブの一端に設けた内側
    のみぞのネジ穴にねじ込み、上記制御棒により、弾性制
    動部品を引っ張っては、弾性制動部品の弾性により復帰
    するスィングアーム構造を成し、制御棒の末端が上記支
    持板の位置決め棒の異なる位置の位置決め穴をロックす
    るため、随意に支持板の第1タブ内における高さを調整
    でき、同時に第2タブの高さを調整できる。 以上の特徴よりなる、乳幼児用バスタブ。
  2. 【請求項2】 前記第1タブの底端両側には複数のロー
    ラーを設け、このローラーにより第1タブは室内、室外
    に移動できることを特徴とする請求項1に記載の乳幼児
    用バスタブ。
  3. 【請求項3】 前記第1タブの外部には穴座およびフッ
    クを設け、この穴座に対応する突起とフックに対応する
    リングを設けた覆いを別に設けてもよく、この覆いは、
    第1タブの頂端を覆い、それにより第1タブおよび第2
    タブを覆うことができることを特徴とする請求項1およ
    び2に記載の乳幼児用バスタブ。
  4. 【請求項4】 前記第2タブは、径を前記貫通穴の径
    に、長さを第2タブの幅に設け、両端を鉤状に折り曲げ
    たU形保護棒により、その適当な位置の貫通穴をロック
    してもよく、このU形保護棒により、第2タブ内の乳児
    の保護、および乳児を安全な位置に保つことを特徴とす
    る請求項1に記載の乳幼児用バスタブ。
JP6876993U 1993-11-18 1993-11-18 乳幼児用バスタブ Expired - Lifetime JP2518602Y2 (ja)

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JP2518602Y2 JP2518602Y2 (ja) 1996-11-27

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114711651A (zh) * 2022-04-19 2022-07-08 张桂华 一种妇产科用婴幼儿洗浴装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114711651A (zh) * 2022-04-19 2022-07-08 张桂华 一种妇产科用婴幼儿洗浴装置
CN114711651B (zh) * 2022-04-19 2023-07-28 南京欣三人行网络科技有限公司 一种妇产科用婴幼儿洗浴装置

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