JPH0730874A - テレビ電話装置 - Google Patents

テレビ電話装置

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JPH0730874A
JPH0730874A JP5195374A JP19537493A JPH0730874A JP H0730874 A JPH0730874 A JP H0730874A JP 5195374 A JP5195374 A JP 5195374A JP 19537493 A JP19537493 A JP 19537493A JP H0730874 A JPH0730874 A JP H0730874A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 不在時であっても画像データ及び音声データ
を伝達することのできる拡張機能を備えたテレビ電話装
置を実現する。 【構成】 液晶表示部を採用してテレビ電話装置100
と、テレビ電話装置の機能を拡張又は補完する留守録機
能を内蔵したテレビ電話ステーション150とから構成
され、テレビ電話ステーションは、ハンドセット(送受
器)153、留守録設定を行なうキー等のキースイッチ
154、留守録状態等を表示する表示部155、制御部
170、留守録時に相手方にメッセージとして送出する
画像データ及び音声データを記憶するとともに、留守録
時に相手端末から送出された画像データ及び音声データ
を記憶するメッセージメモリ、変調・復調部、I/Oポ
ート52、テレビ電話装置100に所定の直流電圧を供
給するための電源供給回路175を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビ電話装置に係
り、詳細には、テレビ電話ステーションと結合すること
によりテレビ電話装置の機能を拡張又は補完可能なテレ
ビ電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時における高度情報化社会の発達に伴
い、大容量の各種情報を高速に伝送する通信媒体に対す
る需要が増している。
【0003】このような需要に対応すべく1988年に
TTC(Telecommunication Technology Comittee:
(社)電信電話技術委員会)の標準通信方式としてJJ
−40.10「アナログ電話帯域静止画映像通信方式」
が制定され、これにより通信回線を介して白黒画像を相
互にやり取りすることが可能となった。その後、198
9年にTTC標準が改定され、白黒画像のみならず、カ
ラー画像をやり取りすることも可能となっている。これ
らのTTC標準に則ったテレビ電話装置が種々開発され
ており、音声による説明だけでは相手に伝わりにくい情
報を見せて伝達することができるというメリットや、相
手の表情を見ながら通話を行えるというメリット等があ
ることから普及が有望視されている。
【0004】テレビ電話装置は、接続する通信網の種類
と画像及び音声の伝送機能の種類によって大別され、例
えば、アナログ公衆回線に接続して白黒静止画像やカラ
ー静止画像を伝送するもの、また、カラー動画像を伝送
するもの等がある。
【0005】このようなアナログ公衆回線に接続して白
黒静止画像を伝送する静止画テレビ電話装置では、画像
データを圧縮することなく、そのまま伝送する方式を採
っており、例えば、1画面が100×160画素で64
階調(6ビット)の白黒画像データを扱う場合、100
×160×6=96000ビット(約11.7キロバイ
ト)のデータを約8740bps(Bit Per Second)程
度の伝送速度で伝送していたため、1画面分の画像デー
タを伝送するのに約11秒程度の時間を要していた。
【0006】画像データは、情報量が多く、そのままの
形で処理するには、メモリ容量、通信速度等の関係から
実用的でない。
【0007】そこで、伝送する画像データ及び音声デー
タを、例えば、1/20〜1/100程度に圧縮して伝
送することによりアナログ電話帯域を利用して2〜10
枚/秒程度の動画像の送信・受信を可能としたカラーの
動画テレビ電話装置が案出されている。
【0008】画像データの圧縮伝送は、極めて多量のデ
ータを伝送するので、多少の伝送遅れが発生しても、通
話の進行に対する影響があまり大きくない。そのため、
可変長符号化(例えば、CCITT勧告H.261に基
づく可変長符号化方式等)が一般に行われている。
【0009】一方、音声データの圧縮伝送では、音声デ
ータをディジタル化することにより平均生成ビット長を
圧縮することができるが、一般に、最大ビット長が保証
されないエントロピー圧縮(例えば、ハフマン符号化
等)を音声信号に適用することは、エントロピー圧縮に
より音声信号が長いビット長に生成されてしまった場
合、音声信号に大きな伝送遅れが発生し、通話の進行に
対する影響が大きいため、固定ビット長で符号化されて
伝送されている。
【0010】なお、このようなアナログ通信網に接続さ
れるテレビ電話装置では、画像情報と音声情報とを多重
化して送・受信する通信機能を有しており、その接続さ
れる通信網に対応する通信手順と、その通信手順に基づ
く通信信号に付加して送・受信される画像情報と音声情
報の符号化方式に関しては、CCITT(国際電信電話
諮問委員会)勧告等により、通信網の種類毎に規定され
ている。
【0011】また、従来のテレビ電話装置は、一般に、
電話機能を備えており、その筐体も大型であった。
【0012】ところで、近年、液晶テレビが普及しつつ
あり、車載用やスポーツ観戦用等として使われている。
【0013】最近では、例えば、ワイシャツのポケット
に入るほどの小型の液晶テレビも開発され、通勤時や出
張時に携帯していつでもテレビを見ることができるよう
になってきている。
【0014】一方、外出先で電話を使用する機会は多い
が、当然のことながら電話では音声しか伝えることがで
きない。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の画像データ及び音声データを圧縮して伝送す
るテレビ電話装置にあっては、圧縮したデータを伝送す
るために、画像入力部であるカメラ、画像表示部である
CRT(Cathode Ray Tube)、音声入出力部である電話
機が一体となって構成されていたため、装置の小型・軽
量化が難しく、携帯型の装置を得難いといった問題点
や、既存の電話機を使用できないという問題点があっ
た。すなわち、従来のテレビ電話装置は、据え置き型を
前提として作られており、一度設置したら他の場所に移
動して使うことは困難であった。
【0016】ところで、最近、液晶表示装置の高画質化
が進み、CRTに代わる表示装置として注目されてお
り、この液晶表示装置を採用することで、消費電力を少
なくするとともに、装置の小型・軽量化を図ることが可
能である。また、液晶表示装置に表示された画面情報
を、より大画面の画像表示装置に表示したり、比較的大
容量のメモリに記憶しておきたい場合がある。
【0017】また、画像を見ることかできる液晶テレビ
を携帯していながら、電話使用時には音声しか伝えられ
ないのは不合理である。
【0018】しかし、このように装置の小型・軽量化が
可能になって外出時に持ち出したとしても相手方が不在
であれば様子を通信相手に伝達することはできないとい
う問題点があった。
【0019】そこで本発明は、小型・軽量化を図り、携
帯しての利用を可能にするとともに、不在時であっても
画像データ及び音声データを伝達することのできる拡張
機能を備えたテレビ電話装置を提供することを目的とす
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記目的達成のため、室内に設置され、電話回線と接続
されているテレビ電話ステーションと、該テレビ電話ス
テーションに対して着脱可能に構成されるとともに携帯
して使用され、画像データを表示する表示手段を備えた
テレビ電話装置とからなり、上記テレビ電話ステーショ
ンは、画像データ及び音声データを対象とした留守録を
実行する留守録手段を備え、上記テレビ電話装置を上記
テレビ電話ステーションと結合することにより上記テレ
ビ電話ステーション内の留守録手段により相手端末との
間で留守録を行なうようにしている。
【0021】上記留守録手段は、例えば請求項2に記載
されているように、留守録時に相手端末に送出する画像
及び音声のメッセージを予め記憶する記憶手段と、留守
録時に相手端末から送出された画像及び音声データを記
憶する記憶手段とを備えたものであってもよい。
【0022】
【作用】請求項1及び2記載の発明では、画像データを
表示する表示手段を備えたテレビ電話装置本体と、テレ
ビ電話装置本体機能を拡張又は補完するステーションと
から構成され、テレビ電話装置本体が、画像データ及び
音声データを対象とした留守録を実行する留守録手段を
備えて構成され、テレビ電話装置本体がステーションに
ドッキングされると、ステーションが有する各拡張機能
が直ちに使用可能になるように構成される。
【0023】従って、テレビ電話装置本体を単体で使用
するときには、液晶表示部を採用したことにより小型・
軽量化が図られて携帯しての利用が可能になり、テレビ
電話装置本体をステーションにドッキングさせておけ
ば、不在であっても留守録手段によって相手端末からの
画像データ及び音声データを受信して記憶しておくこと
ができる。
【0024】
【実施例】以下、図1〜図13を参照して実施例を説明
する。
【0025】図1〜図13は本発明に係るテレビ電話装
置の実施例を示す図であり、本実施例はテレビ電話装置
として電子カメラ機能を備えたテレビ電話装置に適用し
た例である。
【0026】まず、構成を説明する。図1は、テレビ電
話ステーションを備えたテレビ電話装置の接続関係を説
明するための図、図2は、図1のテレビ電話ステーショ
ンを備えたテレビ電話装置の外観図、図3は、テレビ電
話装置とテレビ電話ステーションとのドッキング状態を
説明するための図、図4は、テレビ電話装置の全体構成
ブロック図、図5は、テレビ電話ステーションの全体構
成ブロック図、図6は、多重化符号の1フレームの構成
を示す図である。なお、以下、通信回線としてアナログ
電話一般加入者回線を使用する場合について説明する。
【0027】図1において、本実施例のテレビ電話ステ
ーションを備えたテレビ電話装置は、小型・軽量化によ
り携帯しての利用を可能にするとともに、留守番機能を
備えたテレビ電話ステーションに着脱可能に接続される
テレビ電話装置100と、テレビ電話装置100が着脱
可能に接続されるとともに、留守番機能を含むデータ通
信機能等を備え、テレビ電話装置100とドッキングす
ることによって、テレビ電話装置100の機能を拡張又
は補完するテレビ電話ステーション150とにより構成
されている。
【0028】上記テレビ電話装置100が載置されるテ
レビ電話ステーション150は、アナログ公衆回線に接
続されるモジュラージャック式コンセント201に接続
され、その背面に、アナログ公衆回線に接続するための
LINE側入出力端子1Lと、図示しない他の電話機若
しくはファクシミリに接続するためのTEL側入出力端
子1Tとを備えている。そして、両端にモジュラープラ
グ203を有するモジュラーケーブル204によって、
モジュラージャック式コンセント201とLINE側入
出力端子1Lとをそれぞれ接続している。
【0029】図2において、テレビ電話装置100は、
その筐体101が奥行きの薄い直方体に形成されてお
り、筐体101は、縦65mm、横60mm、厚さ24
mmのサイズの縦方向に細長い薄型の直方体の形状に形
成されている。
【0030】筐体101の上部左側には、カメラ部10
2が取り付けられており、カメラ部102によって被写
体を撮影することができる。
【0031】筐体101の前面には、液晶表示部103
及びキー入力部104が設けられており、液晶表示部1
03は、図4で後述するようにDD(Display Driver)
34、LCD(Liquid Crystal Display )35とから
構成され、キー入力部104は、テレビ電話装置100
における各種処理の選択に際してオペレータが指示する
ための複数のキースイッチ10から構成されている。上
記液晶表示部103は、例えば画面サイズが1.4イン
チのTFT方式のアクティブマトリクス型液晶表示装置
であり、色の三原色となるR(Red),G(Gree
n),B(Blue)に対応する各画素をデルタ状に配
設した220×279=61380画素の高解像度カラ
ー液晶表示パネルを備えている。
【0032】さらに、筐体101の側面には、電源スイ
ッチ105が設けられており、電源スイッチ105は、
テレビ電話装置100のメイン電源のオン/オフを行な
うものである。
【0033】また、筐体101の上面には、音声の音量
を調整するボリュームダイヤル106、イヤホン端子1
07、各種モード等を切り換える切換スイッチ108、
チューニングボタン109、メイン電源のオン/オフを
表示するパワーインジケータ110が設けられている。
なお、筐体101の底面には、後述するテレビ電話ステ
ーション150の筐体151の凹部151aに設けられ
たI/Oポート111に接続するためのI/Oポート
(図示略)が設けられている。
【0034】カメラ部102は、液晶表示部103の表
示面と同一面方向に設けられた小型CCD(Charge Cou
pled Device )カメラである。
【0035】液晶表示部103は、画面サイズが1.4
インチのTFT方式のアクティブマトリクス型液晶表示
装置であり、色の三原色となるR(Red),G(Gr
een),B(Blue)に対応する各画素をデルタ状
に配設した220×279=61380画素の高解像度
カラー液晶表示パネルを備えている。
【0036】キー入力部104は、テレビ電話装置10
0における各種処理の選択に際してオペレータが指示す
るためのものである。
【0037】ボリュームダイヤル106は、イヤホン音
量を調節するためのものであり、切換スイッチ108
は、各種モード等を切り換えるスイッチである。また、
イヤホン端子107は、ワイヤーアンテナを兼用するイ
ヤホンを接続するための端子であり、アンテナ端子とし
ての働きも有している。
【0038】チューニングボタン109は、同調周波数
のアップまたはダウンを指示するものであり、パワーイ
ンジケータ110は、電源スイッチ105によるテレビ
電話装置100のメイン電源のオン/オフを表示する。
【0039】また、図1に示すように筐体101の底面
には、映像データ及び音声データの送受信が可能なテレ
ビ電話ステーション150の筐体151の凹部に設けら
れたI/Oポート(図示略)に接続するためのI/Oポ
ート111が設けられている。 さらに、筐体101の
底面には、図1に示すようにテレビ電話ステーション1
50の筐体151の収納部151aに設けられた電源供
給端子(図示略)に接触して、テレビ電話装置100に
所定電圧値の直流電圧を供給するための電源供給端子1
12が設けられている。
【0040】このようにテレビ電話装置の100の筐体
101を、縦長に形成し、より小型・軽量化すると、服
のポケット等に収納して持ち運ぶことができ、携帯性を
より一層向上させることができる。
【0041】一方、上記テレビ電話ステーション150
は、携帯しての利用が可能な軽量小型のテレビ電話装置
100とドッキングすることによって、テレビ電話装置
100の機能を拡張又は補完するステーションとなるも
ので、本実施例のテレビ電話ステーション150は、拡
張又は補完機能として内部にモデム(MODEM:MOdulatio
n and DEModulation)及びNCU(Network Control Un
it)を備えた電話機能を有するとともに、留守番機能を
有し、さらに図1に示すように電話回線201に接続し
たままの状態にしておくようにする。また、テレビ電話
ステーション150は、テレビ電話装置100に所定電
圧値の直流電圧を供給するための電源供給回路175
(図4で後述)を備えている。従って、テレビ電話装置
100を、図3に示すようにテレビ電話ステーション1
50にドッキングさせるだけでこれらの機能を直ちに使
用ことができ、テレビ電話装置100の機能を拡張又は
補完することが可能になる。
【0042】図1において、テレビ電話ステーション1
50は、ハンドセットを備えた電話機の形状となってお
り、その筐体151の上部が上記ポケット型のテレビ電
話装置100を、使用者が視認し易いように所定角度傾
斜した状態で、安定して載置するための収納部151a
となっており、収納部151aは、テレビ電話装置10
0をドッキングさせたときテレビ電話装置100が緩傾
斜して直立可能なようにテレビ電話装置100の筐体1
01の横方向と奥行きよりも少し大きい形状に形成され
ている。従って、テレビ電話装置100の底部を、テレ
ビ電話ステーション150の筐体151の収納部151
aに収納することによりテレビ電話装置100がテレビ
電話ステーション150にドッキングされることにな
る。
【0043】また、筐体151の収納部151a内の底
部には、テレビ電話装置100の底部に設けられたI/
Oポート111に接続するためのI/Oポート(図示
略)が設けられているとともに、テレビ電話装置100
の底部に設けられた電源供給端子112に接続するため
の電源供給端子(図示略)が設けられている。従って、
テレビ電話装置100を、テレビ電話ステーション15
0の筐体151の収納部151aにドッキングさせると
I/Oポート111同士が係合して接続され、テレビ電
話装置100とテレビ電話ステーション150の間のデ
ータの送・受信が可能になり、これによってテレビ電話
装置100から送られてくる画像データをテレビ電話ス
テーション150側で受信可能になる。また、電源供給
端子同士が係合して接続され、テレビ電話装置100に
テレビ電話ステーション150の電源供給回路175
(後述)から所定電圧値の直流電圧を供給することが可
能になる。
【0044】また、筐体151の収納部151aの右側
面には、テレビ電話ステーション150のメイン電源の
オン/オフを行なう電源スイッチ152、筐体151の
左側面には、握り部分を介して結合して一体化したハン
ドセット(送受器)153が取り付けられている。
【0045】また、筐体151の収納部151aの前面
には、テレビ電話ステーション150における各種モー
ドを指定するキー(送信ボタン、受信ボタン、自動受信
モードの設定の他に留守録設定を行なうキー等)及びテ
ンキーなどが設けられたキースイッチ154、発信者番
号や時刻、通話時間、通話料金等を表示するLCD等か
らなる表示部155が設けられている。なお、156
は、テレビ電話装置100を、テレビ電話ステーション
150の筐体151の収納部151aから外した際、筐
体151の収納部151aを覆う蓋である。
【0046】また、筐体151の裏面には、LINE側
入出力端子1L及びTEL側入出力端子1Tと、映像信
号を入出力するためのピン端子161と、音声信号を入
出力するためのピン端子162,163と、VHF信号
を入力するためのVHFアンテナ端子164と、UHF
信号を入力するためのUHFアンテナ端子165と、映
像信号を入出力するためのS端子166と、電源コード
(図示略)とが設けられている。すなわち、筐体151
の裏面には、入出力端子1L、1Tが設けられており、
テレビ電話ステーション150は、モジュラープラグ2
03を有するモジュラーケーブル204によって入出力
端子モジュラージャック式コンセント201に接続され
る。
【0047】この場合、テレビ電話ステーション150
は自宅等に設置しておくことを前提にしているため、テ
レビ電話ステーション150のLINE側入出力端子1
Lを、常時、自宅の電話回線201に接続したままの状
態にしておくようにする。
【0048】また、上記ピン端子161、162、16
3には、図示しない3端子ケーブルの入出力プラグが接
続され、この3端子ケーブルの入出力プラグの他端はテ
レビ受信機(図示略)の外部入出力端子に接続されてい
る。この場合にも3端子ケーブルを介して、常時、自宅
のテレビ受信機に接続したままの状態にしておくように
する。
【0049】このようにすれば、テレビ電話装置100
を、テレビ電話ステーション150にドッキングさせる
だけで、テレビ電話装置100がテレビ電話ステーショ
ン150を介在して電話回線等に接続されることになり
テレビ電話装置100と電話回線等を介して接続された
他のテレビ電話装置との間でデータの送受信が可能にな
る。また、テレビ電話装置100の画像データをテレビ
電話ステーション150を介在して自宅のテレビ受信機
に直ちに映し出すことができるとともに、テレビ電話装
置100及びテレビ電話ステーション150をテレビ電
話装置として使用する場合に、相手方の画像をより大画
面で映し出すことが可能になる。
【0050】図4は、図2に示したテレビ電話装置10
0の概略構成を示すブロック図である。図4において、
テレビ電話装置100は、カメラ部102、液晶表示部
103、制御部11、画像処理部12、音声処理部13
から構成されており、キー入力部104、制御部11、
画像処理部12、音声処理部13、I/Oポート50
は、それぞれバス15に接続されている。
【0051】キー入力部104は、図4に示すように、
複数のキースイッチ10から構成されており、テレビ電
話装置100における各種処理の選択に際してオペレー
タが指示するためのものである。
【0052】制御部11は、CPU(Central Processi
ng Unit)16、RAM(Random Access Memory )1
7、ROM(Read Only Memory)18から構成されてい
る。
【0053】I/Oポート(Input/Output port)50
は、必要なデータを外部から取り込むとともに、データ
を外部に出力する入出力機構である。
【0054】バス15は、キースイッチ10、制御部1
1、画像処理部12、音声処理部13をそれぞれ接続す
る共通の信号路であり、番地を指示するためのアドレス
バスと、データを転送するためのデータバスとから構成
されている。
【0055】CPU16は、テレビ電話装置100内の
各部を制御する各種制御信号を、バス15を介して各部
に出力するとともに、接続される通信回線種に応じた通
信制御プログラムを実行するものであり、また、CPU
16は、テレビ電話100がテレビ電話ステーション1
50上に載置されたとき、相手先のテレビ電話装置(例
えば、テレビ電話装置)から多重化して送信される画像
データ及び音声データを受信し、テレビ電話ステーショ
ン150の変調・復調部14(図5)により復調されて
入力されると、復調された画像データ及び音声データを
分離処理し、圧縮画像データをバス15を介して画像圧
縮・伸張回路19に出力するとともに、圧縮音声データ
をバス15を介して音声圧縮・伸張回路27に出力する
ものである。
【0056】さらに、CPU16は、画像圧縮・伸張回
路19からバス15を介して入力される圧縮画像データ
と音声圧縮・伸張回路27からバス15を介して入力さ
れる圧縮音声データとを多重化し、画像データ及び音声
データとしてバス15を介してテレビ電話ステーション
150の変調・復調部14に出力するものである。
【0057】RAM17は、CPU16により実行され
るプログラム処理において利用されるプログラムデータ
や、圧縮した画像データ及び音声データ等を格納する半
導体メモリである。
【0058】ROM18は、テレビ電話装置100内で
利用されるプログラムやデータ等を格納する半導体メモ
リである。
【0059】画像処理部12は、画像圧縮・伸張回路1
9、バッファメモリ20、ADC(Analog to Digital
Converter :A/Dコンバータ)21、ビデオメモリ
(VRAM)22,23、DAC(Digital to Analog
Converter :D/Aコンバータ)24から構成されてい
る。なお、25は画像入力端子である。
【0060】画像圧縮・伸張回路19は、ビデオメモリ
22に格納された画像データを所定の符号化方式、すな
わち、取り扱う画像の種類(この場合、静止画)に応じ
た、例えば、JPEG(Joint Photographic (Coding)
Experts Group )アルゴリズムにより8×8画素ブロッ
ク毎にDCT(Discrete Cosine Transform :離散コサ
イン変換)、量子化、ハフマン符号化により圧縮処理
(符号化)を実行したり、また、通信回線を介して受信
され、テレビ電話ステーション150の変調・復調部1
4によって復調された受信圧縮画像データの伸張(復号
化)処理を実行し、その伸張された画像データをビデオ
メモリ23に出力し、格納するものであり、この場合、
通信回線を介して110×160画素で最大4096色
(12ビット)のカラー映像信号として送られてくる画
像データを220×279画素相当の輝度信号(以下、
Y信号という)と、4096色相当の色信号(以下、C
信号という)とからなるYC信号として処理する機能を
有しており、前述の110×160画素で12ビットの
データは、220×279画素で12ビットのディジタ
ル画像データに変換される。なお、画像圧縮処理におけ
るデータ圧縮率は、伸張後の画像品位との関係から7/
100程度(約68/1000)となっている。
【0061】バッファメモリ20は、画像圧縮・伸張回
路19によって圧縮処理された圧縮画像データを一時的
に記憶するものであり、バッファメモリ20に圧縮され
た状態で蓄えられた画像データは、CPU16からの制
御命令に基づいて順次読み出される。
【0062】ここで、バッファメモリ20の記憶容量を
充分に確保することにより、カメラ部102より取り込
んだ画像データを圧縮した状態で複数格納しておくこと
ができ、これを利用してテレビ電話装置100を電子ス
チルカメラとして利用することができる。
【0063】さらに、バッファメモリ20に格納した画
像データを、I/Oポート50を通してテレビ電話ステ
ーション150側に伝送することにより、テレビ電話ス
テーション150に接続された大画面のテレビ受信機2
50で見ることができる。
【0064】ADC21は、カメラ部102から入力さ
れる画像信号(アナログ信号)を画像処理回路12内で
処理可能な信号(ディジタル信号)に変換してビデオメ
モリ22に出力するものである。
【0065】ビデオメモリ22,23は、VRAM(Vi
deo RAM)から構成され、ADC21から出力される
画像データ(ディジタルデータ)、または画像圧縮・伸
張回路19により圧縮・伸張された画像データ(ディジ
タルデータ)を格納するための半導体画像メモリであ
る。
【0066】DAC24は、ビデオメモリ23に格納さ
れた画像データの画像信号(ディジタル信号)を液晶表
示部103によって表示可能な信号(アナログ信号)に
変換して出力するものである。なお、本実施例では、後
述するLCD28のデータドライバにアナログデータド
ライバを使用しているために、DAC(D/Aコンバー
タ)を必要としているが、データドライバとしてディジ
タルデータドライバを用いている場合には、このDAC
24は不要となる。
【0067】音声処理回路13は、ADC26、音声圧
縮・伸張回路27、バッファメモリ28、DAC29か
ら構成されている。
【0068】ADC26は、電話機202からテレビ電
話ステーション150の変調・復調部14のNCU3
1、I/Oポート52及びI/Oポート50を介して入
力される音声信号(アナログ信号)を音声処理部13内
で処理可能な信号(ディジタル信号)に変換して音声圧
縮・伸張回路27に出力するものである。
【0069】音声圧縮・伸張回路27は、ADC26か
ら入力されるディジタル音声データを、例えば、CEL
P(Code Excited Linear Predivtion)アルゴリズムに
より、一定時間の入力データに対して分析する手段、分
析されたパラメータにより波形合成する手段、入力波形
及び合成波形の誤差算出手段等による所定の符号化方式
によってバス15からの入力データに対して圧縮(符号
化)処理を実行し、その圧縮音声データをDAC29に
出力したり、また、テレビ電話ステーション150の変
調・復調部14によって復調された受信圧縮音声データ
の伸張(復号化)処理を実行し、その伸張音声データを
DAC29に出力するものである。なお、音声圧縮処理
におけるデータ圧縮率は、伸張後の音声品位との関係か
ら5/100程度(約50/1000)となっている。
【0070】バッファメモリ28は、音声圧縮・伸張回
路27によって圧縮処理された圧縮音声データを一時的
に記憶するものであり、バッファメモリ28に圧縮され
た状態で蓄えられた音声データは、CPU16からの制
御命令に基づいて順次読み出される。
【0071】また、図4において、カメラ部102は、
レンズ32、CCD(Charge Coupled Device )33と
から構成されている。
【0072】レンズ32は、テレビ電話装置100本体
に設けられた、ガラスまたはプラスチックからなる光学
レンズであり、CCD33はレンズ32によって結像さ
れた光の強度に基づいて電気信号を発生し、この電気信
号(アナログ信号)を画像処理部12に出力するもので
ある。
【0073】液晶表示部103は、DD(Display Driv
er)34、LCD(Liquid CrystalDi-splay )35と
から構成されている。なお、36はテレビチューナ、3
7はADCであり、34aは映像入力端子、34b映像
出力端子である。
【0074】DD34は、画像処理部12から入力され
る映像信号または映像入力端子36から入力される映像
信号に基づいて、LCD35によって画像表示を行なう
ためにLCD35を駆動するものであり、具体的には、
入力される映像信号を220×279画素で所定ビット
のアナログ映像信号(アナログRGB信号)に変換し、
LCD35に出力するものである。
【0075】LCD35は、アクティブマトリクス方式
の1つであるTFT(Thin Film Transistor )型液晶
表示パネルを有するカラー液晶表示装置から構成され、
DD34の駆動によって、最大4096色(12ビッ
ト)のカラー映像信号を表示するものである。なお、前
述したように、LCD35の表示画素数は110×16
0となっている。
【0076】一般に、LCDは、CRT等の画像表示手
段と比較して、極めて薄型で、かつ、小型・軽量化が容
易であり、また、アクティブマトリクス型のLCDは、
単純マトリクス型のLCDと比較して、きめ細かい中間
調の制御ができるとともに、高いコントラスト比が確保
でき、さらに、応答速度が速いことなどから、高画質で
多階調のカラー表示が求められる分野においては有効な
デバイスである。特に、3端子素子であるTFTを用い
たアクティブマトリクス型LCDはCRTに匹敵する高
画質が得られる。
【0077】テレビチューナ36は、所定のテレビ電波
を受信し、ADC37を介して映像信号をバッファメモ
リ20に出力するものである。
【0078】ADC37は、テレビチューナ36から入
力されるアナログ信号である映像信号をディジタル信号
に変換するものである。
【0079】また、電源回路51は、充電式電池や電圧
調整回路等を備え、充電式電池の電源を電圧調整回路等
で電圧調整して、テレビ電話装置100の各部に電源を
供給する。なお、電源回路51は、本実施例では、充電
式電池を使用しているが、乾電池等の非充電式の電池を
使用してもよい。
【0080】図5は、図1に示したテレビ電話ステーシ
ョン150の概略構成を示すブロック図である。図4に
おいて、テレビ電話ステーション150は、電源スイッ
チ152、ハンドセット(送受器)153、キースイッ
チ154、表示部155、制御部170、メッセージメ
モリ174、変調・復調部14、I/Oポート51、電
源供給回路175から構成されている。
【0081】ハンドセット(送受器)153は、送話器
153a、受話器153bなどを握り部分を介して結合
して一体化したものである。
【0082】キースイッチ154は、テレビ電話ステー
ション150における各種モードを指定するキー(送信
ボタン、受信ボタン、自動受信モードの設定の他に留守
録設定を行なうキー等)及びテンキーなどが設けられと
ともに、モード切り替えによってテレビ電話処理を指定
するためのものである。
【0083】表示部155は、発信者番号や時刻、通話
時間、通話料金等を表示するとともに、モード切り替え
によって留守録状態等を表示する。
【0084】制御部170は、CPU171、RAM1
72、ROM173から構成されている。
【0085】CPU171は、テレビ電話ステーション
150内の各部を制御するとともに、接続される通信回
線種に応じた通信制御プログラムを実行する。また、C
PU171は、テレビ電話ステーション150上にテレ
ビ電話装置100が載置されたとき、相手先のテレビ電
話装置(例えば、テレビ電話装置)から多重化して送信
される画像データ及び音声データを受信し、変調・復調
部14により復調されて入力されると、復調された画像
データ及び音声データを分離処理し、圧縮画像データを
テレビ電話装置100の画像圧縮・伸張回路19に出力
するとともに、圧縮音声データをテレビ電話装置100
の音声圧縮・伸張回路27に出力するものである。
【0086】さらに、CPU171は、テレビ電話装置
100の画像圧縮・伸張回路19から入力される圧縮画
像データと音声圧縮・伸張回路27から入力される圧縮
音声データとを多重化し、画像データ及び音声データと
して変調・復調部14に出力するものである。
【0087】RAM172は、CPU171により実行
されるプログラム処理において利用されるプログラムデ
ータや、送信すべき音声データ等を格納する半導体メモ
リである。
【0088】ROM173は、テレビ電話ステーション
150内で利用されるプログラムやデータ等を格納する
半導体メモリである。
【0089】メッセージメモリ174は、留守録時に相
手方にメッセージとして送出する画像データ及び音声デ
ータを記憶するとともに、留守録時に相手端末から送出
された画像データ及び音声データを記憶する半導体メモ
リである。メッセージメモリ174としては、半導体メ
モリに代えて多数の画像データを記憶可能な高速大容量
の磁気ディスク装置や、光磁気ディスク装置を用いても
よい。
【0090】変調・復調部14は、モデム(MODEM,MOdu
lation and DEModulation )30、NCU(Network Co
ntrol Unit)31とから構成されている。なお、1L,
1Tは、通信回線(この場合、一般加入者回線)に対す
る入出力端子であり、1Lはモジュラージャック式コン
セント201側に、また、1Tは他の電話機若しくはフ
ァクシミリ側に、それぞれモジュラーケーブル204を
介して接続されている。
【0091】モデム30及びNCU31は、コンピュー
タや端末装置から出力される直列のディジタル信号を、
通信回線で伝送可能な伝送信号(アナログ信号)に変換
・送信する「変調器(modulator )」としての機能と、
逆に通信回線を介して送られてきた伝送信号(アナログ
信号)を、再びコンピュータや端末装置の解読可能なデ
ィジタル信号に戻す「復調器(demodulator )」として
の機能とを備えたものであり、NCU31によって、利
用する通信回線として一般加入者回線での使用が可能と
なっている。このモデム30は、A/D変換回路とバッ
ファメモリを備えており、復調したデータをA/D変換
し、バッファメモリに一旦蓄える。そして、CPU16
によってこのバッファメモリに蓄えられたデータが読み
出され、画像データと音声データが分離されて、画像デ
ータは画像圧縮・伸張回路19へ、音声データは音声圧
縮・伸張回路27へ、それぞれ供給されるものである。
【0092】また、本実施例におけるモデム30及びN
CU31は、アナログ公衆回線で利用できる最大のデー
タ伝送速度である14400bpsによる信号伝送が可
能であり、処理単位となる1フレーム中に映像符号と音
声符号とを組み込むことにより画像データと音声データ
とを双方向に同時に伝送し、1画面分の画像データを3
秒に1コマの割合で間欠画像として伝送する。
【0093】1フレームを構成する多重化符号は、映像
ヘッダ及び映像符号からなる約256バイト(約204
8ビット)の映像データと、音声ヘッダ及び音声符号か
らなる約256バイト(約2048ビット)の音声デー
タとから構成されており、映像符号と音声符号とはエラ
ー訂正符号を含み、かつ、映像符号と音声符号との前に
は、それぞれ映像ヘッダと音声ヘッダとが付加されるた
め、実際の映像符号に含まれる画像データと音声符号に
含まれる音声データとの伝送データ量は合計9600b
psとなり、画像データ用に4800bps、また、音
声データ用に4800bpsを使用する。
【0094】具体的には、1フレームのデータ長は、映
像データに約256バイト、音声データに約256バイ
トの合計約512バイト(約4098ビット)であり、
14400bpsの伝送速度においては、1フレームの
データ伝送時間は、約280ms(映像データに約14
0ms、音声データに約140ms)となる。
【0095】つまり、1秒間に約3.57フレームのデ
ータが伝送されることになり、1秒間に伝送される映像
データは約7300ビット(256×8×3.57=7
311)となる。従って、本実施例では、1秒間に伝送
される約7300ビットのデータから実際の画像データ
(4800bps)を差し引いた約2500ビットのデ
ータに、画面サイズに関する情報、画像データ伝送に関
するコマンド、エラー訂正符号等が含まれている。
【0096】本実施例で取り扱う画像データは、1画面
が110×160画素で4096色(12ビット)のカ
ラー画像データであり、1画面分の画像データ量は11
0×279×12=211200ビット(約25.8キ
ロバイト)となる。これを画像圧縮処理により約68/
1000にデータを一括して圧縮して14400ビット
の画像データとし、この14400ビットを1秒間に4
800ビットずつ伝送し、すなわち、3秒(=1440
0÷4800)に1コマの割合で間欠静止画像を伝送す
る。
【0097】従って、実際に1秒間に伝送されるデータ
は、211200ビットを3で割って求められる704
00ビット(約8.6キロバイト)の画像データであ
り、この70400ビットの画像データが約68/10
00に圧縮されて4800ビットの画像データを含む映
像符号とされている。
【0098】この場合、伝送する画像データは、1画面
分の画像データを一括して圧縮処理し、圧縮された画像
データを伝送するだけでなく、伝送する時間に基づいて
元の画像データを予め分割し、この分割した画像データ
単位に圧縮処理を施すものであってもよい。
【0099】一方、音声データは、12ビット・8kH
zでサンプリングしたディジタルデータとして扱い、こ
の12×8000=96000ビットの音声データを、
約50/1000に圧縮して4800ビットの音声デー
タを含む音声符号としている。
【0100】電源供給回路175は、テレビ電話ステー
ション150の各部に所定の電源を供給する電源部とし
ての機能を有するとともに、テレビ電話装置100に所
定電圧値の直流電圧を供給するための電源アダプターと
しての機能を有する。
【0101】次に、本実施例の動作を説明する。
【0102】本実施例のテレビ電話装置100及びテレ
ビ電話ステーション150は、テレビ電話装置100本
体を小型軽量化することによって携帯しての利用を可能
にするとともに、自宅等に設置したテレビ電話ステーシ
ョン150とドッキングすることによって、テレビ電話
装置100の機能を拡張又は補完するようにしたもので
あり、拡張機能の主なものに電話機能と留守番機能があ
る。
【0103】(1)テレビ電話機能を用いた場合のテレ
ビ電話ステーション150側の拡張又は補完機能として
は、テレビ電話ステーション150を介在して電話回線
201にテレビ電話装置100を接続する拡張ステーシ
ョン機能と、拡張ステーション機能によって接続された
他のテレビ電話装置(テレビ電話装置)との間で、テレ
ビ電話装置100のカメラ部102で取り込んで画像処
理部12で画像処理した画像データを電話機能を使用し
て相手方のテレビ電話装置に送出するとともに、結合さ
れたテレビ電話装置100による音声データを電話機能
を使用して相手方のテレビ電話装置に送出する送信機
能、及び、相手方のテレビ電話装置から送出された画像
データを、電話機能によって受信してテレビ電話装置1
00の表示部103及びテレビ電話ステーション150
に接続されたテレビ受信機に映し出すとともに、相手方
のテレビ電話装置から送出された音声データを、電話機
能によって受信して結合されたテレビ電話ステーション
150により放音する受信機能からなるテレビ電話機能
と、がある。
【0104】(2)留守番機能を用いた場合のテレビ電
話ステーション150側の拡張又は補完機能としては、
テレビ電話ステーション150を介在して電話回線20
1にテレビ電話装置100を接続する拡張ステーション
機能と、拡張ステーション機能によって接続された他の
テレビ電話装置(テレビ電話装置)との間で、留守番
時、メッセージメモリ174に記憶されている画像及び
音声メッセージデータを電話機能を使用して相手方のテ
レビ電話装置に送出するとともに、音声メッセージデー
タを電話機能を使用して相手方のテレビ電話装置に送出
する留守番送信機能、及び、相手方のテレビ電話装置か
ら送出された画像データを、テレビ電話ステーション1
50の電話機能によって受信してテレビ電話ステーショ
ン150のメッセージメモリ174に記憶する留守番受
信機能からなる留守番テレビ電話機能と、がある。
【0105】(3)また、テレビ電話ステーション15
0の別の補完機能としては、テレビ電話装置100に所
定電圧値の直流電圧を供給する電源アダプターとしての
電源供給機能がある。
【0106】上記(1)(2)(3)の各機能を、テレ
ビ電話装置100をテレビ電話ステーション150にド
ッキングさせることによって直ちに発揮させるために、
テレビ電話ステーション150本体を通電状態にしてお
くとともに、テレビ電話ステーション150を電話回線
201とに接続したままの状態にしておくようにする。
【0107】これによって、テレビ電話装置100を、
テレビ電話ステーション150にドッキングさせるだけ
でこれらの各機能を直ちに使用することができ、テレビ
電話装置100の機能を拡張又は補完することが可能に
なる。
【0108】まず、図4に示す制御部11及び図5に示
す制御部170による動作について説明する。
【0109】制御部11及び制御部170による動作に
よって上記テレビ電話機能及び電子スチルカメラとして
の機能が実現される。
【0110】なお、制御部11内のCPU16の処理動
作に対応するプログラムは、同じく制御部11内のRO
M18に格納されている。また、制御部170のCPU
171は、テレビ電話装置100がテレビ電話ステーシ
ョン150上に載置され所定条件になったとき制御権を
制御回路11内のCPU16に渡すものとする。
【0111】ここで、本実施例の動作説明におけるテレ
ビ電話装置100は、テレビ電話ステーション150上
に載置されているものとし、テレビ電話ステーション1
50には、入出力3端子ケーブルを介してテレビ受信機
(図示略)が、モジュラーケーブル204を介して電話
回線201が接続されているものとする。
【0112】また、テレビ電話装置100は、テレビ電
話装置100がパワーオフの状態の場合、テレビ電話装
置100及びテレビ電話ステーション150におけるL
INE側入出力端子1LとTEL側入出力端子1Tとは
スルー状態で接続される。この状態で、テレビ電話ステ
ーション150のハンドセット153の音声信号は、T
EL側入出力端子1TからLINE側入出力端子1Lを
介してアナログ公衆回線にそのまま出力され、一方、ア
ナログ公衆回線から入力される音声信号は、LINE側
入出力端子1LからTEL側入出力端子1Tを介してテ
レビ電話ステーション150にそのまま出力される。
【0113】また、テレビ電話装置100及びテレビ電
話ステーション150がパワーオン状態の場合、ハンド
セット153からの音声信号は、TEL側入出力端子1
Tからテレビ電話装置100内に取り込まれ、一旦AD
C21によりA/D変換された後、音声圧縮・伸張回路
27により所定の圧縮処理で圧縮されてバス15に出力
される。そして、バス15に出力された音声信号は、C
PU16によって画像信号と合成され、テレビ電話ステ
ーション150のモデム30及びNCU31により変換
されてLINE側入出力端子1Lに出力される。
【0114】一方、アナログ公衆回線からLINE側入
出力端子1Lを介して入力される入力信号は、モデム3
0及びNCU31により復調された後、モデム30内の
DSP(Digital Signal Processor)でA/D変換さ
れ、バス15に出力される。そして、バス15に出力さ
れた画像信号及び音声信号がCPU16によって画像信
号と音声信号とに分離され、音声信号が、音声圧縮・伸
張回路27により伸張された後、さらに、DAC24に
よりD/A変換されてTEL側入出力端子1Lに出力さ
れる。
【0115】まず、テレビ電話装置100及びテレビ電
話ステーション150の電源投入後、オペレータにより
ハンドセット153の受話器153bが持ち上げられて
オフフック状態とし、通信相手の電話番号が入力される
ことによりNCU31によりダイヤル発呼が行われる。
【0116】通信回線が接続された場合、以下に述べる
ような送信処理と受信処理とが実行される。
【0117】なお、本実施例のテレビ電話装置100及
びテレビ電話ステーション150は、送信処理及び受信
処理において、画像処理と音声処理とを同時に並列して
実行するため、以下では、送信処理を画像送信処理と音
声送信処理とにそれぞれ分け、また、受信処理を画像受
信処理と音声受信処理とにそれぞれ分けて説明する。
【0118】画像送信処理では、カメラ部102によっ
て撮像された画像データがADC21を介してビデオメ
モリ22に格納され、画像圧縮・伸張回路19によって
ビデオメモリ22内に格納された画像データが所定の圧
縮処理により圧縮される。
【0119】そして、圧縮された画像データはバス15
及びI/Oポート50,51を介してテレビ電話ステー
ション150の変復調部14に出力され、変復調部14
によって通信相手に伝送される。ここで、通話の最中に
LCD35に表示される自画像(送信画像)を記録した
い場合、オペレータにより画像記録用のキースイッチ1
0が押下されることにより、ビデオメモリ23に画像デ
ータが格納される。
【0120】この場合、1画面分の画像データのデータ
量は、211200ビット(約25.8キロバイト)で
あるから、ビデオメモリ23の容量が256キロバイト
あれば、画像データを約9〜10画面分格納することが
できる。ちなみに、圧縮された1画面分の画像データの
データ量は、14400ビット(約1.76キロバイ
ト)であるから、圧縮された画像データを10画面分格
納するためには、RAM17に画像データ格納領域が約
18キロバイトあればよいことになる。
【0121】音声送信処理では、ハンドセット153に
おける受話器153bから入力される音声データがテレ
ビ電話ステーション150の変復調部14、及びI/O
ポート51,50を介してテレビ電話装置100のAD
C26に出力され、音声圧縮・伸張回路27によって音
声データが所定の圧縮処理により圧縮される。
【0122】そして、圧縮された音声データは、バス1
5を介してテレビ電話ステーション150の変復調部1
4内のモデム30に出力され、NCU31及び入出力端
子1Lを介して通信相手に伝送される。
【0123】画像受信処理では、テレビ電話ステーショ
ン150の変復調部14によって画像受信信号の有無が
判別され、画像受信信号がある場合、復調された画像デ
ータが、I/Oポート50、52及びバス15を介して
画像処理部12に出力され、受信された画像データが、
画像圧縮・伸張回路19により伸張される。
【0124】そして、伸張された画像データが、ビデオ
メモリ23に格納されるとともに、DAC24を介して
液晶表示部103に出力され、LCD35に表示され
る。また、伸張された画像データはI/Oポート51及
び入出力3端子ケーブルを介してテレビ受信機に出力さ
れ、テレビ受信機の表示画面に大画面で表示される。
【0125】ここで、通話の最中にLCD35及びテレ
ビ受信機250の表示画面に表示される相手画像(受信
画像)を記録したい場合、オペレータにより画像記録用
のキースイッチ10が押下されることにより、ビデオメ
モリ23に画像データが格納される。
【0126】この場合、画像送信処理で説明したよう
に、1画面分の画像データのデータ量は、約25.8キ
ロバイトであるから、ビデオメモリ23の容量が256
キロバイトあれば、画像データを約9〜10画面分格納
することができるため、送信用に3画面、受信用に7画
面という具合に分割して使用することもできる。
【0127】音声受信処理では、テレビ電話ステーショ
ン150の変復調部14によって音声受信信号の有無が
判別され、音声受信信号がある場合、復調された音声信
号が音声処理部13に出力される。受信された音声デー
タは、バス15を介して音声圧縮・伸張回路27に出力
されて音声圧縮・伸張回路27により伸張される。
【0128】そして、伸張された音声データは、DAC
29を介して変復調部14内のNCU31に出力され、
入出力端子1Tを介して電話機202に音声が出力され
る。以上の送信・受信処理が、ハンドセット153の受
話器153bが置かれたオンフック状態とされるまで繰
り返し実行される。
【0129】すなわち、本実施例では、テレビ電話装置
100変復調部14によって圧縮された画像データ及び
音声データを同時に伝送し、かつ、画像圧縮・伸張回路
19におけるデータ圧縮率(7/100程度)と、変復
調部14の画像データ伝送速度(4800bps)とに
基づいて、LCD35によって表示される1画面分の画
像データ(211200ビット)が3分割されて伝送さ
れることにより、アナログ公衆回線で高品位な画像が伝
送される。つまり、LCD35の画面サイズが3インチ
で、1画面が110×160画素×12ビット(409
6色)=211200ビットのデータを有するため、3
秒に1駒の割合で画像データの伝送を行なっているが、
画面サイズの変更に伴う1画面の画素数及び色数(階調
数)の増減に伴い、1画面分の画像データを伝送する時
間は変更される。
【0130】具体的には、例えば、4096色で画像デ
ータを伝送するモードを通常モードとし、同画素数(1
10×160画素)で65536色(16ビット)の表
示を行なうモードを高画質モードとする場合、高画質モ
ードで画像データを伝送するときには、1画面分の画像
データ量は、110×160×16=281600ビッ
ト(約34.4キロバイト)となり、画像圧縮処理によ
り約68/1000にデータが圧縮されることによっ
て、19200ビットの画像データとされ、この192
00ビットを1秒に伝送できるビット数(4800ビッ
ト)で割った時間(すなわち、19200÷4800=
4秒)に1コマの割合で間欠静止画像が伝送される。す
なわち、この場合、281600ビットを4で割って求
められる70400ビット(約8.6キロバイト)の画
像データが約68/1000に圧縮され、上記実施例の
図6に示すように、4800ビットの画像データを含む
画像符号とされる。
【0131】図7及び図8は、テレビ電話装置100及
びテレビ電話ステーション150の処理動作を説明する
ためのフローチャートである。
【0132】まず、テレビ電話装置100の電源投入
後、制御回路11内のイニシャライズや各メモリのクリ
ア等の初期設定処理(ステップS1)を行なった後、キ
ースイッチ10からの入力があるかどうかチェックする
ためのキースキャンを行ない(ステップS2)、キー入
力があるときには、後述するように、キー操作に対応す
る処理を実行する。
【0133】次に、受信フラグを一旦オフ(=”0”)
にし(ステップS3)、NCU31のライン電圧レベル
を監視して、リンガートーンの検出を行なうことによ
り、通信相手からの呼び出しの有無をチェックする(ス
テップS4)。
【0134】ここで、リンガートーン区間であると判断
すると、受信フラグをオン(=”1”)にし(ステップ
S5)、再度、NCU31のライン電圧レベルを監視し
て、、現在、通話状態にあるかどうか判断する(ステッ
プS6)。
【0135】現在通話状態でないときには、キースイッ
チ10の映像オン・オフスイッチが押されたか否かチェ
ックし(ステップS7)、押されていないときには、上
記ステップS2に戻って同様の処理を行なう。
【0136】一方、上記ステップS6において、通話状
態にあると判断すると、受信フラグがオン状態かどうか
チェックし(ステップS8)、受信フラグがオフ(=”
0”)のときには、上記ステップS7の処理で映像オン
・オフスイッチが押されている場合と同様に、表示画面
の初期設定を行なう(ステップS9)。
【0137】LCD35の初期設定が終了すると、ビデ
オメモリ22に格納された画像データを画像圧縮・伸張
回路19に読み込み、そのままビデオメモリ23に出力
することにより、ビデオメモリ22からビデオメモリ2
3に画像データの移動を行なう(ステップS10)。
【0138】次に、キースイッチ10のキー操作があっ
たかどうチェックするために、キースキャンを行ない
(ステップS11)、キースイッチ10の映像オン・オ
フスイッチが押されたかどうか判断する(ステップS1
2)。映像オン・オフスイッチが押されていないときに
は、通話中かどうかチェックし(ステップS13)、通
話中でないときには、液晶表示部303のLCD35の
表示画面を消去した後(ステップS14)、ステップS
2に移行して、同様の処理を行なう。
【0139】すなわち、通話中でないときには、映像オ
ン・オフスイッチを押してオンすることにより、テレビ
電話装置300のカメラ302で撮影された映像を液晶
表示部103に表示出力させることができ、またこの状
態で、映像オン・オフスイッチを押してオフすることに
より、液晶表示部303の表示を終了させることができ
る。
【0140】ステップS12で、映像オン・オフスイッ
チが押されているときには、現在通話状態にあるかどう
か判断し(ステップS15)、通話中でないときには、
LCD35を消去した後(ステップS14)、ステップ
S2に移行する。また、ステップS12で映像オン・オ
フスイッチが押されておらず、ステップS13で通話中
のときには、ステップS10に戻って同様の処理を行な
う。
【0141】また、ステップS12で映像オン・オフス
イッチが押されており、ステップS15で、通話中のと
きには、後述する図10に示す処理に進む。
【0142】そして、上記ステップS8で、受信フラグ
がオン(=”1”)のときには、キースイッチ10のキ
ースキャンを行ない(ステップS16)、映像オン・オ
フスイッチが押されたかどうかチェックする(ステップ
S17)。映像オン・オフ投入されていないときには、
通話中かどうかチェックし(ステップS18)、通話中
のときには、ステップS16に戻って同様の処理を行な
う。ステップS18で、通話中でないときには、LCD
35を消去した後(ステップS14)、ステップS2に
移行して、上記同様の処理を行なう。
【0143】また、ステップS17で、映像オン・オフ
スイッチが投入されているときには、図8に示す処理に
進む。
【0144】図8の処理では、まず、ネゴシエーション
処理を行ない(ステップS21)、液晶表示部303の
画面の初期設定を行なう(ステップS22)。
【0145】次に、画像処理部12による画像データの
圧縮・伸張処理(ステップS23)、音声処理部13に
よる音声圧縮処理(ステップS24)を順次行ない、次
に、通信処理によりデータの送・受信を行なう(ステッ
プS25)。
【0146】そして、キースイッチ10からの入力があ
るかどうかチェックするために、キースキャンを行ない
(ステップS26)、現在、通話中かどうかチェックす
る(ステップS27)。
【0147】ステップS27で、通話中のときには、ス
テップS23に戻って、画像データの圧縮・伸張処理か
ら同様の処理を行なう。通話中でないときには、図9の
ステップS14に移行して、LCD35の消去処理から
上記同様の処理を行なう。すなわち、通話中のときに
は、映像オン・オフスイッチを押してオンすることによ
り、通信相手から送信されてきた映像を液晶表示部10
3に表示出力させることができ、またこの状態で、映像
オン・オフスイッチを押してオフすることにより、通信
相手から送信されてきた映像からテレビ電話装置100
のカメラ部102で撮影した映像に切り換えて液晶表示
部103に表示出力させることができる。
【0148】上記ステップS23での画像データの圧縮
・伸張処理、上記ステップS24での音声データの圧縮
・伸張処理及び上記ステップS25での通信処理につい
て、以下、詳細に説明する。
【0149】なお、本実施例のテレビ電話装置100
は、送信処理及び受信処理において、画像データ処理と
音声データ処理とを同時に平行して実行するため、以下
の説明では、送信処理と受信処理とに分けて説明する。
【0150】(送信処理)送信処理においては、カメラ
102で撮影された画像データは、ADC21によりA
/D変換され、A/D変換された画像データは、ビデオ
メモリ22に出力される。ビデオメモリ22に取り込ま
れた画像データは、画像圧縮・伸張回路19により圧縮
処理され、バッファメモリ20に一時的に記憶される。
このバッファメモリ20に圧縮された状態で蓄積された
画像データは、CPU16からの制御信号により順次読
み出されることになる。
【0151】ここで、通話の最中に液晶表示部103に
表示される自画像(送信画像)を記録したい場合には、
オペレータは、キースイッチ10の画像取込スイッチを
投入する。この画像取込スイッチが投入されると、CP
U16は、バッファメモリ20に蓄積されている画像デ
ータをRAM17に転送させ、RAM17に格納する。
【0152】この場合、圧縮された1画面分の画像デー
タのデータ量は、14400ビット(約1.76キロバ
イト)であるから、圧縮された画像データを10画面分
格納するためには、RAM17に画像データ格納領域
が、約18キロバイトあればよいことになる。
【0153】一方、ハンドセット153の送話器153
aから入力される音声データは、TEL側入出力端子1
TからNCU31を介してADC26に入力され、AD
C26でA/D変換された後、音声圧縮・伸張回路27
によって圧縮処理されて、バッファメモリ28に一時的
に記憶される。そして、バッファメモリ28に圧縮され
た状態で蓄えられた音声データは、CPU16からの制
御信号に基づいて順次読み出される。
【0154】CPU16は、圧縮された画像データ及び
音声データを順次読み出し、画像データと音声データと
を合成して、モデム30に出力する。そして、入力され
た圧縮データが、モデム30により変調され、D/A変
換された後、NCU31からライン側入出力端子1Lを
介してアナログ公衆回線に出力される。
【0155】(受信処理)圧縮された画像データ及び音
声データは、圧縮された状態で、アナログ公衆回線から
ライン側入出力端子1L及びNCU31を介してモデム
30に入力され、モデム30により復調及びA/D変換
された後、バス15を介してCPU16に順次転送され
る。
【0156】CPU16は、合成されたデータを画像デ
ータと音声データとに分離し、圧縮された画像データは
バッファメモリ20に、圧縮された音声データはバッフ
ァメモリ28に一時蓄えられる。
【0157】次に、画像圧縮・伸張回路19は、書き込
まれた画像データをバッファメモリ20から順次読み出
し、伸張した後、ビデオメモリ23に書き込む。
【0158】ここで、通話の最中に、液晶表示部43に
表示される相手画像(受信画像)を記録したい場合に
は、オペレータは、キースイッチ10の画像取込スイッ
チを投入する。画像取込スイッチが投入されると、CP
U16は、バッファメモリ20に蓄えられている画像デ
ータをRAM17に転送し、RAM17に格納する。
【0159】この場合、前述の送信処理で説明したよう
に、圧縮された1画面分の画像データのデータ量は、約
25.8キロバイトであるから、RAM17の画像デー
タ格納領域が256キロバイトあれば、画像データ約1
0画面分格納することができる。そこで、10画面分の
格納領域を、例えば、送信用の画像データ格納用に3画
面分を、受信用の画像データ格納用に7画面分を、とい
う具合に分割して、RAM17を利用することもでき
る。
【0160】一方、音声圧縮・伸張回路27は、書き込
まれた音声データをバッファメモリ28から順次読み出
して伸張し、一定のレートでDAC29に出力する。そ
して、伸張されたアナログ音声データは、NCU31か
らTEL側入出力端子1Lを介してハンドセット153
に出力され、ハンドセット153の受話器153bから
聞くことができる。
【0161】この送信・受信処理は、ハンドセット15
3の受話器153bが置かれる状態となるまで、繰り返
し実行される。
【0162】次に、図9及び図10に基づいて送信動作
及び受信動作を説明する。
【0163】なお、図9及び図10において、オンフッ
クとは、ハンドセット153の受話器153bが置かれ
ている状態をいい、オフフックとは、ハンドセット15
3の受話器153bが持ち上げられた状態をいう。ま
た、通信中とは、回線が接続されて会話が成立している
状態をいう。
【0164】まず、図9に基づいて送信動作を説明す
る。
【0165】図9は、送信時における通信状態の遷移図
である。
【0166】オンフックの状態では、液晶表示部103
におけるLCD35の画面表示が消えているときに、映
像オン・オフスイッチを1回押してオンにすると(図9
中の(a)参照)、LCD35が表示状態となり、自分
のテレビ電話装置100のカメラ部302からの入力画
像がモニタとしてLCD35に表示される。この状態
で、もう一度、映像オン・オフスイッチを押してオンフ
ックにすると(図9中の(b)参照)、LCD35の表
示が消えて元の状態に戻る。
【0167】オンフックの状態から受話器を上げると
(図9中の(c)参照)、オフフックの状態に移行す
る。
【0168】オフフックの状態で、液晶表示部103の
LCD35の画面表示が消えているときに、映像オン・
オフスイッチを1回押すと(図9中の(d)参照)、L
CD35が表示状態となり、前述したオンフック状態の
ときと同様に、自分側のテレビ電話装置100のカメラ
部102からの入力画像がモニタとしてLCD35に表
示される。この状態で、もう一度、映像オン・オフスイ
ッチを押すと(図9中の(e)参照)、LCD35のモ
ニタ表示が消えてもとのオフフック状態に戻る。
【0169】なお、オンフック及びオフフックの状態
で、LCD35にモニタ表示がなされている状態(図9
中、オンフック及びオフフックの三重線が引かれている
状態)で受話器を上げ・下げしても(図9中の(f)参
照)、オンフックからオフフック、又はオフフックから
オンフックに状態が移行するだけで、LCD35のモニ
タ表示には変化はない。
【0170】次に、LCD35がモニタ表示となってい
るか消えているかの状態にかかわらず、オフフックの状
態でダイヤル発呼し、相手側と応答が成立すると(図9
中の(g)、(h)参照)、通話中の状態に移行し、L
CD35は、自分側のモニタ表示となる。この状態のと
き、相手側が電話を切ると(図9中(i)参照)、オフ
フックの状態に移行し、LCD35のモニタ表示も消え
る。また、通話中の状態で、自分側が電話を切った場合
でも(図9中の(j)参照)、オンフック状態に移行
し、LCD35のモニタ表示も消える。
【0171】通話中で、LCD35が自分側のモニタ表
示中に、映像オン・オフスイッチが押されると(図9中
の(k)参照)、相手側端末との間で、通信のネゴシエ
ーションが開始される。この結果、相手側端末と自端末
とが相互通信不可能と判断されると(図9中の(l)参
照)、映像オン・オフスイッチが押される前の状態に戻
り、相手側端末と自端末とが相互通信可能な場合は、テ
レビ電話区間が成立し(図9中の(m)参照)、以後、
画像データと音声データとの相互通信がなされる。
【0172】なお、この状態で、映像オン・オフスイッ
チが何回押されても、無視される(図9中の(n)参
照)。この状態のとき、相手側が電話を切ると(図9中
の(o)参照)、オフフックの状態に移行し、LCD3
5のモニタ表示も消える。また、自分側が受話器153
bを置いても(図9中の(p)参照)、オンフックの状
態に移行し、LCD35のモニタ表示も消える。
【0173】そして、オフフックの状態でLCD35の
モニタ表示が消えているときに、受話器153bを置く
と、オンフックの状態に移行する(図9中の(q)参
照)。次に、図10に基づいて受信動作を説明する。
【0174】なお、前述の送信動作の説明により説明し
た事項については、その説明を省略する。
【0175】図10は、受信時における受信状態の遷移
図である。ちなみに、図10中、ジグザグ線で示す期間
は、リンガートーン、すなわち、テレビ電話ステーショ
ン150内部に設置されたリンガが鳴っている時間を示
す。
【0176】リンガートーンの区間中に(図10中の
(r)参照)、受話器153bを持ち上げて応答すると
(図10中の(s)参照)、通話中の状態に移行する
が、このとき、送信側と異なって、LCD35にモニタ
表示はされず、消えたままである。しかし、オンフック
の状態で、映像オン・オフスイッチを1回押すと(図1
0中の(t)参照)、LCD35がモニタ表示状態とな
り、自分側をモニタすることができる。このとき、リン
ガートーンが発生し(図10中の(u)参照)、このリ
ンガートーンに応答すると(図10中の(v)参照)、
通話中の状態となり、LCD35は、モニタ表示のまま
となる。ちなみに、オンフックの状態で、かつ、リンガ
ートーンの区間内でも、映像オン・オフスイッチは有効
である。
【0177】次に、留守番機能による動作について説明
する。
【0178】図11〜図13はテレビ電話装置100及
びテレビ電話ステーション150の留守番処理動作を説
明するためのフローチャートである。
【0179】図11はメッセージ録音/録画を設定する
動作を説明するためのフローチャートである。
【0180】まず、ステップS31で録音/録画ボタン
がONか否かを判別し、録音/録画ボタンがONでない
ときは通常モード(ステップS32)に移行し、録音/
録画ボタンがONのときはステップS33でオンライン
か否かを判別する。すなわち、録音/録画ボタンがON
でオンラインでないときにメッセージ録音/録画処理が
実行される。オンラインのときは前のジョブに戻ってオ
ンライン処理(ステップS34)を実行し、オンライン
でなければステップS35で画像処理部12による画像
圧縮の準備をし、ステップS36で音声圧縮部13によ
る音声圧縮の準備をする。
【0181】次いで、ステップS37でスタートパイロ
ット信号を発生させ、ステップS38で録音/録画を開
始する。スタートパイロット信号が発信してからの録音
/録画時間は、例えば仕様により15〜20秒間程度が
用意され、この録音/録画時間に、留守録を設定しよう
とする人が録音しながらカメラ部102の前で撮影す
る。
【0182】ステップS39では、録音/録画が終了し
たか否かを判別し、録音/録画が終了していないときは
記憶媒体の容量オーバー検出用としてステップS40で
録音/録画を開始してから所定時間が経過してタイムア
ウトになったか否かを判別する。所定時間が経過してい
ないときはステップS39に戻って録音/録画の終了を
判別し、所定時間が経過してタイムアウトになったとき
は記憶媒体の容量が所定容量をオーバーするおそれがあ
ると判断してステップS41以降の終了処理に進む。ま
た、録音/録画が終了したときはそのままステップS4
1に進み、ステップS41でエンドパイロット信号を録
音し、ステップS42で終了処理を行なって本フローの
処理を終了する。
【0183】図12は着信処理動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【0184】まず、ステップS51でリンガを検出した
か否かを判別し、リンガを検出するとステップS52で
オペレータがオフフックしたか否かを判別し、オペレー
タがオフフックしたときはステップS53で通常の処理
(前記図7〜図10参照)を行なう。オペレータがオフ
フックしなかったたときは留守録の必要性があると判断
してステップS54でリンガが所定回数(例えば、5
回)なったか否かを判別し、所定回数以下であればステ
ップS52に戻る。
【0185】リンガが所定回数なるとステップS55以
降の留守録モードに入り、通常にオフフックしたときの
ように課金状態になる。なお、留守録モードになってい
なければそのままリンガを続ける。
【0186】留守録モードに入ると、まずステップS5
6でプリ・メッセージを送出し、ステップS57で相手
端末の検出を行なう。ここで、プリ・メッセージとして
は、例えば「留守にしています。テレビ電話の方はビデ
オONボタンを押して下さい。普通の電話の方はそのま
まお待ち下さい。」がある。すなわち、相手がテレビ電
話であるか普通の電話であるかは受信側では区別できな
いので、音声により相手方にプリ・メッセージを送出
し、相手端末からビデオON信号を送出を受けてテレビ
電話か普通の電話であるかを検出する。
【0187】ステップS58で相手端末からのビデオO
N信号を送出により相手端末がテレビ電話であるか否か
を判別し、相手端末がテレビ電話であるか否かによって
以下のステップS59またはステップS65に分岐す
る。
【0188】相手端末がテレビ電話でないとき、すなわ
ち普通の電話であるときはステップS59以下で通常の
留守録時の通信モードに入り、ステップS60で音の再
生を行ない、ステップS61で録音を開始する。次い
で、ステップS62でリモート制御等のアプリケーショ
ン処理(図13で後述)を行ない、ステップS63で相
手端末が回線を切断したか又は所定の時間が経過してタ
イムオーバーになったことを判別し、相手端末の回線切
断又はタイムオーバーの何れかを判別したときはステッ
プS64で終了処理を行なって本フローを終了する。ま
た、相手端末の回線切断又はタイムオーバーの何れにも
該当しないときには、ステップS62に戻って相手端末
の回線切断又はタイムオーバーになるまでアプリケーシ
ョン処理を続ける。
【0189】一方、相手端末がテレビ電話のときは、ス
テップS65以下でテレビ電話の留守録時の通信モード
に入り、ステップS66で音/画像の再生を行ない、ス
テップS67で録音・録画を開始する。次いで、ステッ
プS68でリモート制御等のアプリケーション処理(図
13で後述)を行ない、ステップS69で相手端末が回
線を切断したか又は所定の時間が経過してタイムオーバ
ーになったことを判別し、相手端末の回線切断又はタイ
ムオーバーの何れかを判別したときはステップS70で
テレビ電話の終了処理を行なって本フローを終了する。
また、相手端末の回線切断又はタイムオーバーの何れに
も該当しないときには、ステップS68に戻って相手端
末の回線切断又はタイムオーバーになるまでアプリケー
ション処理を続ける。
【0190】図13はアプリケーション処理の動作を示
すフローチャートであり、前記図12のステップS6
2、S69に対応する。
【0191】ステップS62、S69に移行すると本プ
ログラムはスタートし、まずステップS71でDTMF
トーンを検出したか否かを判別し、DTMFトーンを検
出していないときは本アプリケーション処理に該当しな
いと判断してステップS72の次処理に移行する。DT
MFトーンは、図示しないDTMF(dual tone multi-
frequency)回路により、押釦ダイヤルスイッチの押下
げ情報があると発生・送出される。DTMFトーンが検
出されるとステップS73でメッセージを再生したり、
ステップS74でメッセージを更新する等の各種制御を
実行してステップS71に戻る。このアプリケーション
処理により、例えば公衆電話から留守番電話に電話して
所定ボタンを押して、ルームモニタを行なったり録音さ
れているメッセージを聞く、といったリモート制御を行
なう。
【0192】以上説明したように、本実施例のテレビ電
話装置は、液晶表示部103を採用して小型・軽量化を
図り、携帯しての利用を可能にしたテレビ電話装置10
0と、テレビ電話装置100の機能を拡張又は補完する
留守録機能を内蔵したテレビ電話ステーション150と
から構成され、テレビ電話ステーション150は、ハン
ドセット(送受器)153、留守録設定を行なうキー等
のキースイッチ154、留守録状態等を表示する表示部
155、制御部170、留守録時に相手方にメッセージ
として送出する画像データ及び音声データを記憶すると
ともに、留守録時に相手端末から送出された画像データ
及び音声データを記憶するメッセージメモリ174、変
調・復調部14、I/Oポート51、テレビ電話装置1
00に所定電圧値の直流電圧を供給するための電源供給
回路175を備え、制御部170は図11から図13の
留守録処理を実行するようにしているので、テレビ電話
装置100を、テレビ電話ステーション150にドッキ
ングさせるだけで留守録機能を直ちに使用ことができ、
不在であっても留守録機能によって相手端末にメッセー
ジを送出し、相手端末からの画像データ及び音声データ
を受信して記憶しておくことが可能になる。
【0193】なお、本実施例では、テレビ電話装置とし
て電子カメラ機能を備えたテレビ電話装置に適用した例
であるが、携帯使用可能なテレビ電話装置本体が結合さ
れ、留守録機能を備えたテレビ電話ステーションであれ
ばどのような装置に用いてもよいことは言うまでもな
い。
【0194】また、画像データの圧縮方式としては、本
実施例におけるJPEGアルゴリズムに限らず、例え
ば、ブロック符号化方式、予測符号化方式、直交変換符
号化方式等であってもよく、また、音声データの圧縮方
式としては、本実施例におけるCELPアルゴリズムに
限らず、例えば、AD−PCM(Adaptive Differentia
l Palse Code Modulation)方式、VSELP(Vector
Sum Excited Linear Prediction)方式等であっても構わ
ない。
【0195】
【発明の効果】請求項1及び2記載の発明によれば、テ
レビ電話ステーションが、画像データ及び音声データを
対象とした留守録を実行する留守録手段を備え、テレビ
電話装置本体が、ステーションにドッキングされると、
ステーションが有する留守録機能が直ちに使用可能にな
るように構成しているので、テレビ電話装置本体を単体
で使用するときには、液晶表示部を採用したことにより
小型・軽量化が図られて携帯しての利用が可能になり、
テレビ電話装置本体をステーションにドッキングさせる
だけで、不在であっても留守録手段によって相手端末か
らの画像データ及び音声データを受信して記憶しておく
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】テレビ電話装置の接続関係を説明するための図
である。
【図2】テレビ電話装置の外観図である。
【図3】テレビ電話装置とテレビ電話ステーションとの
ドッキング状態を説明するための図である。
【図4】テレビ電話装置の全体構成ブロック図である。
【図5】テレビ電話ステーションの全体構成ブロック図
である。
【図6】多重化符号の1フレームの構成を示す図であ
る。
【図7】テレビ電話装置の制御部の制御動作を示すフロ
ーチャートである。
【図8】図7に続く制御部の制御動作を示すフローチャ
ートである。
【図9】テレビ電話装置の送信時における通信状態の遷
移図である。
【図10】テレビ電話装置の受信時における通信状態の
遷移図である。
【図11】テレビ電話装置のメッセージ録音/録画を設
定する動作のフローチャートである。
【図12】テレビ電話装置の着信処理動作のフローチャ
ートである。
【図13】テレビ電話装置のアプリケーション処理の動
作のフローチャートである。
【符号の説明】
1L LINE側入出力端子 1T TEL側入出力端子 10 キースイッチ 11、170 制御部 12 画像処理部 13 音声処理部 14 変調・復調部 15 バス 16、171 CPU 17、172 RAM 18、173 ROM 19 画像圧縮・伸張回路 20 バッファメモリ 21 ADC 22 ビデオメモリ 23 ビデオメモリ 24 DAC 25 画像入力端子 26 ADC 27 音声圧縮・伸張回路 28 バッファメモリ 29 DAC 30 モデム 31 NCU 32 レンズ 33 CCD 34 DD 34a 映像入力端子 34b 映像出力端子 35 LCD 36 テレビチューナ 37 ADC 50、51、152、157、311、502 I/O
ポート 51 電源回路 100 テレビ電話装置 101、501 筐体 102 カメラ部 102a レンズ 103、153 液晶表示部 104、154 キー入力部 105、152 電源スイッチ 106、156 ボリュームダイヤル 107、157 イヤホン端子 108、158 切換スイッチ 109、158 チューニングボタン 110、160 パワーインジケータ 113 電源供給端子 150 テレビ電話ステーション 151 筐体 151a 収納部 152 電源スイッチ 153 ハンドセット(送受器) 153a 送話器 153b 受話器 154 キースイッチ 155 表示部 161、162、163 ピン端子 164 VHFアンテナ端子 165 UHFアンテナ端子 166 S端子 174 メッセージメモリ 175 電源供給回路 201 モジュラージャック式コンセント(電話回線) 203 モジュラープラグ 204 モジュラーケーブル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年3月31日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】また、筐体101の上面には、音声の音量
を調整するボリュームダイヤル106、イヤホン端子1
07、各種モード等を切り換える切換スイッチ108、
チューニングボタン109、メイン電源のオン/オフを
表示するパワーインジケータ110が設けられている。
なお、筐体101の底面には、後述するテレビ電話ステ
ーション150の筐体151の凹部151aに設けられ
たI/Oポート端子111に接続するためのI/Oポー
ト端子(図示略)が設けられている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】また、図1に示すように筐体101の底面
には、映像データ及び音声データの送受信が可能なテレ
ビ電話ステーション150の筐体151の凹部に設けら
れたI/Oポート端子(図示略)に接続するためのI/
Oポート端子111が設けられている。さらに、筐体1
01の底面には、図1に示すようにテレビ電話ステーシ
ョン150の筐体151の収納部151aに設けられた
電源供給端子(図示略)に接触して、テレビ電話装置1
00に所定電圧値の直流電圧を供給するための電源供給
端子112が設けられている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】一方、上記テレビ電話ステーション150
は、携帯しての利用が可能な軽量小型のテレビ電話装置
100とドッキングすることによって、テレビ電話装置
100の機能を拡張又は補完するステーションとなるも
ので、本実施例のテレビ電話ステーション150は、拡
張又は補完機能として内部にモデム(MODEM:MOdulatio
n and DEModulation)及びNCU(Network Control Un
it)を備えた電話機能を有するとともに、留守番機能を
有し、さらに図1に示すように電話回線201に接続し
たままの状態にしておくようにする。また、テレビ電話
ステーション150は、テレビ電話装置100に所定電
圧値の直流電圧を供給するための電源供給回路175
(図5で後述)を備えている。従って、テレビ電話装置
100を、図3に示すようにテレビ電話ステーション1
50にドッキングさせるだけでこれらの機能を直ちに使
用ことができ、テレビ電話装置100の機能を拡張又は
補完することが可能になる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】また、筐体151の収納部151a内の底
部には、テレビ電話装置100の底部に設けられたI/
Oポート端子111に接続するためのI/Oポート端子
(図示略)が設けられているとともに、テレビ電話装置
100の底部に設けられた電源供給端子112に接続す
るための電源供給端子(図示略)が設けられている。従
って、テレビ電話装置100を、テレビ電話ステーショ
ン150の筐体151の収納部151aにドッキングさ
せるとI/Oポート端子111同士が係合して接続さ
れ、テレビ電話装置100とテレビ電話ステーション1
50の間のデータの送・受信が可能になり、これによっ
てテレビ電話装置100から送られてくる画像データを
テレビ電話ステーション150側で受信可能になる。ま
た、電源供給端子同士が係合して接続され、テレビ電話
装置100にテレビ電話ステーション150の電源供給
回路175(後述)から所定電圧値の直流電圧を供給す
ることが可能になる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】図4は、図2に示したテレビ電話装置10
0の概略構成を示すブロック図である。図4において、
テレビ電話装置100は、カメラ部102、液晶表示部
103、制御部11、画像処理部12、音声処理部13
から構成されており、キースイッチ10、制御部11、
画像処理部12、音声処理部13、I/Oポート50
は、それぞれバス15に接続されている。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0066
【補正方法】変更
【補正内容】
【0066】DAC24は、ビデオメモリ23に格納さ
れた画像データの画像信号(ディジタル信号)を液晶表
示部103によって表示可能な信号(アナログ信号)に
変換して出力するものである。なお、本実施例では、後
述するLCD35のデータドライバにアナログデータド
ライバを使用しているために、DAC(D/Aコンバー
タ)を必要としているが、データドライバとしてディジ
タルデータドライバを用いている場合には、このDAC
24は不要となる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0080
【補正方法】変更
【補正内容】
【0080】図5は、図1に示したテレビ電話ステーシ
ョン150の概略構成を示すブロック図である。図5に
おいて、テレビ電話ステーション150は、変調・復調
部14、I/Oポート52、ハンドセット(送受器)1
53、キースイッチ154、表示部155、制御部17
0、メッセージメモリ174、電源供給回路175から
構成されている。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0083
【補正方法】変更
【補正内容】
【0083】表示部155は、発信者番号や時刻、通話
時間、通話料金等を表示するとともに、モード切替によ
って留守録状態等を表示するためのものである。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0119
【補正方法】変更
【補正内容】
【0119】そして、圧縮された画像データはバス15
及びI/Oポート50,52を介してテレビ電話ステー
ション150の変復調部14に出力され、変復調部14
によって通信相手に伝送される。ここで、通話の最中に
LCD35に表示される自画像(送信画像)を記録した
い場合、オペレータにより画像記録用のキースイッチ1
0が押下されることにより、ビデオメモリ23に画像デ
ータが格納される。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0121
【補正方法】変更
【補正内容】
【0121】音声送信処理では、ハンドセット153に
おける受話器153bから入力される音声データがテレ
ビ電話ステーション150の変復調部14、及びI/O
ポート52,50を介してテレビ電話装置100のAD
C26に出力され、音声圧縮・伸張回路27によって音
声データが所定の圧縮処理により圧縮される。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0124
【補正方法】変更
【補正内容】
【0124】そして、伸張された画像データが、ビデオ
メモリ23に格納されるとともに、DAC24を介して
液晶表示部103に出力され、LCD35に表示され
る。また、伸張された画像データはI/Oポート50及
び入出力3端子ケーブルを介してテレビ受信機に出力さ
れ、テレビ受信機の表示画面に大画面で表示される。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0129
【補正方法】変更
【補正内容】
【0129】すなわち、本実施例では、テレビ電話装置
100に対し、変復調部14によって圧縮された画像デ
ータ及び音声データを同時に伝送し、かつ、画像圧縮・
伸張回路19におけるデータ圧縮率(7/100程度)
と、変復調部14の画像データ伝送速度(4800bp
s)とに基づいて、LCD35によって表示される1画
面分の画像データ(211200ビット)が3分割され
て伝送されることにより、アナログ公衆回線で高品位な
画像が伝送される。つまり、LCD35の画面サイズが
3インチで、1画面が110×160画素×12ビット
(4096色)=211200ビットのデータを有する
ため、3秒に1駒の割合で画像データの伝送を行なって
いるが、画面サイズの変更に伴う1画面の画素数及び色
数(階調数)の増減に伴い、1画面分の画像データを伝
送する時間は変更される。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0135
【補正方法】変更
【補正内容】
【0135】そして、現在、通話状態でないと判断され
ると、キースイッチ10の映像オン・オフスイッチが押
されたか否かが判断され(ステップS7)、押されてい
なければ上記ステップS2の処理から再度実行される。
これにより、通話状態ではなく、キースイッチ10の映
像オン・オフスイッチが押されていない状態のループA
を構成する。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0138
【補正方法】変更
【補正内容】
【0138】次いで、キースイッチ10からの入力があ
るかどうかをチェックするためにキースキャンが行われ
(ステップS11)、NCU31のライン電圧レベルを
監視することにより、通話中か否かが判断されるととも
に(ステップS12)、通話中でないときには、キース
イッチ10の映像オン・オフスイッチが押されたか否か
が判断される(ステップS13)。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0139
【補正方法】変更
【補正内容】
【0139】ここで、上記ステップS13の判断処理に
おいて、キースイッチ10の映像オン・オフスイッチが
押されていない場合には、上記ステップS10の処理か
ら再度実行される。これにより、通話状態でなく、キー
スイッチ10の映像オン・オフスイッチが押された状態
のループBが構成される。また、上記ステップS13の
判断処理において、キースイッチ10の映像オン・オフ
スイッチが押されている場合には、液晶表示部103の
LCD35に表示される画面が消去され(ステップS1
4)、上記ステップS2の処理から再度実行される。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0140
【補正方法】変更
【補正内容】
【0140】一方、上記ステップS12の判断処理にお
いて、通話中であると判断された場合には、後述するス
テップS16の処理に移行する。すなわち、通話中でな
いときには、キースイッチ10の映像オン・オフスイッ
チを押してオンすることにより、携帯型のテレビ電話装
置100のカメラ部102で撮影された映像を液晶表示
部103のLCD35に表示させることができ、また、
この状態で、キースイッチ10の映像オン・オフスイッ
チを押してオフすることにより、液晶表示部103のL
CD35の表示を消すことができる。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0141
【補正方法】変更
【補正内容】
【0141】一方、上記ステップS6の判断処理におい
て、通話状態であると判断されると、続いて受信フラグ
がオフ(=“0”)である場合、上記ステップS9での
処理と同様に、液晶表示部103の表示画面(LCD3
5)の初期設定が行われる(ステップS15)。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0142
【補正方法】変更
【補正内容】
【0142】そして、キースイッチ10からの入力があ
るかどうかをチェックするためにキースキャンが行われ
(ステップS16)、現在通話状態にあるか否かが判断
される(ステップS17)。このステップS17の判断
処理において、通話状態でない場合、上述したステップ
S14、ステップS2の処理から再度実行される。一
方、上記ステップS17の判断処理において、現在通話
状態であると判断されると、キースイッチ10の映像オ
ン・オフスイッチが押されたか否かが判断される(ステ
ップS18)。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0143
【補正方法】変更
【補正内容】
【0143】このステップS18の判断処理において、
キースイッチ10の映像オン・オフスイッチが押されて
いないと判断されると、上記ステップS16の処理から
再度実行される。これにより、通話状態であるが映像を
送受信していない状態のループCを構成する。一方、上
記ステップS18の判断処理において、キースイッチ1
0の映像オン・オフスイッチが押されている場合、後述
の図8に示す処理に進む。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0144
【補正方法】変更
【補正内容】
【0144】図8は、図7に続く制御部の制御動作を示
すフローチャートである。上記ステップS18の判断処
理でキースイッチ10の映像オン・オフスイッチが押さ
れている場合、ネゴシエーション処理が行われ(ステッ
プS21)、液晶表示部103の画面の初期設定が行わ
れる(ステップS22)。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0147
【補正方法】変更
【補正内容】
【0147】ここで、通話中の場合、上記ステップS2
3からの処理が再度実行される。これにより、通話状態
であり、映像を送受信している状態のループDを構成す
る。他方、通話中でない場合、図7に示す上記ステップ
S14,ステップS2の処理から再度実行される。すな
わち、通話中であるときには、キースイッチ10の映像
オン・オフスイッチを押すことにより、映像の送受信が
可能となる。
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0165
【補正方法】変更
【補正内容】
【0165】図9は、送信時における通信状態の遷移図
である。なお、同図で大文字のアルファベット及びステ
ップ(S6,S7,S12,S13,S17,S18,
S27)で示されているのは、図7及び図8のフローチ
ャートに対応している。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0166
【補正方法】変更
【補正内容】
【0166】電源を投入した後、オンフックの状態(ル
ープA)では、液晶表示部103におけるLCD35の
画面表示が消えているときに、キースイッチ10の映像
オン・オフスイッチを1回押すと(図7中のステップS
7及び図9中の(a)参照)、LCD35が表示状態と
なり(ループA→ループB)、自分の電子カメラ100
のカメラ部102からのカメラ入力画像がモニタとして
LCD35に表示される。この状態で、もう一度、キー
スイッチ10の映像オン・オフスイッチを押すと(図7
中のステップS13及び図9中の(b)参照)、LCD
表示が消えて元の状態に戻る(ループB→ループA)。
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0167
【補正方法】変更
【補正内容】
【0167】オンフックの状態(ループA)から受話器
を上げると(図9中の(c)参照)、オフフックの状態
に移行する。
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0168
【補正方法】変更
【補正内容】
【0168】オフフックの状態(ループA)で、液晶表
示部103におけるLCD35の画面表示が消えている
ときに、キースイッチ10の映像オン・オフスイッチを
1回押すと(図7中のステップS7及び図9中の(d)
参照)、LCD35が表示状態となり、前述したオンフ
ック状態のときと同様に、自分側の電子カメラ100の
カメラ部102からのカメラ入力画像がモニタとしてL
CD35に表示される。この状態で、もう一度、キース
イッチ10の映像オン・オフスイッチを押すと(図7中
のステップS13及び図9中の(e)参照)、LCDの
モニタ表示が消えて元のオフフック状態に戻る(ループ
B→ループA)。
【手続補正26】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0170
【補正方法】変更
【補正内容】
【0170】次に、LCD35がモニタ表示となってい
るか消えているのかの状態にかかわらず、オフフックの
状態でダイヤル発呼し、相手側と応答が成立すると(図
7中のステップS6,S12及び図9中の(g),
(h)参照)、通話中の状態に移行し、LCD35は自
分側のモニタ表示となる(ループC)。この状態のと
き、相手側が電話を切ると(図7中のステップS17及
び図9中の(i)参照)、オフフックの状態に移行し、
LCD35のモニタ表示も消える(ループC→ループ
A)。また、通話中の状態で自分側が電話を切った場合
でも(図7中のステップS17及び図9中の(j)参
照)、オンフック状態に移行し、LCD35のモニタ表
示も消える。
【手続補正27】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0171
【補正方法】変更
【補正内容】
【0171】通話中(ループC)で、LCD35が自分
側のモニタ表示中に、キースイッチ10の映像オン・オ
フスイッチが押されると(図7中のステップS18及び
図9中の(k)参照)、相手側端末との間で通信のネゴ
シエーションが開始される。この結果、相手側端末と自
端末とが相互通信不可能と判断されると(図9中の
(l)参照)、キースイッチ10の映像オン・オフスイ
ッチが押される前の状態に戻り、相手側端末と自端末と
が相互通信可能な場合は、テレビ電話区間が成立し(図
9中の(m)参照)、以後、画像データと音声データと
の相互通信がなされる(ループC→ループD)。
【手続補正28】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0172
【補正方法】変更
【補正内容】
【0172】なお、この状態でキースイッチ10の映像
オン・オフスイッチが何回押されても無視される(図9
中の(n)参照)。この状態(ループD)のとき、相手
側が電話を切ると(図8中のステップS27及び図9中
の(o)参照)、オフフックの状態に移行し、LCD3
5のモニタ表示も消える(ループD→ループA)。ま
た、自分側が受話器を置いても(図8中のステップS2
7及び図9中の(p)参照)、オンフックの状態に移行
し、LCD35のモニタ表示も消える(ループD→ルー
プA)。
【手続補正29】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0176
【補正方法】変更
【補正内容】
【0176】リンガートーンの区間中(ループA)に
(図10中の(r)参照)、受話器を持ち上げて応答す
ると(図7中のステップS6及び図10中の(s)参
照)、通話中の状態に移行するが、このとき、送信側と
異なってLCD35にモニタ表示はされず、消えたまま
である(ループA→ループC)。しかしながら、オンフ
ックの状態(ループA)でキースイッチ10の映像オン
・オフスイッチを1回押すと(図7のステップS7及び
図10中の(t)参照)、LCD35がモニタ表示状態
となり、自分側をモニタすることができる(ループA→
ループB)。このとき、リンガートーンが発生し(図1
0中の(u)参照)、このリンガートーンに応答すると
(図7中のステップS12及び図10中の(v)参
照)、通話中の状態となり、LCD35はモニタ表示の
ままとなる。ちなみに、オンフックの状態で、かつ、リ
ンガートーンの区間内でもキースイッチ10の映像オン
・オフスイッチは有効である。
【手続補正30】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0192
【補正方法】変更
【補正内容】
【0192】以上説明したように、本実施例のテレビ電
話装置は、液晶表示部103を採用して小型・軽量化を
図り、携帯しての利用を可能にしたテレビ電話装置10
0と、テレビ電話装置100の機能を拡張又は補完する
留守録機能を内蔵したテレビ電話ステーション150と
から構成され、テレビ電話ステーション150は、ハン
ドセット(送受器)153、留守録設定を行なうキー等
のキースイッチ154、留守録状態等を表示する表示部
155、制御部170、留守録時に相手方にメッセージ
として送出する画像データ及び音声データを記憶すると
ともに、留守録時に相手端末から送出された画像データ
及び音声データを記憶するメッセージメモリ174、変
調・復調部14、I/Oポート52、テレビ電話装置1
00に所定電圧値の直流電圧を供給するための電源供給
回路175を備え、制御部170は図11から図13の
留守録処理を実行するようにしているので、テレビ電話
装置100を、テレビ電話ステーション150にドッキ
ングさせるだけで留守録機能を直ちに使用ことができ、
不在であっても留守録機能によって相手端末にメッセー
ジを送出し、相手端末からの画像データ及び音声データ
を受信して記憶しておくことが可能になる。
【手続補正31】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1L LINE側入出力端子 1T TEL側入出力端子 10 キースイッチ 11,170 制御部 12 画像処理部 13 音声処理部 14 変調・復調部 15 バス 16,171 CPU 17,172 RAM 18,173 ROM 19 画像圧縮・伸張回路 20 バッファメモリ 21 ADC 22 ビデオメモリ 23 ビデオメモリ 24 DAC 25 画像入力端子 26 ADC 27 音声圧縮・伸張回路 28 バッファメモリ 29 DAC 30 モデム 31 NCU 32 レンズ 33 CCD 34 DD 34a 映像入力端子 34b 映像出力端子 35 LCD 36 テレビチューナ 37 ADC 50,52,157 I/Oポート 51 電源回路 100 テレビ電話装置 101,501 筐体 102 カメラ部 102a レンズ 103 液晶表示部 104,154 キー入力部 105,152 電源スイッチ 106 ボリュームダイヤル 107 イヤホン端子 108 切換スイッチ 109 チューニングボタン 110 パワーインジケータ 111 I/Oポート端子 112 電源供給端子 150 テレビ電話ステーション 151 筐体 151a 収納部 152 電源スイッチ 153 ハンドセット(送受器) 153a 送話器 153b 受話器 154 キースイッチ 155 表示部 161,162,163 ピン端子 164 VHFアンテナ端子 165 UHFアンテナ端子 166 S端子 174 メッセージメモリ 175 電源供給回路 201 モジュラージャック式コンセント(電
話回線) 203 モジュラープラグ 204 モジュラーケーブル
【手続補正32】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正33】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正34】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正35】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正36】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正37】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/907 B 7734−5C

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内に設置され、電話回線と接続されて
    いるテレビ電話ステーションと、該テレビ電話ステーシ
    ョンに対して着脱可能に構成されるとともに携帯して使
    用され、画像データを表示する表示手段を備えたテレビ
    電話装置とからなり、 上記テレビ電話ステーションは、画像データ及び音声デ
    ータを対象とした留守録を実行する留守録手段を備え、 上記テレビ電話装置を上記テレビ電話ステーションと結
    合することにより上記テレビ電話ステーション内の留守
    録手段により相手端末との間で留守録を行なうようにし
    たことを特徴とするテレビ電話装置。
  2. 【請求項2】 上記留守録手段は、留守録時に相手端末
    に送出する画像及び音声のメッセージを予め記憶する記
    憶手段と、 留守録時に相手端末から送出された画像及び音声データ
    を記憶する記憶手段とを備えたことを特徴とする請求項
    1記載のテレビ電話装置。
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