JP2000101890A - カメラ部と表示部を有する装置 - Google Patents
カメラ部と表示部を有する装置Info
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- JP2000101890A JP2000101890A JP11266211A JP26621199A JP2000101890A JP 2000101890 A JP2000101890 A JP 2000101890A JP 11266211 A JP11266211 A JP 11266211A JP 26621199 A JP26621199 A JP 26621199A JP 2000101890 A JP2000101890 A JP 2000101890A
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Abstract
声データの送受信する機能を備えた、カメラ部と表示部
を有する装置を提供することを目的とする。 【構成】 筐体内部に受像回路を備え、筐体表面に前記
受像回路により受像した画像データを表示する表示部5
を備えた受像機において、前記筐体内部に、前記受像回
路で受像した画像データを変調する変調回路を設けると
ともに、該筐体に、電話回線と接続して前記変調回路に
より変調された画像データを出力するためのモジュラー
ジャック端子を形成するように構成する。
Description
部と、該カメラ部により撮像した画像データを受像して
表示する表示部とを備えたカメラ部と表示部を有する装
置に関する。
わって液晶テレビが普及しつつあり、車載用やスポーツ
観戦用の分野で多用されている。
に入るほど小型化された高画質な液晶テレビも開発され
ており、通勤時や出張時に携帯していつでもテレビを見
ることができるようになってきている。
うな従来の液晶テレビにあっては、テレビ電波を受信
し、受信した画像データだけを液晶表示装置によって表
示するという構成となっていたため、液晶テレビにより
見ることのできる画像はテレビ放送の受信映像だけであ
った。
が、当然のことながら電話では音声しか伝えることがで
きない。
テレビを携帯していながら、電話使用時には音声しか伝
えられないのは不合理である。
たものであり、通信回線を利用して所定の画像データ及
び音声データの送受信する機能を備えた、カメラ部と表
示部を有する装置を提供することを目的とする。
である。
部(例えば、図1のカメラ部4)と、該カメラ部により
撮像した画像データを受像して表示する表示部(例え
ば、図1の液晶表示部5)とを備えたカメラ部と表示部
を有する装置において、前記筐体内部に、前記カメラ部
で撮像した画像データを記憶するメモリ(例えば、図4
のRAM51)を備えるとともに、該筐体に、回線と接
続して前記メモリに記憶された画像データを該回線に出
力するための端子(例えば、図2の入出力端子T1)を
形成し、且つ、前記表示部は平面蛍光管からなるバック
ライト(例えば、図7の平面型蛍光管75)を備えてい
ることを特徴とするカメラ部と表示部を有する装置。
施例を説明する。
施例を示す図である。
受像機の前面から見た斜視図であり、図2は、本発明の
受像機の背面から見た斜視図である。以下の説明では、
通信回線としてアナログ電話一般加入者回線を使用する
場合を例に採り説明する。
置本体2と電源部3とから構成されている。
厚さ24mmのサイズの強化プラスチック製の筐体から
構成されており、装置本体2の正面部には、図1に示す
ように、筐体にカメラ部4と液晶表示部5とマイク部6
とが一体的に設けられるとともに、装置本体2の背面部
には、図3に示すように、スピーカ部7が一体的に設け
られている。
ることにより装置本体2に所定の電源電流を供給するも
のであり、具体的には、専用のニッカド(Ni−Cd)
蓄電池を内蔵するバッテリパックから構成されている。
なお、本実施例では、装置本体2の下部に装着される電
源部3として、専用のニッカド蓄電池を内蔵するバッテ
リパックを例に採り説明しているが、これに限らず、例
えば、単4のアルカリ乾電池を5個内蔵する乾電池パッ
クや、商用交流電源(AC電源)を所定電圧値の直流
(DC)電圧に変換して利用するACアダプタ、また、
自動車のシガーライタ部分からのDCバッテリを利用す
るカーアダプタ等を用いるものであっても良い。
に、装置本体2の上端中央部に形成された小型CCD
(Charge Coupled Device )カメラであり、図示しない
回転軸により装置本体2に対して回動自在に取り付けら
れている。具体的には、本実施例のカメラ部4は、装置
本体2の前面である液晶表示部3の表示面と同一面方向
から装置本体2の背面であるスピーカ部7と同一面方向
まで、前後方向にほぼ180度回動自在に支持されてお
り、装置本体2の向きを変えることなく被写体撮像領域
を変更することができる。
チのTFT方式のアクティブマトリクス型液晶表示装置
であり、色の三原色となるR(Red),G(Gree
n),B(Blue)に対応する各画素をデルタ状に配
設した220×279=61380画素の高解像度カラ
ー液晶表示パネルを備えている。
ンデンサ型マイクから構成され、図1に示すように、装
置本体2の前面下端位置に形成されたマイク穴6aから
音声データを入力するものである。なお、本実施例で
は、マイク部6の例として、エレクトレットコンデンサ
型マイクを例に採り説明しているが、これに限らず、マ
イク部6に利用されるマイクとしては、例えば、ダイナ
ミック型マイクであっても構わない。
コーンスピーカから構成され、図2に示すように、装置
本体2の背面部に形成されたスピーカ穴7aから音声デ
ータを出力するものである。なお、本実施例では、スピ
ーカ部7の例として、ダイナミック型コーンスピーカを
例に採り説明しているが、これに限らず、スピーカ部7
に利用されるスピーカとしては、例えば、コンデンサ
型、平面型の全面駆動型のスピーカやドームスピーカで
あっても構わない。
イッチ21、パワーインジケータ22、チューニングボ
タン23、ボリュームダイヤル24、イヤホン端子2
5、映像オン・オフスイッチ26、映像切替スイッチ2
7、画像取込スイッチ28等の各種操作スイッチが設け
られている。
される電源電圧を画像受信装置1内に通電するか否かを
選択するためのスイッチであり、パワーインジケータ2
2は、LED(Light Emitting Diode)から構成され、
パワースイッチ21がオンとなっている場合に点灯する
ものである。
アップまたはダウンを指示するものであり、ボリューム
ダイヤル24は、イヤホン音量を調節するためのもので
ある。イヤホン端子25は、ワイヤーアンテナを兼用す
るイヤホンを接続するための端子であり、アンテナ端子
としての働きも有している。
部5に対してLCD画面表示の有無を指示するトグルス
イッチであり、映像切替スイッチ27は、液晶表示部5
に表示する映像として、送信画面または受信画面を切り
替えて表示するためのトグルスイッチであり、画像取込
スイッチ28は、液晶表示部5に表示された画像を画像
データとして所定のメモリへの格納を指示するスイッチ
である。
するための図である。
置本体2の側面部に入出力端子T1を備え、この入出力
端子T1とアナログ電話一般加入者回線に接続されるモ
ジュラージャック式コンセント101とをモジュラーケ
ーブル102によって接続する。
を示すブロック図である。図4において、受像機1は、
装置本体2、電源部3、カメラ部4、液晶表示部5、マ
イク部6、スピーカ部7、テレビチューナ部8、変調・
復調回路9、画像処理回路10、音声処理回路11、制
御回路12、キー入力回路13から構成されており、変
調・復調回路9、画像処理回路10、音声処理回路1
1、制御回路12、キー入力回路13は、それぞれバス
Bに接続されている。
(Ni−Cd)蓄電池を内蔵するバッテリパックから構
成され、パワースイッチ21がオンされることにより所
定の電源電圧を装置本体2内の各部に供給するものであ
る。
から構成されている。
ガラスまたはプラスチックからなる光学レンズであり、
CCD32はレンズ31によって結像された光の強度に
基づいて電気信号を発生し、この電気信号(アナログ信
号)を画像処理回路10に出力するものである。
33、LCD(Liquid Crystal Di-splay )34とから
構成されている。
れる映像信号に基づいて、LCD34によって画像表示
を行うためにLCD34を駆動するものであり、具体的
には、入力される映像信号を220×279画素で所定
ビットのアナログ映像信号(アナログRGB信号)に変
換し、LCD34に出力するものである。
有するカラー液晶表示装置から構成されており、本実施
例におけるLCD34には、そのバックライト(背面照
明)として、後述する小型の平面型蛍光管75が用いら
れている。
込んだ音声データを、送信すべき音声データとして音声
処理回路11に出力するものである。
力される音声データを、受信すべき音声データとしてス
ピーカ穴7aを介して外部に出力するものである。
DC36から構成されている。
的に受信し、ADC36を介して映像信号を画像処理回
路10に出力するものである。
るアナログ信号である映像信号をディジタル信号に変換
するものである。
と、モデム(MODEM,MOdulation andDEModulation)38
と、NCU(Network Control Unit)39とから構成さ
れている。なお、T1は、前述した通信回線(この場
合、アナログ電話一般加入者回線)に対する入出力端子
である。
て復調された画像データ及び音声データを一時的に記憶
保持したり、CPU50によって多重化された変調すべ
き画像データ及び音声データを一時的に記憶保持するも
のであり、バッファメモリ37に蓄えられた画像データ
及び音声データは、CPU50からの制御命令に基づい
て、復調時にはバスBに、また、変調時にはモデム38
に出力される。
タや端末装置から出力される直列のディジタル信号を、
通信回線で伝送可能な伝送信号(アナログ信号)に変換
・送信する「変調器(modulator )」としての機能と、
逆に通信回線を介して送られてきた伝送信号(アナログ
信号)を、再びコンピュータや端末装置の解読可能なデ
ィジタル信号に戻す「復調器(demodulator )」として
の機能とを備えたものであり、NCU39によって、利
用する通信回線としてアナログ電話一般加入者回線での
使用が可能となっている。
CU39は、アナログ電話一般加入者回線で利用できる
最大のデータ伝送速度である14400bpsによる信
号伝送が可能であり、処理単位となる1フレーム中に映
像符号と音声符号とを組み込むことにより画像データと
音声データとを双方向に同時に伝送し、1画面分の画像
データを3秒に1コマの割合で間欠画像として伝送す
る。
す図である。
ヘッダ及び映像符号からなる約256バイト(約204
8ビット)の映像データと、音声ヘッダ及び音声符号か
らなる約256バイト(約2048ビット)の音声デー
タとから構成されており、映像符号と音声符号とはエラ
ー訂正符号を含み、かつ、映像符号と音声符号との前に
は、それぞれ映像ヘッダと音声ヘッダとが付加されるた
め、実際の映像符号に含まれる画像データと音声符号に
含まれる音声データとの伝送データ量は合計9600b
psとなり、画像データ用に4800bps、また、音
声データ用に4800bpsを使用する。
像データに約256バイト、音声データに約256バイ
トの合計約512バイト(約4098ビット)であり、
14400bpsの伝送速度においては、1フレームの
データ伝送時間は、約280ms(映像データに約14
0ms、音声データに約140ms)となる。
ータが伝送されることになり、1秒間に伝送される映像
データは約7300ビット(256×8×3.57=7
311)となる。したがって、本実施例では、1秒間に
伝送される約7300ビットのデータから実際の画像デ
ータ(4800bps)を差し引いた約2500ビット
のデータに、画面サイズに関する情報、画像データ伝送
に関するコマンド、エラー訂正符号等が含まれている。
は、1画面が110×160画素で4096色(12ビ
ット)のカラー画像データであり、1画面分の画像デー
タ量は110×279×12=211200ビット(約
25.8キロバイト)となる。これを画像圧縮処理によ
り約68/1000にデータを一括して圧縮して144
00ビットの画像データとし、この14400ビットを
1秒間に4800ビットずつ伝送し、すなわち、3秒
(=14400÷4800)に1コマの割合で間欠静止
画像を伝送する。
ータは、211200ビットを3で割って求められる7
0400ビット(約8.6キロバイト)の画像データで
あり、この70400ビットの画像データが約68/1
000に圧縮されて4800ビットの画像データを含む
映像符号とされている。
分の画像データを一括して圧縮処理し、圧縮された画像
データを伝送するだけでなく、伝送する時間に基づいて
元の画像データを予め分割し、この分割した画像データ
単位に圧縮処理を施すものであってもよい。
zでサンプリングしたディジタルデータとして扱い、こ
の12×8000=96000ビットの音声データを、
約50/1000に圧縮して4800ビットの音声デー
タを含む音声符号としている。
0、画像圧縮・伸張回路41、ADC(Analog to Digi
tal Converter :A/Dコンバータ)42、ビデオメモ
リ(VRAM)43,44、DAC(Digital to Analo
g Converter :D/Aコンバータ)45から構成されて
いる。なお、T2は画像入力端子である。
路41によって圧縮処理された圧縮画像データを一時的
に記憶するものであり、バッファメモリ40に圧縮され
た状態で蓄えられた画像データは、CPU50からの制
御命令に基づいて順次読み出される。ちなみに、バッフ
ァメモリ40の記憶容量を充分に確保することにより、
カメラ部4より取り込んだ画像データを圧縮した状態で
複数格納しておくことができ、これを利用して受像機1
を電子スチルカメラとして利用することもできる。
43に格納された画像データを所定の符号化方式、すな
わち、取り扱う画像の種類(この場合、静止画)に応じ
た、例えば、JPEG(Joint Photographic (Coding)
Experts Group )アルゴリズムにより8×8画素ブロッ
ク毎にDCT(Discrete Cosine Transform :離散コサ
イン変換)、量子化、ハフマン符号化により圧縮処理
(符号化)を実行したり、また、通信回線を介して受信
され、変調・復調回路9によって復調された受信圧縮画
像データの伸張(復号化)処理を実行し、その伸張され
た画像データをビデオメモリ44に出力し、格納するも
のであり、この場合、通信回線を介して110×160
画素で最大4096色(12ビット)のカラー映像信号
として送られてくる画像データを220×279画素相
当の輝度信号(以下、Y信号という)と、4096色相
当の色信号(以下、C信号という)とからなるYC信号
として処理する機能を有しており、前述の110×16
0画素で12ビットのデータは、220×279画素で
12ビットのディジタル画像データに変換される。な
お、画像圧縮処理におけるデータ圧縮率は、伸張後の画
像品位との関係から7/100程度(約68/100
0)となっている。
画像信号(アナログ信号)を画像処理回路10内で処理
可能な信号(ディジタル信号)に変換してビデオメモリ
43に出力するものである。
deo RAM)から構成され、ビデオメモリ43は、AD
C42から出力される画像データ(ディジタルデータ)
を格納するための半導体画像メモリであり、ビデオメモ
リ44は、画像圧縮・伸張回路41により圧縮・伸張さ
れた画像データ(ディジタルデータ)を格納するための
半導体画像メモリである。
れた画像データの画像信号(ディジタル信号)を液晶表
示部5によって表示可能な信号(アナログ信号)に変換
して出力するものである。なお、本実施例では、前述の
LCD34のデータドライバにアナログデータドライバ
を使用しているために、DAC(D/Aコンバータ)を
必要としているが、データドライバとしてディジタルデ
ータドライバを用いている場合には、このDAC45は
不要となる。
縮・伸張回路47、バッファメモリ48、DAC49か
ら構成されている。
回路9のNCU39を介して入力される音声信号(アナ
ログ信号)を音声処理回路11内で処理可能な信号(デ
ィジタル信号)に変換して音声圧縮・伸張回路47に出
力するものである。
ら入力されるディジタル音声データを、例えば、CEL
P(Code Excited Linear Predivtion)アルゴリズムに
より、一定時間の入力データに対して分析する手段、分
析されたパラメータにより波形合成する手段、入力波形
及び合成波形の誤差算出手段等による所定の符号化方式
によってバスBからの入力データに対して圧縮(符号
化)処理を実行し、その圧縮音声データをバッファメモ
リ48に出力したり、また、変調・復調回路9によって
復調された受信圧縮音声データの伸張(復号化)処理を
実行し、その伸張音声データをDAC49に出力するも
のである。なお、音声圧縮処理におけるデータ圧縮率
は、伸張後の音声品位との関係から5/100程度(約
50/1000)となっている。
路47によって圧縮処理された圧縮音声データや、音声
圧縮・伸張回路47によって伸張処理されるべき圧縮音
声データを一時的に記憶するものであり、バッファメモ
リ48に圧縮された状態で蓄えられた音声データは、C
PU50からの制御命令に基づいて順次読み出される。
sing Unit)50と、RAM(Rand-om Access Memory)
51と、ROM(Read Only Memory)52とから構成さ
れている。
る各種制御信号を、バスBを介して各回路に出力すると
ともに、接続される通信回線種に応じた通信制御プログ
ラムを実行するものであり、また、CPU50は、相手
先の画像送信装置(テレビ電話装置)から多重化して送
信される画像データ及び音声データを受信し、変調・復
調回路9により復調されて入力されると、復調された画
像データ及び音声データを分離処理し、圧縮画像データ
を、バスBを介して画像処理回路10内の画像圧縮・伸
張回路41に出力するとともに、圧縮音声データを、バ
スBを介して音声処理回路11内の音声圧縮・伸張回路
47に出力するものである。
路41からバッファメモリ40を介してバスBに出力さ
れる圧縮画像データと音声圧縮・伸張回路47からバッ
ファメモリ48を介してバスBに出力される圧縮音声デ
ータとを多重化して合成され、画像データ及び音声デー
タとしてバスBを介して変調・復調回路9に出力するも
のである。
るプログラム処理において利用されるプログラムデータ
や、圧縮した画像データ及び音声データ等を格納する半
導体メモリである。
ログラムやデータ等を格納する半導体メモリである。
オフスイッチ26、映像切替スイッチ27、画像取込ス
イッチ28等の各種操作キースイッチから構成されてお
り、キースイッチの押下により当該キースイッチに対応
する処理がCPU50により実行される。
路10、音声処理回路11、制御回路12、各種キース
イッチ(26,27,28)をそれぞれ接続する共通の
信号路であり、番地を指示するためのアドレスバスと、
データを転送するためのデータバスとから構成されてい
る。
は、CRT等の画像表示手段と比較して、極めて薄型
で、かつ、小型・軽量化が容易であり、また、アクティ
ブマトリクス型のLCDは、単純マトリクス型のLCD
と比較して、きめ細かい中間調の制御ができるととも
に、高いコントラスト比が確保でき、さらに、応答速度
が速いことなどから、高画質で多階調のカラー表示が求
められる分野においては有効なデバイスであり、特に、
3端子素子であるTFTを用いたアクティブマトリクス
型LCDはCRTに匹敵する高画質が得られる。
れた長所をさらに生かすため、以下に説明するように、
そのバックライトにも小型化のための努力を行ってい
る。
ドケース61、液晶表示ユニット62、背面シールドケ
ース63から構成されている。
うに、画面表示用開口部64が形成され、前面シールド
ケース61の裏面において、絶縁テープ65,66が接
着されている。
バ回路67、データドライバ回路68、液晶パネル69
から構成され、TAB(Tape Automated Bonding)によ
って形成されている。なお、70は、スキャンドライバ
回路67及びデータドライバ回路68に対して必要な信
号を出力するための信号線が配線されたフレキシブル基
板である。
69におけるスキャンバス(図示せず)を駆動し、走査
方向の1ライン分のTFTのオン・オフを制御し、デー
タバス(図示せず)の電圧を所定のタイミングで必要な
期間だけ液晶セルに印加するものである。
入力に基づいて液晶パネル69のデータバスを駆動する
ものである。
方式の1つであるTFT型液晶表示パネルであり、例え
ば、画像圧縮・伸張回路41から出力されビデオメモリ
44を介してDAC45によってD/A変換された22
0×279画素で所定ビット数のアナログ映像信号がD
D33によって220×279画素で所定ビット数のア
ナログRGB信号として出力され、220×279画素
のLCD34の表示面に画像を表示するものである。
うに、バックライト用開口部71が形成され、両面テー
プ72,73,74によって液晶表示ユニット62に固
着される。
ある。
前面ガラスパネル76、背面ガラスパネル77、枠ガラ
ス78から構成される容器内に、アルゴン(Ar)ガス
及び水銀(Hg)を封入するとともに、図示しない断面
U字またはV字型をなすホローカソード構造による左右
一対の放電電極を対向配置し、前面ガラスパネル76及
び背面ガラスパネル77の内面にスクリーン印刷により
蛍光体を塗布したものである。そして、左右の放電電極
に対応して下方に延びたリード片79,80を備えてい
る。なお、81は排気管、82は蛍光面である。
の背面に積層されるものであり、これによって蛍光面8
2の全面から前述のバックライト用開口部71に対して
均一に光を照射するものである。
の薄い樹脂シート83が蛍光面82との間に僅かな隙間
を保って、両面テープ84,85によって貼り付けられ
ている。この樹脂シート83は、例えば、ポリエチレン
テフタレート(PET)に紫外線遮断剤を配合して成形
したものであり、耐熱性に優れ、かつ、紫外線遮断機能
を有するものにより構成される。なお、この場合、紫外
線遮断剤は、配合ではなく、塗布したものであってもよ
い。
ルドケース86が設けられ、このシールドケース86
は、平面型蛍光管75から発生する電磁波を遮断し、周
辺回路へ与える悪影響を防止するものである。なお、8
7はスペーサ、88は基板、89はリード線、90はコ
ネクタである。
ラスパネル77とを両面テープ91,92で固着し、図
7に示すように、絶縁テープ93を貼り付けた平面型蛍
光管75を取り付けている。
ペーサ87を介して基板88を配設し、この基板88に
リード片79,80及びリード線89を半田付けし、基
板88とリード線89とを接続しており、さらに、この
リード線89はコネクタ90に接続される。
ス86と基板88との間に挟まれ、基板88を両面テー
プ94によって接着して取り付ける際の受けになるとと
もに、平面型蛍光管75が発光する際の光漏れを防止
し、かつ、シールドケース86と基板88との間の高圧
に対する絶対距離を確保している。
の背面側位置に極めて接近させた状態で平面型蛍光管7
5を配置した構成を採用している。すなわち、液晶表示
ユニット62の背面シールドケース63の背面位置に平
面型蛍光管75のシールドケース86を密着して構成し
ている。
めには高い電圧が必要となるため、その平面型蛍光管7
5のリード片79,80と、それを接続する基板88上
は高電圧域となる。そして、平面型蛍光管75のリード
片79,80及び基板88と液晶表示ユニット62の背
面シールドケース63が接近すると、高電位差により放
電が生じ、電流が流れ、液晶表示ユニット62の内部を
破壊する可能性がある。
光面82及びリード片79,80を覆う樹脂シート83
を設けたため、リード片79,80への手の接触や、リ
ード片79,80及び基板88と液晶表示ユニット62
との背面シールドケース63が空中放電(リーク)しな
いよう絶縁できる。
発生するため、そのままバックライトとして使用すると
紫外線によって液晶が劣化するが、樹脂シート83には
紫外線遮断剤が含まれているので、液晶を保護すること
ができる。
格上、蛍光管表面が均一的な温度分布になる程、発光の
安定性が増すため、耐熱性に優れる樹脂シート83を採
用して樹脂シート83と蛍光面82との間に僅かな隙間
を保って貼り付けることにより、樹脂シート83と蛍光
面82との間に僅かな空間を設定し、蛍光管の放熱を利
用してその空気層を暖める保温機能を持たせている。
面型蛍光管75の蛍光面82に傷が付くと、その傷が原
因で乱反射が起こり、液晶画面上に傷が影として写る
が、樹脂シート83によって工程内での傷つき防止が図
られている。
について図8及び図9のフローチャートに基づいて説明
する。なお、制御回路12内のCPU50の処理動作に
対応するプログラムは、同じく制御回路12内のROM
52に格納されている。
のテレビ放送を受信するとともに、当該受信画像を液晶
表示部5に表示する第一動作モードと、所定の通信回線
を介して画像データ及び音声データの送受信を行う第二
動作モードとの各動作モードを備えている。
ーオン状態で第一動作モードの場合、受像機1における
入出力端子T1とモジュラージャック式コンセント10
1とは接続されておらず、通常の受像機としての利用と
なる。
作モードの場合、音声信号はマイク部6より受像機1内
に取り込まれ、NCU39を介してADC46によりA
/D変換された後、音声圧縮・伸張回路47によって所
定の圧縮処理により圧縮され、バッファメモリ48に出
力される。そして、CPU50からの制御信号に基づい
て、バッファメモリ48内の圧縮音声データがバスBに
出力され、バスBに出力された音声信号はCPU50に
よって画像信号と合成され、モデム38及びNCU39
により変調されて入出力端子T1からアナログ電話一般
加入者回線に出力される。
出力端子T1を介して入力される入力信号は、モデム3
8及びNCU39により復調された後、モデム38内の
DSP(Digital Signal Proceser )でA/D変換さ
れ、バッファメモリ37に出力される。そして、CPU
50からの制御信号に基づいて、バッファメモリ37内
の画像信号及び音声信号がバスBに出力され、バスBに
出力された画像信号及び音声信号がCPU50によって
画像信号と音声信号とに分離される。そして、音声信号
が音声圧縮・伸張回路47により伸張され、DAC49
によりD/A変換されてNCU39を介してスピーカ部
7に出力される。
ためのフローチャートである。
2内のイニシャライズや、各メモリのクリア等の初期設
定が行われ(ステップS1)、キースイッチ26,2
7,28,・・・からの入力があるかどうかをチェック
するためにキースキャンが行われる(ステップS2)。
ここで、キー入力がある場合、キー操作に従って後述す
る必要な処理が実行される。
され(ステップS3)、NCU39のライン電圧レベル
が監視され、この状態において、リンガートーンの検出
が行われることにより、通信相手からの呼び出しの有無
がチェックされる(ステップS4)。
されると、受信フラグがオン(=“1”)され(ステッ
プS5)、再度、NCU39のライン電圧レベルが監視
され、現在、通話状態にあるかどうかが判断される(ス
テップS6)。
ると、映像オン・オフスイッチ26が押されたか否かが
判断され(ステップS7)、押されていなければ上記ス
テップS2の処理から再度実行される。これにより、通
話状態ではなく、映像オン・オフスイッチ26が押され
ていない状態のループAを構成する。
通話状態であると判断されると、続いて受信フラグがオ
ンとなっているかどうかがチェックされ(ステップS
8)、受信フラグがオフ(=“0”)である場合、上記
ステップS7の処理で映像オン・オフスイッチ26が押
されている場合と同様に、液晶表示部5の表示画面(L
CD34)の初期設定が行われる(ステップS9)。
オメモリ43に格納された画像データが画像圧縮・伸張
回路41に読み込まれ、そのままビデオメモリ44に出
力されることによりビデオメモリ43からビデオメモリ
44に画像データの移動が行われる(ステップS1
0)。
・・・からの入力があるかどうかをチェックするために
キースキャンが行われ(ステップS11)、NCU39
のライン電圧レベルを監視することにより、通話中か否
かが判断されるとともに(ステップS12)、通話中で
ないときには、映像オン・オフスイッチ26が押された
か否かが判断される(ステップS13)。
おいて、映像オン・オフスイッチ26が押されていない
場合には、上記ステップS10の処理から再度実行され
る。これにより、通話状態でなく、映像オン・オフスイ
ッチ26が押された状態のループBが構成される。ま
た、上記ステップS13の判断処理において、映像オン
・オフスイッチ26が押されている場合には、液晶表示
部5のLCD34に表示される画面が消去され(ステッ
プS14)、上記ステップS2の処理から再度実行され
る。
いて、通話中であると判断された場合には、後述するス
テップS16の処理に移行する。すなわち、通話中でな
いときには、映像オン・オフスイッチ26を押してオン
することにより、携帯型の受像機1のカメラ部4で撮影
された映像を液晶表示部5のLCD34に表示させるこ
とができ、また、この状態で、映像オン・オフスイッチ
26を押してオフすることにより、液晶表示部5のLC
D34の表示を消すことができる。一方、上記ステップ
S6の判断処理において、通話状態であると判断される
と、続いて受信フラグがオフ(=“0”)である場合、
上記ステップS9での処理と同様に、液晶表示部5の表
示画面(LCD34)の初期設定が行われる(ステップ
S15)。
・・・からの入力があるかどうかをチェックするために
キースキャンが行われ(ステップS16)、現在通話状
態にあるか否かが判断される(ステップS17)。この
ステップS17の判断処理において、通話状態でない場
合、上述したステップS14、ステップS2の処理から
再度実行される。一方、上記ステップS17の判断処理
において、現在通話状態であると判断されると、映像オ
ン・オフスイッチ26が押されたか否かが判断される
(ステップS18)。
映像オン・オフスイッチ26が押されていないと判断さ
れると、上記ステップS16の処理から再度実行され
る。これにより、通話状態であるが映像を送受信してい
ない状態のループCを構成する。一方、上記ステップS
18の判断処理において、映像オン・オフスイッチ26
が押されている場合、後述の図9に示す処理に進む。
を説明するためのフローチャートである。
・オフスイッチ26が押されている場合、ネゴシエーシ
ョン処理が行われ(ステップS21)、液晶表示部5の
画面の初期設定が行われる(ステップS22)。
いて、画像処理回路10によって画像データの圧縮・伸
張処理が行われるとともに(ステップS23)、音声処
理回路11によって音声データの圧縮・伸張処理が行わ
れ(ステップS24)、通信処理によりデータの送・受
信が行われる(ステップS25)。
・・・からの入力があるかどうかをチェックするために
キースキャンが行われ(ステップS26)、現在、通話
状態にあるかどうかが判断される(ステップS27)。
3からの処理が再度実行される。これにより、通話状態
であり、映像を送受信している状態のループDを構成す
る。他方、通話中でない場合、図8に示す上記ステップ
S14、ステップS2の処理から再度実行される。すな
わち、通話中であるときには、映像オン・オフスイッチ
26を押すことにより、映像の送受信が可能となる。
の圧縮・伸張処理、上記ステップS24での音声データ
の圧縮・伸張処理、上記ステップS25でのデータの通
信処理について説明する。なお、本実施例の受像機1
は、送信処理及び受信処理において、画像データ処理と
音声データ処理とを同時に並列して実行するため、以下
では、送信処理と受信処理とにそれぞれ分けて説明す
る。
た画像データは、ADC42によってA/D変換され、
CPU50からのトリガ信号によりADC42から出力
される1画面分に相当する画像データがビデオメモリ4
3に取り込まれる。この場合、カメラ部4によって取り
込まれた画像データは、リアルタイムに取り込まれた自
画像のみならず、予め取り込んでバッファメモリ40に
記憶された画像データ(例えば、商品や風景等の画像デ
ータ)であってもよい。
タは、画像圧縮・伸張回路41によって圧縮処理され、
バッファメモリ40に一時的に記憶される。そして、バ
ッファメモリ40に圧縮された状態で蓄えられた画像デ
ータは、CPU50からの制御信号に基づいて順次読み
出される。
れる自画像(送信画像)を記録したい場合、オペレータ
により画像取込スイッチ28が押下されることにより、
バッファメモリ40に蓄えられた画像データがRAM5
1に格納される。
タのデータ量は14400ビット(約1.76キロバイ
ト)であるから圧縮された画像データを10画面分格納
するためには、RAM51に画像データ格納領域が約1
8キロバイトあればよいことになる。
タは、入出力端子T1からNCU39を介してADC4
6によりA/D変換された後、音声圧縮・伸張回路47
によって圧縮処理され、バッファメモリ48に一時的に
記憶される。そして、バッファメモリ48に圧縮された
状態で蓄えられた音声データは、CPU50からの制御
信号に基づいて順次読み出される。
音声データを順次読み出し、画像データと音声データと
を合成してモデム38に出力する。そして、入力された
圧縮データがモデム38によって変調され、D/A変換
された後に、NCU39から入出力端子T1を介してア
ナログ電話一般加入者回線に出力される。
声データは、アナログ電話一般加入者回線から入出力端
子T1及びNUC31を介してモデム38に入力され
る。そして、モデム38によって復調された圧縮データ
が、モデム38内のDSPによってA/D変換された後
にバッファメモリ37に出力され、バッファメモリ37
内の復調された圧縮データは、CPU50からの制御信
号に基づいてバスBに出力され、バスBを介してCPU
50に順次転送される。
ータと音声データとに分離し、圧縮された画像データは
バッファメモリ40に、また、圧縮された音声データは
バッファメモリ48に一旦蓄える。
まれた画像圧縮データをバッファメモリ40から順次読
み出し伸張してビデオメモリ44に書き込む。
れる相手画像(受信画像)を記録したい場合、オペレー
タにより画像取込スイッチ28が押下されることによ
り、バッファメモリ40に蓄えられた画像データがRA
M51に格納される。
に、圧縮された1画面分の画像データのデータ量は約2
5.8キロバイトであるからRAM51の画像データ格
納領域が256キロバイトあれば、画像データを約10
画面分格納することができる。すなわち、この10画面
分の格納領域を、例えば、送信用の画像データ格納に3
画面、受信用の画像データ格納に7画面という具合に分
割して利用することもできる。
まれた音声圧縮データをバッファメモリ48から順次読
み出し伸張して、一定のレートでDAC49に出力す
る。そして、伸張されたアナログ音声データは、NCU
39を介してスピーカ部7に出力され、音声を装置本体
2の背面部から聞くことができる。
するまで繰り返し実行される。
し、伝送される画像品位が著しく低下するような場合に
は、伝送される画像データに基づいてCPU50の判断
により、自動的にテレビチューナにより受信されたテレ
ビ画像を表示しても良く、この場合、受像機におけるテ
レビ放送の受信という基本的な機能を維持することがで
きる。
作及び受信動作を説明する。なお、図10及び図11に
おいて、オンフックとは、通信動作準備状態に入ってい
ない状態をいい、オフフックとは、通信動作準備状態に
入っている状態いい、通話中とは、ダイアル後に相手か
ら応答が有り、会話が成立している状態をいう。
る。
図である。なお、同図で大文字のアルファベット及びス
テップ(S6、S7、S12、S13、S17、S1
8、S27)で示されているのは、図8及び図9のフロ
ーチャートに対応している。
ープA)では、液晶表示部5におけるLCD34の画面
表示が消えているときに、映像オン・オフスイッチ26
を1回押すと(図8中のステップS7及び図10中の
(a)参照)、LCD34が表示状態となり(ループA
→ループB)、自分の受像機1のカメラ入力画像がモニ
タとしてLCD34に表示される。この状態で、もう一
度、映像オン・オフスイッチ26を押すと(図8中のス
テップS13及び図10中の(b)参照)、LCD表示
が消えて元の状態に戻る(ループB→ループA)。
を上げると(図10中の(c)参照)、オフフックの状
態に移行する。
示部5におけるLCD34の画面表示が消えているとき
に、映像オン・オフスイッチ26を1回押すと(図8中
のステップS7及び図10中の(d)参照)、LCD3
4が表示状態となり、前述したオンフック状態のときと
同様に、自分側の受像機1のカメラ入力画像がモニタと
してLCD34に表示される。この状態で、もう一度、
映像オン・オフスイッチ26を押すと(図8中のステッ
プS13及び図10中の(e)参照)、LCDのモニタ
表示が消えて元のオフフック状態に戻る(ループB→ル
ープA)。
で、LCD34にモニタ表示がなされている状態(図1
0中、オンフック及びオフフックの三重線が引かれてい
る状態)で受話器を上げ下げしても(図10中の(f)
参照)、オンフックからオフフック、または、オフフッ
クからオンフックに状態が移行するだけで、LCD34
のモニタ表示には変化はない。
るか消えているのかの状態にかかわらず、オフフックの
状態でダイヤル発呼し、相手側と応答が成立すると(図
8中のステップS6、S12及び図10中の(g)、
(h)参照)、通話中の状態に移行し、LCD34は自
分側のモニタ表示となる(ループC)。この状態のと
き、相手側が電話を切ると(図8中のステップS17及
び図10中の(i)参照)、オフフックの状態に移行
し、LCD34のモニタ表示も消える(ループC→ルー
プA)。また、通話中の状態で自分側が電話を切った場
合でも(図8中のステップS17及び図10中の(j)
参照)、オンフック状態に移行し、LCD34のモニタ
表示も消える。
側のモニタ表示中に、映像オン・オフスイッチ26が押
されると(図8中のステップS18及び図10中の
(k)参照)、相手側端末との間で通信のネゴシエーシ
ョンが開始される。この結果、相手側端末と自端末とが
相互通信不可能と判断されると(図10中の(l)参
照)、映像オン・オフスイッチ26が押される前の状態
に戻り、相手側端末と自端末とが相互通信可能な場合
は、テレビ電話区間が成立し(図10中の(m)参
照)、以後、画像データと音声データとの相互通信がな
される。
26が何回押されても無視される(図10中の(n)参
照)。この状態(ループD)のとき、相手側が電話を切
ると(図9中のステップS27及び図10中の(o)参
照)、オフフックの状態に移行し、LCD34のモニタ
表示も消える(ループD→ループA)。また、自分側が
受話器を置いても(図9中のステップS27及び図10
中の(p)参照)、オンフックの状態に移行し、LCD
34のモニタ表示も消える(ループD→ループA)。
モニタ表示が消えているときに受話器を置くと、オンフ
ックの状態に移行する(図10中の(q)参照)。
る。なお、前述の送信動作の説明により説明した事項に
ついてはその説明を省略する。
図である。ちなみに、図11中、ジグザク線で示す期間
は、リンガートーン、すなわち、電話機102のベルが
鳴っている時間を示す。
(図11中の(r)参照)、受話器を持ち上げて応答す
ると(図8中のステップS6及び図11中の(s)参
照)、通話中の状態に移行するが、このとき、送信側と
異なってLCD34にモニタ表示はされず、消えたまま
である(ループA→ループC)。しかしながら、オンフ
ックの状態(ループA)で映像オン・オフスイッチ26
を1回押すと(図8のステップS7及び図11中の
(t)参照)、LCD34がモニタ表示状態となり、自
分側をモニタすることができる(ループA→ループ
B)。このとき、リンガートーンが発生し(図11中の
(u)参照)、このリンガートーンに応答すると(図8
中のステップS12及び図11中の(v)参照)、通話
中の状態となり、LCD34はモニタ表示のままとな
る。ちなみに、オンフックの状態で、かつ、リンガート
ーンの区間内でも映像オン・オフスイッチ26は有効で
ある。
・復調回路9によって圧縮された画像データ及び音声デ
ータを同時に伝送し、かつ、画像圧縮・伸張回路41に
おけるデータ圧縮率(7/100程度)と、変調・復調
回路9の画像データ伝送速度(4800bps)とに基
づいて、LCD34によって表示される1画面分の画像
データ(211200ビット)が3分割されて伝送され
ることにより、アナログ電話一般加入者回線で高品位な
画像が伝送される。つまり、LCD34の画面サイズが
1.4インチで、1画面が110×160画素×12ビ
ット(4096色)=211200ビットのデータを有
するため、3秒に1コマの割合で画像データの伝送を行
っているが、画面サイズの変更に伴う1画面の画素数及
び色数(階調数)の増減に伴い、1画面分の画像データ
を伝送する時間は変更される。
ータを伝送するモードを通常モードとし、同画素数(1
10×160画素)で65536色(16ビット)の表
示を行うモードを高画質モードとする場合、高画質モー
ドで画像データを伝送するときには、1画面分の画像デ
ータ量は110×160×16=281600ビット
(約34.4キロバイト)となり、画像圧縮処理により
約68/1000にデータが圧縮されることによって1
9200ビットの画像データとされ、この19200ビ
ットを1秒に伝送できるビット数(4800ビット)で
割った時間(すなわち、19200÷4800=4秒)
に1コマの割合で間欠静止画像が伝送される。すなわ
ち、この場合、281600ビットを4で割って求めら
れる70400ビット(約8.6キロバイト)の画像デ
ータが約68/1000に圧縮され、図5に示すよう
に、4800ビットの画像データを含む映像符号とされ
る。
ながら電話することができるというテレビ電話装置本来
の特長を生かしつつ、高品位な画像伝送が実現できる。
記録しておくためには、記録するために別の記録装置
(例えば、オーディオカセットテープレコーダ等)を必
要としていたが、本実施例では、大容量のRAM51を
搭載することによりカメラ部4により撮影した画像を記
録したい場合、画像取込スイッチ28の押下により容易
に好みの画像を保存できる。この場合、RAM51の代
わりに、図12に示すように、不揮発性のフラッシュメ
モリ等から構成されるメモリカード94を用いても良
く、送信したい画像をメモリカード94内に保存するこ
とにより、メモリカード94の交換により複数の画像を
保存しておくことができる。
メモリカード94は、例えば、図13に示すようなビデ
オプリンタ95に装着することにより、メモリカード9
4内に格納された画像データをプリントアウトすること
ができる。
す外観図である。なお、図13中、96はメモリカード
94を装着するスロット、97は電源スイッチ、98は
各種操作スイッチであり、このビデオプリンタ95は、
色の三原色であるR,G,Bに対して各8ビット256
階調(1677万色)の出力を行う昇華型熱転写カラー
プリンタである。
ンタ95のスロット96にメモリカード94を装着した
後、電源スイッチ97をオンし、各種操作スイッチ98
を操作してメモリカード94内に格納された任意の画像
データを選択するとともに、選択された画像データをA
6サイズの専用用紙にプリントアウトするものである。
に、据え置き型を前提として作られており、一度設置し
たら他の場所に移動して使うことは不可能であったた
め、圧縮したデータを伝送するために画像入力部である
カメラ部,画像表示部であるCRT,音声入出力部であ
る電話機が一体となって構成されており、装置の小型・
軽量化が難しく、携帯型の装置を得にくいし、既存の電
話機を利用することができなかったが、本実施例では、
近時における液晶表示装置の高画質化により、表示装置
として従来のCRTに代わってカラーTFT型液晶表示
装置を採用することで、消費電力を少なくするととも
に、装置の小型・軽量化を図ることが可能となってい
る。この場合、液晶表示装置に用いられるバックライト
に、小型の平面型蛍光管が用いられることにより、LC
D34部分をさらに薄型化でき、大幅に小型・軽量化が
できる。
体にカメラ部が固定されているため、画像の撮影範囲が
限定されていたが、本実施例の受像機1は、図1及び図
2に示すように、装置本体2の上端中央部に形成された
小型CCDカメラが、図示しない回転軸により装置本体
2に対して回動自在に取り付けられているため、画像の
送信処理時に、装置本体2の向きを変えることなくカメ
ラ部4による被写体撮像領域を変更することが可能であ
り、装置本体2の配置位置に関係なく、オペレータの好
みにより自由に撮影(画像の取り込み)ができる。
号をバッファメモリ40に出力するADC37に映像入
力端子として、コンポジットビデオ入出力端子やアナロ
グ/ディジタルRGB入出力端子等を設けることにより
ビデオカセットレコーダ(VCR)やレーザーディスク
プレーヤ(LDP)を含む映像機器、または、コンピュ
ータ等と接続することも可能となり、例えば、映像出力
端子を有するビデオカセットレコーダ等を接続すること
により液晶表示部5にビデオ画像を表示することも可能
である。
実施例におけるJPEGアルゴリズムに限らず、例え
ば、ブロック符号化方式、予測符号化方式、直交変換符
号化方式等であってもよく、また、音声データの圧縮方
式としては、本実施例におけるCELPアルゴリズムに
限らず、例えば、AD−PCM(Adaptive Differenti-
al Palse Code Modulation)方式、VSELP(Vector
Sum Excited Linear P-rediction)方式等であっても構
わない。
て、スピーカ部7からの音声出力を例に採り説明してい
るが、これに限らず、例えば、スピーカ部7による音声
出力を廃止し、図4中におけるNCU39に、音声出力
端子T3を設け、この音声出力端子T3をイヤホン端子
25と兼用することにより、音声はイヤホン(図示せ
ず)で聞くようにしてもよい。この場合、前述の実施例
に比較して、スピーカを配置するスペース分だけ装置本
体2を小型化できるとともに、スピーカを駆動する増幅
器等の消費電力を抑えることができる。
携帯可能で、取り込んだ画像を表示部で確認しながら手
軽に送受信することのできる、カメラ部と表示部を有す
る装置を得ることができる。
ある。
ック図である。
る。
る。
ートである。
1)
ば、図1のカメラ部4)と表示部(例えば、図1の液晶
表示部5を含む装置本体2)を有する装置において、前
記カメラ部は、被写体の画像を撮像する撮像手段(例え
ば、図4のCCD32)を備え、前記表示部より小さく
該表示部に対して回動可能に構成されており、前記表示
部は、ケースに収納され、前記撮像手段で撮像された画
像データを圧縮する圧縮手段(例えば、図4の画像圧縮
・伸張回路41)と、前記圧縮手段で圧縮された画像デ
ータを変調する変調手段(例えば、図4の変調・復調回
路9)と、通信回線に接続するための接続手段を備え、
前記変調手段で変調された画像データを通信回線を介し
て送信する送信手段(例えば、図4のモデム28及びN
CU39)と、通信回線及び前記接続手段を介して送ら
れてくる画像データを受信する受信手段(例えば、図4
のモデム28及びNCU39)と、前記受信手段により
受信された画像データを復調する復調手段(例えば、図
4の変調・復調回路9)と、前記復調手段により復調さ
れた画像データを伸張する伸張手段(例えば、図4の画
像圧縮・伸張回路41)と、前記伸張手段により伸張さ
れた画像データを表示する液晶表示手段(例えば、図4
のLCD34)と、前記液晶表示手段を背面から照明す
る平面蛍光管(例えば、図7の平面型蛍光管75)と、
を含むことを特徴としている。この場合、請求項2記載
の発明のように、請求項1記載のカメラ部と表示部を有
する装置において、前記送信手段は、前記表示部のケー
スに設けられたモジュラージャックを含むこととしても
よい。さらに、請求項3記載の発明のように、請求項2
記載のカメラ部と表示部を有する装置において、前記モ
ジュラージャックは、電話回線と接続して、前記変調手
段により変調された画像データを出力するための端子で
あることとしてもよい。請求項4記載の発明は、カメラ
部と表示部を有する装置において、前記カメラ部は、被
写体の画像を撮像する撮像手段を備え、前記表示部より
小さく該表示部に対して回動可能に構成されており、前
記表示部は、前記撮像手段で撮像された画像データを圧
縮する圧縮手段と、前記圧縮手段で圧縮された画像デー
タを複数記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶され
た画像データを選択的に再生する再生手段と、前記再生
手段により再生された画像データを表示する液晶表示手
段と、前記液晶表示手段を背面から照明する平面蛍光管
と、を含むことを特徴としている。請求項5記載の発明
は、カメラ部と表示部を有する装置において、前記カメ
ラ部は、撮像面を有する撮像手段を備え、前記表示部に
対して回動可能に構成されており、前記表示部は、ケー
スに収納され、前記撮像手段で撮像された画像データを
表示する表示面を有する表示手段と、前記撮像手段で撮
像された画像データを圧縮する圧縮手段と、前記圧縮手
段で圧縮された画像データを変調する変調手段と、前記
変調手段で変調された画像データを通信回線を介して送
信する送信手段と、を備え、前記カメラ部の撮像面と前
記表示部の表示面は前記カメラ部の回動動作に対応して
互いに相対位置が変わることを特徴としている。この場
合、請求項6記載の発明のように、請求項5記載のカメ
ラ部と表示部を有する装置において、前記送信手段は、
前記表示部のケースに設けられたモジュラージャックを
含むこととしてもよい。さらに、請求項7記載の発明の
ように、請求項6記載のカメラ部と表示部を有する装置
において、前記モジュラージャックは、電話回線と接続
して、前記変調手段により変調された画像データを出力
するための端子であることとしてもよい。請求項8記載
の発明は、カメラ部と表示部を有する装置において、前
記カメラ部は、被写体の画像を撮像する撮像手段を備
え、前記表示部より小さく該表示部に対して回動可能に
構成されており、前記表示部は、前記撮像手段で撮像さ
れた画像データを圧縮する圧縮手段と、前記圧縮手段に
より圧縮された画像データを複数記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された画像データを再生する再生手
段と、前記再生手段により再生された画像データ若しく
は前記カメラ部の撮像手段により撮像された画像データ
を選択的に表示する手段と、を有し、前記表示手段は平
面蛍光管をバックライトとする液晶表示装置を備えるこ
とを特徴としている。請求項9記載の発明は、筐体表面
にカメラ部と、該カメラ部により撮像した画像データを
受像して表示する表示部とを備えたカメラ部と表示部を
有する装置において、前記筐体内部に、前記カメラ部で
撮像した画像データを記憶するメモリを備えるととも
に、該筐体に、回線と接続して前記メモリに記憶された
画像データを該回線に出力するための端子を形成し、且
つ、前記表示部は平面蛍光管からなるバックライトを備
えていることを特徴としている。
Claims (1)
- 【請求項1】 筐体表面にカメラ部と、該カメラ部によ
り撮像した画像データを受像して表示する表示部とを備
えたカメラ部と表示部を有する装置において、 前記筐体内部に、前記カメラ部で撮像した画像データを
記憶するメモリを備えるとともに、該筐体に、回線と接
続して前記メモリに記憶された画像データを該回線に出
力するための端子を形成し、且つ、前記表示部は平面蛍
光管からなるバックライトを備えていることを特徴とす
るカメラ部と表示部を有する装置。
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JP2011097425A (ja) * | 2009-10-30 | 2011-05-12 | Nec Corp | 携帯端末機 |
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1999
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JP2006180345A (ja) * | 2004-12-24 | 2006-07-06 | Megachips Lsi Solutions Inc | 映像表示装置および映像データ処理装置 |
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