JPH0730872B2 - 多角柱状構造体 - Google Patents

多角柱状構造体

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JPH0730872B2
JPH0730872B2 JP25440488A JP25440488A JPH0730872B2 JP H0730872 B2 JPH0730872 B2 JP H0730872B2 JP 25440488 A JP25440488 A JP 25440488A JP 25440488 A JP25440488 A JP 25440488A JP H0730872 B2 JPH0730872 B2 JP H0730872B2
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泰司 梶川
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秀雄 相樂
泰司 梶川
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、幾何学上の教育および研究用モデルまたは
軽量長大な建築用柱および物品収納ケースに使用する多
角柱状構造体に関するものである。
[従来の技術] 正三角形で形成された正四面体を重ね合わせて構成した
多角柱状構造体は米国R.Buckminster Fullerの著書ニ
ューヨークMacmillan Publishing Co.INC./1978年発
行SYNERGETICS第3版P518 Fig.931.10のFおよびFig.9
33.01に記載のとおり公知である。Fuller達は、該柱体
をTETRAHELIXと称し、前者は線状材によって構成したフ
レームモデル、後者はリボンを前者に巻き付けて形採り
をし、側縁を結合して構成したサーフェースモデルであ
るが、前者は部材数が多く、組立および結合に高度の技
術を必要とし、後者は可撓性が大きく変形しやすいので
本発明の目的とする上記用途には利用できなかった。
[発明が解決しようとする問題点] 長尺帯状板材を使用して無駄が少なく、正確な寸法およ
び形状に形成して組立てることが容易であることに加
え、製品の剛性が高く、変形を起こさぬことを目的とす
る。
[問題点を解決するための手段] 特許請求の範囲の項に記載のように帯状板材を折り曲げ
て、多角柱状構造体を構成するにあたり設定された網目
状の折り曲げ線に沿ってあらかじめ折り曲げ用溝部を設
け、この溝部において帯状板材を山折りまたは谷折りに
折り曲げてあることを特徴とする。
上記において、網目状折り曲げ線の網目を直角三角形と
なるように形成してもよい。
[実施例] 本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第2図において、使用する帯状板材の上半部1は、その
上端部(点線で示した部分)を45゜の角度をとって切断
してあり、第1の平行線aは板材1の両側縁に平行で、
かつ等ピッチに設けられた4本の線であり、第2の平行
線bは平行線aに直交し、かつ等ピッチに設けられた7
本の線であり、第3の平行線cは平行線a,bの交点を結
ぶ対角線であって、平行線a,bおよびcは直角三角形の
網目を形成する。
上記網目には、その網目を構成する各平行線に沿って折
り曲げ用溝部である溝d,eおよびfが設けてある。第1
の平行線aは、その線上に設けた溝d(第2図中a,d)
の溝幅を縮めるように谷折りにしてある。第2の平行線
bも、その線上に設けた溝e(第2図中b,e)の溝幅を
縮めるように谷折りにしてある。一方、第3の平行線c
は、その線上に設けた溝f(第2図中c,f)の溝幅を拡
げるように山折りにしてある。
上記折り曲げ用溝部は、板材1を平行線a,bおよびcに
沿って筒状に折り曲げて多角柱状構造体を形成するとき
に、折り曲げを容易にするために設けるものであり、断
面がV字状またはU字状の細溝に形成するのが好まし
い。また、上記折り曲げ用溝部は、その全部または一部
を板材1の板厚の中程に達する深さの切り込みとしても
よい。この切り込みを形成する場合は、板材1を折り曲
げたときの背に当たる稜線上に形成する。
次に、本実施例の板材1を折り曲げて多角柱状構造体を
形成する工程を説明する。板材1の両側縁を、板材1の
表面側の前方に包むようにして、点g,hと点j,kが一致す
るように筒状に捩って、板材1の両側縁線a,aが一致す
るように突き合わせて接合すると、第3〜4図に示すよ
うな直角三角形の面で囲まれた多角柱状構造体が形成さ
れる。この多角柱状構造体では、平行線aおよびbは螺
旋を構成している。また、第4図に示すように平行線c
は、正三角形を形成している。
上記多角柱状構造体では、全周面が直角三角形状の板体
で構成されており、また、第3〜4図に示すように、隣
り合う線c,c間では、円周が6枚の三角形板で囲まれ、
上下の開口部を2つの面として数えた場合、8面体板を
形成しているので、剛性が極めて高くなる。
上記実施例の多角柱状構造体では、板材1の平行線aお
よびbを谷折りにし、平行線cを山折りにしたが、これ
を逆にして、平行線aおよびbをその線上に設けた溝d
およびe(第2図中a,dおよびb,e)で山折りにし、平行
線cをその線上に設けた溝f(第2図中c,f)で谷折り
にして、第2図に示す板材1の両側縁を裏面側へ筒状に
捩って包み込むようにして、点g,hと点j,kが一致するよ
うに側縁線a,aを合致させて接合した場合も、上記実施
例と同様の多角柱状構造体を形成することができる。
更に、第5図に示すように、帯状板材3の幅を上記板材
1よりも増して平行線aを5本とすれば、両側縁を点g,
hおよび点j,kにおいて一致するように筒状に突き合わせ
て接合した場合、図示しないが外径の大きい多角柱状構
造体が得られる。この場合の平行線の山折りまたは谷折
りの構成、折り曲げ用溝部の構成、および板材から多角
柱状構造体を形成する工程等は、上記の各実施例の場合
と同様である。なお、本実施例では、平行線aの数を5
本としているが、本発明に係る多角柱状構造体において
は、三角形の面で囲まれた多角柱状構造体を構成する範
囲においては、平行線の数、板材の大きさには特に限定
はない。
以上の各実施例において、板材1または3の接合に、粘
着テープその他着脱自在の接手を使用して展開自在にす
ることができる。なお、帯状板材として金属板、厚紙
板、複数材料の積層板またはこれらの継合板を使用して
もよく、第2図において板材1の上端に点線で示す部分
を設けて、折り曲げて多角柱状構造体の蓋としてもよ
い。
上記各実施例において、平行線aと平行線bを直交させ
て、網目を直角三角形状としたのは、作図の容易と帯状
板材終端の切断および継足しが容易なためであるが、平
行線aと平行線bを斜めに交差させて、その交点を平行
線cで結んで、網目を正三角形等の他の三角形状として
もよい。この場合の平行線の山折りまたは谷折りの構
成、折り曲げ用溝部の構成、多角柱状構造体の形成の工
程等については、上記した各実施例に示したところを適
用することができる。
また、図示しないが板材1または3の両側縁を点hと点
jが一致するように、あるいは点gと点kが一致するよ
うに、ピッチをずらして突き合わせて接合すれば、上記
各実施例の場合とは異なる径および開口部形状の多角柱
状構造体を構成することができる。
[発明の効果] この発明は、上記のように構成するものであるが、使用
する帯状板材の端部を線cに沿って切断するので無駄が
少なく、予め準備した折り曲げ用溝部を使用するので、
正確な寸法をもつ筒体に形成し易く、板材の両側縁を突
き合わせて接合すれば、完成後全周が三角形板によって
囲まれて剛性が極めて高く形状正確な幾何学上の教育お
よび研究用モデルまたは軽量長大な建築用柱および物品
収納ケースに使用して有効である。
更に、上記接合に粘着テープその他着脱自在の接手を使
用して展開自在にすれば、この種柱体の研究または収納
ケースに使用して有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は上記引例文献p518Fig.931.10のF、TETRAHELIX
のフレームモデルのスケッチであり、第2図は本発明に
係る帯状板材の平面図であり、第3図は第2図の帯状板
材を折り曲げて形成した多角柱状構造体の側面図であ
り、第4図は第3図のA−A断面図であり、第5図は他
の実施例を示す帯状板材の平面図である。 符号の説明 1……本発明に係る帯状板材の上半部 2……本発明に係る多角柱状構造体の上半部 3……他の実施例に使用する帯状板材の上半部 a……帯状板材の側縁に平行な等ピッチ線 b……帯状板材の側縁に直交する等ピッチ線 c……線a,bの交点を結ぶ対角線 d,eおよびf……線a,bおよびcに沿って板材1および3
の面上に設けられた溝部 g,hおよびj,k……板材1および3の側縁上に設けられた
合わせ符号

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯状板材の面上に、両側縁に平行して等ピ
    ッチに第1の平行線と、この第1の平行線に交差する第
    2の平行線と、上記の第1,第2の平行線の交点を通過す
    る第3の平行線とを設けて三角形の網目を設定し、 上記網目には、折り曲げ用溝部が設けてあり、 上記第1の平行線および第2の平行線は、谷折りであ
    り、 上記第3の平行線は、山折りであり、 上記各平行線により折り曲げて筒体に構成した ことを特徴とする多角柱状構造体。
  2. 【請求項2】帯状板材の面上に、両側縁に平行して等ピ
    ッチに第1の平行線と、この第1の平行線に交差する第
    2の平行線と、上記の第1,第2の平行線の交点を通過す
    る第3の平行線とを設けて三角形の網目を設定し、 上記網目には、折り曲げ用溝部が設けてあり、 上記第1の平行線および第2の平行線は、山折りであ
    り、 上記第3の平行線は、谷折りであり、 上記各平行線により折り曲げて筒体に構成した ことを特徴とする多角柱状構造体。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項または第2項におい
    て、上記網目は直角三角形であることを特徴とする多角
    柱状構造体。
JP25440488A 1988-10-08 1988-10-08 多角柱状構造体 Expired - Fee Related JPH0730872B2 (ja)

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