JPH07308400A - スプリンクラ設備 - Google Patents

スプリンクラ設備

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JPH07308400A
JPH07308400A JP12953294A JP12953294A JPH07308400A JP H07308400 A JPH07308400 A JP H07308400A JP 12953294 A JP12953294 A JP 12953294A JP 12953294 A JP12953294 A JP 12953294A JP H07308400 A JPH07308400 A JP H07308400A
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JP
Japan
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sprinkler
outlet
water
positions
pipe
Prior art date
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Application number
JP12953294A
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English (en)
Inventor
Juichi Suzuki
寿一 鈴木
Takashi Miyazaki
孝 宮崎
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Mitsui Construction Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Construction Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】スプリンクラヘッドの設置位置の変更作業を容
易にし、よって居住空間での部屋等の配置変更作業を容
易にする。 【構成】居住空間6が形成された集合住宅1のスプリン
クラ設備12は、水貯蔵ユニット13を有し、その水を
輸送し得る水輸送管ユニット15、連絡配管16、ヘッ
ダ19、分岐管20を、分岐管20が居住空間6に到達
する形で設け、居住空間6に複数のアウトレット位置A
1と、複数のスプリンクラ散水位置S1を設定し、分岐
管20に、輸送された水を外部に供給し得る複数のアウ
トレット継手23を、これらがアウトレット位置A1に
それぞれ配置される形で設け、スプリンクラ散水位置S
1にスプリンクラヘッド27を設け、スプリンクラ散水
位置S1のスプリンクラヘッド27と、該スプリンクラ
散水位置S1に対応したアウトレット位置A1のアウト
レット継手23との間を、端末管25により着脱自在に
接続して構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、集合住宅等の消防設備
として用いられるスプリンクラ設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、集合住宅等では消防設備として各
種のスプリンクラ設備が設置されている。スプリンクラ
設備は、上水道等から水を取り出す水供給手段を有して
おり、水供給手段には、上水道等から取り出した水を輸
送し得る送水管ユニットが、前記集合住宅等の居住空間
に到達する形で設けられている。更に、送水管ユニット
のうち前記居住空間に到達している部位は、該居住空間
内に設定されている所定のスプリンクラ散水位置に到達
しており、送水管ユニットには、これらスプリンクラ散
水位置に配置された形のスプリンクラヘッドが設けられ
ている。つまり、送水管ユニットによって輸送された水
は、火災発生時に各スプリンクラヘッドから、従って各
スプリンクラ散水位置から散水されるようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記集合住
宅等において改修工事等を行い、居住空間中の部屋等の
配置を変更するためには、改修工事前の居住空間に設定
されていたスプリンクラ散水位置を改修工事後の部屋等
の配置状態に対応して変更設定する必要がある(なぜな
ら、スプリンクラ散水位置は、居住空間の各部屋等に対
して効果的に水を散布し得ように設定される必要がある
から。)。しかし、従来のスプリンクラ設備では、送水
管ユニットをスプリンクラ散水位置に対して固定的に設
けていたので、スプリンクラ散水位置の変更設定に対応
して、スプリンクラヘッドの設置位置を変更するには、
送水管ユニットの配管状態を変更しなければならず、こ
の配管状態の変更作業は困難であった。よって、集合住
宅等において改修工事等を行い、居住空間中の部屋等の
配置を変更することは困難であった。そこで本発明は上
記事情に鑑み、スプリンクラヘッドの設置位置の変更作
業が容易に行え、よって集合住宅等の居住空間中の部屋
等の配置を容易に変更し得るスプリンクラ設備を提供す
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち本発明のうち第一の
発明は、内部に居住空間(6)が形成された構造物
(1)のスプリンクラ設備(12)において、前記スプ
リンクラ設備(12)は水供給手段(13)を有し、前
記水供給手段(13)に、該水供給手段(13)の水を
輸送し得る送水手段(15、16、19、20)を、該
送水手段(15、16、19、20)が前記居住空間
(6)に到達する形で設け、前記居住空間(6)に複数
のアウトレット位置(A1)と、複数のスプリンクラ散
水位置(S1)を設定し、前記送水手段(15、16、
19、20)のうち前記居住空間(6)に到達している
部位に、該送水手段(15、16、19、20)により
輸送された水を外部に供給し得る複数のアウトレット部
(23)を、これらアウトレット部(23)が、前記ア
ウトレット位置(A1)にそれぞれ配置される形で設
け、前記スプリンクラ散水位置(S1)にスプリンクラ
ヘッド(27)を設け、前記スプリンクラ散水位置(S
1)のスプリンクラヘッド(27)と、該スプリンクラ
散水位置(S1)に対応したアウトレット位置(A1)
のアウトレット部(23)との間を、スプリンクラ端末
管(25)により着脱自在に接続して構成される。また
本発明のうち第二の発明は、第一の発明のスプリンクラ
設備(12)において、前記スプリンクラ端末管(2
5)は、可撓性のある端末管である。なお、( )内の
番号等は、図面における対応する要素を示す、便宜的な
ものであり、従って、本記述は図面上の記載に限定拘束
されるものではない。以下の作用の欄についても同様で
ある。
【0005】
【作用】上記した構成により本発明のうち第一の発明で
は、スプリンクラ散水位置(S1)は、送水手段(1
5、16、19、20)に対して固定的に設けられたア
ウトレット位置(A1)とは別個に設定される。また本
発明のうち第二の発明では、スプリンクラ端末管(2
5)を介して接続されたアウトレット部(A1)とスプ
リンクラヘッド(27)との位置関係は、該スプリンク
ラ端末管(25)の可撓性を利用して多様に変更自在で
ある。
【0006】
【実施例】図1は、本発明によるスプリンクラ設備の一
例を示した模式図、図2は、図1に示すスプリンクラ設
備の配管図である。
【0007】マンション等の集合住宅1は、図1及び図
2(二点鎖線)に示すように、所定の柱梁構造をなす鉄
筋コンクリート製の梁(図示せず)と柱(図示せず)、
複数のフロア空間2を層状に形成する形で(従って複数
の階を形成する形で)層状に設けられた水平な複数のス
ラブ3、該集合住宅1の外周部を形成する鉛直な外壁
5、各フロア空間2内を居住空間6及び共用廊下空間7
等を形成する形で適宜仕切る鉛直な内壁9等から構成さ
れている。なお、居住空間6の天井側には水平な天井板
10が設置されており、天井板10と該居住空間6の上
に隣接したスラブ3との間には天井空間11が形成され
ている。また、居住空間6内には複数の部屋6a等が設
けられている。また、集合住宅1には、本発明によるス
プリンクラ設備12が設けられている。スプリンクラ設
備12は、上水道13aから水を取り出して所定の水槽
13bに貯蔵し得る水貯蔵ユニット13を、集合住宅1
における図示しない屋上等に有しており、水貯蔵ユニッ
ト13には、該水貯蔵ユニット13の水槽13bから水
を取り出して集合住宅1における各階のフロア空間2に
落差により水を輸送し得る水輸送管ユニット15が接続
されている(なお、水輸送管ユニット15に所定のポン
プを設けることにより、該ポンプにより水槽13bから
水を取り出し加圧して各階のフロア空間2に輸送しても
よく、所定のポンプを設けた場合、水貯蔵ユニット13
は図示しない屋上等の高所に設置される必要はな
い。)。水輸送管ユニット15の各階のフロア空間2側
には、連絡配管16が、該水輸送管ユニット15から輸
送される水を受け取り自在、かつ輸送自在な形で接続さ
れており、連絡配管16は、各フロア空間2における共
用廊下空間7等に対応した位置に配置され、該フロア空
間2の居住空間6に到達している。即ち、連絡配管16
の居住空間6側は、図1に示すように、居住空間6と共
用廊下空間7とを仕切る内壁9を貫通する形で該居住空
間6に到達しており、居住空間6のうち天井空間11に
おいて到達している。なお、連絡配管16の途中には、
連絡配管16内部を開閉自在なバルブ等からなる公知の
予作動式流水検知装置17が設けられている。
【0008】居住空間6の天井空間11に到達している
連絡配管16の先端側にはヘッダ19が設けられてお
り、ヘッダ19には可撓性のある複数本の分岐管20
(図2では6本)が接続されている。ところで、居住空
間6には複数のアウトレット位置A1が、一定の平面に
おいて所定の個数密度をなす形で設定されている。ま
た、居住空間6の上側に隣接するスラブ3の下面側に
は、居住空間6の所定位置に対応した複数箇所(図2で
は6箇所)において、該スラブ3の下面側に開口した溝
である、アウトレット部溝22が、前記複数のアウトレ
ット位置A1とそれぞれ対応して設けられている。更
に、居住空間6の上側に隣接する該スラブ3内には、略
水平に伸延する複数本の鞘管21(図2では6本)が略
埋没された形で設けられている。これら鞘管21は、前
記複数のアウトレット部溝22に一対一で対応した形で
設けられており、これら鞘管21の一方の端部21a
は、それぞれ対応したアウトレット部溝22内に突出し
ている。また、これら鞘管21の他方の端部21b側は
全て、前記ヘッダ19付近においてスラブ3の下面側に
突出しており、これら他方の端部21bはヘッダ19に
到達している。即ち、ヘッダ19に接続されている前記
複数本の分岐管20は、それぞれ前記複数本の鞘管21
内に挿入される形で配置されており、各分岐管20のヘ
ッダ19と反対側の端部は、鞘管21の端部21a付
近、従って対応するアウトレット部溝22内に到達して
いる。そして、各分岐管20のうち前記ヘッダ19と反
対側の端部にはアウトレット継手23が設けられてい
る。即ち、各分岐管20のアウトレット継手23は、該
分岐管20の対応したアウトレット部溝22内に存在し
ており、アウトレット継手23の位置は、該アウトレッ
ト部溝22に対応するアウトレット位置A1に一致して
いる。
【0009】複数本の分岐管20による複数個のアウト
レット継手23(図2では6個)のうち、いくつかのア
ウトレット継手23(図2では4個)には可撓性のある
端末管25が所定の継手25aを介して接続されてお
り、その他のアウトレット継手23(図2では2個)に
は所定の閉塞栓26が、これらその他のアウトレット継
手23において各分岐管20を閉塞する形で設置されて
いる。端末管25のうち継手25aとは反対側の先端側
には、所定の周囲温度に反応して散水口(図示せず)を
開放する公知のスプリンクラヘッド27が設けられてお
り、スプリンクラヘッド27は、天井板10のうち対応
する前記アウトレット部溝22の下方付近の部位に設置
されて設けられている。また、スプリンクラヘッド27
は、該天井板10の上下両面を貫通した形で設置されて
おり、従って前記散水口(図示せず)を該天井板10の
下面側に突出させた形で設置されている。なお、居住空
間6には、該居住空間6に設けられている複数の部屋6
aに対応して複数のスプリンクラ散水位置S1が設定さ
れており、各スプリンクラヘッド27の設置位置は、そ
れぞれスプリンクラ散水位置S1に一致している。な
お、可作動状態にセットされたスプリンクラ設備12で
は、前記予作動式流水検知装置17が、前記連絡配管1
6内部を閉塞した形で設定されており、予作動式流水検
知装置17よりもヘッダ19側、即ち予作動式流水検知
装置17よりもヘッダ19側の連絡配管16内部、ヘッ
ダ19内部、複数の分岐管20内部、複数の端末管25
内部には所定の圧縮空気等が封入されている。
【0010】また、居住空間6内には、警報装置29が
設けられている。警報装置29は、前記複数のアウトレ
ット位置A1に対応して、天井板10のうち各アウトレ
ット位置A1の下方付近の部位にそれぞれ設置された複
数の火災検知器30を有しており、火災検知器30は天
井板10の下面側に設置されている。即ち、居住空間6
で火災が発生し、該火災発生箇所での室温が所定温度以
上に上昇することにより、該火災発生箇所付近の火災検
知器30が所定温度以上になった周囲温度、即ち該火災
発生箇所での室温に反応して火災検知信号KKを出力す
るようになっている。また、警報装置29は、居住空間
6等に設置された制御器ユニット31を有しており、制
御器ユニット31と前記予作動式流水検知装置17及
び、制御器ユニット31と前記火災検知器30は互いに
電気ケーブル等で接続されている。更に、警報装置29
は、共用廊下空間7側に設置された警報アラーム32を
有しており、該警報アラーム32と前記制御器ユニット
31とは互いに電気ケーブル等で接続されている。
【0011】集合住宅1及び、スプリンクラ設備12は
以上のように構成されているので、火災検知器30が、
居住空間6での火災を検知して火災検知信号KKを制御
器ユニット31に出力することにより、制御器ユニット
31は、該火災検知信号KKに基づいて前記予作動式流
水検知装置17を駆動し、従って連絡配管16内部を開
放状態に設定するようになっている。つまり、連絡配管
16内部の開放により、水輸送管ユニット15側からの
水が連絡配管16を通過して、ヘッダ19、分岐管2
0、端末管25、スプリンクラヘッド27側に供給され
る。また、居住空間6での火災により、該火災発生箇所
である部屋6a等の室温が所定温度以上に上昇し、該部
屋6a等のスプリンクラヘッド27が所定温度以上にな
った周囲温度、即ち該火災発生箇所での室温に反応して
散水口(図示せず)を開放させる。よって、スプリンク
ラヘッド27側に供給された水が、スプリンクラヘッド
27の散水口(図示せず)を介して、従って前記部屋6
aのスプリンクラ散水位置S1から火災発生箇所等に散
布される。つまり、消火動作、或いは火災の延焼防止動
作が行われる。一方、火災検知器30が、居住空間6で
の火災を検知して火災検知信号KKを制御器ユニット3
1に出力することにより、制御器ユニット31は、該火
災検知信号KKに基づいて前記警報アラーム32を作動
させる。つまり、警報アラーム32のアラーム音が集合
住宅1内で鳴らされるので、居住者等の避難活動が円滑
に行われる。
【0012】ところで、集合住宅1において改修工事等
を行い、居住空間6の部屋6aの配置等を変更すること
により、変更前の部屋6aに対応して設定されていた複
数のスプリンクラ散水位置S1も部屋6aの配置状態に
対応して変更する必要がある(なぜなら、スプリンクラ
散水位置S1は、各部屋6aに対して効果的に水を散布
し得る位置でなければならないから。)。従って、変更
された部屋6aの配置状態(図示せず)に従い、スプリ
ンクラ散水位置S1を、図2に示すように、別の設置位
置S1(一点鎖線)に変更設定した場合、スプリンクラ
ヘッド27の設置位置の変更作業は次のように行う。ま
ず、変更前のスプリンクラ散水位置S1に対応したアウ
トレット位置A1と、変更後のスプリンクラ散水位置S
1との間の距離L1が、前記端末管25の長さ以下の大
きさである場合(図2の紙面左側に図示)には、該アウ
トレット位置A1において、分岐管20のアウトレット
継手23に接続されている端末管25を該アウトレット
継手23に接続したまま、該端末管25の可撓性を利用
して移動させることにより、スプリンクラヘッド27を
天井板10における変更前のスプリンクラ散水位置S1
から変更後のスプリンクラ散水位置S1に移動させて設
置する。以上でスプリンクラヘッド27の設置位置の変
更作業を完了する。
【0013】また、変更前のスプリンクラ散水位置S1
に対応したアウトレット位置A1と変更後のスプリンク
ラ散水位置S1との間の距離L2が、端末管25の長さ
より大きい場合(図2の紙面右側に図示)には、変更前
のスプリンクラ散水位置S1に対応したアウトレット位
置A1において、分岐管20のアウトレット継手23に
接続されている端末管25を、該アウトレット継手23
から取外し、該アウトレット継手23には閉塞栓26を
設置しておく。また、天井板10の変更前のスプリンク
ラ散水位置S1に設置されていたスプリンクラヘッド2
7を天井板10から取り外す。次いで、変更後のスプリ
ンクラ散水位置S1との間の距離L3が、前記取り外さ
れた端末管25の長さ以下の大きさである位置のアウト
レット位置A1(但し、該アウトレット位置A1のアウ
トレット継手23には閉塞栓26が設置されており、他
の端末管25等は接続されていないものとする)を採用
する。即ち、採用された該アウトレット位置A1におい
て、前記取り外された端末管25を接続する。即ち接続
は、まず該アウトレット位置A1のアウトレット継手2
3に設置されていた閉塞栓26を取外し、次いで、前記
取り外された端末管25の継手25a側を、該アウトレ
ット継手23に接続する形で行う。接続の後、接続され
た端末管25に接続されたスプリンクラヘッド27を天
井板10の変更後のスプリンクラ散水位置S1に設置す
る。以上でスプリンクラヘッド27の設置位置の変更作
業を完了する。
【0014】なお、居住空間6の部屋6aの配置等の変
更状態によっては、スプリンクラ散水位置S1の変更設
定以外に、不必要となったスプリンクラ散水位置S1の
設定削除、必要となったスプリンクラ散水位置S1の追
加設定を行う場合もあり得る。即ち、不必要となったス
プリンクラ散水位置S1の設定削除がなされる際には、
不必要となったスプリンクラ散水位置S1に対応するス
プリンクラヘッド27を天井板10から取り外すと共
に、該スプリンクラヘッド27に接続されている端末管
25を、アウトレット継手23から取外す形で行う。な
お、端末管25を取外した後のアウトレット継手23に
は閉塞栓26を設置しておく。また、必要となったスプ
リンクラ散水位置S1の追加設定がなされる際には、追
加設定されたスプリンクラ散水位置S1との間の距離
が、端末管25の長さ以下の大きさである位置のアウト
レット位置A1(但し、該アウトレット位置A1のアウ
トレット継手23には閉塞栓26が設置されており、他
の端末管25等は接続されていないものとする)を採用
し、該アウトレット位置A1のアウトレット継手23に
追加すべきスプリンクラヘッド27に接続された端末管
25を接続する。即ち接続は、まず該アウトレット位置
A1のアウトレット継手23に設置されていた閉塞栓2
6を取外し、次いで、追加すべきスプリンクラヘッド2
7に接続された端末管25の継手25a側を、該アウト
レット継手23に接続する形で行う。接続の後、接続さ
れた端末管25に接続されたスプリンクラヘッド27を
天井板10の追加設定されたスプリンクラ散水位置S1
に設置する。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明のうち第一の
発明は、内部に居住空間6等の居住空間が形成された集
合住宅1等の構造物のスプリンクラ設備12等のスプリ
ンクラ設備において、前記スプリンクラ設備は水貯蔵ユ
ニット13等の水供給手段を有し、前記水供給手段に、
該水供給手段の水を輸送し得る水輸送管ユニット15、
連絡配管16、ヘッダ19、分岐管20等の送水手段
を、該送水手段が前記居住空間に到達する形で設け、前
記居住空間に複数のアウトレット位置A1等のアウトレ
ット位置と、複数のスプリンクラ散水位置S1等のスプ
リンクラ散水位置を設定し、前記送水手段のうち前記居
住空間に到達している部位に、該送水手段により輸送さ
れた水を外部に供給し得る複数のアウトレット継手23
等のアウトレット部を、これらアウトレット部が、前記
アウトレット位置にそれぞれ配置される形で設け、前記
スプリンクラ散水位置にスプリンクラヘッド27等のス
プリンクラヘッドを設け、前記スプリンクラ散水位置の
スプリンクラヘッドと、該スプリンクラ散水位置に対応
したアウトレット位置のアウトレット部との間を、端末
管25等のスプリンクラ端末管により着脱自在に接続し
て構成されるので、送水手段はアウトレット位置に対し
て固定的に設けられているが、スプリンクラヘッドの設
置位置はアウトレット位置に対して選択的に決定され
る。つまり、スプリンクラ散水位置が変更設定された場
合には、変更されたスプリンクラ散水位置の設定状態に
応じて、該スプリンクラ散水位置に対応したアウトレッ
ト位置を選択的に採用し、採用されたアウトレット位置
に配置されているアウトレット部と、前記変更されたス
プリンクラ散水位置に設置されるスプリンクラヘッドと
の間をスプリンクラ端末管で接続ればよい。従って、本
発明によるスプリンクラ設備によれば、スプリンクラ散
水位置の変更設定を行っても送水手段の配管状態等を変
更する必要なく、スプリンクラヘッドの設置位置の変更
作業を容易に行えるので、集合住宅等において改修工事
等を行い、居住空間中の部屋等の配置を変更することは
容易になる。
【0016】また本発明のうち第二の発明は、第一の発
明のスプリンクラ設備において、前記スプリンクラ端末
管は、可撓性のある端末管であるので、スプリンクラ端
末管を介して接続されたアウトレット部とスプリンクラ
ヘッドとの位置関係は、該スプリンクラ端末管の可撓性
を利用して多様に変更自在である。つまり、1つのアウ
トレット位置に対してスプリンクラ散水位置を多様に設
定することが可能となり、第一の発明による効果に加え
て、スプリンクラヘッドの設置位置の変更作業が更に一
層容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明によるスプリンクラ設備の一例
を示した模式図である。
【図2】図2は、図1に示すスプリンクラ設備の配管図
である。
【符号の説明】
1……構造物(集合住宅) 6……居住空間 12……スプリンクラ設備 13……水供給手段(水貯蔵ユニット) 15……送水手段(水輸送管ユニット) 16……送水手段(連絡配管) 19……送水手段(ヘッダ) 20……送水手段(分岐管) 23……アウトレット部(アウトレット継手) 25……スプリンクラ端末管(端末管) 27……スプリンクラヘッド A1……アウトレット位置 S1……スプリンクラ散水位置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に居住空間が形成された構造物のスプ
    リンクラ設備において、 前記スプリンクラ設備は水供給手段を有し、 前記水供給手段に、該水供給手段の水を輸送し得る送水
    手段を、該送水手段が前記居住空間に到達する形で設
    け、 前記居住空間に複数のアウトレット位置と、複数のスプ
    リンクラ散水位置を設定し、 前記送水手段のうち前記居住空間に到達している部位
    に、該送水手段により輸送された水を外部に供給し得る
    複数のアウトレット部を、これらアウトレット部が、前
    記アウトレット位置にそれぞれ配置される形で設け、 前記スプリンクラ散水位置にスプリンクラヘッドを設
    け、 前記スプリンクラ散水位置のスプリンクラヘッドと、該
    スプリンクラ散水位置に対応したアウトレット位置のア
    ウトレット部との間を、スプリンクラ端末管により着脱
    自在に接続して構成したスプリンクラ設備。
  2. 【請求項2】請求項1記載のスプリンクラ設備におい
    て、前記スプリンクラ端末管は、可撓性のある端末管で
    あるスプリンクラ設備。
JP12953294A 1994-05-19 1994-05-19 スプリンクラ設備 Pending JPH07308400A (ja)

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