JPH07308232A - 椅子の座部の復帰装置 - Google Patents

椅子の座部の復帰装置

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Publication number
JPH07308232A
JPH07308232A JP12680794A JP12680794A JPH07308232A JP H07308232 A JPH07308232 A JP H07308232A JP 12680794 A JP12680794 A JP 12680794A JP 12680794 A JP12680794 A JP 12680794A JP H07308232 A JPH07308232 A JP H07308232A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
piece
guide rail
chair
sliding body
Prior art date
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Pending
Application number
JP12680794A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Sasazu
英治 笹津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MAEJIMA KENSETSU KK
SASAZU KK
Original Assignee
MAEJIMA KENSETSU KK
SASAZU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、着座時に中央位置に自動的に復
帰する椅子の座部の復帰装置を提供することにある。 【構成】 椅子の座部1に固定されると共に下面にガイ
ドレール3を設けた受部2と、脚柱10の上部に取り付
けられて、上記ガイドレール3に沿って摺動自在に取り
付けられた摺動体4と、上記受部2に摺動体4との間に
連結されると共に、摺動体4を摺動行程の中央に付勢す
る作動部材5とを設け、該作動部材5は、傾斜状の縁部
71a、71bを有する略梯形状の基部71と、これに
連接するアーム部72とからなる作動片7と、中央に作
動片7を挿入し左右両側に拘束縁部8a、8bを有する
拘束片8とからなる、前記アーム部72は摺動体4に枢
着し、拘束片8は受部2に固着している。アーム部72
と受部2の間にはコイルスプリングが掛け渡されて、ス
ライド時に中央位置に復帰させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、着座時に中央位置に
自動的に復帰する椅子の座部の復帰装置に関する。
【0002】
【従来の技術】椅子の座を一方向に復帰可能に移動する
構造として、例えば前後方向に座部を移動可能とし、コ
イルスプリングを用いて前方へ付勢しておく構成が知ら
れている。この従来構成では、摺動行程の中央に戻すこ
とができないので、例えば椅子が左右方向に隣接してお
り、その間隔が狭い場合等には、椅子の間を通り着座す
る際に、座部を一方へ寄せて椅子と椅子の間を通り、着
座時には中央の位置で腰掛けることは困難である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記事情に
鑑みて鋭意研究の結果創案されたものであって、その主
たる課題は、椅子の座部を前後または左右方向へ摺動さ
せると共に、着座時には中央に復帰して座ることができ
る椅子の座部の復帰装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明では、摺動自在に取り付けられた椅
子の座部を中央に復帰させる復帰装置であって、椅子の
座部に固定されると共に下面にガイドレールを設けた受
部を設ける、脚柱の上部に取り付けられて、上記ガイド
レールに沿って摺動自在に取り付けられた摺動体を設け
る、上記受部にと摺動体との間に連結されると共に、摺
動体を摺動行程の中央に付勢する作動部材を設ける、と
いう技術的手段を講じている。また、請求項2の発明で
は、摺動体が、ガイドレールと直交する方向に延びる第
2ガイドレールと、該第2ガイドレールに沿って摺動自
在に取り付けられた第2摺動体と、該第2摺動体を第2
ガイドレールの基端側に付勢する付勢手段とを有してお
り、脚柱の上部が第2摺動体に連結されてなる、という
技術的手段を講じている。更に、請求項3の発明では、
作動部材が、漸次幅狭になる傾斜状の縁部を左右一対に
有する基部と、該基部に連接し先端に向って延びるアー
ム部とからなる作動片と、該作動片の基部の傾動時に上
記縁部を拘束する拘束片とからなっており、上記作動片
が摺動体に枢着されまたは受部に枢着されてなり、上記
拘束片が受部に固着されまたは摺動体に固着されてな
り、作動片と拘束片または拘束片と一体となる受部もし
くは摺動体との間にバネが架け渡されてなる、という技
術的手段を講じている。
【0005】
【作用】請求項1の発明では、座部は、脚柱に支持され
た摺動体を中心として、受部がガイドレールに沿ってい
ずれの方向にもスライドする。これにより摺動体に対し
て受部が変位するが、両者の間に設けられた作動部材に
よって受部は摺動体を摺動行程の中央とする位置に付勢
力で復帰させることができる。請求項2の発明では、摺
動体に、受部のガイドレールの摺動方向と直交する方向
の第2ガイドレールを設けたので、椅子の座部を直交す
る2方向に摺動させることができる。請求項3の発明で
は、作動片の基部のテーパー状に形成された縁部の一方
が、座部の摺動時に拘束片に衝合してストッパとなり、
バネによってアーム部を介して摺動体または受部を元の
姿勢に復帰させる。
【0006】
【実施例】以下にこの発明の椅子の座部の復帰装置の好
適実施例を図面を参照しつつ説明する。図1に示す椅子
の座部の復帰装置は、椅子の座部1に固定されると共に
下面にガイドレール3を設けた受部2と、脚柱10の上
部に取り付けられて、上記ガイドレール3に沿って摺動
自在に取り付けられた摺動体4と、上記受部2に摺動体
4との間に連結されると共に、摺動体4を摺動行程の中
央に付勢する作動部材5とからなっている。
【0007】受部2は、座部1の裏面に固着される矩形
プレートからなっており、前後の辺にそれぞれ断面コ字
状のガイドレール3が下向きに突設されている。上記受
部2に取り付けられる摺動体4は、下面が開口する箱型
の摺動本体41を有しており、該摺動本体41の上面に
左右一対の軸42を形成し、該軸42の両端にガイドレ
ール3内を摺動可能なローラまたは摺動ブロック44を
設けている。
【0008】また、摺動本体41は左右の辺が垂下して
内側にチャンネル状に折れ曲がって一対の第2ガイドレ
ール43を形成しており、また前後の辺は垂下してスト
ッパ片45、45’となっている。そして、上記第2ガ
イドレール43に第2摺動体6が取り付けられている。
この第2摺動体6は、図5に示すように、上記一対の第
2ガイドレール43間に嵌め込まれる箱型からなって、
左右両側に上記第2ガイドレール43に摺動可能に嵌め
込まれる摺動片61を有し、前後両側には補強片62が
設けられている。
【0009】また下面中央には脚柱10上端を通す穴が
空いており内部で固定する連結部63が形成されてい
る。そして、後方のストッパ片45’と第2摺動体6の
前方の補強片62の間にはコイルスプリング64が掛け
渡されており、第2摺動体6が摺動本体41の後方のス
トッパ片45’と衝合する後方位置となるように付勢し
ている。
【0010】これにより、脚柱に10に支持された第2
摺動体6を介して、第2ガイドレール43を前方へ摺動
させることができ、これに連接される椅子の座部1を前
方へ摺動させることができる。また、椅子への荷重がか
からなくなると、前記コイルスプリング64の復帰力で
座部1を元の位置へ戻すことができる。
【0011】次ぎに、摺動本体41を中央にしてガイド
レール3を介して受部2を左右に摺動させることができ
る。そして受部2は作動部材5を介して摺動本体41を
中央とする元の位置に復帰させることができる。この作
動部材5は、図2から図4に示すように作動片7と拘束
片8との組み合わせからなっている。
【0012】作動片7は、漸次幅狭になる傾斜状の縁部
71a、71bを左右一対に有する略梯形状の基部71
と、該基部71に連接し先端に向って延びるアーム部7
2とからなっている。また拘束片8は、中央に作動片7
を挿入する中空部を有する偏平な筒体からなっており左
右の折曲り部分の直線に延びる縁部を一対の拘束縁部8
a、8bとした構成となっている。
【0013】そして、作動片7は基部71を拘束片8に
挿入した状態で、左右方向に傾動変位させることがで
き、この際に、アーム部72を所定角度傾斜すると基部
71の傾斜側の縁部71aまたは71bが拘束片8の拘
束縁部8aまたは8bと衝合して傾動角度を規制するこ
とができる。従って、基部71の縁部71a、71bの
傾斜角度を調整して成形することによりアーム部72の
傾動角度を所定値に設定することができる。
【0014】この作動部材5は、図示例の場合、アーム
部7には前方に長孔73を有しており摺動本体41の上
面にピンPで枢着されており、拘束片8は受部2に固着
されている。そして、アーム部72にボスB1が突設さ
れており、受部2の拘束片8の固着位置より後方にボス
B2が突設されており、両方のボスB1、B2にコイル
スプリング9が張設されている。
【0015】これにより、摺動本体41に対して、ガイ
ドレール3を介して図中左側に受部2が摺動すると拘束
片8も連動する。これにより前方で摺動本体41に枢着
されたアーム部72が傾動し基部71の右側の縁部71
aが拘束片部8の右側の拘束縁部8aと衝合して右方向
の摺動を拘束する。そして座部に力がかからないと、コ
イルスプリング64の付勢力によって拘束片部8が中央
位置に戻る。
【0016】逆に、図中右側に受部2が摺動すると拘束
片8も連動し、アーム部72が傾動し基部71の左側の
縁部71bが拘束片8の左側の拘束縁部8bと衝合して
左方向の摺動を拘束する。そして、座部に力がかからな
いと、コイルスプリング64の付勢力によって拘束片部
8が中央位置に戻る。
【0017】本実施例では、コイルスプリング64の後
方の掛止位置を受部2上に設けたが、受部2の固定され
た拘束片8上にボスを突設して掛止める構成としてもよ
い。この場合、拘束片8を後方に延ばした形状とすれ
ば、ボスの位置を後方にすることもできる。
【0018】また、作動部材5は逆に取り付けても同じ
作用をする。例えば、アーム部7を受部2に枢着してお
き、拘束片8は摺動本体41の上面に固着する。そし
て、アーム部7と、拘束片8または摺動本体との間にコ
イルスプリングを掛け渡すことにより、前記実施例と同
様に元の位置に復帰させることができる。
【0019】更に、本実施例では摺動体4に更に第2摺
動体6を設けて座部を前後方向と左右方向にスライド可
能としており、左右方向の摺動において中央に復帰させ
る構成を例示したが、第2摺動体6を設けなくてもよ
い。即ち、摺動体4を箱型にして直接に脚柱10を固定
し、左右方向にスライド可能とすると共に中央に復帰さ
せる簡略した構成としてもよい。
【0020】また、作動部材は両端を摺動体と受部に枢
着するアームとし、該アームを中央位置に復帰可能に付
勢する付勢手段を設ける構成としてもよい。更に、この
発明では復帰方向は左右方向でも前後方向でもよく、用
途に応じて適宜設定することができる。また、椅子の脚
柱は摺動体または第2摺動体に取り付けられるが、脚部
を回転可能に軸受して取り付けることにより、座部を回
転させるようにすることもできる。その他、要するに本
願発明の要旨を変更しない範囲で種々設計変更しうるこ
と勿論である。
【0021】
【発明の効果】この発明の椅子の座部の復帰装置では、
簡単な構成で椅子の座部を前後または左右方向へスライ
ドさせた場合に中央位置に復帰させるので、連続して並
ぶ椅子の間隔を狭く設定することができ設置時のスペー
スセービングを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の椅子の座部の復帰装置の実施例を示
す側面図である。
【図2】作動部材のもとの位置を示す図である。
【図3】座部が図中右側へ変位した場合の作動部材の変
位を説明する図である。
【図4】座部が図中左側へ変位した場合の作動部材の変
位を説明する図である。
【図5】第2摺動体を備えた摺動体の平面図である。
【符号の説明】
1 座部 2 受部 3 ガイドレール 4 摺動体 5 作動部材 6 第2摺動体 7 作動片 8 拘束片 10 脚柱

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 摺動自在に取り付けられた椅子の座部を
    中央に復帰させる復帰装置であって、 椅子の座部に固定されると共に下面にガイドレールを設
    けた受部と、 脚柱の上部に取り付けられて、上記ガイドレールに沿っ
    て摺動自在に取り付けられた摺動体と、 上記受部にと摺動体との間に連結されると共に、摺動体
    を摺動行程の中央に付勢する作動部材とからなることを
    特徴とする椅子の座部の復帰装置。
  2. 【請求項2】 摺動体が、ガイドレールと直交する方向
    に延びる第2ガイドレールと、該第2ガイドレールに沿
    って摺動自在に取り付けられた第2摺動体と、該第2摺
    動体を第2ガイドレールの基端側に付勢する付勢手段と
    を有しており、脚柱の上部が第2摺動体に連結されてな
    ることを特徴とする請求項1に記載の椅子の座部の復帰
    装置。
  3. 【請求項3】 作動部材が、漸次幅狭になる傾斜状の縁
    部を左右一対に有する基部と、該基部に連接し先端に向
    って延びるアーム部とからなる作動片と、該作動片の基
    部の傾動時に上記縁部を拘束する拘束片とからなってお
    り、 上記作動片が摺動体に枢着されまたは受部に枢着されて
    なり、 上記拘束片が受部に固着されまたは摺動体に固着されて
    なり、 作動片と拘束片または拘束片と一体となる受部もしくは
    摺動体との間にバネが架け渡されてなることを特徴とす
    る請求項1または2に記載の椅子の座部の復帰装置。
JP12680794A 1994-05-17 1994-05-17 椅子の座部の復帰装置 Pending JPH07308232A (ja)

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JP (1) JPH07308232A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005067593A (ja) * 2003-08-13 2005-03-17 Ampafrance チャイルドカーシート
JP2010273708A (ja) * 2009-05-26 2010-12-09 Kyoraku Sangyo Kk 遊技場用椅子
KR102013302B1 (ko) * 2019-03-18 2019-08-22 (주)퍼맥스 의자용 시트 지지장치

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