JPH0730821B2 - ねじ式オートテンショナ - Google Patents
ねじ式オートテンショナInfo
- Publication number
- JPH0730821B2 JPH0730821B2 JP61014424A JP1442486A JPH0730821B2 JP H0730821 B2 JPH0730821 B2 JP H0730821B2 JP 61014424 A JP61014424 A JP 61014424A JP 1442486 A JP1442486 A JP 1442486A JP H0730821 B2 JPH0730821 B2 JP H0730821B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- shaft
- rod
- sump
- auto tensioner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes, or chains
- F16H7/10—Means for varying tension of belts, ropes, or chains by adjusting the axis of a pulley
- F16H7/12—Means for varying tension of belts, ropes, or chains by adjusting the axis of a pulley of an idle pulley
- F16H7/1254—Means for varying tension of belts, ropes, or chains by adjusting the axis of a pulley of an idle pulley without vibration damping means
- F16H7/1281—Means for varying tension of belts, ropes, or chains by adjusting the axis of a pulley of an idle pulley without vibration damping means where the axis of the pulley moves along a substantially circular path
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes, or chains
- F16H2007/0802—Actuators for final output members
- F16H2007/0806—Compression coil springs
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes, or chains
- F16H2007/0802—Actuators for final output members
- F16H2007/081—Torsion springs
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
Description
本発明は、車両用エンジンのタイミングベルト等のベル
ト張力自動調整装置に関し、詳しくは、オイル封入した
ねじ式オートテンショナに関するものである。
ト張力自動調整装置に関し、詳しくは、オイル封入した
ねじ式オートテンショナに関するものである。
従来、ねじ式オートテンショナに関しては、例えば特開
昭56−83647号公報，特開昭57−40149号公報の先行技術
があり、トーションスプリングにより回転力が付加され
ているシャフトに、回り止めしたロッドがねじの噛合い
により連結している。そしてチェーンの延びにより張力
が減じると、ロッドが突出してチェーンガイドを押圧す
ることにより、張力を自動的に調整することが示されて
いる。 そこでこの種のねじ式の場合は、ねじ部に常に大きい張
力が作用するため、剛性の大きい角ねじにする必要があ
る。そのため、ねじ部のフリクション，摩耗粉の排出量
が多くなることから、グリース状のものより粘度の低い
オイルを用いて常に充分潤滑し、摩耗粉の洗い流しを行
うことが望まれる。そこで従来は、先行技術に示すよう
にエンジン本体に内蔵したチェーンの場合に適用し、か
つエンジンオイルの飛沫によりねじ部等の潤滑を行って
いる。
昭56−83647号公報，特開昭57−40149号公報の先行技術
があり、トーションスプリングにより回転力が付加され
ているシャフトに、回り止めしたロッドがねじの噛合い
により連結している。そしてチェーンの延びにより張力
が減じると、ロッドが突出してチェーンガイドを押圧す
ることにより、張力を自動的に調整することが示されて
いる。 そこでこの種のねじ式の場合は、ねじ部に常に大きい張
力が作用するため、剛性の大きい角ねじにする必要があ
る。そのため、ねじ部のフリクション，摩耗粉の排出量
が多くなることから、グリース状のものより粘度の低い
オイルを用いて常に充分潤滑し、摩耗粉の洗い流しを行
うことが望まれる。そこで従来は、先行技術に示すよう
にエンジン本体に内蔵したチェーンの場合に適用し、か
つエンジンオイルの飛沫によりねじ部等の潤滑を行って
いる。
ところで、上記先行技術のものは、エンジン本体内部の
オイル雰囲気のみでしか使用できない。そのため、タイ
ミングベルトのようにエンジン本体の外に設置され、オ
イル付着により寿命が著しく減じるものには適用できな
いという問題があった。 本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、装置
内部でオイルによりねじ部の潤滑，摩耗粉の排出を充分
行うと共に、確実にシールしてタイミングベルトへの適
用を可能にしたベルト張力自動調整装置を提供すること
を目的としている。
オイル雰囲気のみでしか使用できない。そのため、タイ
ミングベルトのようにエンジン本体の外に設置され、オ
イル付着により寿命が著しく減じるものには適用できな
いという問題があった。 本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、装置
内部でオイルによりねじ部の潤滑，摩耗粉の排出を充分
行うと共に、確実にシールしてタイミングベルトへの適
用を可能にしたベルト張力自動調整装置を提供すること
を目的としている。
この目的のため本発明は、縦向きに設置される筒状のボ
デー内部に軸方向移動を規制して回転自在に収容され、
上記ボデーとの間に設置されたトーションスプリングに
より回転付勢されるシャフトと、上記ボデーに回転規制
され、上記シャフトの外周に螺合して上記ボデーの下端
部から進退自在に突出する有底筒状のロッドと、上記シ
ャフトの内部に形成されて上記ロッド内に連通するオイ
ル溜めと、上記オイル溜めに封入されるオイルのレベル
より下方に位置して上記シャフトに形成され、オイル溜
めと上記ロッド内部のシャフトとの螺合部より上方位置
とを連通してオイルを循環させる連通孔と、上記オイル
溜めに封入されるオイルのレベルより上方に位置して上
記シャフトに形成され、オイル溜め内の上方空間を大気
開放するエア抜き孔と、上記ロッドの上端開口部をシー
ルするシール部材とを備えたことを手段としている。
デー内部に軸方向移動を規制して回転自在に収容され、
上記ボデーとの間に設置されたトーションスプリングに
より回転付勢されるシャフトと、上記ボデーに回転規制
され、上記シャフトの外周に螺合して上記ボデーの下端
部から進退自在に突出する有底筒状のロッドと、上記シ
ャフトの内部に形成されて上記ロッド内に連通するオイ
ル溜めと、上記オイル溜めに封入されるオイルのレベル
より下方に位置して上記シャフトに形成され、オイル溜
めと上記ロッド内部のシャフトとの螺合部より上方位置
とを連通してオイルを循環させる連通孔と、上記オイル
溜めに封入されるオイルのレベルより上方に位置して上
記シャフトに形成され、オイル溜め内の上方空間を大気
開放するエア抜き孔と、上記ロッドの上端開口部をシー
ルするシール部材とを備えたことを手段としている。
このような手段を採用した本発明のねじ式オートテンシ
ョナは、ボデーの下端部から進退自在に突出するロッド
の下端部に加わる押圧力が増大すると、ロッドがトーシ
ョンスプリングの回転付勢力に抗してシャフトを逆駆動
により回転させつつボデー内に退入し、押圧力が減少す
ると、トーションスプリングにより回転付勢されたシャ
フトの回転により駆動されてロッドがボデーの下端部か
ら進出する。そしてこのロッドの進退動作に応じてオイ
ル溜め内に封入されたオイルが連通孔を通して循環し、
この循環するオイルによりロッドとシャフトとの螺合部
が常に循環される。
ョナは、ボデーの下端部から進退自在に突出するロッド
の下端部に加わる押圧力が増大すると、ロッドがトーシ
ョンスプリングの回転付勢力に抗してシャフトを逆駆動
により回転させつつボデー内に退入し、押圧力が減少す
ると、トーションスプリングにより回転付勢されたシャ
フトの回転により駆動されてロッドがボデーの下端部か
ら進出する。そしてこのロッドの進退動作に応じてオイ
ル溜め内に封入されたオイルが連通孔を通して循環し、
この循環するオイルによりロッドとシャフトとの螺合部
が常に循環される。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。 第１図（ａ），（ｂ）において、タイミングベルト駆動
系の概要について説明すると、符号１はクランクスプロ
ケット、２はカムプーリ、３はオイルポンププーリであ
り、これらの間にアイドラプーリ４を介してタイミング
ベルト５が巻回されている。そしてベルト張力調整用の
テンションプーリ６がタイミングベルト５の弛み側に設
けられるが、そのテンションプーリ６は、アーム７の中
間に立設するシャフト８の軸受９で回転自在に支持され
ながらタイミングベルト５を押付けている。アーム７の
一端はシャフト10で揺動可能に支持され、その他端の上
部に縦形配置のオートテンショナ20が当接する。アーム
７の他端の下部にはテンションスプリング11が付勢して
あり、アーム７の抗力を助けてベルト弦振動を抑えるよ
うになっている。 第２図および第３図において、オートテンショナ20につ
いて詳記すると、略垂直に配置される筒状のボデー21を
有する。ボデー21の上端開口部には盲柱22が螺着され、
下端開口部には偏平円形のガイド孔23aを有する軸受23
が外周の係止片23bをボデー21側の溝21aに引掛け、サー
クリップ24で技止めして取付けられている。かかるボデ
ー21の内部中心の全域に段付のシャフト25が略垂直に設
置されており、このシャフト25は、上端ボデー21側の孔
21bに嵌合し、中間段部25aを軸受23との間に設置される
略筒状のストッパ26に係止し、位置決めした状態で回転
可能になっている。そしてシャフト25の上半部には、ト
ーションスプリング27が一端をボデー21側の溝21cに引
掛け、他端のシャフト25上端の溝25bに引掛けて巻付け
られ、シャフト25に常に回転力を付与している。 シャフト25の下半分の外側からボデー21の外部下方にわ
たって有底筒状のロッド28が配置されるが、このロッド
28は、軸受23のガイド孔23aに嵌合して回り止めされて
いる。そしてロッド28の内周の角形雌ねじ28aを、シャ
フト25の外周の雄ねじ25cに噛合わせて連結し、先端の
ヘッド28bをアーム７に当接しており、シャフト25の回
転により突出し、またはアーム７側のベルト張力で引込
むようになっている。 一方、オイル封入手段として、シャフト25の下半分の内
部中心にオイル溜め29が形成され、シャフト25の雄ねじ
25cの上方に連通孔30が径方向に穿設されている。そし
てロッド28内部とオイル溜め29において、連通孔30より
高いレベルに常に粘度の低い潤滑用オイルＡが入ってお
り、このオイルＡが、シャフト25の内部のオイル溜め29
と外部のねじ部28a,25cとの間を循環しながら常にねじ2
8a,25cを潤滑している。更にシール手段として、ロッド
28の上端のシャフト25との間にステムシール31が取付け
られて、ロッド28内部のオイル洩れを防ぐ。ロッド28の
中間の外部には、バックアップリング32により位置決め
してオイルシール33が取付けられ、このオイルシール33
が、ストッパ26に摺接してガイド孔23aからのオイルの
洩れを防ぐ。また軸受23の裏側でボデー21とストッパ26
の間に、オイルシール34がＯリング35によって設置され
てこの部分からのオイルの洩れを防いでいる。 またオイル溜め29の上端のオイルレベルより高い位置に
おいて、シャフト25の径方向にエア抜き孔36が穿設さ
れ、オイル溜め29等の容積変化による負圧化を防ぐよう
になっている。 次いで、このように構成されたベルト張力自動調整装置
の作用について説明する。 先ず、オートテンショナ20においてトーションスプリン
グ27による捩り力でシャフト25が回転し、このためロッ
ド28は、ねじ28a,25cの噛合いにより第２図の最も後退
した状態から初期セット位置まで突出してアーム７を押
す。そこでテンションプーリ６が、タイミングベルト５
を押付けてベルト張力を付与するようになり、この場合
のタイミングベルト５からの反力のねじ部圧力角分力と
トーションスプリング27の捩り力との釣合いにより、所
要のベルト張力に設定される。そしてこの状態でクラン
クスプロケット１が回転すると、タイミングベルト５
が、アイドラプーリ4,テンションプーリ６により案内さ
れながら搬送し、カムプーリ2,オイルポンププーリ３を
同期して回転駆動する。 ここで起動時のようにベルト弛み側の負荷が減じる場合
は、ロッド28が一時的に多く突出する。また通常のエン
ジン運転時は、ロッド28が中間の突出状態で冷態時のベ
ルト収縮，暖機時のベルト伸長等に応じて前後移動する
のであり、こうしてテンションプーリ６により常に所定
のベルト張力に自動的に保持される。 一方、オートテンショナ20の作用において、ロッド28が
突出してその内部容積を増すと、エア抜き孔36からエア
が吸入され、オイル溜め29の下端と連通孔30からのオイ
ルＡは、ロッド28内部に供給される。逆に、ロッド28が
引込んで容積を減じると、ロッド28内部のオイルＡは、
孔36からエア抜きしながら同様にしてオイル溜め29に戻
る。こうしてロッド28内部のねじ28a,25cより高いレベ
ルに常時オイルＡが存在し、このオイルＡによりねじ部
が潤滑される。また、オイル溜め29とロッド28内部のオ
イル循環によりねじ部の摩耗粉が洗い流され、ロッド28
内部の底に溜まる。 そしてロッド28内部のオイルは、ステムシール31により
洩れが防止される。オイル注入過多等によりロッド28等
の外側に流入するオイルは、オイルシール33,34により
阻止されて、ボデー21の外部へのオイルの洩れが防止さ
れるのである。
系の概要について説明すると、符号１はクランクスプロ
ケット、２はカムプーリ、３はオイルポンププーリであ
り、これらの間にアイドラプーリ４を介してタイミング
ベルト５が巻回されている。そしてベルト張力調整用の
テンションプーリ６がタイミングベルト５の弛み側に設
けられるが、そのテンションプーリ６は、アーム７の中
間に立設するシャフト８の軸受９で回転自在に支持され
ながらタイミングベルト５を押付けている。アーム７の
一端はシャフト10で揺動可能に支持され、その他端の上
部に縦形配置のオートテンショナ20が当接する。アーム
７の他端の下部にはテンションスプリング11が付勢して
あり、アーム７の抗力を助けてベルト弦振動を抑えるよ
うになっている。 第２図および第３図において、オートテンショナ20につ
いて詳記すると、略垂直に配置される筒状のボデー21を
有する。ボデー21の上端開口部には盲柱22が螺着され、
下端開口部には偏平円形のガイド孔23aを有する軸受23
が外周の係止片23bをボデー21側の溝21aに引掛け、サー
クリップ24で技止めして取付けられている。かかるボデ
ー21の内部中心の全域に段付のシャフト25が略垂直に設
置されており、このシャフト25は、上端ボデー21側の孔
21bに嵌合し、中間段部25aを軸受23との間に設置される
略筒状のストッパ26に係止し、位置決めした状態で回転
可能になっている。そしてシャフト25の上半部には、ト
ーションスプリング27が一端をボデー21側の溝21cに引
掛け、他端のシャフト25上端の溝25bに引掛けて巻付け
られ、シャフト25に常に回転力を付与している。 シャフト25の下半分の外側からボデー21の外部下方にわ
たって有底筒状のロッド28が配置されるが、このロッド
28は、軸受23のガイド孔23aに嵌合して回り止めされて
いる。そしてロッド28の内周の角形雌ねじ28aを、シャ
フト25の外周の雄ねじ25cに噛合わせて連結し、先端の
ヘッド28bをアーム７に当接しており、シャフト25の回
転により突出し、またはアーム７側のベルト張力で引込
むようになっている。 一方、オイル封入手段として、シャフト25の下半分の内
部中心にオイル溜め29が形成され、シャフト25の雄ねじ
25cの上方に連通孔30が径方向に穿設されている。そし
てロッド28内部とオイル溜め29において、連通孔30より
高いレベルに常に粘度の低い潤滑用オイルＡが入ってお
り、このオイルＡが、シャフト25の内部のオイル溜め29
と外部のねじ部28a,25cとの間を循環しながら常にねじ2
8a,25cを潤滑している。更にシール手段として、ロッド
28の上端のシャフト25との間にステムシール31が取付け
られて、ロッド28内部のオイル洩れを防ぐ。ロッド28の
中間の外部には、バックアップリング32により位置決め
してオイルシール33が取付けられ、このオイルシール33
が、ストッパ26に摺接してガイド孔23aからのオイルの
洩れを防ぐ。また軸受23の裏側でボデー21とストッパ26
の間に、オイルシール34がＯリング35によって設置され
てこの部分からのオイルの洩れを防いでいる。 またオイル溜め29の上端のオイルレベルより高い位置に
おいて、シャフト25の径方向にエア抜き孔36が穿設さ
れ、オイル溜め29等の容積変化による負圧化を防ぐよう
になっている。 次いで、このように構成されたベルト張力自動調整装置
の作用について説明する。 先ず、オートテンショナ20においてトーションスプリン
グ27による捩り力でシャフト25が回転し、このためロッ
ド28は、ねじ28a,25cの噛合いにより第２図の最も後退
した状態から初期セット位置まで突出してアーム７を押
す。そこでテンションプーリ６が、タイミングベルト５
を押付けてベルト張力を付与するようになり、この場合
のタイミングベルト５からの反力のねじ部圧力角分力と
トーションスプリング27の捩り力との釣合いにより、所
要のベルト張力に設定される。そしてこの状態でクラン
クスプロケット１が回転すると、タイミングベルト５
が、アイドラプーリ4,テンションプーリ６により案内さ
れながら搬送し、カムプーリ2,オイルポンププーリ３を
同期して回転駆動する。 ここで起動時のようにベルト弛み側の負荷が減じる場合
は、ロッド28が一時的に多く突出する。また通常のエン
ジン運転時は、ロッド28が中間の突出状態で冷態時のベ
ルト収縮，暖機時のベルト伸長等に応じて前後移動する
のであり、こうしてテンションプーリ６により常に所定
のベルト張力に自動的に保持される。 一方、オートテンショナ20の作用において、ロッド28が
突出してその内部容積を増すと、エア抜き孔36からエア
が吸入され、オイル溜め29の下端と連通孔30からのオイ
ルＡは、ロッド28内部に供給される。逆に、ロッド28が
引込んで容積を減じると、ロッド28内部のオイルＡは、
孔36からエア抜きしながら同様にしてオイル溜め29に戻
る。こうしてロッド28内部のねじ28a,25cより高いレベ
ルに常時オイルＡが存在し、このオイルＡによりねじ部
が潤滑される。また、オイル溜め29とロッド28内部のオ
イル循環によりねじ部の摩耗粉が洗い流され、ロッド28
内部の底に溜まる。 そしてロッド28内部のオイルは、ステムシール31により
洩れが防止される。オイル注入過多等によりロッド28等
の外側に流入するオイルは、オイルシール33,34により
阻止されて、ボデー21の外部へのオイルの洩れが防止さ
れるのである。
以上述べてきたように、本発明によれば、オートテンシ
ョナ内部に潤滑油オイルが確実なシールにより封入され
た構成であるので、タイミングベルトにも適用すること
ができる。 オートテンショナの単独使用が可能になって、取付けの
自由度が増す。 ねじ部は常にオイル中に浸って充分な潤滑が可能にな
り、摩耗粉の洗い流しも可能で、正常な動作状態を常に
確保し得る。 各種シールによりシール性がよい。 エア抜き孔により容積の急激な変化にも対処し得る。
ョナ内部に潤滑油オイルが確実なシールにより封入され
た構成であるので、タイミングベルトにも適用すること
ができる。 オートテンショナの単独使用が可能になって、取付けの
自由度が増す。 ねじ部は常にオイル中に浸って充分な潤滑が可能にな
り、摩耗粉の洗い流しも可能で、正常な動作状態を常に
確保し得る。 各種シールによりシール性がよい。 エア抜き孔により容積の急激な変化にも対処し得る。
第１図（ａ）は本発明のベルト張力自動調整装置の実施
例の概略を示す正面図、第１図（ｂ）は要部の断面図、
第２図はオートテンショナを半分断面して示す図、第３
図は第２図のIII−III線断面図である。 ５……タイミングベルト、６……テンションプーリ、７
……アーム、20……オートテンショナ、21……ボデー、
23……軸受、25……シャフト、26……ストッパ、27……
トーションスプリング、28……ロッド、25c,28a……ね
じ、29……オイル溜め、30……連通孔、31,33,34……シ
ール、36……エア抜き孔、Ａ……オイル。
例の概略を示す正面図、第１図（ｂ）は要部の断面図、
第２図はオートテンショナを半分断面して示す図、第３
図は第２図のIII−III線断面図である。 ５……タイミングベルト、６……テンションプーリ、７
……アーム、20……オートテンショナ、21……ボデー、
23……軸受、25……シャフト、26……ストッパ、27……
トーションスプリング、28……ロッド、25c,28a……ね
じ、29……オイル溜め、30……連通孔、31,33,34……シ
ール、36……エア抜き孔、Ａ……オイル。
Claims (1)
- 【請求項１】縦向きに設置される筒状のボデー内部に軸
方向移動を規制して回転自在に収容され、上記ボデーと
の間に設置されたトーションスプリングにより回転付勢
されるシャフトと、 上記ボデーに回転規制され、上記シャフトの外周に螺合
して上記ボデーの下端部から進退自在に突出する有底筒
状のロッドと、 上記シャフトの内部に形成されて上記ロッド内に連通す
るオイル溜めと、 上記オイル溜めに封入されるオイルのレベルより下方に
位置して上記シャフトに形成され、オイル溜めと上記ロ
ッド内部のシャフトとの螺合部より上方位置とを連通し
てオイルを循環させる連通孔と、 上記オイル溜めに封入されるオイルのレベルより上方に
位置して上記シャフトに形成され、オイル溜め内の上方
空間を大気開放するエア抜き孔と、 上記ロッドの上端開口部をシールするシール部材とを備
えたことを特徴とするねじ式オートテンショナ。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61014424A JPH0730821B2 (ja) | 1986-01-25 | 1986-01-25 | ねじ式オートテンショナ |
| US07/006,503 US4747811A (en) | 1986-01-25 | 1987-01-21 | Automatic belt tensioner |
| DE8787300593T DE3762062D1 (de) | 1986-01-25 | 1987-01-23 | Automatischer riemenspanner. |
| EP87300593A EP0234732B1 (en) | 1986-01-25 | 1987-01-23 | Automatic belt tensioner |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61014424A JPH0730821B2 (ja) | 1986-01-25 | 1986-01-25 | ねじ式オートテンショナ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62171555A JPS62171555A (ja) | 1987-07-28 |
| JPH0730821B2 true JPH0730821B2 (ja) | 1995-04-10 |
Family
ID=11860634
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61014424A Expired - Lifetime JPH0730821B2 (ja) | 1986-01-25 | 1986-01-25 | ねじ式オートテンショナ |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4747811A (ja) |
| EP (1) | EP0234732B1 (ja) |
| JP (1) | JPH0730821B2 (ja) |
| DE (1) | DE3762062D1 (ja) |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2532236B2 (ja) * | 1987-03-23 | 1996-09-11 | 富士重工業株式会社 | ねじ式オ−トテンシヨナ |
| GB8711522D0 (en) * | 1987-05-15 | 1987-06-17 | Rolls Royce Motor Cars | Belt tensioning arrangement |
| JPH0693143B2 (ja) * | 1989-02-02 | 1994-11-16 | ゼロックスコーポレーション | 画像形成装置 |
| US5330345A (en) * | 1992-07-16 | 1994-07-19 | Sheridan Catheter Corp. | Apparatus and method for continuously winding a length of material into a helical form |
| AU2001243313A1 (en) | 2000-02-29 | 2001-09-12 | Bombardier Inc. | Four stroke engine with cooling system |
| DE102005019694A1 (de) * | 2005-04-28 | 2006-11-02 | Schaeffler Kg | Spannvorrichtung eines Zugmitteltriebes |
| DE102007039132A1 (de) * | 2007-08-18 | 2009-02-19 | Schaeffler Kg | Hydraulisches Spannsystem für einen Riementrieb |
| JP6078533B2 (ja) * | 2011-06-03 | 2017-02-08 | ボーグワーナー インコーポレーテッド | テンショナおよびテンショナ用シュー |
Family Cites Families (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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