JPH07308175A - イカ墨食品およびその製造方法 - Google Patents
イカ墨食品およびその製造方法Info
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- JPH07308175A JPH07308175A JP6193773A JP19377394A JPH07308175A JP H07308175 A JPH07308175 A JP H07308175A JP 6193773 A JP6193773 A JP 6193773A JP 19377394 A JP19377394 A JP 19377394A JP H07308175 A JPH07308175 A JP H07308175A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 この出願発明は、イカの塩辛あるいは丸干し
の味を十分にもつイカ墨食品を提供することを目的とす
る。 【構成】 この出願発明は、イカの内蔵および／または
イカ墨および／またはイカの塩辛および具をイカに詰め
たイカ墨食品あるいはイカに詰めないイカ墨食品および
その製造方法に関する。
の味を十分にもつイカ墨食品を提供することを目的とす
る。 【構成】 この出願発明は、イカの内蔵および／または
イカ墨および／またはイカの塩辛および具をイカに詰め
たイカ墨食品あるいはイカに詰めないイカ墨食品および
その製造方法に関する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この出願発明は、イカの内蔵、イ
カ墨またはイカの塩辛の１種以上および具をイカに詰め
たイカ墨食品あるいはイカに詰めないイカ墨食品および
その製造方法に関する。
カ墨またはイカの塩辛の１種以上および具をイカに詰め
たイカ墨食品あるいはイカに詰めないイカ墨食品および
その製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】イカの内蔵を取り出したイカに米を詰め
て、加熱処理したものは従来知られている。
て、加熱処理したものは従来知られている。
【０００３】
【発明が解決すべき課題】しかし、これらの食品は、イ
カの味がイカの肉そのものだけによるため、イカの塩辛
あるいは丸干しイカのような味を出すことはできなかっ
た。
カの味がイカの肉そのものだけによるため、イカの塩辛
あるいは丸干しイカのような味を出すことはできなかっ
た。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この出願発明は、丸干し
イカの味を十分にもつ食品を製造するためいろいろ検討
した結果、イカの内臓、イカの墨またはイカの塩辛の１
種以上を有する食品が丸干しイカ等の味がでることを見
いだし、この出願発明を完成した。
イカの味を十分にもつ食品を製造するためいろいろ検討
した結果、イカの内臓、イカの墨またはイカの塩辛の１
種以上を有する食品が丸干しイカ等の味がでることを見
いだし、この出願発明を完成した。
【０００５】この出願発明は、イカの内臓、イカ墨また
はイカの塩辛の１種以上および具をイカに詰め、あるい
はイカに詰めずにそのままの状態の食品を水蒸気あるい
は水溶液等で加熱処理することにより、丸干しイカ等の
味のするイカ墨食品の製造方法を提供するものであり、
また、あらかじめ加熱処理した具および／またはイカに
詰めた具に丸干しイカ等の味を含ませることによるイカ
墨食品の製造方法を提供するものである。水溶液の中で
加熱する場合には、その中にイカ墨、イカの塩辛、調味
料等を入れておくこともできる。
はイカの塩辛の１種以上および具をイカに詰め、あるい
はイカに詰めずにそのままの状態の食品を水蒸気あるい
は水溶液等で加熱処理することにより、丸干しイカ等の
味のするイカ墨食品の製造方法を提供するものであり、
また、あらかじめ加熱処理した具および／またはイカに
詰めた具に丸干しイカ等の味を含ませることによるイカ
墨食品の製造方法を提供するものである。水溶液の中で
加熱する場合には、その中にイカ墨、イカの塩辛、調味
料等を入れておくこともできる。
【０００６】この出願発明の目的は、前記の構成によ
り、イカの塩辛あるいは丸干しイカの味のするイカ墨食
品を提供するものである。この出願発明のイカ墨食品
は、具をイカの中に詰めた食品あるいはイカに詰めない
食品を、水蒸気または水溶液、場合によりイカ墨、調味
料等を含有する水溶液中等で加熱することにより、ある
いは予め加熱処理等をした食品の中にイカ墨等を含ませ
ることにより、簡単に手軽に食べられ、しかも、イカの
塩辛あるいは丸干しイカ等の味のしみこんだ、イカ墨食
品を製造することができる。また、イカに詰める食品の
場合には、詰めものをいろいろ選択することにより、い
ろいろな種類の丸干しイカ等の味のするイカ墨食品を製
造することができ、さらには着色料を添加することによ
り、輪切りにしたときに色彩豊かなイカ墨食品を製造す
ることができる。イカに詰めない場合には、具とくに練
り製品に混合し、適当な形状にして加熱処理することに
よりイカ墨食品を製造することができる。イカ墨食品の
製造は、あらかじめ加熱処理した後に、注入、含浸など
によりイカ墨の味を加えてもよい。また、イカ墨は、液
状のものでも粉末などの固体状のものでもよい。
り、イカの塩辛あるいは丸干しイカの味のするイカ墨食
品を提供するものである。この出願発明のイカ墨食品
は、具をイカの中に詰めた食品あるいはイカに詰めない
食品を、水蒸気または水溶液、場合によりイカ墨、調味
料等を含有する水溶液中等で加熱することにより、ある
いは予め加熱処理等をした食品の中にイカ墨等を含ませ
ることにより、簡単に手軽に食べられ、しかも、イカの
塩辛あるいは丸干しイカ等の味のしみこんだ、イカ墨食
品を製造することができる。また、イカに詰める食品の
場合には、詰めものをいろいろ選択することにより、い
ろいろな種類の丸干しイカ等の味のするイカ墨食品を製
造することができ、さらには着色料を添加することによ
り、輪切りにしたときに色彩豊かなイカ墨食品を製造す
ることができる。イカに詰めない場合には、具とくに練
り製品に混合し、適当な形状にして加熱処理することに
よりイカ墨食品を製造することができる。イカ墨食品の
製造は、あらかじめ加熱処理した後に、注入、含浸など
によりイカ墨の味を加えてもよい。また、イカ墨は、液
状のものでも粉末などの固体状のものでもよい。
【０００７】この出願発明のイカ墨食品の製造は、イカ
の内臓、イカの墨あるいはイカの塩辛の１種以上を有す
るイカの中に、生のあるいは加熱処理した具を詰めた後
に加熱処理することが好ましい。また、イカの中に詰め
ない場合には、具にイカの内臓、イカの墨あるいはイカ
の塩辛の１種以上を含ませたものを適当な形状にするこ
とにより加熱処理することが好ましい。加熱処理は、水
蒸気による加熱処理、水溶液中での加熱処理、その他の
手段が使用されるが、水蒸気あるいは水溶液中での加熱
処理が好ましい。
の内臓、イカの墨あるいはイカの塩辛の１種以上を有す
るイカの中に、生のあるいは加熱処理した具を詰めた後
に加熱処理することが好ましい。また、イカの中に詰め
ない場合には、具にイカの内臓、イカの墨あるいはイカ
の塩辛の１種以上を含ませたものを適当な形状にするこ
とにより加熱処理することが好ましい。加熱処理は、水
蒸気による加熱処理、水溶液中での加熱処理、その他の
手段が使用されるが、水蒸気あるいは水溶液中での加熱
処理が好ましい。
【０００８】水溶液中での加熱処理の場合には、イカ墨
あるいは調味料等を水溶液の中に入れておいてもよい。
また、水蒸気で処理する場合は、イカの中に調味料を予
め入れておいてもよい。
あるいは調味料等を水溶液の中に入れておいてもよい。
また、水蒸気で処理する場合は、イカの中に調味料を予
め入れておいてもよい。
【０００９】加熱温度は、８０〜１００℃、好ましく
は、８５〜１００℃であり、９０〜９５℃がとくに好ま
しくい。また、加熱時間は、温度により異なるが、２０
分以上が好ましく、２５〜４０分がとくに好ましい。
は、８５〜１００℃であり、９０〜９５℃がとくに好ま
しくい。また、加熱時間は、温度により異なるが、２０
分以上が好ましく、２５〜４０分がとくに好ましい。
【００１０】イカの種類としては、真イカ、するめイ
カ、やりイカ、けんさきイカ、あかイカ、もんごうイカ
等が好ましく、真イカ、するめイカ、やりイカ等がとく
に好ましく、また、産地としては、日本海産のするめイ
カ、アルゼンチン産、ニュージーランド産等のものがと
くに好ましい。イカの中に詰める場合には、イカは生の
ものでも、塩漬け、加熱処理等の加工処理したものでも
よいが、内蔵を含んでいる状態のままで塩漬けしたもの
を使用するのがとくに好ましい。このような塩漬けした
イカに具を入れて加熱することにより、イカの味の良く
しみた食品を得ることができる。また、具、とくに練り
製品にイカ墨の味をつける場合には、ペースト状態の時
にイカの内臓、イカの墨あるいはイカの塩辛の１種以上
を混合し、加熱処理することが好ましい。この出願発明
で使用するイカは、予め、イカを塩水の中に漬けたもの
を、その後数日間、たとえば４日間程度干したものが好
適であるが、水蒸気処理等の加熱処理をしたものでもよ
い。塩漬けは、１５〜２０％の塩水の中に３０分以上漬
ければよい。塩水の中に調味液等を加えることにより、
いろいろな種類の味のイカとすることができる。このよ
うにすることにより、内蔵の腐敗を抑えることができ、
また、その間に蛋白質が適当に分解してアミノ酸になる
ので、風味のよいイカ独特の味を出すことができる。
カ、やりイカ、けんさきイカ、あかイカ、もんごうイカ
等が好ましく、真イカ、するめイカ、やりイカ等がとく
に好ましく、また、産地としては、日本海産のするめイ
カ、アルゼンチン産、ニュージーランド産等のものがと
くに好ましい。イカの中に詰める場合には、イカは生の
ものでも、塩漬け、加熱処理等の加工処理したものでも
よいが、内蔵を含んでいる状態のままで塩漬けしたもの
を使用するのがとくに好ましい。このような塩漬けした
イカに具を入れて加熱することにより、イカの味の良く
しみた食品を得ることができる。また、具、とくに練り
製品にイカ墨の味をつける場合には、ペースト状態の時
にイカの内臓、イカの墨あるいはイカの塩辛の１種以上
を混合し、加熱処理することが好ましい。この出願発明
で使用するイカは、予め、イカを塩水の中に漬けたもの
を、その後数日間、たとえば４日間程度干したものが好
適であるが、水蒸気処理等の加熱処理をしたものでもよ
い。塩漬けは、１５〜２０％の塩水の中に３０分以上漬
ければよい。塩水の中に調味液等を加えることにより、
いろいろな種類の味のイカとすることができる。このよ
うにすることにより、内蔵の腐敗を抑えることができ、
また、その間に蛋白質が適当に分解してアミノ酸になる
ので、風味のよいイカ独特の味を出すことができる。
【００１１】具としては、練り製品その他があるが、魚
肉等のすり身、野菜、卯の花、米その他の穀類、唐辛子
等の香辛料等がとくに好ましい。イカの中に詰める場合
は、そのままでもよいし、予め処理したものでもよい。
形状は、適当な形状にしたものを詰めればよいが、蒲鉾
の場合には、細く裁断したものを加えてもよい。野菜と
しては、人参、牛蒡、椎茸、玉葱等が使用される。イカ
の中に詰める場合には、内臓をもつイカに、イカ墨、イ
カの塩辛等を加えると丸干しイカ等の味をさらに強く出
すことができる。また、イカの中に詰めない場合には、
蒲鉾等の適当な形状の製品にすることができる。
肉等のすり身、野菜、卯の花、米その他の穀類、唐辛子
等の香辛料等がとくに好ましい。イカの中に詰める場合
は、そのままでもよいし、予め処理したものでもよい。
形状は、適当な形状にしたものを詰めればよいが、蒲鉾
の場合には、細く裁断したものを加えてもよい。野菜と
しては、人参、牛蒡、椎茸、玉葱等が使用される。イカ
の中に詰める場合には、内臓をもつイカに、イカ墨、イ
カの塩辛等を加えると丸干しイカ等の味をさらに強く出
すことができる。また、イカの中に詰めない場合には、
蒲鉾等の適当な形状の製品にすることができる。
【００１２】この出願発明においては、イカに詰める場
合には、具として魚肉の練り製品、穀類、野菜等必要に
応じて選択することができる。なお、具は、生のものを
そのまま使用してもよいし、予め加熱処理等の下処理し
たものを使用することもできる。イカの塩辛あるいは丸
干しイカの味を強くする場合には、さらにイカ墨あるい
はイカの塩辛を加えればよいし、別の味を付加する場合
には、それぞれのイカの中に、調味料を加えてもよい。
着色料を添加することにより、輪切りにしたときに視覚
的にもすぐれた食品とすることができる。イカの塩辛を
加える場合には、予めイカの塩辛をミンチにかけた後に
魚肉等と混合するのがよい。
合には、具として魚肉の練り製品、穀類、野菜等必要に
応じて選択することができる。なお、具は、生のものを
そのまま使用してもよいし、予め加熱処理等の下処理し
たものを使用することもできる。イカの塩辛あるいは丸
干しイカの味を強くする場合には、さらにイカ墨あるい
はイカの塩辛を加えればよいし、別の味を付加する場合
には、それぞれのイカの中に、調味料を加えてもよい。
着色料を添加することにより、輪切りにしたときに視覚
的にもすぐれた食品とすることができる。イカの塩辛を
加える場合には、予めイカの塩辛をミンチにかけた後に
魚肉等と混合するのがよい。
【００１３】練り製品には、予め、卵白を加えることも
できるが、卵白を加える場合には、具等の結合がさらに
強くなるので、イカに詰めない場合あるいはイカから出
た場合でも、具等を崩さないで食することができる。ま
た、おでん等に入れた場合に、たとえ、イカが破れて
も、米粒、具等がより強く結合しているので、おでんの
中に米粒、具等が散乱することはない。
できるが、卵白を加える場合には、具等の結合がさらに
強くなるので、イカに詰めない場合あるいはイカから出
た場合でも、具等を崩さないで食することができる。ま
た、おでん等に入れた場合に、たとえ、イカが破れて
も、米粒、具等がより強く結合しているので、おでんの
中に米粒、具等が散乱することはない。
【００１４】調味料は、食塩、糖、アルコール、化学調
味料、動物あるいは植物性の調味料、動物あるいは植物
を発酵あるいは加熱処理等をした調味液等である。通常
は、イカの中に調味料等を添加して水蒸気により加熱す
るが、イカを水溶液中で加熱する場合にはそのままでも
よいが、さらに味付けする場合には、調味料は、水１０
００部に対して、食塩１０〜１００部、糖１０〜２００
部、アルコール５〜５０部、化学調味料、動植物性調味
料あるいは調味液３０〜１５０部を使用することが好ま
しい。また、丸干しイカ等の味をさらに強く出すために
は、イカの塩辛を加えることが好ましい。
味料、動物あるいは植物性の調味料、動物あるいは植物
を発酵あるいは加熱処理等をした調味液等である。通常
は、イカの中に調味料等を添加して水蒸気により加熱す
るが、イカを水溶液中で加熱する場合にはそのままでも
よいが、さらに味付けする場合には、調味料は、水１０
００部に対して、食塩１０〜１００部、糖１０〜２００
部、アルコール５〜５０部、化学調味料、動植物性調味
料あるいは調味液３０〜１５０部を使用することが好ま
しい。また、丸干しイカ等の味をさらに強く出すために
は、イカの塩辛を加えることが好ましい。
【００１５】この出願発明のイカ墨食品は、イカの内臓
をそのまま残した状態にしてある場合には、独特の味あ
るいは香りをもつ魚肉の練り物等であっても、丸干しイ
カ等の味がさらに強くなるので、魚肉の味あるいは香り
を少なくした食品とすることができ、丸干しイカ等の味
を十分に味わうことができる。具を変化させることによ
り、いろいろな歯ごたえでイカの塩辛あるいは丸干しイ
カの味を楽しむことができる。また、具の量を調節して
空間を適当にとることにより、空間が少ないときは固め
のイカ墨食品が、空間が多いときには柔らかいイカ墨食
品をつくることができる。さらに、イカの処理あるいは
加熱条件等により、イカの肉の柔らかいイカ墨食品ある
いはイカの肉の堅めのイカ墨食品とすることができる。
また、具をイカの中に詰めない場合は、蒲鉾等適当な形
状にすることによりさらに用途を広げることができる。
したがって、オードブル等にきわめて好適である。以
下、この出願発明を実施例により詳しく説明する。
をそのまま残した状態にしてある場合には、独特の味あ
るいは香りをもつ魚肉の練り物等であっても、丸干しイ
カ等の味がさらに強くなるので、魚肉の味あるいは香り
を少なくした食品とすることができ、丸干しイカ等の味
を十分に味わうことができる。具を変化させることによ
り、いろいろな歯ごたえでイカの塩辛あるいは丸干しイ
カの味を楽しむことができる。また、具の量を調節して
空間を適当にとることにより、空間が少ないときは固め
のイカ墨食品が、空間が多いときには柔らかいイカ墨食
品をつくることができる。さらに、イカの処理あるいは
加熱条件等により、イカの肉の柔らかいイカ墨食品ある
いはイカの肉の堅めのイカ墨食品とすることができる。
また、具をイカの中に詰めない場合は、蒲鉾等適当な形
状にすることによりさらに用途を広げることができる。
したがって、オードブル等にきわめて好適である。以
下、この出願発明を実施例により詳しく説明する。
【００１６】
実施例１ 予め３０分塩漬け後乾燥した内臓をもち、先端部に孔を
あけたイカ３８．５ｇの中に、スタッハーにより魚肉の
すり身７２．６ｇを平均に詰め、ついでイカの足を入れ
て中の詰めものが外にでないようにし、水蒸気で９０
℃、３０分間加熱することにより、イカ墨食品を製造し
た。この食品を輪切りにして食したところ、実施例１の
イカ墨食品は丸干しイカの味がよくしみてきれいに加熱
処理されており、美味であった。
あけたイカ３８．５ｇの中に、スタッハーにより魚肉の
すり身７２．６ｇを平均に詰め、ついでイカの足を入れ
て中の詰めものが外にでないようにし、水蒸気で９０
℃、３０分間加熱することにより、イカ墨食品を製造し
た。この食品を輪切りにして食したところ、実施例１の
イカ墨食品は丸干しイカの味がよくしみてきれいに加熱
処理されており、美味であった。
【００１７】実施例２ 予め３０分塩漬け後乾燥した内蔵をもち、先端部に孔を
あけたイカ２５．５ｇの中に、スタッハーにより蒲鉾の
肉４０ｇ、イカ墨０．２ｇ、唐辛子０．２４ｇおよび着
色剤少量を加えて平均に詰め、ついで、イカの足を入れ
て中の詰めものがでないようにし、水蒸気で８５℃、２
５分間加熱することにより、イカ墨食品を製造した。こ
の食品を輪切りにして食したところ、実施例２のイカ墨
食品は色彩がきれいであり、丸干しイカの味がよくしみ
てきれいに加熱処理されており、また、唐辛子が適当に
刺激し、イカ墨によりイカの塩辛あるいは丸干しイカの
独特の味がより強くでて美味であった。
あけたイカ２５．５ｇの中に、スタッハーにより蒲鉾の
肉４０ｇ、イカ墨０．２ｇ、唐辛子０．２４ｇおよび着
色剤少量を加えて平均に詰め、ついで、イカの足を入れ
て中の詰めものがでないようにし、水蒸気で８５℃、２
５分間加熱することにより、イカ墨食品を製造した。こ
の食品を輪切りにして食したところ、実施例２のイカ墨
食品は色彩がきれいであり、丸干しイカの味がよくしみ
てきれいに加熱処理されており、また、唐辛子が適当に
刺激し、イカ墨によりイカの塩辛あるいは丸干しイカの
独特の味がより強くでて美味であった。
【００１８】実施例３ 予め１時間塩漬け後乾燥した内臓をもたない先端部に孔
を有するイカ３０．５ｇの中に、スタッハーにより魚肉
のすり身１２ｇ、細く裁断した形状の蒲鉾１８ｇ、人参
５ｇ、椎茸５ｇ、イカ墨０．３２ｇを平均に詰め、つい
でイカの足を入れて中の詰めものがでないようにし、水
蒸気で９０℃、２５分間加熱することにより、イカ墨食
品を製造した。実施例３のイカ墨食品は丸干しイカの味
がよくしみてきれいに加熱処理されており、美味であっ
た。
を有するイカ３０．５ｇの中に、スタッハーにより魚肉
のすり身１２ｇ、細く裁断した形状の蒲鉾１８ｇ、人参
５ｇ、椎茸５ｇ、イカ墨０．３２ｇを平均に詰め、つい
でイカの足を入れて中の詰めものがでないようにし、水
蒸気で９０℃、２５分間加熱することにより、イカ墨食
品を製造した。実施例３のイカ墨食品は丸干しイカの味
がよくしみてきれいに加熱処理されており、美味であっ
た。
【００１９】実施例４ 予め４０分塩漬け後乾燥した内臓をもち、孔を有するイ
カ４０ｇの中に、スタッハーにより魚肉のすり身１２
ｇ、細く裁断した形状の蒲鉾１８ｇ、椎茸５ｇ、玉葱１
０ｇ、イカ墨０．１ｇ、唐辛子０．１２ｇ、着色料少量
を平均に詰め、ついでイカの足を入れて中の詰めものが
でないようにし、イカ墨、調味料を加えた水溶液中で９
０℃、３０分間加熱することにより、イカ墨食品を製造
した。この食品を輪切りにして食したところ、実施例４
のイカ墨食品は丸干しイカの味がよくしみてきれいに加
熱処理されており、唐辛子が適当に刺激し、細く裁断し
た形状の蒲鉾が模様を形成して視覚的にもすぐれ、美味
であった。
カ４０ｇの中に、スタッハーにより魚肉のすり身１２
ｇ、細く裁断した形状の蒲鉾１８ｇ、椎茸５ｇ、玉葱１
０ｇ、イカ墨０．１ｇ、唐辛子０．１２ｇ、着色料少量
を平均に詰め、ついでイカの足を入れて中の詰めものが
でないようにし、イカ墨、調味料を加えた水溶液中で９
０℃、３０分間加熱することにより、イカ墨食品を製造
した。この食品を輪切りにして食したところ、実施例４
のイカ墨食品は丸干しイカの味がよくしみてきれいに加
熱処理されており、唐辛子が適当に刺激し、細く裁断し
た形状の蒲鉾が模様を形成して視覚的にもすぐれ、美味
であった。
【００２０】実施例５ 予め４０分塩漬け後乾燥した内臓をもたない孔を有する
イカ４０ｇの中に、イカの塩辛５ｇを予め混合した魚肉
のすり身３５ｇ、唐辛子０．１５ｇ、着色料少量をスタ
ッハーにより平均に詰め、ついでイカの足を入れて中の
詰めものがでないようにし、イカ墨、調味料を加えた水
溶液中で９５℃、３０分間加熱することにより、イカ墨
食品を製造した。この食品を輪切りにして食したとこ
ろ、実施例５のイカ墨食品はイカの塩辛の味がよくしみ
てきれいに加熱処理されており、唐辛子が適当に刺激
し、細く裁断した形状の蒲鉾が模様を形成し視覚的にも
すぐれ、美味であった。
イカ４０ｇの中に、イカの塩辛５ｇを予め混合した魚肉
のすり身３５ｇ、唐辛子０．１５ｇ、着色料少量をスタ
ッハーにより平均に詰め、ついでイカの足を入れて中の
詰めものがでないようにし、イカ墨、調味料を加えた水
溶液中で９５℃、３０分間加熱することにより、イカ墨
食品を製造した。この食品を輪切りにして食したとこ
ろ、実施例５のイカ墨食品はイカの塩辛の味がよくしみ
てきれいに加熱処理されており、唐辛子が適当に刺激
し、細く裁断した形状の蒲鉾が模様を形成し視覚的にも
すぐれ、美味であった。
【００２１】実施例６ 予め加熱処理した内臓をもち、孔を有するイカ４０ｇの
中に、イカの塩辛５ｇを予め混合した魚肉のすり身３５
ｇ、唐辛子０．１５ｇ、着色料少量をスタッハーにより
平均に詰め、ついでイカの足を入れ、中の詰めものがで
ないようにし、イカ墨、調味料を加えた水溶液中で９５
℃、３０分間加熱することにより、イカ墨食品を製造し
た。この食品を輪切りにして食したところ、実施例５の
イカ墨食品はイカの塩辛の味がよくしみてきれいに加熱
処理されており、唐辛子が適当に刺激し、細く裁断した
形状の蒲鉾が模様を形成し視覚的にもすぐれ、美味であ
った。
中に、イカの塩辛５ｇを予め混合した魚肉のすり身３５
ｇ、唐辛子０．１５ｇ、着色料少量をスタッハーにより
平均に詰め、ついでイカの足を入れ、中の詰めものがで
ないようにし、イカ墨、調味料を加えた水溶液中で９５
℃、３０分間加熱することにより、イカ墨食品を製造し
た。この食品を輪切りにして食したところ、実施例５の
イカ墨食品はイカの塩辛の味がよくしみてきれいに加熱
処理されており、唐辛子が適当に刺激し、細く裁断した
形状の蒲鉾が模様を形成し視覚的にもすぐれ、美味であ
った。
【００２２】実施例７ イカ墨の粉末５ｇを予め混合した魚肉のすり身５０ｇ、
唐辛子０．１５ｇ、着色料少量を蒲鉾の形状にし、９５
℃、３０分間加熱することにより、イカ墨食品を製造し
た。この食品をスライスして食したところ、イカ墨食品
はの味がよくしみて、唐辛子が適当に刺激し、細く裁断
した形状の蒲鉾が模様を形成し視覚的にもすぐれ、美味
であった。
唐辛子０．１５ｇ、着色料少量を蒲鉾の形状にし、９５
℃、３０分間加熱することにより、イカ墨食品を製造し
た。この食品をスライスして食したところ、イカ墨食品
はの味がよくしみて、唐辛子が適当に刺激し、細く裁断
した形状の蒲鉾が模様を形成し視覚的にもすぐれ、美味
であった。
【００２３】
【発明の効果】この出願発明のイカ墨食品は、丸干しイ
カ等の味を十分に味わうことができ、具の種類によりい
ろいろな味およびイカ独特の味を楽しむことができる。
イカに詰める場合には、具の量を調節して空間を適当に
とることができるが、空間が少ないときは固めのイカ墨
食品が、また、空間が多いときには柔らかいイカ墨食品
をつくることができる。さらに、イカの前処理条件ある
いは加熱条件等により、イカの肉の柔らかいイカ墨食品
あるいはイカの肉の堅めのイカ墨食品とすることができ
る。イカに詰めない場合には、形状を蒲鉾等、自由に変
えることができるので、さらに用途を広げることができ
る。
カ等の味を十分に味わうことができ、具の種類によりい
ろいろな味およびイカ独特の味を楽しむことができる。
イカに詰める場合には、具の量を調節して空間を適当に
とることができるが、空間が少ないときは固めのイカ墨
食品が、また、空間が多いときには柔らかいイカ墨食品
をつくることができる。さらに、イカの前処理条件ある
いは加熱条件等により、イカの肉の柔らかいイカ墨食品
あるいはイカの肉の堅めのイカ墨食品とすることができ
る。イカに詰めない場合には、形状を蒲鉾等、自由に変
えることができるので、さらに用途を広げることができ
る。
Claims (8)
- 【請求項１】 イカの内蔵、イカ墨またはイカの塩辛の
１種以上および具をイカの中に詰めたイカ墨食品あるい
はイカに詰めないイカ墨食品。 - 【請求項２】 イカが塩漬け後干したものであることを
特徴とする請求項１に記載のイカ墨食品。 - 【請求項３】 イカが加熱処理したものであることを特
徴とする請求項１に記載のイカ墨食品。 - 【請求項４】 具の主成分が練り製品であることを特徴
とする請求項１ないし２に記載のイカ墨食品。 - 【請求項５】 イカの内蔵、イカ墨またはイカの塩辛の
１種以上および具をイカの中に詰めた食品あるいは詰め
ない食品を加熱処理することを特徴とするイカ墨食品の
製造方法 - 【請求項６】 蒸気で加熱処理することを特徴とする請
求項５に記載のイカ墨食品の製造方法 - 【請求項７】 イカの内臓、イカ墨またはイカの塩辛を
含む水溶液中で加熱処理することを特徴とする請求項５
に記載のイカ墨食品の製造方法。 - 【請求項８】 予め加熱処理等をした具を、予め加熱処
理したイカの中に詰めた食品あるいは詰めない食品に、
イカ墨等を含ませることを特徴とするイカ墨食品の製造
方法
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6193773A JPH07308175A (ja) | 1994-03-25 | 1994-07-27 | イカ墨食品およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6-77792 | 1994-03-25 | ||
| JP7779294 | 1994-03-25 | ||
| JP6193773A JPH07308175A (ja) | 1994-03-25 | 1994-07-27 | イカ墨食品およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07308175A true JPH07308175A (ja) | 1995-11-28 |
Family
ID=26418853
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6193773A Pending JPH07308175A (ja) | 1994-03-25 | 1994-07-27 | イカ墨食品およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07308175A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ES2130094A1 (es) * | 1997-11-24 | 1999-06-16 | Lopez Moro M Pilar | Procedimiento de obtencion de un colorante alimentario, asi como este colorante y sucedaneos alimentarios con el obtenidos. |
| CN110604268A (zh) * | 2019-08-28 | 2019-12-24 | 浙江海洋大学 | 乌贼墨纳米颗粒的制备方法及应用 |
-
1994
- 1994-07-27 JP JP6193773A patent/JPH07308175A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ES2130094A1 (es) * | 1997-11-24 | 1999-06-16 | Lopez Moro M Pilar | Procedimiento de obtencion de un colorante alimentario, asi como este colorante y sucedaneos alimentarios con el obtenidos. |
| CN110604268A (zh) * | 2019-08-28 | 2019-12-24 | 浙江海洋大学 | 乌贼墨纳米颗粒的制备方法及应用 |
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