JPH07307724A - ダイバーシチ装置 - Google Patents
ダイバーシチ装置Info
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- JPH07307724A JPH07307724A JP6101027A JP10102794A JPH07307724A JP H07307724 A JPH07307724 A JP H07307724A JP 6101027 A JP6101027 A JP 6101027A JP 10102794 A JP10102794 A JP 10102794A JP H07307724 A JPH07307724 A JP H07307724A
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Abstract
算器などIC化に適した小規模のデジタル回路のみで構
成することができ、また無線回路では構成が簡単な非線
形増幅を行うことができるダイバーシチ装置を実現す
る。 【構成】 受信信号の位相に関する受信位相データ検出
し、受信信号の大きさに関する受信レベルデータと前記
受信位相データが入力されるとともに受信レベルデー
タ、あるいは、受信レベルデータの2乗と受信位相デー
タの正弦との積を出力する複数の第1記憶手段17、1
8、19、20と、受信レベルデータと受信位相データ
が入力されるとともに受信レベルデータ、あるいは、受
信レベルデータの2乗と受信位相データの余弦との積を
出力する複数の第2記憶手段21、22、23、34
と、複数の第1および第2記憶手段から出力されるデー
タをそれぞれ加算する加算手段25、26とを有する。
Description
れるダイバーシチ装置に関する。
は、伝送の効率化のために、デジタルの情報信号(ベー
スバンド信号)で搬送波信号を変調することによって、
情報信号の伝送が行われている。このような変調の方式
としては、デジタルのベースバンド信号(変調信号)に
応じて搬送波信号の振幅を変化させる振幅変調方式(A
SK:Amplitude Shift Keyin
g)、変調信号に応じて搬送波の周波数を変位させる周
波数変調方式(FSK:Frequency Shif
t Keying)、変調信号に応じて搬送波の位相を
変化させる位相変調方式(PSK:Phase Shi
ft Keying)、変調信号に応じて搬送波の振幅
及び位相をそれぞれ独立して変化させる直交振幅変調方
式(QAM:Quadrature Amplitud
e Modulation)などの種々の方式が用いら
れている。
に適用した場合、電波の反射や散乱などの影響で受信レ
ベルが激しく変動するフェージング現象によって受信性
能が著しく劣化することが知られている。フェージング
による受信レベル低下を補う有効な方法として複数の受
信系を用いて受信を行うダイバーシチ受信等が実用化さ
れている。
中で最大受信レベルの受信信号を選択して復調を行う選
択合成方式、各受信系の信号を等レベルで合成して復調
を行う等利得合成方式、各受信系の信号を受信レベルに
比例した重み付けを行った後合成して復調を行う最大比
合成方式がある。この中で最大比合成方式は、最も良い
特性が得られるが、線形の受信系が必要になることや変
調波信号の位相を高精度に調整することなどのため装置
が複雑になり、安価に実現することは困難であった。
信装置の1例を示したもので4系統の受信信号を合成す
る構成となっている。この装置の場合、各入力端子3
8、39、40、41から入力される受信信号は移相器
42、43、44、45により搬送波の位相を等しく揃
えられた後、加算器46で信号を合成され、復調器47
にてデータ復調が行なわれるものである。この時、加算
器46で信号が合成されるまでは、各信号は線形に増幅
されており、従って合成は線形に行われる。
合成をIQ平面上に示した図であり、簡単のため2系統
のみ記してある。図6において、S1、S2は受信信号を
表し、S1S、S1NはS1の信号成分、ノイズ成分、S2
S、S2NはS2の信号成分、ノイズ成分である。一般
に、ノイズ成分は信号レベルや受信系統(以後ブランチ
と呼ぶ)に係わらずほぼ一定に加わるため、図では各ブ
ランチの受信信号は、信号成分(S1S及び、S2S)を中
心とする同じ半径(|S1N|=|S2N|)の円周上の点とし
て記してある。図5の装置、即ち、最大比合成ダイバー
シチでは、各ブランチの受信信号は線形に合成されるた
め、S1、S2をベクトル的に合成したものが復調器へ入
力される合成信号となる。
形に信号合成を行うため、ノイズ成分が一定のまま信号
成分が合成される。これにより合成信号のS/Nを最大
にできるため、最大比合成ダイバーシチはダイバーシチ
方式の中で最も良い受信性能を得ることができる。
成の場合、受信信号の搬送波位相を高精度に調整するた
め、受信信号をA/D変換してDSP等でデジタル処理
を行う必要がある。また、線形合成するためA/D変換
器についてもダイナミックレンジの大きなものが必要と
なり、装置規模やコストが大きくなるという問題点があ
った。
解決するために、本発明によるダイバーシチ装置は、受
信信号の位相に関する受信位相データを入力する入力手
段と、受信信号の大きさに関する受信レベルデータと前
記受信位相データが入力されるとともに受信レベルデー
タ、あるいは、受信レベルデータの2乗と受信位相デー
タの正弦との積を出力する複数の第1記憶手段と、受信
レベルデータと受信位相データが入力されるとともに受
信レベルデータ、あるいは、受信レベルデータの2乗と
受信位相データの余弦との積を出力する複数の第2記憶
手段と、該複数の第1および第2記憶手段から出力され
るデータをそれぞれ加算する加算手段とを有することを
特徴とするものである。
手段と、該位相検出手段のデータを1シンボル時間遅延
させる遅延手段と、前記位相検出手段の出力データと前
記遅延手段の出力データとの差を計算する計算手段とを
さらに有することを特徴とするものである。
第1及び第2記憶手段を、受信位相データを一方のアド
レスとし、受信レベルデータを他方のアドレスとすると
ともに、これら両方のアドレスによって特定されるデー
タを演算結果として出力するROMで構成したことを特
徴とするものである。
信号の位相が位相検出手段で検出され、検出した位相デ
ータを遅延手段で1シンボル遅延させ、遅延手段の出力
データと位相検出手段の差を計算手段で計算し、更に、
この計算手段の出力データを第1及び第2記憶手段のア
ドレスへ与え、又、受信レベルデータを第1及び第2記
憶手段の別のアドレスへ与え、これらの記憶手段から出
力される複数の受信系統のデータを加算する。また、受
信信号の位相を位相検出手段で検出し、検出した位相デ
ータを遅延手段で1シンボル遅延させ、遅延手段の出力
データと位相検出手段の差を計算手段で計算し、演算手
段で加算又は減算を施し、更に、この演算手段の出力デ
ータを第1及び第2記憶手段のアドレスへ与え、又、受
信レベルデータを第1及び第2記憶手段のアドレスへ与
え、これらの記憶手段から出力される複数の受信系統の
データを加算する。
る。図1において、1、2、3、4は受信信号が入力さ
れる入力端子、5、6、7、8は受信信号の位相を検出
する位相検出手段、9、10、11、12は位相検出手
段5、6、7、8のデータを1シンボル時間遅延させる
遅延手段、13、14、15、16及び、25、26は
加算手段、17、18、19、20は受信レベル(RS
SI)の量子化データ(Rn)と加算手段のデータ(θ
n)をアドレスとして加算手段データの正弦と受信レベ
ル量子化データの2乗の積(Rn2・sin(θn))を出
力する第1記憶手段、21、22、23、24は受信レ
ベル量子化データと加算手段データをアドレスとして加
算手段データの余弦と受信レベル量子化データの2乗の
積(Rn2・cos(θn))を出力する第2記憶手段、2
7は加算手段25及び26のデータから送信データを複
号する判定手段、27は加算手段25及び26のデータ
から送信データに同期したクロックを出力するクロック
再生手段である。
5、6、7、8、遅延手段9、10、11、12、加算
手段13、14、15、16から成る部分は、位相検波
型の遅延検波器を構成している。即ち、この部分では、
位相検出手段により受信信号の位相を検出し、検出した
位相を遅延手段により1シンボル時間遅延させ、加算手
段でそれらの差を検出することで1シンボル間の位相変
化を検出する遅延検波を行っている。位相検波型の遅延
検波器では、受信信号の位相成分のみを検出するため、
受信信号の振幅成分が不要となり信号の線形増幅器は必
要なくなる。
ーシチ装置に信号を入力した時の様子をIQ平面上に示
したものである。本発明によるダイバーシチ装置のよう
に位相検波型の遅延検波器では、受信信号の振幅情報が
失われるため、IQ平面上では、信号は全て大きさが等
しいベクトルで表される。即ち、受信信号は、原点を中
心とする円周上の点で表されため、受信信号は位相成分
だけが元のままで、大きさは全て等しくなる。この場
合、レベルの小さい受信信号(S2)は、ベクトル的に
大きくされる(S2→S2')ため、信号成分、ノイズ成
分も大きくなる(S2S→S2S'、S2N→S2N')。この逆
に、レベルの大きい受信信号は、ベクトル的に小さくさ
れる(S1→S1')ため、信号成分、ノイズ成分も小さ
くなる(S1S→S1S'、S1N→S1N')。
検波型の遅延検波器の位相データから、検波信号のI成
分、Q成分を計算し、それを受信レベル情報RSSIで
重み付けした後、合成を行なうものである。位相検波型
遅延検波器からは、検波データとして位相量(θ1、θ
2)が出力されるので、まず初めに位相量から検波信号
のI成分
乗に比例した量
(t)とすると、最大比合成ダイバーシチ出力VMRC
(t)は、
れる信号Vn(t)は振幅成分がなくなっているので、
はそれほど大きくないため、
あるので、
を用いてテーブル変換により行っている。合成する前の
重み付けされたI、Q成分は、検波位相データθと受信
レベルRSSIが分かれば
て、記憶手段に予めI、Q成分の計算結果を書き込んで
おき、記憶手段に検波位相データθと受信レベルを与え
て計算結果を取り出す。一例として、記憶手段にROM
を用いる場合を考えると、上位アドレスへ受信レベルデ
ータを、下位アドレスへ検波位相データを入力し、それ
ら示すアドレスに書き込んである計算データを出すこと
でこの処理を行うことができる。
成分は、加算器25、26により各成分ごとに合成され
る。
成信号は、図6で信号を線形合成したものと等しくなる
ため、合成信号のS/N劣化を生じさせることがなく、
良好な特性を得ることができる。
け用意し、時分割で用いるよう構成した第2の実施例で
ある。図において29はタイミング発生手段、30a、
30bはセレクタ、31、32はラッチ、33は遅延手
段である。この実施例では、タイミング発生手段29に
よって発生されるタイミングによりセレクタ30a、3
0bを動作させ、1組の第1記憶手段17および第2記
憶手段21により各ブランチの検波位相データからI、
Q成分を算出するものである。すなわち、第1及び第2
記憶手段17、21に入力端子1、2、3、4からの信
号を順次入力するとともに、第1、第2記憶手段17、
21の出力を4回累積加算した後ラッチし、加算器2
5、26の出力をリセットするものである。
加算手段なども時分割で用いることもできる。
う片方は入力される位相データにオフセットを加えて入
力することで、1つの記憶手段を時分割で用いた第3の
実施例である。すなわち、タイミング発生手段33によ
ってオフセット手段34およびセレクタ37を動作させ
ることにより、一つの記憶手段36のみにより実現する
ものである。このとき、オフセットデータは2つ用意
し、セレクタ37と同じタイミングで切り換える。オフ
セットデータは、加算器35の入力データがNビット
8のとき、0と64、64と128、128と192
等)
チ装置をメモリーや加算器、シフトレジスタなどIC化
に適した小規模のデジタル回路のみで構成することがで
き、高価なDSPなどを使用する必要もなくなる。更
に、本発明の装置へ入力する信号も線形である必要がな
いため、無線回路では構成が簡単な非線形増幅を行うこ
とができる。これらの相乗効果により、本発明では、従
来の同機能の装置を非常に安価に構成することができ、
本発明の装置を使用した無線機器全体のコストダウンを
図ることできる。
る。
平面上での信号合成を示す図である。
る。
る。
IQ平面上での信号合成を示す図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 ダイバーシチ装置において、受信信号の
位相に関する受信位相データを入力する入力手段と、受
信信号の大きさに関する受信レベルデータと前記受信位
相データが入力されるとともに受信レベルデータ、ある
いは、受信レベルデータの2乗と受信位相データの正弦
との積を出力する複数の第1記憶手段と、受信レベルデ
ータと受信位相データが入力されるとともに受信レベル
データ、あるいは、受信レベルデータの2乗と受信位相
データの余弦との積を出力する複数の第2記憶手段と、
該複数の第1および第2記憶手段から出力されるデータ
をそれぞれ加算する加算手段とを有することを特徴とす
るダイバーシチ装置。 - 【請求項2】 受信信号の位相を検出する位相検出手段
と、該位相検出手段のデータを1シンボル時間遅延させ
る遅延手段と、前記位相検出手段の出力データと前記遅
延手段の出力データとの差を計算する計算手段とを有す
る請求項1記載のダイバーシチ装置。 - 【請求項3】 請求項1記載のダイバーシチ装置におい
て、第1及び第2記憶手段を、受信位相データを一方の
アドレスとし、受信レベルデータを他方のアドレスとす
るとともに、これら両方のアドレスによって特定される
データを演算結果として出力するROMで構成したこと
を特徴とするダイバーシチ装置。
Priority Applications (9)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06101027A JP3091634B2 (ja) | 1994-05-16 | 1994-05-16 | ダイバーシチ装置 |
MYPI95001209A MY113061A (en) | 1994-05-16 | 1995-05-06 | Diversity reception device |
EP95107401A EP0683571B1 (en) | 1994-05-16 | 1995-05-15 | Diversity reception device |
DE69531325T DE69531325T2 (de) | 1994-05-16 | 1995-05-15 | Einrichtung zum Diversity-Empfang |
CA002149364A CA2149364C (en) | 1994-05-16 | 1995-05-15 | Diversity reception device |
US08/441,993 US5761252A (en) | 1994-05-16 | 1995-05-16 | Diversity reception device |
CN95106512A CN1078409C (zh) | 1994-05-16 | 1995-05-16 | 分集接收装置 |
US09/082,582 US5901187A (en) | 1994-05-16 | 1998-05-21 | Diversity reception device |
US09/272,570 US6161001A (en) | 1994-05-16 | 1999-03-19 | Diversity reception device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06101027A JP3091634B2 (ja) | 1994-05-16 | 1994-05-16 | ダイバーシチ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07307724A true JPH07307724A (ja) | 1995-11-21 |
JP3091634B2 JP3091634B2 (ja) | 2000-09-25 |
Family
ID=14289712
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06101027A Expired - Lifetime JP3091634B2 (ja) | 1994-05-16 | 1994-05-16 | ダイバーシチ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3091634B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5889826A (en) * | 1996-07-11 | 1999-03-30 | Nec Corporation | Apparatus and method for diversity combining |
US6009449A (en) * | 1996-07-16 | 1999-12-28 | Nec Corporation | Phase angle data-trigonometric function value converter circuit and composite diversity receiver |
WO2000039976A1 (fr) * | 1998-12-25 | 2000-07-06 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Recepteur diversite sans erreur de decodage et circuit de regeneration d'horloge de recepteur diversite |
JP2007325163A (ja) * | 2006-06-05 | 2007-12-13 | Japan Radio Co Ltd | 信号分解装置および信号増幅システム |
-
1994
- 1994-05-16 JP JP06101027A patent/JP3091634B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
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US6901124B1 (en) | 1998-12-25 | 2005-05-31 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Diversity receiving apparatus that prevents judgement errors during decoding and a clock generating circuit for a diversity circuit that prevents judgement errors during decoding |
JP2007325163A (ja) * | 2006-06-05 | 2007-12-13 | Japan Radio Co Ltd | 信号分解装置および信号増幅システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3091634B2 (ja) | 2000-09-25 |
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