JPH0730760Y2 - マンホール蓋 - Google Patents

マンホール蓋

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JPH0730760Y2
JPH0730760Y2 JP1988017964U JP1796488U JPH0730760Y2 JP H0730760 Y2 JPH0730760 Y2 JP H0730760Y2 JP 1988017964 U JP1988017964 U JP 1988017964U JP 1796488 U JP1796488 U JP 1796488U JP H0730760 Y2 JPH0730760 Y2 JP H0730760Y2
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JP
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manhole cover
manhole
lid
lid body
heat
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JP1988017964U
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駿司 柿原
悦子 柿原
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駿司 柿原
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、特に積雪寒冷地において使用するのに適した
マンホール蓋に関するものである。
(従来の技術) 積雪寒冷地においては、降雪期間中、車道又は歩道に設
置されているマンホール蓋上に積もった雪は陥没状態に
なる。かかる状態の発生は、下水道管渠内部の熱が鋳鉄
製の蓋を通して外部に伝わって蓋上に積もった雪を溶か
すことに起因する。因に、外気温度に対して蓋外面は5
〜15℃程度高く、又、蓋下面はさらに10〜15℃程度高く
なっており、この温度差によって蓋上の積雪が溶解す
る。このような陥没は極端な場合、深さ30〜40cmにもな
り、車両及び歩行者の通行上、非常に危険な状態とな
る。
そこで、砂、砕石等を入れた麻袋をマンホール蓋上の陥
没部分に埋めて段差を解消し、融雪後にこの麻袋を取り
除くという方法が従来から行われていた。
ところで、実開昭56-30262号明細書には、鋳鉄製マンホ
ール蓋の裏面に凹部を形成し、該凹部に断熱材としてポ
リスチレン樹脂発泡体を積層したところ、収縮や変形が
生じたので、鋳鉄製マンホールの凹部に断熱体としてス
チレン−無水マレイン酸共重合体またはこれとその他の
熱可塑性樹脂とのブレンド品の発泡体を積層したとこ
ろ、マンホール蓋の熱伝導率が高いことに起因する冬期
における浄化槽内部の凍結が防止され、かつ夏期におい
ても耐熱性があり、冬期における結露の発生を防止する
ことができた旨の記載がある。
(考案が解決しようとする問題点) 上記のように砂、砕石等を入れた麻袋をマンホール蓋上
の陥没部分に埋めて段差を解消しようとすると、除雪作
業の際に麻袋が除雪機械に引っ掛かって作業の邪魔にな
ったり、ロータリー車のロータリーに噛み込まれて機械
を故障させる等の問題があった。また、融雪時期には砂
や袋が道路に散乱して、その清掃に多くの経費がかかる
という問題もあった。
さらに、上記実開昭56-30262号明細書に開示されたもの
は、発泡体を積層するためにマンホール蓋の裏面に凹部
を形成する必要があり、またスチレン−無水マレイン酸
共重合体またはこれとその他の熱可塑性樹脂とのブレン
ド品の発泡体を接着剤で嵌合接着したり、あるいは発泡
成形用型内に予めマンホール蓋を載置した後、発泡剤を
含有した樹脂の発泡性粒子を型内に充填し、その後水蒸
気等の加熱媒体によって加熱発泡させることにより、発
泡性粒子同士を相互に融着して発泡体を形成すると同時
に発泡体に本体を熱融着させるものであるから、断熱体
の取り付け工程が複雑である。しかも、上記のように積
層した断熱体は着脱自在ではないのであるから、断熱体
の交換が必要になった場合にはマンホール蓋も一緒に交
換しなければならず、きわめて不経済である。
本考案は上記実情に鑑みてなされたものであって、簡単
な構造でありながら、マンホール蓋上の積雪の融雪を防
止して雪面の陥没を生じないにしたマンホール蓋を提供
することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成すべく本考案は、マンホールの入口を覆
う蓋本体と、この蓋本体の下面に取り付けられ蓋本体の
下面を覆う断熱体とを備えたマンホール蓋であって、該
断熱体は蓋本体の下面全体を覆うと共に、ゴムボルトに
より着脱可能に取り付けられていることを特徴とするも
のである。
(作用) マンホール内部の熱が断熱体によって遮断されるため、
マンホール蓋本体と外気温との温度差が小さくなり、マ
ンホール蓋上に積雪の溶解が防止される。しかも、断熱
体の取り付けはゴムボルトによって行われるのであり、
断熱体の取り付け取り外しが簡単に行われる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図においてマンホールの入口2の上端開口部2を閉
塞するマンホール蓋1は、鋳鉄製の蓋本体3と、その下
面に一体に取り付けられた硬質ゴム、硬質プラスチック
あるいはプラスチック複合材などからなる断熱体4とか
ら構成されている。該蓋本体3と断熱体4とは、その取
り付け及び取り外しが容易にできるようにゴムボルト5
によって一体化されている。また、本考案において蓋本
体3の下面にはゴムボルト挿通用の孔11以外には凹部な
どの断熱体取り付け用の特別の構造は不要である。本実
施例においては、このゴムボルト5は上端部分が蓋本体
3よりも幾分上方に突出しているが、ゴムボルト5は金
属ボルトと異なり、多少の剛性を有するが、幾分弾性を
有しているので、融雪時期にマンホール蓋が露出しても
歩行の安全性を確保できるようになっている。なお、こ
の場合、蓋本体3の上面に凹部を形成し、この凹部にゴ
ムボルト5の上端部分を収納するようにしてもよい。
しかも、ゴムボルトには、幾分かの弾性があり、除雪時
に万一除雪用ショベルに蓋本体が引っ掛かって浮き上が
るような事態が生じても、ゴムボルトが蓋本体を弾性的
に保持しているので、金属製ボルトのように折損するこ
とは少なく、蓋本体の破損や断熱体の脱落という事故の
発生も防止される。さらに、ゴムボルトには氷の付着も
ないから、断熱効果を阻害することもない。
前記断熱体4は蓋本体3の下面全体を覆う直径を有す
る。また、該断熱体4の周縁部8、8′はマンホール入
口2のショルダ部分9、9′に載置されて蓋本体3を支
承している。このように断熱体4が蓋本体3の下面全体
を覆うことにより、下水道管などのマンホール内部から
の熱は断熱体4によって十分に遮断されるので、マンホ
ール蓋と外気温との温度差がなくなり、マンホール蓋上
に積もった雪の溶解が防止される。また、蓋本体3の外
周部の両端には、下水道管からのガスを排出すると共
に、雨水を導入するための孔6が穿設されている。この
孔6は、断熱効果を上げるために、通常のマンホール蓋
の孔よりも小径に、例えば内径3〜4mm程度に形成され
る。
そして、本実施例において断熱体として用いられた硬質
ゴム、硬質プラスチック、プラスチック複合体には弾性
があるので、マンホール蓋の上を車両が通過しても、振
動を吸収できるので、車両通過の際に発する異常音の発
生が防止される。
かくして、本考案にかかるマンホール蓋1は、上記のよ
うに構成されるので、マンホール入口2を介して伝達さ
れていた下水道管などの熱は、断熱体4によって十分に
遮断されて蓋本体3の外部へ伝達されないため、蓋本体
1の上部の融雪が防止され、従って雪面7に陥没が生じ
ることがない。また、ゴムボルト5にねじ込んだナット
10を回転するだけでよいので、断熱体4の取り付け取り
外しはきわめて容易である。
(考案の効果) 以上詳述したように、本考案によればマンホール蓋本体
の下面全体を断熱体で覆って熱の伝達を十分に防止した
ので、マンホール蓋の上部における融雪が防止でき、雪
面に陥没が生じることがなく、車両及び歩行者の通行の
安全が確保される。
しかも、蓋本体の下面に断熱体の付着用の特別の凹部を
設けることなく、単に断熱体をゴムボルトによって蓋本
体の下面に着脱自在に取り付けるだけでよいので、構造
が簡単で、安価なマンホール蓋を提供することができ
る。
そのうえ、除雪時において除雪ショベルが万一蓋本体を
引っ掛けて、浮き上げるような事態が発生してもゴムボ
ルトには弾性があるので、金属ボルトのように折損する
ことが少なく、蓋本体の破損や断熱体の脱落等の事故を
防止することが可能である。
さらに、断熱体に弾性があるので、車両の通過時にマン
ホール蓋に振動音が発生することがない。また、通常の
金属製ボルトと相違してゴムボルトには氷が付着するこ
とはないので、金属ボルトの如くボルトを介して断熱効
果を損なうというおそれはなく、マンホール蓋の重さを
大きくして取扱を困難にするということもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図である。 1……マンホール蓋、2……マンホール、3……蓋本
体、4……断熱体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−4445(JP,A) 実開 昭56−30262(JP,U) 実開 昭64−37554(JP,U) 実公 昭52−7958(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】マンホールの入口を覆う蓋本体と、この蓋
    本体の下面に取り付けられ蓋本体の下面を覆う断熱体と
    を備えたマンホール蓋において、該断熱体は蓋本体の下
    面全体を覆うと共に、ゴムボルトにより着脱可能に取り
    付けられていることを特徴とするマンホール蓋。
JP1988017964U 1988-02-12 1988-02-12 マンホール蓋 Expired - Lifetime JPH0730760Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988017964U JPH0730760Y2 (ja) 1988-02-12 1988-02-12 マンホール蓋

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JP1988017964U JPH0730760Y2 (ja) 1988-02-12 1988-02-12 マンホール蓋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01124848U JPH01124848U (ja) 1989-08-25
JPH0730760Y2 true JPH0730760Y2 (ja) 1995-07-19

Family

ID=31232194

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988017964U Expired - Lifetime JPH0730760Y2 (ja) 1988-02-12 1988-02-12 マンホール蓋

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JP (1) JPH0730760Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5630262U (ja) * 1979-08-10 1981-03-24
JPS6437554U (ja) * 1987-08-27 1989-03-07

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01124848U (ja) 1989-08-25

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