JPH0730725B2 - 電子制御式燃料噴射装置 - Google Patents

電子制御式燃料噴射装置

Info

Publication number
JPH0730725B2
JPH0730725B2 JP22407685A JP22407685A JPH0730725B2 JP H0730725 B2 JPH0730725 B2 JP H0730725B2 JP 22407685 A JP22407685 A JP 22407685A JP 22407685 A JP22407685 A JP 22407685A JP H0730725 B2 JPH0730725 B2 JP H0730725B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
pressure
amount
time width
fuel injection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP22407685A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6282244A (ja
Inventor
正和 二宮
Original Assignee
日本電装株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本電装株式会社 filed Critical 日本電装株式会社
Priority to JP22407685A priority Critical patent/JPH0730725B2/ja
Publication of JPS6282244A publication Critical patent/JPS6282244A/ja
Publication of JPH0730725B2 publication Critical patent/JPH0730725B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば自動車用エンジンの燃料噴射を制御す
る電子制御式燃料噴射装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来より自動車用エンジン等に使用されている電子制御
式燃料噴射装置は、燃料タンク内の燃料を燃料ポンプに
より汲み上げ、燃料噴射弁に対して燃料圧力を圧力調整
弁によって所定の圧力状態に調圧して圧送すると共に、
エンジンの作動状態に応じてマイクロコンピュータ等に
より燃料噴射時間幅を算出して、この燃料噴射時間幅に
応じたパルス信号により燃料噴射弁を開弁作動すること
により所定量の燃料をエンジンへと供給するよう構成さ
れている。つまり、燃料噴射弁に供給される燃料の燃料
圧力と燃料噴射弁の開弁時間とでエンジンへの燃料供給
量は決定される。
そして従来より燃料圧力を、例えばダイヤフラム式の圧
力調整弁で所定の状態に保持し、開弁時間を可変設定す
ることで、燃料調整を行なっていた。
ところで近年においては、燃料ポンプの回転速度を、騒
音低減、エンジン高温時のベーパー発生防止、燃料ポン
プの耐久性向上、省電力等の目的から速度制御するとい
ったものが、特開昭57−206767号にて提案されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、このように燃料ポンプの回転速度を制御した
場合、燃料ポンプからの燃料の吐出量が変化するため、
燃料圧力を調圧するために用いられるダイヤフラム式の
圧力調整弁に送り込まれる燃料量も変化するようにな
る。上記圧力調整弁は送り込まれる燃料の圧力を所定の
圧力状態となるように作動するのであるが、送り込まれ
る燃料量が変化すると、その変化に応じて調圧された燃
料の圧力は上記の所定の圧力状態からずれを生じるよう
になり、送り込まれる燃料量の変化が大きくなれば、上
記ずれの幅も大きくなる。従って、上記公報の如く、燃
料ポンプの回転速度を制御した場合、圧力調整弁に送り
込まれる燃料量が大きく変化するため、燃料圧力の変化
が大きくなり、エンジンへの燃料供給量が所望とする量
から大きくずれるようになるという問題点がある。
また上記の問題点は燃料ポンプの回転速度を制御するも
のに限られたものでなく、例えばバッテリー電圧の低下
により燃料ポンプの回転速度が低下したような場合にも
生じることがある。
従って、本発明の目的は、上記問題点を解決してエンジ
ンが要求する燃料量を正確に供給することが可能であっ
て、きめの細かいエンジン制御を可能とした電子制御式
燃料噴射装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するために、本発明においては、第
11図に示すように、 エンジンに燃料を噴射供給する燃料噴射弁と、 前記燃料噴射弁に燃料タンク内の燃料を圧送する燃料ポ
ンプと、 前記燃料ポンプから前記燃料噴射弁に圧送される燃料の
圧力を所望の圧力状態に調圧すると共に余剰燃料を前記
燃料タンクに返送する圧力調整弁と、 エンジンの作動状態を検出する作動状態検出手段と、 前記作動状態検出手段にて検出された作動状態に応じて
前記燃料噴射弁の有効噴射時間幅を算出する有効噴射時
間幅算出手段と、 前記有効噴射時間幅より前記燃料噴射弁からエンジンに
噴射される噴射燃料量をを算出する噴射燃料量算出手段
と、 前記燃料ポンプから吐出される吐出燃料量を算出する吐
出燃料量算出手段と、 前記吐出燃料量と前記噴射燃料量とから前記圧力調整弁
にて余剰燃料として返送される返送燃料量を算出する返
送燃料量算出手段と、 前記返送燃料量に応じて前記圧力調整弁にて調圧された
燃料の圧力と前記所望圧力とのずれを補償する噴射時間
幅補正手段と、 前記補正手段にて補正された有効噴射時間幅に応じて前
記燃料噴射弁に対する燃料噴射時間幅を算出する燃料噴
射時間幅算出手段と、 前記燃料噴射時間幅に応じて前記燃料噴射弁の駆動を制
御する駆動制御手段と を備えたことを特徴とする電子制御式燃料噴射装置 としている。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は電子制御式燃料噴射装置を有するエンジンの全
体を概略的に示しており、エアクリーナ1から吸入され
た空気は、スロットルボデー2に設けられて、運転室の
図示しないアクセルペダルに連動する絞り弁4により流
量を制御され、その後サージタンク5、吸気管6、およ
び吸気弁7を介してエンジン本体8の燃焼室9へ供給さ
れる。燃焼室9で燃焼された混合気は排気ガスとして排
気弁10、および排気管11を介して放出される。電磁式燃
料噴射弁14は各燃焼室9に対応して吸気管6に設けられ
る。
マイクロコンピュータを含む電子制御部(ECU)15は、
エンジン本体8のウォークジャケット17に取付けられる
水温センサ18、エアクリーナ1と絞り弁4との間に設け
られて吸入空気流量を検出するエアフローメータ19、吸
気温度を検出する吸気温センサ20、ピストン21に連接棒
22を介して結合しているクランク軸の回転角を検出する
ためにクランク軸に1/2の減速で結合するディストリビ
ュータシャフトの回転角を検出する回転角センサ23、お
よび排気管11に設けられて排気ガス中の酸素濃度を検出
する空燃比センサ24から入力信号を受ける。ECU15はさ
らにバッテリー26の電圧状態に応じた入力信号を受け
る。
直流電動機によって駆動されている燃料ポンプ31は、燃
料タンク32と燃料噴射弁14とを接続する燃料通路290に
設けられ、燃料タンク30の燃料を燃料噴射弁14へ圧送す
る。
なお、この圧送される燃料は圧力調整弁33によりサージ
タンク5内への吸気圧に対して約2.5kg/cm2程度高い圧
力状態となるように調圧されており、この圧力調整弁33
の構成は第2図に示すようなものである。
第2図における圧力調整弁33は、ハウジング331、332の
内部がダイヤフラム333により区別されており、一方が
燃料室334、他方が背圧室335を形成している。ハウジン
グ331には燃料通290に接続される導入管336と燃料タン
ク32に通じる燃料通路291に接続される導出管337とが形
成されている。
ダイヤフラム333には、弁体338が保持体339を介して燃
料室334側に保持されており、この弁体338は導出管337
と連通する燃料室334内にて設定され、パイプ340の開口
端と対向している。またハウジング332には背圧室335内
にサージタンク5内の吸気圧を導く導圧管341が形成さ
れており、背圧室335内にはダイヤフラム333に備えられ
た弁体338をパイプ340の開口端側に押圧するスプリング
342が設定されている。そしてこの圧力調整弁33は導入
管336より圧送されてきた燃料を燃料室334内にて背圧室
335内の圧力ならびにスプリング342の押圧力に応じた圧
力になるようにダイヤフラム333の位置を変位させる。
この変位により、燃料室334内の燃料が弁体338とパイプ
340の開口端とのすき間に応じた量だけ導出管337、燃料
通路291を介して燃料タンク32へと余剰燃料として返送
される。
すなわち、燃料室334内の燃料を弁体338が背圧室335側
から受ける力に応じて燃料タンク32へと部分的に余剰燃
料として返送することにより、燃料室334内の燃料の圧
力、つまり燃料噴射弁14に圧送される燃料の圧力がほぼ
所定の状態に調圧される。
またECU15は、各センサからの入力信号に基づいて燃料
噴射時間幅を演算し、この演算結果に基づいて燃料噴射
弁14を制御すると共に、燃料ポンプ31の回転速度を制御
する。
第3図に示すのは、ECU15の概略構成を示すブロック図
であり、第3図において、40は各プログラムに従って演
算を実行する中央処理ユニット(CPU)、41はCPU40にて
実行されるプログラムや、このプログラムにて使用され
る定数等を記憶する読み出し専用メモリ(ROM)、42はC
PU40にて使用されるデータやCPU40の演算結果を一時的
に記憶する書き替え可能なメモリ(RAM)、43は回転角
センサ23からのデジタル信号を取り込むデジタル入力ポ
ート、44は水温センサ18、エアフローメータ19、吸気温
センサ20、空燃比センサ24、バッテリー26の電圧状態等
のアナログ信号をA/D変換して取り込むアナログ入力ポ
ート、45はCPU40にて演算された燃料噴射時間幅に応じ
た駆動パルスを燃料噴射弁14に所定のタイミングで出力
する出力回路、46はCPU40にて所定の運転状態が検知さ
れた時に燃料ポンプ31の回転速度を上げるよう指令信号
を出力する出力回路、そして47は各構成要素を接続する
バスラインである。次に第4図に基づいて燃料ポンプ31
の回転速度の制御について述べる。
継電器350は、1対の接点360、370、接極子380、第1お
よび第2のコイル390、400を備え、接点360はバッテリ
ー26へ接続され、第1のコイル390はバッテリー26とエ
アフローメータスイッチ420へ接続され、第2のコイル4
00はエンジンスイッチの始動端子(ST)430へ接続され
ている。エアフローメータスイッチ420は、機関の運転
中、すなわちエアフローメータ19の個所を空気が流れて
いる場合、閉じられ、始動端子430は、エンジンキーが
始動位置にある場合に所定の正電圧を発生する。別の継
電器450は、1対の接点460、470と480、490、接極子50
0、コイル510を備え、接点460、480は継電器350の接点3
70へ接続され、接点470は抵抗520を介して直流電動機53
0の電機子540へ接続され、接点490は電機子540へ接続さ
れ、コイル510はECU15の出力回路46へ接続されている。
直流電動機530は燃料ポンプ31を駆動し、ECU15は、各セ
ンサから入力信号に基づいて継電器450のコイル510の付
勢を制御する。
運転室においてエンジンキーが始動位置になると、始動
端子430に所定の正電圧が発生し、継電器350の第2のコ
イル400に付勢電流が供給され、接極子380は接点360、3
70に接触する。始動電動機による始動が完了してエンジ
ンキーが始動位置から点火位置へされると、第2のコイ
ル400の付勢が中止されるが、始動後は吸気系のエアフ
ローメータ19の個所を吸入空気が常に通過し、エアフロ
ーメータスイッチ420が閉じられるので、バッテリー26
により第1のコイル390が付勢され、接点360、370と接
極子380との接触は、機関の運転中保持される。
またECU15による継電器450の制御は、後述する燃料噴射
時間幅の演算の際に求められる燃料噴射弁14から噴射さ
れる燃料量に応じて第5図に示すごとく制御され、した
がって噴射燃料量が少ない時には、コイル510への通電
は実行せず、接極子500を接点460、470に接触させて抵
抗520を介してバッテリー26からの給電電流を電機子540
へと供給し、噴射燃料量が多い時には、コイル510への
通電を実行して接極子500を接点480、490に接触させ
て、抵抗520を介すことなくバッテリー26からの給電電
流を電機子540へと供給する。そして上記のごとく継電
器450の接続状態を変えることで、つまり抵抗520の有無
により電機子540の両端電圧が変わるので、直流電動機5
30、すなわち燃料ポンプ31の回転速度も変化し、この結
果抵抗520の有無により燃料ポンプ31から吐出される燃
料量は第6図に示すように変化する。このように燃料ポ
ンプ31の回転速度を制御することで、騒音低減、燃料ポ
ンプ31の耐久性向上、省電力等が得られる。
しかしながら、燃料ポンプ31からの燃料吐出量が変化す
ると、圧力調整弁33に送り込まれる燃料量、つまり圧力
調整弁33を通過して燃料タンク32に返送される燃料量が
変化する。このように圧力調整弁33から返送される燃料
量が変化すると、上述のダイヤフラム式の圧力調整弁33
では、背圧室335側からの圧力と燃料室334内の燃料圧力
とによって決まるダイヤフラム333の釣合い位置が変化
するため、所望とする燃料圧力(例えば2.5kg/cm2)か
らずれるようになる。例えば返送燃料量が40/Hrにお
いて燃料室334内の燃料の圧力が2.5kg/cm2となるように
設定しても、第7図に示すように返送燃料量の増減に応
じて燃料室334内にて調圧される燃料の圧力は増減す
る。そしてこのような返送燃料量に対する燃料圧力の圧
力勾配のために、上述のごとく燃料ポンプ31の回転速度
を制御するものにおいては、燃料噴射量が所望量からず
れるようになる恐れがあるので、この圧力変化分を補償
する必要がある。
以下に上記圧力変化分の補償を考慮した燃料噴射時間幅
の演算を第8図に基づいて述べる。
まずステップ101にて燃料噴射幅算出に必要なRAM42内に
格納されている各センサからのデータを取り込む。ステ
ップ102ではステップ101にて取り込んだデータのうち吸
入空気量QA、エンジン回転数Nを用いて基本噴射時間幅
TP(=k1×(QA/N))を求める。なおk1は係数である。
次にステップ103ではステップ101にて取り込んだデータ
からの各補正係数、例えばエンジン冷却水温に対応した
kTHW、吸気温に対応したkTHA、空燃比センサ24の出力に
対応したkA/F等を加算、あるいは乗算して求められる
今回の補正値k2を求める。ステップ104ではステップ103
で求められた補正値k2を用いて基本噴射時間幅TPを補正
して有効噴射時間幅TEを求める。この有効噴射時間幅TE
はエンジン状態に応じて今回噴射供給する燃料噴射量に
対応する値であり、ステップ105ではこの有効噴射時間
幅TEからエンジンへと供給される噴射燃料量QF1(=TE
×k3×N,k3:定数)が算出される。ステップ106では、継
電器450の抵抗520の接続状態の有無とバッテリー電圧V3
の状態とから燃料ポンプ31の吐出燃料量QF2を求める。
なお燃料ポンプ31の吐出燃料量QF2は抵抗520の有無とバ
ッテリー電圧VBとにより第6図に示す特性に応じてROM4
1内に予め記憶設定されている。ステップ107ではステッ
プ105、106で求められた噴射燃料量QF1と吐出燃料量QF2
とから圧力調整弁33を通過して燃料タンク32へと余剰燃
料として返送される返送燃料量QF3(=QF2−QF1)を求
め、ステップ108では、返送燃料量QF3と圧力調整弁33で
調圧される燃料の圧力との第7図に示されるような関係
を用いて、予めROM41内にこの関係をマップとして記憶
しておき、このマップから圧力調整弁33により調圧され
る燃料圧力PFをステップ107で求められた返送燃料量QF3
から求める。ステップ109では燃料圧力PFに対して予めR
OM41内に記憶設定されている第9図に示すようなマップ
から補正係数k4をステップ108で求められた燃料圧力PF
から求める。ステップ110では補正係数k4で有効噴射時
間幅TEを補正する。このように有効噴射時間幅TEを補正
係数k4で補正することにより、圧力調整弁33で調圧され
た燃料の圧力と所望とする燃料圧力(2.5kg/cm2)との
ずれの補償が行われる。ステップ111では、補正された
有効噴射時間幅TE′にバッテリー電圧VBによって決まる
無効噴射時間幅TV(VB)が加算されて、燃料噴射時間幅
TOが算出され、ステップ112にてこの燃料噴射時間幅TO
をRAM42内にストアして本ルーチンを終了する。
そして上述のルーチンに従って算出された燃料噴射時間
幅TOが、エンジン回転に同期したタイミングで出力回路
45から燃料噴射時間幅TOに対応した時間幅を有する電気
パルスに変換されて出力され、燃料噴射弁14がこの電気
パルスに応じて開弁作動してエンジンに所望料の燃料を
噴射供給する。
従って、上述の実施例によれば、燃料ポンプ31の回転速
度が制御されて、圧力調整弁33で調圧される燃料の圧力
が、所望の圧力からずれが生じても、このずれを補償す
るように補正係数k4により有効噴射時間幅TEを補正する
ので、エンジンが要求する燃料量を正確に供給できるよ
うになり、きめ細かいエンジン制御が可能となる。
なお上記実施例では、返送燃料量QF3からその時点の燃
料圧力PFを求め、この燃料圧力PFから補正係数k4を求め
ていたが、返送燃料量QF3から直接補正係数k4を求める
ように構成してもよい。
また上記実施例における燃料ポンプ31の回転速度の制御
は抵抗520を介してバッテリー26からの給電を行うか、
抵抗520を介すことなくバッテリー26からの給電を行う
かのいずれかにより直流電動機530の電機子540の両端電
圧を変えることで行っていたが、直流電動機530の電機
子540に印加する電圧を第10図に示すような1ms周期のON
−OFF比を変えるデューティ比制御によって燃料ポンプ3
1の回転速度をリニアに変化するよう制御したものであ
ってもかまわず、このような制御であっても上記実施例
を適応させることは充分に可能である。
またバッテリー26の電圧状態はライト点灯、補機作動等
により変化し、バッテリー26の電圧状態が変わること
で、上記のように燃料ポンプ31の回転速度を制御しなく
ても燃料ポンプ31の回転速度、つまり吐出燃料量は変化
するが、このような場合の吐出燃料量の変化に対しても
上記実施例は適用可能である。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明によれば、 圧力調整弁に送り込まれる燃料量が変化して、圧力調整
弁で調圧される燃料の圧力が所望とする圧力ずれが生じ
るようになっても、圧力調整弁から余剰燃料として返送
される燃料量と圧力調整弁にて調圧される燃料圧力との
関係から上記ずれを補償するように噴射時間幅を補正す
るので、エンジンが要求する燃料量を正確にエンジンへ
と供給できるようになり、従って充分にきめの細かいエ
ンジン制御が実行可能となるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の電子制御式燃料噴射装置の一実施例の
構成を備えたエンジンの全体を概略的に示した構成図、
第2図は第1図図示の圧力調整弁の構成を示す断面図、
第3図は第1図図示のECUの構成を示すブロック図、第
4図は燃料ポンプの回転速度を制御する装置の構成を示
す回路図、第5図は第4図の継電器の接続状態の制御を
示す図、第6図は燃料ポンプからの吐出燃料量の変化を
示す図、第7図は圧力調整弁を通過して返送される返送
燃料量に対する圧力調整弁にて調圧される燃料の燃料圧
力の変化を示す特性関係図、第8図は本発明の一実施例
における燃料噴射時間幅演算ルーチンのフローチャー
ト、第9図は第8図のプログラムで用いられる補正係数
k4を求めるためのマップ、第10図は本発明の他の実施例
として、燃料ポンプの回転速度を制御するために電機子
に印加される電圧の変化を示す波形図、第11図は本発明
の概略構成を示すブロック図である。 8……エンジン本体,14……燃料噴射弁,15……ECU,18…
…水温センサ,19……エアフローメータ,20……吸気温セ
ンサ,23……回転角センサ,24……空燃比センサ,26……
バッテリー,31……燃料ポンプ,32……燃料タンク,33…
…圧力調整弁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンに燃料を噴射供給する燃料噴射弁
    と、 前記燃料噴射弁に燃料タンク内の燃料を圧送する燃料ポ
    ンプと、 前記燃料ポンプから前記燃料噴射弁に圧送される燃料の
    圧力を所望の圧力状態に調圧すると共に余剰燃料を前記
    燃料タンクに返送する圧力調整弁と、 エンジンの作動状態を検出する作動状態検出手段と、 前記作動状態検出手段にて検出された作動状態に応じて
    燃料噴射弁の有効噴射時間幅を算出する有効噴射時間幅
    算出手段と、 前記有効噴射時間幅より前記燃料噴射弁からエンジンに
    噴射される燃料噴射量を算出する噴射燃料量算出手段
    と、 前記燃料ポンプから吐出される吐出燃料量を算出する吐
    出燃料量算出手段と、 前記吐出燃料量と前記噴射燃料量とから前記圧力調整弁
    にて余剰燃料として返送される返送燃料量を算出する返
    送燃料量算出手段と、 前記返送燃料量に応じて前記圧力調整弁にて調圧された
    燃料の圧力と前記所望圧力とのずれを補償する噴射時間
    幅補正手段と、 前記補正手段にて補正された噴射時間幅に応じて前記燃
    料噴射弁に対する燃料噴射時間幅を算出する燃料噴射時
    間幅算出手段と、 前記燃料噴射時間幅に応じて前記燃料噴射弁の駆動を制
    御する駆動制御手段と を備えたことを特徴とする電子制御式燃料噴射装置。
JP22407685A 1985-10-07 1985-10-07 電子制御式燃料噴射装置 Expired - Lifetime JPH0730725B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22407685A JPH0730725B2 (ja) 1985-10-07 1985-10-07 電子制御式燃料噴射装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22407685A JPH0730725B2 (ja) 1985-10-07 1985-10-07 電子制御式燃料噴射装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6282244A JPS6282244A (ja) 1987-04-15
JPH0730725B2 true JPH0730725B2 (ja) 1995-04-10

Family

ID=16808178

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22407685A Expired - Lifetime JPH0730725B2 (ja) 1985-10-07 1985-10-07 電子制御式燃料噴射装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0730725B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6282244A (ja) 1987-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5609140A (en) Fuel supply system for an internal combustion engine
JP3060266B2 (ja) エンジンの燃料供給装置
US4389996A (en) Method and apparatus for electronically controlling fuel injection
US4993391A (en) Fuel supply control system for internal combustion engine
US5819709A (en) Fuel pump control in an electronic returnless fuel delivery system
JP2001159359A (ja) 筒内噴射エンジンの燃圧制御装置
US4911131A (en) Fuel control apparatus for internal combustion engine
US6209521B1 (en) System for operating an internal combustion engine, in particular of a motor vehicle
US4681076A (en) Electronically controlled fuel injection system for an internal combustion engine
US4895123A (en) Apparatus for controlling air-fuel ratio of internal combustion engine
US4886028A (en) Apparatus for controlling air-fuel ratio of internal combustion engine
JPH0615856B2 (ja) 排気ガス再循環制御用負圧調圧弁の制御方法
JPS641658B2 (ja)
JPH08193538A (ja) 内燃機関の燃料制御装置
JPH0730725B2 (ja) 電子制御式燃料噴射装置
US6435165B1 (en) Regulation method for fuel injection system
JPH11315768A (ja) 内燃機関の燃料供給装置
JPH0849587A (ja) 内燃機関の吸入空気量制御装置
JP2567313Y2 (ja) 内燃機関の燃料供給装置の自己診断装置
JP2858284B2 (ja) 内燃機関の燃料供給制御装置
JP3512932B2 (ja) 内燃機関の燃料供給制御装置
JPS60198356A (ja) 燃料噴射量制御装置
JP3678578B2 (ja) 内燃機関のアイドル制御装置
JPH025734A (ja) 内燃機関用補助空気供給装置の制御方法
JPH06272586A (ja) 内燃機関の電子制御燃料噴射装置