JPH07306903A - 和差回路 - Google Patents
和差回路Info
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- JPH07306903A JPH07306903A JP6123236A JP12323694A JPH07306903A JP H07306903 A JPH07306903 A JP H07306903A JP 6123236 A JP6123236 A JP 6123236A JP 12323694 A JP12323694 A JP 12323694A JP H07306903 A JPH07306903 A JP H07306903A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 SAWコンボルバを用いたDPSK復調回路
等に好適な和差回路として、構成簡単で、小型かつ低コ
ストの回路を提案することである。 【構成】 入力巻線11,12、出力巻線13を1組、
入力巻線14,15、出力巻線16を他の1組として夫
々トリファイラー巻線5,6に形成し、メガネコア17
の磁気ループ17aに巻き付け、第1の結合部9を構成
する。またトリファイラー巻線6は磁気ループ17bに
巻き付け第2の結合部10を構成する。トリファイラー
巻線5のうちの入力巻線11はトリファイラー巻線6の
入力巻線14に巻線極性が同じになるように接続する。
もう1つの入力巻線12は他方の入力巻線15に巻線極
性が逆になるように接続する。出力巻線13には和出
力、出力巻線16には差出力が得られる。
等に好適な和差回路として、構成簡単で、小型かつ低コ
ストの回路を提案することである。 【構成】 入力巻線11,12、出力巻線13を1組、
入力巻線14,15、出力巻線16を他の1組として夫
々トリファイラー巻線5,6に形成し、メガネコア17
の磁気ループ17aに巻き付け、第1の結合部9を構成
する。またトリファイラー巻線6は磁気ループ17bに
巻き付け第2の結合部10を構成する。トリファイラー
巻線5のうちの入力巻線11はトリファイラー巻線6の
入力巻線14に巻線極性が同じになるように接続する。
もう1つの入力巻線12は他方の入力巻線15に巻線極
性が逆になるように接続する。出力巻線13には和出
力、出力巻線16には差出力が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は和差回路に係り、特に弾
性表面波(SAW)コンボルバを用いたDPSK復調回
路等に好適な和差回路の改良に関する。
性表面波(SAW)コンボルバを用いたDPSK復調回
路等に好適な和差回路の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】SAWコンボルバを用いたスペクトラム
拡散(SS)通信においてSAWコンボルバのゲート電
極を2分割して、夫々の出力を合成することにより、D
PSK(Differential Phase Shift Keying)復調が可
能であることが知られている(Zn/Si SAWコン
ボルバを用いたスペクトラム拡散受信機 昭和57、電
子通信学会通信 全大 参照)。図11はそのDPSK
復調の具体的な回路ブロックを示すものである。同図に
おいて、41は入力信号、42はローパスフィルタ(L
PF)、43は増幅器、44は入力整合回路、45はS
AWコンボルバ、45A,45Bは入力トランスデュー
サ、46は参照信号、47,48は第1及び第2のゲー
ト電極、49,50はコンボルバ出力ゲート整合回路、
51,52は分波器、53は和トランス、54は差トラ
ンス、55,56は増幅器、57,58はA/D変換
器、59は差データ、60は和データである。
拡散(SS)通信においてSAWコンボルバのゲート電
極を2分割して、夫々の出力を合成することにより、D
PSK(Differential Phase Shift Keying)復調が可
能であることが知られている(Zn/Si SAWコン
ボルバを用いたスペクトラム拡散受信機 昭和57、電
子通信学会通信 全大 参照)。図11はそのDPSK
復調の具体的な回路ブロックを示すものである。同図に
おいて、41は入力信号、42はローパスフィルタ(L
PF)、43は増幅器、44は入力整合回路、45はS
AWコンボルバ、45A,45Bは入力トランスデュー
サ、46は参照信号、47,48は第1及び第2のゲー
ト電極、49,50はコンボルバ出力ゲート整合回路、
51,52は分波器、53は和トランス、54は差トラ
ンス、55,56は増幅器、57,58はA/D変換
器、59は差データ、60は和データである。
【0003】入力信号41と参照信号46とが入力トラ
ンスデューサ45A,45Bに入力されると、ゲート電
極47,48にはコンボリューション出力のデータが出
力され、整合回路49,50を介して分波器51,52
に与えられて、これにより2つの信号路の入力データは
4つの信号路の出力データに分割され、その1組の出力
データは和トランス53へ、他の組の出力データは差ト
ランス54へ夫々入力される。和トランス53では、2
つの入力データが加算され、和出力が増幅器56、A/
D変換器58を介して和データ59として出力される。
また差トランス54では2つの出力データが減算され差
出力が増幅器55、A/D変換器57を介して差データ
60として出力される。
ンスデューサ45A,45Bに入力されると、ゲート電
極47,48にはコンボリューション出力のデータが出
力され、整合回路49,50を介して分波器51,52
に与えられて、これにより2つの信号路の入力データは
4つの信号路の出力データに分割され、その1組の出力
データは和トランス53へ、他の組の出力データは差ト
ランス54へ夫々入力される。和トランス53では、2
つの入力データが加算され、和出力が増幅器56、A/
D変換器58を介して和データ59として出力される。
また差トランス54では2つの出力データが減算され差
出力が増幅器55、A/D変換器57を介して差データ
60として出力される。
【0004】従って上記入力データが同相であれば、減
算によりキャンセルされ差出力のレベルはノイズフロア
以下となり、また反転していて互いに逆相であれば、加
算によりキャンセルされるが、減算によっては加算され
た出力が得られる。従って入力データが完全に同相の場
合、和と差の出力レベルの差(separation)が最大とな
る。一方、前記入力データが完全に反転(互いに逆相)
している場合、和出力のレベルはノイズフロア以下とな
り、かつ差出力としては上述のように実質的に加算レベ
ルが出力されるので、separationが最大となる。
算によりキャンセルされ差出力のレベルはノイズフロア
以下となり、また反転していて互いに逆相であれば、加
算によりキャンセルされるが、減算によっては加算され
た出力が得られる。従って入力データが完全に同相の場
合、和と差の出力レベルの差(separation)が最大とな
る。一方、前記入力データが完全に反転(互いに逆相)
している場合、和出力のレベルはノイズフロア以下とな
り、かつ差出力としては上述のように実質的に加算レベ
ルが出力されるので、separationが最大となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】さて上述した和差回路
を含むDPSK復調回路において、上述した事項はゲー
ト電極7,8の両出力レベル及び位相が正確に揃ってい
る場合でかつ、夫々ゲート電極7,8の整合回路9,1
0の特性が正確に揃っている場合で、しかも図11の和
差回路ブロック21内の和トランス13、差トランス1
4の夫々入力端子までの信号伝送路が同じであることが
条件である。現実的に、2つのゲート電極7,8の出力
整合回路9,10を完全に揃えることは実装上非常に困
難である。また、可能であったにせよ、分波器11,1
2となるトランスのオフセットが現実的に内在し、前述
のseparationが十数dBとなってしまう。またこのよう
なオフセットをできる限り抑圧すべく分波器11,1
2、和トランス13、差トランス14の配置を適切に配
置すると、どうしても回路基板上でのDeadspaceが発生
し、回路ブロックの小型化に寄与することが困難とな
る。さらに配置を工夫して分波器11,12、和トラン
ス13、差トランス14を近接配置できたとしても、差
トランス14、和トランス13或いは分波器11,12
相互に不要な結合が生じてしまい、結果的にDPSK復
調方式で要となる和差回路のseparationが劣化してしま
うことになる。しいてはピット誤り率BER(BIT ERRO
R RATE)の劣化をきたしてしまう。
を含むDPSK復調回路において、上述した事項はゲー
ト電極7,8の両出力レベル及び位相が正確に揃ってい
る場合でかつ、夫々ゲート電極7,8の整合回路9,1
0の特性が正確に揃っている場合で、しかも図11の和
差回路ブロック21内の和トランス13、差トランス1
4の夫々入力端子までの信号伝送路が同じであることが
条件である。現実的に、2つのゲート電極7,8の出力
整合回路9,10を完全に揃えることは実装上非常に困
難である。また、可能であったにせよ、分波器11,1
2となるトランスのオフセットが現実的に内在し、前述
のseparationが十数dBとなってしまう。またこのよう
なオフセットをできる限り抑圧すべく分波器11,1
2、和トランス13、差トランス14の配置を適切に配
置すると、どうしても回路基板上でのDeadspaceが発生
し、回路ブロックの小型化に寄与することが困難とな
る。さらに配置を工夫して分波器11,12、和トラン
ス13、差トランス14を近接配置できたとしても、差
トランス14、和トランス13或いは分波器11,12
相互に不要な結合が生じてしまい、結果的にDPSK復
調方式で要となる和差回路のseparationが劣化してしま
うことになる。しいてはピット誤り率BER(BIT ERRO
R RATE)の劣化をきたしてしまう。
【0006】本発明の目的は前述したDPSK復調回路
等に好適で、しかも小型化、低コスト化に寄与できる構
成の和差回路を提供することにある。
等に好適で、しかも小型化、低コスト化に寄与できる構
成の和差回路を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明の和差回路は、少なくとも2つの入力ポ
ート及び1つの出力ポートを有するトリファイラー巻の
第1の入力巻線及び出力巻線が巻回される第1の結合部
と、少なくとも他の1つの出力ポートを有するトリファ
イラー巻の第2の入力巻線及び出力巻線が巻回される第
2の結合部と、を備え、第1の入力巻線と第2の入力巻
線とが、前記1つの出力ポートからは和出力が、他の1
つの出力ポートからは差出力が得られるような極性で接
続されていることを特徴とする。
め、第1の発明の和差回路は、少なくとも2つの入力ポ
ート及び1つの出力ポートを有するトリファイラー巻の
第1の入力巻線及び出力巻線が巻回される第1の結合部
と、少なくとも他の1つの出力ポートを有するトリファ
イラー巻の第2の入力巻線及び出力巻線が巻回される第
2の結合部と、を備え、第1の入力巻線と第2の入力巻
線とが、前記1つの出力ポートからは和出力が、他の1
つの出力ポートからは差出力が得られるような極性で接
続されていることを特徴とする。
【0008】第2の発明の和差回路は、第1の発明にお
いて、更にメガネコアを有し、該メガネコアの夫々の磁
気ループに前記第1及び第2の結合部が形成されている
ことを特徴とする。
いて、更にメガネコアを有し、該メガネコアの夫々の磁
気ループに前記第1及び第2の結合部が形成されている
ことを特徴とする。
【0009】第3の発明の和差回路は、第1又は第2の
発明において、前記入力ポート及び出力ポートに夫々並
列容量が接続されていることを特徴とする。
発明において、前記入力ポート及び出力ポートに夫々並
列容量が接続されていることを特徴とする。
【0010】第4の発明の和差回路は、少なくとも1つ
の入力ポートを有するバイファイラー巻の第1の入力巻
線及び出力巻線が巻回される第1の結合部と、少なくと
も1つの入力ポートと1つの出力ポートを有するバイフ
ァイラー巻の第2の入力巻線及び出力巻線が巻回される
第2の結合部と、少なくとも他の1つの出力ポートを有
する第3の出力巻線が巻回される共通の結合部と、を備
え、第1の入力巻線及び出力巻線と第2の入力巻線及び
出力巻線とが直列に接続されたことを特徴とする。
の入力ポートを有するバイファイラー巻の第1の入力巻
線及び出力巻線が巻回される第1の結合部と、少なくと
も1つの入力ポートと1つの出力ポートを有するバイフ
ァイラー巻の第2の入力巻線及び出力巻線が巻回される
第2の結合部と、少なくとも他の1つの出力ポートを有
する第3の出力巻線が巻回される共通の結合部と、を備
え、第1の入力巻線及び出力巻線と第2の入力巻線及び
出力巻線とが直列に接続されたことを特徴とする。
【0011】第5の発明の和差回路は、第4の発明にお
いて、メガネコアを有し、該メガネコアの夫々の磁気ル
ープに前記第1及び第2の結合部が形成され、かつ上記
メガネコアの共通コア部に前記共通の結合部が形成され
ていることを特徴とする。
いて、メガネコアを有し、該メガネコアの夫々の磁気ル
ープに前記第1及び第2の結合部が形成され、かつ上記
メガネコアの共通コア部に前記共通の結合部が形成され
ていることを特徴とする。
【0012】第6の発明の和差回路は、第4又は第5の
発明において、前記入力ポート及び出力ポートに夫々並
列容量が接続されていることを特徴とする。
発明において、前記入力ポート及び出力ポートに夫々並
列容量が接続されていることを特徴とする。
【0013】第7の発明の和差回路は、弾性表面波コン
ボルバを用いたDPSK復調回路における和差回路にお
いて、該和差回路は上記コンボルバの2つの出力の和及
び差をとる回路であって、少なくとも2つの入力ポート
及び1つの出力ポートを有するトリファイラー巻の第1
の入力巻線及び出力巻線が巻回される第1の結合部と、
少なくとも他の1つの出力ポートを有する第2の入力巻
線及び出力巻線が巻回される第2の結合部と、を備え、
第1の入力巻線と第2の入力巻線とが、前記1つの出力
ポートからは和出力が、他の1つの出力ポートからは差
出力が得られるような極性で接続されていることを特徴
とする。
ボルバを用いたDPSK復調回路における和差回路にお
いて、該和差回路は上記コンボルバの2つの出力の和及
び差をとる回路であって、少なくとも2つの入力ポート
及び1つの出力ポートを有するトリファイラー巻の第1
の入力巻線及び出力巻線が巻回される第1の結合部と、
少なくとも他の1つの出力ポートを有する第2の入力巻
線及び出力巻線が巻回される第2の結合部と、を備え、
第1の入力巻線と第2の入力巻線とが、前記1つの出力
ポートからは和出力が、他の1つの出力ポートからは差
出力が得られるような極性で接続されていることを特徴
とする。
【0014】第8の発明の和差回路は、弾性表面波コン
ボルバを用いたDPSK復調回路における和差回路にお
いて、該和差回路は上記コンボルバの2つの出力の和及
び差をとる回路であって、少なくとも1つの入力ポート
を有するバイファイラー巻の第1の入力巻線及び出力巻
線が巻回される第1の結合部と、少なくとも1つの入力
ポートと1つの出力ポートを有するバイファイラー巻の
第2の入力巻線及び出力巻線が巻回される第2の結合部
と、少なくとも他の1つの出力ポートを有する第3の出
力巻線が巻回される共通の結合部と、を備え、第1の入
力巻線及び出力巻線と第2の入力巻線及び出力巻線とが
直列に接続されていることを特徴とする。
ボルバを用いたDPSK復調回路における和差回路にお
いて、該和差回路は上記コンボルバの2つの出力の和及
び差をとる回路であって、少なくとも1つの入力ポート
を有するバイファイラー巻の第1の入力巻線及び出力巻
線が巻回される第1の結合部と、少なくとも1つの入力
ポートと1つの出力ポートを有するバイファイラー巻の
第2の入力巻線及び出力巻線が巻回される第2の結合部
と、少なくとも他の1つの出力ポートを有する第3の出
力巻線が巻回される共通の結合部と、を備え、第1の入
力巻線及び出力巻線と第2の入力巻線及び出力巻線とが
直列に接続されていることを特徴とする。
【0015】
【作用】第1乃至第3の発明の和差回路では、2つの結
合部を、例えば、1つのメガネコイル上に構成し、第1
の結合部は2つの入力巻線において、第1の入力巻線の
片方を同じ極性で第2の結合部へ接続させる。第2の入
力巻線は巻線極性を逆相になるよう、第2の結合部へ接
続させる。出力巻線(ピックアップ)は、第1、第2の
結合部共に、第1の入力巻線と同じ極性となるよう、結
合させる。メガネコアの片方の磁気ループに対してトリ
ファイラー巻することで1つの結合部を形成する。ここ
で2つの結合部間に対して結合、干渉はないとする。
合部を、例えば、1つのメガネコイル上に構成し、第1
の結合部は2つの入力巻線において、第1の入力巻線の
片方を同じ極性で第2の結合部へ接続させる。第2の入
力巻線は巻線極性を逆相になるよう、第2の結合部へ接
続させる。出力巻線(ピックアップ)は、第1、第2の
結合部共に、第1の入力巻線と同じ極性となるよう、結
合させる。メガネコアの片方の磁気ループに対してトリ
ファイラー巻することで1つの結合部を形成する。ここ
で2つの結合部間に対して結合、干渉はないとする。
【0016】このことは2つのコアに発生する磁気ルー
プの方向は同じ方向とする。こうすることによって、第
1の結合部に2つの入力信号が出力巻線に加算され出力
される機能、第2の結合部に2つの入力巻線の極性が逆
相で接続されるので磁束がキャンセルされ入力信号の差
成分が誘起され出力巻線に、差信号が生じる機能が得ら
れることになる。こうすることでメガネコア1個で和差
回路が実現されオフセットが発生し難く、従来4個のト
ランスで構成していた和差回路が部品1個で形成され、
一挙に和差回路の性能改善と小型化が実現されることに
なる。
プの方向は同じ方向とする。こうすることによって、第
1の結合部に2つの入力信号が出力巻線に加算され出力
される機能、第2の結合部に2つの入力巻線の極性が逆
相で接続されるので磁束がキャンセルされ入力信号の差
成分が誘起され出力巻線に、差信号が生じる機能が得ら
れることになる。こうすることでメガネコア1個で和差
回路が実現されオフセットが発生し難く、従来4個のト
ランスで構成していた和差回路が部品1個で形成され、
一挙に和差回路の性能改善と小型化が実現されることに
なる。
【0017】トリファイラー巻により2つの結合部を形
成し、2つの入力巻線の極性を片方の結合部に対して逆
極性となるよう形成する。2つの出力巻線は2つの結合
部に対して、1つは3本の巻線を全て同相になるように
結線する。他方の結合部は入力コイルの正相と同じ極性
となるよう結線し、この部分は3本のコイルの極性は2
本のみ同じ極性となる。従って第1の結合部の出力巻線
には非常に高結合の和出力が現れ、第2の結合部には差
出力が誘導され、実際には小さな不要波のみ現れる。
成し、2つの入力巻線の極性を片方の結合部に対して逆
極性となるよう形成する。2つの出力巻線は2つの結合
部に対して、1つは3本の巻線を全て同相になるように
結線する。他方の結合部は入力コイルの正相と同じ極性
となるよう結線し、この部分は3本のコイルの極性は2
本のみ同じ極性となる。従って第1の結合部の出力巻線
には非常に高結合の和出力が現れ、第2の結合部には差
出力が誘導され、実際には小さな不要波のみ現れる。
【0018】第4乃至第6の発明の和差回路では、前記
発明のように入力巻線と出力巻線とがトリファイラー巻
によって同一空間で結合が行われるのではなく、入出巻
線が分離された形で行われる。
発明のように入力巻線と出力巻線とがトリファイラー巻
によって同一空間で結合が行われるのではなく、入出巻
線が分離された形で行われる。
【0019】第7及び第8の発明はSAWコンボルバを
用いたDPSK復調回路の和差回路として夫々第1又は
第4の発明の和差回路を用いている。
用いたDPSK復調回路の和差回路として夫々第1又は
第4の発明の和差回路を用いている。
【0020】
【実施例】以下図面に示す本発明の各実施例を説明す
る。図1及び図2は第1乃至第3の発明の和差回路に対
応する実施例で、1及び2は入力ポート、3は和の出力
ポート、4は差の出力ポート、5及び6はトリファイラ
ー巻線、7は巻線極性を示す符号、8は入力用グラン
ド、8’は出力用グランド、9は第1の結合部、10は
第2の結合部、11及び12は入力巻線、13は和の出
力巻線、14及び15は入力巻線、16は差の出力巻
線、17はメガネコア、18,19は接線部である。
る。図1及び図2は第1乃至第3の発明の和差回路に対
応する実施例で、1及び2は入力ポート、3は和の出力
ポート、4は差の出力ポート、5及び6はトリファイラ
ー巻線、7は巻線極性を示す符号、8は入力用グラン
ド、8’は出力用グランド、9は第1の結合部、10は
第2の結合部、11及び12は入力巻線、13は和の出
力巻線、14及び15は入力巻線、16は差の出力巻
線、17はメガネコア、18,19は接線部である。
【0021】入力巻線11,12、出力巻線13を1
組、入力巻線14,15、出力巻線16を他の1組とし
て夫々トリファイラー巻線5,6に形成し、トリファイ
ラー巻線5はメガネコア17の上側の磁気ループ17a
に巻き付け第1の結合部9を構成する。またトリファイ
ラー巻線6はメガネコア17の下側の磁気ループ17b
に巻き付け第2の結合部10を構成する。トリファイラ
ー巻線5の2本の入力巻線の内の、1本の入力巻線11
は他方のトリファイラー巻線6の1本の入力巻線14に
巻線極性が同じになるように接続する。一方、もう1つ
の入力巻線12は他方の入力巻線15に巻線極性が逆に
なるように接続する。このように結線すると、第1の結
合部9となる磁気ループ17aでは2本の入力巻線1
1,12の電流が同相で流れ込んだ場合、同一トリファ
イラー巻線5の出力巻線13に2本の入力電力の合計電
力が誘導される。
組、入力巻線14,15、出力巻線16を他の1組とし
て夫々トリファイラー巻線5,6に形成し、トリファイ
ラー巻線5はメガネコア17の上側の磁気ループ17a
に巻き付け第1の結合部9を構成する。またトリファイ
ラー巻線6はメガネコア17の下側の磁気ループ17b
に巻き付け第2の結合部10を構成する。トリファイラ
ー巻線5の2本の入力巻線の内の、1本の入力巻線11
は他方のトリファイラー巻線6の1本の入力巻線14に
巻線極性が同じになるように接続する。一方、もう1つ
の入力巻線12は他方の入力巻線15に巻線極性が逆に
なるように接続する。このように結線すると、第1の結
合部9となる磁気ループ17aでは2本の入力巻線1
1,12の電流が同相で流れ込んだ場合、同一トリファ
イラー巻線5の出力巻線13に2本の入力電力の合計電
力が誘導される。
【0022】これに対し第2の結合部10となる他方の
磁気ループ17bでは、2本の入力巻線14,15にそ
の結線に従って逆相で大きさの等しい電流が流れ込むこ
とになるので、磁束は発生せず、出力巻線16には2本
の入力巻線14,15の差電力(この場合は零)が誘導
される。
磁気ループ17bでは、2本の入力巻線14,15にそ
の結線に従って逆相で大きさの等しい電流が流れ込むこ
とになるので、磁束は発生せず、出力巻線16には2本
の入力巻線14,15の差電力(この場合は零)が誘導
される。
【0023】トリファイラー巻線の残りの1本は出力巻
線であり、他の2本の入力巻線同士が同相で巻かれてい
れば(第1の結合部)、その出力巻線の出力は和出力と
なる。一方他の磁気ループ(第2の結合部)では2本の
入力巻線は逆相に接続されているのでここでの出力は、
入力信号が夫々A・SIN(ωt−θ)、B・SIN
(ωt−(θ−△θ))とすると、A、Bの振幅差及び
△θに応じた差レベルが誘導される。A=B、△θ=0
の場合、差出力は零となる。このように結線を施された
メガネコアの磁気ループ(第1の結合部)内では密に巻
かれたトリファイラー巻線の漏れ磁束が小さいので、結
合係数は非常に大きく0.9以上と考えられる。
線であり、他の2本の入力巻線同士が同相で巻かれてい
れば(第1の結合部)、その出力巻線の出力は和出力と
なる。一方他の磁気ループ(第2の結合部)では2本の
入力巻線は逆相に接続されているのでここでの出力は、
入力信号が夫々A・SIN(ωt−θ)、B・SIN
(ωt−(θ−△θ))とすると、A、Bの振幅差及び
△θに応じた差レベルが誘導される。A=B、△θ=0
の場合、差出力は零となる。このように結線を施された
メガネコアの磁気ループ(第1の結合部)内では密に巻
かれたトリファイラー巻線の漏れ磁束が小さいので、結
合係数は非常に大きく0.9以上と考えられる。
【0024】この第1の結合部9で形成される磁束と第
2の結合部10で形成される磁束の関係は、2入力の信
号線に対して1つは順方向になり、他方の入力信号線は
磁束が反発するような関係になる。この順方向の結合部
に巻かれた出力巻線は2つの入力信号が振幅、位相共に
等しい場合、和出力となる。第2の結合部10の出力巻
線16には「零」なる差出力が現れるが、実際的には小
さな不要波が現れる。図4、図5に各入力偏差量におけ
る、レベル差(Separation)のシミュレーションを示
す。また実際には試作して得られた特性を示す。2つの
入力が同振幅、同位相の場合の2出力間のSeparationを
図7に示す。200MHzから400MHzにわたっ
て、20dB以上得られていることがわかる。図7では
和差トランスをそのままにして、入力位相を反転させた
場合で、300MHzから500MHzにわたって30
dB以上得られている。一方、図8、図9により、入力
間のアイソレーションが15dB〜20dB、出力間の
アイソレーションが30dBと良好な特性が得られた。
2の結合部10で形成される磁束の関係は、2入力の信
号線に対して1つは順方向になり、他方の入力信号線は
磁束が反発するような関係になる。この順方向の結合部
に巻かれた出力巻線は2つの入力信号が振幅、位相共に
等しい場合、和出力となる。第2の結合部10の出力巻
線16には「零」なる差出力が現れるが、実際的には小
さな不要波が現れる。図4、図5に各入力偏差量におけ
る、レベル差(Separation)のシミュレーションを示
す。また実際には試作して得られた特性を示す。2つの
入力が同振幅、同位相の場合の2出力間のSeparationを
図7に示す。200MHzから400MHzにわたっ
て、20dB以上得られていることがわかる。図7では
和差トランスをそのままにして、入力位相を反転させた
場合で、300MHzから500MHzにわたって30
dB以上得られている。一方、図8、図9により、入力
間のアイソレーションが15dB〜20dB、出力間の
アイソレーションが30dBと良好な特性が得られた。
【0025】上記和差回路(トランス)は2入力端子2
出力端子で構成され、2つの結合部を持ち、結合部がカ
スケードに接続されている伝送線路トランスとして取り
扱うことができる。従って伝送線路の特徴である広帯域
な特性を持ち合わせている。実際には入出力端子ともに
動作帯域で50Ωに整合しておかなければならないので
各ボードには並列容量が必要となる。図3は動作帯域3
00MHz〜400MHzとした場合の、並列容量(C
p1,Cp4)の一例を示す。
出力端子で構成され、2つの結合部を持ち、結合部がカ
スケードに接続されている伝送線路トランスとして取り
扱うことができる。従って伝送線路の特徴である広帯域
な特性を持ち合わせている。実際には入出力端子ともに
動作帯域で50Ωに整合しておかなければならないので
各ボードには並列容量が必要となる。図3は動作帯域3
00MHz〜400MHzとした場合の、並列容量(C
p1,Cp4)の一例を示す。
【0026】図10は第4乃至第6の発明の和差回路に
対応する実施例で、27及び25は和の出力巻線、22
及び26は入力巻線、23は出力巻線グランド、24は
入力巻線グランド、28は入力巻線グランド、29は差
の出力巻線、30は出力巻線グランド、31はメガネコ
ア、27aは入力巻線接続点、25aは和の出力ポー
ト、22a及び26aは入力ポート、29aは差の出力
ポート、32は第1の結合部、33は第2の結合部、3
4は共通の結合部である。
対応する実施例で、27及び25は和の出力巻線、22
及び26は入力巻線、23は出力巻線グランド、24は
入力巻線グランド、28は入力巻線グランド、29は差
の出力巻線、30は出力巻線グランド、31はメガネコ
ア、27aは入力巻線接続点、25aは和の出力ポー
ト、22a及び26aは入力ポート、29aは差の出力
ポート、32は第1の結合部、33は第2の結合部、3
4は共通の結合部である。
【0027】第1及び第2の結合部32,33となるメ
ガネコア31の各磁気ループ32,33に夫々入力巻線
22,26を巻回し、共通の結合部34となる中央の共
通コア部34に差の出力巻線29を巻回する。すると、
この出力巻線29には2つの入力巻線22,26によっ
て発生する磁束が逆行し、差出力が出力ポート29aに
現れる。
ガネコア31の各磁気ループ32,33に夫々入力巻線
22,26を巻回し、共通の結合部34となる中央の共
通コア部34に差の出力巻線29を巻回する。すると、
この出力巻線29には2つの入力巻線22,26によっ
て発生する磁束が逆行し、差出力が出力ポート29aに
現れる。
【0028】差の出力巻線27は2つの入力巻線22,
26とバイファイラー巻により同一メガネコア31の2
つの磁気ループ32,33に対し分離して巻回し、その
巻線極性が直列接続となるように接続する。こうするこ
とによって入力ポート22a,26aに印加される入力
信号が同一の場合、同相の誘導電圧が直列に加算され和
出力が出力ポート25に得られる。勿論、入力信号が逆
相の場合、キャンセルされ、差出力が得られる。
26とバイファイラー巻により同一メガネコア31の2
つの磁気ループ32,33に対し分離して巻回し、その
巻線極性が直列接続となるように接続する。こうするこ
とによって入力ポート22a,26aに印加される入力
信号が同一の場合、同相の誘導電圧が直列に加算され和
出力が出力ポート25に得られる。勿論、入力信号が逆
相の場合、キャンセルされ、差出力が得られる。
【0029】図12は夫々図1又は図10の和差回路
を、図1に示すようなDPSK復調回路に用いた例を示
しており、図1,図10,図11と同一符号は同一又は
類似回路を示す。同図から明らかなように、従来の分波
器は不要で、また和トランス、差トランスを別個に設け
る必要もない。
を、図1に示すようなDPSK復調回路に用いた例を示
しており、図1,図10,図11と同一符号は同一又は
類似回路を示す。同図から明らかなように、従来の分波
器は不要で、また和トランス、差トランスを別個に設け
る必要もない。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、構
成簡単で小型化、低コスト化でき、特にDPSK復調回
路等に好適な和差回路を得ることができる。
成簡単で小型化、低コスト化でき、特にDPSK復調回
路等に好適な和差回路を得ることができる。
【図1】本発明の一実施例の結線図である。
【図2】メガネコアを用いた場合の上記実施例に対応す
る和差トランスを示す図である。
る和差トランスを示す図である。
【図3】上記和差トランスを4ポート伝送回路と見な
し、200MHz〜400MHzを動作帯域とした場合
の各ポートに接続すべき並列容量を示す図である。
し、200MHz〜400MHzを動作帯域とした場合
の各ポートに接続すべき並列容量を示す図である。
【図4】前記実施例で、入力信号の位相偏差に対するセ
パレーションを示す特性図である。
パレーションを示す特性図である。
【図5】前記実施例で、入力信号の振幅差に対するセパ
レーションを示す特性図である。
レーションを示す特性図である。
【図6】実際に試作した本発明による和差トランスのセ
パレーションを示す特性図である。
パレーションを示す特性図である。
【図7】上記和差トランスの状態をそのままにして入力
位相を反転した場合のセパレーションを示す特性図であ
る。
位相を反転した場合のセパレーションを示す特性図であ
る。
【図8】前記和差トランスの出力ポートを全て50Ωで
終端して入力間のアイソレーションを測定した場合の特
性図である。
終端して入力間のアイソレーションを測定した場合の特
性図である。
【図9】前記和差トランスの入力ポートを50Ωで終端
し、出力間のアイソレーションを測定した場合の特性図
である。
し、出力間のアイソレーションを測定した場合の特性図
である。
【図10】本発明の他の実施例を示す結線図である。
【図11】従来のDPSK復調回路を示すブロック図で
ある。
ある。
【図12】本発明の更に他の実施例を示すブロック図で
ある。
ある。
1,2 入力ポート 3,4 出力ポート 5,6 トリファイラー巻線 9 第1の結合部 10 第2の結合部 11,12,14,15 入力巻線 13,16 出力巻線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 27/22
Claims (8)
- 【請求項1】 少なくとも2つの入力ポート及び1つの
出力ポートを有するトリファイラー巻の第1の入力巻線
及び出力巻線が巻回される第1の結合部と、少なくとも
他の1つの出力ポートを有するトリファイラー巻の第2
の入力巻線及び出力巻線が巻回される第2の結合部と、
を備え、第1の入力巻線と第2の入力巻線とが、前記1
つの出力ポートからは和出力が、他の1つの出力ポート
からは差出力が得られるような極性で接続されているこ
とを特徴とする和差回路。 - 【請求項2】 メガネコアを有し、該メガネコアの夫々
の磁気ループに前記第1及び第2の結合部が形成されて
いることを特徴とする請求項1に記載の和差回路。 - 【請求項3】 前記入力ポート及び出力ポートに夫々並
列容量が接続されていることを特徴とする請求項1又は
2に記載の和差回路。 - 【請求項4】 少なくとも1つの入力ポートを有するバ
イファイラー巻の第1の入力巻線及び出力巻線が巻回さ
れる第1の結合部と、少なくとも1つの入力ポートと1
つの出力ポートを有するバイファイラー巻の第2の入力
巻線及び出力巻線が巻回される第2の結合部と、少なく
とも他の1つの出力ポートを有する第3の出力巻線が巻
回される共通の結合部と、を備え、第1の入力巻線及び
出力巻線と第2の入力巻線及び出力巻線とが直列に接続
されたことを特徴とする和差回路。 - 【請求項5】 メガネコアを有し、該メガネコアの夫々
の磁気ループに前記第1及び第2の結合部が形成され、
かつ上記メガネコアの共通コア部に前記共通の結合部が
形成されていることを特徴とする請求項4に記載の和差
回路。 - 【請求項6】 前記入力ポート及び出力ポートに夫々並
列容量が接続されていることを特徴とする請求項4又は
5に記載の和差回路。 - 【請求項7】 弾性表面波コンボルバを用いたDPSK
復調回路における和差回路において、該和差回路は上記
コンボルバの2つの出力の和及び差をとる回路であっ
て、少なくとも2つの入力ポート及び1つの出力ポート
を有するトリファイラー巻の第1の入力巻線及び出力巻
線が巻回される第1の結合部と、少なくとも他の1つの
出力ポートを有する第2の入力巻線及び出力巻線が巻回
される第2の結合部と、を備え、第1の入力巻線と第2
の入力巻線とが、前記1つの出力ポートからは和出力
が、他の1つの出力ポートからは差出力が得られるよう
な極性で接続されていることを特徴とする和差回路。 - 【請求項8】 弾性表面波コンボルバを用いたDPSK
復調回路における和差回路において、該和差回路は上記
コンボルバの2つの出力の和及び差をとる回路であっ
て、少なくとも1つの入力ポートを有するバイファイラ
ー巻の第1の入力巻線及び出力巻線が巻回される第1の
結合部と、少なくとも1つの入力ポートと1つの出力ポ
ートを有するバイファイラー巻の第2の入力巻線及び出
力巻線が巻回される第2の結合部と、少なくとも他の1
つの出力ポートを有する第3の出力巻線が巻回される共
通の結合部と、を備え、第1の入力巻線及び出力巻線と
第2の入力巻線及び出力巻線とが直列に接続されている
ことを特徴とする和差回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6123236A JPH07306903A (ja) | 1994-05-13 | 1994-05-13 | 和差回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6123236A JPH07306903A (ja) | 1994-05-13 | 1994-05-13 | 和差回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07306903A true JPH07306903A (ja) | 1995-11-21 |
Family
ID=14855576
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6123236A Pending JPH07306903A (ja) | 1994-05-13 | 1994-05-13 | 和差回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07306903A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011090050A1 (ja) * | 2010-01-19 | 2011-07-28 | 株式会社村田製作所 | アンテナ装置 |
WO2011090082A1 (ja) * | 2010-01-19 | 2011-07-28 | 株式会社村田製作所 | 高結合度トランス、電子回路および電子機器 |
-
1994
- 1994-05-13 JP JP6123236A patent/JPH07306903A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011090050A1 (ja) * | 2010-01-19 | 2011-07-28 | 株式会社村田製作所 | アンテナ装置 |
WO2011090082A1 (ja) * | 2010-01-19 | 2011-07-28 | 株式会社村田製作所 | 高結合度トランス、電子回路および電子機器 |
US8754738B2 (en) | 2010-01-19 | 2014-06-17 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Transformer having high degree of coupling, electronic circuit, and electronic device |
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