JPH0575384A - Sat移相回路 - Google Patents

Sat移相回路

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JPH0575384A
JPH0575384A JP23055391A JP23055391A JPH0575384A JP H0575384 A JPH0575384 A JP H0575384A JP 23055391 A JP23055391 A JP 23055391A JP 23055391 A JP23055391 A JP 23055391A JP H0575384 A JPH0575384 A JP H0575384A
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phase shift
sat
shift circuit
signal
circuit
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Naoko Oota
奈穂子 太田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はSAT移相回路に関し、実用上十分
な移相範囲を有すると共に、部品点数が少なく、ローコ
ストで高周波ノイズに強いSAT移相回路の提供を目的
とする。 【構成】 入力信号を略0〜180度の範囲内で位相を
変えて出力可能な進み移相回路1と、SAT信号の周波
数付近にカットオフ周波数を設定したパッシブのローパ
スフィルタ回路2とを直列に接続し、入力のSAT信号
に対して実用上十分な移相を可能にすると共に、入力の
SAT信号にのった高周波の雑音成分を効果的にカット
オフする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はSAT移相回路に関し、
更に詳しくは移動通信端末において使用されるSAT
(Supervisory Audio Tone) 移相回路に関する。今日、
移動通信システムの普及に伴い、移動通信端末には一層
の小型化、低コスト化が要求されている。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のSAT移相回路の回路図
で、図において1は0〜180度の進み移相回路、3は
0〜−180度の遅れ移相回路、4はサミングアンプ、
11,31は夫々差動増幅回路(オペアンプ)である。
移動通信端末では、自分の位置を基地局に知らせるため
に、ゾーン毎に基地局から送られる5.97KHZ
6.00KHZ 又は6.03KHZ のSAT信号を受信
してこれを同位相で基地局に送信する必要があり、この
ために従来は図4に示すようなSAT移相回路が設けら
れている。
【0003】進み移相回路1において、VP のゲインG
及び位相φは抵抗R1 の値によって変化する。即ち、抵
抗R1 を0に近づけると、VP のゲインGは0、かつ位
相φはπ/2に近づき、また抵抗R1 を∞に近づける
と、VP のゲインGは1、かつ位相φは0に近づく。一
方、VN のゲインG及び位相φは抵抗R1の値によって
は変化しない。そこで、これらの差分(VP −VN )を
オペアンプ11で差動増幅すると、その出力には抵抗R
1 の値に応じて0〜180度の範囲内で位相が進んだ信
号が得られる。
【0004】同様にして、遅れ移相回路3では抵抗R2
の値に応じて0〜−180度の範囲で位相が遅れた信号
が得られ、こうして従来のSAT移相回路は、トータル
では−180〜180度の広い移相範囲をカバーできる
構成となっていた。ところで、実際にはこれほどの広い
可変範囲は必要なく、そこで、従来は抵抗R2 を適当な
値に固定し、抵抗R1 を調節することで必要な可変範囲
を実現していた。
【0005】しかし、このようにオペアンプを複数個使
用する回路では、回路が複雑化する上に、スペースファ
クタが悪化し、電力の消費も増大する。また、上記従来
のSAT移相回路では、オペアンプ自体の帯域特性以外
には通過帯域を制限するものがない。即ち、例えば、遅
れ移相回路3のVP については高域がカットされている
が、VN については高域がカットされないので、これら
の差分(VP −VN )を増幅するオペアンプ31の出力
には高周波成分が出力されてしまう。このために、従来
のSAT移相回路では、入力のSAT信号に高周波雑音
がのっていた場合にはこれがカットオフされずに出力さ
れてしまうという欠点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来のS
AT移相回路では、オペアンプを複数個使用する構成で
あるために回路が複雑化し、移動通信端末の小型化、低
コスト化の障害になっていた。また従来のSAT移相回
路では、オペアンプ自体の帯域特性以外には通過帯域を
制限するものがないので、入力のSAT信号に高周波雑
音がのっていた場合にはこれがカットオフされずに出力
されてしまうという欠点があった。
【0007】本発明の目的は、実用上十分な移相範囲を
有すると共に、部品点数が少なく、ローコストで高周波
ノイズに強いSAT移相回路を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題は図1の構成
により解決される。即ち、本発明のSAT移相回路は、
入力信号を略0〜180度の範囲内で位相を変えて出力
可能な進み移相回路1と、SAT信号の周波数付近にカ
ットオフ周波数を設定したパッシブのローパスフィルタ
回路2とを直列に接続したものである。
【0009】
【作用】本発明のSAT移相回路においては、パッシブ
のローパスフィルタ回路2を備えるので、従来のものに
比べてオペアンプやその周辺回路の部品点数を大幅に削
減し、かつ電力消費を低くできる。また、ローパスフィ
ルタ回路2はSAT信号の周波数(例えば、6KHZ
付近にカットオフ周波数が設定されているので、例えば
1次のローパスフィルタ回路を使用した場合は、入力の
6KHZ のSAT信号に対しては略−45度の遅れ移相
を施すことになる。一方、進み移相回路1は入力信号を
略0〜180度の範囲内で位相を変えて出力可能である
ので、トータルの位相可変範囲は略−45〜135度と
なり、これは実用上十分な可変範囲である。
【0010】また、ローパスフィルタ回路2はSAT信
号の周波数(例えば、6KHZ )付近にカットオフ周波
数が設定されているので、入力のSAT信号にのった高
周波雑音成分は効果的にカットされる。
【0011】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明による実施例
を詳細に説明する。なお、全図を通して同一符号は同一
又は相当部分を示すものとする。図2は実施例のSAT
移相回路の回路図で、図において1は0〜180度の進
み移相回路、2はパッシブの1次ローパスフィルタ回
路、4はサミングアンプ、11は差動増幅回路(オペア
ンプ)である。
【0012】進み移相回路1の動作については図4のも
のと同様である。1次ローパスフィルタ回路2のC3
3 の各値は、例えば6KHZ =1/2πC3 ,R3
条件で設定されている。この場合に、SAT信号のゲイ
ンは6KHZ において3dBのロスになるが、この分は
例えばサミングアンプ4でカバーすることが可能であ
る。こうして、1次ローパスフィルタ回路2は入力の6
KHZ のSAT信号に対しては略−45度の遅れ移相を
施すことになる。一方、進み移相回路1は入力信号を略
0〜180度の範囲内で位相を変えて出力可能であるの
で、トータルの位相可変範囲は略−45〜135度とな
り、これは実用上十分な可変範囲である。しかも、この
状態で入力のSAT信号にのった高周波の雑音成分は効
果的にカットオフされる。
【0013】図3は他の実施例のローパスフィルタ回路
の回路図で、図3の(A)はインダクタンス素子Lを含
む2次ローパスフィルタ回路、図3の(B)は1次ロー
パスフィルタ回路を2段に接続した2次ローパスフィル
タ回路を夫々示している。これらの2次ローパスフィル
タ回路2はSAT信号の周波数(例えば、6KH Z )付
近にカットオフ周波数が設定されているので、入力の6
KHZ のSAT信号に対しては略−90度の遅れ移相を
施すことも可能である。従って、トータルの位相可変範
囲は略−90〜90度となる。
【0014】また、図3の(A)の2次ローパスフィル
タ回路2を使用した場合は、遮断周波数付近でゲインに
ピーク特性を持たせることもでき、サミングアンプ4で
ゲインをカバーする必要がない。なお、上記実施例では
パッシブの1次、2次のローパスフィルタ回路を使用す
る場合を示したが、部品点数が増さない範囲で他のパッ
シブのローパスフィルタ回路を使用しても良い。
【0015】また、上記実施例では1次ローパスフィル
タ回路2を抵抗R3とコンデンサC 3 とにより構成した
が、インダクタンスLと抵抗Rとで構成してもよい。ま
た、上記実施例では進み移相回路1にローパスフィルタ
回路2を接続する構成としたが、ローパスフィルタ回路
2に進み移相回路1を接続する構成としても良い。
【0016】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、入力信
号を略0〜180度の範囲内で位相を変えて出力可能な
進み移相回路1と、SAT信号の周波数付近にカットオ
フ周波数を設定したパッシブのローパスフィルタ回路2
とを直列に接続したことにより、従来のものに比べてオ
ペアンプやその周辺回路の部品点数を大幅に削減し、か
つ電力消費を低くできると共に、SAT信号にのった高
周波の雑音成分を有効に除去できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の原理的構成図である。
【図2】図2は実施例のSAT移相回路の回路図であ
る。
【図3】図3は他の実施例のローパスフィルタ回路の回
路図である。
【図4】図4は従来のSAT移相回路の回路図である。
【符号の説明】
1 進み移相回路 2 ローパスフィルタ回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号を略0〜180度の範囲内で位
    相を変えて出力可能な進み移相回路(1)と、SAT信
    号の周波数付近にカットオフ周波数を設定したパッシブ
    のローパスフィルタ回路(2)とを直列に接続したこと
    を特徴とするSAT移相回路。
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