JPH07306647A - Ledディスプレイユニット、および回路基板の接続方法 - Google Patents

Ledディスプレイユニット、および回路基板の接続方法

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JPH07306647A
JPH07306647A JP9673694A JP9673694A JPH07306647A JP H07306647 A JPH07306647 A JP H07306647A JP 9673694 A JP9673694 A JP 9673694A JP 9673694 A JP9673694 A JP 9673694A JP H07306647 A JPH07306647 A JP H07306647A
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JP
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led
board
connection terminal
control board
circuit boards
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JP9673694A
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Masao Saito
匡男 濟藤
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Rohm Co Ltd
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Rohm Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/0286Programmable, customizable or modifiable circuits
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/14Structural association of two or more printed circuits
    • H05K1/144Stacked arrangements of planar printed circuit boards

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  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 LEDマトリクスの仕様変更があっても、制
御基板を新たに製作し直す必要を無くし、単一種類の制
御基板を複数種類のLEDマトリクスに共用できるよう
にして、製造コストの削減を図る。 【構成】 LEDマトリクス1および制御基板3とは別
体に形成された中間基板2が具備され、この中間基板2
には、上記制御基板3をこの中間基板2に連結させるべ
く制御基板3に設けられた駆動制御回路の出力端子部3
2に接続される第1の接続端子部24と、上記LEDマ
トリクス1の背面側にこの中間基板2を連結させるべく
LEDマトリクス1の入力端子部13に接続される第2
の接続端子部25とが設けられ、これら第1の接続端子
部24と第2の接続端子部25とは、制御基板3の出力
端子部32から出力される駆動電流をLEDマトリクス
1の各LEDランプ11へ供給可能とすべく相互に導通
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、案内表示板、看板、
その他のLED式表示ボード等を構成するのに用いられ
るLEDディスプレイユニット、およびこのLEDディ
スプレイユニットの製造に適する回路基板の接続方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】各種の情報表示に用いられるLEDディ
スプレイは、一般に、LEDディスプレイユニットを複
数個接続して構成されており、このようなLEDディス
プレイユニットとしては、たとえば図12に示すような
構造のものがある。
【0003】この従来のものは、支持基板10eの表面
に複数のLEDランプ11を縦横に配列して実装させる
ことによりLEDマトリクス1eを構成している。そし
て、このLEDマトリクス1eの背面側には、LEDラ
ンプ11の点灯駆動制御を行うための駆動制御回路(各
種の電子部品D)を備えた制御基板3eを配置し、複数
本のリード13を用いて連結させている。このような構
成によれば、LEDディスプレイユニットのモジュール
化が図れるので便利である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものでは、LEDマトリクス1eの支持基板10e
に対して制御基板3eをリード13を用いて直接連結さ
せる構造であるため、たとえばLEDランプ11の取付
けピッチPが変更されるなどして、LEDマトリクス1
eの仕様が変更されると、これに対応させて制御基板3
eの仕様も変更する必要があった。
【0005】すなわち、従来では、たとえばLEDラン
プ11のサイズが変更されることによりその取付けピッ
チPが変更されると、これら各LEDランプ11に駆動
電流を供給するためのリード13の配線位置も必然的に
変更される。このため、制御基板3eの製作にあたって
は、上記リード13の位置に対応させて、これを挿通さ
せるためのリード挿通孔8の形成位置を変更する必要が
ある他、これに伴って制御基板3の配線パターンも変更
しなければない。さらには、制御基板3の基板本体のサ
イズも変更しなければならない場合もある。したがっ
て、従来では、LEDマトリクス1eの仕様の変更に対
応させて、制御基板3eの全体を製作し直す必要があ
り、LEDマトリクス1eの種類に対応した種類の制御
基板3eを準備する必要があった。
【0006】一方、この種のLEDディスプレイユニッ
トでは、たとえばLEDランプ11のサイズ等が多少変
更されても、殆どの場合は、その点灯駆動に必要とされ
る制御基板3eの駆動制御回路の構成は同一でよい。し
たがって、本来的には制御基板3eに実装させる駆動制
御回路の構成を変更させる必要がないにもかかわらず、
制御基板3eを新たに製作し直すことは、かかる観点か
らしても合理的ではなく、製造コスト等の面で大きな無
駄を生じていた。
【0007】本願発明は、上述の事情のもとで考え出さ
れたものであって、LEDマトリクスの仕様が多少変更
された場合であっても、制御基板を新たに製作し直すよ
うな必要を無くし、単一種類の制御基板を複数種類のL
EDマトリクスに共用できるようにして、LEDディス
プレイユニット全体の製造コストの削減を図ることをそ
の課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
【0009】すなわち、本願の請求項1に記載した発明
は、支持基板上に複数のLEDランプが縦横に配列して
実装されたLEDマトリクスと、このLEDマトリクス
の複数のLEDランプの点灯駆動制御を行うための駆動
制御回路が設けられている制御基板とを備えたLEDデ
ィスプレイユニットであって、上記LEDマトリクスお
よび制御基板とは別体に形成された中間基板が具備さ
れ、この中間基板には、上記制御基板をこの中間基板に
連結させるべく制御基板に設けられた駆動制御回路の出
力端子部に接続される第1の接続端子部と、上記LED
マトリクスの背面側にこの中間基板を連結させるべくL
EDマトリクスの入力端子部に接続される第2の接続端
子部とが設けられ、かつ、これら第1の接続端子部と第
2の接続端子部とは、制御基板の出力端子部から出力さ
れる駆動電流をLEDマトリクスの各LEDランプへ供
給可能とすべく相互に導通していることを特徴としてい
る。
【0010】また、本願の請求項2に記載した発明は、
上記請求項1のLEDディスプレイユニットにおいて、
上記中間基板には、基板厚み方向に貫通した開口窓部が
設けられているとともに、この開口窓部の内周端縁部に
は上記制御基板の外周端縁部を係入させるための凹状の
切欠段部が形成されていることを特徴としている。
【0011】一方、本願の請求項3ないし5に記載した
発明は、上記請求項1または2に記載のLEDディスプ
レイユニットを組立製造するのに適する回路基板の接続
方法に関するものである。
【0012】すなわち、本願の請求項3に記載した発明
は、接続対象となる2つの回路基板を電気接続させるた
めの方法であって、上記2つの回路基板の各端縁部に接
続端子部を形成した後に、少なくとも何れか一方の回路
基板の接続端子部に導電性融着剤を塗布し、その後両回
路基板の接続端子部どうしを相互に接触させるべく2つ
の回路基板の端縁部どうしを相互に重ね合わせた状態で
上記導電性融着剤を加熱溶融させることにより各接続端
子部どうしを相互に接着させることを特徴としている。
【0013】また、本願の請求項4に記載した発明は、
上記請求項3の回路基板の接続方法において、上記導電
性融着剤に代えて、導電性接着剤を上記回路基板の接続
端子部に塗布し、その後上記両回路基板の接続端子部ど
うしを相互に接触させるべく2つの回路基板の端縁部ど
うしを相互に重ね合わせることにより、各接続端子部ど
うしを相互に接着させることを特徴としている。
【0014】さらに、本願の請求項5に記載した発明
は、上記請求項3または4の回路基板の接続方法におい
て、上記2つの回路基板の端縁部どうしを相互に重ね合
わせる以前に、これら2つの回路基板のうち少なくとも
何れか一方の回路基板の端縁部には、他方の回路基板の
端縁部を係入させるための凹状の切欠段部を予め形成
し、この切欠段部の切欠面部に接続端子部を形成してお
くことを特徴としている。
【0015】
【発明の作用および効果】上記請求項1に記載した発明
によれば、制御基板の出力端子部を中間基板の第1の接
続端子部に接続させるとともに、この中間基板の第2の
接続端子部をLEDマトリクスの入力端子部に接続させ
ることにより、これらLEDマトリクス、中間基板、お
よび制御基板を一連に連結し、組立てることができる。
そして、その組立て状態においては、制御基板の出力端
子部から出力される駆動電流は、中間基板の第1の接続
端子部から第2の接続端子部へ導電し、さらにこの第2
の接続端子部からLEDマトリクスの入力端子部に送電
される。したがって、LEDマトリクスの各LEDラン
プを制御基板の駆動制御回路によって適切に駆動するこ
とができる。
【0016】このような構造では、LEDマトリクスに
対して制御基板を直接連結させるのではなく、制御基板
を取付けた中間基板をLEDマトリクスに対して連結さ
せる構造であるため、LEDマトリクスの仕様が多少変
更された場合であっても、中間基板の仕様を変更するこ
とにより対処でき、制御基板の仕様をわざわざ変更する
必要はない。すなわち、LEDマトリクスのLEDラン
プの取付ピッチが変更される等してLEDマトリクスの
入力端子部の位置が変更される等しても、それに対応さ
せて中間基板を変更し、中間基板の第2の接続端子部を
LEDマトリクスの入力端子部に接続できるように変更
すればよく、制御基板の構成に変更を加える必要はな
い。したがって、1つの制御基板を複数種類のLEDマ
トリクスに共用させることができる。
【0017】一方、中間基板は、制御基板とは異なり、
高価な電子部品を用いた駆動制御回路等を実装させる必
要はなく、中間基板の仕様変更は制御基板の仕様変更に
比較するとかなり容易かつ安価に行うことができる。そ
の結果、LEDディスプレイユニットの仕様変更が種々
なされる場合であっても、それら全体の製造コストを安
価にできるという効果が得られる。
【0018】請求項2に記載した発明によれば、制御基
板の外周端縁部を、中間基板に設けられている開口窓部
の内周端縁部の切欠段部に係入させた状態で、制御基板
を中間基板に装着することができる。このような構造で
は、制御基板が切欠段部に係入していることにより、中
間基板の所望の位置へ制御基板を正確に位置決めして装
着させることができる。また、制御基板の一部を中間基
板の厚み方向へ埋没させることもできるので、制御基板
が中間基板の片面側へ不体裁に大きく突出するようなこ
とも回避でき、制御基板を中間基板に対してフラットな
状態に装着させることもできる。
【0019】さらに、制御基板を中間基板に装着させた
ときには、制御基板の片面側を中間基板の開口窓部内に
配置させ、あるいは開口窓部から露出した状態に配置さ
せることができるので、この制御基板の片面側の部位に
電子部品を実装していても、この電子部品が中間基板に
不当に当接すること回避できる。したがって、駆動制御
回路を構成する電子部品を制御基板の表裏両面へ適切に
実装でき、制御基板上に駆動制御回路を作製する際の融
通性を高めることができるという利点も得られる。
【0020】請求項3に記載した発明によれば、2つの
回路基板に形成された接続端子部どうしを導電性融着剤
を介して相互に接着させることができる。2つの回路基
板の接続端子部どうしを接続する場合において、たとえ
ばリード線を用いて結線する手段を採用したのでは、こ
れらリード線の両端部を2つの回路基板の各接続端子部
に各々ハンダ付けする作業が必要となるが、本願発明で
はこのような結線ごとの煩雑なハンダ付け作業が不要と
なる。また、2つの回路基板は、それらの各端縁部が相
互に重ね合わされた状態で導電性融着剤を介して相互に
接続されるので、これら2つの回路基板どうしの接続固
定をも同時に図ることができる。
【0021】請求項3に記載した発明は、上記した請求
項1または2に記載した発明に係るLEDディスプレイ
ユニットの中間基板と制御基板との接続に適用できるも
のであり、この方法を適用すれば、制御基板の出力端子
部を中間基板の第1の接続用端子部に接続させる際の煩
雑な結線作業を不要にすることができ、製造コストを一
層安価にできるという利点が得られる。
【0022】請求項4に記載した発明によれば、導電性
接着剤を用いて接続端子部どうしを相互に接続させるた
めに、導電性融着剤を用いる請求項3の場合とは異な
り、この導電性融着剤を加熱溶融させるといった作業工
程が不要となる。したがって、回路基板の接続作業が容
易となり、製造コストの一層の低減化が図れる。
【0023】請求項5に記載した発明によれば、2つの
回路基板のうち少なくとも何れか一方の回路基板の端縁
部に形成された凹状の切欠段部に他方の回路基板の端縁
部を係入させた状態で、接続端子部どうしおよび回路基
板どうしの連結が図れる。したがって、2つの回路基板
を面一状態に接続させることができ、2つの回路基板の
厚み幅が増加するといったことを適切に回避できる利点
が得られる。
【0024】
【実施例の説明】以下、本願発明の好ましい実施例を、
図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0025】図1は本願発明に係るLEDディスプレイ
ユニットAの一例を示す分解斜視図、図2はそのLED
ディスプレイユニットAを組立てた状態の一部断面側面
図である。このLEDディスプレイユニットAは、LE
Dマトリクス1、このLEDマトリクス1の背面側(図
1では上面側)に配置される中間基板2、および制御基
板3を具備して構成されている。
【0026】図1において、上記LEDマトリクス1
は、たとえばガラスエポキシ樹脂で構成された支持基板
10の表面に、たとえば縦16個×横16個の計256
個のLEDランプ11が所定の一定ピッチで縦横に配列
されて構成されている。これら複数のLEDランプ11
は、そのリード足12が支持基板10に固定されること
により支持基板10に実装されている。また、この支持
基板10の背面側には、各LEDランプ11に対して駆
動電流を個別に供給させるための入力端子部としての複
数本のリード13が突出して設けられている。
【0027】上記制御基板3は、LEDマトリクス1の
支持基板10と同様なガラスエポキシ樹脂製であり、そ
の縦横の全体のサイズは、縦16個×横16個のいわゆ
る256ドットタイプとして構成される複数種類のLE
Dマトリクスのうち、最小サイズのLEDマトリクス1
よりもさらに小さなサイズとなるように配慮されてい
る。
【0028】この制御基板3は、図3に示すように、基
板本体30にたとえば銅箔膜で形成された四層の導電層
30a〜30dを具備させた多層配線基板として構成さ
れており、このうち表層側の2つの導電層30a、30
dの表面には所定の各種の電子部品Dが面実装されてい
る。制御基板3における電子部品Dが実装されていない
領域は絶縁保護層31a、31bで覆われている。これ
らの電子部品Dは、LEDランプ11の点灯駆動制御を
行うための駆動制御回路を構成するものである。この駆
動制御回路は、外部のコントローラ等から送信されてく
るデータ信号をクロック信号に基づいて処理し、そのデ
ータ信号に応じたタイミングで所定箇所のLEDランプ
11を点灯駆動させるための駆動電流を出力端子部32
から出力するように構成されている。
【0029】制御基板3の左右両端縁の表面側(図1、
図3では下面側)には、凹状の切欠段部33が各々形成
されており、この切欠段部33の切欠面部34には中間
層としての導電層30bが一部露出した状態で配置され
ている。上記した駆動制御回路の出力端子部32はこの
導電層30bによって形成されており、図4に示すよう
に左右の切欠段部33、33の各切欠面部34には複数
の出力端子部32が一連に形成されている。なお、出力
端子部32を形成する導電層30bは、他の導電層30
a、30c、30dとスルーホール等を介して導通して
いる。
【0030】図1において、上記中間基板2は、上述し
た制御基板3や支持基板10と同様にガラスエポキシ樹
脂製であり、その背面側にはこの中間基板2を他の適当
な部位に固定させるためのネジ孔27aを備えたステー
27が適宜設けられている。この中間基板2は、LED
マトリクス1の仕様に応じて製作されるもので、そのサ
イズはLEDマトリクス1の支持基板10とほぼ同様な
サイズに形成されている。ただし、この中間基板2の中
央部には開口窓部20が形成され、この開口窓部20の
左右の内周端縁部21、21には、凹状の切欠段部22
が各々形成されている。この切欠段部22は、制御基板
3の左右の外周端縁部35、35を係入させるためのも
のである。
【0031】この中間基板2も制御基板3と同様な多層
配線基板として構成されており、図5に示すように、中
間層としての銅箔膜で形成された導電層23aの一端部
が上記切欠段部22の切欠面部28上へ延設され、この
導電層23aの一端部によって第1の接続端子部24が
形成されている。この第1の接続端子部24は、制御基
板3の出力端子部32と接続される端子部である。
【0032】また、上記中間基板2の外周縁部には、L
EDマトリクス1の複数本のリード13を接続させるた
めの第2の接続端子部25が複数箇所設けられている。
この第2の接続端子部25は、具体的には図5に示すよ
うに、リード13を挿通させるためのリード挿通孔25
aの開口部の周囲に導電層23bを形成して構成されて
いる。この導電層23bは、スルーホール26を介して
導電層23aと導通され、これにより第2の接続端子部
25と第1の接続端子部24とは相互に導通した状態と
なっている。すなわち、図6に示すように、第1の接続
端子部24を一端側に形成する導電層23aは、その他
端側が複数のリード挿通孔25aの各所またはその近傍
へ到達するようにパターン形成されて、第2の接続端子
部25を構成する導電層23bと導通するように構成さ
れている。
【0033】本実施例において、上記した構成のLED
ディスプレイユニットAの組立ては、図7に示すよう
に、先ず制御基板3を中間基板2に接続して装着させる
とともに、中間基板2をLEDマトリクス1に接続させ
て行う。制御基板3を中間基板2に接続させる方法とし
ては、たとえば次のような方法を適用することができ
る。
【0034】すなわち、まず図8(a)に示すように、
制御基板3の出力端子部32と中間基板2の第1の接続
端子部24との少なくとも何れか一方に導電性融着剤と
してのクリームハンダ4を塗布する(図8では第1の接
続端子部24側のみに塗布している)。ただし、導電性
融着剤の具体的な種類はクリームハンダに限定されず、
要は加熱により溶融して溶着性を発揮する導電性材料で
あればよい。また、このクリームハンダ4の塗布方法と
してはスクリーン印刷の手法を採用することができ、こ
の方法によればクリームハンダ4の塗布を精密かつ簡便
に行うことができる。
【0035】次いで、上記のクリームハンダ4の塗布が
終了した後には、図8(b)に示すように、制御基板3
の左右の外周端縁部35、35を中間基板2の切欠段部
22、22に係入させる。これにより、中間基板2に対
して制御基板3を位置決めさせて嵌合させることができ
るとともに、制御基板3の出力端子部32を中間基板2
の第1の接続端子部24にクリームハンダ4を介して接
触させることができる。
【0036】また、このような嵌合状態では、中間基板
2に対して制御基板3を面一状態に設定することがで
き、これら基板全体の厚みが大きくなることを回避でき
る。さらに、上記した嵌合状態では、制御基板3の裏面
(同図では下面)3aは、中間基板2の開口窓部20か
らその下方へ露顕した状態となる。したがって、制御基
板3の裏面3aに電子部品Dが実装されていても、この
電子部品Dが中間基板2に対して不当に当接するような
事態が回避できて好ましい。この結果、制御基板3の表
裏両面3a、3bに電子部品Dを実装できることとな
る。
【0037】上記のようにして中間基板2に制御基板3
を嵌合させた後には、これらを高温オーブンに投入させ
る等してクリームハンダ4を加熱溶融させ、その後適当
に冷却させればよい。これにより、制御基板3の出力端
子部32と中間基板2の第1の接続端子部24とをハン
ダ付けできる。しかも、このようなハンダ付けによれ
ば、制御基板3と中間基板2との強固な連結も図れるこ
ととなる。したがって、ネジや接着剤等を用いることに
よって制御基板3を中間基板2に対して固定させる作業
を別途行うような必要はない。なお、中間基板2と制御
基板3とを高温オーブン等へ投入する際に、制御基板3
の電子部品Dをたとえばアルミ等の薄手の金属製カバー
で覆うようにすれば、加熱による電子部品Dのダメージ
を防止できるので好ましい。
【0038】さらに、上記のようにして中間基板2に対
する制御基板3の接続が終了した後には、図2に示す通
り、LEDマトリクス1のリード13を中間基板2のリ
ード挿通孔25aに挿通させて、中間基板2の第2の接
続端子部25とリード13とをハンダ付けさせればよ
い。これにより、LEDマトリクス1と中間基板2との
連結固定が図れるとともに、LEDマトリクス1のリー
ド13と中間基板2の第2の接続端子部25とが相互に
導通し、LEDディスプレイユニットAの組立てが完了
する。
【0039】なお、上記のLEDディスプレイユニット
Aの組立てに際しては、制御基板3の出力端子部32と
中間基板2の第1の接続端子部24とを導電性融着剤と
してのクリームハンダ4を用いて相互に接着させたが、
本願発明は必ずしもこれに限定されない。導電性融着剤
に代えて、加熱溶融を必要としない導電性接着剤を用い
ることにより、上記出力端子部32と第1の接続端子部
24とを接着させてもよい。このような手段では、加熱
作業を省略できるので、LEDディスプレイユニットA
の組立て作業を一層容易にできる。
【0040】図2で示したLEDディスプレイユニット
Aの組立て構造では、外部のコントローラから制御基板
3の駆動制御回路にデータ信号とクロック信号が入力さ
れると、そのデータ内容に従って制御基板3の出力端子
部32から中間基板2の第1の接続端子部24へ駆動電
流が出力される。すると、この駆動電流は、第2の接続
端子部25からリード13に流れ、LEDマトリクス1
の所望のLEDランプ11に供給される。したがって、
LEDランプ11の点灯駆動制御を適切に行うことがで
きる。
【0041】上記したLEDディスプレイユニットA
は、LEDディスプレイの使用条件等に応じてLEDマ
トリクス1のLEDランプ11の取付ピッチが変更され
る場合がある。このような変更があった場合には、LE
Dマトリクス1のリード13の取付ピッチ等も変更され
るが、この場合にはそのリード13と接続される中間基
板2の第2の接続端子部25を変更するだけで対処でき
ることとなる。
【0042】すなわち、LEDマトリクス1のLEDラ
ンプ11の取付ピッチの変更等があっても、制御基板3
に具備される駆動制御回路の構成は同様でよく、この制
御基板3の構成を変更する必要はない。また、この制御
基板3を中間基板2に連結させるための中間基板2の第
1の接続端子部24の構成も変更させる必要はない。し
たがって、LEDマトリクス1の仕様変更を行う場合に
は、結局は、それに対応した中間基板2のみを製作して
準備しておけばよいこととなり、この中間基板2に取付
けて使用される制御基板3は1種類だけでよい。中間基
板2には電子部品を実装させる必要はなく、駆動制御回
路を備えた制御基板3よりも安価に製作できるから、L
EDマトリクス1の仕様変更の都度制御基板3の全体を
製作し直す場合に比較すると、LEDディスプレイユニ
ットAのトータルの製造コストをかなり廉価にできるこ
ととなる。
【0043】なお、上記した実施例では、中間基板2に
開口窓部20を設けてこの開口窓部20に制御基板3を
嵌合させるようにしたが(請求項2に対応)、本願発明
はこれに限定されない。請求項1に記載の発明では、た
とえば中間基板2に開口窓部20を設けずに、たとえば
上記実施例で示したLEDマトリクス1の支持基板10
と中間基板2の接続方式と同様な接続方式を採用し、制
御基板3と中間基板2とをリードを用いて接続させるよ
うにしてもよい。また、請求項1に記載の発明では、制
御基板3の出力端子部32と中間基板2の第1の接続端
子部24とをたとえばコネクタ等を用いて接続させても
構わない。
【0044】さらに、上記した実施例では、本願発明に
係る回路基板の接続方法をLEDディスプレイユニット
の制御基板と中間基板との接続に適用した場合について
説明したが、請求項3ないし5に記載の発明はこれに限
定されず、他の種類の回路基板どうしの接続にも適用で
きることは言うまでもない。たとえば、図9に示すよう
に、2つの回路基板5a、5bを左右に並べて接続させ
るような場合にも適用可能である。この場合には、各回
路基板5a、5bの各端縁部50a、50bに凹状の切
欠段部6a、6bを互い違い状に形成し、これらの切欠
段部6a、6bの切欠面部60a、60bに接続端子部
24a、24bを予め形成しておけばよい。このような
構成にすれば、図10に示すように、やはり煩雑な結線
作業を行うことなく、接続端子部24a、24bを導電
性融着剤4または導電性接着剤を介して接続することが
でき、また2つの回路基板5a、5bの連結も図れる。
【0045】なお、2つの回路基板5a、5bの接続に
際しては、必ずしもこれら2つの回路基板5a、5bの
双方に切欠段部6a、6bを形成する必要はない。たと
えば、図11に示すように、2つの回路基板5a、5b
の厚みt1、t2が相違するような場合には、一方の回
路基板5b側にのみ切欠段部6bを形成してもよい。こ
の場合であっても、2つの回路基板5a、5bの片面側
を面一に設定することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係るLEDディスプレイユニットの
一例を示す分解斜視図。
【図2】図1に示すLEDディスプレイユニットを組立
てた状態を示す一部断面側面図。
【図3】図1のI−I断面図。
【図4】制御基板の背面斜視図。
【図5】図1のII−II断面図。
【図6】中間基板の導電層のパターンを示す一部切欠断
面平面図。
【図7】図1に示すLEDディスプレイユニットの組立
工程を示す側面断面図。
【図8】(a),(b)は制御基板を中間基板に接続さ
せる工程を示す断面図。
【図9】本願発明に係る回路基板の接続方法の他の例を
示す斜視図。
【図10】図9に示す回路基板を接続した状態を示す断
面図。
【図11】本願発明に係る回路基板の接続方法の他の例
を示す断面斜視図。
【図12】従来のLEDディスプレイユニットの構造を
示す側面図。
【符号の説明】 1 LEDマトリクス 2 中間基板 3 制御基板 4 クリームハンダ(導電性融着剤) 5a,5b 回路基板 6a,6b 切欠段部 10 支持基板 11 LEDランプ 13 リード(入力端子部) 20 開口窓部 21 内周端縁部 22 切欠段部 23a,23b 導電層 24 第1の接続端子部 25 第2の接続端子部 25a リード挿通孔 28 切欠面部 32 出力端子部 33 切欠段部 34 切欠面部 D 電子部品 A LEDディスプレイユニット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持基板上に複数のLEDランプが縦横
    に配列して実装されたLEDマトリクスと、このLED
    マトリクスの複数のLEDランプの点灯駆動制御を行う
    ための駆動制御回路が設けられている制御基板とを備え
    たLEDディスプレイユニットであって、 上記LEDマトリクスおよび制御基板とは別体に形成さ
    れた中間基板が具備され、 この中間基板には、上記制御基板をこの中間基板に連結
    させるべく制御基板に設けられた駆動制御回路の出力端
    子部に接続される第1の接続端子部と、上記LEDマト
    リクスの背面側にこの中間基板を連結させるべくLED
    マトリクスの入力端子部に接続される第2の接続端子部
    とが設けられ、かつ、 これら第1の接続端子部と第2の接続端子部とは、制御
    基板の出力端子部から出力される駆動電流をLEDマト
    リクスの各LEDランプへ供給可能とすべく相互に導通
    していることを特徴とする、LEDディスプレイユニッ
    ト。
  2. 【請求項2】 請求項1のLEDディスプレイユニット
    において、上記中間基板には、基板厚み方向に貫通した
    開口窓部が設けられているとともに、この開口窓部の内
    周端縁部には上記制御基板の外周端縁部を係入させるた
    めの凹状の切欠段部が形成されていることを特徴とす
    る、LEDディスプレイユニット。
  3. 【請求項3】 接続対象となる2つの回路基板の各端縁
    部に接続端子部を形成した後に、少なくとも何れか一方
    の回路基板の接続端子部に導電性融着剤を塗布し、その
    後両回路基板の接続端子部どうしを相互に接触させるべ
    く2つの回路基板の端縁部どうしを相互に重ね合わせた
    状態で上記導電性融着剤を加熱溶融させることにより各
    接続端子部どうしを相互に接着させることを特徴とす
    る、回路基板の接続方法。
  4. 【請求項4】 請求項3の回路基板の接続方法におい
    て、上記導電性融着剤に代えて、導電性接着剤を上記回
    路基板の接続端子部に塗布し、その後上記両回路基板の
    接続端子部どうしを相互に接触させるべく2つの回路基
    板の端縁部どうしを相互に重ね合わせることにより、各
    接続端子部どうしを相互に接着させることを特徴とす
    る、回路基板の接続方法。
  5. 【請求項5】 請求項3または4の回路基板の接続方法
    において、上記2つの回路基板の端縁部どうしを相互に
    重ね合わせる以前に、これら2つの回路基板のうち少な
    くとも何れか一方の回路基板の端縁部には、他方の回路
    基板の端縁部を係入させるための凹状の切欠段部を予め
    形成し、この切欠段部の切欠面部に接続端子部を形成し
    ておくことを特徴とする、回路基板の接続方法。
JP9673694A 1994-05-10 1994-05-10 Ledディスプレイユニット、および回路基板の接続方法 Pending JPH07306647A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102509521A (zh) * 2011-11-15 2012-06-20 王春阳 智能车用警示机
CN103779792A (zh) * 2014-02-14 2014-05-07 昆山振宏电子机械有限公司 一种led显示的电气柜眉头

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CN102509521A (zh) * 2011-11-15 2012-06-20 王春阳 智能车用警示机
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