JPH07306374A - 回転多面鏡 - Google Patents

回転多面鏡

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JPH07306374A
JPH07306374A JP12185694A JP12185694A JPH07306374A JP H07306374 A JPH07306374 A JP H07306374A JP 12185694 A JP12185694 A JP 12185694A JP 12185694 A JP12185694 A JP 12185694A JP H07306374 A JPH07306374 A JP H07306374A
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JP
Japan
Prior art keywords
polygon mirror
rotary polygon
main body
sleeve
rotary
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Pending
Application number
JP12185694A
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English (en)
Inventor
Hirofumi Hori
浩文 堀
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遠心力や熱膨張によって大きく変形するおそ
れのない回転多面鏡。 【構成】 回転多面鏡2はアルミニウム等に比べてヤン
グ率が大きく線膨張係数の小さいファインセラミックで
作られた正多角柱状の本体2aとその外周面に被着され
た反射膜2bを有し、本体2aは同じファインセラミッ
クで一体成型されたスリーブ23を備え、スリーブ23
はベース25aと一体である固定軸21に遊嵌し、これ
によって回転自在に支持されている。回転多面鏡2を回
転させるモータは、スリーブ23と一体であるロータマ
グネット22と、ベース25aに支持された回路基板2
5上のステータコイル24によって構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザビームプリンタ
やレーザファクシミリ等に用いられる光偏向走査装置の
回転多面鏡に関するものである。
【0002】
【従来の技術】レーザビームプリンタやレーザファクシ
ミリ等に用いられる光偏向走査装置は、図5に示すよう
に、半導体レーザおよびコリメータレンズを有する光源
ユニットS、回転多面鏡101および結像レンズF等を
備えており、光源ユニットSの半導体レーザから発生さ
れたレーザ光Lはコリメータレンズによって平行化さ
れ、シリンドリカルレンズCによって回転多面鏡101
の反射面に線状に集光され、その反射光は結像レンズF
および折返しミラーMを経て図示しない回転ドラム上の
感光体に結像する。感光体に結像するレーザ光は、回転
多面鏡101の回転による主走査と回転ドラムの回転に
よる副走査によって静電潜像を形成する。また、回転多
面鏡101の反射光の一部は検出ミラーBによって走査
開始信号検出器Dに導入され、走査開始信号として光源
ユニットSの半導体レーザに送信され、半導体レーザは
これを受けて書込み変調を開始する。なお、光源ユニッ
トS、回転多面鏡101、結像レンズF、検出ミラーB
等は筐体Hに支持され、筐体Hの上部開口は図示しない
ふたによって閉塞される。
【0003】また、図4は回転多面鏡101とその駆動
部を示すもので、該駆動部は、回転軸111と、フラン
ジ部材111aを介して回転軸111と一体的に結合さ
れたロータマグネット112と、回転軸111を支承す
るボールベアリング等の軸受113と一体的に設けられ
たステータコイル114と、これに駆動電流を供給する
回路基板115を有し、回転多面鏡101は、波型ワッ
シャ116aと平型ワッシャ116bと止め輪116c
からなる押え機構116によって前記フランジ部材11
1aに押圧され、これによって回転軸111と一体化さ
れており、ロータマグネット112とステータコイル1
14は、回転軸111すなわち回転多面鏡101を回転
させるモータとして機能する。
【0004】回転多面鏡101には、アルミニウムある
いはアルミニウムを主成分とする合金を正多角柱状に加
工しその外周面を研磨して反射面101aを形成させた
ものを用いるのが一般的である。
【0005】
【発明を解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の技術によれば、前述のように、回転多面鏡が比較的軟
質のアルミニウムを主成分とするものであるため、回転
多面鏡を高速回転させたときに遠心力による変形が大で
ある。例えば、図3に示すように、静止状態でその側面
に6個の平坦な反射面を有する正六角柱状の回転多面鏡
が、高速回転時には遠心力によって膨張し、二点鎖線で
示すように各反射面の間の稜角が径方向に大きく突出し
て各反射面が凹面状に変形し、設計通りの適正な反射光
を得ることができない。加えて、アルミニウムは線膨張
係数が24×10-6/℃と比較的大きいため、モータの
発熱等によって回転多面鏡の温度が上昇したときにもや
はり反射面が著しく変形し、適正な反射光を得ることが
できない。
【0006】本発明は上記従来の技術の有する問題点に
鑑みてなされたものであり、高速回転時の遠心力や温度
変化に伴う熱歪等によって大きく変形するおそれのない
回転多面鏡を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明の回転多面鏡は、外周面に照射された照明光を
感光体に向かって偏向走査する回転多面鏡であって、外
周面に反射膜を被着された多角柱状の本体と、これを回
転させる駆動部を有し、前記本体がファインセラミック
で作られていることを特徴とする。
【0008】駆動部が、ファインセラミックによって本
体と一体成型された軸受部材と、これを回転自在に支持
する支持部材を有するとよい。
【0009】また、軸受部材と支持部材の少なくとも一
方が動圧発生用の溝を有するとよい。
【0010】
【作用】ファインセラミックはアルミニウムに比べてヤ
ング率が3倍以上であるため、ファインセラミックで作
られた本体を有する回転多面鏡は高速回転させても遠心
力によって反射面が著しく変形するおそれはない。ま
た、ファインセラミックはアルミニウムに比べて線膨張
係数が極めて小さいため、モータの発熱等によって温度
が上昇しても熱膨張によって反射面が著しく変形するお
それはない。従って、高速回転時や温度が上昇したとき
にも適正な反射光を維持できる。
【0011】また、駆動部が、ファインセラミックによ
って本体と一体成型された軸受部材と、これを回転自在
に支持する支持部材を有すれば、回転多面鏡の駆動部に
押え機構やボールベアリング等を必要とせず、駆動部を
大幅に簡略化できる。従って、回転多面鏡の低コスト
化、小型化および計量化が容易である。
【0012】また、軸受部材と支持部材の少なくとも一
方が動圧発生用の溝を有すれば、回転多面鏡が非接触で
支持されるためより一層の高速回転が容易である。
【0013】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0014】図1は第1実施例による回転多面鏡1を示
すもので、これは、厳密な材料管理によって均質な成分
となるように製作されたファインセラミック(窒化珪
素、炭化珪素等)からなる正多角柱状の本体1aとその
外周面に被着された反射膜1bからなり、反射膜1b
は、蒸着等によって成膜されたアルミニウムや銀等の金
属膜とこれに積層された増反射膜および保護膜等によっ
て構成されている。
【0015】回転多面鏡1の駆動部は、従来例と同様に
回転軸11と、フランジ部材11aを介して回転軸11
と一体的に結合されたロータマグネット12と、回転軸
11を支承するボールベアリング等の軸受13と一体的
に設けられたステータコイル14と、これに駆動電流を
供給する回路基板15を有し、回転多面鏡1は、波型ワ
ッシャ16aと平型ワッシャ16bと止め輪16cから
なる押え機構16によって前記フランジ部材11aに押
圧され、これによって回転軸11と一体化されており、
ロータマグネット12とステータコイル14は、回転軸
11すなわち回転多面鏡1を回転させるモータとして機
能する。
【0016】図示しない光源から回転多面鏡1に照射さ
れた照明光であるレーザ光は、回転多面鏡1の回転によ
って偏向走査され、従来例と同様に結像レンズ系を経て
回転ドラム上の感光体に結像する。本実施例によれば、
回転多面鏡の本体がファインセラミックで作られている
ため、アルミニウム製の回転多面鏡に比べて遠心力や熱
膨張による変形量が極めて小さい。一例として、窒化珪
素を用いたファインセラミックの場合はヤング率240
GPaであり、アルミニウムのヤング率72GPaの3
倍以上であり、従って、高速回転させたときの遠心力に
よる変形を大幅に低減できる。また、前記ファインセラ
ミックの線膨張係数はアルミニウムの24×10-6/℃
に比べて3.5×10-6/℃とやはり極めて小さいた
め、熱膨張による変形も大幅に低減できる。従って、高
速回転時や温度変化の大きい環境においても反射面が大
きく変形することなく、設計通りの反射光を得ることが
できる。
【0017】図2は第2実施例による回転多面鏡2を示
すもので、これは、第1実施例と同様に、厳密な材料管
理によって均質な成分となるように製作されたファイン
セラミックからなる正多角柱状の本体2aとその外周面
に被着された反射膜2bからなり、本体2aはその中心
部に軸方向に突出する軸受部材であるスリーブ23を有
し、これも上記と同じファインセラミックによって形成
されている。反射膜2bは、第1実施例の反射膜1bと
同様のものである。
【0018】回転多面鏡2の駆動部は、スリーブ23と
一体的に結合されたロータマグネット22と、これに対
向するステータコイル24と、これに駆動電流を供給す
る回路基板25からなり、回路基板25は、回転多面鏡
2の本体2aと同様のファインセラミックで作られた支
持部材である固定軸21とともにベース25aに固定さ
れている。固定軸21は回転多面鏡2のスリーブ23内
に遊合され、これを回転自在に支持する。
【0019】本実施例によれば、第1実施例と同様にア
ルミニウム製の回転多面鏡に比べて遠心力や熱膨張によ
る反射面の歪が極めて小さい。加えて、回転多面鏡の軸
受が、回転多面鏡と一体であるファインセラミックのス
リーブと、同じくファインセラミックで作られた固定軸
によって構成されているため、ボールベアリング等を必
要とせず、また、回転多面鏡とスリーブを一体的に形成
するためのフランジ部材や押え機構等も不要であり、従
って、回転多面鏡の駆動部を大幅に簡略化し、回転多面
鏡の小型化、軽量化および低コスト化が容易であるとい
う利点を有し、その結果、より一層高速化された光偏向
走査装置に好適でありしかも安価な回転多面鏡を実現で
きる。
【0020】また、スリーブの内面あるいは固定軸の外
面のいずれかに公知の動圧発生用の溝が設けられていれ
ば、両者をより一層摩擦の少ない状態で安定して回転さ
せることができる。
【0021】なお、回転多面鏡の本体とスリーブを一体
的に設ける替わりに、回転多面鏡の本体と回転軸を一体
的に設け、スリーブの方をステータコイルとともにベー
スに固定することもできることは言うまでもない。
【0022】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で、以下に記載するような効果を奏する。
【0023】遠心力や熱歪等によって大きく変形するお
それのない回転多面鏡を得ることができる。このような
回転多面鏡を用いれば、高速回転に適しており温度変化
によって画質が劣化するおそれもない高性能な光偏向走
査装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例を示す模式断面図である。
【図2】第2実施例を示す模式断面図である。
【図3】従来例による回転多面鏡が遠心力によって変形
した状態を示す平面図である。
【図4】従来例による回転多面鏡を示す模式断面図であ
る。
【図5】光偏向走査装置の一般例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,2 回転多面鏡 1a,2a 本体 1b,2b 反射膜 11 回転軸 11a フランジ部材 12,22 ロータマグネット 13 軸受 14,24 ステータコイル 15,25 回路基板 16 押え機構 21 固定軸 23 スリーブ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面に照射された照明光を感光体に向
    かって偏向走査する回転多面鏡であって、外周面に反射
    膜を被着された多角柱状の本体と、これを回転させる駆
    動部を有し、前記本体がファインセラミックで作られて
    いることを特徴とする回転多面鏡。
  2. 【請求項2】 駆動部が、ファインセラミックによって
    本体と一体成型された軸受部材と、これを回転自在に支
    持する支持部材を有することを特徴とする請求項1記載
    の回転多面鏡。
  3. 【請求項3】 軸受部材と支持部材の双方がファインセ
    ラミックで作られていることを特徴とする請求項2記載
    の回転多面鏡。
  4. 【請求項4】 軸受部材と支持部材の少なくとも一方が
    動圧発生用の溝を有することを特徴とする請求項2また
    は3記載の回転多面鏡。
JP12185694A 1994-05-11 1994-05-11 回転多面鏡 Pending JPH07306374A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12185694A JPH07306374A (ja) 1994-05-11 1994-05-11 回転多面鏡

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JP12185694A JPH07306374A (ja) 1994-05-11 1994-05-11 回転多面鏡

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07306374A true JPH07306374A (ja) 1995-11-21

Family

ID=14821632

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12185694A Pending JPH07306374A (ja) 1994-05-11 1994-05-11 回転多面鏡

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JP (1) JPH07306374A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007171841A (ja) * 2005-12-26 2007-07-05 Ricoh Co Ltd 光偏向器、光走査装置及び画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007171841A (ja) * 2005-12-26 2007-07-05 Ricoh Co Ltd 光偏向器、光走査装置及び画像形成装置
US8416483B2 (en) * 2005-12-26 2013-04-09 Ricoh Company, Ltd. Optical deflector, optical scanning apparatus, and image forming apparatus

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