JPH0730627Y2 - 電動ホイストの減速機 - Google Patents

電動ホイストの減速機

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JPH0730627Y2
JPH0730627Y2 JP1990001519U JP151990U JPH0730627Y2 JP H0730627 Y2 JPH0730627 Y2 JP H0730627Y2 JP 1990001519 U JP1990001519 U JP 1990001519U JP 151990 U JP151990 U JP 151990U JP H0730627 Y2 JPH0730627 Y2 JP H0730627Y2
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planetary gear
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pinion
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達哉 須藤
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Meidensha Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 この考案は、ホイストのワイヤロープ巻取りドラムと、
これを駆動する電動モータとの間に装着する歯車減速機
に関する。
B.考案の概要 本考案は、歯車減速機を有する電動ホイストにおいて、 駆動モータの回転主軸に設けたモータピニオンと、これ
に噛合する遊星歯車とをはすば歯車で構成することによ
り、 歯音が生じないようにしたものである。
C.従来の技術 従来の電動ホイストは、駆動モータの回転主軸に、回転
を大きく減速する遊星歯車機構の減速機を介して、ワイ
ヤロープ巻取りドラムを連動させるよう構成するのが普
通である。
D.考案が解決しようとする課題 このような減速機に用いられるのは平歯車であったの
で、第1段目の駆動主軸に設けた小径のモータピニオン
と、これに噛合する大径の第1遊星歯車との部分で、回
転伝動時に歯音を生じ、特にホイストを大容量とした
り、又は、ホイストの駆動モータの極数を変えて、巻上
速度を上げるため、モータピニオン及び遊星歯車の周速
が大きくなればなるほど、この歯音が大きくなるという
問題があった。
そこで、歯音を小さくするため、モータピニオンと第1
遊星歯車との加工精度を上げることが考えられるが、こ
れでは減速機構が極めて高価となり、また、歯が摩耗す
れば歯音を生ずることになる。このため、はすば歯車
(歯すじがつるまき線である歯車)機構を利用すること
が考えられるが、これによると振動や騒音を少なくする
ことはできても、軸方向(スラスト方向)の推力(軸
力)を生ずるため、そのままでは減速機に利用できず、
歯音を消すための適当な手段がないという問題があっ
た。
本考案は上述の点に鑑み、大きな歯音を生じないように
した電動ホイストの減速機を新たに提供することを目的
とする。
E.課題を解決するための手段 本考案の電動ホイストの減速機は、はすば歯車であるモ
ータピニオンを有する回転主軸に、軸方向の軸力を支受
する止め輪を装着し、このモータピニオンと噛合するは
すば歯車である遊星歯車の軸方向の軸力を支受する軸受
を軸棒に装着し、この軸棒を支持する軸力を支持する軸
受を介して固定支体に支受させるように構成したことを
特徴とする。
F.作用 上述のように構成することにより、はすば歯車同志で噛
合するモータピニオンと遊星歯車との間で歯音が生じな
いようにするという作用を奏する。
さらに、このはすば歯車で噛合する部位で生ずる軸力を
止め輪と、軸受で支受するようにするという作用を奏す
る。
G.実施例 以下、本考案の電動ホイストの減速機の一実施例を図に
よって説明する。
この縦断面図で、1は駆動モータ、2は回転主軸、3は
モータピニオン,4はブレーキ装置部,5は巻取ドラムであ
る。
モータピニオン3は、小径のはすば歯車として形成し、
大径のはすば歯車である第1遊星歯車6と噛合せしめ
る。
第1遊星歯車6は、軸受7を介して軸棒8に支受させ
る。この軸棒8は支板9に支持される。この支板9は、
軸受10を介して固定支体11に支受される。
また、回転主軸2は、固定支体11に、支受部材12を介し
て支受されるようにするとともに、この支受部材12に隣
接して止め輪13を回転主軸2の溝に嵌合し軸方向(スラ
スト方向)の推力(軸力)を支持せしめる。
第1遊星歯車6には、一体に小径の小歯車14を形成し、
これを匣体15に固定した第1内歯歯車16に噛合させる。
また第1遊星歯車6の軸棒8は、腕部材17に固定され、
この腕部材17は太陽歯車18に固定される。この太陽歯車
18は回転主軸2に支受される。
太陽歯車18には、第2遊星歯車19を噛合し、かつ、第2
遊星歯車19を第2内歯歯車20に噛合させる。
第2遊星歯車19の軸ピン21は、出力腕部材22に固定す
る。
出力腕部材22は、回転主軸2を、中心部に通し、回動自
由に支受されるようにするとともに、その外周部をワイ
ヤロープ23を巻装する巻取ドラム5に固定し、両者が一
体に回動するように構成する。
次に、上述のように構成した本例のホイストの作動を説
明する。
まず、ホイストで吊下した吊荷を昇降させるには、ブレ
ーキ装置部4のブレーキ操作を解除し、駆動モータ1を
作動して回転主軸2を回動する。
これにより、回転主軸2のはすば歯車であるモータピニ
オン3に、はすば歯車である第1遊星歯車6が噛合して
歯音を立てないように滑らかに連動動作し、腕部材17と
太陽歯車18を回動する。すると、太陽歯車18の回動に連
動して、第2遊星歯車19が連動動作し、出力腕部材22と
一体に巻取りドラム5を回動する。
これにより、ワイヤロープ23を巻取りドラム5に巻取
り、又は引き出すことによって、吊荷を昇降せしめるも
のである。
また、ホイストの昇降動作を停止させる場合には、駆動
モータ1を停止させると同時に、ブレーキ装置部4を作
動させて回転主軸2を制動することにより、巻取ドラム
5を停止させ、吊荷等が降下しないように保持するよう
にする。
次に、上述の如きホイストの動作中には、はすば歯車で
あるモータピニオン3と第1遊星歯車6との噛合部分
で、軸方向の軸力を生ずる。
このモータピニオン3に生ずる軸力は、回転主軸2に設
置した止め輪13部分で支持される。また、第1遊星歯車
6に生ずる軸力は、軸受7部分、及び支板9の軸受10を
介して固定支体11に支持されて安定する。
なお、ホイストの減速機において、モータピニオン3と
第1遊星歯車6とを平歯車で構成したものについて、止
め輪13,軸受7,10を設置可能な寸法構成としておき、必
要に応じて、モータピニオン3と第1遊星歯車6とを、
それぞれはすば歯車に変更するとともに、止め輪13、及
び軸受7,10を追加設置して、容易に歯音を消せるように
構成可能とするものである。
H.考案の効果 以上詳述したように、本考案の電動ホイストの減速機に
よれば、はすば歯車であるモータピニオンを有する回転
主軸に、軸方向の軸力を支受する止め輪を装着し、この
モータピニオンと噛合するはすば歯車である遊星歯車の
軸方向の軸力を支受する軸受を軸棒に装着し、この軸棒
を支持する支板を軸力を支持する軸受を介して固定支体
に支受させるように構成したので、はすば歯車同志で噛
合するモータピニオンと遊星歯車との間で歯音が生じな
いようにして低騒音化できるという効果がある。
また、このはすば歯車同志の噛合部位で生ずる軸方向の
軸力を止め輪と軸受とで支受する簡素な構造であるので
平歯車を用いていた従来の減速装置から電動モータの極
数を変えて巻上速度を上げる場合等容易に改造可能とで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の電動ホイストの減速機の一実施例を示す縦
断面図である。 1…駆動モータ、2…回転主軸、3…モータピニオン、
6…第1遊星歯車、7…軸受、8…軸棒、9…支板、10
…軸受、13…止め輪。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動モータに連結されて回転駆動されると
    ともに、小径のはすば歯車から成るモータピニオンを有
    する回転主軸と、 前記モータピニオンのはすば歯車に噛合する大径のはす
    ば歯車から成る第1遊星歯車と、 この第1遊星歯車に腕部材を介して連動される太陽歯車
    と、 この太陽歯車に連動される第2遊星歯車によって回動さ
    れる巻ドラムを備えたホイストであって、 前記モータピニオンと第1遊星歯車のはすば歯車の噛合
    部で生ずる軸方向の推力を、モータピニオンに生ずる推
    力は回転主軸に設けた止め輪で支持し、 第1遊星歯車に生ずる推力は第1遊星歯車を支板に支受
    する軸受およびこの支板を固定支体に支受する軸受で支
    持するようにしたことを特徴とする電動ホイストの減速
    機。
JP1990001519U 1990-01-11 1990-01-11 電動ホイストの減速機 Expired - Fee Related JPH0730627Y2 (ja)

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JPH0395382U JPH0395382U (ja) 1991-09-27
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