JPH07306223A - 加速度センサ - Google Patents

加速度センサ

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JPH07306223A
JPH07306223A JP6124300A JP12430094A JPH07306223A JP H07306223 A JPH07306223 A JP H07306223A JP 6124300 A JP6124300 A JP 6124300A JP 12430094 A JP12430094 A JP 12430094A JP H07306223 A JPH07306223 A JP H07306223A
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JP
Japan
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acceleration sensor
mass
mass portion
center
acceleration
Prior art date
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Pending
Application number
JP6124300A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Hosoya
克己 細谷
Keisuke Okamoto
圭介 岡本
Tatsuhisa Kawabata
達央 川畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP6124300A priority Critical patent/JPH07306223A/ja
Publication of JPH07306223A publication Critical patent/JPH07306223A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P15/00Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration
    • G01P15/02Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses
    • G01P15/08Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values
    • G01P2015/0805Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration
    • G01P2015/0822Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass
    • G01P2015/0825Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass for one single degree of freedom of movement of the mass
    • G01P2015/0828Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass for one single degree of freedom of movement of the mass the mass being of the paddle type being suspended at one of its longitudinal ends

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  • Pressure Sensors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 温度変化に強く直線性に優れ、他軸方向の加
速度の影響の少ない加速度センサを提供する。 【構成】 弾性を有するビーム2によってマス部3をフ
レーム4に片持ち状に揺動自在に支持させる。このと
き、マス部3の重心Gがマス部3の厚さ方向においてビ
ーム軸上に位置させるとともに、ビーム軸方向において
ビーム2の固定部8とマス支持部9との間(特にその中
央が望ましい)に位置させる。 【効果】 加えられた加速度によって、マス部3が基板
6と平行移動するので、可動電極5と固定電極7との間
の静電容量は加速度に正比例して変化し、直線性が向上
する。また、ビーム軸方向の加速度によってはマス部3
は変位せず、他軸方向の加速度の影響も少ない。さら
に、マス部3はビーム2によって片持ち状に支持されて
いるのでビーム2の熱膨張などによる温度変化の影響も
少ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は加速度センサに関する。
具体的には、加速度又は振動によって生じるマス部の変
位を加速度の変化として検知する加速度センサに関す
る。
【0002】
【従来の技術とその問題点】図31に従来例である加速
度センサ101を示す。図31(a)は加速度センサ1
01の平面図、図31(b)はその断面図であって、加
速度センサ101は、弾性を有するビーム102によっ
て、マス部103が片持ち状にフレーム104に支持さ
れており、フレーム104やマス部103及びビーム1
02は例えばシリコン基板より一体として形成すること
ができる。マス部103の下面は導電性を有しており、
可動電極105となっている。また、フレーム104の
下面には例えばガラスなどからなる基板106が張り合
わされており、基板106上面には可動電極105と微
小なギャップを隔てて可動電極105と対向して固定電
極107が形成されている。
【0003】しかして、加速度センサ101に加速度が
加わると、マス部103がビーム102の弾性変形によ
り変位し、マス部103の変位量に応じて可動電極10
5と固定電極107との間のギャップ量が変わる。ギャ
ップ量が変わると可動電極105と固定電極107の間
の静電容量が変わり、したがって、この静電容量の変化
を電気信号として出力することにより加速度を検知する
ことができる。
【0004】しかしながら、このような加速度センサ1
01にあっては、マス部103の重心Gがビーム102
のマス支持部108よりマス部103側にあるため、加
速度が加わった場合には図32に示すように、マス部1
03が平行移動できず傾きωを生じてしまう。したがっ
て、可動電極105と固定電極107の間の静電容量は
加速度に正比例して変化せず、加速度センサ101の直
線性が悪いものとなっていた。
【0005】また、この加速度センサ101にあって
は、マス部103はその上端面を支持されているので、
加速度センサ101の検出軸方向(マス部103の厚さ
方向)以外の加速度、特にビーム軸方向の加速度が加わ
った場合でも、マス部103に回転モーメントが働き、
マス部103が厚さ方向に変位して加速度を検出してし
まい、測定誤差を生じていた。
【0006】このような問題点を解決するため、マス部
103の変位を平行移動させるようにしたものがある。
図33にその加速度センサ110の断面図を示すが、加
速度センサ110にあってはマス部103を弾性を有す
るビーム102によって両持ち状に支持させてある。し
たがって、加わった加速度によってマス部103は傾き
を生じずに平行移動することができる。また、マス部1
03は両持ち状に支持されているので、検出軸方向以外
の加速度が加わった場合でもマス部103は変位しにく
い。
【0007】しかしながら、この加速度センサ110に
あっては両持ち状としているので、加速度センサ110
が大きくなってしまうという問題点を生じていた。ま
た、温度特性が悪く、ビーム102の熱膨張によってビ
ーム102の張力に変化を生じ、加速度センサ110の
感度やオフセットに変化を生じていた。さらに、フレー
ム104と基板106との接合時など温度変化が著しい
ような場合にはあってはビーム102の破損を生じ、加
速度センサ110の歩留りや信頼性の低下を引き起こし
ていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は叙上の従来例
の欠点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、温度変化に強くて直線性に優れ、他軸方向の加
速度の影響の少ない加速度センサを提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の加速度セ
ンサは、弾性を有するビームによってマス部を支持基板
に片持ち状に支持させた加速度センサにおいて、前記マ
ス部の重心が前記ビームの軸方向に関して当該ビームの
基板固定部から最遠の自由端より前記基板固定部側に位
置するとともに、当該重心が当該マス部の厚さ方向に関
して前記ビーム軸上に位置することを特徴としている。
【0010】また、本発明の第2の加速度センサは、弾
性を有するビームによってマス部を支持基板に片持ち状
に支持させた加速度センサにおいて、前記マス部の重心
が前記ビームの軸方向に関して当該ビームの基板固定部
と当該ビームのマス支持部との間に位置するとともに、
当該重心が当該マス部の厚さ方向に関して前記ビーム軸
上に位置することを特徴としている。
【0011】これらの加速度センサにあっては、前記マ
ス部を当該マス部側面で2本の前記ビームにより支持さ
せることとしてもよく、前記ビームに少なくとも一つの
折返し部を設けることとしてもよい。
【0012】また、本発明の第3の加速度センサは、弾
性を有するビームによってマス部を支持基板に片持ち状
に支持させた加速度センサにおいて、交差する2本の前
記ビームによって、前記マス部の厚さ方向に異なる位置
を支持させたことを特徴としている。
【0013】本発明の第4の加速度センサは、弾性を有
するビームによってマス部を支持基板に片持ち状に支持
させた加速度センサにおいて、2本の前記ビームによっ
て前記マス部の上端部及び下端部を支持させたことを特
徴としている。
【0014】これらの加速度センサにおいては、前記マ
ス部を可動電極としてもよく、マス部の上面若しくは下
面の少なくとも一部に可動電極を形成することとしても
よい。
【0015】また、前記ビームの前記マス部支持部若し
くは前記折返し部にビームの厚さよりも厚い剛性部を設
けることが好ましく、当該ビームの中央部側から当該マ
ス支持部若しくは当該折返し部に向って厚みが増すよう
に前記ビームを形成することが好ましい。
【0016】また、前記マス部は、2種以上の材質で形
成することができ、前記マス部の厚みが均一でないよう
にしてもよい。さらに、前記マス部はビーム軸方向に非
対称な形状とすることができ、前記マス部に窪み、溝、
穴若しくは空洞状などの重心調整部を設けることとして
もよい。
【0017】
【作用】本発明の第1の加速度センサにあっては、マス
部の重心をビームの軸方向に関して当該ビームの基板固
定部から最遠の自由端より基板固定部側に位置させてい
るので、加速度センサに加速度が加わった場合には、マ
ス部は傾かずにマス部の厚さ方向に平行移動することが
できる。このため、例えばマス部の下面に形成された可
動電極とそれと対向する固定電極との間の静電容量は加
速度に正比例して変化する。したがって、温度特性のよ
い片持ち状の加速度センサの利点を活かしながら、加速
度センサの直線性を向上させることができる。
【0018】また、マス部の重心をマス部の厚さ方向に
関してビーム軸上に位置させているので、ビームと平行
な加速度、特にビーム軸方向の加速度やビーム軸と直交
する横方向の加速度が加わった場合にあってもマス部に
は回転モーメントが働かずマス部の厚さ方向には変位し
たり、マス部にねじれが発生したりしない。したがっ
て、加速度センサの厚さ方向以外の加速度の影響が少な
くなり、測定誤差を小さくすることができる。
【0019】本発明の第2の加速度センサにあっては、
上記第1の加速度センサの特別な場合を示すものであっ
て、ビームの固定端から最も遠い自由端にマス部を支持
させた場合を示しており、この場合にもマス部は傾かず
にマス部の厚さ方向に平行移動することができる。
【0020】また、マス部をマス部側面で2本のビーム
によって支持させると、加速度センサの横方向の加速度
が加わった場合でもマス部は幅方向には変位しにくくな
る。したがって、加速度センサの検出軸方向以外の他軸
感度の影響をさらに少なくすることができる。
【0021】また、ビームに少なくとも一つの折返し部
を設けておけば、加速度センサを大きくすることなくビ
ームの実質的な長さを長くすることができるので、マス
部の変位が大きくなって、加速度センサの感度を上げる
ことができる。
【0022】本発明の第3の加速度センサにあっては、
交差する2本のビームによりマス部の厚さ方向に異なる
位置を支持させているので、加速度センサに加わった加
速度によりマス部は傾くことなくマス部の厚さ方向に平
行移動することができる。したがって、加速度センサの
直線性を向上させることができる。また、この加速度セ
ンサにあっては、交差する2本のビームによりマス部を
支持させているので、横方向の加速度が加わった場合で
もマス部は横方向には変位せず、横方向の加速度には影
響を受けない。
【0023】また、本発明の第4の加速度センサにあっ
ては、2本のビームによりマス部の上端部及び下端部を
支持させているので、マス部は傾くことなくマス部の厚
さ方向に平行移動することができる。したがって、加速
度センサの直線性を向上させることができる。さらに、
ビームのねじれが少なくなるので他軸方向の加速度には
影響を受けにくくなり、加速度センサの精度を高めるこ
とができる。
【0024】このとき、マス部全体を可動電極とした加
速度センサは、例えば半導体や金属からマス部を簡単に
作成することができる。また、マス部の上面若しくは下
面の少なくとも一部に可動電極を形成することにすれ
ば、例えばマス部を樹脂などの比重の軽い材料で作成す
ることができ、マス部の軽量化を図ることで加速度セン
サ全体の軽量化を図ることができる。
【0025】また、ビームのマス支持部若しくは折返し
部にビームの厚さよりも厚い剛性部を設けておくと、マ
ス支持部若しくは折返し部におけるビームのねじれを少
なくすることができるので、さらに直線性の向上を図る
ことができ、他軸方向の加速度の影響を少なくすること
ができる。また、ビームの中央部側からビームのマス支
持部若しくは折返し部に向ってビーム厚さが増すように
形成することによっても同様な効果が得られる。
【0026】これらの加速度センサにあっては、マス部
を2種以上の材質で形成することにより、マス部の重心
位置を容易に調整することができる。また、マス部の厚
みを均一でなくすことによってもマス部の重心位置を容
易に調整することができる。さらには、ビーム軸方向に
非対称な形状とすることとしてもよい。
【0027】また、マス部に窪み、溝、穴若しくは空洞
状などの重心調整部を設けることによっても、マス部の
重心をビームの基板固定部より最遠の自由端より基板固
定部側に位置させたり、基板固定部とマス支持部との間
に位置させることができる。
【0028】
【実施例】図1に本発明の一実施例である加速度センサ
1を示す。図1(a)は加速度センサ1を示す平面図、
図1(b)はその断面図であって、加速度センサ1は、
マス部3が弾性を有するビーム2によって揺動自在にフ
レーム4に支持されている。マス部3やビーム2及びフ
レーム4はそれぞれ、例えば金属や半導体により作成さ
れていて、ビーム2端部にマス部3及びフレーム4を接
合することによりビーム2によってマス部3はフレーム
4に揺動自在に支持されている。マス部3全体は導電性
であるのでマス部3下面は可動電極5としての機能を有
しており、フレーム4の下面に張り合わされたガラス製
などの基板6の上面に可動電極5と微小なギャップを隔
てて可動電極5と対向して固定電極7が形成されてい
る。マス部3は平面略コの字状にビーム2の中心軸に対
して左右対称に形成されており、マス部3の重心Gがビ
ーム2の軸方向において、ビーム2のフレーム4側の端
部、つまりビーム2の固定部8とマス部3を支持してい
るマス部3側の端部、つまりマス支持部9との間に位置
し、マス部3がビーム2に支持されている。また、マス
部3はマス部3の重心Gがマス部3の厚さ方向におい
て、ビーム2の軸上に位置するようにマス支持部9にお
いて支持されている。
【0029】しかして、加速度が加速度センサ1に加わ
るとマス部3がその加速度に応じてマス部3の厚さ方向
に変位し、可動電極5と固定電極7との間の静電容量が
変わる。この静電容量を電極パッド10に接続された検
知回路等によって検出することにより、加速度センサ1
に加えられた加速度の大きさを知ることができる。
【0030】この加速度センサ1にあっては、マス部3
の重心Gがビーム2の固定部8とマス支持部9との間に
位置しているので、従来例の加速度センサ101に比べ
てマス部3の傾きが少なく平行移動することができる。
したがって、加速度センサ1の直線性を向上させること
ができ、しかもマス部3は片持ち状に支持されているの
で温度変化による影響も少ない。以下、本発明の原理に
ついて図2に示すモデルに従って説明する。
【0031】図2(a)に示すようにビームの長さが
L、ビームのマス支持部よりマス部の重心Gまでの距離
がaである従来の加速度センサにおいて、荷重Pが加わ
った場合を考える。ビーム上の固定部からの距離xの位
置において次の式が成立する。 d2y/dx2 = −M/(EI) = P(L−x)/(EI) + P×a/(EI)…… 但し、Mは曲げモーメント、EIはビームの剛性であ
る。式をxについて積分すると、 dy/dx = (P/EI) ×{L×x+a×x−(1/2)x2+c} …… となる(cは積分定数)。ここで境界条件は、x=0に
おいて、dy/dx=0であるので、c=0となり、 dy/dx = (P/EI) ×{L×x+a×x−(1/2)x2} …… と表わせる。マス部の傾きωは、マス支持部におけるビ
ームの撓みdy/dxに等しいので、x=Lを式に代
入して、 ω = dy/dx = (P/EI) ×{(1/2)L2+a×L} …… となる。したがって、式より従来の加速度センサにあ
っては、加速度が増加すると荷重Pが増加して、マス部
の傾きが増加していくことになる。
【0032】これに対して、図2(b)に示すようにマ
ス部の重心Gがビームのマス支持部より距離aだけ固定
部側にある本発明の加速度センサの場合には、図2
(a)と同様にして求めると、マス部の傾きω´は ω´ = dy/dx = (P/EI) ×{(1/2)L2−a×L} …… となる。
【0033】したがって、式からもわかるように、マ
ス部の重心Gがビームのマス支持部より固定部側に位置
させることによりマス部の傾きω´は小さくなる。ま
た、本発明の加速度センサにおけるマス部の傾きω´と
従来例の加速度センサのマス部の傾きωとの差は、 ω´−ω = −2×P×a×L/EI 〈 0 …… で表わされ、従来の加速度センサに比べてマス部の傾き
を小さくすることができる。
【0034】さらに、マス部3の重心Gはビーム軸上に
位置しているので、ビーム2の軸方向の加速度が加わっ
た場合でも、マス部3には回転モーメントが働かずマス
部の厚さ方向には変位しない。また、ビーム2の軸方向
と垂直な水平方向の加速度が加わった場合でも、マス部
3の軸方向のまわりのねじりモーメントも発生せず、マ
ス部3も傾くこともない。したがって、検出軸方向(マ
ス部3の厚さ方向)以外の加速度の影響を少なくするこ
ともできる。
【0035】図3(a)(b)に示すものは、本発明の
別な実施例である加速度センサ51を示す平面図及び断
面図であって、加速度センサ51のマス部3は樹脂など
の比重の軽い材料により形成されており、マス部3の下
面にはアルミニウムなどの金属薄膜によって可動電極5
が形成されている。このようにマス部3を樹脂などによ
って形成することにより、加速度センサ52全体の軽量
化を図ることができる。また、マス部3をシリコンのよ
うな半導体から作成する場合に比べ、可動電極5の電気
抵抗を少なくすることができる。従って、温度変化によ
る静電容量の変化を少なくして、温度特性を向上させる
ことができる。
【0036】図4(a)(b)に示すものは、本発明の
さらに別な実施例である加速度センサ52を示す平面図
及び断面図であって、マス部3の重心Gがビーム2の固
定部8とマス支持部9との真ん中に位置するように、フ
レーム4をマス支持部9側に突出させ、ビーム2を短く
形成したものである。この加速度センサ52にあっては
上述の式において、a=(1/2)Lの関係となるの
で、マス部3の傾きω´は ω´ = (P/EI)×{(1/2)L2−a×L}=0 となって、マス部3の傾きを全くなくすことができる。
このため、加速度の大きさに係わりなくマス部3は平行
移動することができ、加速度センサ53に加わった加速
度に比例して静電容量の大きさが変化し、加速度センサ
53の直線性をより向上させることができる。なお、フ
レーム4をマス支持部9側に突出させることなく、マス
部3の重心Gがビーム2の固定部8とマス支持部9との
中央に位置するようにしてもよいのはもちろんである。
【0037】図5(a)(b)に示すものは、それぞれ
本発明のさらに別な実施例である加速度センサ53の平
面図及び断面図であって、加速度センサ53のビーム2
とフレーム4は一体として形成されている。このよう
に、ビーム2とフレーム4を一体形成することにより、
ビーム2の固定部8における破損が少なくなり加速度セ
ンサ53の耐衝撃性を向上させることができる。このと
き、図5に示すようにビーム2の固定部8にアール13
を形成しておくと、固定部8に生じる応力が分散され、
繰り返しの使用にあってもビーム2が破損されにくく、
加速度センサ53の寿命を延ばすことができる。
【0038】また、図6に示す加速度センサ54のよう
に、ビーム2とマス部3の一部とを一体成形することに
より、ビーム2のマス支持部9での破損を少なくするこ
ともできる。また、ビーム2のマス支持部9においても
アール13を形成しておけば、マス支持部9に生じる応
力が分散され、ビーム2の破損が生じにくくなる。さら
に、図7に示す加速度センサ55のように、フレーム4
やビーム2及びマス部3の少なくとも一部を一体成形す
ることとしてもよい。もちろん、固定部8のビーム2上
下面やマス支持部9のビーム2上下面にもアール13を
形成しておくこととしても、同様な効果を得ることがで
きる。
【0039】また、図8に示す加速度センサ56にあっ
ては、ビーム2にフレーム取り付け部14が設けられて
おり、マス部3やビーム2及びフレーム取り付け部14
は金属等より一体成形されている。フレーム取り付け部
14には穴15が設けられている。樹脂等により成形さ
れたフレーム4には、凹陥部及び穴15に納める突起部
16aからなるビーム取り付け部16が設けられ、突起
部16aを穴15に納めるようにして、フレーム取り付
け部14をビーム取り付け部16の凹陥部に嵌合させて
接合させてある。このように、マス部3やビーム2及び
フレーム取り付け部14からなるセンサ検知部分を一体
成形することにより部品点数が少なくなり、またフレー
ム4を安価な樹脂等で作成することにより加速度センサ
56の製造コストを下げることができる。
【0040】図9(a)(b)はそれぞれ、本発明のさ
らに別な実施例である加速度センサ57を示す平面図及
び側面図であって、加速度センサ57にあってはビーム
2先端のマス支持部9を平面L字状に折り曲げることに
よってマス部3の側面に支持させてある。このように、
マス部3の両側面で2本のビーム2によりマス部3は支
持されているので幅方向には変位することができず、他
軸方向の加速度の影響を少なくすることができる。ま
た、マス部3表面を大きくすることができ、可動電極5
の電極面積を大きくすることができる。したがって、可
動電極5と固定電極7との間の静電容量が大きくなり、
加速度センサ57の感度を上げることができる。また、
マス部3全体の質量も大きくなるので、センサ感度の向
上にもつながる。
【0041】図10に示すものはさらに本発明のさらに
別な実施例である加速度センサ58であって、ビーム2
のマス支持部9付近でビーム2は固定部8側から徐々に
厚みを増すように形成されており、マス支持部9の剛性
が高くなっている。したがって、検出軸方向以外の加速
度が加速度センサ58に加わった場合でも、ビーム2が
ねじれることがなく、他軸方向の加速度による影響を受
けにくくなる。もちろん、図11に示す加速度センサ5
9のように段階的に厚みを持たせるようにしても同様の
効果を得ることができる。
【0042】図12には本発明のさらに別な実施例を示
す。図12(a)は加速度センサ60の平面図、図12
(b)はその側面図であって、固定部8から引き出した
ビーム2をマス部3の先端付近で再び固定部8の方へ折
り返すようにして、ビーム軸方向へ一往復させてマス部
3を支持させてある。この加速度センサ60にあって
は、マス部3の重心Gは、ビーム2の固定部8から最も
離れた自由端、つまり、ビーム2の折返し部21と固定
部8との間に位置しており、加速度センサ60に加速度
が加わった場合には、マス部3は傾くことなく基板6と
平行移動することができる。また、ビーム2の長さは実
質的にほぼ2倍にしたのと同様になっているので、加速
度センサ60の大きさを大きくすることなくほぼ2倍の
マス部3の変位量を得ることができ、加速度センサ60
の感度をほぼ2倍にすることができる。また、図13に
示すようにビーム2を複数回、例えば2回あるいは3回
と折り返すようにすれば、折り返した回数に比例してマ
ス部3の変位量を得ることができるのでさらに加速度セ
ンサ61の感度の向上を向上させることができる。
【0043】また、図14に示す加速度センサ62のよ
うにビーム2の折返し部21にビーム2の厚さより厚い
剛性部22を形成することにより、折返し部21におけ
るねじれ方向の変形が少なくなり、加速度センサ62の
直線性を向上させることができる。さらに、ビーム2の
マス支持部9にあってもビーム2の厚さより厚い剛性部
22を形成することにより、マス支持部9におけるねじ
れ方向の変形が少なくなりより効果的である。もちろ
ん、図15に示す加速度センサ63のように複数回折り
返したビーム2の各折返し部21にビーム2より厚い剛
性部22を形成してもよい。
【0044】さらに図16に示す加速度センサ64のよ
うに、剛性部22を設けることなくビーム2の中央部側
から折返し部21に向って徐々にビーム2の厚みを増す
ように形成することによりビーム2のマス支持部9や折
返し部21の剛性を高くすることとしてもよく、また図
17に示す加速度センサ65のように段階的にビーム2
の厚みを増すように形成してもよい。
【0045】図18(a)(b)に示すものはそれぞ
れ、本発明のさらに別な実施例である加速度センサ66
を示す平面図及び側面図である。加速度センサ66のマ
ス部3は互いに交差する平行な2本のビーム2a、2b
によりマス部3の重心Gが固定部8とマス支持部9との
間に位置するように、マス部3の上端面付近で支持され
ている。特にこの実施例のようにマス部3の重心Gは固
定部8とマス支持部9との間に位置しているので、マス
部3には回転モーメントがほとんど働かず、加速度セン
サ66の直線性からはより好ましいものである。また、
2本のビーム2a、2bは交差してマス部3を支持して
いるので、横方向の加速度が加わったとしてもマス部3
は横方向に変位することがない。したがって、この加速
度センサ66にあっても直線性よく加速度を検出するこ
とができ、横方向の加速度の影響を小さくすることがで
きる。
【0046】また、図19(a)(b)に示すものはそ
れぞれ、本発明のさらに別な実施例である加速度センサ
67を示す平面図及び断面図である。加速度センサ67
にあっては、マス部3は2本の平行なビーム2a、2b
によってマス部3の上端部及び下端部を支持されてお
り、マス部3の重心Gは固定部8とマス支持部9との間
に位置している。この加速度センサ67においては、2
本のビーム2a、2bによってマス部3の上端部および
下端部を支持されているので、マス部3はその厚さ方向
に平行移動することができ、しかも、ビーム2a、2b
のねじれ方向には変位しにくくなる。したがって、この
ような構造の加速度センサ67としても直線性の向上を
図ることができるとともに、他軸感度による影響も少な
くすることができる。また、この実施例のようにマス部
3の重心Gは固定部8とマス支持部9との間に位置させ
ることで、加速度センサの直線性を向上させるにはさら
に好都合である。
【0047】上記各実施例の加速度センサにあっては、
マス部3の重心Gをビーム2のマス支持部9より固定部
8側に位置させるかまたはビーム2の固定部8と固定部
8から最遠の自由端すなわちビーム2の折返し部21と
の間に位置させる必要がある。このためにはさまざまな
方法が考えられる。以下図20から図30にしたがって
説明する。
【0048】まず図20に示す加速度センサ68にあっ
ては、マス部3全体を比重の異なる2種類の部材3a及
び部材3bから構成してある。したがって、部材3a及
び部材3bを適当に組み合わせることにより、マス部3
の重心Gをビーム2の固定部8とマス支持部9との間
(特にその中央が望ましい)に位置させることができ
る。または図21の加速度センサ69に示すように、マ
ス部3の一部を比重の異なる部材3cに置き換えること
としてもよく、さらにこの部材3cにドリルなどで穴状
の重心調整部23を設けることによって、重心位置の微
調整を行なうこととしてもよい。
【0049】図22に示す加速度センサ70にあって
は、マス部3を研磨することなどによりマス部3の上面
にテーパ24を設けマス部3の厚みに変化を持たせてあ
り、このようにテーパ24を設けることによって、マス
部3の重心位置を調整することもできる。
【0050】また、マス部3を一部切り欠くこくにより
ビーム軸方向において非対称に形成することによっても
簡単に重心位置を調整することができる。例えば図23
に示す加速度センサ71は、マス部3の両隅に切り欠き
25を設けビーム軸方向において非対称に形成してあ
る。あるいは、図24の加速度センサ72に示すよう
に、ビーム2の中心軸上に切り欠き25を設けることと
してもよい。
【0051】さらに図25に示す加速度センサ73にあ
っては、マス部3の上面に複数の溝からなる重心調整部
23を設けてある。この加速度センサ73にあっては、
溝の本数を変えたり、溝の位置、あるいは図26の加速
度センサ74のように、幅広い溝状の重心調整部23を
設け、溝の幅や深さなどを変えることにより重心位置を
自由に変えることができる。
【0052】また、図27に示す加速度センサ75のよ
うに、多数の穴状の重心調整部23をマス部3に設けマ
ス部3の重心Gを調整することもできる。この方法によ
っても、穴の大きさや深さ、数などを変えることにより
重心位置を自由に調整することができる。この場合には
マス部3の変位により受ける空気等の抵抗が少なくな
り、センサ感度の点から特に好ましい。また、図示はし
ないが、角枠状のフレーム4の開口中央にマス部3を支
持させてフレーム4の上下面に基板6を張り合わせてマ
ス部3の周囲に空間を形成した加速度センサにおいて、
マス部3周囲の空間に液体等を封入する場合には液体に
よる振動の減衰を低減することができるので、加速度セ
ンサの周波数特性の点から特に好ましい。もちろん、図
28の加速度センサ76のように、大きな1つの穴状の
重心調整部23としても差し支えない。
【0053】さらに、図29には別な重心調整部23を
設けた加速度センサ77を示す。加速度センサ77のマ
ス部3には、マス部3の幅方向に空洞状の重心調整部2
3が設けられている。空洞状の重心調整部23を設ける
場合には、マス部3の電極面積が小さくなることはない
ので、センサ感度の低下させることなく重心位置の調整
を行なうことができる。
【0054】また、図30に示す加速度センサ78にあ
っては、マス部3に設けられた空洞状の重心調整部23
とつながる開口26をマス部3上面に設け、空洞内に例
えばロウなどの低融点物質27を充填している。この場
合には、空洞状の重心調整部23内にロウなどの低融点
物質27を予め充填しておき、加熱することによって低
融点物質27を溶融させて開口26から取出し空洞内の
低融点物質27の量を自由に調整することができる。し
たがって、取り出す低融点物質27の量を変えることに
より自由にマス部3の重心位置を調整することができ
る。また、調整に失敗したとしても再び空洞内の低融点
物質27を出し入れすことにより再度重心位置を調整し
なおすことができるので、加速度センサの歩留りを向上
させることもできる。なお、空洞内に液体を充填するこ
とも考えられるが、開口26から液体漏れを防ぐ必要か
ら部品点数が多くなったりマス部3の構造が複雑にな
る。この点低融点物質27を充填しておけば、通常の使
用時には固体状であるので開口26から低融点物質27
が漏れることがなく、マス部3の構造を容易にするとい
う点から好ましい。
【0055】
【発明の効果】本発明の第1及び第2の加速度センサに
あっては、前記マス部の重心が、前記ビームの軸方向に
関して、当該ビームの基板固定部より最遠の自由端より
前記基板固定部側に位置させ、若しくは当該ビームの基
板固定部と当該ビームのマス支持部との間に位置させて
いるので、ビームにより片持ち状に支持されたマス部を
マス部の厚さ方向に平行移動させることができるので、
加速度センサの直線性を向上させることができる。
【0056】また、マス部の重心をマス部の厚さ方向に
関してビーム軸上に位置させているので、ビーム軸方向
の加速度が加わった場合にあってもマス部は厚さ方向に
は変位せず、加速度センサの他軸感度、特にビーム軸方
向の加速度による影響を少なくすることができる。
【0057】また、マス部をマス部側面で2本のビーム
によって支持させると、加速度センサの横方向の加速度
が加わった場合でもマス部は幅方向には変位しにくくな
り、加速度センサの他軸感度の影響をさらに少なくする
ことができる。
【0058】また、ビームに少なくとも一つの折返し部
を設けておけば、加速度センサを大きくすることなく、
ビームの実質的な長さを長くすることができるので、マ
ス部の変位が大きくなって、加速度センサの感度を上げ
ることができる。
【0059】本発明の第3の加速度センサにあっては、
交差する2本のビームによりマス部の厚さ方向に異なる
位置を支持させているので、加速度センサに加わった加
速度によりマス部は傾くことなくマス部の厚さ方向に平
行移動することができる。したがって、加速度センサの
直線性を向上させることができる。また、この加速度セ
ンサにあっては、交差する2本のビームによりマス部を
支持させているので、横方向の加速度が加わった場合で
もマス部は横方向には変位せず、横方向の加速度には影
響を受けない。
【0060】また、本発明の第4の加速度センサにあっ
ても、2本のビームによりマス部の上端部及び下端部を
支持させているので、マス部は傾くことなくマス部の厚
さ方向に平行移動することができる。したがって、加速
度センサの直線性を向上させることができる。さらに、
ビームのねじれが少なくなるので他軸方向の加速度には
影響を受けにくくなり、加速度センサの精度を高めるこ
とができる。
【0061】このとき、マス部全体を可動電極とした加
速度センサは、例えば半導体や金属からマス部を簡単に
作成することができる。また、マス部の上面若しくは下
面の少なくとも一部に可動電極を形成することにすれ
ば、例えばマス部を樹脂などの比重の軽い材料で作成す
ることができ、マス部の軽量化を図ることで加速度セン
サ全体の軽量化を図ることができる。
【0062】また、ビームのマス支持部若しくは折返し
部にビームの厚さよりも厚い剛性部を設けておくと、マ
ス支持部若しくは折返し部におけるビームのねじれを少
なくすることができるので、さらに直線性の向上を図る
ことができ、厚さ方向以外の加速度の影響を少なくする
ことができる。また、ビームの中央部からビームのマス
支持部若しくは折返し部に向ってビーム厚さが増すよう
に形成することによっても同様な効果が得られる。
【0063】これらの加速度センサにあっては、マス部
を2種以上の材質で形成することにより、マス部の重心
位置を容易に調整することができる。また、マス部の厚
みを均一でなくすことによってもマス部の重心位置を容
易に調整することができる。さらには、ビーム軸方向に
非対称とすることとしてもよい。
【0064】また、マス部に窪み、溝、穴若しくは空洞
状などの重心調整部を設けることによっても、マス部の
重心をビームの基板固定部より最遠の自由端より基板固
定部側に位置させたり、基板固定部とマス支持部との間
に位置させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施例である加速度センサ
を示す平面図、(b)はその断面図である。
【図2】(a)は従来例の加速度センサにおけるマス部
の変位を表わす説明図、(b)は本発明の加速度センサ
におけるマス部の変位を表わす説明図である。
【図3】(a)(b)はそれぞれ本発明の別な実施例で
ある加速度センサを示す平面図及び断面図である。
【図4】(a)(b)はそれぞれ本発明のさらに別な実
施例である加速度センサを示す平面図及び断面図であ
る。
【図5】(a)(b)はそれぞれ本発明のさらに別な実
施例である加速度センサを示す平面図及び断面図であ
る。
【図6】(a)(b)はそれぞれ本発明のさらに別な実
施例である加速度センサを示す平面図及び断面図であ
る。
【図7】(a)(b)はそれぞれ本発明のさらに別な実
施例である加速度センサを示す平面図及び断面図であ
る。
【図8】(a)(b)はそれぞれ本発明のさらに別な実
施例である加速度センサを示す平面図及び断面図であ
る。
【図9】(a)(b)はそれぞれ本発明のさらに別な実
施例である加速度センサを示す平面図及び側面図であ
る。
【図10】(a)(b)はそれぞれ本発明のさらに別な
実施例である加速度センサを示す平面図及び側面図であ
る。
【図11】本発明のさらに別な実施例である加速度セン
サを示す側面図である。
【図12】(a)(b)はそれぞれ本発明のさらに別な
実施例である加速度センサを示す平面図及び側面図であ
る。
【図13】本発明のさらに別な実施例である加速度セン
サを示す平面図である。
【図14】(a)(b)はそれぞれ本発明のさらに別な
実施例である加速度センサを示す平面図及び側面図であ
る。
【図15】本発明のさらに別な実施例である加速度セン
サを示す平面図である。
【図16】(a)(b)はそれぞれ本発明のさらに別な
実施例である加速度センサを示す平面図及び側面図であ
る。
【図17】本発明のさらに別な実施例である加速度セン
サを示す側面図である。
【図18】(a)(b)はそれぞれ本発明のさらに別な
実施例である加速度センサを示す平面図及び側面図であ
る。
【図19】(a)(b)はそれぞれ本発明のさらに別な
実施例である加速度センサを示す平面図及び断面図であ
る。
【図20】(a)(b)はそれぞれ本発明のさらに別な
実施例である加速度センサを示す平面図及び断面図であ
る。
【図21】本発明のさらに別な実施例である加速度セン
サを示す一部省略した斜視図である。
【図22】(a)(b)はそれぞれ本発明のさらに別な
実施例である加速度センサを示す平面図及び断面図であ
る。
【図23】本発明のさらに別な実施例である加速度セン
サを示す平面図である。
【図24】本発明のさらに別な実施例である加速度セン
サを示す一部省略した斜視図である。
【図25】本発明のさらに別な実施例である加速度セン
サを示す断面図である。
【図26】本発明のさらに別な実施例である加速度セン
サを示す一部省略した斜視図である。
【図27】(a)(b)はそれぞれ本発明のさらに別な
実施例である加速度センサを示す平面図及び断面図であ
る。
【図28】本発明のさらに別な実施例である加速度セン
サを示す一部省略した斜視図である。
【図29】(a)(b)はそれぞれ本発明のさらに別な
実施例である加速度センサを示す平面図及び断面図であ
る。
【図30】本発明のさらに別な実施例である加速度セン
サを示す一部省略した斜視図である。
【図31】(a)(b)はそれぞれ従来例である加速度
センサを示す平面図及び断面図である。
【図32】同上の加速度センサにおけるマス部の変位を
表わす説明図である。
【図33】別な従来例である加速度センサを示す断面図
である。
【符号の説明】
1、51、52、……、80 加速度センサ 2、2a、2b ビーム 3 マス部 8 固定部 9 マス支持部 21 折返し部 22 剛性部 23 重心調整部 27 低融点物質

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性を有するビームによってマス部を支
    持基板に片持ち状に支持させた加速度センサにおいて、 前記マス部の重心が前記ビームの軸方向に関して当該ビ
    ームの基板固定部から最遠の自由端より前記基板固定部
    側に位置するとともに、当該重心が当該マス部の厚さ方
    向に関して前記ビーム軸上に位置することを特徴とする
    加速度センサ。
  2. 【請求項2】 弾性を有するビームによってマス部を支
    持基板に片持ち状に支持させた加速度センサにおいて、 前記マス部の重心が前記ビームの軸方向に関して当該ビ
    ームの基板固定部と当該ビームのマス支持部との間に位
    置するとともに、当該重心が当該マス部の厚さ方向に関
    して前記ビーム軸上に位置することを特徴とする加速度
    センサ。
  3. 【請求項3】 前記マス部を当該マス部側面で2本の前
    記ビームにより支持させたことを特徴とする請求項1又
    は2に記載の加速度センサ。
  4. 【請求項4】 前記ビームに少なくとも一つの折返し部
    を設けたことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の
    加速度センサ。
  5. 【請求項5】 弾性を有するビームによってマス部を支
    持基板に片持ち状に支持させた加速度センサにおいて、 交差する2本の前記ビームによって、前記マス部の厚さ
    方向に異なる位置を支持させたことを特徴とする加速度
    センサ。
  6. 【請求項6】 弾性を有するビームによってマス部を支
    持基板に片持ち状に支持させた加速度センサにおいて、 2本の前記ビームによって、前記マス部の上端部及び下
    端部を支持させたことを特徴とする加速度センサ。
  7. 【請求項7】 前記マス部を可動電極としたことを特徴
    とする請求項1、2、3、4、5又は6に記載の加速度
    センサ。
  8. 【請求項8】 前記マス部の上面若しくは下面の少なく
    とも一部に可動電極を形成したことを特徴とする請求項
    1、2、3、4、5又は6に記載の加速度センサ。
  9. 【請求項9】 前記ビームの前記マス支持部若しく前記
    折返し部にビームの厚さよりも厚い剛性部を設けたこと
    を特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7又は8
    に記載の加速度センサ。
  10. 【請求項10】 前記ビームは、当該ビームの中央部側
    から当該マス支持部若しくは当該折返し部に向って厚み
    が増すように形成されていることを特徴とする請求項
    1、2、3、4、5、6、7、8又は9に記載の加速度
    センサ。
  11. 【請求項11】 前記マス部は、2種以上の材質で形成
    したことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、
    7、8、9又は10に記載の加速度センサ。
  12. 【請求項12】 前記マス部の厚みが均一でないことを
    特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、
    9、10又は11に記載の加速度センサ。
  13. 【請求項13】 前記マス部はビーム軸方向に非対称な
    形状であることを特徴とする請求項1、2、3、4、
    5、6、7、8、9、10、11又は12に記載の加速
    度センサ。
  14. 【請求項14】 前記マス部に窪み、溝、穴若しくは空
    洞状などの重心調整部を設けたことを特徴とする請求項
    1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、1
    2又は13に記載の加速度センサ。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100443903B1 (ko) * 2001-05-04 2004-08-09 이헌권 운동량 측정센서
JP2008544243A (ja) * 2005-06-17 2008-12-04 ヴェーテーイー テクノロジーズ オサケユキチュア 容量性加速度センサーを製造する方法、および、容量性加速度センサー
WO2015186740A1 (ja) * 2014-06-04 2015-12-10 株式会社村田製作所 Mems構造体
CN109387668A (zh) * 2017-08-09 2019-02-26 美国亚德诺半导体公司 集成线性和角度mems加速度计
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