JPH07306012A - 移動物体の計測装置 - Google Patents

移動物体の計測装置

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JPH07306012A
JPH07306012A JP6100102A JP10010294A JPH07306012A JP H07306012 A JPH07306012 A JP H07306012A JP 6100102 A JP6100102 A JP 6100102A JP 10010294 A JP10010294 A JP 10010294A JP H07306012 A JPH07306012 A JP H07306012A
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亨 中村
Shigezumi Kuwajima
茂純 桑島
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OYO KEISOKU KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動物体の3次元情報を計測する装置で、測
定データの冗長度を高めてエラーを検出してできるだけ
正確なデータを得られるようにする。また、複数の移動
物体を同時に計測できるようにする。 【構成】 移動物体を計測する場合に同時に3台以上の
計測装置を用い、その移動物体の移動にしたがって、そ
の移動物体の3次元情報を計測するに適する位置からの
計測装置に動的に切替えながら計測する。また固定のカ
メラ装置と追尾装置付きのカメラ装置とを組み合わせ
て、一つのカメラ装置の視野内に複数の対象物体をとえ
らて広い領域を移動する複数の移動物体の3次元情報を
計測する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動物体を撮像してそ
の撮像画像を用いて計測を行う装置に利用する。本発明
は特にスポーツ競技のような移動する競技者を撮像し、
その競技者の3次元空間座標情報を抽出しその3次元空
間位置情報に基づいて各種画像処理を行う装置に利用す
るに適する。
【0002】
【従来の技術】移動物体を計測する方法として、移動物
体を撮像しその映像信号を処理することにより移動物体
の3次元空間位置情報を求めることが行われている。
【0003】出願人は、このような移動物体を計測する
装置として、雲台に載置された撮像装置により得られた
映像信号に雲台や撮像装置から得られた情報を位置情報
として重畳する技術を特願平5−082178として、
移動物体を撮像した信号からその移動物体の3次元空間
座標を演算する技術を特願平5−082209、移動物
体の動きを予測または計測しておき、カメラ装置を制御
する技術を特願平5−138805、得られた移動物体
の3次元空間座標情報を映像データに重畳する技術を特
願平5−139629、映像信号から移動物体を識別す
る技術を特願平5−137857、撮像手段の各種パラ
メータの計測および撮像手段の制御装置に関する技術を
特願平5−261223として出願した。また、このよ
うな移動物体の3次元空間座標を計測する撮像手段で撮
像した画像をその計測した3次元空間座標情報に基づい
て任意の空間位置または時間軸上にあるカメラで撮像し
た画像に変換する技術を特願平5−221363(いず
れも本願出願時に未公開)として出願した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の出願人の出願し
た技術は、一人の選手につき少なくとも一つの雲台に載
置されたカメラのような追尾機能付きカメラヘッドによ
り追尾する方式を基本とするものであり、そのままでは
複数の競技者が同じフィールド上を走り回ったり、3次
元空間内を移動するような競技の撮像には向いていない
問題がある。
【0005】その一つは撮像に伴う誤差やエラーが発生
することである。
【0006】例えば、サッカーのように、計測対象とな
る競技者が多い競技の場合、選手一人あたり2台以上の
カメラヘッドを用いると、計測誤差はカメラヘッドの性
能まで少なくなるが、高価なカメラヘッドを多数配置す
る必要がある。また、選手が固定の平面上を移動すると
した拘束平面の技術を用いた場合には、撮像対象の対象
物体である選手が平面から離れるとこれは誤差となる。
特に拘束平面に対して浅い角度で撮像する場合には誤差
が大きくなり、サッカーなどの撮像では、競技フィール
ドの広さに対してカメラの位置が低いため、浅い角度で
しか観察できなく、抽出された3次元空間座標情報に誤
差が大きくなる問題がある。さらに選手の姿勢も大きく
変化するため、選手の位置の誤差が大きくなる問題があ
る。
【0007】また、選手が移動するにつれて選手とカメ
ラヘッドとがなす角度も変化し、例えば選手同士が重な
りあった場合にも、当該選手を追尾していたカメラヘッ
ドにより撮像された画像から演算された3次元空間情報
に誤りが発生することがある。
【0008】さらに、カメラヘッドは、高精度で、安定
した画像を出すことが重要であるが、メカニカルに構成
された機構であり、屋外といった比較的環境の悪い場所
に設置されることが多いため、定期的な検査が必要とな
る。この場合、工業用の計測に使用されるものは連続計
測が必要であるため、検査のために測定を一時中断する
必要があった。
【0009】本発明の目的は、高価な雲台付きのカメラ
ヘッドの使用数を減少して撮像手段は複数の対象物体を
撮像する複数の撮像手段の組み合わせにより、複数の選
手を撮像し、複数の撮像手段の画像情報に基づいて各々
選手の3次元空間情報を計測できる計測装置を提供する
ことにある。
【0010】本発明の他の目的は、複数の撮像手段を選
手の位置により動的に切り替えながら選手を撮像するこ
とにより情報としての冗長度を上げ、移動物体の撮像に
よる誤差やエラーを少なくできる計測装置を提供するこ
とにある。
【0011】本発明の他の目的は、カラーカメラのキャ
リブレーションを自動的にあるいは定期的に行うこと
で、照明のむらや気象条件等の環境条件に左右されずに
長時間にわたって精度のよい計測を行うことができる計
測装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の観点は、
複数の移動物体を少ない撮像手段で撮像して移動物体の
3次元空間位置情報を計測する技術であり、複数の移動
物体を撮像し、その撮像された移動物体の画像から3次
元空間情報を抽出する移動物体の計測装置において、前
記移動物体を撮像する撮像手段は3以上設けられ、この
それぞれの撮像手段は、当該撮像手段の視野内に撮像対
象となる複数の移動物体を共通に入れて撮像する手段を
含み、各撮像手段からの画像内の対象物体の情報に基づ
いてそれぞれの対象物体の3次元情報を演算する手段を
備えることを特徴とする。この構成によりより少ない撮
像手段で多くの移動物体の3次元空間位置情報を得るこ
とができる。
【0013】また、撮像された共通視野内の複数の対象
物体の画像について、この対象物体ごとにその対象物体
の画像の性質に基づいて対象物体を抽出し複数の対象物
体のそれぞれの画像内位置を求める画像内位置計測手段
と、この手段で計測した画像内位置情報に基づいて複数
の対象物体の3次元空間情報を演算する3次元位置演算
手段とを備えることができる。この構成により撮像手段
の視野の内に複数の対象物体を入れて撮像し、これらの
対象物体の3次元空間情報を得ることができる。
【0014】また、撮像手段は、そのカメラのパラメー
タが固定の固定カメラと、カメラのパラメータが可変の
追尾機能付きカメラとを含むことができる。これにより
高価な追尾機能付きカメラの数を低減することができ
る。
【0015】また、画像内位置演算手段は、撮像された
複数の対象物体ごとに対象物体の画像を囲むウィンドウ
を発生し当該ウィンドウを対象物体の動きに合わせて移
動させる手段と、撮像手段から見える複数の対象物体の
位置関係に基づいて撮像手段ごとに複数のウィンドウの
間のプライオリティが1画像単位ごとに設定されたプラ
イオリティテーブルと、このテーブルを参照して、ウィ
ンドウが重なった複数の対象物体については隠れる対象
物体の画像情報の出力を抑止する手段とを備えることが
できる。この構成により、複数の対象物体が重なったよ
うな場合の画像処理ができ、計測エラーの発生を抑止で
きる。
【0016】また、3以上の撮像手段で撮像された移動
物体の画像に基づいて得られた移動物体の少なくとも3
以上の3次元空間情報を比較し、計測に間違いがないか
否かを判定する手段を含むことができる。この構成によ
り、計測エラーの発生を抑止でき、計測精度を高めるこ
とができる。
【0017】本発明の第二の観点は、撮像手段の動的な
切り替えに係る技術であり、移動物体を撮像し、その撮
像された移動物体の画像から3次元空間情報を抽出する
移動物体の計測装置において、前記移動物体を撮像する
撮像手段は3以上組み合わされて少なくとも1個の移動
物体を同時に撮像し、計測するに適切な位置の撮像手段
になるように、移動物体の移動にしたがって前記3以上
の撮像手段の1個の撮像手段を他の適当な位置の撮像手
段に切り替えていく手段を備えることを特徴とする。こ
の構成により、データの冗長度を高め、計測エラーの発
生を減らすことができる。
【0018】また、撮像手段を他の適当な位置の撮像手
段に切り替えていく手段は、切り替えの条件の境界領域
においてヒステリシスをもたせる手段を含むことが好ま
しい。これにより切り替えが頻発しないようにできる。
【0019】また前回の切り替えから一定の時間が経過
してから切り替えを行うようにする手段を含むことも好
ましい。これにより、対象物体の移動速度が小さい場合
に切り替えが頻発しないようにでき、画像の切り替えが
不自然にならないようにできる。
【0020】また、撮像手段の切り替えは、3以上の撮
像手段の間の角度が広くなるように切り替える。この構
成により、全体として計測誤差が小さくなる計測が可能
となる。
【0021】また、切り替えによって新たに参加する撮
像手段は、他の撮像手段からの画像に基づいて撮像すべ
き対象物体を撮像できる角度および画角を求め、かつ画
像内の撮像すべき対象物体が存在する領域にウィンドウ
を設定し、そのウィンドウ内の対象物体を抽出するため
の検出条件を学習する手段を含むことができる。この構
成により撮像手段を切り替える場合に新たに参加する撮
像手段の設定を自動的にできる。
【0022】また、前記撮像手段が切り替えられた前後
の画像データに基づいて、測定データを比較し誤り測定
があるか否かを判定する手段を含むことができる。これ
により切り替え前後のエラーを検出し、故障を発見でき
る。
【0023】また、移動物体が複数ある場合に、撮像対
象となる移動物体に優先順位を付け優先順位が高い物体
に優先的に撮像手段を割り付ける手段を含むことが好ま
しい。撮像手段の数に制限がある場合、対象物体やシー
ンによって複数の移動物体に優先順位を設けることで、
一番見たい移動物体あるいはシーンが優先的にもっとも
よい条件のもとで撮像することができる。
【0024】本発明の第三の観点は、カメラのキャリブ
レーションに係る技術であり、複数の移動物体を撮像
し、その撮像された移動物体の画像から3次元空間情報
を抽出する移動物体の計測装置において、前記移動物体
を撮像する撮像手段は3以上設けられ、前記撮像手段
は、カラーカメラを含み、キャリブレーションポイント
の位置の教示および記録手段を持ち、教示位置にある白
色のキャリブレーションポイントを自動で撮像し白バラ
ンスをとる手段を含むことを特徴とする。これにより照
明むらや気象条件等により撮像条件が変動しても、その
条件の変動に対応してカメラの白バランスを再調整して
精度が高い計測を行うことができる。
【0025】また、キャリブレーションポイントとして
色見本を設け、教示位置にある色見本のキャリブレーシ
ョンポイントを自動で撮像しこの見本色をサンプリング
して対象物体の対象色として記録することもできる。こ
れにより同様に撮像条件の変動に対して精度の高い計測
を行うことができる。
【0026】さらに、キャリブレーションポイントを複
数設置することが好ましい。これにより撮像カメラの位
置、対象物体の位置等に対応してキャリブレーションを
行うことができ、キャリブレーション時間を短縮でき、
また照明光線の状況に対応したキャリブレーションを行
うことができる。
【0027】
【作用】対象物体が固定の平面である拘束平面上を移動
するとして対象物体の3次元空間位置を計測する場合に
は、一つの対象物体に対して一つのカメラヘッドで撮像
すればよい。しかし、拘束平面の制約を設けずに、対象
物体の3次元空間位置を計測するためには、一つの対象
物体が複数のカメラヘッドによって撮像される必要があ
る。この場合、複数の対象物体を同時に計測する場合に
は、対象物体同士の距離が近い場合には1台のカメラヘ
ッドの視野で複数の対象物体を撮像することが可能であ
る。この1台のカメラヘッドで撮像された画面内の複数
の対象物体の画像内位置を求め、さらに複数のカメラヘ
ッド(少なくとも2つのカメラヘッド)により撮像され
た同一の対象物体の画像内位置情報に基づいて、複数の
対象物体の3次元空間情報(以下3次元情報という)を
演算することができる。
【0028】このような同一画像内での複数の対象物体
の画像内位置は、対象物体ごとに画像内にウィンドウを
設けて、対象物体を色などの特徴抽出によって背景から
抽出してその図心を求め、対象物体ごとの画像内位置を
演算することによって求める。そして、この画像内位置
情報に基づき、複数のカメラからの画像によってそれぞ
れ求められた対象物体ごとの画像内位置情報と、カメラ
の位置情報(追尾カメラヘッドの場合には、その追尾に
よって変動するカメラのパラメータも含む)とから、対
象物体ごとの3次元情報を演算できる。このカメラとし
ては、固定カメラも用いることができ、この場合、追尾
機能付きのカメラヘッドに比べて測定精度は劣るが変動
のカメラのパラメータを得られないだけであり、3次元
情報の演算方式には基本的に相違はない。
【0029】この場合、複数の対象物体とカメラとの位
置関係は、対象物体が移動することにより常に変動する
ものであるため、演算された対象物体の3次元情報に基
づいて、当該カメラから見える複数の対象物体の位置関
係を画像単位(例えばフィールドごとに)プライオリテ
ィテーブルとして設定し、当該カメラからの画像情報の
出力では対象物体によって隠される対象物体の画像情報
はマスクするようにして、ウィンドウの重なりによる誤
差を少なくするようにする。
【0030】また対象物体とカメラヘッドとの関係は固
定する必要がないため、どのカメラヘッドがどの対象物
体を撮像するかの割り当てを動的に変更する。この場
合、複数のカメラヘッドの割り当ては、例えば3台のカ
メラヘッドで対象物体を撮像しておき、その内の一つを
意識的に余らせ、他の適切な撮像位置にあるカメラヘッ
ドによる撮像に切り替えることで、対象物体の動きに合
わせて動的に変更する。このカメラヘッドの切り替え変
更は対象物体と3台のカメラヘッドのなす角度、あるい
はカメラヘッドの位置と対象物体との位置などにより、
より適切なカメラヘッドによる撮像に連続的に切り替え
る。これによりカメラヘッドでの撮像情報は冗長度が高
くなるため、撮像時のエラーを検出し易くなり、誤差も
少なくすることができる。
【0031】さらに、カメラヘッドが故障したときも情
報の冗長度が高くなるため、故障したカメラヘッドを使
わずに計測することができる。
【0032】このカメラヘッドを切り替えたとき、新た
に加入するカメラヘッドは、他の現在撮像しているカメ
ラヘッドからの情報に基づいて、対象物体をその視野内
にとらえるように角度や画角を設定してその撮像範囲を
設定する。そして対象物体の特徴を抽出する検出条件の
学習を行って、対象物体を抽出する。
【0033】また、撮像に際しては白色あるいカラー色
のキャリブレーションポイントを設けておき、撮像中に
定期的にあるい手動で、白色あるいは色のキャリブレー
ションを行う。これにより照明むらや太陽光線の変動等
の撮影条件の変動があってもこの変動に対応してカメラ
のパラメータ等を再調整できるので、長時間にわたって
より精度の高い計測を行うことができる。
【0034】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
【0035】(第1実施例)図1は、本発明の第1実施
例の撮像手段の配置例を示すもので、複数の撮像対象物
体を撮影してその3次元空間位置を演算するものであ
る。この例では、一例としてサッカー競技を配置された
6台の追尾ヘッドMH1〜6、6台の固定カメラFC1
〜FC6により撮影して選手の3次元情報を計測する例
を示している。このような構成において、本実施例は、
複数の移動物体である選手を撮像し、その撮像された選
手の画像から選手の3次元情報を抽出する移動物体の計
測装置において、本発明の特徴として前記移動物体を撮
像する撮像手段としての追尾ヘッドMH1〜6、固定カ
メラFC1〜FC6は3以上設けられ、この複数のそれ
ぞれの撮像手段である追尾ヘッドMH1〜6、固定カメ
ラFC1〜FC6は、当該カメラの視野内に撮像対象と
なる複数の選手を共通に入れて撮像する手段を含み、各
カメラからの画像内の各選手の情報に基づいてそれぞれ
の対象物体の3次元情報を演算する手段を備えている。
【0036】以下本実施例の動作を説明する。
【0037】サッカーのように対象物体が非常に多く、
また動きが広範囲で複雑な場合は、単純に対象物体1つ
で2台のヘッドとすると非常に多くのヘッドを必要とす
る。撮影範囲が広い割りには浅い角度でしか撮影できな
いことが多く、ヘッドから遠い選手が手前の選手の影に
なって見えなくなる場合もある。そのときは別の方向か
ら観察することが必要となる。
【0038】3次元位置計測では2台のヘッドで撮影さ
れた対象物体が同一である必要があるため、対象物体が
複数になると、2台のヘッドで撮影された画像で対応さ
せるなければならない。チームが違えばユニフォームの
色などで簡単に見分けられるが、同じチームの選手がご
ちゃごちゃいると人間でもわからなくなる。そのため2
枚の画像での対応付けを間違える可能性がある。ヘッド
が2台だけでは対応付けを間違ったとしても検出の方法
はないが、3台以上になれば対応付けを間違ったことが
検出可能となる。この場合、すべてのヘッドが同じよう
に対応付けを間違う、つまり完全に二人の選手をいれか
えることがなければ、少なくともどれかのヘッドの画像
が対応付けを間違っていることの検出ができる。3台の
ヘッドの観察している方向が違えば見え方が異なるた
め、二人を入れ替える可能性はかなり低い。
【0039】このようなことからつねに1つの対象物体
について別の方向から3台のヘッドで撮影されることが
必要である。また、画像としてもデータとしても欲しい
のはゴール近く場合が多い。そのため、ゴール近くの精
度が得られるようなヘッドの配置が望ましい。
【0040】図1はヘッドの配置とキャリブレーション
ポイントの配置の例を示している。この例では6台の追
尾ヘッドMH1〜MH6と、6台の固定カメラFC1〜
FC6を配置している。追尾ヘッドは、カメラの向き、
レンズの画角などを変えることができる。そして通常は
3台で一組になって対象物体を計測する。図1の例では
MH1、MH2、MH3の3台が組となっている。この
とき測定できるのは3台のヘッドの視野の共有部分で図
中のハッチング領域となる。追尾ヘッドのレンズの画角
を広く制御すれば広い範囲の計測ができるが、対象物体
をできるだけアップで捉え、背景の影響を減らすことで
精度の良い安定した計測を実現するのが追尾ヘッドの特
徴であるから、あまり画角を広げないで対象物体を撮影
する。そのため捉えきれない対象物体ができてしまうこ
とをさけるために固定カメラを併用する。固定カメラ
は、広角レンズで撮影し、測定対象範囲たとえばコート
内は、どこであっても少なくとも2台、通常は3台の視
野に入るように調整されている。この例では追尾ヘッド
と固定カメラの数と配置が同じであるがその必要はな
い。
【0041】図1には4個のキャリブレーションポイン
トCP1、CP2、CP3、CP4を配置している例が
示されている。すべてのヘッドよりどれかのキャリブレ
ーションポイントが撮像できるようにしてある。このキ
ャリブレーションポイントは、ヘッドの位置やレンズの
パラメータなどの校正等に使用できるが、ここでは、カ
ラーカメラの白バランスや対象とする移動物体の色見本
を設定するために使用する。それぞれのキャリブレーシ
ョンポイントは、図17のようになっている。必要な見
本色の数だけ用意しておけばよいが、ここでは、片方に
チームの選手のユニホームの見本色だけ用意してある。
COL1は白色の半球、COL2は一方のチームの選手
のシャツの見本色の半球、COL3は他方のチームの選
手のシャツの見本色の半球というようになっている。
【0042】対象物体の位置計測の精度は、追尾ヘッド
の場合は、観察範囲が小さく、また雲台の精度も良いた
め対象物体の3次元位置精度はかなり高いものが得られ
る。それに対して固定カメラの場合、撮像素子に高画素
のものを使ってもレンズが広角で広い範囲を観察するた
めあまり精度はよくない。
【0043】各選手の位置を平面的に表現する場合、図
2のようにその位置の精度も併せて表現することができ
る。3台以上の追尾カメラの視野の共有部分21内の選
手は、その位置が高精度で得られるため符号22のよう
に小さい点で表現するのに対して、それ以外の選手は符
号23のように大きな円で位置を表現する。この円の半
径は、固定カメラの画素数などできまる精度を表現して
いる。精度の評価は固定カメラの場合、カメラの配置が
きまれば、場所に応じた精度が計算できて、3次元座標
を求めるときにどの組み合わせを使うか決まれば、それ
に応じた精度を計算する事ができるため、動的に円の大
きさを変更することは可能である。
【0044】次に1つの追尾ヘッド、あるいはカメラで
複数の対象物体を計測する動作を説明する。計測系は、
追尾ヘッドと固定カメラでは、カメラパラメータが変化
するかどうかが違うだけで基本的な画像処理においては
同一でよい。
【0045】図3に3次元位置計測のブロック図を示
す。この例では3台の追尾ヘッド、あるいは固定カメラ
を一組にしているが、さらに多くを組にすることもでき
る。また追尾ヘッド同士3台でも、追尾ヘッドと固定カ
メラを混ぜて3台でもよい。固定カメラを混ぜた場合
は、精度は固定カメラできまるため3次元位置の計算で
は注意が必要である。
【0046】3台のカメラ31で撮影された画像は、そ
れぞれのカメラに対応した画像内位置計測ユニット32
で対象物体の画像内での位置が計測される。対象物体
は、1つの画像内で複数存在するため、この画像内での
位置データも同時に複数得られる。3次元の座標を求め
るためには、少なくとも2つのカメラで得られる画像内
位置が必要になる。この例では3台のカメラを使い、3
次元座標の計算はその中の2台のデータを使う。組み合
わせは3種類あるため、3次元位置計算ユニット34は
3組ある。これらからはそれぞれ対象物体の数だけの3
次元座標情報35が出力される。図3では画像内位置計
測ユニット32の出力と3次元位置計算ユニット34
は、組み合わせに対応したような接続33となっている
が、実際には3次元位置計算は計算機内でソフトウェア
によって行われるため、この図のような配線ではなく、
通信回線を使ったものとなる。
【0047】複数の対象物体を3次元計測する場合に対
応が間違っていなければ、3組の3次元位置計算ユニッ
ト34の出力は同じはずであるが、対応付けを間違うな
ど何らかの原因で、3次元位置の計算がきちんとできな
い場合は、3組のデータは違った値になる。このことを
利用して照合ユニット36が、出力される3次元位置が
正しいのかどうかを調べ、その情報も位置と同時に出力
する。3次元座標の計算には誤差が必ず含まれるから、
3組のデータが完全に一致する事はまずない、照合ユニ
ット36ではそのことを考慮の上エラーかどうかの判断
を行う。照合ユニット36の出力は対象物体の数だけの
3次元情報37と、エラー信号38である。エラー信号
38が出力された場合の処理は、たとえば対象物体の対
応が間違った場合はそれを修正するような、基本的には
オペレータによるマニュアル処理となるが、同時撮影カ
メラの数を増やしたりして、どのカメラの画像内でエラ
ーしたのか、などエラーの情報をより多くすることであ
る程度の自動化が可能となる。
【0048】次に画像内位置計測ユニット32について
図4で説明する。この画像内位置計測ユニットは、入力
された画像信号から、色彩等の対象物体の特徴を抽出し
て二値化信号に変換する検出回路(DET0〜DET
3)41と、この変換された二値化信号に基づいて、こ
の抽出された二値化信号の組み合わせがセットされたオ
ブジェクトテーブル(OBJ TBL)42と、対象物
体ごとにウィンドウを発生するウィンドウジェネレータ
(WIND0〜WIND4)43と、設定されたウィン
ドウの優先度に対応して抽出された対象物体の情報を出
力するプライオリティテーブル(PR TBL)44
と、出力された対象物体ごとの情報をカウントして、そ
の画像内位置情報を出力する位置カウンタ(0〜4)4
5と、コントローラ46とを備える。
【0049】カメラで撮影された画像は、色の違い、輝
度の違い、あるいはパターン相関などを使って二値化さ
れる(検出回路DET0〜DET3)。たとえば色の違
いを使った場合は、図5のような画像が撮影されたと
き、両端の選手のシャツの色を抜き出すと図6のように
なる。またその選手のトランクスの色を抜き出すと図7
のようになる。また真ん中の選手はシャツとトランクス
と同じ色のためその色で抜き出すと図8のようになる。
選手の画像内の位置としてはこの抜き出された図形の図
心を使うことにすると、真ん中の選手と両端の選手で同
じにならない。そのためこの抜き出された信号をそのま
ま使うのではなく、組み合わせて使う。図4のオブジェ
クトテーブル42がこの働きをする。真ん中の選手は抜
き出されたままでよいためテーブルはそのまま通過す
る。両端の選手については、シャツを抜き出した信号と
トランクスを抜き出した信号のORをとるようにオブジ
ェクトテーブル42がセットされる。ORの信号は図9
のようになる。この例では画像から3色を抜き出し(D
0,D1,D2)、それらから2つの信号を得ている。
図4のOD2は使われていない。
【0050】抜き出された信号は、真ん中の選手のよう
に画面内で対象物体として1つの場合はその図心位置を
対象物体の位置とすることができるが、両端の選手のよ
うに複数の対象物体がある場合抜き出した信号だけでは
区別がつかない。そのためウインドウを使う。図8、図
9で点線がウインドウでその内部でそれぞれの図心位置
を計算する。このウインドウの位置と大きさをつくるの
が図4のウィンドウジェネレータ43である。この例で
は5つ(WIND0〜WIND4)あるから同時に5個
までの対象物体を同一画像で撮影できる。対象物体の図
心計算は、ウインドウ内で行われるが、ウインドウには
プライオリティがつけられていてウインドウ同士の重な
りに対してウインドウ毎に処理を変えてある。
【0051】プライオリティを簡単に説明すると図10
のように2つの対象物体に対して異なるプライオリティ
のウインドウがかかっていて重なったとき、図11のよ
うにほかのウインドウがある部分は対象物体が見えない
ウインドウと、図12のようにほかのウインドウに関係
なく対象物体がみえるウインドウというような処理がで
きる。図11では本来の対象物体は、もう一つのウイン
ドウで隠され図心が少し移動する。また図12では別の
対象物体もウインドウ内部に入ってしまい、図13のよ
うに両方を加えた図形の図心位置を計測してしまう。対
象物体の動きに応じてその図心位置にウインドウを移動
させるように制御していると、2つの対象物体が離れた
ときに図13のようになったウインドウは元々とは別の
対象物体を追いかける可能性がある。このため2台のカ
メラでの対応がつかなくなり3次元演算でエラーとな
る。しかし、もしすべてのカメラで同じような対象物体
の取り違えが発生するとエラーの検出ができなくなる。
そのため、ウインドウのプライオリティはカメラ毎に変
えておく。それによって対象物体の取り違えが発生して
もカメラ毎に違った状態になりエラーとして検出できる
ようになる。このプライオリティをつくるのが図4のプ
ライオリティテーブル44である。プライオリティはウ
インドウの数が3つ以上の場合は順番をつけることもで
きる。またこのプライオリティテーブル44はフィール
ド周期で書き換えができるから、選手の3次元位置を元
にしてそれぞれのカメラのプライオリティをフィールド
周期で変更することもできる。プライオリティテーブル
44の出力は位置カウンタ45で積算され画面内の位置
として出力される。コントローラ46はこの位置を使っ
てフィールド毎に次のフィールドのためにウインドウの
大きさと位置を更新する。以上の処理をすることによっ
て、1つのカメラ画像で複数の対象物体を、値が正しい
かどうかの情報を付加しながら計測することができる。
【0052】上述の画面内での複数の対象物体の位置計
測を行うためのウインドウ技術とその対象物体位置のカ
ウント技術については、先に出願人が提案した動作計測
装置(特開平3−26281)に示した技術でも実現で
きる。すなわち、複数のウインドウを発生させ、このウ
インドウを対象物体の動作にしたがって移動させる技術
およびこの対象物体の座標位置をカウントする技術を用
いることにより、複数の対象物体の画像内の座標位置を
対象物体ごとに求めることができる。
【0053】3次元位置計算ユニット34は、例えば先
願に係る特願平5−261223に説明した対象物体の
3次元空間座標演算技術を用いればよい。この技術は拘
束平面を用いる技術であるが、画像位置測定結果に基づ
いて対象物体をカメラの投影中心から画面内の対象物体
の位置(例えば図心)までのベクトルを考え、このベク
トルに基づいてあらかじめ測定されているパラメータを
用いることで拘束平面上の対象物体の3次元空間座標を
演算することができる。拘束平面を用いない場合であっ
ても、画像単位に対象物体の拘束平面に当たる投影面を
設定することで3次元空間座標を演算できる。また先願
に係る特願平5−82209に記載した対象物体が移動
する3次元実空間座標系の領域を設定し、それを二次元
領域に写像して対象物体の3次元空間座標を演算する技
術を用いることもできる。
【0054】なお、対象物体の3次元情報を演算するた
めに、あらかじめ値の知られた目標を例えばフィールド
内において追尾ヘッドや固定カメラで撮影して3次元情
報を演算し、実際の対象物体の撮影時の3次元情報の演
算に必要な追尾ヘッドのパラメータや、固定カメラと目
標との関係等の係数をあらかじめ求めておくことがよ
い。
【0055】サッカーのように広い範囲を動く対象を長
時間計測する場合、場所によって照明の状態に差があっ
たり、晴れたり曇ったりして時間的に変動があったりす
る。このような場合、対象物体の色情報を利用して対象
物体の位置を計測していると、対象物体がうまく計測で
きなくなることがある。このようなときにはカメラの白
バランスを調整し直すのが効果がある。また、計測の対
象とする色(サッカーの場合でいえばユニホームの色)
を再登録することも効果がある。さらには両方すること
がよい。これを行うためにあらかじめ白色と対象のユニ
ホームの色を見本色として固定の位置においておき、そ
の見本色をモニタリングすることで照明等の変動に適応
的についていくことができる。
【0056】ここでは、キャリブレーションポイントを
利用してカメラの白バランスの調整と対象色の登録、再
登録を行う。その手順と処理は以下のとおりに行う。
【0057】1.カメラヘッドの設置時またはシステム
の電源投入時にキャリブレーションポイントを視野に入
れ、具体的には、手動で雲台を動かしキャリブレーショ
ンポイントを視野に入れ、次にカーソルで見本色の半球
を指定し、見本色の位置を登録する。必要であれば白バ
ランスの調整、見本色の登録を同時に実行する。
【0058】2.非計測時に登録された位置で白バラン
スを自動的に再調整する。この再調整は具体的には1.
において手動で行ったと同じ動作を登録されている見本
色の半球の位置に対して行えばよい。
【0059】3.非計測時に登録された色で見本色を自
動的に再登録する。
【0060】4.新規に計測に参加するときにその寸前
に2.または3.の再登録を行う。
【0061】5.定期的にカメラヘッドを非計測状態に
して2.または3.を実行する。その間は、ほかのカメ
ラヘッドが計測を代行するか冗長度のない計測状態にな
る。
【0062】6.キャリブレーションポイントが複数あ
る場合にはこれから計測する対象物体に一番近いもので
実行する。
【0063】キャリブレーションを自動または必要に応
じて簡単に行うことができるので、長時間にわたる計測
を安定して行うことができる。このため照明のむらや変
化に強い計測ができる。また気象条件の変化に対しても
影響を受けにくいシステムとすることができる。
【0064】複数のキャリブレーションポイントを配置
することで、移動物体の状態になるべく近い条件でモニ
タリングできるとよい。どのキャリブレーションポイン
トでキャリブレーションを行うかは対象物体までの距離
だけでなく、対象物体の位置や太陽光線の方向などによ
って適応的に選択するとよい。さらに、キャリブレーシ
ョンポイントと移動物体とが位置的に近いとキャリブレ
ーションにかかるカメラヘッドの動作時間も短くてす
む。また、カメラヘッドの可動範囲から無理でない位置
を簡単に選ぶこともできる。また、複数のキャリブレー
ションポイントのデータを総合して照明状況の変動分を
あらかじめ推測し計測精度の把握に反映させることもで
きる。これらは広い範囲の計測の場合に特に有効であ
る。
【0065】(第2実施例)次に追尾ヘッドの割り当て
の変更について説明する。
【0066】この例では3台のヘッドが1組になって計
測を行う。図1の配置では6台のヘッドがあり、そのう
ちどの3台を使うかを決める。もっとも単純なのは図1
のようにこちら側のコートが注目領域の場合はこちら側
の3台、向こう側の時は向こう側の3台として切り替え
る方法である。しかし、これではセンターラインを越え
るときに3台同時に切り替わってしまう。3次元計測で
は必ずいくらかの誤差があるため、切り替えた瞬間にデ
ータが連続でなくなる。特に画像内での位置計測に色で
ユニフォームなどを抽出しその図心計算をしている場合
など、カメラの見る方向が変化すると選手の見え方が変
わるため図心の位置は変化してしまう。これが3台同時
に切り替わるため3次元座標の計算をすると大きくずれ
がでる。また、カメラのばらつきや、見る方向で照明の
あたり具合が変わったりするため、色で対象物体を抜き
出している場合など、条件が変わる可能性もある。さら
に自動追尾では、対象物体の3次元位置をつかってサー
ボをかけるため切り替えを行ったときに3次元座標の連
続性を確保する必要がある。このようなことから切り替
えに伴う影響を最小限度にするためこの例では一度に切
り替えるのは3台のヘッドのうち1台だけとする。何ら
かの原因で切り替えに失敗しても少なくとも2台のヘッ
ドは連続して計測しているから、3次元位置データはと
ぎれることがなくリカバリーが可能となる。
【0067】ヘッドで撮影された画像が重要な場合、た
とえば人気選手の映像を撮影する場合などは、選手の姿
勢に応じて撮影する方向を選ぶという意味でヘッドを切
り替えることもできるが、そのために計測用とは別の撮
影用のカメラを計測データを元にコントロールしてもよ
い。
【0068】また、ヘッドの据えつけ状態などの関係か
らヘッドの性能が十分にでない場合、ヘッドから遠いと
精度が落ちるようなときは、近くのヘッドとなるように
切り替えてもよい。
【0069】3台のヘッドで対象物体を計測するのは、
計測データの信頼性を確認する意味が最も重要である。
そのためにはできる限り別の角度から対象物体を捉える
のがよく、この例ではできる限り別の角度から捉えるよ
うにヘッドを切り替える。
【0070】図14に切り替えの例を示す。この例で
は、3台のカメラによって撮影されている注目領域が、
左上のAから右下のFへ移動するときの切り替えの状態
を示す。注目領域がAの場合はヘッド1とヘッド2とヘ
ッド6によって撮影される。注目領域が移動しBの位置
にくると今度はヘッド1とヘッド3とヘッド6によって
撮影されるようになる。この間にヘッド2だったのがヘ
ッド3に切り替わった。同様にCの位置にくるとヘッド
6がヘッド5に切り替わる。さらにDの位置ではヘッド
5がヘッド4に切り替わる。Eの位置ではヘッド1がヘ
ッド6に切り替わりFの位置ではヘッド6がヘッド5に
切り替わる。このように切り替えは3つのうち必ず1つ
だけそれも隣に配置されるヘッドにだけ切り替わるよう
になっている。
【0071】これは、例えば、対象物体がAからBの位
置になると、ヘッド1とヘッド2とがなす角度が小さく
なるため、この場合、データの信頼性を高めるために、
ヘッド1およびヘッド6とのなす角度が大きくなるヘッ
ド3を選んで切り替えている。この場合、ヘッド3に切
り替えた場合に、ヘッド3から見た対象選手の前に他の
選手がおり、その選手の背後になるような場合には、ヘ
ッド1のままにして切り替えないこともできる。これは
上述の第1実施例のカメラごとに設定したプライオリテ
ィテーブルを用いれば容易に判定できるので、このよう
に切り替え領域に入ってもその条件によりヘッドを切り
替えないことが可能である。
【0072】これらのヘッドの切り替えは注目領域の位
置によって、どの組み合わせとなるかはあらかじめ計算
できるため、単純に注目領域の位置で切り替えることも
できる。その場合でも切り替えにはヒステリシスをもた
せ切り替わり目でばたばたしないようにする。この例で
は、ヘッドの配置に対称性があるため、単に注目領域の
位置だけではどの3つを使うか確定しない。そのために
注目領域の移動方向を考慮し、3台のヘッドのうち1台
だけが隣に配置されているヘッドにのみ切り替わるよう
にしている。さらに、切り替え位置を越えた場合でも注
目領域の移動速度が切り替える方向に対して小さい場合
は、すぐには切り替えず、一定の時間待つようにしてい
る。また切り替え方向の速度が非常に早い場合は、切り
替え位置になる前から切り替え動作を行い、切り替えに
一定の時間をかけるようになっている。
【0073】複数の対象物体を複数のヘッドの組み合わ
せで追尾する場合には、すべての対象物体を同時に同じ
条件たとえばヘッドの数、ヘッド同士のなす角度などを
満たすことはできない場合が多い。特にヘッドの数を最
低限度とした場合には難しくなる。
【0074】このような場合、本発明では対象物体に優
先順位を付け、優先順位の高い対象物体から条件を満た
すようにヘッドを割り付ける。例えば優先順位が一番高
い対象物体は常にもっともよい角度の3台のヘッドが割
り付けられる。それ以外のヘッドを使って次の優先順位
の対象物体を追尾する。このときヘッドの台数は足りる
場合でも角度については条件は悪くなる。またさらに優
先順位が下がると割り付けるヘッドの数を減らしたり、
固定カメラを使ったりする。
【0075】優先順位は、対象物体について固定的に付
することもできるが、シーンに応じて一番見たい対象物
体の優先順位を一番高くするように必要に応じてダイナ
ミックに変動させることができる。この場合操作者等に
より対象物体に対して優先順位を付することができる。
優先順位を変更した場合にすぐにすべてのヘッドの割り
付けを変化させるとデータの連続性がなくなる可能性が
ある場合は、対象物体の位置の変化などで一部のヘッド
の割り付けが替わる段階で、新しい優先順位に従って割
り付けを行うことにして、すぐにすべてのヘッドの割り
付けを同時に変更しないようにすることがよい。
【0076】また、切り替わり目では一時的に4台が観
察することになる。その間は異なった3組のデータが同
時に得られる。もしその2組のデータにずれがある場
合、切り替え時間の間に連続的になるように徐々に修正
することでデータの連続性を保つ。このため、切り替え
には一定の時間をかけるようになっている。
【0077】切り替えの場合、今までの3台のヘッドに
加えて新規に1台参入してくることになるが、その新規
の1台の設定は次のように行う。簡単のため対象物体が
1個の場合を図15にその様子を示す。図15のように
新規参入ヘッドH2は今までのヘッドH1とは見る角度
が異なる。そのためまず角度と画角を決めなければなら
ない。たとえば追尾している1つの対象物体の位置に注
目し、その物体が撮影できるような角度と画角をきめ
る。1つの対象物体であれば、大きさは今まで撮影して
きた画像内の面積をつかって予測できるから、それが今
までの画像と同様な画面の比率になるような画角を決め
る。また複数対象物体でウインドウを使っている場合
は、ウインドウの大きさが同じくらいになるようにす
る。このときウインドウの大きさは、画面内での大きさ
ではなく、対象物体がある位置に換算する必要がある。
図16にウインドウを使った場合を示す。この図では相
手側のヘッドの撮影範囲とウインドウの位置を相互に画
像内に表示しているが、このようにすることで切り替わ
り目の制御のデバッグができる。ウインドウの位置が設
定されたら、次は画像内での対象物体の検出条件を設定
する。カメラ毎に検出条件を固定しておいてもよいが、
色を使った検出で、時間の経過に伴って太陽光から人工
光に変わったり、時間によって陰の具合が変わったりす
ることがあるため、この例では切り替え時に新たに設定
している。新規参入ヘッドは今までのヘッドの計測デー
タをつかえば対象物体が画像のどこにどのくらいの大き
さで見えるか計算できる。この値をつかってウインドウ
の設定をするが、そのときに対象物体の代表点をいくつ
か求める。たとえば3次元位置とした点とその周辺エリ
アをえらぶ。新規参入ヘッドがこのエリアの位置の色を
学習しそれを対象物体の色として抽出条件とする。ま
た、輝度の2値化の場合などはあらたに設定したウイン
ドウ内の輝度ヒストグラムをつかって2値化レベルを新
たに設定する。それらの場合にもそれまでのデータから
一定の範囲内でしか変動させないようにするなどしても
よい。あるいは、新たにもとめた検出条件と今までの検
出条件を比較して、その差が大きいようだったらエラー
とすることもできる。これによってヘッドの切り替わり
で、同時に検出条件も更新することができる。
【0078】また、画像を記録する手段と併用すればこ
の切り替わりの状態だけを記録しておくことで、あとで
切り替わりが正しかったかどうかわかる。
【0079】上述の新規参入ヘッドの検出条件の学習
は、例えば出願人が先に出願にしたカラー画像から一定
の色を識別して抽出する色識別装置の技術(特願平5−
145084)および上述した映像信号から対象物体を
分離する技術(特願平5−137857)を用いて行え
ばよい。
【0080】以上のようにして、新規参入ヘッドの条件
がそろうと、新規参入ヘッドをいれた新しい3台の組で
の計測を行える。このデータと今までの3台のデータを
比較してその差が大きいようであれば、設定をしなおし
たり、エラーとして切り替え失敗としてオペレータに注
意を促すことができる。連続してエラーした場合は、新
規参入ヘッドの故障が考えられる。そのためエラーして
も計測を中止せず、切り替え自体をやめたり、あるいは
もう一つ隣のヘッドに切り替えることを行うと、ヘッド
の故障の影響を最小限度にくい止められ連続したデータ
が得られる。このような処理をするためにも、注目領域
の速度を考慮して切り替えには一定時間をかけるように
した方がよい。
【0081】
【発明の効果】本発明は、以上説明した構成により次の
効果がある。
【0082】(1)高価な追尾機能をもつカメラヘッド
を多数用いることなく多数の競技者が移動するような競
技等を少ない撮像用カメラにより撮像し、複数の移動物
体の3次元情報を計測することができる。
【0083】(2)広角度の視野をもつ固定カメラと高
い計測精度をもつ追尾カメラヘッドとを組み合わせて対
象物体を撮像できるため、必要な撮像用カメラ数を低減
できる。
【0084】(3)移動物体の移動に合わせて撮像用カ
メラの割り当てを動的に変更できるため、少ない誤差で
3次元情報を得ることができる。
【0085】(4)少なくとも3つの撮像用カメラで同
時に対象物体を撮像しているため、たとえ一つの撮像用
カメラにエラーが生じてもエラーの生じたことを検出で
きる。
【0086】(5)3台以上の撮像用カメラにより撮像
を行うため、対象物体について冗長度の高い情報を得る
ことができるため、エラーが発生しても対応することが
できる。
【0087】(6)新規に参入する撮像用カメラは他の
カメラの情報を用いてその撮像対象を視野内に入れるよ
うに自動的に制御され、またそのカメラも学習によって
対象物体を抽出するので、自動的に切り替えることがで
きる。
【0088】(7)新規に参入した前後でデータのチェ
ックを行うことで、カメラを切り替えたことによるエラ
ーの検出ができる。
【0089】(8)撮像用カメラの切り替えをヒステリ
シスをもって行い、あるいは前回の切り替えから一定時
間を経過してから切り替えを行って、画像が急激に切り
替わることがないため、切り替え境界部分で画像がばた
ばたと切り替わる状態が生ぜず、画像の切り替えが自然
に滑らかにでき、不自然な感じを与えない。
【0090】(9)対象物体に優先順位を付けてカメラ
の割り当てを行うため、最も優先順位が高く、精度の高
い情報が要求される対象物体について、必要でかつ精度
の高い撮像ができ十分な情報を得ることができる。
【0091】(10)キャリブレーションポイントを設
けて定期的にあるいは自動的にカメラの白バランスの再
調整や色見本による再調整を行うので、照明むらや太陽
光線の変化等の撮像環境条件の変動があっても、長時間
にわたって対象物体を計測する場合でも精度のよい計測
ができる。
【0092】(11)複数のキャリブレーションポイン
トを配置してあるため、カメラのキャリブレーションの
ための動作時間を短縮でき、また対象物体の状態にもっ
とも近いキャリブレーションポイントを用いてキャリブ
レーションができるため撮像環境条件にもっとも適合し
たキャリブレーションを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施例のカメラヘッドおよびキャリ
ブレーションポイントの配置例を説明する図。
【図2】撮影した選手の位置ととにもその精度を表現し
た例を示す図。
【図3】移動物体の3次元位置計測を行う装置構成を示
すブロック図。
【図4】画像内位置計測ユニットの構成を説明するブロ
ック図。
【図5】対象物体を撮影した画像の例。
【図6】画像から色の違いによって抜き出したシャツの
画像を示す例。
【図7】画像から色の違いによって抜き出したトランク
スの画像を示す例。
【図8】ウィンドウの例を示す図。
【図9】ウィンドウの例を示す図。
【図10】二つのウィンドウが重なった例を示す図。
【図11】ウィンドウにプライオリティ処理を行った
例。
【図12】ウィンドウにプライオリティ処理を行った
例。
【図13】エラーになるウィンドウの例。
【図14】カメラヘッドを対象物体の移動にしたがって
切り替えていく組み合わせを説明する図。
【図15】新規参入のカメラヘッドとそれまでのカメラ
ヘッドの視野の関係を示す図。
【図16】それまでのカメラヘッドの画像と新規参入の
カメラヘッドの画像を示す図。
【図17】キャリブレーションポイントの例を示す図。
【符号の説明】
21 視野の共有部分 22、23 選手の位置 31 カメラ 32 画像内位置計測ユニット 33 接続 34 3次元位置計算ユニット 35 3次元座標情報 36 照合ユニット 37 3次元位置情報 38 エラー信号 41 検出回路 42 オブジェクトテーブル 43 ウィンドウジェネレータ 44 プライオリティテーブル 45 位置カウンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06T 7/20 9061−5L G06F 15/70 410

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の移動物体を撮像し、その撮像され
    た移動物体の画像から3次元空間情報を抽出する移動物
    体の計測装置において、 前記移動物体を撮像する撮像手段は3以上設けられ、 このそれぞれの撮像手段は、当該撮像手段の視野内に撮
    像対象となる複数の移動物体を共通に入れて撮像する手
    段を含み、 各撮像手段からの画像内の対象物体の情報に基づいてそ
    れぞれの対象物体の3次元情報を演算する手段を備える
    ことを特徴とする移動物体の計測装置。
  2. 【請求項2】 撮像された共通視野内の複数の対象物体
    の画像について、この対象物体ごとにその対象物体の画
    像の性質に基づいて対象物体を抽出し複数の対象物体の
    それぞれの画像内位置を求める画像内位置計測手段と、 この手段で計測した画像内位置情報に基づいて複数の対
    象物体の3次元空間情報を演算する3次元位置演算手段
    とを備える請求項1記載の移動物体の計測装置。
  3. 【請求項3】 撮像手段は、そのカメラのパラメータが
    固定の固定カメラと、カメラのパラメータが可変の追尾
    機能付きカメラとを含む請求項1または2記載の移動物
    体の計測装置。
  4. 【請求項4】 画像内位置演算手段は、 撮像された複数の対象物体ごとに対象物体の画像を囲む
    ウィンドウを発生し当該ウィンドウを対象物体の動きに
    合わせて移動させる手段と、 撮像手段から見える複数の対象物体の位置関係に基づい
    て撮像手段ごとに複数のウィンドウの間のプライオリテ
    ィが1画像単位ごとに設定されたプライオリティテーブ
    ルと、 このテーブルを参照して、ウィンドウが重なった複数の
    対象物体については隠れる対象物体の画像情報の出力を
    抑止する手段とを備える請求項1ないし3のいずれか記
    載の移動物体の計測装置。
  5. 【請求項5】 3以上の撮像手段で撮像された移動物体
    の画像に基づいて得られた移動物体の少なくとも3以上
    の3次元空間情報を比較し、計測に間違いがないか否か
    を判定する手段を含む請求項1ないし4のいずれか記載
    の移動物体の計測装置。
  6. 【請求項6】 移動物体を撮像し、その撮像された移動
    物体の画像から3次元空間情報を抽出する移動物体の計
    測装置において、 前記移動物体を撮像する撮像手段は3以上組み合わされ
    て少なくとも1個の移動物体を同時に撮像し、 計測するに適切な位置の撮像手段になるように、移動物
    体の移動にしたがって前記3以上の撮像手段の1個の撮
    像手段を他の適当な位置の撮像手段に切り替えていく手
    段を備えることを特徴とする移動物体の計測装置。
  7. 【請求項7】 他の適当な位置の撮像手段に切り替えて
    いく手段は、切り替えの条件の境界領域においてヒステ
    リシスを持たせる手段を含む請求項6記載の移動物体の
    計測装置。
  8. 【請求項8】 他の適当な位置の撮像手段に切り替えて
    いく手段は、前回の切り替えから一定の時間が経過して
    から切り替えを行うようにする手段を含む請求項6記載
    の移動物体の計測装置。
  9. 【請求項9】 撮像手段の切り替えは、3以上の撮像手
    段の間の角度が広くなるように切り替える請求項6ない
    し8のいずれか記載の移動物体の計測装置。
  10. 【請求項10】 切り替えによって新たに参加する撮像
    手段は、他の撮像手段からの画像に基づいて撮像すべき
    対象物体を撮像できる角度および画角を求め、かつ画像
    内の撮像すべき対象物体が存在する領域にウィンドウを
    設定し、そのウィンドウ内の対象物体を抽出するための
    検出条件を学習する手段を含む請求項6ないし9のいず
    れか記載の移動物体の計測装置。
  11. 【請求項11】 前記撮像手段が切り替えられた前後の
    画像データに基づいて、測定データを比較し誤り測定が
    あるか否かを判定する手段を含む請求項6ないし10の
    いずれか記載の移動物体の計測装置。
  12. 【請求項12】 移動物体は複数であり、 撮像対象となる移動物体に優先順位を付け優先順位が高
    い物体に優先的に撮像手段を割り付ける手段を含む請求
    項6ないし11のいずれか記載の移動物体の計測装置。
  13. 【請求項13】 複数の移動物体を撮像し、その撮像さ
    れた移動物体の画像から3次元空間情報を抽出する移動
    物体の計測装置において、 前記移動物体を撮像する撮像手段は3以上設けられ、 前記撮像手段は、カラーカメラを含み、 キャリブレーションポイントの位置の教示および記録手
    段を持ち、 教示位置にある白色のキャリブレーションポイントを自
    動で撮像し白バランスをとる手段を含むことを特徴とす
    る移動物体の計測装置。
  14. 【請求項14】 複数の移動物体を撮像し、その撮像さ
    れた移動物体の画像から3次元空間情報を抽出する移動
    物体の計測装置において、 前記移動物体を撮像する撮像手段は3以上設けられ、 前記撮像手段は、カラーカメラを含み、 キャリブレーションポイントの位置の教示および記録手
    段を持ち、 教示位置にある色見本のキャリブレーションポイントを
    自動で撮像しこの見本色をサンプリングして対象物体の
    対象色として記録する手段を含むことを特徴とする移動
    物体の計測装置。
  15. 【請求項15】 キャリブレーションポイントを複数設
    置する請求項13又は14記載の移動物体の計測装置。
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