JPH07305881A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JPH07305881A
JPH07305881A JP6117370A JP11737094A JPH07305881A JP H07305881 A JPH07305881 A JP H07305881A JP 6117370 A JP6117370 A JP 6117370A JP 11737094 A JP11737094 A JP 11737094A JP H07305881 A JPH07305881 A JP H07305881A
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JP
Japan
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condenser
evaporator
damper
air
air conditioner
Prior art date
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Pending
Application number
JP6117370A
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English (en)
Inventor
Masakazu Kai
政和 甲斐
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Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 環境温度が高いときなどにおいて、その環
境の湿度条件に左右されずに、過負荷運転を安定して行
うことが可能な空気調和装置1を提供すること。 【構成】 蒸発器8から冷風吹出し口18に至る冷風
通路19の途中から凝縮器用吸入口15の前面に開口す
る冷風バイパス通路21を形成するとともに、冷風バイ
パス通路21を開閉するバイパス用ダンパー20と、バ
イパス用ダンパー20を開閉駆動するダンパー駆動手段
28と、圧縮器4の過負荷状態を検出する過負荷検出手
段27と、を有し、過負荷検出手段27の検出信号に応
じて蒸発器8側からの冷風の一部を冷風バイパス通路2
1を介して凝縮器5の凝縮器用吸入口側15へバイパス
させるように制御することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空気調和装置にかかるも
ので、とくに圧縮器の過負荷運転に対応して冷凍サイク
ルを最適化することが可能な空気調和装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来から、環境温度が高いとき、ないし
外気温の急激な上昇その他の原因により、冷凍サイクル
における圧縮器が過負荷状態となったときには、冷媒圧
力が上昇して圧縮器の表面温度が上昇することを介し
て、あるいは圧縮器の過電流を介して、この過負荷状態
を検出し、種々の方法により冷凍サイクルのバランスを
保つようにしている。
【0003】たとえば実公昭51−31475号、実開
平5−42933号などにおいては、過負荷時に蒸発器
からのドレン水を凝縮器にかけることによりこれを冷却
し、冷凍サイクルの能力を向上させるとともに省エネル
ギー化を図っている。しかしながら、この構成では、過
負荷条件となっても低湿度の場合にはドレン水が発生せ
ず、対応することができないという問題がある。
【0004】実開昭50−132836号においては、
蒸発器からの冷風の一部を空調空間に吹き出すことなし
に蒸発器の上流側に戻すようにしている。
【0005】実開平2−73542号においては、空調
空間内に吹き出した冷風の一部を蒸発器の上流側に供給
するようにしている。
【0006】なお、過負荷時に冷凍サイクルのバランス
を保つために凝縮器を大型化することも考えられるが、
こうした構成では蒸発器部分の低温側が過冷却となる可
能性もあって、冷凍サイクル全体としてはかえってエネ
ルギー的に無駄であるという問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
諸問題にかんがみなされたもので、環境温度が高いとき
などにおいて、その環境の湿度条件に左右されずに、過
負荷運転を安定して行うことが可能な空気調和装置を提
供することを課題とする。
【0008】また、本発明は、過負荷運転となったとき
に、凝縮器への熱負荷を減少させることができるように
した空気調和装置を提供することを課題とする。
【0009】また、本発明は、凝縮器および蒸発器への
空調空気のエネルギー供給量を調整することにより冷凍
サイクルを最適化することができるようにした空気調和
装置を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、過負
荷運転時、圧縮器の運転停止など空気調和装置の保護領
域に入る前に、蒸発器側からの冷風の一部を凝縮器吸込
み側へバイパスさせることにより、冷凍サイクルを最適
化することに着目したもので、空調機ハウジングと、こ
の空調機ハウジングの内部に設けた蒸発器および凝縮器
を有する冷凍サイクルと、この冷凍サイクルに冷媒を循
環させる圧縮器と、上記蒸発器の蒸発器用吸入口から空
気を吸い込み、冷風吹出し口から冷風を吹き出す蒸発器
用ファンと、上記凝縮器の凝縮器用吸入口から空気を吸
い込み、排気口から排気する凝縮器用ファンと、を有す
る空気調和装置であって、上記蒸発器から上記冷風吹出
し口に至る冷風通路の途中から上記凝縮器用吸入口の前
面に開口する冷風バイパス通路を、上記空調機ハウジン
グに形成するとともに、この冷風バイパス通路を開閉す
るバイパス用ダンパーと、このバイパス用ダンパーを開
閉駆動するダンパー駆動手段と、上記圧縮器の過負荷状
態を検出する過負荷検出手段と、を有し、この過負荷検
出手段の検出信号に応じて上記蒸発器側からの冷風の一
部を上記冷風バイパス通路を介して上記凝縮器の凝縮器
用吸入口側へバイパスさせるように制御することを特徴
とする空気調和装置である。
【0011】上記蒸発器用吸入口に蒸発器用ダンパーを
設け、あるいは上記凝縮器用吸入口に凝縮器用ダンパー
を設けることができる。
【0012】また、上記蒸発器用ファンおよび上記凝縮
器用ファンをそれぞれ独立に制御可能とすることができ
る。
【0013】
【作用】本発明による空気調和装置においては、圧縮器
の過負荷運転を検出したときに、蒸発器からの冷風の一
部を冷風バイパス通路を介して凝縮器の凝縮器用吸入口
側に供給するようにしたので、この凝縮器の熱負荷を軽
減し、結果的に圧縮器の熱負荷を軽減して、過負荷状態
での冷凍サイクルの運転を可能とし、過負荷状態に対応
することができる。
【0014】また、凝縮器の熱負荷を軽減する手段とし
て、蒸発器におけるドレン水を用いず、バイパスした冷
風を採用したので、ドレン水が発生しない低湿度の環境
下においても冷凍サイクルの熱負荷を軽減してこれを最
適化することができる。
【0015】
【実施例】つぎに本発明の一実施例による空気調和装置
をスポット空調機1に応用した場合を例に取って図1な
いし図3にもとづき説明する。図1は、スポット空調機
1の通常運転時の断面図であって、スポット空調機1は
その空調機ハウジング2の内部に、冷凍サイクル3を構
成する圧縮器4と、凝縮器5と、受液器6と、膨張弁7
と、蒸発器8と、ファンモータ9と、このファンモータ
9により駆動する凝縮器用ファン10および蒸発器用フ
ァン11とを有する。
【0016】空調機ハウジング2には、隔壁12を設け
ることにより凝縮器側空間13と、蒸発器側空間14と
を分離形成するとともに、それぞれ凝縮器側吸入口15
および排気口16と、蒸発器側吸入口17および冷風吹
出し口18とを形成してある。
【0017】蒸発器側空間14内の冷風通路19に臨ん
でバイパス用ダンパー20を設け、このバイパス用ダン
パー20から凝縮器用吸入口15の前面に開口するよう
に冷風バイパス通路21を形成し、そのバイパス吹出し
口22からの冷風を凝縮器側吸入口15の前面に供給可
能とする。
【0018】なお、熱負荷制御手段として、凝縮器用吸
入口15にその開口面積を調整可能な凝縮器用ダンパー
23を設けるとともに、蒸発器用吸入口16に同じくそ
の開口面積を調整可能な蒸発器用ダンパー24を設け
る。
【0019】図2は、圧縮器4部分の要部説明図であっ
て、圧縮器4はそのアキュムレーター25を介して冷媒
を吸入し、これを圧縮して吐出配管26から凝縮器5に
吐出可能としてあり、この吐出配管26の圧縮器4に近
い部位にサーマルスイッチ27を設けてある。
【0020】サーマルスイッチ27は、圧縮器4の負荷
状態を検出する過負荷検出手段であり、吐出配管26の
温度を圧縮器4の圧力と同等と見てこれを検出する。
【0021】サーマルスイッチ27は、これをダンパー
駆動回路28を接続し、このダンパー駆動回路28によ
り各バイパス用ダンパー20、凝縮器用ダンパー23お
よび蒸発器用ダンパー24を駆動制御する。
【0022】こうした構成のスポット空調機1におい
て、図3は圧縮器4の過負荷運転時を示す断面図であっ
て、サーマルスイッチ27が過負荷状態を検出すること
により、ダンパー駆動回路28が作動し、バイパス用ダ
ンパー20を駆動して冷風バイパス通路21を「開」と
し、蒸発器8側からの冷風の一部を冷風バイパス通路2
1を介して凝縮器5の凝縮器用吸入口15側へバイパス
させるため、凝縮器5への見かけ上の熱負荷を下げるこ
とができる。。
【0023】さらにダンパー駆動回路28が凝縮器用ダ
ンパー23を「開」とすることにより凝縮器5の凝縮機
能を向上させるとともに、蒸発器用ダンパー24を
「閉」とすることにより蒸発器8の蒸発機能を向上させ
ることができ、上述のバイパス用ダンパー20の開放と
ともに、こうした凝縮器用ダンパー23および蒸発器用
ダンパー24の開閉による補充的な能力調整によって、
過負荷状態であっても冷凍サイクル3のバランスを保っ
て運転を続行することができる。
【0024】なお、凝縮器用ダンパー23および蒸発器
用ダンパー24の開閉の程度を適宜選択することにより
冷凍サイクル3を最適化することができる。
【0025】サーマルスイッチ27が復帰すれば過負荷
状態が解除として冷風バイパス通路21を「閉」の状態
に戻すとともに、凝縮器用ダンパー23を「閉」とする
ことにより凝縮器5の凝縮機能を通常運転に戻すととも
に、蒸発器用ダンパー24を「開」とすることにより蒸
発器8の蒸発器能を通常運転に戻す。
【0026】また蒸発器用ファン11および凝縮器用フ
ァン10をそれぞれ独立に制御可能とすることにより、
凝縮器5と蒸発器8との運転のバランスを取ることがで
き、バイパス用ダンパー20、凝縮器用ダンパー23お
よび蒸発器用ダンパー24の開閉とともに、こうした制
御を行うことによっても冷凍サイクル3を最適化するこ
とができる。
【0027】なお本発明は、スポット空調機1に限定さ
れず、凝縮器5と蒸発器8とが一体型の空気調和装置で
あれば適用可能である。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、蒸発器か
らの冷風の一部を凝縮器の前面における凝縮器用吸入口
にバイパスさせるようにしたので、凝縮器への熱負荷を
減少させ、従来より高温条件での過負荷運転が可能とな
るとともに、運転効率を向上することができる。
【0029】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるスポット空調機1の通
常運転時の断面図である。
【図2】同、圧縮器4部分の要部説明図である。
【図3】同、圧縮器4の過負荷運転時を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 スポット空調機(空気調和装置) 2 空調機ハウジング 3 冷凍サイクル 4 圧縮器 5 凝縮器 6 受液器 7 膨張弁 8 蒸発器 9 ファンモータ 10 凝縮器用ファン 11 蒸発器用ファン 12 隔壁 13 凝縮器側空間 14 蒸発器側空間 15 凝縮器側吸入口 16 排気口 17 蒸発器側吸入口 18 冷風吹出し口 19 冷風通路 20 バイパス用ダンパー 21 冷風バイパス通路 22 バイパス吹出し口 23 凝縮器用ダンパー(熱負荷制御手段) 24 蒸発器用ダンパー(熱負荷制御手段) 25 アキュムレーター 26 吐出配管 27 サーマルスイッチ(過負荷検出手段) 28 ダンパー駆動回路(ダンパー駆動手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調機ハウジングと、 この空調機ハウジングの内部に設けた蒸発器および凝縮
    器を有する冷凍サイクルと、 この冷凍サイクルに冷媒を循環させる圧縮器と、 前記蒸発器の蒸発器用吸入口から空気を吸い込み、冷風
    吹出し口から冷風を吹き出す蒸発器用ファンと、 前記凝縮器の凝縮器用吸入口から空気を吸い込み、排気
    口から排気する凝縮器用ファンと、を有する空気調和装
    置であって、 前記蒸発器から前記冷風吹出し口に至る冷風通路の途中
    から前記凝縮器用吸入口の前面に開口する冷風バイパス
    通路を、前記空調機ハウジングに形成するとともに、 この冷風バイパス通路を開閉するバイパス用ダンパー
    と、 このバイパス用ダンパーを開閉駆動するダンパー駆動手
    段と、 前記圧縮器の過負荷状態を検出する過負荷検出手段と、
    を有し、 この過負荷検出手段の検出信号に応じて前記蒸発器側か
    らの冷風の一部を前記冷風バイパス通路を介して前記凝
    縮器の凝縮器用吸入口側へバイパスさせるように制御す
    ることを特徴とする空気調和装置。
  2. 【請求項2】 前記蒸発器用吸入口に蒸発器用ダンパ
    ーを設けたことを特徴とする請求項1記載の空気調和装
    置。
  3. 【請求項3】 前記凝縮器用吸入口に凝縮器用ダンパ
    ーを設けたことを特徴とする請求項1記載の空気調和装
    置。
  4. 【請求項4】 前記蒸発器用ファンおよび前記凝縮器
    用ファンをそれぞれ独立に制御可能としたことを特徴と
    する請求項1記載の空気調和装置。
JP6117370A 1994-05-09 1994-05-09 空気調和装置 Pending JPH07305881A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103968467A (zh) * 2014-05-21 2014-08-06 珠海格力电器股份有限公司 空调一体机及排除其室内侧制冷剂的方法
CN108760161A (zh) * 2018-05-17 2018-11-06 南京百灵汽车电气机械有限公司 一种蒸发器模拟实用检测壳体
JP2019190670A (ja) * 2018-04-18 2019-10-31 株式会社コロナ 一体型空気調和機

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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