JPH07305640A - 排気ブレーキ装置 - Google Patents

排気ブレーキ装置

Info

Publication number
JPH07305640A
JPH07305640A JP13238194A JP13238194A JPH07305640A JP H07305640 A JPH07305640 A JP H07305640A JP 13238194 A JP13238194 A JP 13238194A JP 13238194 A JP13238194 A JP 13238194A JP H07305640 A JPH07305640 A JP H07305640A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
pressure
exhaust brake
compressed air
exhaust
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP13238194A
Other languages
English (en)
Inventor
Sei Kawatani
聖 川谷
Yasushi Kamitaki
裕史 上瀧
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP13238194A priority Critical patent/JPH07305640A/ja
Publication of JPH07305640A publication Critical patent/JPH07305640A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 排気ブレーキ装置の作動解除時に、排出ガス
中の黒煙の発生を抑止する。 【構成】 排気ブレーキバルブ12を開閉制御する圧力
応動式アクチュエータ18と、車両のエンジンブレーキ
走行時に付勢されて圧縮空気源30内の圧縮空気を上記
アクチュエータ18に供給する三方電磁弁との間に、排
気ブレーキバルブ12が閉鎖したときに閉止して、圧縮
空気源30からアクチュエータ18への圧縮空気の供給
を遮断すると共に、同アクチュエータ内の圧縮空気の流
出を禁止する開閉弁42又はカットバルブを介装する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラック等のエンジン
の排気系に介装される排気ブレーキ装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のトラックに設けられている排気ブ
レーキ装置の概念的構成を図6を参照して説明する。図
中符号10はトラックに搭載された図示しないディーゼ
ルエンジンの排気管、12は同排気管10内に設けられ
たバターフライ弁からなる排気ブレーキバルブ、14は
同排気ブレーキ弁の弁軸16に一端を固着された弁開閉
ロッド、18は上記弁開閉ロッド14を介して排気ブレ
ーキバルブ12を開閉制御するエアシリンダ装置等の圧
力応動式アクチュエータ(以下圧力式アクチュエータと
略称する)である。
【0003】上記圧力式アクチュエータ18は、シリン
ダ20と、同シリンダ内に摺動自在に嵌装されたピスト
ン22と、同ピストンを図における下方即ちピストン軸
24及び上記弁開閉ロッド14を介して排気ブレーキバ
ルブ12を開動させる方向に常時弾性的に付勢するスプ
リング26とを具えており、上記シリンダ20の下端部
には、三方電磁弁からなる切換弁28を介して圧縮空気
源即ち圧力源30に接続された圧縮空気入口32が設け
られている。上記切換弁28は、車両のクラッチペダル
を釈放することによって閉成されるクラッチスイッチ3
4と、アクセルペダルを釈放することによって閉成され
るアクセルスイッチ36と、車両の運転者が排気ブレー
キ装置の制動効果を望む場合に手動によって閉成される
排気ブレーキスイッチ38と車載電源40とを直列に接
続した付勢回路により開閉制御される。
【0004】上記従来の排気ブレーキ装置において、ト
ラック等車両の通常走行中は、運転者が排気ブレーキ装
置の制動効果を望んで手動の排気ブレーキスイッチ38
を予め閉成していても、クラッチスイッチ34及びアク
セルスイッチ36の少くとも何れか一方が開路している
ので、切換弁28は消勢されている。このときアクチュ
エータ18の圧縮空気入口32は上記切換弁28の大気
開放通路を介して大気に連通しており、リターンスプリ
ング26によりピストン22が休止位置又は不作動位置
に保持され、ピストン軸24及び弁開閉ロッド14を介
して排気ブレーキバルブ12が図6に示されている全開
位置に保持されている。従って排気管10は十分な排気
通路面積を提供し、エンジンは通常の運転を行なう。
【0005】次に、車両のエンジンブレーキ走行状態で
は、上記クラッチスイッチ34及びアクセルスイッチ3
6が何れも閉成されるので、運転者が排気ブレーキ装置
の制動効果を望んで予め排気ブレーキスイッチ38を閉
成していると、切換弁28が付勢される。切換弁28の
付勢により、圧縮空気源30内の圧縮空気が圧力回路即
ち空気配管を通り圧力式アクチュエータ18に供給され
る。圧力式アクチュエータ18の圧縮空気入口32から
シリンダ20のピストン下側の圧力室に圧縮空気が供給
されることにより、リターンスプリング26が圧縮され
てピストン22が上動し、ピストン軸24及び弁開閉ロ
ッド14を介して排気ブレーキバルブ12が閉位置に駆
動される。排気ブレーキバルブ12の閉動により、排気
管10が閉鎖され、周知の排気ブレーキ効果が生起され
る。
【0006】次に、車両がエンジンブレーキ走行状態か
ら通常走行状態に移行すると、クラッチスイッチ34及
びアクセルスイッチ36の少くとも何れか一方が開路さ
れるので、切換弁28が消勢され、同切換弁28は再び
休止又は不作動状態に復帰する。従って、アクチュエー
タ18のピストン下側の圧力室に供給されていた圧縮空
気が供給弁28の大気開放通路を経て大気に放出される
と共に、リターンスプリング26のばね力によりピスト
ン22が下動し、ピストン軸24及び弁開閉ロッド14
を介して排気ブレーキバルブ12が、図6に示されてい
る休止位置又は全開位置に廻動される。
【0007】上記従来の排気ブレーキ装置の作動を図3
の線図について説明する。同図の縦軸の上段の曲線V
は排気ブレーキバルブ12の開閉状態を示し、下段の曲
線Pは圧力式アクチュエータ18のピストン下側の圧
力室内の圧力を示す。また同図の横軸は時間(t)を示
す。先づ、tにおいて前述したように切換弁28が付
勢されると、圧力式アクチュエータ18のピストン下側
の圧力室に作動媒体としての圧縮空気が流入し、同圧力
室内の圧力が大気圧Pから急速に増大する。ピストン
下側の圧力室内の圧力上昇と共にリターンスプリング2
6が圧縮され、排気ブレーキバルブ12は全開Vから
全閉Vまで閉動し、車両がエンジンブレーキ走行状態
を継続する限り、全閉Vを維持する。上記排気ブレー
キバルブ12が全閉した時点tの後も、圧力式アクチ
ュエータ18には圧縮空気の流入が続き、ピストン下側
室内の圧力は、圧縮空気源30から供給される圧力に略
等しい圧力Pに達する。
【0008】次に、車両がエンジンブレーキ走行を終
り、時点tにおいて通常走行に移行して切換弁28が
消勢されると、その時点から圧力式アクチュエータ18
のピストン下側圧力室から圧縮空気が流出して同室内の
圧力が再び大気圧Pまで低下する。これに伴ない、微
小時間後に排気ブレーキバルブ12が開動し時点t
全開Vに達する。
【0009】上記のように、車両がエンジンブレーキ走
行状態となり、排気ブレーキバルブ12が全閉Vに達
した後に、なお圧力式アクチュエータ18内の空気圧力
が増大するため、エンジンブレーキ走行を終り排気ブレ
ーキバルブ12が全開するまでの所要時間(t
)が大きくなる。このため、車両がエンジンブレー
キ走行状態を終り加速走行に移る際に、十分な排気通路
面積が確保されず、新気が不足して燃焼が悪化して排出
ガス性能、特にスモーク性能が悪化する。
【0010】いまこれを図4について説明すると、図
中、最上段の曲線Aはアクセル開度を示し、一点鎖線
の曲線Eは排気管10内の排気圧力、波型の曲線Sは排
出ガスのスモーク量を示す。切換弁28の消勢を示すO
点で、加速のためにアクセルペダルが大きく踏み込まれ
てアクセル開度が実質的に開度Aから予め設定された
開度Aに開かれる。上記のように排気ブレーキバルブ
12が全開するまでの時間が長いので排気管10内の排
気圧力は曲線Eで示されているように大きく遅れて低下
する。アクセル開度の増大により直ちに燃料供給量が増
大するにも拘わらず、排気管10内の圧力低下が遅いた
め、新気が不足して燃焼が悪化し、曲線Sで示されてい
るように多量のスモークが発生する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑み創案されたもので、排気ブレーキ装置の作動解除時
における黒煙の発生を効果的に抑制して排出ガス性能、
特にスモーク性能の向上を達成することができる構造簡
単かつ安価な排気ブレーキ装置を提供することを目的と
するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、排気管を開閉する排気ブレーキバルブ
と、同排気ブレーキバルブを駆動する圧力式アクチュエ
ータと、同圧力式アクチュエータに圧力を供給する圧力
回路と、同圧力回路を開閉する開閉弁と、上記排気ブレ
ーキバルブが閉鎖されたことを検出する閉鎖検出手段
と、上記閉鎖検出手段の出力を受けて上記開閉弁を閉鎖
する制御手段とを有することを特徴とする排気ブレーキ
装置を提案するものである。
【0013】
【作用】本発明によれば、排気ブレーキ装置の作動時
に、排気ブレーキバルブが閉鎖すると、閉鎖検出手段に
よりその事実が検知されて開閉弁が閉動され、圧力式ア
クチュエータに対する圧縮空気等圧力媒体の供給が遮断
されるので、排気ブレーキバルブ閉鎖後における圧力式
アクチュエータ内の圧力媒体の無用な圧力の上昇がな
く、従って排気ブレーキ装置の解除後、圧力式アクチュ
エータの圧力降下に要する時間が従来より短縮される。
この結果、排気ブレーキバルブの全開が相応して早く行
われ、排気管内の排出ガス圧力の下降が早く、燃焼の悪
化が効果的に防止され、黒煙の発生が有効に抑制され
る。
【0014】
【実施例】以下本発明の実施例を、図1ないし図5を参
照して具体的に説明する。(なお、図6を参照して説明
した従来の構成と同一又は対応する部材又は部分には、
同一の符号を付し、重複にわたる説明は省略する。)本
発明の第1実施例によれば、図1に良く示されているよ
うに、圧縮空気源30内の圧縮空気を切換弁28を介し
て圧力式アクチュエータ18の圧縮空気入口32に供給
する圧力回路即ち空気管路内に、その詳細な構造の一例
を図2に示した電磁弁からなる開閉弁42が介装される
と共に、排気ブレーキバルブ12が図1に一点鎖線で示
されている閉鎖位置に達したとき、圧力式アクチュエー
タ18のピストン軸24又は弁開閉ロッド14に当接し
て切換えられるスイッチ装置44からなる閉鎖検出手段
が設けられており、同スイッチ装置44は、三方電磁弁
からなる切換弁28のソレノイドに接続されている常閉
接点44aと、上記開閉弁42のソレノイドに接続さ
れ、排気ブレーキバルブ12が閉鎖されているときにの
み閉成される常開接点44bと、クラッチスイッチ3
4、アクセルスイッチ36及び手動操作の排気ブレーキ
スイッチ38を介して車載電源40に接続された共通接
点44cとを具えている。
【0015】上記開閉弁42は、ケーシング本体46a
と、同ケーシング本体46aにボルト等により固着され
た下方ケーシング部材46bと、上記ケーシング本体4
6aに形成された中空円筒部の上端開口部に螺合された
キャップ部材46cとからなる弁ケーシング46を具え
ている。上記ケーシング本体46aと下方ケーシング部
材46bとによって弁室48が形成され、同弁室48に
は、圧縮空気源30に圧力回路又は空気配管を介して接
続された入口通路50が連通すると共に、弁ケーシング
本体46aには、圧力式アクチュエータ18のピストン
一側の圧力室18′に圧力回路又は空気配管を介して接
続された出口通路52が設けられている。さらに、上記
ケーシング本体46aには、その中空円筒部内にソレノ
イド54が挿入されると共にアーマチャ室56が形成さ
れ、同アーマチャ室56内に上記ソレノイド54によっ
て駆動されるアーマチャ又は鉄芯58及び同アーマチャ
を常時下方に押圧する弾性部材例えばコイルスプリング
からなる弁スプリング60が配設されている。
【0016】上記弁室48とアーマチャ室56とは、上
記入口通路50の弁室48に対する開口面積より十分大
きい断面積を有する弁開口62によって連通されてい
る。また上記アーマチャ58には弁軸64を介して弁部
材66が取付けられ、同弁部材66は、その上側シール
面によって上記弁開口62を閉塞することができる。さ
らに、上記弁部材66は、弁スプリング60によって常
時上記弁開口62を開口させる方向に付勢され、従って
ソレノイド54の消勢時は、入口通路50が弁開口62
及びアーマチャ室56を介して出口通路52に連通して
いる。なお、上記ソレノイド54、アーマチャ58及び
弁スプリング60は弁部材66を開閉制御する制御手段
を構成している。
【0017】上記排気ブレーキ装置において、車両の通
常走行時は、運転者が排気ブレーキ効果を欲して手動の
排気ブレーキスイッチ38を閉成している場合でも、ク
ラッチスイッチ34及びアクセルスイッチ36の少くと
も一方が開路しているので、切換弁28は消勢されてお
り、圧縮空気源30から圧力式アクチュエータ18に圧
縮空気が供給されず、同アクチュエータ18は、図1に
示されている休止又は不作動状態に保持され、従って排
気ブレーキバルブ12は実線で示されているように全開
している。排気ブレーキバルブ12の開放により排気管
10内に十分な排気通路面積が確保され、エンジンは効
率良く通常運転を行なう。このとき閉鎖検出手段を構成
しているスイッチ装置44も休止位置にあり、その共通
接点44cと常閉接点44aとが接続されているので、
開閉弁42のソレノイド54は付勢されず、同開閉弁は
図2に示されているように開弁している。
【0018】次に、車両がエンジンブレーキ走行状態に
なると、クラッチスイッチ34及びアクセルスイッチ3
6が共に閉成されるので、予め排気ブレーキスイッチ3
8が閉成されている場合、車載電源40から各スイッチ
38,36,34及びスイッチ装置44の共通接点44
cから常閉接点44aを経て切換弁28に電流が流れ
る。切換弁28の付勢により圧縮空気源30内の圧縮空
気が、同切換弁28を通り、開いている開閉弁42を経
て圧力式アクチュエータ18の圧縮空気入口32から圧
力室18′に供給され、リターンスプリング26が圧縮
されてピストン軸24がシリンダ20の外方に延伸す
る。ピストン軸24の延伸により弁開閉ロッド14を介
して排気ブレーキバルブ12が閉動され、排気管10の
排気通路面積が減少し、周知の排気ブレーキ効果が生起
される。
【0019】排気ブレーキバルブ12が閉鎖すると、閉
鎖検出用のスイッチ装置44が切換えられて共通接点4
4cが常開接点44bに接続される。このため切換弁2
8が消勢されて圧縮空気源30から圧力式アクチュエー
タ18に向う圧縮空気の流れが遮断される。これと同時
に、開閉弁42のソレノイド54が付勢されるので、ア
ーマチャ58が弁スプリング60を圧縮しながら図2の
上方に引上げられ、弁部材66が弁開口62を閉塞す
る。このため排気ブレーキバルブ12が閉鎖した後は、
その圧力室18′への圧縮空気の流入及び同圧力室1
8′からの流出が共に禁止されることとなる。
【0020】従って、図3の線図において、アクチュエ
ータ18の圧力室18′内の圧力Pは、図中に点線で
示されているように、排気ブレーキバルブ12が閉鎖し
た時点tにおける圧力Pで圧力上昇が止み、従来よ
り(P−P)=Δpだけ低圧になる。
【0021】その後、車両がエンジンブレーキ走行を終
り加速走行に移行すると、クラッチスイッチ34及びア
クセルスイッチ36の少くとも何れか一方が開路される
ため、開閉弁42のソレノイド54が消勢されて弁スプ
リング60により弁部材66が瞬時に開動され、アクチ
ュエータ18の圧力室18′内の圧縮空気が出口通路5
2、弁開口62、入口通路50から切換弁28(勿論消
勢されている)の大気開放通路68を経て外気に放出さ
れる。この結果、上記圧力室18′内の圧力Pが図3
において点線の曲線で示されているように、実線で示さ
れている従来の装置より早く実質的に大気圧Pまで下
降する。圧力室18′内の圧力下降に伴ない排気ブレー
キバルブ12の開度Vが、図3に点線で示されている
ように、時点tにおける閉鎖から開動して時点t
全開し、従来の装置と較べ、時間t(=t−t
だけ早期に全開する。従って、図4の曲線Eで示されて
いる排気管10内の圧力が、図中に点線eで示されてい
るように従来より早く下降し、加速走行時の新気不足が
早期に解消するので、スモークSが同図中に点線sで示
されているように、従来の装置に較べ大巾に低減するこ
ととなり、排出ガス性能の改善が達成される。上記のよ
うに、排気ブレーキバルブ12が閉鎖から全開に向い開
動する際、ピストン軸24がシリンダ20内に縮入する
ので、スイッチ装置44は直ちに図1に示した休止又は
不作動位置に復帰し、以下車両の走行中上記同様の作動
が繰返されることとなる。
【0022】なお、上記実施例では、開閉弁42が切換
弁28と圧力式アクチュエータ18との間の圧力回路内
に介装されているが、図5に示されているように圧縮空
気源30と切換弁28との間の圧力回路内に設けること
もできる。同図5に示した本発明の第2実施例では、ブ
レーキ弁12の閉鎖を検知する手段を構成するスイッチ
装置44が常開接点44bと固定接点44cとを具えて
おり、同固定接点44cが車載電源40に対して、切換
弁28の付勢回路と並列に接続されている。第1実施例
と同様に、車両の通常走行時は、開閉弁42が消勢され
て開放されているが、切換弁28も消勢されているから
圧力式アクチュエータ18に圧縮空気源30内の圧縮空
気が供給されることはなく、同アクチュエータ18の圧
力室18′は切換弁28の大気開放通路を経て外気に連
通し、従って排気ブレーキバルブ12は全開している。
次に、車両がエンジンブレーキ状態になると、前記同様
に切換弁28が付勢されて、圧縮空気が開いている開閉
弁40を通り切換弁28から圧力式アクチュエータ18
の圧力室18′に供給されて排気ブレーキ弁12が閉鎖
しエンジンブレーキ効果が生起される。排気ブレーキバ
ルブ12の閉鎖によりスイッチ装置44が閉成されて開
閉弁42が付勢される。開閉弁42の付勢により圧縮空
気源30から切換弁28への圧縮空気の供給が遮断され
るので、圧力式アクチュエータ18の圧力室18′内の
圧力がそれ以上上昇することがない。一方、車両がエン
ジンブレーキ走行を続けている限り、切換弁28は付勢
されているから、上記圧力室18′から圧縮空気が流出
することはない。この実施例においても、上記第1実施
例と実質的に同等の効果及び利点が得られることは明ら
かである。
【0023】なお、図2に示した開閉弁42は一例に過
ぎず、当業技術者は種々の構造の開閉弁、例えばランド
と溝とを有するスプール弁型の開閉弁を適宜採用するこ
とができる。また、上記各実施例では、圧力式アクチュ
エータ18の作動圧力媒体として圧縮空気が例示されて
いるが、油圧、水圧等他の圧力媒体を利用し得ることは
明らかである。さらに、圧力式アクチュエータ18とし
て、エアシリンダ装置が例示されているが、ダイヤフラ
ム式のアクチュエータを代替採用することもできる。な
おまた、排気ブレーキバルブ12の閉鎖検知手段とし
て、スイッチ装置44に代え、広く市販されている空気
又は油圧切換弁を採用すると共に、開閉弁42の電磁的
制御手段に代え空気式又は油圧式の圧力応動装置を採用
することもできる。
【0024】
【発明の効果】叙上のように、本発明に係る排気ブレー
キ装置は、排気管を開閉する排気ブレーキバルブと、同
排気ブレーキバルブを駆動する圧力式アクチュエータ
と、同圧力式アクチュエータに圧力を供給する圧力回路
と、同圧力回路を開閉する開閉弁と、上記排気ブレーキ
バルブが閉鎖されたことを検出する閉鎖検出手段と、上
記閉鎖検出手段の出力を受けて上記開閉弁を閉鎖する制
御手段とを有することを特徴とし、従来の排気ブレーキ
装置に開閉弁と全閉検出手段とを付設した簡単かつ安価
な構成によって、排気ブレーキ作動解除後のスモーク発
生を効果的に抑制することができるので、産業上極めて
有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す構成図である。
【図2】図1における開閉弁42の構造の一例を示した
断面図である。
【図3】図1の排気ブレーキ装置における排気ブレーキ
弁開度及び圧力式アクチュエータ内の作動圧力媒体圧力
の変化態様を従来装置と対比して示した線図である。
【図4】図1の排気ブレーキ装置におけるアクセル開
度、排気管内圧力及び排出ガス中のスモーク量との関係
を従来装置と対比して示した線図である。
【図5】本発明の第2実施例を示す構成図である。
【図6】従来の排気ブレーキ装置を示す構成図である。
【符号の説明】
10…排気管、12…排気ブレーキバルブ、18…圧力
式アクチュエータ、28…切換弁、30…圧縮空気源、
42…開閉弁、44…閉鎖検出用スイッチ装置。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気管を開閉する排気ブレーキバルブ
    と、同排気ブレーキバルブを駆動する圧力式アクチュエ
    ータと、同圧力式アクチュエータに圧力を供給する圧力
    回路と、同圧力回路を開閉する開閉弁と、上記排気ブレ
    ーキバルブが閉鎖されたことを検出する閉鎖検出手段
    と、上記閉鎖検出手段の出力を受けて上記開閉弁を閉鎖
    する制御手段とを有することを特徴とする排気ブレーキ
    装置。
  2. 【請求項2】 上記圧力回路に、圧力源と圧力式アクチ
    ュエータとを連通させる位置と、上記圧力式アクチュエ
    ータを大気開放する位置とに切り換えられる切換弁が設
    けられていることを特徴とする請求項1に記載の排気ブ
    レーキ装置。
  3. 【請求項3】 上記開閉弁が上記切換弁と上記圧力式ア
    クチュエータとの間に設けられ、上記制御手段が排気ブ
    レーキの解除条件が成立した場合に上記開閉弁を開放す
    ることを特徴とする請求項2に記載の排気ブレーキ装
    置。
  4. 【請求項4】 上記開閉弁が上記切換弁と圧力源との間
    に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の排
    気ブレーキ装置。
JP13238194A 1994-05-10 1994-05-10 排気ブレーキ装置 Withdrawn JPH07305640A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13238194A JPH07305640A (ja) 1994-05-10 1994-05-10 排気ブレーキ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13238194A JPH07305640A (ja) 1994-05-10 1994-05-10 排気ブレーキ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07305640A true JPH07305640A (ja) 1995-11-21

Family

ID=15080060

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13238194A Withdrawn JPH07305640A (ja) 1994-05-10 1994-05-10 排気ブレーキ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07305640A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09104223A (ja) * 1995-06-23 1997-04-22 Hyundai Motor Co ヒータコックバルブの自動開閉装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09104223A (ja) * 1995-06-23 1997-04-22 Hyundai Motor Co ヒータコックバルブの自動開閉装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6155217A (en) Control method of an internal combustion engine
US4494502A (en) Idling controller of variable displacement engine
US4354464A (en) Air intake arrangement for diesel engine
US4391246A (en) Throttle opener device for vehicle engines
US6257838B1 (en) Gas compressor
JPS58210332A (ja) デイ−ゼルエンジンの燃料噴射装置
JPH07305640A (ja) 排気ブレーキ装置
US4354465A (en) Diesel throttle valve control system
JP3087574B2 (ja) 排気ブレーキ用電磁弁
JPS6233419B2 (ja)
JPS6217306Y2 (ja)
JPS624660Y2 (ja)
JPS6111472Y2 (ja)
JPS6046257B2 (ja) 内燃機関の排気ブレ−キ装置
JPS608117Y2 (ja) エンジンの吸気装置
JPS63987Y2 (ja)
JPH021464Y2 (ja)
JP3295676B2 (ja) 排気ブレーキ装置
JP3794474B2 (ja) キャブレタの燃料供給規制装置
JP2008050959A (ja) バルブ開閉制御装置
JPS595164Y2 (ja) デイ−ゼルエンジンの吸気絞り装置
JPS624659Y2 (ja)
JPH0430351Y2 (ja)
JPS6114638Y2 (ja)
US2863286A (en) Control system for power brake system utilizing auxiliary vacuum pump

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010731