JP3087574B2 - 排気ブレーキ用電磁弁 - Google Patents

排気ブレーキ用電磁弁

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JP3087574B2
JP3087574B2 JP06126748A JP12674894A JP3087574B2 JP 3087574 B2 JP3087574 B2 JP 3087574B2 JP 06126748 A JP06126748 A JP 06126748A JP 12674894 A JP12674894 A JP 12674894A JP 3087574 B2 JP3087574 B2 JP 3087574B2
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聖 川谷
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラック等のエンジン
の排気系に介装されている排気ブレーキ装置のアクチュ
エータを制御する排気ブレーキ用電磁弁に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のトラックに設けられている排気ブ
レーキ装置の概念的構成を図4を参照して説明する。図
中符号10はトラックに搭載された図示しないディーゼ
ルエンジンの排気管、12は同排気管10内に設けられ
たバターフライ弁からなる排気ブレーキ弁、14は同排
気ブレーキ弁の弁軸16に一端を固着された弁開閉ロッ
ド、18は上記弁開閉ロッド14を介して排気ブレーキ
弁12を開閉制御するエアシリンダ装置からなるアクチ
ュエータである。
【0003】上記アクチュエータ18は、シリンダ20
と、同シリンダ内に摺動自在に嵌装されたピストン22
と、同ピストンを図における下方即ちピストン軸24及
び上記弁開閉ロッド14を介して排気ブレーキ弁12を
開動させる方向に常時弾性的に付勢するスプリング26
とを具えており、上記シリンダ20の下端部には、三方
電磁弁28を介して圧縮空気源30に接続された圧縮空
気入口32が設けられている。上記電磁弁28は、車両
のクラッチペダルを釈放することによって閉成されるク
ラッチスイッチ34と、アクセルペダルを釈放すること
によって閉成されるアクセルスイッチ36と、車両の運
転者が排気ブレーキ装置の制動効果を望む場合に手動に
よって閉成される排気ブレーキスイッチ38と車載電源
40とを直列に接続した付勢回路により開閉制御され
る。
【0004】上記電磁弁28には、従来は、図5及び図
6の概略断面図に示されているような弁装置が広く使用
されている。図中符号42は弁ケーシング、44は同弁
ケーシング42内に収容されたソレノイド、46は同ソ
レノイド44により駆動されるアーマチャ、48は同ア
ーマチャ46に弁軸50を介して連結された弁部材、5
2は上記弁ケーシング42内に設けられ上記圧縮空気源
30に接続された入力側通路、54は弁ケーシング42
内に設けられ上記アクチュエータ18即ちエアシリンダ
装置の圧縮空気入口32に接続された出力側通路、56
は上記入力側通路52及び出力側通路54に連通すると
共にその内部に上記弁部材48が配設された第1室又は
弁室、58は上記アーマチャ46を弁軸50の軸線方向
に摺動自在に収容すると共に小間隙を存して上記弁軸5
0を挿通させる通気孔60を介して上記第1室56に連
通する第2室又はアーマチャ室、62は弁ケーシング4
2内に設けられ上記第2室58を外気に連通させる大気
開放通路、64は上記アーマチャ46を常時下方に、即
ち弁部材48を上記入力側通路52を閉塞する方向に押
圧する弁スプリングである。
【0005】上記従来の排気ブレーキ装置において、ト
ラック等車両の通常走行中は、運転者が排気ブレーキ装
置の制動効果を望んで手動の排気ブレーキスイッチ38
を閉成していても、クラッチスイッチ34及びアクセル
スイッチ38の少くとも何れか一方が開路しているの
で、電磁弁28は消勢されている。電磁弁28の消勢時
は、図5に示されているように、弁スプリング64によ
り弁部材48が第1室56のシール面に圧接されて入力
側通路52が閉塞されると共に、出力側通路54が通気
孔60と弁軸50との間の小間隙を介して第2室58に
連通し、さらに大気開放通路62を経て外気に連通して
いる。
【0006】このためアクチュエータ18の圧縮空気入
口32は大気に連通しており、リターンスプリング26
によりピストン22が休止位置又は不作動位置に保持さ
れ、ピストン軸24及び弁開閉ロッド14を介して排気
ブレーキ弁12が図4に示されている全開位置に保持さ
れている。従って排気管10は十分な排気通路面積を提
供し、エンジンは通常の運転を行なう。
【0007】次に、車両のエンジンブレーキ走行状態で
は、上記クラッチスイッチ34及びアクセルスイッチ3
6が何れも閉成されるので、運転者が排気ブレーキ装置
の制動効果を望んで予め排気ブレーキスイッチ38を閉
成していると、電磁弁28のソレノイド44が付勢さ
れ、アーマチャ46が、図6に示されているように、上
方に変位する。アーマチャ46の上方変位により、弁軸
50を介して弁部材48が上動し、入力側通路52と出
力側通路54とを連通させると共に、弁軸50が挿通さ
れている通気孔60を閉塞する。この結果、圧縮空気源
30内の圧縮空気が、上流側圧力通路を通り入力側通路
52、第1室56及び出力側通路54から下流側圧力通
路を経てアクチュエータ18に供給される。アクチュエ
ータ18の圧縮空気入口32からシリンダ20のピスト
ン下側室に供給された圧縮空気の圧力によりリターンス
プリング26が圧縮されてピストン22が上動し、ピス
トン軸24及び弁開閉ロッド14を介して排気ブレーキ
弁12が閉位置に駆動される。排気ブレーキ弁12の閉
動により、排気管10が全閉され又は全閉に近い開度に
排気通路面積を縮少され、周知の排気ブレーキ効果が生
起される。
【0008】次に、車両がエンジンブレーキ走行状態か
ら通常走行状態に移行すると、クラッチスイッチ34及
びアクセルスイッチ36の少くとも何れか一方が開路さ
れるので、電磁弁28が消勢され、同電磁弁28は再び
図5に示した休止又は不作動状態に復帰する。従って、
アクチュエータ18のピストン下側室に供給されていた
圧縮空気が、出力側通路54から第1室56、通気孔6
0、第2室58及び大気解放通路62を通り外気に放出
されると共に、リターンスプリング26のばね力により
ピストン22が下動し、ピストン軸24及び弁開閉ロッ
ド14を介して排気ブレーキ弁12が、図4に示されて
いる休止位置又は全開位置に廻動される。
【0009】このとき、従来の電磁弁18では、上記通
気孔60とその内部に挿通された弁軸50との間に形成
される有効通路面積が極めて小さいため、アクチュエー
タ18からの圧縮空気の排出に可成の時間を必要とし、
排気ブレーキ弁12が全開するまでに相当の時間例えば
0.3秒程度の時間を必要とする。いま、これを図7の
線図について説明すると、図中最上段の線Aは、電磁弁
28のソレノイド44のON−OFFを示し、中段の線
Bはアクチュエータ18内の圧縮空気圧力を示し、下段
の線Cは排気ブレーキ弁12の閉動状態を示し、何れも
横軸は時間(Sec)である。先ず、線Aに矢印で示し
た0点でソレノイド44への通電が遮断されると、中段
の実線の曲線Bで表されているように、アクチュエータ
18のピストン下側室内の圧力が、作動圧力Pから可
成の時間例えば0.3秒程度の時間を要して大気圧P
又はそれに近い低圧力まで下降する。アクチュエータ1
8のピストン下側室内の圧力低下に伴ない図中に曲線C
に示されているように、やや遅れてC点から排気ブレ
ーキ弁12が開き始め、C点で排気ブレーキ弁12が
全開状態となる。
【0010】上記のように、電磁弁28の消勢から排気
ブレーキ弁12の全開までに長い時間を要するため、エ
ンジンブレーキ走行状態を終り加速走行に移る際に、十
分な排気通路面積が確保されず燃焼が悪化して排出ガス
性能、特にスモーク性能が悪化する。いまこれを図8に
ついて説明すると、図中、最上段の曲線Dはアクセル開
度を示し、一点鎖線の曲線Eは排気管10内の排気圧
力、波型の曲線Fは排出ガスのスモーク量を示す。図7
と同じく、電磁弁28の消勢を示す0点で、加速のため
にアクセルペダルが大きく踏み込まれてアクセル開度が
予め設定された開度に保持される。上記のように排気ブ
レーキ弁12の開動が遅れるので、排気管10内の排気
圧力は曲線Eで示されているように遅れて低下する。ア
クセル開度の増大により直ちに燃料供給量が増大するに
も拘わらず、排気管10内の圧力低下が遅れるため、燃
焼が悪化し、曲線Fで示されているように多量のスモー
クが発生する。
【0011】従来の排気ブレーキ装置における上述の不
具合を改善するためには、図5及び図6に示されている
電磁弁28の通気孔60の断面積を大きくして、同電磁
弁28の消勢時に、アクチュエータ18のピストン下側
室内の圧縮空気の外気への流出を早くしてやれば良いの
であるが、単純に通気孔60の断面積を拡大すると、相
応して弁部材48の直径を大きくしてシール面の面積を
確保する必要があるので、図6の状態で第1室56内の
圧縮空気圧に抗して弁部材48を休止位置に圧下するた
めの弁スプリング64の必要ばね力が大きくなり、さら
に同弁スプリング64のばね力に抗して弁部材48を上
動させるソレノイド44の容量の増大が必要となるの
で、結局、電磁弁28全体が著しく大型になり、重量及
び消費電力が増大すると共に高価になる不都合がある。
【0012】また、従来の排気ブレーキ装置における上
述の不具合を解消する他の手法として、アクチュエータ
18それ自体に、電磁弁28と連動して作動し、アクチ
ュエータ内の圧縮空気の排出のために大きな排気通路を
提供する特殊な弁装置を付設することが考慮されるが、
性質上排気管10に隣接して配置され高温に曝されるア
クチュエータ18に、排気専用の弁を付設することは、
弁部材及び協働する弁モール部分に用いられるゴム部材
の耐久性の問題があって実用性に欠ける難点があり、ま
た電磁弁と別個に排気専用の弁を設ける必要があるため
コスト高となる不都合がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑み創案されたもので、排気ブレーキ装置の作動解除時
における黒煙の発生を効果的に抑制して排出ガス性能の
向上を達成することができる構造簡単で小型軽量かつ安
価な排気ブレーキ用電磁弁を提供することを目的とする
ものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、圧力源と連通する圧力通路に接続される
入力側通路と、排気ブレーキ駆動用アクチュエータと連
通する圧力通路に接続される出力側通路と、上記入力側
通路と上記出力側通路が開口する第1室と、同第1室と
上記入力側通路の第1室開口よりも断面積の大きな第1
開口で連通した第2室と、同第2室と外気とを連絡する
大気開放通路と、上記第1室に設けられ上記第1開口を
開閉する第1弁部材と、上記第1室に設けられた上記第
1弁部材を開方向に付勢する弾性部材と、上記第1弁部
材に設けられ上記第1弁部材が閉位置にある時に上記第
1室と上記第2室を連通する上記第1開口よりも断面積
の小さい第2開口と、上記第2室に設置された電磁石に
よって駆動されるアーマチャに固定された上記第2開口
を通って延びるシャフトの先端に固定され上記入力側通
路及び上記第2開口を開閉する第2弁部材とを有するこ
とを特徴とする排気ブレーキ用電磁弁を提案するもので
ある。
【0015】
【作用】本発明によれば、上記入力側通路と出力側通路
との連通を制御する第2弁部材とは別個に、第1室と第
2室とを連通する大きな断面積の第1開口を開閉する第
1弁部材を設け、さらに同第1弁部材を常時開方向に付
勢する弾性部材を設けたことによって、アクチュエータ
からの圧力流体の排出が、主として大きな断面積の第1
開口から第2室及び大気開放通路を経て行なわれること
となり、アクチュエータの消勢時の応答性が著しく向上
する。
【0016】
【実施例】以下本発明の実施例を図1ないし図4を参照
して具体的に説明する。(なお、従前の排気ブレーキ装
置と実質的に同一又は対応する部材には、同一の符号を
付し、重複にわたる説明は省略する。) 図1ないし図3の断面図に良く示されているように、総
括的に符号28で示されている電磁弁は、ケーシング本
体42aと、同ケーシング本体42aにボルト等により
固着された下方ケーシング部材42bと、上記ケーシン
グ本体42aに形成された中空円筒部の上端開口部に螺
合されたキャップ部材42cとからなる弁ケーシング4
2を具えている。
【0017】上記ケーシング本体42aと下方ケーシン
グ部材42bとによって第1室又は弁室56が形成さ
れ、同第1室56には、圧縮空気源30に圧力通路又は
空気配管を介して接続された入力側通路52が連通する
と共に、アクチュエータ18のピストン下側室に圧力通
路又は空気配管を介して接続された出力側通路54が連
通している。また、上記ケーシング本体42aには、そ
の中空円筒部内にソレノイド44が挿入されると共に第
2室又はアーマチャ室58が形成され、同第2室58内
に上記ソレノイド44によって駆動されるアーマチャ又
は鉄芯46及び同アーマチャを常時下方に押圧する弾性
部材例えばコイルスプリングからなる弁スプリング64
が配設されている。
【0018】上記第1室56と第2室58とは、上記入
力側通路52の第1室56に対する開口面積より十分大
きい断面積を有する第1開口66によって連通されてい
る。また、上記アーマチャ46には弁軸又はシャフト5
0を介して小径の第2弁部材48が取付けられ、同第2
弁部材48は、その下側シール面によって上記入口側通
路52の第1室56内における開口端を開閉制御するこ
とができる。また、上記第1開口66と第2弁部材48
との間に、弁軸又はシャフトが挿通する小断面の第2開
口68を具えた円板状の第1弁部材70が介装され、同
第1弁部材70はその上側シール面によって上記第1開
口66を気密に閉塞することができる。さらに、同第1
弁部材70は、例えばコイルスプリングからなる弾性部
材72によって常時第1開口66を開口させる方向に付
勢され、また上記第2弁部材48は、その上側シール面
によって上記第2開口68の第1室56側の開口端を開
閉制御することができる。
【0019】図1は車両がエンジンブレーキ走行状態に
あって、電磁弁28が付勢されている状態を示し、ソレ
ノイド44の通電によりアーマチャ46が弁スプリング
64を圧縮して上方に変位している。このとき弁軸又は
シャフト50を介して第2弁部材48が一体的に上動
し、その上側シール面が第1弁部材70の下側面に当接
して第2開口68を閉塞すると共に第1弁部材70を押
し上げ、同第1弁部材の上側シール面によって大径の第
1開口66が閉塞されている。一方、上記第2弁部材4
8の上動により入力側通路52が第1室56を介して出
口側通路54に連通している。このため、圧縮空気源3
0内の圧縮空気がアクチュエータ18のピストン下側室
に供給され、リターンスプリング26が圧縮されて、ピ
ストン軸24及び弁開閉ロッド14を介し排気ブレーキ
弁12が全閉又はそれに近い開度に廻動され、周知の排
気ブレーキ効果が生起される。
【0020】次に、車両がエンジンブレーキ走行を終り
加速走行すると、電磁弁28のソレノイド44が消勢さ
れるので、強力な弁スプリング64のばね力によってア
ーマチャ46が圧下され、弁軸又はシャフト50を介し
て第2弁部材48が下動してその下側シール面により入
力側通路52が瞬時に閉塞される。このとき第1室56
には、アクチュエータ18のピストン下側室と実質的に
同一圧力の圧縮空気が存在しているので、大気開放通路
62を介して外気に連通している第2室58と第1室5
6との圧力差により弾性部材72が圧縮され、第1弁部
材70は、図2に示されているように、微小時間なお上
昇位置に保持される。
【0021】図2の状態で第1室56内の圧縮空気が第
2開口68と弁軸又はシャフト50との間の通路を通り
第2室58に流れるので、第1室56と第2室58との
間の圧力差が直ちに解消され、弾性装置72により第1
弁部材70が下方に変位されて、図3に示されているよ
うに、大きい断面積の第1開口66が開かれる。このた
め出力側通路54と大気開放通路62とが広い第1開口
66を介し連通され、アクチュエータ18のピストン下
側室から急速に圧縮空気が流出する。
【0022】この結果、アクチュエータ18のピストン
下側室の圧力を示した図7の曲線Bにおいて点線bで示
されているように、アクチュエータ作動圧力がPから
略大気圧のPまで急激に低下する。従って、アクチュ
エータ18のピストン22がリターンスプリング26に
より急速に変位し、ピストン軸24及び弁開閉ロッド1
4を介して排気ブレーキ弁12が、図7の曲線Cにおい
て、C点(開作動開始)及びC点(開作動終了全
開)で示されているように、実線で示した従来の排気ブ
レーキ装置より十分早く全開される。
【0023】排気ブレーキ弁12の開作動が十分早く行
なわれるので、図8の曲線Eで示されている排気管10
内の圧力が、点線eで示されているように急速かつ早期
に低下し、この結果、排気ガス中のスモーク量が、点線
fで示されているように、従来のスモーク量を示す曲線
Fに較べて大巾に低減する利点がある。
【0024】上記本発明に係る電磁弁28は、従来の同
種電磁弁に第1弁部材66及び弾性部材72を追加した
ものに略相当するから、弁全体の外形及び重量、さらに
製造コストが著しく増大する不利益がなく、また電磁弁
28は高温に曝されるアクチュエータ18から十分離隔
して配置することが可能なため、第1及び第2弁部材4
8及び70の弁シール面、及び協働する弁ケーシング4
2側の弁シール面の何れか一方又は双方に、通常採用さ
れるゴム等シール材の熱害を確実に防止することがで
き、耐久性及び信頼性を確保し得る利得がある。
【0025】なお、上記実施例では、アクチュエータ1
8の作動媒体として、一般的に採用されている圧縮空気
が例示されているが、勿論圧縮空気以外の圧力流体を利
用し得ることは、明らかである。
【0026】
【発明の効果】叙上のように、本発明に係る排気ブレー
キ用電磁弁は、圧力源と連通する圧力通路に接続される
入力側通路と、排気ブレーキ駆動用アクチュエータと連
通する圧力通路に接続される出力側通路と、上記入力側
通路と上記出力側通路が開口する第1室と、同第1室と
上記入力側通路の第1室開口よりも断面積の大きな第1
開口で連通した第2室と、同第2室と外気とを連絡する
大気開放通路と、上記第1室に設けられ 上記第1開口
を開閉する第1弁部材と、上記第1室に設けられ上記第
1弁部材を開方向に付勢する弾性部材と、上記第1弁部
材に設けられ上記第1弁部材が閉位置にある時に上記第
1室と上記第2室を連通する上記第1開口よりも断面積
の小さい第2開口と、上記第2室に設置された電磁石に
よって駆動されるアーマチャに固定された上記第2開口
を通って延びるシャフトの先端に固定され上記入力側通
路及び上記第2開口を開閉する第2弁部材とを有するこ
とを特徴とし、排気ブレーキ装置の作動解除直後におけ
る黒煙の発生を効果的に抑制して排出ガス性能の向上を
達成することができる構造簡単で小型軽量、かつ安価な
この種電磁弁を提供することができるので、産業上有益
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る電磁弁の付勢時の態様
を示す断面図である。
【図2】図1に示した電磁弁の消勢直後の態様を示した
断面図である。
【図3】図1に示した電磁弁の消勢後短時間経過した後
の態様を示した断面図である。
【図4】排気ブレーキ装置全体の構成を示した概略構成
図である。
【図5】従来の排気ブレーキ用電磁弁の消勢時の態様を
示した概略断面図である。
【図6】図5に示した電磁弁の付勢時の態様を示した概
略断面図である。
【図7】排気ブレーキ用電磁弁の付勢及び消勢と、アク
チュエータの作動媒体圧力及び排気ブレーキ弁の開度と
の関係を示した線図である。
【図8】排気ブレーキ用電磁弁の付勢及び消勢と、アク
セル開度、排気管内圧力及びスモーク発生量との関係を
示した線図である。
【符号の説明】
10…排気管、12…排気ブレーキ弁、18…アクチュ
エータ、28…電磁弁、30…圧縮空気源(圧力源)、
42…弁ケーシング、44…ソレノイド、46…アーマ
チャ、48…第2弁部材、50…弁軸(シャフト)、5
2…入力側通路、54…出力側通路、56…第1室、5
8…第2室、62…大気開放通路、66…第1開口、6
8…第2開口、70…第1弁部材、72…弾性部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 9/04 - 9/06 F16K 31/06 305

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力源と連通する圧力通路に接続される
    入力側通路と、排気ブレーキ駆動用アクチュエータと連
    通する圧力通路に接続される出力側通路と、上記入力側
    通路と上記出力側通路が開口する第1室と、同第1室と
    上記入力側通路の第1室開口よりも断面積の大きな第1
    開口で連通した第2室と、同第2室と外気とを連絡する
    大気開放通路と、上記第1室に設けられ 上記第1開口
    を開閉する第1弁部材と、上記第1室に設けられ上記第
    1弁部材を開方向に付勢する弾性部材と、上記第1弁部
    材に設けられ上記第1弁部材が閉位置にある時に上記第
    1室と上記第2室を連通する上記第1開口よりも断面積
    の小さい第2開口と、上記第2室に設置された電磁石に
    よって駆動されるアーマチャに固定された上記第2開口
    を通って延びるシャフトの先端に固定され上記入力側通
    路及び上記第2開口を開閉する第2弁部材とを有するこ
    とを特徴とする排気ブレーキ用電磁弁。
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Cited By (1)

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