JPH0730472A - ダイバシティアンテナ切換制御回路 - Google Patents
ダイバシティアンテナ切換制御回路Info
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- JPH0730472A JPH0730472A JP5167983A JP16798393A JPH0730472A JP H0730472 A JPH0730472 A JP H0730472A JP 5167983 A JP5167983 A JP 5167983A JP 16798393 A JP16798393 A JP 16798393A JP H0730472 A JPH0730472 A JP H0730472A
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- Japan
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- circuit
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- pulse signal
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 アンテナの切換頻度を少なくすることができ
るダイバシティアンテナ切換制御回路を提供すること。 【構成】 入力端子１から入力された検波信号に含まれ
るノイズ成分がＢＰＦで抽出され、このノイズ成分がレ
ベル検波回路３で直流レベルに変換される。この直流レ
ベルはレベル比較回路４のしきい値と比較され、直流レ
ベルがしきい値を越えると比較信号が波形整形回路５に
入力され、波形整形回路５からパルス信号が出力され
る。そしてこのパルス信号が切換信号出力回路６に入力
されると正転出力端子７と反転出力端子８から出力され
る信号によってアンテナが切り換えられる。さらに、こ
のとき波形整形回路５の出力パルスがＡＧＣ回路９に入
力されており、パルス信号のレベルに応じてレベル検波
回路３の変換レベルが制御される。
るダイバシティアンテナ切換制御回路を提供すること。 【構成】 入力端子１から入力された検波信号に含まれ
るノイズ成分がＢＰＦで抽出され、このノイズ成分がレ
ベル検波回路３で直流レベルに変換される。この直流レ
ベルはレベル比較回路４のしきい値と比較され、直流レ
ベルがしきい値を越えると比較信号が波形整形回路５に
入力され、波形整形回路５からパルス信号が出力され
る。そしてこのパルス信号が切換信号出力回路６に入力
されると正転出力端子７と反転出力端子８から出力され
る信号によってアンテナが切り換えられる。さらに、こ
のとき波形整形回路５の出力パルスがＡＧＣ回路９に入
力されており、パルス信号のレベルに応じてレベル検波
回路３の変換レベルが制御される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はダイバシティアンテナ切
換制御回路に係わり、特に、カーラジオ、カーテレビに
利用されるダイバシティアンテナを切り換えるに好適な
ダイバシティアンテナ切換制御回路に関する。
換制御回路に係わり、特に、カーラジオ、カーテレビに
利用されるダイバシティアンテナを切り換えるに好適な
ダイバシティアンテナ切換制御回路に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のアンテナ切換方式が適用
されたダイバシティアンテナ切換制御回路としては、図
５に示されるものが知られている。図５において、ダイ
バシティアンテナ切換制御回路は、受信機のＳメータ出
力または検波出力を入力する入力端子１、帯域通過フィ
ルタ（ＢＰＦ）２、レベル検波回路３、レベル比較回路
４、波形整形回路５、切換信号出力回路６、正転出力端
子７、反転出力端子８を備えて構成されている。
されたダイバシティアンテナ切換制御回路としては、図
５に示されるものが知られている。図５において、ダイ
バシティアンテナ切換制御回路は、受信機のＳメータ出
力または検波出力を入力する入力端子１、帯域通過フィ
ルタ（ＢＰＦ）２、レベル検波回路３、レベル比較回路
４、波形整形回路５、切換信号出力回路６、正転出力端
子７、反転出力端子８を備えて構成されている。
【０００３】次に、上記従来例の動作について説明す
る。アンテナ切換方式のダイバシティシステムでは（以
下１チュウーナダイバと称する。）、通常、Ｓメータ出
力あるいは検波出力に含まれる高域のノイズ成分の有
無、大小により、マルチパス妨害を受けていると認識
し、アンテナを他方のアンテナに切り換える方式が採用
されている。
る。アンテナ切換方式のダイバシティシステムでは（以
下１チュウーナダイバと称する。）、通常、Ｓメータ出
力あるいは検波出力に含まれる高域のノイズ成分の有
無、大小により、マルチパス妨害を受けていると認識
し、アンテナを他方のアンテナに切り換える方式が採用
されている。
【０００４】従って、図４に示すような構成の場合に
は、Ｓメータからの出力信号または検波出力信号が入力
端子１に入力されると、検波信号に含まれる高域のノイ
ズ成分が帯域通過フィルタ２により抽出され、抽出され
たノイズ成分がレベル検波回路３によって直流レベルに
変換される。そして直流レベルの信号がレベル比較回路
４に入力されると、予め定められたしきい値と直流レベ
ルが比較され、直流レベルがしきい値を越えたときには
レベル比較回路４から比較信号が出力され、波形整形回
路５においてパルス信号に変換される。このパルス信号
が切換信号出力回路６に入力されると、切換信号出力回
路６のなかのフリップフロップが動作し、出力端子７，
８の出力の値が反転される。出力端子７，８はそれぞれ
アンテナ切換回路のダイオードスイッチに接続されてお
り、出力端子７，８からの信号により、アンテナが切り
換えられ、他方のアンテナによって受信できるように構
成されている。このため、一系統のチューナにて複数の
アンテナを切り換え、マルチパス妨害の除去等ダイバシ
ティ効果を得ることができるようになっている。
は、Ｓメータからの出力信号または検波出力信号が入力
端子１に入力されると、検波信号に含まれる高域のノイ
ズ成分が帯域通過フィルタ２により抽出され、抽出され
たノイズ成分がレベル検波回路３によって直流レベルに
変換される。そして直流レベルの信号がレベル比較回路
４に入力されると、予め定められたしきい値と直流レベ
ルが比較され、直流レベルがしきい値を越えたときには
レベル比較回路４から比較信号が出力され、波形整形回
路５においてパルス信号に変換される。このパルス信号
が切換信号出力回路６に入力されると、切換信号出力回
路６のなかのフリップフロップが動作し、出力端子７，
８の出力の値が反転される。出力端子７，８はそれぞれ
アンテナ切換回路のダイオードスイッチに接続されてお
り、出力端子７，８からの信号により、アンテナが切り
換えられ、他方のアンテナによって受信できるように構
成されている。このため、一系統のチューナにて複数の
アンテナを切り換え、マルチパス妨害の除去等ダイバシ
ティ効果を得ることができるようになっている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のダイバシティアンテナ切換制御回路では、一方のア
ンテナの状態を判定しているときには他方のアンテナの
状態を検出していないため、一方のアンテナの状態から
マルチパス妨害を受けたと判定して他方のアンテナに切
り換えをした場合、他方のアンテナでもマルチパス妨害
を受ける可能性がある。このような状態が生じたときに
は、従来のシステムでは、双方のアンテナでマルチパス
を検出するため、アンテナが連続して切り換えられ、ア
ンテナが切り換えられる毎に双方のアンテナでマルチパ
ス妨害を受信することになる。このため、音声出力にお
いてはダイバシティシステムによる効果が低減あるいは
かえって悪化してしまうという問題点がある。
来のダイバシティアンテナ切換制御回路では、一方のア
ンテナの状態を判定しているときには他方のアンテナの
状態を検出していないため、一方のアンテナの状態から
マルチパス妨害を受けたと判定して他方のアンテナに切
り換えをした場合、他方のアンテナでもマルチパス妨害
を受ける可能性がある。このような状態が生じたときに
は、従来のシステムでは、双方のアンテナでマルチパス
を検出するため、アンテナが連続して切り換えられ、ア
ンテナが切り換えられる毎に双方のアンテナでマルチパ
ス妨害を受信することになる。このため、音声出力にお
いてはダイバシティシステムによる効果が低減あるいは
かえって悪化してしまうという問題点がある。
【０００６】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
であり、アンテナの切換頻度を少なくすることができる
ダイバシティアンテナ切換制御回路を提供することを目
的とするものである。
であり、アンテナの切換頻度を少なくすることができる
ダイバシティアンテナ切換制御回路を提供することを目
的とするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、アンテナの受信による信号を検波して得
られた検波信号からノイズ成分を抽出するノイズ抽出手
段と、ノイズ抽出手段の抽出によるノイズ成分を直流レ
ベルに変換するレベル変換手段と、レベル変換手段の出
力レベルと設定値とを比較して比較結果に応じた信号を
出力するレベル比較手段と、レベル比較手段の比較結果
に応じたパルス信号を発生するパルス信号発生手段と、
パルス信号発生手段からのパルス信号に応じた変換レベ
ル制御信号をレベル変換手段へ出力する変換レベル制御
手段と、パルス信号発生手段からのパルス信号に応答し
てアンテナ切換信号を出力する切換信号出力手段とを備
えているダイバシティアンテナ切換制御回路を構成した
ものである。
成するために、アンテナの受信による信号を検波して得
られた検波信号からノイズ成分を抽出するノイズ抽出手
段と、ノイズ抽出手段の抽出によるノイズ成分を直流レ
ベルに変換するレベル変換手段と、レベル変換手段の出
力レベルと設定値とを比較して比較結果に応じた信号を
出力するレベル比較手段と、レベル比較手段の比較結果
に応じたパルス信号を発生するパルス信号発生手段と、
パルス信号発生手段からのパルス信号に応じた変換レベ
ル制御信号をレベル変換手段へ出力する変換レベル制御
手段と、パルス信号発生手段からのパルス信号に応答し
てアンテナ切換信号を出力する切換信号出力手段とを備
えているダイバシティアンテナ切換制御回路を構成した
ものである。
【０００８】また前記ダイバシティアンテナ切換制御回
路において、変換レベル制御手段の代わりに、パルス信
号発生手段からのパルス信号に応じた設定値制御信号を
レベル比較手段へ出力する設定値制御手段を設け、レベ
ル比較手段の設定値を制御するようにすることもでき
る。
路において、変換レベル制御手段の代わりに、パルス信
号発生手段からのパルス信号に応じた設定値制御信号を
レベル比較手段へ出力する設定値制御手段を設け、レベ
ル比較手段の設定値を制御するようにすることもでき
る。
【０００９】
【作用】従って、本発明によれば、マルチパス妨害の発
生によってパルス信号発生手段からパルス信号が発生す
ると、このパルス信号に応じて変換レベル制御信号が生
成され、この変換レベル制御信号によってレベル変換手
段の変換レベルが制御され、等価的にレベル比較手段の
設定値が上昇したことになり、切換頻度を少なくするこ
とができる。またマルチパス妨害の発生によって設定値
制御信号がレベル比較手段へ出力された場合でも、等価
的にレベル比較手段の設定値が高くなり、切換頻度を少
なくすることができる。従って両方のアンテナがともに
マルチパス妨害を受けた場合でも、より程度の軽いほう
のアンテナが選択され、連続したアンテナの切り換えに
ともなう効果度の低下を軽減することができる。
生によってパルス信号発生手段からパルス信号が発生す
ると、このパルス信号に応じて変換レベル制御信号が生
成され、この変換レベル制御信号によってレベル変換手
段の変換レベルが制御され、等価的にレベル比較手段の
設定値が上昇したことになり、切換頻度を少なくするこ
とができる。またマルチパス妨害の発生によって設定値
制御信号がレベル比較手段へ出力された場合でも、等価
的にレベル比較手段の設定値が高くなり、切換頻度を少
なくすることができる。従って両方のアンテナがともに
マルチパス妨害を受けた場合でも、より程度の軽いほう
のアンテナが選択され、連続したアンテナの切り換えに
ともなう効果度の低下を軽減することができる。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
【００１１】図１において、ダイバシティアンテナ切換
制御回路は入力端子１、帯域通過フィルタ２、レベル検
波回路３、レベル比較回路４、波形整形回路５、切換信
号出力回路６、正転出力端子７、反転出力端子８、ＡＧ
Ｃ回路９を備えて構成されている。入力端子１には受信
機のＳメータ出力信号あるいは検波出力信号が入力され
ている。入力端子１からの信号が帯域通過フィルタ２に
入力されると、検波信号の中のノイズ成分のうち高域の
ノイズ成分のみが抽出される。すなわち帯域通過フィル
タ２はノイズ抽出手段として構成されている。帯域通過
フィルタ２の信号がレベル検波回路３に入力されると、
ノイズ成分か直流レベルに変換される。すなわちレベル
検波回路３はレベル変換手段として構成されている。そ
してこの直流レベルがレベル比較回路４に入力される
と、この直流レベルは予め定められた設定値としてのし
きい値と比較され、比較結果が出力されるようになって
いる。すなわちレベル比較回路４はレベル比較手段とし
て構成されている。レベル比較回路４からの信号が波形
整形回路５に入力されると、波形整形回路５からはレベ
ル比較回路４からの比較結果に応じたパルス信号が出力
される。すなわち直流レベルがしきい値を越えると、波
形整形回路５からパルス信号が出力される。すなわち波
形整形回路５はパルス信号発生手段として構成されてい
る。波形整形回路５からのパルス信号は切換信号出力回
路６とＡＧＣ回路９に入力されている。そしてパルス信
号が切換信号出力回路６に入力されると正転出力端子７
と反転出力端子８の値が反転されアンテナの切り換えが
行われることになる。すなわち切換信号出力回路６は切
換信号出力手段として構成されている。
制御回路は入力端子１、帯域通過フィルタ２、レベル検
波回路３、レベル比較回路４、波形整形回路５、切換信
号出力回路６、正転出力端子７、反転出力端子８、ＡＧ
Ｃ回路９を備えて構成されている。入力端子１には受信
機のＳメータ出力信号あるいは検波出力信号が入力され
ている。入力端子１からの信号が帯域通過フィルタ２に
入力されると、検波信号の中のノイズ成分のうち高域の
ノイズ成分のみが抽出される。すなわち帯域通過フィル
タ２はノイズ抽出手段として構成されている。帯域通過
フィルタ２の信号がレベル検波回路３に入力されると、
ノイズ成分か直流レベルに変換される。すなわちレベル
検波回路３はレベル変換手段として構成されている。そ
してこの直流レベルがレベル比較回路４に入力される
と、この直流レベルは予め定められた設定値としてのし
きい値と比較され、比較結果が出力されるようになって
いる。すなわちレベル比較回路４はレベル比較手段とし
て構成されている。レベル比較回路４からの信号が波形
整形回路５に入力されると、波形整形回路５からはレベ
ル比較回路４からの比較結果に応じたパルス信号が出力
される。すなわち直流レベルがしきい値を越えると、波
形整形回路５からパルス信号が出力される。すなわち波
形整形回路５はパルス信号発生手段として構成されてい
る。波形整形回路５からのパルス信号は切換信号出力回
路６とＡＧＣ回路９に入力されている。そしてパルス信
号が切換信号出力回路６に入力されると正転出力端子７
と反転出力端子８の値が反転されアンテナの切り換えが
行われることになる。すなわち切換信号出力回路６は切
換信号出力手段として構成されている。
【００１２】一方、波形整形回路５からのパルス信号が
ＡＧＣ回路９に入力されると、ＡＧＣ回路９からは入力
パルス信号に応じた変換レベル制御信号をレベル検波回
路３へ出力するようになっている。この変換レベル制御
信号がレベル検波回路３に入力されると、レベル検波回
路３の変換レベルが制御される。レベル検波回路３の変
換レベルが制御されると、レベル比較回路４のしきい値
が等価的に上昇したことになり、アンテナが切り換わり
にくくなる方向に制御される方向に制御されることにな
る。すなわちＡＧＣ回路９は変換レベル制御手段として
構成されている。
ＡＧＣ回路９に入力されると、ＡＧＣ回路９からは入力
パルス信号に応じた変換レベル制御信号をレベル検波回
路３へ出力するようになっている。この変換レベル制御
信号がレベル検波回路３に入力されると、レベル検波回
路３の変換レベルが制御される。レベル検波回路３の変
換レベルが制御されると、レベル比較回路４のしきい値
が等価的に上昇したことになり、アンテナが切り換わり
にくくなる方向に制御される方向に制御されることにな
る。すなわちＡＧＣ回路９は変換レベル制御手段として
構成されている。
【００１３】従って、図３に示すように、双方のアンテ
ナに同時にマルチパス妨害が加わった場合でも、一方の
アンテナ受信によるＡＧＣ回路９の出力によってレベル
検波回路３の変換レベルが制御され、レベル比較回路４
のしきい値が等価的に高くなるため、マルチパス妨害を
受けたアンテナのうち妨害の程度の軽い方のアンテナが
選択される。
ナに同時にマルチパス妨害が加わった場合でも、一方の
アンテナ受信によるＡＧＣ回路９の出力によってレベル
検波回路３の変換レベルが制御され、レベル比較回路４
のしきい値が等価的に高くなるため、マルチパス妨害を
受けたアンテナのうち妨害の程度の軽い方のアンテナが
選択される。
【００１４】ここで、ＡＧＣ回路９の設計のポイントと
しては、低下されるべき利得量と利得が高くなる復帰時
間が重要である。すなわち利得量の低下を大とすると、
切り換え自体が停止してしまい、小とすると効果はな
い。また復帰時間を長くすると、切り換わり頻度が小さ
くなり、逆に短くすると効果はない。このように、これ
らの設定は、アンテナを含めたチューナシステムとフィ
ールドの状況によって決定される。
しては、低下されるべき利得量と利得が高くなる復帰時
間が重要である。すなわち利得量の低下を大とすると、
切り換え自体が停止してしまい、小とすると効果はな
い。また復帰時間を長くすると、切り換わり頻度が小さ
くなり、逆に短くすると効果はない。このように、これ
らの設定は、アンテナを含めたチューナシステムとフィ
ールドの状況によって決定される。
【００１５】このように、本実施例によれば、ＡＧＣ回
路９からの信号によってレベル検波回路３の変換レベル
を制御し、レベル比較回路４のしきい値を等価的に上昇
させるようにしたため、アンテナの切換頻度を少なくす
ることができ、連続した切り換えによる効果度の低下を
軽減することができる。
路９からの信号によってレベル検波回路３の変換レベル
を制御し、レベル比較回路４のしきい値を等価的に上昇
させるようにしたため、アンテナの切換頻度を少なくす
ることができ、連続した切り換えによる効果度の低下を
軽減することができる。
【００１６】図２は本発明の第２実施例を示すものであ
る。本実施例は、ＡＧＣ回路９の出力をレベル検波回路
３に入力する代わりに、レベル比較回路４に入力し、レ
ベル比較回路４のしきい値を制御するようにしたもので
あり、他の構成は図１のものと同様であるので、同一の
ものには同一符号を付してそれらの説明は省略する。
る。本実施例は、ＡＧＣ回路９の出力をレベル検波回路
３に入力する代わりに、レベル比較回路４に入力し、レ
ベル比較回路４のしきい値を制御するようにしたもので
あり、他の構成は図１のものと同様であるので、同一の
ものには同一符号を付してそれらの説明は省略する。
【００１７】本実施例においては、ＡＧＣ回路９の出力
信号によってレベル比較回路４のしきい値が制御される
ため、双方のアンテナにマルチパス妨害が同時に加わっ
た場合でも、切り換え検出のためのしきい値を上昇させ
ることができ、アンテナの切り換え頻度を少なくするこ
とができ、アンテナの連続した切り換えによる効果度の
低下を軽減することができる。なお、本実施例における
ＡＧＣ回路９は設定値制御手段として機能することにな
る。
信号によってレベル比較回路４のしきい値が制御される
ため、双方のアンテナにマルチパス妨害が同時に加わっ
た場合でも、切り換え検出のためのしきい値を上昇させ
ることができ、アンテナの切り換え頻度を少なくするこ
とができ、アンテナの連続した切り換えによる効果度の
低下を軽減することができる。なお、本実施例における
ＡＧＣ回路９は設定値制御手段として機能することにな
る。
【００１８】また、図３に示すように、レベル検波回路
３の出力信号をＡＧＣ回路９に入力し、レベル検波回路
３の出力レベルに応じてＡＧＣ回路９の出力レベルを制
御すると、レベル比較回路４のしきい値をさらにリニア
に制御することができ、きめこまかな対応が可能とな
る。
３の出力信号をＡＧＣ回路９に入力し、レベル検波回路
３の出力レベルに応じてＡＧＣ回路９の出力レベルを制
御すると、レベル比較回路４のしきい値をさらにリニア
に制御することができ、きめこまかな対応が可能とな
る。
【００１９】ここで、図４に、本発明のタイミング図を
示す。図４から理解されるように、ＡＧＣ回路９の導入
により、マルチパス妨害レベルの値に応じてしきい値を
変動させる制御を行うようにしているため、アンテナ入
力の双方に同時にマルチパス妨害が加わった場合でも、
より程度の軽い方のアンテナが選択され、改善効果を得
ることが理解される。
示す。図４から理解されるように、ＡＧＣ回路９の導入
により、マルチパス妨害レベルの値に応じてしきい値を
変動させる制御を行うようにしているため、アンテナ入
力の双方に同時にマルチパス妨害が加わった場合でも、
より程度の軽い方のアンテナが選択され、改善効果を得
ることが理解される。
【００２０】
【発明の効果】本発明は上記実施例より明らかなよう
に、マルチパス妨害によるノイズ成分を直流レベルに変
換するレベル変換手段の変換レベルを妨害レベルに応じ
て制御したり、あるいはレベル変換手段の出力レベルと
設定値とを比較するためのレベル比較手段の設定値を妨
害レベルに応じて制御するようにしたため、双方のアン
テナが同時にマルチパス妨害を受けた場合でも、アンテ
ナの連続した切り換えによる効果度の低下を軽減するこ
とができる。
に、マルチパス妨害によるノイズ成分を直流レベルに変
換するレベル変換手段の変換レベルを妨害レベルに応じ
て制御したり、あるいはレベル変換手段の出力レベルと
設定値とを比較するためのレベル比較手段の設定値を妨
害レベルに応じて制御するようにしたため、双方のアン
テナが同時にマルチパス妨害を受けた場合でも、アンテ
ナの連続した切り換えによる効果度の低下を軽減するこ
とができる。
【図１】本発明の第１実施例を示すブロック構成図
【図２】本発明の第２実施例を示すブロック構成図
【図３】本発明の第３実施例を示すブロック構成図
【図４】本発明に係わる装置の作用を説明するためのタ
イミング図
イミング図
【図５】従来例のブロック構成図
１ 入力端子 ２ 帯域通過フィルタ ３ レベル検波回路 ４ レベル比較回路 ５ 波形整形回路 ６ 切換信号出力回路 ７ 正転出力端子 ８ 反転出力端子 ９ ＡＧＣ回路
Claims (2)
- 【請求項１】 アンテナの受信による信号を検波して得
られた検波信号からノイズ成分を抽出するノイズ抽出手
段と、ノイズ抽出手段の抽出によるノイズ成分を直流レ
ベルに変換するレベル変換手段と、レベル変換手段の出
力レベルと設定値とを比較して比較結果に応じた信号を
出力するレベル比較手段と、レベル比較手段の比較結果
に応じたパルス信号を発生するパルス信号発生手段と、
パルス信号発生手段からのパルス信号に応じた変換レベ
ル制御信号をレベル変換手段へ出力する変換レベル制御
手段と、パルス信号発生手段からのパルス信号に応答し
てアンテナ切換信号を出力する切換信号出力手段とを備
えているダイバシティアンテナ切換制御回路。 - 【請求項２】 アンテナの受信による信号を検波して得
られた検波信号からノイズ成分を抽出するノイズ抽出手
段と、ノイズ抽出手段の抽出によるノイズ成分を直流レ
ベルに変換するレベル変換手段と、レベル変換手段の出
力レベルと設定値とを比較して比較結果に応じたパルス
信号を出力するレベル比較手段と、レベル比較手段の比
較結果に応じたパルス信号を発生するパルス信号発生手
段と、パルス信号発生手段からのパルス信号に応じた設
定値制御信号をレベル比較手段へ出力する設定値制御手
段と、パルス信号発生手段からのパルス信号に応答して
アンテナ切換信号を出力する切換信号出力手段とを備え
ているダイバシティアンテナ切換制御回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5167983A JP3044977B2 (ja) | 1993-07-07 | 1993-07-07 | ダイバシティアンテナ切換制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5167983A JP3044977B2 (ja) | 1993-07-07 | 1993-07-07 | ダイバシティアンテナ切換制御回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0730472A true JPH0730472A (ja) | 1995-01-31 |
| JP3044977B2 JP3044977B2 (ja) | 2000-05-22 |
Family
ID=15859637
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5167983A Expired - Fee Related JP3044977B2 (ja) | 1993-07-07 | 1993-07-07 | ダイバシティアンテナ切換制御回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3044977B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997009792A1 (en) * | 1995-09-06 | 1997-03-13 | Premier Wireless, Inc. | Diversity receiver |
| WO2003101060A1 (en) * | 2002-05-28 | 2003-12-04 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Diversity receiver and method for estimating signal quality |
| CN100342670C (zh) * | 2003-08-08 | 2007-10-10 | 乐金电子(中国)研究开发中心有限公司 | 便携终端的接收性能改善装置及方法 |
| US8036621B2 (en) | 2005-04-05 | 2011-10-11 | Fujitsu Ten Limited | Receiving apparatus, signal processing circuit, and signal receiving method |
-
1993
- 1993-07-07 JP JP5167983A patent/JP3044977B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| US5818543A (en) * | 1995-09-06 | 1998-10-06 | Premier Wireless, Inc. | Diversity receiver for television |
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