JPH07304356A - シートアンカ装置 - Google Patents

シートアンカ装置

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JPH07304356A
JPH07304356A JP6123063A JP12306394A JPH07304356A JP H07304356 A JPH07304356 A JP H07304356A JP 6123063 A JP6123063 A JP 6123063A JP 12306394 A JP12306394 A JP 12306394A JP H07304356 A JPH07304356 A JP H07304356A
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JP
Japan
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seat
side mounting
mounting plate
seat rail
front side
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JP6123063A
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English (en)
Inventor
Yuichiro Sonoda
裕一郎 園田
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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    • B60N2/24—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles
    • B60N2/42—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles the seat constructed to protect the occupant from the effect of abnormal g-forces, e.g. crash or safety seats
    • B60N2/427—Seats or parts thereof displaced during a crash
    • B60N2/42709—Seats or parts thereof displaced during a crash involving residual deformation or fracture of the structure
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B60N2/4221—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles the seat constructed to protect the occupant from the effect of abnormal g-forces, e.g. crash or safety seats characterised by the direction of the g-forces longitudinal due to impact coming from the front

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  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 クロスメンバーの側面の変形をなくしフロン
ト側取付用プレートの外れを防止すること。 【構成】 クロスメンバー１に固定されたフロント側取
付用プレート11とシートブラケットに固定されたリヤー
側取付用プレートに、シートを取り付けるためのシート
レール４を設けて成るシートアンカ装置であって、上記
フロント側取付用プレート11に、部分的に座屈荷重に対
して弱いくびれ部14を形成する。これにより、シートに
強い衝撃力が働いてブラケットが変位し、シートレール
４が移動しても、シートレール４の移動方向の力によっ
て発生するフロント側取付用プレート11の座屈荷重によ
り、部分的に弱くしているくびれ部14を変形させること
により側部取付部12の変形を防止し、ボルトナット９に
引張力を発生させクロスメンバー１からのフロント側取
付用プレート11の外れを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、車両シートに衝撃力が
働いた時にシートレールの移動を許容し、保安規準を満
たすと共に、クロスメンバーの側面の変形をなくすよう
にして更に保安規準への適合をより確実にした、シート
アンカ装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】車両関係の基準として保安規準がある。
この保安規準の概要は小さな変形および変位があって
も、大きな問題を引き起こすような亀裂や破損があって
はならないというものである。そこで、この保安規準と
の関係でシートアンカ装置の概要を図13を用いて説明す
る。図において、車両の床にクロスメンバー１とブラケ
ット２を固定し、クロスメンバー１に変形可能なフロン
ト側取付用プレート３およびブラケット２に変形可能な
リヤー側取付用プレート（図には現れていない）を固定
し、このフロント側取付用プレート３とリヤー側取付用
プレートにそれぞれシートレール４を取り付けて、衝撃
力に対するシートレール４の移動を許容するようにし、
衝撃力に対する無理な力を緩衝して亀裂や破損の発生を
防止するようにしている。また、このシートレール４に
は更にシート５の位置を調整するための可動レール（図
には現れていない）を装着して、この可動レールにシー
ト５を取り付けるようにしている。
【０００３】また、クロスメンバー１は車両の幅方向に
長いメンバーになっており、ブラケット２は後部座席と
前部座席との間の空間を広くとって、乗員の居住空間を
広くするために、クロスメンバー１のように長くしない
で短くしている。したがって、矢印（イ）方向の力がシ
ート５に働いた時に、クロスメンバー１の変形を少なく
し、ブラケット２の変形を許容するようにして、保安規
準の観点からも配慮されている。
【０００４】図12はクロスメンバー１およびブラケット
２とシートレール４との取り付けを示した図であり、ク
ロスメンバー１の横断面形状はほぼ台形になっている。
そして、フロント側取付用プレート３は台形状のクロス
メンバー１の側面７から天井部８に沿って曲げられてお
り、フロント側取付用プレート３の基端部が側面７にボ
ルトナット９により固定されており、他端側はシートレ
ール４の先端部に固定されている。一方ブラケット２に
はリヤー側取付用プレート10がボルトナット９により固
定されている。６はシートレール４に対して摺動可能に
装着された可動レールである。
【０００５】従来のフロント側取付用プレート３は図14
に示すように、均一な幅Ｗのプレートをクロスメンバー
１の側面７から天井部８に沿って折り曲げた形状になっ
ていた。また、特開平３−224835号公報の第３図には固
定レールの両端に取付部品を固定し、フロント側の取り
付けは必ずしも明確ではないが、車両の床面に取り付け
ているものが開示されている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のフロント側
取付用プレート３は保安規準を満足するものであるが、
均一な幅Ｗのプレートをクロスメンバー１の側面７から
天井部８に沿って折り曲げた形状になっているので、次
のような改良すべき点がある。すなわち、図13に示すよ
うにシート５に矢印（イ）で示す方向に力が働いた場合
に、この力はシートレール４を矢印（イ）方向に移動さ
せる力として働くことになる。
【０００７】このように、シートレール４に力が働い
て、この力が図16に示すようにブラケット２を変形させ
るほどに大きな力である場合に、シートレール４がブラ
ケット２の変位量L1の距離だけずれることになり、図15
に示すようにシートレール４の先端側も同一距離（L1）
だけずれることになる。そして、このシートレール４の
先端側のずれ量をフロント側取付用プレート３を変形さ
せて吸収するようにしている。しかしながら、フロント
側取付用プレート３はシートレール４のずれ方向に対す
る座屈荷重に対して均一な強さであるので、上記ずれ量
がフロント側取付用プレート３の変形量以上になったと
きには、フロント側取付用プレート３に対するシートレ
ール４に働く力はクロスメンバー１の側面７から天井部
８に沿って折り曲げた折り曲げ部３′に集中し、この集
中した力はクロスメンバー１の側面７からフロント側取
付用プレート３を剥離する曲げ力となり、ボルトナット
９に曲げ力として作用し、図15（理解を高めるために極
端な図にしている）に示すように側面７を変形させる虞
がある。
【０００８】また、この原因はブラケット２の変位にあ
ることから、ブラケット２を強固なものにして変形しな
いようにすることも考えられるが、ブラケット２を強固
なものにすると、リヤー側取付用プレート10とシートレ
ール４との結合部やリヤー側取付用プレート10自体に無
理な力が働くことになって破断し、保安規準を満たさな
くなる。したがって、ブラケット２の変形を許容して保
安規準を満たすようにしなければならない。また、特開
平３−224835号公報に開示されているシートアンカ装置
にも同様の問題が内在していることが想定される。
【０００９】本発明はブラケットの変形を許容して保安
規準を満たすと共に、クロスメンバーの側面の変形をな
くすようにして更に保安規準への適合をより確実にした
シートアンカ装置を提供するものである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明に係るシートアンカ装置は、クロスメンバーに
固定されたフロント側取付用プレートとシートブラケッ
トに固定されたリヤー側取付用プレートに、シートを取
り付けるためのシートレールを設けて成るシートアンカ
装置において、前記フロント側取付用プレートに部分的
に座屈荷重に対して弱い部分を形成したことを特徴とす
る。
【００１１】また本発明は、上記フロント側取付用プレ
ートを側部取付部からシートレール取付部に曲げで形成
し、該側部取付部の強度を強くし、シートレール取付部
を弱くしたことを特徴とする。
【００１２】また本発明は、上記フロント側取付用プレ
ートに側部取付部とほぼ同じ幅の曲げ部を形成したこと
を特徴とする。
【００１３】また本発明は、上記フロント側取付用プレ
ートの曲げ部から緩い角度で幅を狭くしてくびれ部を形
成したことを特徴とする。
【００１４】また本発明は、上記フロント側取付用プレ
ートの曲げ部から急な角度で幅を狭くしてくびれ部を形
成したことを特徴とする。
【００１５】また本発明は、上記フロント側取付用プレ
ートの側部取付部に当て板を設けたことを特徴とする。
【００１６】
【作用】本発明はこのように構成したので次の通りの作
用がある。すなわち、クロスメンバーに固定されたフロ
ント側取付用プレートとシートブラケットに固定された
リヤー側取付用プレートに、シートを取り付けるための
シートレールを設けて成るシートアンカ装置のフロント
側取付用プレートに、部分的に座屈荷重に対して弱い部
分を形成したので、シートに強い衝撃力が働いてブラケ
ットが変位し、シートレールが移動しても、シートレー
ルの移動方向の力によって発生するフロント側取付用プ
レートの座屈荷重により、部分的に弱くしている部分が
変形し、クロスメンバーに固定されているフロント側取
付プレートに無理な力がかかるのを防止することが可能
となる。
【００１７】また本発明は、上記フロント側取付用プレ
ートを側部取付部からシートレール取付部に曲げで形成
し、該側部取付部の強度を強くし、シートレール取付部
を弱くしたので、上記シートレールの移動方向の力によ
って発生するフロント側取付用プレートの座屈荷重によ
り、シートレール取付部を変形させ側部取付部の変形を
なくして、側部取付部に無理な力をかけないようにする
ことが可能となる。
【００１８】また本発明は、上記フロント側取付用プレ
ートに側部取付部とほぼ同じ幅の曲げ部を形成したの
で、上記シートレールの移動方向の力によって発生す
る、フロント側取付用プレートの座屈荷重によって変形
させられるシートレール取付部の変形に対して、曲げ部
は側部取付部の補強の役目を果たし、側部取付部に無理
な力をかけないようにすることが可能となる。
【００１９】また本発明は、上記フロント側取付用プレ
ートの曲げ部から緩い角度で幅を狭くしてくびれ部を形
成したので、上記シートレールの移動方向の力によって
発生する、フロント側取付用プレートの座屈荷重によっ
てシートレール取付部が変形しても、側部取付部の補強
の役目を果たしている曲げ部における集中応力を軽減し
てシートレール取付部の破断を防止し、側部取付部に無
理な力をかけないようにすることが可能となる。
【００２０】また本発明は、上記フロント側取付用プレ
ートの曲げ部から急な角度で幅を狭くしてくびれ部を形
成したので、上記シートレールの移動方向の力によって
発生する、フロント側取付用プレートの座屈荷重によっ
て変形させられるシートレール取付部の変形に対して、
曲げ部による側部取付部の補強の効果を高め、側部取付
部に無理な力をかけないようにすることが可能となる。
【００２１】そして本発明は、上記フロント側取付用プ
レートの側部取付部に当て板を設けたので、座屈荷重に
対する強度を弱くした部分（くびれ部）と側部取付部と
の間の強度差を大きくし、曲げ部の補強効果を更に高め
て座屈荷重に対する強度を弱くした部分（くびれ部）の
変形を確実に行わせ、側部取付部に無理な力をかけない
ようにすることが可能となる。
【００２２】
【実施例】以下本発明の一実施例について説明する。図
１および図２はフロント側取付用プレート11を示す斜視
図であり、図１に示すフロント側取付用プレート11は図
12で既に説明したように、クロスメンバー１の側部７か
ら天井部８に沿って曲げられた側部取付部12からシート
レール取付部15にかけて曲げられた形状になっている。
そして、幅W1の側部取付部12から長さＬの同一幅W1に曲
げ部13が形成されており、この曲げ部13から緩やかな角
度で幅W2のくびれ部14を形成し、このくびれ部14から緩
やかな角度で幅W1のシートレール取付部15を形成してい
る。
【００２３】この図１に示したフロント側取付用プレー
ト11において、矢印方向の力F1によりシートレール取付
部15に発生する座屈荷重に対して、くびれ部14を局部的
に弱くしたものである。そして、曲げ部13から緩やかな
角度で幅W2のくびれ部14を形成していることから、座屈
荷重F1がシートレール取付部15に働いた時の変形は、図
３に示すように曲げ部13をある程度起こすようにしてく
びれ部14が大きく変形し、ボルトナット９に対しては座
屈荷重F1の分力として引っ張り力Fbが働くようにしてい
る。
【００２４】また、図２に示すフロント側取付用プレー
ト11において、図１に示したフロント側取付用プレート
11と異なる点は、図１に示したフロント側取付用プレー
ト11のくびれ部14が曲げ部13から緩やかな角度で幅W2の
くびれ部14を形成しているのに対して、曲げ部13から急
角度部17を設けてくびれ部16を形成している。
【００２５】そして、このように曲げ部13から急角度部
17で幅W2のくびれ部14を形成していることから、座屈荷
重F1がシートレール取付部15に働いた時の変形は、図４
に示すように曲げ部13を変形させないようにしてくびれ
部14のみを大きく変形させ、ボルトナット９に対しては
座屈荷重F1の分力として、ボルトナット９の軸方向の
力、すなわち引っ張り力Fbが働くようにしている。
【００２６】また、図１および図２に示したフロント側
取付用プレート11において、幅W1長さＬの曲げ部13は座
屈荷重F1によってくびれ部14および16の変形に対して側
部取付部12の変形を防止する補強の役目を果たしてい
る。また、図８に示すように曲げ部13を形成した当て板
18を設け、側部取付部12の補強をするようにしてもよ
い。このように、当て板18を用いることにより、側部取
付部12の強度とくびれ部14および16との間の強度差が大
きくなり、側部取付部12を変形させないでくびれ部14お
よび16を積極的に変形させる点で更に有利なものとな
る。また、この当て板18を用いる場合にはくびれ部14お
よび16を設けなくても、側部取付部12とシートレール取
付部15との間に強度差が得られるので、側部取付部12を
変形させないでシートレール取付部15を変形させること
ができる。
【００２７】上記図１、図２および図８に示す実施例は
いずれも、座屈荷重F1がシートレール取付部15にかかっ
た場合に、側部取付部12の変形をなくすことによって、
ボルトナット９には軸方向の引っ張り力がかかるように
したものであるが、図10に示す実施例はフロント側取付
用プレート11の変形量を十分に大きくして、ボルトナッ
ト９にかかる力を小さくしたものである。
【００２８】すなわち、この実施例はクロスメンバー１
の側部７から天井部８にかけての曲がり部においてもく
びれ部16′になっており、前記実施例のように曲げ部13
に相当する部分を形成せずに、くびれ部16′の長さを長
くすると共に、図11に示すようにボルトナット９の位置
Ｈを高くして、ボルトナット９にかかる曲げモーメント
を小さくし、フロント側取付用プレート13の変形量を大
きくして、ボルトナット９にかかる力を小さくするよう
になっている。
【００２９】図１、図２、図８および図10に示す実施例
において図示省略されているが、図５から図７に示すよ
うに、フロント側取付用プレート11とクロスメンバー１
の天井部８との間の高さを位置決するためにプレス加工
により突起19を設け、これまでの位置決用リベットを省
略し、組付部品点数を少なくしている。上記フロント側
取付用プレート11の材質は局部的に曲げられても破断し
ない材質、例えばSS41などが使用される。
【００３０】以下、上記実施例の作用について説明す
る。図５に示すようにクロスメンバー１に固定されたフ
ロント側取付用プレート11と、シートブラケット２（図
12参照）に固定されたリヤー側取付用プレート10に、シ
ート５（図13参照）を取り付けるためのシートレール４
を設けて成るシートアンカ装置のフロント側取付用プレ
ート11に、例えばくびれ部14や16を形成したりあるいは
図８に示す当て板18を使用して、部分的に座屈荷重F1に
対して弱い部分を形成したので、シート５に強い衝撃力
が働いてブラケット２が図16に示すように変位し、シー
トレール４が移動しても、シートレール４の移動方向の
力によって発生するフロント側取付用プレート11の座屈
荷重F1により、部分的に弱くしている部分が変形し、ク
ロスメンバー１に固定されている側部取付部12に無理な
力がかかるのを防止することが可能となる。
【００３１】このように側部取付部12に無理な力をかけ
ないようにして、側部取付部12の変形を起こさないよう
にしたので、その力のバランスは図５に示すように、上
記座屈荷重F1に対してボルトナット９には軸方向の引っ
張り力Fbが働くようになって、図15に示すような側部７
の変形を防止することが可能となり、側部７からのフロ
ント側取付用プレート11の外れが防止され、かつ、上向
きの力F2によりフロント側取付用プレート11の座屈に弱
い部分を積極的に曲げることが可能となる。
【００３２】そして、図１および図２に示すように、フ
ロント側取付用プレート11を側部取付部12からシートレ
ール取付部15に曲げで形成し、側部取付部12の強度を強
くし、シートレール取付部15側を弱くしたので、上記シ
ートレール４の移動方向の力によって発生するフロント
側取付用プレート11の座屈荷重F1により、シートレール
取付部15が変形し側部取付部12の変形をなくして、側部
取付部12に無理な力をかけないようにすることが可能と
なる。このように側部取付部12に無理な力をかけないよ
うにしたので、上記説明の通りボルトナット９には軸方
向の引っ張り力Fbが働くようになって、図15に示すよう
な側部７の変形を防止することが可能となり、側部７か
らのフロント側取付用プレート11の外れが防止され、か
つ、上向きの力F2によりシートレール取付部15を積極的
に曲げることが可能となる。
【００３３】そして、フロント側取付用プレート11に側
部取付部12とほぼ同じ幅の曲げ部13を形成したので、シ
ートレール４の移動方向の力によって発生する、フロン
ト側取付用プレート11の座屈荷重F1によって変形させら
れるシートレール取付部15の変形に対して、曲げ部13は
側部取付部12の補強の役目を果たし、側部取付部12に無
理な力をかけないようにして、その変形を防止すること
が可能となる。このように側部取付部12に無理な力をか
けないようにして、変形を防止することにより、上記と
同じ作用を得ることが可能となる。
【００３４】そして図１に示すように、幅W1のフロント
側取付用プレート11の曲げ部13から緩い角度で幅W2に狭
くしてくびれ部14を形成したので、図９に示すように上
記シートレール４の移動方向の力によって発生する、フ
ロント側取付用プレート11の座屈荷重F1によってシート
レール取付部15が変形した時に曲げ部13が起こされるよ
うに変形し、側部取付部12の補強の役目を果たしている
曲げ部13における集中応力を軽減してシートレール取付
部15の破断を防止し、側部取付部12に無理な力をかけな
いようにして、その変形を防止することにより上記と同
じ作用を得ることが可能となる。
【００３５】また図２に示すように、幅W1のフロント側
取付用プレート11の曲げ部13から急な角度部17で幅W2に
狭くしてくびれ部16を形成したので、上記シートレール
４の移動方向の力によって発生する、フロント側取付用
プレート11の座屈荷重F1によって変形させられるシート
レール取付部15の変形に対して、曲げ部13による側部取
付部12の補強の効果を高めることができ、側部取付部12
に無理な力をかけないようにして、その変形を防止し上
記と同じ作用を得ることが可能となる。
【００３６】そして図８に示すように、フロント側取付
用プレート11の側部取付部12に当て板18を設けたので、
座屈荷重F1に対する強度を弱くした部分（くびれ部14、
16）と側部取付部12との間の強度差を大きくし、曲げ部
13の補強効果を更に高めて座屈荷重F1に対する強度を弱
くした部分（くびれ部14、16）の変形を確実に行わせ、
側部取付部12に無理な力をかけないようにして、その変
形を確実に防止し上記と同じようにボルトナット９には
軸方向の引っ張り力Fbが働くようになって、図15に示す
ような側部７の変形を防止することが可能となり、側部
７からのフロント側取付用プレート11の外れが防止さ
れ、かつ、上向きの力F2によりシートレール取付部15を
積極的に曲げることが可能となる。
【００３７】次に図10に示す実施例はクロスメンバー１
の側部７から天井部８にかけての曲げ部においても、く
びれ部16′で形成し、側部取付部12の天井部８からの取
付位置をＨを高くしているので、くびれ部16′の長さを
十分に長くすることができ、シートレール４の移動量を
十分に吸収することが可能となり、かつ、側部取付部12
の取付高さＨを高くしてくびれ部16′の変形によって発
生する曲げモーメントと小さくし、ボルトナット９に働
く力を小さくすることが可能となる。これにより、側部
７からのフロント側取付用プレート11の外れを防止する
ことが可能となる。
【００３８】
【発明の効果】以上詳述した通り本発明によれば、クロ
スメンバーに固定されたフロント側取付用プレートとシ
ートブラケットに固定されたリヤー側取付用プレート
に、シートを取り付けるためのシートレールを設けて成
るシートアンカ装置のフロント側取付用プレートに、部
分的に座屈荷重に対して弱い部分を形成したので、シー
トに強い衝撃力が働いてブラケットが変位し、シートレ
ールが移動しても、シートレールの移動方向の力によっ
て発生するフロント側取付用プレートの座屈荷重によ
り、部分的に弱くしている部分が変形し、クロスメンバ
ーに固定されているフロント側取付プレートに無理な力
がかかるのを防止し、クロスメンバーからのフロント側
取付用プレートの外れがなくなり、かつ、ブラケットの
変形を許容し保安規準に対して更に確実に適合させるこ
とができる。
【００３９】また、上記フロント側取付用プレートを側
部取付部からシートレール取付部に曲げで形成し、該側
部取付部の強度を強くし、シートレール取付部を弱くし
たので、上記シートレールの移動方向の力によって発生
するフロント側取付用プレートの座屈荷重により、シー
トレール取付部を変形させ側部取付部の変形をなくし
て、側部取付部に無理な力をかけないようにし、クロス
メンバーからのフロント側取付用プレートの外れがなく
なり、かつ、ブラケットの変形を許容し保安規準に対し
て更に確実に適合させることができる。
【００４０】また、上記フロント側取付用プレートに側
部取付部とほぼ同じ幅の曲げ部を形成したので、上記シ
ートレールの移動方向の力によって発生する、フロント
側取付用プレートの座屈荷重によって変形させられるシ
ートレール取付部の変形に対して、曲げ部は側部取付部
の補強の役目を果たし、側部取付部に無理な力をかけな
いようにし、クロスメンバーからのフロント側取付用プ
レートの外れがなくなり、かつ、ブラケットの変形を許
容し保安規準に対して更に確実に適合させることができ
る。
【００４１】また、上記フロント側取付用プレートの曲
げ部から緩い角度で幅を狭くしてくびれ部を形成したの
で、上記シートレールの移動方向の力によって発生す
る、フロント側取付用プレートの座屈荷重によってシー
トレール取付部が変形しても、側部取付部の補強の役目
を果たしている曲げ部における集中応力を軽減してシー
トレール取付部の破断を防止し、側部取付部に無理な力
をかけないようにし、クロスメンバーからのフロント側
取付用プレートの外れがなくなり、かつ、ブラケットの
変形を許容し保安規準に対して更に確実に適合させるこ
とができる。
【００４２】また、上記フロント側取付用プレートの曲
げ部から急な角度で幅を狭くしてくびれ部を形成したの
で、上記シートレールの移動方向の力によって発生す
る、フロント側取付用プレートの座屈荷重によって変形
させられるシートレール取付部の変形に対して、曲げ部
による側部取付部の補強の効果を高め、側部取付部に無
理な力をかけないようにし、クロスメンバーからのフロ
ント側取付用プレートの外れがなくなり、かつ、ブラケ
ットの変形を許容し保安規準に対して更に確実に適合さ
せることができる。
【００４３】そしてまた、上記フロント側取付用プレー
トの側部取付部に当て板を設けたので、座屈荷重に対す
る強度を弱くした部分（くびれ部）と側部取付部との間
の強度差を大きくし、曲げ部の補強効果を更に高めて座
屈荷重に対する強度を弱くした部分（くびれ部）の変形
を確実に行わせ、側部取付部に無理な力をかけないよう
にし、クロスメンバーからのフロント側取付用プレート
の外れがなくなり、かつ、ブラケットの変形を許容し保
安規準に対して更に確実に適合させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明にかかるフロント側取付用プレートの斜
視図である。
【図２】本発明にかかる他のフロント側取付用プレート
の斜視図である。
【図３】図１におけるフロント側取付用プレートの変形
状態を示した図である。
【図４】図２におけるフロント側取付用プレートの変形
状態を示した図である。
【図５】図１におけるフロント側取付用プレートをクロ
スメンバーに取りつけた状態を示す側面図である。
【図６】図５の正面図である。
【図７】図５の斜視図である。
【図８】当て板を使用した本発明の実施例の側面図であ
る。
【図９】図１におけるフロント側取付用プレートの変形
状態を示す側面図である。
【図１０】本発明の他の実施例を示す斜視図である。
【図１１】図10の実施例の変形状態を示す側面図であ
る。
【図１２】シートアンカ装置の要部を示した説明用図で
ある。
【図１３】シートアンカ装置とシートとの関係を斜視図
で示した説明用図である。
【図１４】従来のフロント側取付用プレートを示す斜視
図である。
【図１５】図14におけるフロント側取付用プレートの変
形状態を示す側面図である。
【図１６】図12におけるブラケットの変位状態を示す側
面図である。
【符合の説明】
１ クロスメンバー ２ ブラケット ４ シートレール ５ シート ６ 可動レール ７ 側部 ９ ボルトナット 10 リヤー側取付用プレート 11 フロント側取付用プレート 12 側部取付部 13 曲げ部 14 くびれ部 15 シートレール取付部 16 くびれ部 18 当て板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 クロスメンバーに固定されたフロント側
    取付用プレートとシートブラケットに固定されたリヤー
    側取付用プレートに、シートを取り付けるためのシート
    レールを設けて成るシートアンカ装置において、前記フ
    ロント側取付用プレートに部分的に座屈荷重に対して弱
    い部分を形成したことを特徴とするシートアンカ装置。
  2. 【請求項２】 フロント側取付用プレートを側部取付部
    からシートレール取付部にかけて曲げ、該側部取付部の
    強度を強くし、シートレール取付部を弱くしたことを特
    徴とする請求項１記載のシートアンカ装置。
  3. 【請求項３】 側部取付部とほぼ同じ幅の曲げ部を形成
    したことを特徴とする請求項２記載のシートアンカ装
    置。
  4. 【請求項４】 曲げ部から緩い角度で幅を狭くしてくび
    れ部を形成したことを特徴とする請求項３記載のシート
    アンカ装置。
  5. 【請求項５】 曲げ部から急な角度で幅を狭くしてくび
    れ部を形成したことを特徴とする請求項３記載のシート
    アンカ装置。
  6. 【請求項６】 側部取付部に当て板を設けたことを特徴
    とする請求項２〜５記載のシートアンカ装置。
JP6123063A 1994-05-12 1994-05-12 シートアンカ装置 Pending JPH07304356A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008149889A (ja) * 2006-12-18 2008-07-03 Shiroki Corp シート
US7731281B2 (en) 2006-05-22 2010-06-08 Honda Motor Co., Ltd. Vehicle seat
KR101305952B1 (ko) * 2007-12-12 2013-09-12 기아자동차주식회사 자동차용 시트 트랙의 후방 트랙 풋
JP2014084021A (ja) * 2012-10-25 2014-05-12 Toyota Boshoku Corp 車両用シート

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